JP5847687B2 - 画像処理の設定方法、プログラム、記録媒体、及び情報処理装置 - Google Patents
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Description
このため、低価格の画像形成装置の原稿読取部がカラー対応であっても、カラースキャナー機能を実現するためには、PC等の端末側で画像処理を行う必要がある。
このように端末側で画像処理を行う場合でも、スキャン動作を停止させないようにする必要がある。このためには、端末側で次のスキャン画像を取得するまでに、前のスキャン画像に対しての画像処理が完了している必要がある。
しかしながら、使用している端末の演算性能が低い場合、高解像度で複数の画像処理を行うと演算時間がかかり、スキャン動作が停止する。このため、生産性の低下につながってしまう。
しかしながら、このような構成では、スキャン動作が止まらない最適な解像度や画像処理の設定をユーザー自身が事前に試行錯誤して把握しておく必要があった。また、使用する端末を変更した場合には、再度、ユーザー自身でこれらの設定を調べ直す必要が生じていた。このため、ユーザーにとって手間がかかってしまうという問題があった。
このような技術として、特許文献1を参照すると、データ処理能力の低い情報処理装置に合わせて画像処理等のデフォルト条件が設定されているものの、情報処理装置の処理能力を検出することで、処理能力に釣り合ったデフォルト値を表示する情報処理装置が記載されている(以下、従来技術1とする。)。
このため、従来技術1のような情報処理装置をネットワークスキャン機能に用いても、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明の画像処理の設定方法は、前記所定時間は、前記画像データの読み取り停止が発生しない条件の時間であり、前記所定時間以内に前記コンピュータに実行可能な最大の解像度、実行する前記画像処理の種類、及び前記画像処理の処理回数を再設定することを特徴とする。
本発明のプログラムは、画像読取装置で読み取られた画像データを、コンピュータに取得させ画像処理を実行させるプログラムにおいて、前記コンピュータに前記コンピュータの演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得させ、前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出させ、前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定することを特徴とする。
本発明の記録媒体は、画像読取装置で読み取られた画像データを、コンピュータに取得させ画像処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記コンピュータに前記コンピュータの演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得させ、
前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出させ、前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定するプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、画像読取装置で読み取られた画像データを取得して画像処理を実行する情報処理装置において、前記情報処理装置の演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得する演算性能取得手段と、前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出する演算時間算出手段と、前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定する読み取り情報再設定手段とを備えることを特徴とする。
〔画像形成装置1の構成〕
次に、図1〜図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1(画像読取装置)の構成について詳しく説明する。
図1によると、本実施形態の画像形成装置1は、原稿読取部2、原稿給送部3(原稿給送手段)、本体部4、スタックトレイ5、操作パネル部6(操作パネル手段、ユーザー認証手段)を備えている。
原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。スタックトレイ5は、本体部4の形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部6は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
また、原稿給送部3により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。
給紙カセット421は、用紙保持手段として機能する。
給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部(搬送手段)として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部7に搬送される。
そして、画像形成部7によって現像された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ5に排出される。
操作パネル部6のタッチパネルやボタンは、ユーザーによる画像形成装置1の指示を受けとるユーザー指示取得手段として機能する。
また、本体部4は、図示しない手差しトレイの開閉や、給紙カセット421の交換等を用紙セットとして検知するセンサーも備えている。この他にも、各部位は、状態の変化を検知するためのセンサーを備えている。
画像形成装置1は、ネットワーク100を介して、端末200と接続されている。この端末200の構成については後述する。
制御部8は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作パネル部6から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。また、制御部8及び画像処理部10は、他の画像形成装置1やユーザーのPC(Personal Computer)やスマートフォン等である端末200からの指示で、各種の制御を行うこともできる。
また、制御部8は、スキャン設定部81(スキャン設定手段)を機能部位として備えている。
また、スキャン設定部81は、端末200から送信されたスキャン設定情報293を参照して、アカウント設定90に、読み取りの種別や解像度等を設定する。
記憶部9は、画像処理部10で画像処理された画像データ、記録媒体に記憶された各種ファイル、サムネイル画像のデータ等を記憶する。また、記憶部9は、各ユーザーの保存フォルダを備えている。
また、記憶部9は、アカウント設定90を記憶するアカウント設定記憶手段、スキャン画像データ95を記憶するスキャン画像データ記憶手段として機能する。
アカウント設定90には、ユーザーID毎に、読み取られるスキャン画像データ95の原稿サイズや読み取りの種別や解像度等が設定される。原稿サイズには、定形〜ユーザー定義サイズが設定される。また、読み取りの種別には、カラーやモノクロやグレースケール等が設定される。解像度には、200〜2400DPI(Dot per inch)のように設定される。
アカウント設定90のユーザーID毎の各ユーザーの情報は、操作パネル部6から、入力、登録、変更される。また、端末200や、カードリーダー等に接続された記録媒体から、当該ユーザーの各種情報を入力し登録してもよい。また、アカウント設定90には、ゲストのユーザーを登録してもよい。
スキャン画像データ95としては、RGBカラーやモノクロやグレースケールのビットマップ画像のファイルや、ランレングスやLZW等で軽度に圧縮されたファイル等が用いられる。このように、複雑な画像処理を行わないことで、画像処理部10にスキャナ用の画像処理専用回路を備える必要がなくなり、コストを削減できる。
また、画像処理部10は、原稿読取部2で読み取られた画像を、スキャン画像データ95に変換する。この際に、画像処理部10は、複雑な各種画像処理を特に行わず、圧縮のみ行うように構成してもよい。
ネットワーク送受信部12は、ネットワーク100を介し、端末200と接続される。これにより、ネットワーク送受信部12は、スキャン画像データ95等を、端末200に送信し、端末200からスキャン設定情報293等を受信する。
また、画像形成装置1は、他の画像形成装置1や外部のサーバ(図示せず)にアップロードを行うためのアップロード部等を備えていてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
次に、端末200の制御構成について説明する。
図2によると、本実施の形態の端末200は、I/O部210、入力部260、表示部270、制御部280(制御手段)、記憶部290(記憶手段)、ネットワーク送受信部220を備えている。
端末200は、ネットワーク送受信部220を介して、スキャン画像データ95等を受信し、スキャン設定情報293等を送信する。
なお、ネットワーク送受信部220は、外部のハブやルータ等に接続され、ネットワーク100に接続されていてもよい。
具体的には、制御部280は、記憶部290に記憶されたドライバー291等の制御プログラムの各種処理を実行することで、各種機能を実現する。また、制御部280は、記憶部290に記憶されたドライバー291等の制御プログラムと協働して、各手段として機能する。
つまり、制御部280は、画像形成装置1からスキャン画像データ95を受信する画像データ取得手段、システム情報292を取得するシステム情報取得手段、ユーザーの指示によりスキャン設定情報293を設定する読み取り情報設定手段、スキャン設定情報293のスキャン設定での画像処理のページ当たりの演算時間を算出する演算時間算出手段、スキャン設定情報293の優先順位に従ってスキャン設定情報293を再設定する読み取り情報再設定手段、実際に画像処理を行いスキャン画像ファイル295を作成する画像処理実行手段等として機能する。
また、記憶部290は、ドライバー291(制御プログラム)、システム情報292、スキャン設定情報293、スキャン画像ファイル295を記憶する。
また、ドライバー291は、製品仕様で決められているページ当たりの演算時間の制限時間となる所定時間の情報を含んでいる。この所定時間としては、原稿読取時間が長くなる原因となるスキャン動作停止(画像データの読み取り停止)が、ほぼ発生しない条件の時間、例えば一ページにつき数秒〜数百ミリ秒以内といった単位で設定される。
これに加えて、ドライバー291は、各種アプリケーションの印刷時にスプールされた描画データを、画像形成装置1の印刷データに変換し、ネットワーク送受信部220を介して送信してもよい。
なお、ドライバー291は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶され、制御部280により記憶部290へインストールされてもよい。さらに、ドライバー291は、ネットワーク100経由で画像形成装置1や他のサーバ(図示せず)等から記憶部290へインストールされてもよい。
さらに、システム情報292は、制御部280のドライバー291のベンチマークプログラムによって算出された端末200の演算性能情報も含む。
この演算性能情報は、端末200が各画像処理において1ピクセル(pixel, dot)あたりの演算に必要な画像処理時間情報、画像形成装置1からネットワーク100を介してスキャン画像データ95を取得する際のネットワーク遅延時間情報、記憶部290のRAMやHDD等のアクセスに必要な時間等であるアクセス遅延情報等を含む。
スキャン設定情報293は、読み取り原稿の大きさを示す原稿サイズ情報、スキャンのDPI等の解像度の設定である解像度設定情報、画像処理の優先順位の設定である優先順位情報、各画像処理の設定値である画像処理設定値情報等を含む。
また、スキャン設定情報293は、画像形成装置1のユーザーIDやパスワード等のアカウント情報についても含んでいる。
スキャン画像ファイル295は、図示しないアプリケーションを用いて閲覧したり、画像形成装置1で印刷等の出力をしたりすることが可能である。また、スキャン画像ファイル295は、画像データ以外にも、OCR(光学文字認識)された文字データを含んでいてもよい。
入力部260によるユーザの入力により、画像形成装置1から原稿の読み取りを指示したり、ドライバー291のGUIを用いてスキャン設定情報293を変更できる。
表示部270は、GUIによる原稿の読み取りの指示やスキャン設定情報293の設定の各種指示、作成されたスキャン画像ファイル295の閲覧等に用いられる。
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による画像読み取り方法の処理であるスキャン処理について説明する。
本実施形態のスキャン処理では、まず、端末200の演算性能情報が、OSの情報やベンチマーク等によりシステム情報292として取得される。また、スキャンの際の読み取りの種別、原稿サイズ、行いたい画像調整項目の優先順位付けや設定値等が、ユーザーの指示にてスキャン設定情報293に設定される。そして、システム情報292及びスキャン設定情報293により、端末200の演算性能情報に応じて、スキャン動作を停止させない範囲で実行可能な画像処理が算出され再設定される。この再設定は、ユーザーの優先順位情報と画像処理設定値情報とを基に、最適な解像度と画像処理の種類、回数が算出される。実際にこの算出された設定でスキャンが行われた後、これらの情報は再設定され、画像形成装置1のアカウント設定90にも設定される。
以下で、図3のフローチャートにより、本実施形態のスキャン処理の詳細について、ステップ毎に詳しく説明する。この処理は、制御部280が、記憶部9に記憶されたドライバー291を含むプログラムに従って、ハードウェア資源を用いて実行する。
まず、制御部280は、システム情報設定処理を行う。
ここでは、制御部280はOSのプロパティ情報等を参照して、制御部280のクロック周波数、CPUコア数、同時実行可能プロセス数、同時実行可能スレッド数、実行可能なSIMD(Single Instruction Multiple Data)やベクトル演算インストラクションの種類、GPU等による演算支援(Acceleration)の有無等の、制御部280の演算性能情報を取得する。制御部280は、この演算性能情報を基に、各画像処理について、1画素あたりの演算時間を画像処理時間情報として算出して、システム情報292として記憶する。なお、演算性能情報の各種類別に、システム情報292を設定するためのプリセット値のテーブル等をドライバー291の作成時に用意しておくこともできる。このような構成において、制御部280は、記憶部290に記憶されたこのテーブル等を参照して画像処理時間情報を算出してもよい。
また、制御部280は、実際にドライバー291のインストールやユーザーの指示時にベンチマークプログラムを実行して、実際の画像処理の実行の性能から画像処理時間情報を算出してもよい。さらに、制御部280は、ベンチマークプログラムにより、画像形成装置1との間でダミーデータ等を送受信し、ネットワーク100のスピードをネットワーク遅延時間情報として取得し、記憶部290のアクセス遅延情報等を取得してシステム情報292に含ませて記憶してもよい。
次に、制御部280は、画像処理設定処理を行う。
制御部280は、入力部260からのユーザーの指示により、スキャンの各設定値を算出し、スキャン設定情報293として記憶部290に記憶する。
図4を参照して、この画像処理設定処理の詳細について説明する。
図4(a)の画面例500では、ユーザーは、ドライバー291のGUI画面上で、「原稿サイズ設定」「解像度設定」「画像処理の優先順位指定」等を指示する。
「原稿サイズ設定」は、画像形成装置1で読み取るための原稿のサイズを設定するための指示欄である。この原稿サイズ情報は、実際の原稿のサイズだけでなく、作成後のスキャン画像ファイル295の画像データのサイズに適用してもよい。
「解像度設定」は、スキャン画像ファイル295にて優先させるスキャンの解像度を設定するための指示欄である。
「画像処理の優先順位指定」は、スキャン画像に対して実行したい画像調整の画像処理の優先順位付けを設定するための指示欄である。この欄においては、例えば「シャープネス調整」「なめらか調整」「濃度調整」「色調整」の順番で画像処理を優先して実行するよう指定される。
図4(b)の画面例510では、ユーザーは、「シャープネス調整」「なめらか調整」「濃度調整」「色調整」等の各画像処理の設定値を指示する。この他にも、ユーザーは、「明るさ調整」「コントラスト調整」等の設定値を指示可能である。
なお、制御部280は、読み取りの種別等についても設定可能である。さらに、制御部280は、OCR(光学文字認識)等を行う場合に、文字認識精度を上げるための最低解像度等が設定されていてもよい。
次に、制御部280は、画像処理時間算出処理を行う。
制御部280は、システム情報292及びスキャン設定情報293を参照し、選択されているスキャン設定における、ページ当たりの画像処理時間を算出する。この画像処理時間は、解像度と画像処理の種類や処理回数により変化する。
この画像処理時間算出処理の詳細については、後述する。
次に、制御部280は、ページ当たりの画像処理時間が所定時間以内か否かについて判定する。
制御部280は、算出されたページ当たりの画像処理時間が、画像形成装置1の製品仕様で決められているページ当たりの演算時間の制限時間となる所定時間以内か否かを判定する。
Yes、すなわち所定時間以内であった場合、制御部280は、処理をステップS106に進める。
No、すなわち所定時間より長かった場合、制御部280は、処理をステップS105に進める。
算出された画像処理時間が所定時間以内でなかった場合、制御部280は、画像処理再設定処理を行う。
制御部280は、スキャン設定情報293を参照し、ユーザーにより設定された各設定値を「画像処理の処理回数」「優先する画像処理」「解像度」の順番に低下させる。ここでは、制御部280は「優先する画像処理」の優先度が低い順に「画像処理の処理回数」を低下させる。すなわち、制御部280は、当該「画像処理の処理回数」が「0」になった場合に、当該画像処理を行われないように設定する。この上で、制御部280は、すべての「画像処理の処理回数」が「0」になった時点において、解像度を優先順位に従って低下させる。
制御部280は、この低下させた各設定値を、新たなスキャン設定として選択する。
このため、制御部280は、スキャン設定情報293の優先順位情報により、優先順位の低い順から、このような画像処理の設定値を「弱」の方に低下させる設定を選択することで、画像処理の処理回数を低下させ、画像処理時間を短縮させる。
なお、例えば、「濃度調整」や「色調整」のような画像処理においては、設定値にかかわらず一画素について同一の演算を行う。このため、制御部280は、このような画像処理については、画像処理の処理回数は変化させない。
また、制御部280は、例えば、なめらか調整の演算のための周囲の画素の参照範囲を少なくする、整数にて演算する、適用するアルゴリズムを単純化する等の、画像処理時間を短縮させる設定にしてもよい。
また、「解像度」としては、ユーザーが優先した解像度から、例えば100DPI単位で、解像度を減らす設定を選択する。
また、「解像度」の設定値を最低値にしてもページ当たりの所定時間以内にならなかった場合は、制御部280は、GUIにより「PCの処理性能が不十分です」等のメッセージを表示してもよい。この場合でも、制御部280は、時間がかかってもスキャンを行うことが好適である。
算出された画像処理時間が所定時間以内であった場合、制御部280は、スキャン画像取得作成処理を行う。
端末200の制御部280は、選択されたスキャン設定をスキャン設定情報293として記憶部290に記憶する。制御部280は、ユーザーの指示により、画像形成装置1にスキャンを開始するよう要求信号を送信し、スキャン設定情報293を送信する。
これを受信した画像形成装置1のスキャン設定部81は、アカウント設定90にスキャン設定情報293の読み取りの種別、原稿サイズ、解像度等の情報を設定する。スキャン設定部81は、これらの情報を基に、原稿読取部2の原稿を読み取って、画像処理部10で画像処理後、スキャン画像データ95として記憶する。この時点では、スキャン画像データ95は、画像形成装置1の原稿読取部2で可能な、最高解像度やカラーのファイルであってもよい。そして、スキャン設定部81は、スキャン画像データ95を送信する。
端末200の制御部280は、スキャン画像データ95を受信して、一時ファイルとして記憶部290に記憶する。この上で、制御部280は、スキャン設定情報293に従って、読み取りの種別や解像度を変換して一時的な画像データを記憶部290に記憶する。そして、制御部280は、この一時的な画像データに対して、実行可能な画像処理のみを実行し、処理済みのスキャン画像ファイル295を作成して記憶部290に記憶する。この際、端末200の制御部280は、ページ当たりの各画像処理の演算時間を改めて算出して、システム情報292の内容を更新してもよい。
なお、画像形成装置1のスキャン設定部81は、スキャン設定情報293の解像度が低かった場合は、スキャン画像データ95を縮小等してから送信してもよい。これにより、ネットワークの帯域を圧縮し、送受信時間を短縮できる。
次に、制御部280は、画像処理設定修正処理を行う。
この処理においては、制御部280は、上述のスキャン画像取得作成処理でスキャン時に更新されたシステム情報292を用いて、スキャン設定情報293を最適なスキャン設定に再設定する。
制御部280は、スキャン設定情報293が再設定された場合、このスキャン設定情報293を画像形成装置1へ送信する。これを受信した画像形成装置1のスキャン設定部81は、アカウント設定90に設定し直す。この処理により、次回以降には、最適なスキャン設定でスキャンの取得を行うことが可能になる。
以上により、本発明の実施の形態に係るスキャン処理を終了する。
次に、図5を参照して、上述の画像処理時間算出処理の詳細について、ステップ毎に詳しく説明する。
まず、制御部280は、画素数算出処理を行う。
制御部280は、スキャン設定情報293の原稿サイズ情報及び解像度設定情報から、ページ当たりの画素数を下記の式で算出する。
(ページ当たりの画素数[pixel/page])
= {(原稿の縦の長さ[inch])×(解像度[dpi])}×{(原稿の横の長さ[inch])×(解像度[dpi])}
= (原稿の縦の画素数[pixel])×(原稿の横の画素数[pixel])
次に、制御部280は、画像処理演算時間算出処理を行う。
制御部280は、システム情報292を参照し、各画像処理の1画素当たりの画像処理時間情報と、上述のページ当たりの画素数とから、各画像処理のページ当たりの演算時間を算出する。
たとえば、画像処理Aについて演算時間を算出する場合は、下記の式となる。
(画像処理Aのページ当たりの演算時間[time/page])
= (1画素当たりの画像処理時間[time/pixel])×(ページ当たりの画素数[pixel/page])
次に、制御部280は、処理時間合計値算出処理を行う。
制御部280は、スキャン設定における設定値ごとに実行する各画像処理のページ当たりの演算時間を合計することで、画像処理のページ当たりの演算時間を算出する。
たとえば、画像処理A、B、C……についての合計となる画像処理のページ当たりの演算時間を算出する場合は、下記の式となる。
(画像処理のページ当たりの演算時間[time/page])
=(画像処理Aのページ当たりの演算時間[time/page])
+(画像処理Bのページ当たりの演算時間[time/page])
+(画像処理Cのページ当たりの演算時間[time/page])+ …
(1画素当たりの全ての画像処理の演算時間の合計[time/pixel])
=(画像処理Aの設定値における1画素当たりの演算時間[time/pixel])
+(画像処理Bの設定値における1画素当たりの演算時間[time/pixel])+ …
(画像処理のページ当たりの演算時間[time/page])
=(ページ当たりの演算回数[cycle/page])/(PCのCPUクロック数[GHz])
=(ページ当たりの演算回数[cycle/page])/(1秒当たりの演算可能回数[cycle/sec])
この式において、コア数やスレッド数が1つでない場合は、この時間を適宜割ったり減算したりして算出可能である。また、演算支援による演算が可能な画像処理については、別途、演算時間を算出する。
以上により、本発明の実施の形態に係る画像処理時間算出処理を終了する。
本発明の実施の形態に係る端末200は、原稿読取時間が長くなる原因となるスキャン動作停止が発生しない条件の下で、読取画像を最適な解像度に変換し、ユーザーの優先順位に応じた画像処理を選択して行うことができる。
これにより、生産性と画像品質とを両立したスキャン画像ファイル295を作成でき、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、新興国等で低価格の画像形成装置1を用いても、端末200の演算性能が十分なら最適な設定でスキャンができ、コストを削減できる。
つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバ等、外付けのストレージ等を用いる構成であってもよい。
また、本実施形態のスキャン処理を、端末200以外のサーバ等で実行し、スキャン画像ファイル295を端末200で取得するような構成であってもよい。
2 原稿読取部
3 原稿給送部
4 本体部
5 スタックトレイ
6 操作パネル部
7 画像形成部
8、280 制御部
9、290 記憶部
10 画像処理部
11 FAX送受信部
12、220 ネットワーク送受信部
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読取スリット
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
71 感光体ドラム
72 露光部
73 現像部
74 転写部
75 定着部
81 スキャン設定部
90 アカウント設定
95 スキャン画像データ
100 ネットワーク
200 端末
210 I/O部
260 入力部
270 表示部
291 ドライバー
292 システム情報
293 スキャン設定情報
295 スキャン画像ファイル
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
500、510 画面例
Claims (5)
- 画像読取装置で読み取られた画像データを、コンピュータにより取得して画像処理を実行する画像処理の設定方法において、前記コンピュータにより
前記コンピュータの演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得し、
前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出し、
前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定する
ことを特徴とする画像処理の設定方法。 - 前記所定時間は、前記画像データの読み取り停止が発生しない条件の時間であり、
前記所定時間以内に前記コンピュータに実行可能な最大の解像度、実行する前記画像処理の種類、及び前記画像処理の処理回数を再設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理の設定方法。 - 画像読取装置で読み取られた画像データを、コンピュータに取得させ画像処理を実行させるプログラムにおいて、前記コンピュータに
前記コンピュータの演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得させ、
前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出させ、
前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定する
ことを特徴とするプログラム。 - 画像読取装置で読み取られた画像データを、コンピュータに取得させ画像処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記コンピュータに
前記コンピュータの演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得させ、
前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出させ、
前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定する
プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。 - 画像読取装置で読み取られた画像データを取得して画像処理を実行する情報処理装置において、
前記情報処理装置の演算性能情報、及び前記コンピュータにより実行され、ユーザーにより設定された複数の前記画像処理の設定情報を取得する演算性能取得手段と、
前記演算性能情報、及びユーザーにより設定された複数の前記画像処理の前記設定情報により、複数の前記画像処理のページ当たりの演算時間をそれぞれ算出する演算時間算出手段と、
前記演算時間の合計が所定時間より長かった場合、設定された複数の前記画像処理の優先順位に従って、設定された前記画像データの解像度を低下させ、実行する前記画像処理の種類を再設定し、及び処理回数を再設定する読み取り情報再設定手段とを備える
ことを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
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| JP2012240949A JP5847687B2 (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 画像処理の設定方法、プログラム、記録媒体、及び情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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