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JP5847653B2 - 偏波保持ファイバ及び光増幅器 - Google Patents
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JP5847653B2 - 偏波保持ファイバ及び光増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、偏波モード間の結合が抑制された光ファイバに関する。特に、TM0mモードとTE0mモードとの間の結合が抑制された光ファイバに関する。また、そのような光ファイバを含む光増幅器に関する。
円柱型光導波路を伝播する光は、良く知られているように、LP0mモードやLP1mモードなどのLPモードによって近似することができる(mは自然数)。ここで、円柱型光導波路とは、光ファイバなどの断面構造が円柱対称である光導波路のことを指す。
LP0mモードは、2つの偏波モードが縮退したものである。LP0mに属する偏波モードには、偏光方向が互いに直交する2つのHE1mモード(x偏波及びy偏波)がある。一方、LP1mモードは、4つの偏波モードが縮退したものである。LP1mモードに属する偏波モードには、TE0mモードと、TM0mモードと、2つのHE2mモード(x偏波及とy偏波とが混成したハイブリッドモード)とがある。
ここで、TM0mモードは、LP1mモードに属する偏波モードのうち、ラジアル偏波であるもののことを指し、図6(a)に示すように、径方向に平行な電界成分をもつ。一方、TE0mモードは、LP1mモードに属する偏波モードのうち、アジマス偏波であるもののことを指し、図6(b)に示すように、周方向に平行な電界成分をもつ。
TE0mモードとTM0mモードとを伝播させる円柱型光導波路を、TM0mモード又はTE01モードの何れかを選択するモードフィルタと共に光増幅器に組み込むことによって、ラジアル偏光又はアジマス偏光を得ることができる。ラジアル偏光及びアジマス偏光は、レーザ加工の効率が高く、小さなスポットサイズに集光することが可能であることが知られている。
光ファイバは、このような円柱型光導波路の代表例である。光ファイバには、上述したモード選択機能の他に、増幅機能を持たせることができるので、高ビーム品質かつ高出力なラジアル偏光又はアジマス偏光を発生させるのに適している。しかしながら、光ファイバは、バルク型の光学素子と異なり、偏波モード間の結合が生じやすいという性質を有している。例えば、LP1mモードに属するTE0mモード、TM0mモード、HE2mモードは、伝播定数が互いに近接しているため、光ファイバを伝播する過程で容易に結合してしまう。
偏波モード間の結合を意図的に抑制した光ファイバが開発されており、このような光ファイバは、しばしば、偏波保持ファイバと呼ばれる。ラジアル偏光又はアジマス偏光を発生するために利用される偏波保持ファイバは、特にTE0mモードとTM0mモードとの間の結合が抑制された偏波保持ファイバである。
特許文献1〜2、及び、非特許文献1〜2には、TE0mモードとTM0mモードとの間の結合が抑制された偏波保持ファイバが開示されている。これらの光ファイバにおいては、TM0mモードとTE0mモードとの間の結合を抑制するために、屈折率分布に起因した複屈折(構造複屈折)によって、TM0mモードの伝播定数βTMとTE0mモードの伝播定数βTEとの間に差を持たせる構成を採用している。複屈折が大きいほど、伝播定数差|βTM−βTE|が大きくなり、偏波保持能力が高くなる。
なお、本明細書においては、TM0mモードとTE0mモードとの伝播定数差|βTM−βTE|を偏波保持能力と指標とする。伝播定数差|βTM−βTE|が大きくなると、自動的に伝播定数差|βTM−βHE|及び伝播定数差|βHE−βTE|が大きくなるので、伝播定数差|βTM−βTE|を指標とすれば十分だからである。
米国特許第7778498号明細書(2010年8月17日登録) 米国特許第7941012号明細書(2011年5月10日登録)
S. Ramachandran et al., "Generation and propagation of radially polarized beams in optical fibers," Optics Letters, Vol.34, No.16, pp.2525-2527, 2009 C.-C. Wang et al., "Generation of radially polarized mode using an active cylindrically symmetric birefringence fiber," Optics Communications, Vol.284, pp.1015-1018, 2011
しかしながら、構造複屈折を利用してTE0mモードとTM0mモードとの間の結合が抑制する従来の偏波保持ファイバには、以下のような問題がある。
すなわち、構造複屈折を利用してTE0mモードとTM0mモードとの間の結合を抑制するためには、屈折率分布に大きな屈折率差を設ける必要がある(特許文献1によれば、最大屈折率と最小屈折率との差を0.015以上にする必要がある)。このため、各用途に応じて求められる光学特性を実現することが困難になる。
例えば、屈折率差を大きくすればするほど、高屈折領域に光が強く閉じ込められるようになり、モードの非線形性が上昇する。このため、大パワーの光を伝送する光ファイバに求められる、非線形性の低さを実現することが困難になる。また、TE0mモードとTM0mモードとの間の結合を抑制するために屈折率差を設けると、波長分散やモードフィールド径などの光学特性が大きく変化し、パルス光の伝播特性や光ファイバの接続損失特性などが劣化する虞がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造複屈折を利用することなく、TE0mモードとTM0mモードとの間の結合を抑制することによって、上述した問題を生じることのない光ファイバを実現することにある。
本発明に係る光ファイバは、円柱型光導波路として機能する光ファイバにおいて、当該光ファイバの中心軸に関して軸対称な熱膨張係数分布であって、上記中心軸に直交する方向である径方向に沿って値が変化する熱膨張係数分布を有している、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、上記熱膨張係数分によって、径方向に作用する主応力と周方向に作用する主応力との間に差を付けることができる。したがって、構造複屈折によらずに、TM0mモードの伝播定数とTE0mモードの伝播定数との間に差を付けることができる。すなわち、構造複屈折によらずに、TM0mモードとTE0mモードとの間の結合が抑制された光ファイバを実現することができる。
なお、請求項に記載の「中心軸」は、円柱形状を有する上記光ファイバを回転体と見做した場合の回転軸に相当する。また、請求項に記載の「径方向」は、請求項に記載のとおり上記光ファイバの中心軸に直交する方向のこと指し、上記光ファイバの中心軸をz軸とする円柱座標系におけるr方向に相当する。
また、熱膨張係数分布が上記光ファイバの中心軸に関して軸対称であることから、熱膨張係数Tは、上記光ファイバの中心軸をz軸とする円柱座標系を用いて、T=T(r)と表すことができる。「径方向に沿って値が変化する熱膨張分布」とは、熱膨張係数T(r)が定数関数でない熱膨張係数分布のことに他ならない。
本発明に係る光ファイバにおいて、上記熱膨張係数分布は、上記中心軸に直交する直線上でステップ型である、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記熱膨張係数分布が不連続に変化する点において最大となり、中心軸から離れるに従って次第に小さくなる絶対値をもつ主応力差分布を実現することができる。したがって、少なくとも上記熱膨張係数分布が不連続に変化する点がコアに含まれる場合には、TM0mモードの伝播定数とTE0mモードの伝播定数との間に大きな差を与えることができる。
本発明に係る光ファイバにおいて、上記中心軸に直交する直線上で熱膨張係数が不連続に変化する点から上記中心軸までの距離は、当該光ファイバのコア半径よりも小さい、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記熱膨張係数分布が不連続に変化する点がコアに含まれることになるので、TM0mモードの伝播定数とTE0mモードの伝播定数との間に大きな差を確実に与えることができる。
本発明に係る光ファイバにおいて、当該光ファイバは、LP1mモードに属するTM0mモードとTE0mモードとの間の結合が抑制された偏波保持ファイバであり、上記中心軸に直交する直線上で熱膨張係数が不連続に変化する点から上記中心軸までの距離は、同直線上でLP1mモードの電界強度が最大となる点から上記中心軸までの距離と等しい、ことが好ましい。
上記の構成によれば、TM0mモードの伝播定数とTE0mモードの伝播定数との間に更に大きな差を確実に与えることができる。
なお、本発明に係る光ファイバは、径方向に沿った熱膨張係数の変化によって、径方向に作用する主応力と周方向に作用する主応力との間に差を生じさせた光ファイバと表現することもできる。また、径方向に作用する作用する主応力と周方向に作用する主応力との差によって、TM0mモードの伝播定数とTE0mモードの伝播定数との間に差を生じさせた光ファイバと表現することもできる。
また、上記光ファイバを含んでいる光増幅器も本発明の範疇に含まれる。なお、ファイバレーザ及びファイバアンプは、ここでいう光増幅器の一例である。
本発明によれば、構造複屈折を利用することなく、TE0mモードとTM0mモードとの間の結合を抑制することができる。
実施形態に係る偏波保持ファイバ(光ファイバ)の構造を示す側面図及び断面図である。 図1に示す偏波保持保持ファイバの第1の具体例を示す図である。(a)は、屈折率差分布を示すグラフである。(b)は、熱膨張係数差分布を示すグラフである。(c)は、主応力差分布を示すグラフである。(d)は、LP11モードの電界強度分布を示すグラフである。 図1に示す偏波保持保持ファイバの第2の具体例を示す図である。(a)は、屈折率差分布を示すグラフである。(b)は、熱膨張係数差分布を示すグラフである。(c)は、主応力差分布を示すグラフである。(d)は、LP11モードの電界強度分布を示すグラフである。 図1に示す偏波保持ファイバを含むファイバレーザの構成を示すブロック図である。 図4に示すファイバレーザにおけるブラッグ波長の大小関係を模式的に示す図である。 (a)は、ラジアル偏波の電界成分を模式的に示す図であり、(b)は、アジマス偏波の電界成分を模式的に示す図である。
<偏波保持ファイバ>
本発明の一実施形態に係る光ファイバについて、図1〜図3を参照して説明する。なお、本実施形態に係る光ファイバは、偏波モード間の結合が抑制された光ファイバであるので、以下ではこれを「偏波保持ファイバ」と記載する。
〔偏波保持ファイバの構成〕
本実施形態に係る偏波保持ファイバ1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、偏波保持ファイバ1の側面図(左上段)及び断面図(右上段)である。図1においては、屈折率差分布(右中段)及び熱膨張係数差分布(右下段)も併せて示している。
なお、本明細書においては、偏波保持ファイバ1を円柱とみなし、偏波保持ファイバ1の回転体としての回転軸を、偏波保持ファイバ1の中心軸と記載する。また、以下の説明においては、偏波保持ファイバ1の中心軸をz軸とする円柱座標系を用い、偏波保持ファイバ1の中心軸に平行な方向を軸方向(又はz方向)、偏波保持ファイバ1の中心軸に直交する方向を径方向(又はr方向)、偏波保持ファイバ1の中心軸に直交する断面において径方向に直交する方向を周方向(又はθ方向)と記載する。
偏波保持ファイバ1は、その中心軸に関して軸対称な屈折率分布を有している。すなわち、上述した円柱座標系を用いたときに、偏波保持ファイバ1の屈折率n(r、θ、z)は、rだけの関数n(r)として表すことができる。本実施形態において、偏波保持ファイバ1の屈折率分布は、ステップ型であるものとする。すなわち、定数n0、n1(n0>n1)を用いて、偏波保持ファイバ1の屈折率n(r)は、以下のように表すことができる。
n(r) = n0 (r < rn)
= n1 (r > rn)
偏波保持ファイバ1において、屈折率n(r)がn0となる領域のことを、コア11と呼ぶ。コア11は、偏波保持ファイバ1の中心軸に直交する断面において、半径rnの円板状の領域となる。一方、偏波保持ファイバ1において、屈折率n(r)がn1となる領域のことを、クラッド12と呼ぶ。クラッド12は、偏波保持ファイバ1の中心軸に直交する断面において、コア11を取り囲む円環上の領域となる。
図1においては、屈折率差Δn(r)=n(r)−n1の分布を示している。屈折率差Δn(r)は、r<rnにおいてn0−n1(正の定数)となり、r=rnにおいて不連続に変化し、r>rnにおいて0となる。偏波保持ファイバ1は、この屈折率差Δn(r)によって、円柱型光導波路として機能する。
円柱型光導波路を伝播する光は、LP0mモードやLP1mモードなどのLPモードによって近似することができる(mは自然数)。LP0mモードは、2つの偏波モードが縮退したものである。LP0mに属する偏波モードには、偏光方向が互いに直交する2つのHE1mモード(x偏波及びy偏波)がある。一方、LP1mモードは、4つの偏波モードが縮退したものである。LP1mモードに属する偏波モードには、TE0mモード(r偏波)と、TM0mモード(θ偏波)と、2つのHE2mモード(x偏波とy偏波とが混成したハイブリッドモード)とがある。本実施形態に係る偏波保持ファイバ1は、LP1mモードに属するTE0mモードとTM0mモードとを保持する(換言すれば、LP1mモードに属するTM0mモードとTE0mモードとの間の結合が抑制された)ものである。
なお、本実施形態においては、偏波保持ファイバ1の屈折率分布として、ステップ型の屈折率分布を採用しているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、偏波保持ファイバ1を円柱型光導波路として機能させることが可能な屈折率分布であれば、ステップ型以外の屈折率分布であっても、偏波保持ファイバ1の屈折率分布として採用することができる。
偏波保持ファイバ1は、その中心軸に関して軸対称な熱膨張係数分布を有している。すなわち、上述した円柱座標系を用いたときに、偏波保持ファイバ1の熱膨張係数T(r、θ、z)は、rだけの関数T(r)として表すことができる。本実施形態において、偏波保持ファイバ1の熱膨張係数分布は、ステップ型であるものとする。すなわち、定数T0、T1(T0>T1)を用いて、偏波保持ファイバ1のT(r)は、以下のように表すことができる。
T(r) = T0 (r < rT)
= T1 (r > rT)
偏波保持ファイバ1において、熱膨張係数T(r)がT0となる領域のことを、内側領域13と呼ぶ。内側領域13は、偏波保持ファイバ1の中心軸に直交する断面において、半径rTの円板状の領域となる。一方、偏波保持ファイバ1において、熱膨張係数T(r)がT1となる領域のことを、外側領域14と呼ぶ。外側領域14は、偏波保持ファイバ1の中心軸に直交する断面において、内側領域13を取り囲む円環上の領域となる。
図1においては、熱膨張係数差ΔT(r)=T(r)−T1の分布を示している。熱膨張係数差ΔT(r)は、r<rTにおいてT0−T1(正の定数)となり、r=rTにおいて不連続に変化し、r>rTにおいて0となる。偏波保持ファイバ1においては、この熱膨張係数差ΔT(r)により誘起される応力複屈折によって、LP1mモードに属するTM0mモードとTE0mモードとを保持する偏波保持ファイバとして機能する。
なお、図1においては、内側領域13の熱膨張係数T0が外側領域14の熱膨張係数T1よりも大きくなる構成を示しているが、本実施形態は、これに限定されるものではない。すなわち、熱膨張係数がステップ型である場合、(1)内側領域13の熱膨張係数T0が外側領域14の熱膨張係数T1よりも大きくなる構成(後述する第1の具体例)と、(2)内側領域13の熱膨張係数T0が外側領域14の熱膨張係数T1よりも小さくなる構成(後述する第2の具体例)とが考えられるが、その何れもが本実施形態の範疇に含まれる。
また、本実施形態においては、偏波保持ファイバ1の熱膨張係数分布として、ステップ型の熱膨張係数分布を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、偏波保持ファイバ1の中心軸に関して軸対称な熱膨張係数分布であって、径方向に沿って値(熱膨張係数)の変化する熱膨張係数分布であれば、ステップ型以外の熱膨張係数分布であっても、偏波保持ファイバ1の熱膨張係数分布として採用することができる。
〔偏波保持の原理〕
次に、本実施形態に係る偏波保持ファイバ1における偏波保持の原理について、再び図1を参照して説明する。
光ファイバは、通常、高温下で母材(プリフォーム)を溶融延伸する線引工程と、溶融延伸された母材、すなわち、光ファイバを常温にまで冷却する冷却工程とを経て製造される。冷却工程においては、光ファイバの各部分の体積が、その部分の熱膨張係数に応じて変化する。したがって、光ファイバの熱膨張係数が一様でない場合、常温にまで冷却された光ファイバにおいて、熱膨張係数が相対的に大きい部分と小さい部分との間に、残留歪に起因する恒久的な応力が働くことになる。
このようにして生じる応力が異方性をもつように熱膨張係数を分布させることによって、その異方性に応じた偏波モードを保持する偏波保持ファイバを実現することができる。
例えば、x方向に作用する主応力とy方向に作用する主応力とを異ならせるように熱膨張係数を分布させると、光弾性効果により誘起された応力複屈折によって、x偏波とy偏波との間に伝播定数差が生じる。x偏波とy偏波との間に生じる伝播定数差は、x方向に作用する主応力とy方向に作用する主応力との差に応じているため、この主応力差が十分大きくなるように熱膨張係数を分布させることで、LP01モードに属する2つのHE11モード(一方はx偏波、他方はy偏波)を保持する偏波保持機能を実現することができる。PANDAファイバは、このようにして実現された偏波保持機能を有する偏波保持ファイバである。
一方、径方向に作用する主応力と周方向に作用する主応力とを異ならせるように熱膨張係数を分布させると、光弾性効果により誘起された応力複屈折によって、r偏波とθ偏波との間に伝播定数差が生じる。r偏波とθ偏波との間に生じる伝播定数差は、r方向に作用する主応力とθ方向に作用する主応力との差に応じているため、この主応力差が十分大きくなるように熱膨張係数を分布させることで、LP0mモードに属するTM0mモード(r偏波)とTE0mモード(θ偏波)とを保持する偏波保持機能を実現することができる。例えば、中心軸に関して軸対称な熱膨張係数分布であって、径方向に沿って値が変化する熱膨張係数分布を形成した場合、LP0mモードに属するTM0mモード(r偏波)とTE0mモード(θ偏波)とを保持する偏波保持機能を実現することができる。本実施形態に係る偏波保持ファイバ1は、このようにして実現された偏波保持機能を有する偏波保持ファイバである。
以下、r方向とθ方向との主応力差に応じた、r偏波とθ偏波との間の伝播定数差が生じる理由について、もう少し詳しく説明する。以下の説明においては、図1に示すように、偏波保持ファイバ1上の点(r、θ、z)における微小領域を考え、この微小領域に作用する径方向、周方向、軸方向に作用する主応力を、それぞれ、σr、σθ、σzとする。主応力σr、σθ、σzの符号は、当該主応力が微小領域を引っ張るように作用するときに正になるように定める。
r偏波、θ偏波、z偏波に対する屈折率nr、nθ、nzは、それぞれ、式(1)によって与えられる。式(1)において、n(r)は、応力が誘起されていない(すなわち応力複屈折がない)場合の媒質の屈折率であり、C1及びC2は、媒質固有の光弾性定数である。
nr(r)=n(r)−C1σr(r)−C2[σθ(r)+σz(r)]
nθ(r)=n(r)−C1σθ(r)−C2[σz(r)+σr(r)]・・・(1)
nz(r)=n(r)−C1σz(r)−C2[σr(r)+σθ(r)]
上述したとおり、TM0mモードはr偏波であり、TE0mモードはθ偏波である。したがって、r偏波に対する屈折率nr(r)とθ偏波に対する屈折率nθ(r)との差Δnrθ(r)=nr(r)−nθ(r)を大きくすれば、当然、TM0mモードの伝播定数βTMとTE0mモードの伝播定数βTEとの差βTM−βTEが大きくなる。
屈折率差Δnrθ(r)は、式(2)により与えられる。式(2)においてC2−C1は媒質固有の定数なので、主応力差σr(r)−σθ(r)を大きくすれば、屈折率差Δnrθ(r)が大きくなり、その結果、伝播定数差βTM−βTEが大きくなることが分かる。
Δnrθ(r)=nr(r)−nθ(r)
=(C2−C1)[σr(r)−σθ(r)] ・・・(2)
ところで、TM0mモードとTE0mモードとを保持する偏波保持ファイバ1において、偏波保持能力の指標となる伝播定数差βTM−βTEは、LP0mモードの電界強度|E(r)|と屈折率差Δnrθ(r)との重ね合わせ積分により近似される。したがって、LP0mモードの電界強度|E(r)|が大きくなる領域と、屈折率差Δnrθ(r)の絶対値が大きくなる領域とを重複させることによって、より効果的に伝播定数差βTM−βTEを生じさせることができる。
また、伝播定数差βTM−βTEの符号は、通常、LP0mモードの電界強度|E(r)|が大きくなる領域における屈折率差Δnrθ(r)の符号に応じて決まる。すなわち、当該領域において屈折率差Δnrθ(r)が正の値を取れば、伝播定数差βTM−βTEも正の値を取り、当該領域においてΔnrθ(r)が負の値を取れば、伝播定数差βTM−βTEも負の値を取る。
このように、応力複屈折を利用して伝播定数差βTM−βTEを生じさせる本実施形態に係る偏波保持ファイバ1においては、伝播定数差βTM−βTEを正の値とすることもできるし、伝播定数差βTM−βTEを負の値とすることもできる。これに対して、構造複屈折を利用して伝播定数差βTM−βTEを生じさせる従来の偏波保持ファイバにおいては、伝播定数差βTM−βTEを正の値とすることはできても、伝播定数差βTM−βTEを負の値とすることはできない。なお、伝播定数差βTM−βTEを負の値とすることのメリットについては、参照する図面を代えて後述する。
〔熱膨張係数分布の実現方法〕
次に、図1に示すような熱膨張係数分布の形成方法について説明する。以下に説明する熱膨張係数分布の形成方法は、石英系光ファイバに所望の熱膨張係数分布を形成する際に広く利用することができる有効な方法である。
本形成方法においては、石英ガラスにドーパントを添加することによって熱膨張係数分布を形成する。熱膨張係数分布を形成するために利用可能なドーパントを表1に例示する。各ドーパントは、表1に示すように、屈折率を上下させる作用と共に熱膨張係数を上下させる作用を有する。表1において、上向きの矢印は、そのドーパントを添加することによって、屈折率/熱膨張係数が上がることを示し、下向きの矢印は、そのドーパントを添加することによって、屈折率/熱膨張係数が下がることを示す。
Figure 0005847653
本形成方法においては、屈折率を上げる作用を有するドーパント(ゲルマニウムやリンなど)と、屈折率を下げる作用を有するドーパント(ボロンやフッ素など)とを、特定の割合(前者による屈折率の増加と後者による屈折率の減少とが相殺する割合)で混合した混合ドーパントを添加することによって、屈折率分布を変化させることなく、所望の熱膨張係数分布を形成するものである。
表1に示すとおり、ゲルマニウム及びリンは、屈折率を上げる作用と共に熱膨張係数を上げる作用を有する。一方、ボロンは、屈折率を下げる作用と共に熱膨張係数を上げる作用を有する。したがって、例えば、ゲルマニウムとボロンとを特定の割合で混合した混合ドーパント、又は、リンとボロンとを特定の割合で混合した混合ドーパントを用いれば、屈折率分布を変化させることなく、任意の熱膨張係数分布を形成することができる。
なお、フッ素は、屈折率を下げる作用を有するので、ゲルマニウムとフッ素とを特定の割合で混合した混合ドーパント、又は、リンとフッ素とを特定の割合で混合した混合ドーパントを用いても、屈折率分布を変化させることなく、任意の熱膨張係数分布を形成することができる。ただし、フッ素は、熱膨張係数を変化させる作用においてボロンに劣る(フッ素を添加しても石英ガラスの熱膨張係数は殆ど変化しない)。しかしながら、フッ素は、近赤外線領域(0.8μm以上2.5μm以下)での吸収損失がボロンよりも小さいという利点をもつ。したがって、近赤外線領域の光の伝送損失を抑えることが重要となる偏波保持ファイバ1においては、ボロンを含む混合ドーパントの代わりにフッ素を含む混合ドーパントを用いた方が好ましい場合もある。
以上のように、本形成方法によれば、屈折率を上げる作用を有するドーパント(ゲルマニウムやリンなど)と、石英の屈折率を下げる作用を有するドーパント(ボロンやフッ素など)とを、特定の割合で混合した混合ドーパントを用いることによって、屈折率分布を変化させることなく、任意の熱膨張係数分布を形成することができる。換言すれば、任意の屈折率分布を有する光ファイバに対して、任意の熱膨張係数分布を形成することができる。
〔第1の具体例〕
次に、本実施形態に係る偏波保持ファイバ1の第1の具体例について、図2を参照して説明する。本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、LP11モードに属するTM01モードとTE01モードとを保持する偏波保持ファイバである。
図2(a)は、本具体例に係る偏波保持ファイバ1の屈折率差Δn(r)の分布を示すグラフである。同図に示すように、本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、ステップ型の屈折率分布を有する。
図2(b)は、本具体例に係る偏波保持ファイバ1の熱膨張係数差ΔT(r)の分布を示すグラフである。同図に示すように、本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、ステップ型の熱膨張係数分布を有する。本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、内側領域13(図3)の熱膨張係数が外側領域14の熱膨張係数よりも高く設定されている点で、後述する第2の具体例と異なる。
図2(c)は、図2(b)に示す熱膨張係数分布に応じて決まる主応力差σr(r)−σθ(r)の分布を示すグラフである。同図に示すように、主応力差は、内側領域13(図1参照)において0となり、外側領域14(図1参照)において負の値を取る。外側領域14における主応力差の絶対値は、内側領域13と外側領域14との境界(熱膨張係数が不連続に変化する点)において最大となり、中心軸から離れるに従って次第に小さくなる。
図2(d)は、図2(a)に示す屈折率分布に応じて決まるLP11モードの電界強度|E(r)|の分布を示すグラフである。同図に示すように、LP11モードの電界強度|E(r)|のピークは、コア11(図1参照)の内部に形成される。
図2において注目すべき点は、内側領域13の半径をコア11の半径よりも小さくしている点である。これにより、主応力差σr(r)−σθ(r)が0でない値を取る外側領域14と、LP11モードの電界強度|E(r)|が0でない値を取るコア11とが重複し、その結果、伝播定数差βTM−βTEが0でない値を取る。何故なら、伝播定数差βTM−βTEは、屈折率差Δnrθ(r)=(C2−C1)[σr(r)−σθ(r)]とLP11モードの電界強度|E(r)|との重ね合わせ積分により近似されるからである。
特に、本具体例においては、内側領域13と外側領域14との境界(熱膨張係数が不連続に変化する点)がLP11モードの電界強度|E(r)|のピークと一致するように、熱膨張係数分布を定めている。これにより、内側領域13と外側領域14との境界がLP11モードの電界強度|E(r)|のピークと一致しない構成と比べて、伝播定数差βTM−βTEの絶対値を大きくすることができる。
なお、本具体例における伝播定数差βTM−βTEは、以下の理由により、負の値になる。まず、主応力差σr(r)−σθ(r)は、図2(c)に示すように、負の値を取る。また、C2−C1は、石英ガラスにおいて正の値(約3.6×10−5mm2/kg)を取る。したがって、屈折率差Δnrθ(r)が負の値となり、その結果、屈折率差Δnrθ(r)とLP11モードの電界強度|E(r)|との重ね合わせ積分により近似される伝播定数差βTM−βTEも負の値となる。このことは、LP11モードに属するTM01モード、HE21モード、TE01モードの伝播定数βTM、βHE、βTEの間に、βTE>βHE>βTMの関係が成り立つことを意味する。
〔第2の具体例〕
次に、本実施形態に係る偏波保持ファイバ1の第2の具体例について、図3を参照して説明する。本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、第1の具体例に係る偏波保持ファイバ1と同様、LP11モードに属するTM01モードとTE01モードとを保持する偏波保持ファイバである。
図3(a)は、本具体例に係る偏波保持ファイバ1の屈折率差Δn(r)の分布を示すグラフである。同図に示すように、本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、ステップ型の屈折率分布を有する。
図3(b)は、本具体例に係る偏波保持ファイバ1の熱膨張係数差ΔT(r)の分布を示すグラフである。同図に示すように、本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、ステップ型の熱膨張係数分布を有する。本具体例に係る偏波保持ファイバ1は、内側領域13(図3)の熱膨張係数が外側領域14の熱膨張係数よりも低く設定されている点で、上述した第1の具体例と異なる。
図3(c)は、図3(b)に示す熱膨張係数分布に応じて決まる主応力差σr(r)−σθ(r)の分布を示すグラフである。同図に示すように、主応力差は、内側領域13(図1参照)において0となり、外側領域14(図1参照)において正の値を取る。外側領域14における主応力差の絶対値は、内側領域13と外側領域14との境界(熱膨張係数が不連続に変化する点)において最大となり、中心軸から離れるに従って次第に小さくなる。
図3(d)は、図3(a)に示す屈折率分布に応じて決まるLP11モードの電界強度|E(r)|の分布を示すグラフである。同図に示すように、LP11モードの電界強度|E(r)|のピークは、コア11(図1参照)の内部に形成される。
図3において注目すべき点は、第1の具体例と同様、内側領域13の半径をコア11の半径よりも小さくしている点である。これにより、主応力差σr(r)−σθ(r)が0でない値を取る外側領域14と、LP11モードの電界強度|E(r)|が0でない値を取るコア11とが重複し、その結果、伝播定数差βTM−βTEが0でない値を取る。何故なら、伝播定数差βTM−βTEは、屈折率差Δnrθ(r)=(C2−C1)[σr(r)−σθ(r)]とLP11モードの電界強度|E(r)|との重ね合わせ積分により近似されるからである。
特に、本具体例においては、内側領域13と外側領域14との境界(熱膨張係数が不連続に変化する点)がLP11モードの電界強度|E(r)|のピークと一致するように、熱膨張係数分布を定めている。これにより、内側領域13と外側領域14との境界がLP11モードの電界強度|E(r)|のピークと一致しない構成と比べて、伝播定数差βTM−βTEの絶対値を大きくすることができる。
なお、本具体例における伝播定数差βTM−βTEは、以下の理由により、正の値になる。まず、主応力差σr(r)−σθ(r)は、図3(c)に示すように、正の値を取る。また、C2−C1は、石英ガラスにおいて正の値(約3.6×10−5mm2/kg)を取る。したがって、屈折率差Δnrθ(r)が正の値となり、その結果、屈折率差Δnrθ(r)とLP11モードの電界強度|E(r)|との重ね合わせ積分により近似される伝播定数差βTM−βTEも正の値となる。このことは、LP11モードに属するTM01モード、HE21モード、TE01モードの伝播定数βTM、βHE、βTEの間に、βTM>βHE>βTEの関係が成り立つことを意味する。
<ファイバレーザ>
本実施形態に係る偏波保持ファイバ1を備えたファイバレーザ2について、図4〜図5を参照して説明する。
〔ファイバレーザの構成〕
ファイバレーザ2の構成について、図4を参照して説明する。図4は、ファイバレーザ2の構成を示すブロック図である。ファイバレーザ2は、図4に示すように、3本の光ファイバF1〜F3を備えている。
光ファイバF2は、ファイバレーザ2において増幅媒体として機能する希土類添加ファイバである。光ファイバF2は、例えば、本実施形態に係る偏波保持ファイバ1のコアに希土類を添加することにより実現される。
光ファイバF1は、ファイバレーザ2においてミラーとして機能するファイバブラッググレーティングであり、光ファイバF2の一方の端点P2に融着接続されている。光ファイバF1に書き込まれるブラッググレーティングのピッチは、発振波長のレーザ光を高い反射率で反射する(略全部を反射する)ように設定されている。
光ファイバF3は、ファイバレーザ2においてハーフミラーとして機能するファイバブラッググレーティングであり、光ファイバF2の他方の端点P3に融着接続されている。光ファイバF3に書き込まれるブラッググレーティングのピッチは、発振波長のレーザ光を低い反射率で反射する(一部を反射し、一部を透過する)ように設定されている。
このように、増幅媒体として機能する光ファイバF2の両端に、ミラーとして機能する光ファイバF1と、ハーフミラーとして機能する光ファイバF3とを接続することによって、レーザ光を再帰的に増幅するためのキャビティが構成される。光ファイバF1の入力端P1から励起光L1を入力すると、光ファイバF3の出力端P4からレーザ光L2が出力される。
ところで、ファイバブラッググレーティングにおいて、あるモードに対する1次ブラッグ波長λBは、そのモードの伝播定数をβ、ブラッググレーティングのピッチをP、真空中の光速をC0として、式(3)により与えられる。
λB=C0・P・β/π ・・・(3)
光ファイバF1として、第2の具体例に係る偏波保持ファイバ1(βTM>βHE>βTE)を用いると、TM01モード、HE21モード、TE01モードに対する1次ブラッグ波長λTM1、λHE1、λTE1は、λTM1>λHE1>λTE1の関係を満たす。
一方、光ファイバF3として、第1の具体例に係る偏波保持ファイバ1(βTE>βHE>βTM)を用いると、TM01モード、HE21モード、TE01モードの1次ブラッグ波長λTM2、λHE2、λTE2は、λTE1>λHE1>λTM1の関係を満たす。
この性質を利用すると、TM01モードを選択的に発振するファイバレーザ、及び、TE01モードを選択的に発振するファイバレーザを実現することができる。
例えば、光ファイバF1及び光ファイバF3に書き込むブラッググレーティングのピッチを、図5に模式的に示すようにλTM1=λTM2となるように設定した場合、ファイバレーザ2は、TM01モードを選択的に発振するファイバレーザとなる。
何故なら、λTM1=λTM2となるのでTM01モードを光ファイバF1及び光ファイバF3の両方で反射することができ、TM01モードを再帰的に増幅するキャビティが構成されるのに対して、λTE1≠λTE2となるのでTE01モードを光ファイバF1及び光ファイバF3の両方で反射することができず、TE01モードを再帰的に増幅するキャビティが構成されないからである。
また、光ファイバF1及び光ファイバF3に書き込むブラッググレーティングのピッチを、λTE1=λTE2となるように設定した場合、ファイバレーザ2は、TE01モードを選択的に発振するファイバレーザとなる。
何故なら、λTE1=λTE2となるのでTE01モードを光ファイバF1及び光ファイバF3の両方で反射することができ、TE01モードを再帰的に増幅するキャビティが構成されるのに対して、λTM1≠λTM2となるのでTM01モードを光ファイバF1及び光ファイバF3の両方で反射することができず、TM01モードを再帰的に増幅するキャビティが構成されないからである。
なお、光ファイバF2に添加する希土類は、LP11モードのモード形状に応じて分布させることが好ましい。例えば、光ファイバ2を、LP11モードの電界強度|E(r)|が閾値以上になる第1の領域と閾値以下になる第2の領域とに分け、第1の領域にのみ希土類を添加する。あるいは、添加する希土類の濃度が、LP11モードの電界強度|E(r)|と比例するようにする。このような構成を採用することによって、LP01モードでの発振を抑制しつつ、LP11モードに属するTM01モード、HE21モード、TE01の何れかを選択的に発振するファイバレーザを実現することができる。
なお、ファイバレーザ2からファイバブラッググレーティング(光ファイバF1及び光ファイバ)を省略すれば、偏波保持機能を有するファイバアンプが実現される。すなわち、本実施形態に係る偏波保持ファイバ1の適用範囲は、ファイバレーザに限らず、ファイバアンプをその範疇に含む光増幅器全般に及ぶ。
本発明は、加工用のレーザ光を発生させるファイバレーザやファイバアンプなどに好適に利用することができる。
1 偏波保持ファイバ(光ファイバ)
11 コア
12 クラッド
13 内側領域
14 外側領域
2 ファイバレーザ(光増幅器)
FB1〜FB3 光ファイバ

Claims (5)

  1. 円柱型光導波路として機能する、LP1mモードに属するTM0mモードとTE0mモードとの間の結合が抑制された偏波保持ファイバにおいて、
    当該偏波保持ファイバの中心軸に関して軸対称な熱膨張係数分布であって、上記中心軸に直交する方向である径方向に沿って値が変化する熱膨張係数分布を有しており
    径方向に沿った熱膨張係数の変化によって、径方向に作用する主応力と周方向に作用する主応力との間に差を生じさせ、
    径方向に作用する主応力と周方向に作用する主応力との差によって、TM0mモードの伝播定数とTE0mモードの伝播定数との間に差を生じさせた、
    ことを特徴とする偏波保持ファイバ
  2. 上記熱膨張係数分布は、上記中心軸からの距離がrT(定数)となる点でのみ値が不連続に変化するステップ型である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏波保持ファイバ
  3. 上記中心軸に直交する直線上で熱膨張係数が不連続に変化する点から上記中心軸までの距離は、当該偏波保持ファイバのコア半径よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の偏波保持ファイバ
  4. 記中心軸に直交する直線上で熱膨張係数が不連続に変化する点から上記中心軸までの距離は、同直線上でLP1mモードの電界強度が最大となる点から上記中心軸までの距離と等しい、
    ことを特徴とする請求項3に記載の偏波保持ファイバ
  5. 請求項1からまでの何れか1項に記載の偏波保持ファイバを含んでいる、
    ことを特徴とする光増幅器。
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