JP5841745B2 - 車両用成形天井材 - Google Patents
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Description
この実施形態1は、本発明を車両の成形天井に適用したものであり、図1は、本発明の実施形態に係る成形天井の平面図であり、成形天井に対して第2ガラス繊維補強層の重ね状態を説明するための図を示す。図1中、下側が車両のフロント側であり、上側が車両のリヤ側である。図2は、図1の実施形態に使用する成形天井材の積層状態を説明する図である。
図5に実施形態2を示す。なお、実施形態1と同じ部分は同じ符号とし、実施形態1と異なる部分のみ説明する。図5に示すように、車両用成形天井材1は積層体からなり、発泡ウレタンからなる基材層11の裏面側には、ガラスペーパーからなる第2ガラス繊維補強層14と、その外側に裏面層15とが積層され、基材層11の表皮側には、ガラスマットからなる第1ガラス繊維補強層12と、更にその外側に表皮層13とが積層され、ガラスペーパーからなる第2ガラス繊維補強層14と裏面層15との間に樹脂フィルム16が介在している構造である。この実施形態2の製造方法については、基本的に実施形態1と同じであり、説明を省略する。
実施例1では、芯材として密度が0.022g/m3の連続気泡を有する熱成形可能な硬質ウレタンフォームシート(1200mm×1600mm×厚さ6.5mm)を用意する。表皮材は目付;70g/m2の不織布、裏面材は不織布とPP(ポリプロピレン)フィルムとの通常のラミネート製裏面材(目付;30g/m2)を用意する。第1ガラス繊維補強層のガラスマットは、12μmの直径からなるガラスフィラメントを70本程度で束ねて、収束剤を使って1.0mm前後の繊維束とし、これを50mm程度の長さに切断してチョップドストランドを製造し、マット状にばら撒いて、接着剤を使って、目付量;100g/m2のマット形状に形成した第1ガラス繊維補強材シートを用意する。第2ガラス繊維補強層用のガラスペーパーとしてフィラメント径;11μmで長さ;25mmを使い、シラン系処理剤(シランにイソシアネートを8:2でエマルジョンした処理剤)を使用して目付量;27g/m2で製作したガラス繊維補強材シートを用意する。この第2ガラス繊維補強層用のガラスペーパーは、中央ガラス繊維補強層、両方の側面ガラス繊維補強層の3つのガラス繊維補強層により形成され、該中央ガラス繊維補強層の側面部と該両側面ガラス繊維補強層の側面部とが一部で重なった重ね部分で形成されている。この時の重ね部分は、それぞれ全幅の4%に設定した。どちらのガラス繊維補強材シートにもイソシアネート系接着剤を15g/m2の目付けで塗布する。
実施例2では、実施例1と異なる点は、第2ガラス繊維補強材シートと裏面材との間に、厚さ25μmのPP樹脂のフィルムを介在させた。
実施例3では、実施例1に対してガラスペーパーとして、フィラメント長さ;35mmを使い、第2ガラス繊維補強層の目付量;45g/m2で製作したガラスペーパーを用意する。実施例1と同様な方法で、成形天井を成形した。
実施例4では、実施例2と異なる点は、第1ガラス繊維補強層用シートの目付量:150g/m2で製作したガラスマットを用意した点である。
比較例1は、実施例1との対比が判るように、第1ガラス繊維補強層及び第2ガラス繊維補強層に、どちらにも実施例1と同じ素材のガラスペーパーを使用するが、実施例1と異なる点はどちらも1枚のシートを用いた点である。実施例1と同様な成形天井を成形した。なお、基材の密度は、0.03g/m3とした。
比較例2は、実施例1との対比が判るように、実施例1の第1ガラス繊維補強層と第2ガラス繊維補強層とを入れ替えて、第1ガラス繊維補強層としてガラスペーパーを用い、第2ガラス繊維補強層としてガラスマットを使用した点であり、どちらのガラス繊維補強層も1枚のシートとした。なお、基材の密度は、0.03g/m3とした。
比較例3は、第1ガラス繊維補強層と第2ガラス繊維補強層ともに、実施例1のガラスマットを使用したものであり、その目付量;100g/m2であり、基材の密度は、0.03g/m3とした。どちらのガラス繊維補強層も1枚のシートとした。
比較例4は、比較例3に対して、表皮側ガラスマットの目付量;100g/m2、裏面側のガラスマットの目付量;230g/m2として、折曲強度を高めたものである。どちらのガラス繊維補強層も1枚のシートとした。
11 基材層
12 第1ガラス繊維補強層
13 表皮層
14 第2ガラス繊維補強層
14a 中央ガラス繊維補強層
14b 側面ガラス繊維補強層
14c 重ね部分
15 裏面層
21 下型(成形型)
21a 成形面
22 上型(成形型)
Claims (7)
- 硬質ウレタン発泡体からなる基材層と、該基材層の両側にそれぞれ接合された第1ガラス繊維補強層及び第2ガラス繊維補強層と、該第1ガラス繊維補強層の外側に接合された表皮層と、該第2ガラス繊維補強層の外側に接合された裏面層とを備える積層体からなり、
略矩形状の天井本体部と、その両側面に設けられ、該天井本体部から折れ曲がって一体に形成された略矩形状の側面部とを備え、該天井本体部と該両側面部とで断面略台形に形成されている車両用成形天井材において、
該第1ガラス繊維補強層及び該第2ガラス繊維補強層の少なくとも一方のガラス繊維補強層が、該天井本体部に対応する中央ガラス繊維補強層と、該両側面部にそれぞれ対応する両方の側面ガラス繊維補強層との別々の3つのガラス繊維補強層により形成され、
3つのガラス繊維補強層の互いの境界部分である該中央ガラス繊維補強層の両側の側面部と両方の該側面ガラス繊維補強層の側面部とが、成形時にズレを生じるように一部で重なった重ね部分で形成され、該重ね部分それぞれが、該中央ガラス繊維補強層と両方の該側面ガラス繊維補強層とを合わせた合計幅に対して2〜6%であることを特徴とする車両用成形天井材。 - 請求項1に記載の車両用成形天井材において、
該中央ガラス繊維補強層が、該中央ガラス繊維補強層と両方の該側面ガラス繊維補強層とを合わせた合計幅に対して70〜85%を有し、両方の該側面ガラス繊維補強層が、それぞれ上記合計幅の20〜10%を有することを特徴とする車両用成形天井材。 - 請求項1または2に記載の車両用成形天井材において、
該中央ガラス繊維補強層と該両側面ガラス繊維補強層との該重ね部分では、該中央ガラス繊維補強層が表皮層側になり、両方の該側面ガラス繊維補強層が裏面層側になって重なって設けられていることを特徴とする車両用成形天井材。 - 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用成形天井材において、
該第2ガラス繊維補強層が、ガラスマット、ガラスペーパー、ガラスネット、ガラスペーパーと不織布の積層体、ガラスネットと不織布の積層体から選ばれた少なくとも1種の素材からなり、該素材がウレタン系接着剤で該基材層に接着されていることを特徴とする車両用成形天井材。 - 請求項4に記載の車両用成形天井材において、
該中央ガラス繊維補強層と該両側面ガラス繊維補強層とは、異なる素材からなることを特徴とする車両用成形天井材。 - 請求項4に記載の車両用成形天井材において、
該中央ガラス繊維補強層と該両側面ガラス繊維補強層とは、同じ素材であり、且つ目付量或いは厚さが異なることを特徴とする車両用成形天井材。 - 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用成形天井材を製造する車両用成形天井材の製造方法であって、
一方の成形型の成形面に裏面材を設置し、
その上に第2ガラス繊維補強層になる中央ガラス繊維補強材と両方の側面ガラス繊維補強
材とを一部重ねた状態で成形面に沿わせて設置し、
さらにその上に基材層になる芯材、第1ガラス繊維補強層になるガラス繊維補強材及び表皮材を設置し、
他方の成形型を一方の成形型に合わせて加圧し、車両用成形天井材を成形することを特徴とする車両用成形天井材の製造方法。
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