JP5848040B2 - 振動ふるい機の製造装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、従来のように網部材をクランプで保持する場合、網部材は大きな力で保持することが難しい。これは、網部材として例えばポリアミド樹脂などの樹脂製のものを想定しているため、網部材の破損を招かない程度の保持力を設定しているためである。そのため、網部材を保持したクランプを外側へ引っ張ると、その引っ張り力が、クランプの外側に向かって、つまり、クランプが網部材を挟む方向に直交する方向に向かって作用することから、クランプが網部材から外れてしまう場合がある。従って、保持力を超える張力の設定が難しく、例えばステンレスなどのように網部材に大きな保持力が要求される金属製の網部材は組み付けることができないという問題がある。
この構成によれば、保持部に保持された網部材の張力は、張力調整部が当該網部材を枠部材支持部に支持された枠部材とともに保持部の軸方向の一方へ押し込むことにより調整される。即ち、網部材を挟み込んで保持する保持部を外側に向かって、つまり、保持部が網部材を挟む方向に直交する方向に向かって引っ張るのではなく、網部材を保持部の軸方向、つまり、保持部が網部材を挟む方向に沿って引き延ばすようにすることで、網部材の張力が調整されるようになる。従って、網部材に張力を調整するための大きな引っ張り力が作用したとしても、その引っ張り力は保持部が網部材を挟む方向に作用するので、保持部が当該網部材から外れ難くなる。これにより、例えば網部材が大きな保持力が要求される金属製の網部材であっても、大きな引っ張り力を付与して張力を調整することができるようになり、従って、網部材の材料に関わらず、所望の張力で網部材を組み付けることができる。
図1および図2に示すように、振動ふるい機の製造装置10(以下、単に製造装置10と称する)は、保持部11と、枠部材支持部12と、張力調整部13とを備えて構成されている。なお、この製造装置10は、図示しない振動ふるい機の構成要素の1つであるふるい枠F(図3(d)参照)を製造する装置、つまり、ふるい枠の製造装置として捉えることもできる。
保持部11は、上保持枠14と、下保持枠15と、クランプ16とを備えて構成されている。上保持枠14および下保持枠15は、何れも周方向に見た断面が矩形状の円環状に形成されており、保持部11の軸方向(この場合、上下方向)に相互に対向して重ね合わせられる。クランプ16は、下挟持アーム16aと、上挟持アーム16bと、保持力調整用の回転ピン16cとを備える。下挟持アーム16aは、上方に屈曲する先端部(自由端部)を有する。上挟持アーム16bは、下方に屈曲する先端部(自由端部)を有し、且つ、下挟持アーム16aのほぼ中央部に回動可能に設けられている。下挟持アーム16aの先端部と上挟持アーム16bの先端部とは相互に対向している。回転ピン16cは、その回転量に応じて、下挟持アーム16aに対する上挟持アーム16bの回動量を調整し、これにより、クランプ16の挟持力(上保持枠14および下保持枠15を保持部11の軸方向に沿って締め付ける力)を調整する。なお、図2では、クランプ16を透視状に示しており、内部の回動構造なども示している。
このように構成された枠部材支持部12は、ふるい枠Fの一部である外枠を構成する環状の枠部材W(図3参照)を各支持用金具20に係止させることで支持する。この場合、枠部材支持部12は、支持用金具20を有する各スライド部18のスライド位置を、支持する枠部材Wの径寸法に応じて調整することで、異なる径寸法の枠部材Wを支持することが可能である。
この固定機構部24は、本体部24aと固定部24bとを備える。本体部24aは、全体として直方体形状に長く形成されており、その長手方向が枠部材支持部12の中心部(2本のレール部17が交差する部分であり、換言すれば、枠部材支持部12に支持された枠部材Wの中心部)に向かうように配置されている。固定部24bは、本体部24a上を当該本体部24aの長手方向に沿ってスライド移動可能に設けられている。この固定部24bの位置(本体部24a上におけるスライド位置)は、位置固定用のレバー24cを回転させることによって固定可能に構成されている。
このようにして保持部11が張力調整部13の固定機構部24に固定された状態では、その固定機構部24が外枠部材13a(張力調整部13の外郭)の外縁部、つまり、外枠部材13a(張力調整部13)の内側に配置される枠部材支持部12よりも外側に位置していることから、枠部材支持部12は、固定機構部24に固定された保持部11の内側に位置するようになる。そして、枠部材支持部12は、昇降機構部21が昇降台22を昇降させることに伴い、保持部11の内側において当該保持部11の軸方向(上下方向)に沿って往復移動可能な状態となる。
網部材Aに所望の張力が付与されたところで、その状態を、少なくとも接着剤が十分に乾いて網部材Aが枠部材Wに固定されるまで維持する。そして、図3(d)に示すように、網部材Aのうち枠部材Wよりも外側の部分を切断すると、枠部材Wに網部材Aが固定されたふるい枠Fが製造される。
この構成によれば、枠部材Wのうち網部材Aに接触する部分に接着剤が塗布されているので、網部材Aを枠部材Wとともに上方(保持部の軸方向の一方)へ押し込むだけで、網部材Aをその張力が調整された状態で枠部材Wに固定することができ、これにより、所望の張力で網部材Aが組み付けられたふるい枠Fを製造し易くすることができ、ひいては、このふるい枠Fを備える振動ふるい機を製造し易くすることができる。
中間台23の高さ寸法を適宜変更して設定することで、網部材Aを保持した保持部11に対する枠部材支持部12の往復移動範囲、換言すれば、この枠部材支持部12に支持された枠部材Wの往復移動範囲を適宜調整することができる。また、枠部材支持部12に支持された枠部材Wを、網部材Aを保持した保持部11よりも上方(軸方向の一方)に十分に上昇させることができるのであれば、中間台23を設置せずに枠部材支持部12を昇降台22の上面に直接的に載置する構成としてもよい。
網部材Aを保持した保持部11よりも上方に張力調整部13を設置し、網部材Aを枠部材Wとともに下方(保持部の軸方向の他方)へ押し込むことにより網部材Aの張力を調整する構成としてもよい。
上保持枠14および下保持枠15は、断面矩形状に限られるものではなく、例えば断面円形状や断面楕円形状など種々の断面形状で構成することができる。また、上保持枠14および下保持枠15の何れか一方を断面矩形状に他方を断面円形状に構成することも可能である。要は、網部材Aを保持部11の軸方向に沿って挟み込むことができる形状であればよい。
枠部材W、換言すれば、製造装置10によって製造されるふるい枠Fは、円環状に限られるものではなく、環状であれば、例えば楕円環状や多角形環状に形成してもよい。この場合、枠部材Wの形状(製造したいふるい枠Fの形状)に合わせて、保持部11の形状も適宜変更可能である。また、保持部11は、環状である必要はなく、例えば、保持部を複数の保持用部品(クランプ状の部品)で構成し、網部材Aの外縁部の複数個所をそれら複数の保持部品によって部分的に保持する構成としてもよい。
Claims (1)
- 外枠とふるい網を備えるふるい枠を製造するものであって、
前記ふるい枠のふるい網を構成する網状の網部材を挟み込んで保持する保持部と、
前記保持部の内側に前記保持部の軸方向へ往復移動可能に設けられ、前記ふるい枠の外枠を構成する環状の枠部材を支持する枠部材支持部と、
前記保持部に保持されている前記網部材を、前記枠部材支持部に支持されている前記枠部材とともに前記保持部の軸方向の一方へ押し込むことにより前記網部材の張力を調整する張力調整部と、
を備える振動ふるい機の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011139429A JP5848040B2 (ja) | 2011-06-23 | 2011-06-23 | 振動ふるい機の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011139429A JP5848040B2 (ja) | 2011-06-23 | 2011-06-23 | 振動ふるい機の製造装置 |
Publications (2)
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|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011139429A Active JP5848040B2 (ja) | 2011-06-23 | 2011-06-23 | 振動ふるい機の製造装置 |
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