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JP5848779B2 - アプリケータ - Google Patents
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JP5848779B2 - アプリケータ - Google Patents

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Description

本発明はスティックの形態の配合素材、特に化粧用配合素材を塗布するためのアプリケータに関する。
好ましくは、スティック形配合素材が、回転機構の前部に組み込まれて回転機構から軸方向にねじり出され得るか、またはねじられて前後に移動させられ得るように配された、ペンシルの形態にある、化粧用配合物のためのアプリケータは周知である。これに関する説明は、例えば、特許文献1,2,3,4及び5または特許文献6及び7に見ることができる。
これらのアプリケータは「ライナー」として、例えばリップライナー、アイライナー、眉墨ペンシルとして、またはいずれかのポイントに施されるコンシーラーとして、用いられる。そのような「ライナー」は通常2〜5mmの範囲のスティック直径を有し、35〜60mmの範囲にあるスティック有効長を有する。これは、上述した種類のアプリケータが、スティック直径が10mmの15mmの間の範囲にあり、スティック長が35mmと45mmの間にある、通常の口紅棒とはかなり異なる寸法を(及びかなり異なる持ち扱い問題も)有することを意味する。
汎用アプリケータは一般に細長円筒の形状を有する。アプリケータの前部は塗布されるスティック形配合素材を収容するに十分に長くなければならず、アプリケータの後部には通常、回転しないが軸方向に変位可能な態様で取り付けられ、前部のねじが切られた部分と協働してスティック形配合素材をアプリケータから押し出すことができる、ねじ込スピンドルがある。
化粧品の分野でのアプリケータにおいて、スティック形配合素材は人間の皮膚等に軽く塗布される多少軟質の化粧用材料からなる。ほとんどの場合、そのような化粧用配合素材は剛体ではなく、圧縮力または剪断力にさらされると変形するかあるいは液状化さえする揺変性配合物である。したがって、押しスピンドルの相対回転運動をスティック形配合素材に対する軸方向限定運動に変換するため、ねじ込スピンドルとスティック形配合素材の間に中間部材が必要である。スティックに固く結合されるが、玉継手を介してねじ込みスピンドルと協働する、押し部材またはスティックホルダーは技術上既知である。
従来技術で既知のアプリケータの構造には、使用の過程において、可能であれば、スティック形配合素材の全部がアプリケータから送り出されるに十分な「正味長」をもって、ねじ込スピンドルが基本的に構造内に収容されなければならないから、後部が十分に長くつくられることが必要である。ねじ込スピンドルが前部とともに回転することを防止するため、回転スピンドルの末端に後部内部の対応する手段と協働する固定手段もなければならない。ねじ込スピンドルは上述した中間手段及び玉継手またはいかなる回転も切り離すに十分な何か他の手段も有していなければならない。これのの副部材の付加の結果、例えば上述した特許文献6及び7に見られるように、アプリケータの全長がかなり長くなる。
独国特許発明第3215215A1号明細書 独国特許発明第19851219A1号明細書 独国特許発明第3728427C1号明細書 独国特許発明第3835679C2号明細書 独国特許発明第4445230C2号明細書 米国特許第5366311A号明細書 米国特許第5364197A号明細書
本発明の考え得る一課題は、アプリケータの後部を、使用の過程において保持部材から可能な限り完全にスティック形配合素材の全部を送り出すに十分でなければならない、ねじ込スピンドルの長さにより従来技術で可能であるよりも、特にその長さに関して、自由に設計できる、初めに詳述した種類のアプリケータを提供することにある。
上記課題は特許請求項1の特徴によって達成される。本発明の有用な構成及び発展形態は続く特許請求項2〜15に見られる。
本発明にしたがうアプリケータは、軸線に沿って延びるスティックの形態にある、化粧用配合素材のような、配合素材を塗布するために提供されることが好ましい。本アプリケータは、塗布されるべきスティック形配合素材がそれによって案内され、スティック形配合素材のための出入開口がある、(前進機構の一部品としての)回転可能部品を有する。スティック形配合素材を軸方向に前進させるための(前進機構の別の部品としての)中空シャフトが軸方向に固定された回転可能連結を介して回転可能部品に結合される。例えばスタイラスまたはペンシルの形態にある本体が中空シャフトに連結される。スティック形配合素材の露出先端のための保護部品としての、回転可能部品のためのキャップが脱着可能な態様で中空シャフトに連結可能であるかまたは連結される。回転可能部品と中空シャフトの間の軸方向に固定された回転可能部品は中空シャフトと回転可能部品が相互に嵌合する領域において、回転可能部品の結合部と中空シャフトの相補当接(complementary counterpart)結合部を結合することで形成される。
特に好ましい実施形態の1つにおいて、アプリケータの持ち扱いに好ましい把持面を形成する把持部材が回転可能部品と本体の間で中空シャフトに形成される。把持部材は中空シャフト上のスリーブの形態で配置することができる。例えば、把持部材は、製造中に二成分法を用いて中空シャフト上に射出成形することができ、あるいは別部材として中空シャフト上に押し被せることもできる。したがって、持ち扱いに好ましい領域、すなわち所望の触感上及び光学上の特性に関して好ましい把持面は、材料の自由選択及び自由に設計される形状により、ほぼ思い通りに設計することができる。
好ましい実施形態の1つにおいて、中空シャフトは前進機構のためのハウジングである。中空シャフト及び回転可能部品に加えて、前進機構は(前進機構の別のコンポーネントとして)スティック形配合素材のための送り手段も有し、送り手段は中空シャフト内に軸方向に変位可能な態様で配置される。中空シャフトと送り手段の間の連結部の接触面を−好ましくは押込嵌合(positive engagement)面として−適切に設計することにより、中空シャフトと送り手段は中空シャフトに対する送り手段の(または送り手段に対する中空シャフトの)回転が中空シャフト内の送り手段の軸方向変位をおこさせるような態様で連結部分において協働する。
回転可能部品上の出入開口に面する端面において、送り手段は、無回転態様で−好ましくは押込嵌合により−入れ子区画を介して、また軸方向に相互に、特に入れ子態様で、押され得るように、回転可能部品にも結合される。これは、送り手段が中空シャフト内部で回転することができ、したがって回転可能部品を回転させることでアプリケータの外側から送り手段を移動させ得ることを意味する。比較的短く設計することができる入れ子区画及び連結部により、前進機構の装着に必要な長さがかなり減じられる。この状況において特に有利なことは、結果として、特にその長さに関して、かなりの程度まで、本体を自由に設計できることである。
回転運動を軸方向並進運動に変換するため、送り手段は、中空シャフトの整合スピンドル部分の内面ネジと噛み合う外面ねじを有するスピンドル部を、例えば連結部に、有することができる。したがって、中空シャフトと送り手段の間の回転運動は中空シャフト内の送り手段の軸方向運動をおこさせる。送り手段のスピンドル部は、送り手段の軸方向運動とともに移動するから、短くしておくことができる。中空シャフトのスピンドル部はその長さが所望の送り行路に実質的に等しいように設計されなければならない。
キャップに関し、キャップが第1の末端に押込開口を有し、第2の末端において閉鎖されていること、及びキャップは、回転可能部品を回転させるための作動面が完全にキャップで閉包されるような仕方で、中空シャフトに脱着可能な態様で連結され得ることに注意すべきである。キャップは、使用していないときに、スティック形配合素材を汚染及び損傷から保護する。中空シャフトとキャップの間の差込連結は一般に、一つには射出成形機からの把持部材の取外しを容易にするため、少なくともある程度は、円錐形領域として形成される。スティック形配合素材が可能な限り皮膚上にとどまるように、また塗布した場所からのいかなる移去も可能な限り長く防止するため、スティック形配合素材が、揮発性シリコーンオイルまたはイソパラフィンのような、揮発性成分を含有していれば、クランプ嵌めが適切に気密になるように、中空シャフトとキャップの間に優れた封止が必要である。この目的のため、押込状態において相補形キャップ端面が接する第1の停止面を把持部材上に形成することができる。把持部材がシリコーンゴム等のような軟質材料でつくられていれば、差込連結及び接触端面を適宜に設計することで、閉じたアプリケータを、特にキャップ内部をより良く密封することができる。
アプリケータの上述したコンポーネントの寸法決定に関して、好ましくは入れ子区画の軸長が回転可能部品の軸長以下であることに注意すべきである。したがって、入れ子区画の長さは、アプリケータからねじって出すことができるスティックの長さにほぼ等しい。
入れ子区画の軸長と連結部の軸長の和は中空シャフトの軸長にほぼ等しいことが好ましい。回転可能部品の、中空シャフトの外側にある部分の軸長は、本体の最小必要軸長より短いことが好ましい。キャップの軸長は、キャップをアプリケータから引き抜いたときのキャップのいかなる斜行も防止するため、したがってスティックのいかなる損傷も防止するため、回転可能部品の軸長より短いことが好ましい。キャップの軸長は本体の軸長以下であることが好ましい。
キャップの長さに対するアプリケータの全長の比は2.0と6.0の間の範囲、好ましくは2.5と5.0の間の範囲、特に好ましくは3.5と4.5の間の範囲にある。キャップの最大直径に対するキャップの長さの比は2.5と5.5の間の範囲、好ましくは3.0と5.0の間の範囲、特に好ましくは3.5と4.5の間の範囲にある。
キャップ及び本体はそれぞれ、その直径が結合部からアプリケータ(A)のそれぞれの末端にかけて少なくとも区画毎に減じる、少なくともほぼ截頭円錐の形状を有する。キャップは、アプリケータの軸線に対して90°以下の、好ましくは90°より小さい、角度をなして広がる端面を閉鎖端に有することができる。
中空シャフトは、好ましくは接着により及び/または材料結合により及び/または押込嵌合により、本体に固定態様で連結されることが好ましい。アプリケータの出入開口とは逆側の末端に対応する、回転可能部品の逆側の末端において、本体は一体の閉鎖端を有することができる。これは最も簡単な別形である。あるいは、本体のその末端に開放端を設けることができ、好ましくはポット様カプセルとして設計される。このカプセルは追加部材を受け入れるために用いることができる。
追加部材は、例えば固定態様で挿入されたエンドプラグとすることができる。このエンドプラグはスティック形配合素材の色を表示するように適合させることができる。例えば、閉じられたアプリケータに収められているスティックの色が外側から分かるように、スティック形配合素材の色にしたがって彩色することができる。そのようなエンドプラグは本体に非脱着態様で、すなわち固定態様で、結合されることが好ましい。別形として、固定態様で挿入されたアプリケータ、例えば塗布されるスティック形配合素材をブレンドするためのブレンディングアプリケータを与えることができる。最後に、取外し可能なアプリケータ、特にスティック用シャープナー、を備えるアプリケータを本体の末端に取外し可能な態様で挿入することもできる。したがって、挿入アプリケータを有するアプリケータの末端は、上述したように、例えばスティック形配合素材をブレンドするためにはたらく。アプリケータが取り外されると、アプリケータに備えられたスティック用シャープナーを用いることができる。もちろん、アプリケータを有する別形において、スティック形配合素材の色を表示するため、アプリケータ全体またはアプリケータの一部を彩色することもできる。
図1は本発明にしたがうアプリケータの側面図を示す。 図2は図1の線X−Xに沿うアプリケータの断面図を示す。 図3は図2に示されるアプリケータのキャップの断面図を示す。 図4aは図2に示されるアプリケータの前進機構の中空シャフトの断面図を示す。 図4bは図2に示されるアプリケータの前進機構の送り手段を含むスティックの断面図を示す。 図4cは図2に示されるアプリケータの回転可能部品の断面図を示す。 図5は図2に示されるアプリケータの把持部材の断面図を示す。 図6aは図2に示されるアプリケータの本体の断面図を示す。 図6bは本体の別の実施形態の断面図を示す。 図6cは本体のまた別の実施形態の断面図を示す。
添付図面を参照して本発明のその他の有用な構成及びその一実施形態をここで説明する。実施形態を説明しているときに用いられる語、「上」、「下」、「左」及び「右」は参照符号及び図の名称を正常に読むことができるように向きが定められた図面に関する。
図1は、本発明にしたがう、軸線Mを有するアプリケータAの、閉じた状態、すなわちキャップ30が嵌め合わされている状態にある、断面図を示す。アプリケータはキャップ30の第1の末端から、すなわちアプリケータAのキャップ端A.1から、スタイラスまたはペンシルの形態にある本体20によって形成された、第2の末端、すなわち本体末端A.2まで軸線Mの方向に延びる、軸長Lを有する。
軸長L30を有するキャップ30と軸長L20を有する本体20の間に、軸長L60を有する把持部材60がアプリケータAを持ち扱うに好ましい把持面または保持面として設けられる。本体20は把持部材60からアプリケータの本体末端A.2まで延び、アプリケータAを筆記用具の胴部のように長くする。
本体20と把持部材60は合わせて、基本的に截頭円錐の形状を有し、截頭円錐の最大直径Dはキャップ30に隣接していて、本体末端A.2に向かって細くなっている。この実施形態において、直径の変化は連続的であるが、不連続とすることも、例えば段差を付けることもできる。キャップ30の形状も、キャップ30の最大直径Dが把持面60に隣接し、キャップ3の直径が同様にキャップ端A.1に向けて減じる、截頭円錐である。したがって、アプリケータAは、それぞれの底面で相互に接合された2つの截頭円錐の形状の側方輪郭を有する。
あるいは、キャップ30の最大直径はキャップ端A.1に与えることもできる。したがってキャップ30の直径が隣接する把持部材60と同じ直径を開放端(図3を見よ)に有していれば、アプリケータAは閉じた状態にあるときには截頭円筒の全体形状を有する。
閉鎖キャップ端31において、図1のキャップ30は、アプリケータAの軸線Mに対して、90°以下、好ましくは90°より小さい、角度βをなして広がるキャップ端面31aを有し、端面はアプリケータAの軸線Mに対して実質的に垂直方向に広がる。
図2は図1に示されるアプリケータAの線X−Xに沿う断面図を示す。図1に関して既に説明したコンポーネントに加えて、線X−Xに沿う図2の断面図は、アプリケータAの内側に配置されているか、あるいはキャップ30が押し込まれているときにキャップ内室34の内部にある、アプリケータAの機能素子も示す。
アプリケータAは、スティック1の形態にあるスティック形配合素材KMが塗布のためにそれを通って案内される回転可能部品10を(前進機構40のコンポーネントとして)有する。スティック形配合素材KMは、圧縮力または剪断力にさらされると変形するかまたは液状化さえする−スティック形配合素材KMがアプリケータA内部を軸方向に動くときには可能な限り防止されるべき効果−揺変性配合物でつくられた、化粧用(スティック形)配合素材とすることができる。
回転可能部品10は基本的に、スティック形配合素材KMのための出入開口12を有する、円筒体である。回転可能部品10は軸方向に固定された回転可能連結を用いて、スティック形配合素材KMを軸方向に前進させるための、前進機構40の別のコンポーネントである、中空シャフト41に結合される。軸方向に固定された回転可能連結は回転可能部品10と中空シャフト41の間の結合部Kによって形成され、中空シャフト41と回転可能部品10は結合部Kにおいて相互に嵌合するかまたは挿入される。したがって、回転可能部品10はアプリケータAの軸線Mを中心にして中空シャフト41内で回転することができるが、回転可能部品10と中空シャフト41の対向表面上に相互に相補的に配された軸方向に作用する第1の保持部材16及び第2の保持部材46(図4a,4cを見よ)により、軸方向配置においては中空シャフト41に対して固定されたままである。
図2において、中空シャフト41は連結部Vにより本体20に固定態様で連結される。
出入開口12から突き出ているスティック形配合素材KMのための保護部品として、キャップ30は、回転可能部品10のための作動面15を閉包し、把持部品60に隣接する差込連結を用いて中空シャフト41に脱着可能な−例えば引き離すことができるクランプ嵌めを用いるか、またはねじを緩めて外す−態様で連結される。これは、アプリケータAの外部からは回転可能部品10にアクセスできず、キャップ30が押し込まれているときは回転部品10を回転させることができず、よって前進機構40を作動させ得ないことを意味する。前進機構40の機能を図4a〜4cを参照して以下でさらに詳細に説明する。
図3は図2のアプリケータAのキャップ30の断面図を示し、キャップ30はキャップ端面31aをもつ閉鎖キャップ端31及び環状キャップ端面32aをもつ開放キャップ端32を有する。キャップ30は内側に回転可能部品10を受け入れるための内部空間34を有する。開放キャップ端32の近傍において、キャップ30を中空シャフト41の対応する差込部S.2に着脱可能な態様で連結するためのキャップ差込部S.1が内部空間34内に配置される。
以下において、図2のアプリケータAの前進機構の動作の方法を、図4a〜4cを参照してさらに詳細に説明する。より良い理解のため、前進機構の3つの主要コンポーネントが相互に独立に示される−それらの意図される相互作用は図2に示される−から、以下の説明においては常に4つの図面を合わせて考察しなければならない。
図4aは、回転可能部品10の方向に開放シャフト端42を有し、本体20の方向に閉鎖シャフト端43を有する、中空シャフトから基本的になる、前進機構40のハウジングを示す。スティック形配合素材KMの移動及び保持のための(前進機構40の別のコンポーネントとしての)送り手段51が中空シャフト41内に軸方向に変位可能な態様で配される。送り手段51及びスティック形配合素材KMは図4bに示される。
図4bは、中空シャフト41内部のピストンと同様の押し部材として案内される、送り手段51を示す。スティック形配合素材KMは送り手段51の内側の保持部材H内に配置され、この結果、送り部材51に十分に安定な態様で連結される。送り部材51が出入開口12の方向で軸方向に移動するとスティック形配合素材KMはアプリケータAから押し出され、送り部材51が出入開口12から離れる逆方向で軸方向に移動するとスティック形配合素材KMはアプリケータAに引き込まれる。
送り部材51の軸方向運動を可能にするため、中空シャフト41と送り部材51は、送り部材51の第1のスピンドル部SP.1と中空シャフト41の第2のスピンドル部SP.2を介する押込嵌合によって接触している。スピンドル部SP.1及びSP.2はこの目的のため整合するねじ、すなわち、送り部材51のスピンドル部SP.1の外面ねじ54と中空シャフト41のスピンドル部SP.2の内面ねじ44を有する。したがって、送り部材51を中空シャフト41に対する回転が中空シャフト41の軸線Mに沿う送り手段51の軸方向変位に変換される。
送り手段51は、出入開口12の方向に面する開放送り手段面から始めれば、回転可能部品の内室17内の第2の入れ子区画T.2に、第1の入れ子区画T.1を介して、無回転態様で結合されるが、軸方向にまた入れ子態様で一緒に押されることができる。この無回転結合は、第2の入れ子区画T.2における回転可能部品の内面13との押込嵌合によって噛み合っている入れ子区画T.1における送り手段51の接触面53によって保証される。入れ子区画T.1及び入れ子区画T.2のそれぞれの接触面53及び13は相補的断面をもって、例えば正多角形等として、設計される。
図4cは図2のアプリケータの回転可能部品10の断面図を示す。回転可能部品10は、スティック形配合素材KMが回転可能部品10を通って案内され、回転可能部分10の出入開口12から押し出され得るように、実質的にチューブ形である。回転可能部品10は、使用中にスティック形配合素材KMの先端を支持するため、出入開口12の内面に接する領域において、比較的小さい支持区画11だけでスティック形配合素材KMと接触している。中空シャフト41に向かう回転可能部品10の残余領域には、回転可能部品10の内面13とスティック形配合素材KMの間に(図2に示される)環状間隙14がある。
環状間隙14により、送り手段51が出入開口12の方向で軸方向に移動するときの、スティック形配合素材KMと回転可能部品10の内面13の間の送り手段51の案内が可能になる。環状間隙14は、支持区画を除いて、回転可能部品10の内側のスティック形配合素材KMとの接触がおこらないことも保証する。
アプリケータAの外側から使用者が見ることができる回転可能部品10の部分は、回転可能部品10を回転させるための作動面15である。前進機構40を作動または駆動するため、使用者は、例えば彼または彼女の右手で、把持部材60(図1及び2を見よ)においてアプリケータを把持し、次いで彼または彼女の左手の親指と人差し指で作動面15において回転可能部品10を廻す。回転可能部品10は、結合部K(図2を見よ)において回転可能部品10の結合部K.2に、中空シャフト41の内側結合部K.1で回転可能であるが軸方向には固定された態様で取り付けられる。したがって、アプリケータの残りに、特に中空シャフト41に、対して回転可能部品10を回転させることができる。この回転運動は入れ子区画T.1とT.2の押込嵌合によって回転可能部品10から前進機構40の送り手段51に伝達され、よって前進機構40の送り手段51を駆動する。
図5は図2に示される把持部材の断面図を示す。把持部材60は、キャップ30側に向けられていて第1の環状把持部材端面61aを有する第1の把持部材キャップ端61及び本体20側に向けられていて第2の環状把持部材端面62aを有する第2の把持部材本体端62をもつ、チューブ形スリーブである。端面61aはキャップ30の端面32aに相補的な態様で面取りされるか、または整合する形状を有する。キャップ30が押し込まれると(図2を見よ)、把持部材60及びキャップ30のそれぞれの対応する端面61a及び32aは一方が他方の上に載る。
軟質プラスチック、例えばシリコーンゴム等が把持部材として用いられれば、相互に接している端面61aと32aも、キャップ30の内部空間34を密封し、スティック形配合素材KMの乾燥を防止するための封止面としてはたらくことができる。左側の嵌合端面62aは接している本体20の端面21aと相補であるように設計されるが、この場合、封止機能は必要ではない。把持部材60の把持面63は間隙無しで本体20に推移することが好ましい(図2を見よ)。アプリケータが完全に集成された状態にあるとき、中空シャフト41,特に中空シャフト41と回転可能部品10の間の結合部Kはスリーブ形把持部材60の把持部材内室64の内にある。
把持部材60は、触感上及び視覚上適する材料、例えばシリコーンゴムまたは同様の材料で、スリーブとして個々に作製することができ、アプリケータを集成するときに中空シャフト上に押し被せることができる。把持部材60を中空シャフト41に軸方向に永続的に固定するため、把持部材60及び/または中空シャフト41の接触面上に追加の保持構造を設けることができる。材料と把持部材60の内径の寸法決定の適切な組合せにより把持部材60と中空シャフト41の間に十分な静止摩擦力があることが既に保証されている。あるいは、把持部材60は、例えばアプリケータの作成中に2成分成形法を用いて、中空シャフト41上に直接に射出成形することができる。
図6aは図2の本体の断面図を示す。図示される実施形態において、本体20は、把持部材側に向けられ、第1の環状本体端面21aを有する、第1の把持部材本体末端21から、図1及び2のアプリケータAの第2の末端A.2を形成する本体端面22aを有する第2の本体末端22まで軸線Mに沿って延びる。
本体20は、本体内部空間23内に中空シャフト41の連結部47を受け入れるため、構造上中空であることが好ましい。本体20を可能な限り脱着できない態様で中空シャフト41に連結するため、把持部材本体末端21に隣接する本体内室23の本体内表面24上にラッチ部25が設けられ、ラッチ部は中空シャフト41上の対応する噛合い部45と噛み合うことができる。ラッチ部25と噛合い部45は、本体20が破壊によるかまたは莫大な力をかけることでしか切り離すことができないような態様に設計される。
あるいはまたはさらに、本体20と中空シャフト41は材料結合によるか−例えば超音波溶接を用いるか、あるいは接着剤接合法を用いることで、脱着できない態様で連結させることができる。
図6bは別の実施形態の本体20.1の断面図を示す。図1〜5を参照して説明した実施形態の本体20との違いは、本体20.1の軸長L20.1が本体20よりかなり短いことである。これは本明細書に説明されているアプリケータの構造の重要な利点である。すなわち、本体の、特にその長さの、設計における自由度がかなり大きくなる。本体20.1の末端22.1は上で説明した実施形態におけるより、把持部材にかなり近づいている。
本体20.1は基本的に、中空シャフト41の結合部47が中空シャフト41に嵌め込まれるような態様で、寸法が定められる。軸長L20.1は中空シャフト41の連結部47の軸長L47にほぼ等しいかまたは軸長L47より若干長い。
この結果、本体20.1により、非常に短いがそれでも、例えばメイクアップを施すときに、持ち扱いの容易さが与えられる、アプリケータが得られる。本体20.1を有するアプリケータは、他のアプリケータとともに携帯することができ、したがって、必要な空間の大きさが減じられることにより、例えばハンドバック内の、貴重な空間を大きく占めることのない、小さなメイクアップセットに特に適する。
図6cはまた別の実施形態の本体20.2の断面図を示す。本体20.2の末端22.2に、ポット様受入れ個室71を有するカプセル70が一体化されている。カプセル70は末端22.2からの深さL70を有し、カプセル底72で終端する。
したがって、本体20.2は、回転可能部品(図示せず)とは逆の側の末端の一体閉鎖端22または22.1の代わりに、追加の部材を受け入れるためのカプセル70をもつ開放端22.2を有する。
追加の部材は、本体20.2とは別につくられ、スティック形配合素材KMの色を表示するために用いることができる、固定挿入されたエンドプラグとすることができる。この目的を果たすため、エンドプラグにはアプリケータのスティック形配合素材KMの色と同じであるかまたはその色に割り当てられた色が与えられる。したがって、キャップを引き抜かずに、外側からスティック形配合素材の色を推察することができる。これも、同じ構成のアプリケータの間で交換することができる、同じ形式で印が付けられたキャップに優る利点を有する。
あるいは、エンドプラグは、カプセル70の固定挿入され得るアプリケータとすることができ、あるいは取外し可能なアプリケータとすることができる。アプリケータは、例えば塗布されるスティック形配合素材をブレンドすることができる、ブレンディングアプリケータとすることができる。取外し可能なアプリケータが与えられる場合には、本アプリケータ部材とは逆の側のアプリケータの末端に別の機能部材を与えることができる。そのような追加の機能部材の1つとして、例えばスティック形配合素材KM用のシャープナーを設けることができる。アプリケータを保護するためのキャップも設けることができる。スティック形配合素材を尖らせるため、把持部としての押込キャップをもつアプリケータを引き抜いて、露出したシャープナーでスティック形配合素材を尖らせることができる。キャップだけが取り外されれば、アプリケータを持ち扱うためのスタイラスとしてアプリケータを用いることができる。
本体20.2とともに説明したカプセル70は、もちろん、図6bの本体20.1上にも与えることができる。
1 スティック
10 回転可能部品
11 支持部
12 出入開口
13 回転可能部品の内面
14 環状間隙
15 作動面
16 第1の軸方向保持部材
17 回転可能部品の内室
20,20.1,20.2 本体
21 把持部材本体末端
22 本体末端
21a,22a 本体端面
23 本体内室
24 本体内面
25 ラッチ部
30 キャップ
31 閉鎖キャップ端
32 開放キャップ端
31a キャップ端面
32a 環状キャップ端面
34 キャップ内室
40 前進機構
41 中空シャフト
42 開放シャフト末端
43 閉鎖シャフト末端
44 内面ねじ
45 噛合い部
46 第2の軸方向保持部
47 連結部
51 送り手段
52 送り手段の開放端
53 接触面
54 外面ねじ
60 把持部材
61 把持部材キャップ端
62 把持部材本体末端
61a 把持部材の第1の環状端面
62a 把持部材の第2の環状端面
63 把持面
64 把持部材の内室
70 カプセル
71 受入れ個室
72 カプセル底
A アプリケータ
A.1 アプリケータのキャップ端
A.2 アプリケータの本体末端
KM スティック形配合素材
K 結合部
K.1 内部結合部
K.2 回転可能部品の結合部
V 連結部
SP.1 送り部材のスピンドル部
SP.2 中空シャフトのスピンドル部
S 差込連結
S.1 第1の差込部
S.2 第2の差込部
H 保持部
T.1 (送り手段51の)第1の入れ子区画
T.2 (回転可能部品10の)第2の入れ子区画
M アプリケータの軸線
キャップを含むアプリケータの全長
10 回転可能部品の長さ
20,L20.120.2, 本体の長さ
30 キャップの長さ
60 把持部材の長さ
70 カプセルの深さ
D キャップの最大直径
β 軸線に対する角度

Claims (14)

  1. 軸線(M)に沿って縦方向に延びるスティック(1)の形態にある配合素材を塗布するためのアプリケータであって、前記スティック(1)がそれを通って案内され、前記スティック(1)のための出入開口(12)を有する、回転可能部品(10)、前記スティック(1)を軸方向に前進させるための、軸方向に固定された回転可能連結を介して前記回転可能部品(10)に結合された中空シャフト(41)、前記中空シャフト(41)に固定態様で連結された本体(20)、及び、前記中空シャフト(41)に着脱可能な態様で連結された、前記回転可能部品(10)のためのキャップ(30)を有するアプリケータにおいて、
    前記軸方向に固定された回転可能連結が、前記中空シャフト(41)と前記回転可能部品(10)が相互に嵌合する結合部(K)において、前記回転可能部品(10)の結合部(K.2)及び前記中空シャフト(41)の相補当接(complementary counterpart)結合部(K.1)によって形成されており
    スリーブの形態にある把持部材(60)が、前記結合部(K)の領域における前記中空シャフト(41)上に、かつ、前記回転可能部品(10)と前記本体(20)の間に、配されている、
    ことを特徴とするアプリケータ。
  2. 前記スティック(1)を内側に保持する送り手段(51)が、前記中空シャフト(41)内に軸方向に変位可能な態様で配され、
    前記把持部材(60)に対する前記回転可能部品(10)の回転により生じる回転運動が、前記回転可能部品(10)から前記送り手段(51)に伝達され、これにより前記送り手段(51)を軸方向に移動させ、これによって前記スティック(1)を、前記アプリケータから押し出す、あるいは前記アプリケータに引き込むことを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ。
  3. 前記中空シャフト(41)が前記本体(20)に固定態様で連結されることを特徴とする請求項1または2に記載のアプリケータ。
  4. 前記スティック(1)のための送り手段(51)が前記中空シャフト(41)内に軸方向に変位可能な態様で配され、
    前記中空シャフト(41)及び前記送り手段(51)が、前記中空シャフト(41)に対する前記送り手段(51)の回転が前記中空シャフト(41)内での前記送り手段(51)の軸方向変位をおこさせるような態様で、それぞれの連結部(SP.1,SP.2)によって、協働することができる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のアプリケータ。
  5. 前記送り手段(51)が、その連結部(SP.1)において前記中空シャフト(41)の前記連結部(SP.2)の内面ねじ(44)と噛み合う外面ねじ(54)を有する、ねじ込スピンドルとして構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載のアプリケータ。
  6. 前記送り手段(51)が、第1の入れ子区画(T.1)を介して、前記回転可能部品(10)の第2の入れ子区画(T.2)に、前記出入開口(12)に面している送り手段開放端(52)において無回転態様で、ただし、軸方向に、一緒に押され得るように、結合される、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のアプリケータ。
  7. 前記送り手段(51)の前記入れ子区画(T.1)の軸長(LT.1)が前記回転可能部品(10)の軸長(L10)以下である、及び/または
    前記送り手段(51)の前記入れ子区画(T.1)の軸長(LT.1)、前記結合部(K)の軸長及び前記送り手段(51)の前記連結部(SP.1)の軸長の和が前記中空シャフト(41)の軸長にほぼ等しい、
    ことを特徴とする請求項に記載のアプリケータ。
  8. 前記キャップ(30)が、一端(32)に押込開口を有し、他端(31)において閉鎖されており、作動面(15)がキャップ(30)によって完全に閉包されるような態様で前記中空シャフト(41)に脱着可能な態様で連結され得る、及び/または
    前記キャップ(30)が前記閉鎖端に、90°以下の、前記アプリケータ(A)の前記軸線(M)に対する角度(β)をなして広がる、端面(31a)を有する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のアプリケータ。
  9. 前記中空シャフト(41)の外側にある前記回転可能部品(10)の部分の軸長が前記本体(20)の軸長(L20)より短い、及び/または
    前記キャップ(30)の軸長(L30)が前記回転可能部品(10)の軸長(L10)より短い、及び/または
    前記キャップ(30)の軸長(L30)が前記本体(20)の軸長(L20)以下である、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のアプリケータ。
  10. 前記キャップ(30)の軸長(L30)に対する前記アプリケータ(A)の全長(L)の比が2.0と6.0の間の範囲にある、及び/または
    前記キャップ(30)の最大直径(D)に対する前記キャップの長さ(L30)の比が2.5と5.5の間の範囲にある、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のアプリケータ。
  11. 前記キャップ(30)及び前記本体(20)のそれぞれが、前記結合部(K)から前記アプリケータ(A)のそれぞれの末端(A.1,A.2)にかけて少なくとも区画毎に直径が減じる、截頭円錐の形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のアプリケータ。
  12. 前記キャップ(30)の端面(32a)が、押込状態において接する、第1の停止面(61a)が前記把持部材(60)上に形成される、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のアプリケータ。
  13. 前記本体(20)が前記回転可能部品とは逆の側の末端に前記本体(20,20.1)と一体の閉鎖端(22.1,22a)を有する、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のアプリケータ。
  14. 前記本体(20.2)が前記回転可能部品(10)とは逆の側の末端に、開放端(22.2)を有し、
    追加の部材を受け入れるポット様カプセル(70)が、前記開放端に形成され、
    前記追加の部材が、固定態様で挿入されるエンドプラグであるか、あるいは固定態様で挿入されるアプリケータまたは取外し可能なアプリケータである、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のアプリケータ。
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