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JP5846495B2 - 携帯電子機器用保護カバー - Google Patents
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JP5846495B2 - 携帯電子機器用保護カバー - Google Patents

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本発明は、携帯可能な電子機器に装着して用いるための保護カバーに関するものであり、さらに詳しくは、防水性能を改善した携帯電子機器用保護カバーに関する。
移動通信手段の発達に伴って、近年、スマートフォンやタブレット型コンピュータなどに代表される携帯電子機器が急速に普及してきている。このような携帯電子機器の内部には、電源となる二次電池、及び、各種機能を実現するための精密な電気回路が内蔵されているため、携帯電子機器の内部に水や埃が浸入した場合には、携帯電子機器にとって致命的なダメージとなることが多い。
その一方で、ユーザー側からは、例えば雨天時などの水滴にさらされ得る環境下や、例えば強風時などの埃にさらされ得る環境下であっても、これらの携帯電子機器を使用したい、という要求がある。このような要求に応えるべく、各携帯電子機器メーカーは、防水・防滴機能、あるいは、防塵機能を有する携帯電子機器を市場へと投入している。しかしながら、その防水・防滴性能、あるいは、防塵性能は、必ずしも十分なものではない場合もある。このような場合に対応するべく、さらなる防水・防滴性能、あるいは、防塵性能を得るための手段として、防水機能や防塵機能を有する携帯電子機器用のカバーが提案されている。
例えば、特許文献1には、携帯電話の外形と同じ形状の空間を有し、収容される携帯電話を密着して覆うように上端面に携帯電話が挿脱可能な収容孔が設けられたカバー体と、繰り返し貼り剥がし可能で収容孔を開閉する粘着体とによって、携帯電話を密封する構成の防水カバーが提案されている。(図4を参照)
また、特許文献2には、携帯電話の形状に対応するように射出成形され、携帯電話の本体に装着脱される硬質のカバーの枠に、柔らかな軟質のラバーからなる密着形の枠を硬質のカバーの枠と一体化して設けたことで、カバーと携帯電話本体との密着度を向上させて、外部の埃や異物が浸透できないようにすると共に、度々装着脱されるカバーにより携帯電話の本体に傷が発生しないようにすることができるカバーが提案されている。(図5を参照)
特開2012−5130号公報 実用新案登録第3170660号公報
特許文献1に示されている防水カバーは、良好な防水性能を得られるものであると考えられる一方で、携帯電話の外表面の全てを防水カバーで覆う構成であるため、防水カバーを介して携帯電話の表示部を視認することになり、この結果、この防水カバーを透明度の高い材料で形成したとしても、表示部の視認性への影響は免れない。また、特許文献2に示されているカバーは、一定の防塵性能を得られるものであると考えられる一方で、防水性能は期待できない。
このように、従来の携帯電子機器用カバーは、良好な防水性能と、良好な表示部の視認性との両立の点で改善の余地を残していた。本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、良好な防水性能と、良好な表示部の視認性とを両立することができる携帯電子機器用保護カバーを得ることを目的とするものである。
前述の課題を解決するために、本発明による請求項1記載の携帯電子機器用保護カバーは、透明部材を透過させて表示を行う表示部を有する携帯電子機器に用いられるものであって、弾性を有する第1弾性材料によって形成され、前記携帯電子機器の外形に対応した形状の収容部を備え、当該収容部が、前記表示部が露出する開口部と、当該開口部の周縁部で、前記透明部材に密着する開口周縁部とを有するものであって、前記第1弾性材料が、吸水ポリマーを含有するゴム、もしくは、吸水ポリマーを含有する合成樹脂であり、前記第1弾性材料が吸水に伴って膨張することによって、前記開口周縁部の厚さが増加することを特徴とする。
本発明による請求項1記載の発明によれば、携帯電子機器の表示部は開口部から露出した状態となるので視認性が良好に保たれると同時に、雨滴などの水分が携帯電子機器用保護カバーの表面に付着した場合であっても、その水分を第1弾性材料が吸水するため、携帯電子機器の内部へ水分が浸入することを効果的に防ぐことができる。
また、携帯電子機器用保護カバーが弾性を有する材料で形成されていることので、誤って携帯電子機器を落下させた場合であっても、当該携帯電子機器用保護カバーによって覆われている部分は着地時の衝撃が緩和されるため、携帯電子機器の破壊を防ぐことができる。
さらに、適切な弾性を有する材料で携帯電子機器用保護カバーを形成することで、携帯電子機器への着脱が容易で、かつ、携帯電子機器と良好にフィットするものとすることができる。
また、これらの材料は、成形性に優れ、かつ、比較的安価であるので、携帯電子機器用保護カバーの量産性が良好なものとなる。
本発明による請求項記載の携帯電子機器用保護カバーは、前記携帯電子機器に装着した状態において外表面に現れる面に、前記第1弾性材料の吸水を妨げる加工が施されていることを特徴とする。
本発明による請求項記載の発明によれば、携帯電子機器用保護カバーの表面に付着した水分や、携帯電子機器を手に持って使用した際に掌から発せられる汗が無用に吸水されることを防ぐ一方で、開口部の周囲における透明部材と開口周縁部との当接面から侵入しようとする水分を第1弾性材料が吸水することによって、浸入してきた水分が、収容部内部、ひいては、携帯電子機器の内部へ至ることを防ぐことができる。
本発明による請求項記載の携帯電子機器用保護カバーは、前記携帯電子機器に装着した状態において外表面に現れる面が、吸水性を持たない第2弾性材料で形成されており、当該第2弾性材料からなる部分と、前記第1弾性材料からなる部分とが一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明による請求項記載の発明によれば、携帯電子機器用保護カバーを成形する段階で外表面が吸水性を持たない状態となるため、表面処理などの後加工を施すことなく、請求項記載の発明の場合と同様、水分の無用な吸水を防ぐことができるようになる。
本発明による請求項記載の携帯電子機器用保護カバーは、前記携帯電子機器が、スマートフォンあるいはタブレット型コンピュータであることを特徴とする。
本発明は、表示部を有する携帯電子機器の代表的なものである、スマートフォン、あるいは、タブレット型コンピュータに特に好適である。
本発明によれば、良好な防水性能と、良好な表示部の視認性とを両立した携帯電子機器用保護カバーを得ることができる。
本発明の一実施例に係る携帯電子機器用保護カバーを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)はA−A線断面図である。 本発明の一実施例に係る携帯電子機器用保護カバーを携帯電子機器と共に示した図であり、(a)は外観斜視図、(b)はA−A線断面図である。 本発明の他の実施例に係る携帯電子機器用保護カバーの中央部断面図である。 従来の携帯電子機器用保護カバーの例を示す図である。 従来の携帯電子機器用保護カバーの他の例を示す図である。
本発明の第一の実施例に係る携帯電子機器用保護カバー1について、図1および図2を用いて説明する。
本発明の第一の実施例に係る携帯電子機器用保護カバー1は、いわゆるスマートフォン3に装着するためのものである。尚、図2(b)におけるのスマートフォン3の断面は、内部の構造を省略して示している。
スマートフォン3は、液晶表示装置を用いた矩形の表示部3aを有している(図2(a)において、破線で示される範囲)。この表示部3aには、スマートフォン3への操作に応じて取得された情報等が表示される。表示部3aは、スマートフォン3使用時における破損を防ぐため、ガラス板からなる透明部材3bによって覆われている。透明部材3bは、スマートフォン3における表示部3aが配設されている面(以下、主面と称する)のほぼ全てを覆っている。透明部材3bは、良好な透光性を有しており、表示部3aに現れる表示内容を明瞭に視認することができる。
本実施例による携帯電子機器用保護カバー1は、全体が、第1弾性材料としての吸水ポリマーを含有する合成ゴムによって成形されている。尚、第1弾性材料は吸水ポリマーを含有する合成ゴムに限定されず、吸水ポリマーを含有する天然ゴム、吸水ポリマーを含有する合成樹脂(エラストマー)、あるいは、吸水性を有するウレタンフォームなど、吸水性と弾性を備え、かつ、成形性に優れた材料であれば、あらゆるものであってよい。
携帯電子機器用保護カバー1は、前述のスマートフォン3の外形とほぼ同一な形状で、かつ、全体にわたってスマートフォン3の外形よりもやや小さい寸法に形成された収容部1aを備えている。収容部1aがスマートフォン3よりの外形よりもやや小さい寸法に形成されているのは、携帯電子機器用保護カバー1の弾性によって、携帯電子機器用保護カバー1をスマートフォン3にフィットさせるためである。収容部1aは、表示部3aの全体が露出する開口部1bを有している。スマートフォン3の主面から見た平面視における開口部1bの大きさは、スマートフォン3の主面よりも全周にわたって小さく、かつ、表示部3aの全体が十分に露出する大きさとなっている。開口部1bの周縁部分に位置し、スマートフォン3の主面と対向する庇状の部分が、開口周縁部1cである。開口周縁部1cは、スマートフォン3の透明部材3bと密着しており、透明部材3bと開口周縁部1cとの当接面から収容部1aの内部へ雨滴などの水分が容易には侵入できないようになっている。
携帯電子機器用保護カバー1にはスマートフォン3に装着した状態において外表面に現れる面の全て、即ち、収容部1aの内面(スマートフォン3を装着した状態において、スマートフォン3の表面と対向する面)を除いた面の全面に、第1弾性材料の吸水を妨げる機能を持つポリウレタンコートが施されている(図示なし)。このような加工を施すことによって、携帯電子機器用保護カバー1の表面に付着した水分や、携帯電子機器を手に持って使用した際に掌から発せられる汗が、無用に吸水されることを防ぐことができる。尚、前述のポリウレタンコートは例示であり、第1弾性材料の吸水を妨げる機能を有する加工であれば、あらゆるものであってよい。
その一方、透明部材3bと開口周縁部1cとの隙間から侵入しようとする水分を第1弾性材料が確実に吸水するので、浸入してきた水分が、収容部1a内部へ、ひいては、スマートフォン3の内部へと至ることを防ぐことができる。また、この部分から侵入してきた水分を第1弾性材料が吸水した場合、吸水に伴う第1弾性材料の膨張によって開口周縁部1cの厚さが増加するため、透明部材3bと開口周縁部1cとの間の密着性が高まる。この結果、この部分から侵入しようとする水分に対する防水性がさらに向上する。尚、膨張した第1弾性材料は、乾燥させることによってもとの寸法に復帰可能である。
スマートフォン3を収容部1aへ収容する場合、即ち、スマートフォン3へ携帯電子機器用保護カバー1を装着する場合には、開口部1bを押し広げながら、開口部1bからスマートフォン3の一端側を収容部1aへ挿入し、挿入した一端側を、収容部1aをなす側壁部へ突き当て、その上で、他端側を収容部1aへ挿入し、透明部材3b上に開口周縁部1cを密着させて、完了となる。
以上のように構成された携帯電子機器用保護カバー1は、従来の防水カバーのように、表示部3aを覆う部分がなく、表示部3aが露出しているため、携帯電子機器用保護カバー1を装着した状態であっても、スマートフォン3が持つ本来の視認性を得ることができる。また、収容部1aへ侵入しようとする水分が携帯電子機器用保護カバー1によって吸水されることで、スマートフォン3の内部へ水分が侵入することが確実に防止されるため、極めて良好な防水性能を発揮する。
本発明の第二の実施例に係る携帯電子機器用保護カバー2について、図3を用いて説明する。
第二実施例に係る携帯電子機器用保護カバー2は、第一実施例において、スマートフォン3を装着した状態で外表面に現れる面に吸水性を妨げるための加工を施していた点に代えて、相当する部分を、吸水性を持たない第2弾性材料で形成した点で、第一実施例と異なる。収容部2a、開口部2b、開口周縁部2c、収容されるスマートフォン3の構成は、第一実施例の場合と同じである。
第二実施例に係る携帯電子機器用保護カバー2は、図3に示すように、その全体が、吸水性を持つ第1弾性材料と、吸水性を持たない第2弾性材料との二層で形成されている。このような携帯電子機器用保護カバー2を得るには、二色成形法を応用して、一体的に成形する方法が好適である。具体的には、先ず、第一金型を用いて、第1弾性材料からなる内層部2dを成形し、その後、第二金型を用いて、第2弾性材料からなる外層部2eを、内層部2dと一体的に形成するとよい。尚、成形方法はこの二色成形法に限定されず、各層間を接着するなど、二層を一体的に形成できる方法であれば、あらゆる方法であってよい。
このように、開口周縁部2cの内側を含めた収容部2aの内側を、吸水性を持つ第1弾性材料で形成し、その外側を、吸水性を持たない第2弾性材料で一体的に覆うようにすることで、第一実施例において、外表面に現れる面に、第1弾性材料の吸水を妨げる加工を施した場合と同様な効果を得ることができる。第一実施例の構成と比較すると、携帯電子機器用保護カバー2を成形した後の後加工が不要となる点で、第二実施例の方が量産性に富んでいる。
本発明は、スマートフォンあるいはタブレット型コンピュータなどをはじめとする携帯電子機器用の保護カバーに好適に応用できる。
1,2 携帯電子機器用保護カバー
1a,2a 収容部
1b,2b 開口部
1c,2c 開口周縁部
2d 内層部(第1弾性材料形成部)
2e 外層部(第2弾性材料形成部)
3 スマートフォン(携帯電子機器)
3a 表示部
3b 透明部材

Claims (4)

  1. 透明部材を透過させて表示を行う表示部を有する携帯電子機器用の保護カバーにおいて、
    弾性を有する第1弾性材料によって形成され、
    前記携帯電子機器の外形に対応した形状の収容部を備え、
    当該収容部は、
    前記表示部が露出する開口部と、
    当該開口部の周縁部で、前記透明部材に密着する開口周縁部と、
    を有するものであって、
    前記第1弾性材料が、吸水ポリマーを含有するゴム、もしくは、吸水ポリマーを含有する合成樹脂であり、
    前記第1弾性材料が吸水に伴って膨張することによって、前記開口周縁部の厚さが増加することを特徴とする携帯電子機器用保護カバー。
  2. 前記携帯電子機器に装着した状態において外表面に現れる面に、前記第1弾性材料の吸水を妨げる加工が施されていることを特徴とする請求項記載の携帯電子機器用保護カバー。
  3. 前記携帯電子機器に装着した状態において外表面に現れる面が、吸水性を持たない第2弾性材料で形成されており、当該第2弾性材料からなる部分と、前記第1弾性材料からなる部分とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項記載の携帯電子機器用保護カバー。
  4. 前記携帯電子機器は、スマートフォンあるいはタブレット型コンピュータであることを特徴とする請求項1ないし記載の携帯電子機器用保護カバー。
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