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JP5842604B2 - インク供給装置及び画像記録装置 - Google Patents
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JP5842604B2 - インク供給装置及び画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジ装着部にインクカートリッジが着脱されるインク供給装置、及び当該インク供給装置を備えた画像記録装置に関する。
従来、いわゆるチューブ供給方式の画像記録装置では、インクカートリッジが、記録ヘッドを搭載するキャリッジの外部に配置されており、このインクカートリッジと記録ヘッドとがチューブを介して接続されている。このインクカートリッジは、例えば、装置本体の正面に開口を有するカートリッジ装着部に対して、開口を介して水平方向へ装着される(特許文献1参照)。このカートリッジ装着部は、インクカートリッジを着脱可能に収容する。カートリッジ装着部にインクカートリッジが装着されると、インクカートリッジから記録ヘッドに至るインク通路が形成される。このインク通路を通じてインクカートリッジから記録ヘッドにインクが供給される。
インクカートリッジに貯留されたインクを外部へ流出させるために、カートリッジ装着部にはインクニードルと称される中空針などが設けられている。インクニードルがインクカートリッジに挿入されることによって、インクカートリッジに貯留されたインクがインクニードルを通じて外部へ流出可能となる。インクニードルには、インクチューブが接続されており、このインクチューブが記録ヘッドまで延出されて、インクカートリッジから記録ヘッドへインクが供給される。
特開2009−132098号公報
インクニードルと記録ヘッドとは、その配置が重力方向や水平方向に対して異なり、また、記録ヘッドはキャリッジに搭載されて往復動されるので、インクチューブは、配置に合わせて適宜湾曲されており、また、キャリッジの往復動に追従するようにも湾曲されている。しかしながら、例えば、装置の小型化や薄型化の要請を満たすために、インクチューブを小さな曲げ半径で湾曲させて、インクチューブを延出するためのスペースを小さくすると、インクチューブに過度の負荷が生じて、インクチューブの劣化が生じやすくなる。
また、湾曲されたインクチューブからの反力が、キャリッジの往復動に対して不均一に作用しないように、すなわちキャリッジの姿勢が不安定にならないようにするためには、複数のインクチューブの長さが不均一になる配置も生じ得る。インクチューブの長さが不均一になると、各インクチューブにおける流路抵抗も不均一となり、例えば、パージなどのメンテナンスにおいて、各インクチューブに流れるインクの速度が異なる。そのため、最も遅い流速のインクチューブに合わせてパージに要する時間を設定することとなり、他のインクチューブにおいてはパージに必要な量以上にインクが流れることとなる。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、複数のインク流路における流路抵抗を均等にすることができる手段を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、インクチューブに過度の負荷が生じさせることなく、インクカートリッジから記録ヘッドまでインクを流通させることが可能な手段を提供することにある。
本発明は、カートリッジ装着部に複数のインクカートリッジが着脱されるインク供給装置に関する。上記カートリッジ装着部は、上記インクカートリッジの各インク供給口にそれぞれ挿入される接続管と、上記各接続管とそれぞれ連通しており、同じ向きの面側が開口されたインク流路と、上記各インク流路とそれぞれ連通しており、可撓性のインクチューブがそれぞれ接続されるジョイントと、を具備する。上記各接続管、各インク流路、各ジョイントが1つの樹脂成形体であり、上記開口は、上記インク流路に対する表面性が同じフィルムによって閉塞されている。
本発明によれば、接続管からインク流路を介してジョイントまでが1つの樹脂成形体により形成されており、インク流路の開口が上記インク流路に対する表面性が同じフィルムによって閉塞されているので、インク流路における表面性が均等となり、流路抵抗を均等にすることが容易である。また、各インク流路が1つの樹脂成形体により形成されているので、可撓性のインクチューブによらずにインク流路を所望の向きへ変化させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るインク供給装置100を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、インクカートリッジ30の構成を示す斜視図である。 図3は、インクカートリッジ30が装着された状態のカートリッジ装着部110の開口112側の構成を示す斜視図である。 図4は、インクカートリッジ30が装着されていない状態のカートリッジ装着部110の開口112側の構成を示す斜視図である。 図5は、カートリッジ装着部110の開口112と反対側の構成を示す斜視図である。 図6(A)は、樹脂成形体73の正面図であり、図6(B)は、図6(A)のA−A断面図である。 図7は、樹脂成形体73の背面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、本発明に係る画像記録装置の一例である。記録用紙は、本発明に係る被記録媒体の一例である。プリンタ10は、インク供給装置100と、記録部27とを備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。
カートリッジ装着部110には、少なくとも一つのインクカートリッジ30が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面が外部に開放された開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。
インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能なインクが貯留されている。カートリッジ装着部110に装着された状態において、インクカートリッジ30と記録部27とがインクチューブ20によって接続される。詳細には、インクチューブ20は、記録部27に設けられた記録ヘッド21と接続される。記録ヘッド21は、本発明に係るヘッドに相当する。
記録部27は、主として、キャリッジ34と、キャリッジ34に搭載された記録ヘッド21とで構成されている。キャリッジ34は、往復移動可能に構成されている。
キャリッジ34は、例えば、プリンタ10の内部に設けられたフレーム(不図示)に取り付けられた2本のガイドレール(不図示)によって支持されている。2本のガイドレールは、後述する搬送路24における記録用紙の搬送方向と直交し且つ記録用紙の記録面と平行な方向に延設されている。2本のガイドレールは、搬送方向に所定間隔をあけて配置されている。キャリッジ34は、2本のガイドレールを跨ぐようにして配置されている。これにより、キャリッジ34は、2本のガイドレール上を、ガイドレールの延設方向に沿って摺動可能である。ガイドレールの上面に、ベルト駆動機構(不図示)が配設されている。ベルト駆動機構を構成するベルト(不図示)は、キャリッジ34と連結されている。キャリッジ駆動用のモータ(不図示)からベルト駆動機構に駆動力が伝達されることにより、キャリッジ34はガイドレールの延設方向に沿って摺動される。
記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。サブタンク28から供給されたインクが、記録ヘッド21のノズル29から選択的に吐出される。
給紙トレイ15に載置された記録用紙は、給紙ローラ23によって搬送路24へ送給される。搬送路24へ送給された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26に対向して配置されている。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、画像が記録用紙に記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インクカートリッジ30]
図1及び図2に示されるように、インクカートリッジ30はインクを貯留する容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留するインク室36である。
インクカートリッジ30は、図2に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して矢印50で示される方向(以下「挿抜方向50」と称する。)に沿って挿抜される。すなわち、インクカートリッジ30は、挿抜方向50に沿ってカートリッジ装着部110に挿入され、また、挿抜方向50に沿ってカートリッジ装着部110から抜き出される。インクカートリッジ30は、起立状態のままカートリッジ装着部110に挿抜される。図2における高さ方向(上下方向)52が、重力方向に相当する。
インクカートリッジ30は、略直方体形状の本体31を有する。本体31は、幅方向51に小さく、高さ方向52と奥行き方向53が幅方向51よりも大きい扁平形状である。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着されるときに前方側となる本体31の壁が前壁40であり、後方側となる本体31の壁が後壁42である。前壁40と後壁42とは、挿抜方向50(インクカートリッジ30の長手方向)において対向している。なお、挿抜方向50は奥行き方向53と平行である。
本体31の前壁40における高さ方向52の中央付近には、残量検知部33が設けられている。残量検知部33は、インク室36内のインクの残量が所定量以上であるか否かを検知するものである。なお、残量検知部33は本発明と直接関係がないため、ここでは、残量検知部33についての詳細な説明は省略される。
図2に示されるように、本体31の前壁40における残量検知部33の下側に、インク供給部37が設けられている。このインク供給部37には、インク室36を形成している壁の一部を奥行き方向53へ貫通する孔を有する第1インク流路38が設けられている。そして、この第1インク流路38を囲うように、前壁40から奥行き方向53に沿って外側へ突出する円筒状の外径のインク供給部37が設けられている。第1インク流路38は、インク供給部37の中心部において奥行き方向53に沿って延びている。第1インク流路38を通ってインク室36から、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122(図4参照)へインクが流出される。インク供給部37は、本発明に係るインク供給口に相当する。
本体31の下壁41には、奥行き方向53に渡って延びる被ガイド部44が設けられている。被ガイド部44は、下壁41から下方へ突出されたリブ又は突片によって構成されている。被ガイド部44は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿抜される際に、後述されるガイド溝115に挿入されて移動されるものである。
本体31の上壁39には、奥行き方向53に渡って延びる被ガイド部49が設けられている。被ガイド部49は、上壁39から上方へ突出されたリブ又は突片によって構成されている。被ガイド部49は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿抜される際に、後述されるガイド溝115(図4参照)に挿入されて移動されるものである。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、インクカートリッジ30から記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。なお、図1及び図3においては、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態が示されている。
[カートリッジ装着部110]
図1及び図4に示されるように、カートリッジ装着部110の筐体を形成するケース101は、プリンタ10の正面側に開口112を有する。開口112を通じてケース101へインクカートリッジ30が挿抜される。インクカートリッジ30は、ケース101の内部空間の天面に設けられたガイド溝115に被ガイド部49が挿入され、且つ、ケース101のl内部空間の底面に設けられたガイド溝115に被ガイド部44が挿入されることによって挿抜方向50へ案内される。ケース101には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。なお、各図には、ケース101の内部空間の天面側にのみガイド溝115が現れているが、内部空間の底面側にも同様のガイド溝115が形成されている。
図4に示されるように、ケース101には、内部空間を縦方向(上下方向)に長い各インク色に対応した4つの空間に仕切り分ける3つのプレート102が設けられている。このプレート102によって仕切り分けられた各空間それぞれにインクカートリッジ30が収容される。プレート102は、ケース101において開口112と反対側となる終端側に設けられている。
ケース101の終面の下部に接続部103が設けられている。接続部103は、終面の高さ方向52における下側に、ケース101に装着された各インクカートリッジ30のインク供給部37に対応する位置に、各インク色毎にそれぞれ配置されている。本実施形態では、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つの接続部103が設けられている。
図4及び図6に示されるように、各接続部103は、インクニードル122と、保持部121とを有する。インクニードルは、本発明に係る接続管に相当する。インクニードル122及び保持部121は、後述する樹脂成形体73の一部を構成する。
インクニードル122は、管状の樹脂針からなる。図5に示されるように、インクニードル122は、ケース101の開口112と反対側の外側面側(ケース101の終面の裏側)で第2インク流路19に接続されている。第2インク流路19は、本発明に係るインク流路に相当する。なお、第2インク流路19については後述される。各インクニードル122から開口112と反対側へ引き出された各第2インク流路19は、上方へ引き上げられたのち、後述するジョイント70においてインクチューブ20と接続される。インクチューブ20は、記録部27の記録ヘッド21へインクを流通可能に延出されている。なお、インクチューブ20は、可撓性を有しており、記録ヘッド21を搭載したキャリッジ34の移動に伴って撓む。
図4及び図6に示されるように、保持部121は、凹陥状(円筒状)に形成されている。保持部121の中心部にインクニードル122が配置されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インク供給部37が保持部121の凹陥部に挿入される。このとき、インク供給部37の外周面と保持部121の凹陥部の内面とが密着した状態、或いはインク供給部37の外周面と保持部121の凹陥部の内面とに隙間を介した状態で、インクニードル122がインク供給部37のインク流路38に挿入される。これにより、インク室36に貯留されているインクが外部へ流出可能となる。インク室36から流出されたインクは、インクニードル122へ流入する。
[樹脂成形体73]
図5に示されるように、カートリッジ装着部110において、ケース101の開口112と反対側の外側面側(ケース101の終面の裏側)には、樹脂成形体73が配置されている。図5〜図7に示されるように、樹脂成形体73は、接続部103(インクニードル122及び保持部121)、第2インク流路19、及びジョイント70が一体成型された部材である。
[インクニードル122]
インクニードル122及び保持部121は、樹脂成形体73の一方の面72(図3及び図6参照)から奥行き方向73に沿って突出されている。つまり、インクニードル122及び保持部121は、樹脂成形体73の一方の面72からインクカートリッジ30が着脱される方向に沿って延出されている。ここで、一方の面72とは、樹脂成形体73がカートリッジ装着部110に取り付けられた状態において、ケース101の終面の裏側と対向する側の面である。ケース101の終面には開口が設けられており、各インクニードル122及び保持部121は、当該開口を介してケース101の終面の表側に突出される(図4参照)。
図5に示されるように、樹脂成形体73における一方の面72の裏側の面74(以下、他方の面74と記す。)には、4つの開口75が形成されている。これらの開口75は、一方の面72においてインクニードル122が突出されている位置と、奥行き方向53において対向する位置に形成されている。そして、これらの開口75は、管状のインクニードル122の内部空間と連通されている。
[第2インク流路19]
図5及び図7に示されるように、樹脂成形体73における他方の面74には、4本の第2インク流路19が形成されている。第2インク流路19は、以下のようにして形成される。まず、樹脂成形体73の他方の面74が、4つの開口75から各開口75に対応するジョイント70に至る経路に沿って凹ませられる。この凹みの各々が第2インク流路19となる。他方の面74が凹ませられた状態において、各第2インク流路19の他方の面74側は開口されている。以上より、各第2インク流路19は、各インクニードル122とそれぞれ連通しており、同じ向きの面側が開口されている。
次に、本実施形態では、他方の面74に、1枚のフィルムが溶着される。1枚のフィルムは、他方の面74のうちの凹ませられていない領域と平行な状態で、当該領域に溶着される。これにより、各第2インク流路19の他方の面74側の開口は閉塞され、各第2インク流路19がインク流通可能に形成される。以上より、本実施形態では、溶着されたフィルムは、各第2インク流路19の開口にわたって閉塞するものである。
なお、他方の面74には、複数のフィルムが溶着されてもよい。例えば、フィルムは、各第2インク流路19及びその周辺領域毎に個別に溶着されてもよい。この場合、各フィルムの表面性は同じであることが好ましい。表面性が同じとは、例えば、各フィルムの材質が同じであること、或いは、各フィルムの材質が異なっていても各フィルムの表面の粗さが同じであることである。
後述するように、ジョイント70は開口75よりも上側に設けられている。そして、各第2インク流路19は、開口75からジョイント70までの経路において、下向きには延設されない。つまり、各第2インク流路19は、水平方向に沿った部分と重力方向上向きの部分とによって構成されている。例えば、図7に示されるように、第2インク流路19Aは、重力方向上向きに沿った部分18Aと、水平方向に沿った部分18Bと、重力方向斜め上向きに沿った部分18Cとで構成されている。ここで、重力方向斜め上向きは、水平方向と重力方向上向きとを合成させることによって得られる向きである。
また、樹脂成形体73の他方の面74が凹ませられる際、樹脂成形体73は、各第2インク流路19におけるインクが流れる方向と直交する断面積が同等になるように凹ませられる。例えば、樹脂成形体73は、インクが流れる方向と直交する断面の形状が同じとなるように、凹ませられる。つまり、各第2インク流路19は、インクが流れる方向と直交する断面積が同等である。
また、第2インク流路19は、インクが流れる方向に沿った長さが同等である。例えば、本実施形態では、図5及び図7に示されるように、4本の第2インク流路19のうち、重力方向の長さが長い第2インク流路19Dは水平方向の長さが短く構成され、4本の第2インク流路19のうち、重力方向の長さが短い第2インク流路19Aは水平方向の長さが長く構成されている。つまり、ジョイント70と各第2インク流路19の開口75との重力方向における距離の長短によって、第2インク流路19の水平方向の長さが調整されている。上記のような調整によって、各第2インク流路19のインクが流れる方向に沿った長さは同等に調整される。
また、図7に示されるように、第2インク流路19は、開口75からジョイント70までの間において方向が変わる場合、方向が変更される位置76は屈曲ではなく湾曲されている。つまり、各第2インク流路19においてインクが流れる方向が変化する角部は、ラウンド加工されたものである。
[ジョイント70]
図5に示されるように、ジョイント70は、各インクニードル122よりも重力方向の上側に配置されている。また、図示はされていないが、ジョイント70は、記録部24の記録ヘッド21よりも重力方向の上側に配置されている。
図5及び図7に示されるように、ジョイント70は、各第2インク流路19に対応して設けられている。つまり、本実施形態において、ジョイント70は、4つ設けられている。ジョイント70は、重力方向、つまり高さ方向52に沿って一列に並んで配置されている。
より具体的には、4つの第2インク流路19A〜19Dのうち、重力方向の長さが最も長いインク流路19Dが4つのジョイント70のうち最も上方のジョイント70と接続されている。また、インク流路19Cは、上から2番目のジョイント70と接続されている。また、インク流路19Bは上から3番目のジョイント70と接続されている。また、インク流路19Aは、最も下のジョイント70と接続されている。このように、各第2インク流路19は、重力方向の長さに応じて、重力方向の長さが長くなるほど上方のジョイント70に接続される。
各ジョイント70は、円管形状をなしている。また、各ジョイント70は、その円管形状の軸線方向が水平方向と平行な幅方向51に沿うように配置されている。つまり、各ジョイント70は、インクカートリッジ30が着脱される奥行き方向53と交差する方向、本実施形態ではキャリッジ34が往復動する幅方向51に沿って延設されている。
ジョイント70の一端は、第2インク流路19と連通されている。ジョイント70の他端は、インクチューブ20と接続されている。これにより、各ジョイント70の一端側の内部空間は、第2インク流路19を構成する空間と連通される。また、各インクチューブ20が各ジョイント70に挿入されたとき、各ジョイント70の他端側の内部空間は、インクチューブ20の内部空間と連通される。これにより、インクカートリッジ30から樹脂成形体73を通じてインクチューブ20へインクが流通可能となっている。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、インクニードル122から第2インク流路19を介してジョイント70までが1つの樹脂成形体73により形成されている。また、第2インク流路19の開口が、第2インク流路19に対する表面性が同じフィルムによって閉塞されている。以上より、第2インク流路19における表面性が均等となり、流路抵抗を均等にすることが容易である。
また、インクニードル122とインクチューブ20とを接続する流路として、各第2インク流路19が1つの樹脂成形体73により形成されているので、可撓性のインクチューブ20によらずに第2インク流路19を所望の向きへ変化させることができる。仮に、インクチューブ20をインクニードル122に接続したときのことを考えると、インクチューブ20をキャリッジ34の走査方向に向けて引き出したいとき、インクチューブ20のインクニードル122接続側を曲げてインクチューブ20の方向を変える必要がある。このとき、インクチューブ20を曲げる分のスペースを確保する必要があるので装置が大型化する上に、インクチューブ20に負担がかかりインクチューブ20の破損を招来する。しかし、本実施形態によれば、水平方向に延びるジョイント70とインクニードル122とを第2インク流路19で接続するので、インクチューブ20を曲げる必要がない。
本実施形態において、第1インク流路38は、奥行き方向53に平行に延びつつ第2インク流路19と連通されている。また、各第2インク流路19の向きは、開口75から重力方向と平行な高さ方向52に延びて、ジョイント70において水平方向と平行な幅方向51に延びている。つまり、各第2インク流路19の向きは、奥行き方向53から高さ方向52を経て水平方向と平行な幅方向51へ変化されている。また、4本の第2インク流路19の配列方向は、インクニードル122との連通位置(開口75の位置)において幅方向51である。一方、当該配列方向は、インクチューブ20との連通位置(ジョイント70の位置)において高さ方向52である。つまり、4本の第2インク流路19の配列方向は、幅方向51から高さ方向52に変化されている。
また、本実施形態によれば、各第2インク流路19の断面積及び長さが同等である。このため、各第2インク流路19の流路抵抗を均等にすることが容易である。
また、本実施形態によれば、各インクニードル122はインクカートリッジ30の着脱方向(奥行き方向53)に沿って延出されており、各ジョイント70は上記着脱方向と交差する幅方向51に沿って延出されている。仮に、各ジョイント70の延出方向も、各インクニードル122と同様に奥行き方向53である場合、プリンタ10の奥行き方向53の長さが長くなり、プリンタ10が大型化してしまう。しかし、本実施形態では、各インクニードル122の延出方向と各ジョイント70の延出方向とが上記のような方向であるために、このようなプリンタ10の大型化を低減することができる。
また、本実施形態によれば、各ジョイント70は水平方向に沿って延出されている。また、本実施形態によれば、キャリッジ34は水平方向に沿って往復動する。このため、本実施形態によれば、各ジョイント70とキャリッジ34との間に引き回されているインクチューブ20において、キャリッジ34の移動に際して生じる負荷を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、各ジョイント70は、各インクニードル122よりも重力方向の上側に配置されている。また、本実施形態によれば、記録ヘッド21も、各インクニードル122よりも重力方向の上側に配置されている。つまり、各ジョイント70と記録ヘッド21との高低差が小さい。このため、本実施形態によれば、各ジョイント70から記録ヘッド21へ引き回されるインクチューブ20における重力方向への湾曲を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、各第2インク流路19においてインクが流れる向きは、水平方向に沿った部分と重力方向上向きの部分とによって構成されている。このため、インクが、インクニードル122からジョイント70へ向けて第2インク流路19を流れる際、当該インクが第2インク流路19内で澱む可能性を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、第2インク流路19においてインクが流れる方向が変化する角部は、ラウンド加工されている。このため、第2インク流路19を流れるインクは、当該角部において滑らかに流れる。その結果、インクが当該角部において澱む可能性を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、フィルムは、第2インク流路19の開口にわたって閉塞するものである。このため、複数の第2インク流路19の全てを閉塞するために使用するフィルムの枚数を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、ジョイント70はキャリッジ34が往復動する方向に沿って延出されたものである。このため、本実施形態によれば、各ジョイント70とキャリッジ34との間に引き回されているインクチューブ20において、キャリッジ34の移動に際して生じる負荷を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、ジョイント70は、記録ヘッド21よりも重力方向の上側に配置されたものである。これにより、インクチューブ20内のインクは記録ヘッド21側へ流れる。そのため、インクチューブ20内に多量のインクが澱む可能性を少なくすることができる。
10・・・プリンタ(画像記録装置)
19・・・第2インク流路(インク流路)
21・・・記録ヘッド(ヘッド)
27・・・記録部
30・・・インクカートリッジ
34・・・キャリッジ
37・・・インク供給部(インク供給口)
52・・・高さ方向
70・・・ジョイント
73・・・樹脂成形体
100・・・インク供給装置
110・・・カートリッジ装着部
122・・・インクニードル(接続管)

Claims (12)

  1. カートリッジ装着部に複数のインクカートリッジが着脱されるインク供給装置であって、
    上記カートリッジ装着部は、
    上記インクカートリッジの各インク供給口にそれぞれ挿入される接続管と、
    上記各接続管とそれぞれ連通しており、同じ向きの面側が開口されたインク流路と、
    上記各インク流路とそれぞれ連通しており、可撓性のインクチューブがそれぞれ接続されるジョイントと、を具備しており、
    上記各接続管、各インク流路、各ジョイントが1つの樹脂成形体であり、
    上記開口は、上記インク流路に対する表面性が同じフィルムによって閉塞されたものであるインク供給装置。
  2. 上記各インク流路は、インクが流れる方向と直交する断面積が同等であり、かつ、インクが流れる方向に沿った長さが同等である請求項1に記載のインク供給装置。
  3. 上記各接続管は、インクカートリッジが着脱される方向に沿って延出されており、
    上記各ジョイントは、インクカートリッジが着脱される方向と交差する方向へ延出されたものである請求項1又は2に記載のインク供給装置。
  4. 上記各ジョイントは、水平方向に沿って延出されたものである請求項3に記載のインク供給装置。
  5. 上記各ジョイントは、上記各接続管より重力方向の上側に配置されたものである請求項3又は4に記載のインク供給装置。
  6. 上記各インク流路においてインクが流れる向きは、水平方向に沿った部分と重力方向上向きの部分とによって構成されている請求項5に記載のインク供給装置。
  7. 上記各インク流路においてインクが流れる方向が変化する角部は、ラウンド加工されたものである請求項6に記載のインク供給装置。
  8. 上記フィルムは、上記各インク流路の開口にわたって閉塞するものである請求項1から7のいずれかに記載のインク供給装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のインク供給装置と、
    上記インク供給装置からインクチューブを通じて供給されたインクを吐出して、被記録媒体に画像を記録する記録部と、を具備する画像記録装置。
  10. 上記記録部は、インク滴を吐出するヘッドと、上記ヘッドを搭載して往復動するキャリッジと、を具備するものである請求項9に記載の画像記録装置。
  11. 上記ジョイントは、上記キャリッジが往復動する方向に沿って延出されたものである請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 上記ジョイントは、上記ヘッドよりも重力方向の上側に配置されたものである請求項10又は11に記載の画像記録装置。
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