JP5867559B2 - 測位システム及び測位システムの制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は測位システムに関し、特に端末の地理的位置情報を提供する位置情報サービス機能に関する。
移動通信ネットワークにおいて、移動機の位置情報を提供する位置情報サービス機能は、さまざまな付加価値情報サービスを可能にする重要な機能である。移動通信ネットワークの世界標準を定めている3GPP(Third Generation Partnership Program)においては、位置情報サービス機能の仕様として、下記の非特許文献1を制定している。
一方、移動機の位置情報は、移動機が現在どこにいるかがわかるため移動機を使用するユーザにとって重要なプライバシ情報である。そのため、位置情報の不正な取得を防ぐ手段や、移動機ユーザの要求に応じて、時間や場所等に基づいた位置情報へのアクセス制限を行う高度なプライバシ保護機能が移動通信ネットワークに求められるようになってきている。プライバシ保護機能としては、測位要求を受け付けるクライアントやサービスを登録する場合のように測位要求受付時に判断できるものと、特定の場所や時間帯のみでの測位を許可する場合のように測位後でないと判断できないものの2つがある。
3GPPにおいては、前述の文献1において、移動機の位置情報取得を制限する仕組みを提供している。文献1における移動通信ネットワークで移動機の位置を取得に関係する測位システムの構成図を図12に示す。図12を参照すると、3GPPにおける測位システムは、測位要求を移動通信ネットワークに対して送信するクライアント装置201他、複数のクライアント装置と、移動通信ネットワークにおいてクライアント装置からの測位要求を受け付けるゲートウェイ装置であるGMLC(Gateway Mobile Location Center)装置202他、複数のGMLC装置と、一つもしくは複数の地域無線網を管理する地域無線網管理装置であるSGSN/MSC(Serving General packet radio service Support Node / Mobile Services switching Center)装置203他、複数のSGSN/MSC装置と、地域無線網(RAN :Radio Access Network)204他、複数の地域無線網(RAN)と、測位対象となる移動機であるUE(User Equipment)装置205他、複数のUE装置と、各移動機の接続する地域無線網の情報を保持する移動機データベースであるHLR/HSS(Home Location Resister/Home Subscriber Server)装置206他、複数のHLR/HSS装置等の複数のノードから構成される。
3GPPにおけるプライバシ保護は、測位要求時に測位対象のUE装置が接続しているRANを管理しているSGSN/MSC装置において行われる。3GPPにおいて規定されているプライバシ保護は、測位要求を許可するクライアント装置の情報を各UE装置が登録することで、不正なクライアントからの測位要求を防ぐ機能を提供している。
しかし、前述のように、高度なプライバシ保護機能が必要とされて来ているなかで、クライアント装置毎の測位要求制御しかできない現在の3GPPのプライバシ保護機能では不十分であり、より高度で柔軟なプライバシ保護を行う仕組みを3GPPに導入する必要がある。
現在の3GPPの仕様の範囲内でプライバシ保護機能を拡張するためには、SGSN/MSC装置におけるプライバシチェック機能を拡張する必要がある。しかし、サービスエリアに多数存在するSGSN/MSC装置の機能拡張を行うことは、導入コストが高くなる上に将来の更なるプライバシ保護機能の拡張も困難であるため、SGSN/MSC装置以外でプライバシチェックを行うことが望まれている。さらに、ユーザのプライバシ保護は、他のオペレータのネットワークにローミング中であっても、他のオペレータのネットワークに接続するクライアント装置からの測位要求であっても、常に守られることが望まれている。
このような背景から、3GPPにおいては位置情報に関するプライバシ保護機能の拡張が検討されており、下記の非特許文献2の第7章において、いくつかの実現方法が提案されている。
しかし、非特許文献2において考慮されているプライバシ保護処理は測位要求受付時のもののみであり、測位要求後のプライバシ保護の処理は考慮されていない。
また、非特許文献2においては、他のオペレータのネットワークからの測位要求処理時に、他のオペレータのネットワークと測位対象の移動機が属するネットワークが連携することで測位処理を行う案が提案されているが、それぞれのネットワークにおいてどのように測位処理を分担するかが明確でない。
3GPP Technical Specification 23.271 v.5.1.0,"Functional stage 2 description of LCS",2001年12月
3GPP Technical Report 23.871 v1.1.0,"Enhanced support for User Privacy in location services",tdoc S2−020316,2002年1月23日
第1の問題点は、非特許文献2において示されているプライバシ保護機能の拡張において、一部のプライバシ保護機能しか実現できないことである。その理由は、測位要求受付時のプライバシチェックのみであり、測位後のプライバシ保護の処理は考慮されていないためである。
第2の問題点は、クライアント装置からの測位要求を受け付けたネットワークと、測位対象の移動機が属するネットワークのそれぞれに効率よく測位処理を分担させることができないことである。
その理由は、非特許文献2において、他のオペレータのネットワークからの測位要求処理時に、他のオペレータのネットワークと測位対象の移動機が属するネットワークが連携して測位処理を行うことが示されているが、それぞれのネットワークにおいてどのように測位処理を分担するかが明確でないためである。特に周期的な測位要求の処理に関する説明が一切なく、測位周期の管理をどちらのネットワークで行うかが明確でない。
第3の問題点は、非特許文献2におけるプライバシ保護機能の拡張時に、イベント発生により測位を起動する測位要求を受信し、イベント発生を待っている間に測位対象の移動機のプライバシ設定が変更された場合に不必要な測位処理が行われる可能性があることである。その理由は、非特許文献2において、イベント起動による測位処理に関して詳細が記述されていないためである。
本発明の目的は、移動通信ネットワークにおける測位システムにおいて、測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシを保護することであり、特に自ネットワークに属する移動機に対する他のネットワークからの測位要求時及び他のネットワークへの測位結果の通知時にもユーザのプライバシ保護を可能にすることである。
本発明による測位システムは、移動機と、
前記移動機に対する測位要求を送信するクライアント装置と、
前記測位要求を受信する第一のゲートウェイ装置と、
前記測位要求に対する測位結果を前記第一のゲートウェイ装置へ送信する第二のゲートウェイ装置と、
を備え、
前記第二のゲートウェイ装置は、前記測位要求に基づき周期タイマを開始し、指定された期間または回数が終了するまで、前記移動機の測位処理を繰り返すことを特徴とする。
前記移動機に対する測位要求を送信するクライアント装置と、
前記測位要求を受信する第一のゲートウェイ装置と、
前記測位要求に対する測位結果を前記第一のゲートウェイ装置へ送信する第二のゲートウェイ装置と、
を備え、
前記第二のゲートウェイ装置は、前記測位要求に基づき周期タイマを開始し、指定された期間または回数が終了するまで、前記移動機の測位処理を繰り返すことを特徴とする。
次に、上記の課題を解決するための手段の作用について述べる。
本発明による第1の測位システムにおいては、個々の測位用ゲートウェイ装置の具備する機能に依存する処理に関しては外部からの測位要求を受け付けた第一の測位用ゲートウェイ装置で行い、測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシ設定に依存する処理に関しては該移動機を使用するユーザのプライバシ設定を保持する第二の測位用ゲートウェイ装置で行われる。
本発明による第2の測位システムにおいては、外部からの測位要求を受け付けた第一の測位用ゲートウェイ装置で測位周期の管理を行い、測位対象の移動機のプライバシ情報を保持する第二のゲートウェイ装置において、測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシ設定に基づいてプライバシ保護処理を行う。
本発明による第3の測位システムにおいては、測位対象の移動機の周期的な測位処理が要求された場合に、第二の測位用ゲートウェイ装置において測位周期を管理する。
本発明による第4の測位システムにおいては、各移動機を使用するユーザのプライバシ情報を保持する測位用ゲートウェイ装置のネットワークアドレスを各移動機の情報を保持する移動機情報装置に保持し、測位要求を受け付けた測位用ゲートウェイ装置が、測位対象となる移動機を使用するユーザのプライバシ情報を保持する測位用ゲートウェイ装置のネットワークアドレスを測位対象の移動機の情報を管理する移動機情報装置に問い合わせる移動通信ネットワークにおける測位システムにおいて、測位要求を受け付けた第一の測位用ゲートウェイ装置が測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシ情報を自ノードが保持しいていると判断した場合に、前記移動機情報装置への問い合わせを行わず即座に測位処理を開始する。
本発明による第5の測位システムにおいては、測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシ情報を保持するゲートウェイ装置をプライバシ情報保持装置とゲートウェイ機能処理装置に分割して構成し、測位対象の移動機を使用するユーザへの測位要求のプライバシチェックを該ゲートウェイ機能処理装置とプライバシ情報保持装置の連携で処理する。
本発明による第6の測位システムにおいては、測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシチェックを行う際に、前記プライバシ情報保持部分から測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシ情報をゲートウェイ機能処理部分に読込んで、ゲートウェイ機能処理部分においてプライバシチェック処理を行う。
本発明による第7の測位システムにおいては、測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシチェックを行う際に、前記プライバシ情報保持部分において測位対象の移動機を使用するユーザのプライバシチェックを行い、プライバシチェックの結果のみをゲートウェイ機能処理部分に読込む。
第1の効果は、測位結果に基づくプライバシ保護が可能となる。その理由は、測位結果通知前に再度プライバシチェックを行うことができるようになったからである。
第2の効果は、クライアント装置からの測位要求を受け付けたネットワークと、測位対象の移動機が属するネットワークのそれぞれに効率よく測位処理を分担させることができるようになったことである。その理由は、個々の測位用ゲートウェイ装置に依存する処理に関しては測位要求を受信した測位用ゲートウェイで行い、測位対象の移動機のプライバシ設定に関する処理は測位対象の移動機のプライバシ設定を保持する測位用ゲートウェイ装置で処理することにしたからである。
第3の効果は、イベント発生を待っている間に測位対象のプライバシ設定が変更された場合に行われる可能性があった不必要な測位処理を行う必要がなくなった点である。その理由は、新しいプライバシ設定がイベント待ち中の測位要求に影響するものかどうかを判断する仕組みを導入し、判断結果に基づいてイベント待ちを行っている測位要求をキャンセルする仕組みを導入したからである。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第一の実施の形態の移動通信システムの構成図である。図1を参照すると、本発明の第一の実施の形態は、測位要求を移動通信ネットワークに対して送信するクライアント装置101,111他複数のクライアント装置と、移動通信ネットワークにおいてクライアント装置からの測位要求を受け付けるゲートウェイ装置であるGMLC装置102,112他、複数のGMLC装置と、一つもしくは複数の地域無線網を管理する地域無線網管理装置であるSGSN/MSC装置103,113他、複数のSGSN/MSC装置と、地域無線網であるRAN104,114他、複数のRANと、測位対象となる移動機であるUE装置105,115他、複数のUE装置と、各移動機の接続する地域無線網の情報を保持する移動機データベースであるHLR/HSS装置106,116他、複数のHLR/HSS装置等の複数のノードから構成される。
ここで、RAN104,114は基地局や基地局制御装置等複数の装置から構成されるのが通常であるが、地域無線網の内部構成は本実施例に影響しないため、ここでは地域無線網としてまとめて取り扱うものとする。
クライアント装置101、GMLC装置102、SGSN/MSC装置103、RAN104及びHLR/HSS装置106から構成される移動通信ネットワークは、クライアント装置111、GMLC装置112、SGSN/MSC装置113、RAN114及びHLR/HSS装置116から構成される移動通信ネットワークを運用する移動通信事業者と同じ移動通信事業者が運営する場合も考えられるし、異なる移動通信事業者が運営する場合も考えられる。
UE装置105,115はRAN104,114他、複数のRANへの接続を任意に切替えられるものとする。本実施例においては、UE装置105が接続するRAN104を管理するSGSN/MSC装置103の情報はHLR/HSS装置106に保持され、UE装置115が接続するRAN114を管理するSGSN/MSC装置113の情報はHLR/HSS装置116に保持されるものとする。
また、UE装置105のプライバシ保護に関する情報はGMLC装置102に保持され、UE装置115のプライバシ保護に関する情報はGMLC装置112に保持されるものとする。HLR/HSS装置106はUE装置105のプライバシ保護に関する情報がGMLC装置102に保持されていることを記憶しており、HLR/HSS装置116はUE装置115のプライバシ保護に関する情報がGMLC装置112に保持されていることを記憶している。クライアント装置101の情報はGMLC装置102に保持され、クライアント装置111の情報はGMLC装置112に保持される。
図2は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順における信号フロー図であり、図3は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順における信号フロー図であり、図4は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順におけるGMLC装置の測位処理動作を示す流れ図である。
また、図5は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順におけるGMLC装置の測位処理動作を示す流れ図であり、図6は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順におけるGMLC装置の測位処理動作を示す流れ図であり、図7は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順における周期測位に関する信号フロー図である。
さらに、図8は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順における周期測位に関する信号フロー図であり、図9は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順におけるイベント起動の測位に関する信号フロー図であり、図10は本発明の第一の実施の形態の測位処理手順におけるイベント起動の測位に関する流れ図である。これら図1〜図10を併せ参照して、本発明の第一の実施の形態における測位処理の動作について説明する。
クライアント装置111がUE装置105の位置を取得する場合の、本発明の第一の実施の形態の動作を図1及び図2を用いて説明する。
クライアント装置111は測位要求をGMLC装置112に送信する(図2ステップ1)。測位要求には、測位対象であるUE装置105の電話番号等の識別情報とクライアント装置111の識別情報及び要求する位置情報の精度等のその他の付加情報が含まれている。
GMLC装置112は必要に応じてクライアント装置111の認証を行い、認証に失敗した場合、クライアント装置111にエラーを通知する。GMLC装置112はクライアント装置111からの測位要求の受け付けが許可された場合、測位対象であるUE装置105の情報を管理しているHLR/HSS装置106に対して、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置の情報を問い合わせる(図2ステップ2)。
HLR/HSS装置106はGMLC装置112からの要求を受け取ると、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置がGMLC装置102であるという情報をGMLC装置112へ渡していいかどうかを判断し、渡しても良いと判断した場合、GMLC装置102の情報をGMLC装置112へ送信する(図2ステップ3)。このステップ3において送信されるGMLC装置102の情報とは、GMLC装置102のネットワークアドレスであるが、GMLC装置102の識別情報、GMLC装置102の具備する能力等の付加情報を一緒に送信することも可能である。
上記のステップ1によってクライアント装置111からの測位要求を受け取ったGMLC装置112が、測位対象であるUE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置102の情報をすでに知っていた場合には、ステップ2及びステップ3を省略することも可能である。
次に、GMLC装置112はクライアント装置111からの測位要求をUE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置102に対して転送する(図2ステップ4)。GMLC装置112はクライアント装置111からの測位要求をGMLC装置102に転送する際に、GMLC装置112が保持しているクライアント装置情報の一部を転送する場合もある。転送されるクライアント装置情報には、位置情報の表記方法等のクライアント装置111がサポートしている機能に関する情報が含まれる。
転送されてきた測位要求を受け取ったGMLC装置102は、GMLC装置112からの測位要求を受け付けるかどうかを判断し、受け付けないと判断した場合、エラーをGMLC装置112に送信する。GMLC装置102は測位要求を受け付けると判断した場合、管理している測位対象のUE装置105のプライバシ情報を参照し、クライアント装置111からの測位要求をUE装置105が受け付けるかどうかを判断する(図2ステップ5)。ここで行われるプライバシチェックでは、クライアント装置111が要求する位置精度と、UE装置105がクライアント装置111に渡すことを許可している位置精度との整合性のチェック等が行われる。
GMLC装置102はUE装置105がクライアント装置111からの測位要求を受け付けると判断した場合、UE装置105が接続する地域無線網を管理するSGSN/MSC装置の情報をHLR/HSS装置106に問い合わせる(図2ステップ6)。GMLC装置102はプライバシチェックの結果、UE装置105がクライアント装置111からの測位要求を受け付けないと判断した場合、GMLC装置112にエラーを通知し、エラー通知を受け取ったGMLC装置112はクライアント装置111にエラーを通知する。
HLR/HSS装置106はGMLC装置102からの問い合わせに対して、UE装置105が接続する地域無線網(RAN)104を管理するSGSN/MSC装置103の情報を返信する(図2ステップ7)。HLR/HSS装置106からSGSN/MSC装置103の情報を受け取ったGMLC装置102は、SGSN/MSC装置103に対して測位要求を送信する(図2ステップ8)。
GMLC装置102からの測位要求を受信したSGSN/MSC装置103は、RAN104とUE装置105と連携してUE装置105の位置を測定する(図2ステップ9)。UE装置105の位置を取得したSGSN/MSC装置103は、測位結果をGMLC装置102に送信する(図2ステップ10)。
SGSN/MSC装置103はなんらかの理由によってUE装置105の位置を取得できなかった場合、測位エラー通知をGMLC装置102へ送信し、GMLC装置102はGMLC装置112にエラー通知を転送し、GMLC装置112はクライアント装置111にエラーを通知する。
SGSN/MSC装置103からの測位結果を受け取ったGMLC装置102は、測位結果と管理している測位対象のUE装置105のプライバシ情報を参照し、測位結果をクライアント装置111に送信してよいかどうかを判断する(図2ステップ11)。
このプライバシチェックにおいては、UE装置105がクライアント装置111に測位結果を渡しても良いと設定している時間帯や場所のチェックを行い、測位が行われた日時や場所がUE装置105が許可している時間帯や場所でない場合には、エラー通知をGMLC装置112に送信し、GMLC装置112はクライアント装置111にエラーを通知する。
また、測位結果の位置精度がUE装置105がクライアント装置111に提供することを許可している位置精度よりも良かった場合には、GMLC装置102において位置精度を劣化させる処理を行うことも可能である。
プライバシチェックの結果、測位結果をクライアント装置111に渡すことが許可された場合、GMLC装置102は測位結果をGMLC装置112に転送する。GMLC装置102からの測位結果を受け取ったGMLC装置112は、保持しているクライアント装置111の情報に従って、位置の表現形式の変換等の測位結果の加工を行った後、クライアント装置111に測位結果を送信し、測位処理を終了する。
次に、クライアント装置101がUE装置105の位置を取得する場合の、本発明の第一の実施の形態の動作を図1及び図3を用いて説明する。
クライアント装置101は測位要求をGMLC装置102に送信する(図3ステップ1)。本測位要求には、測位対象であるUE装置105の電話番号等の識別情報とクライアント装置101の識別情報及び要求する位置情報の精度等のその他の付加情報が含まれている。
GMLC装置102は、必要に応じてクライアント装置101の認証を行い、認証に失敗した場合にはクライアント装置101にエラーを通知する。クライアント装置101からの測位要求の受け付けが許可された場合には、GMLC装置102は測位対象であるUE装置105の情報を管理しているHLR/HSS装置106に対して、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置の情報を問い合わせる(図3ステップ2)。
HLR/HSS装置106はGMLC装置102からの要求を受け取ると、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置がGMLC装置102であるという情報をGMLC装置102へ渡していいかどうかを判断し、渡しても良いと判断した場合、GMLC装置102の情報をGMLC装置102へ送信する(図3ステップ3)。
このステップ3において送信されるGMLC装置102の情報とは、GMLC装置102のネットワークアドレスであるが、GMLC装置102の識別情報、GMLC装置102の具備する能力等の付加情報を一緒に送信することも可能である。
ステップ1によってクライアント装置101からの測位要求を受け取ったGMLC装置102が、測位対象であるUE装置105のプライバシ情報を保持しているノードが自ノードであると判断できる場合には、ステップ2及びステップ3を省略することも可能である。
次に、GMLC装置102は自ノードで管理している測位対象のUE装置105のプライバシ情報を参照し、クライアント装置101からの測位要求をUE装置105が受け付けるかどうかを判断する(図3ステップ5)。ここで行われるプライバシチェックでは、クライアント装置101が要求する位置精度と、UE装置105がクライアント装置101に渡すことを許可している位置精度との整合性のチェック等が行われる。
GMLC装置102はUE装置105がクライアント装置101からの測位要求を受け付けると判断した場合、UE装置105が接続する地域無線網を管理するSGSN/MSC装置の情報をHLR/HSS装置106に問い合わせる(図3ステップ6)。GMLC装置102はプライバシチェックの結果、UE装置105がクライアント装置101からの測位要求を受け付けないと判断した場合、クライアント装置101にエラーを通知する。
HLR/HSS装置106はGMLC装置102からの問い合わせに対して、UE装置105が接続するRAN104を管理するSGSN/MSC装置103の情報を返信する(図3ステップ7)。HLR/HSS装置106からSGSN/MSC装置103の情報を受け取ったGMLC装置102は、SGSN/MSC装置103に対して測位要求を送信する(図3ステップ8)。
GMLC装置102からの測位要求を受信したSGSN/MSC装置103は、RAN104とUE装置105と連携してUE装置105の位置を測定する(図3ステップ9)。UE装置105の位置を取得したSGSN/MSC装置103は、測位結果をGMLC装置102に送信する(図3ステップ10)。
SGSN/MSC装置103はなんらかの理由によってUE装置105の位置を取得できなかった場合、測位エラー通知をGMLC装置102へ送信し、GMLC装置102はクライアント101にエラーを通知する。
SGSN/MSC装置103からの測位結果を受け取ったGMLC装置102は、測位結果と管理している測位対象のUE装置105のプライバシ情報を参照し、測位結果をクライアント装置101に送信してよいかどうかを判断する(図3ステップ11)。このプライバシチェックにおいては、UE装置105がクライアント装置101に測位結果を渡しても良いと設定している時間帯や場所のチェックを行い、測位が行われた日時や場所がUE装置105が許可している時間帯や場所でない場合には、クライアント装置101にエラーを通知する。
また、測位結果の位置精度がUE装置105がクライアント装置101に提供することを許可している位置精度よりも良かった場合には、GMLC装置102において位置精度を劣化させる処理を行うことも可能である。
プライバシチェックの結果、測位結果をクライアント装置101に渡すことが許可された場合、GMLC装置102は保持しているクライアント装置101の情報に従って、位置の表現形式の変換等の測位結果の加工を行った後、クライアント装置101に測位結果を送信し、測位処理を終了する。
次に、図4〜図6を用いて本発明の第一の実施の形態におけるGMLC装置102,112の動作を説明する。
測位要求を受信したGMLC装置は(図4ステップ401)、受信した測位要求が他のGMLC装置から送られてきた測位要求かどうかを判別する(図4ステップ402)。GMLC装置は他のGMLC装置から送られてきた測位要求ではないと判断した場合、測位要求がクライアント装置から送られてきたものと判断し(図4ステップ402のNo)、クライアント装置の認証を行う(図4ステップ403)。
GMLC装置はクライアント装置の認証がOKであった場合(図4ステップ404のYes)、測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理しているノードに関する情報が既知であるかどうかを判断する(ステップ410)。GMLC装置は測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理しているGMLC装置に関する情報が既知でない場合(図4ステップ410のNo)、測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理しているGMLC装置に関する情報を測位対象のUE装置が属するHLR/HSS装置に問い合わせる(図4ステップ405)。
GMLC装置は測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理するノードの情報を正常に取得できた場合(ステップ406のYes)、測位対象のプライバシ情報を管理するノードが自ノードかどうかを判別する(図4ステップ407)。
ステップ410においては自ノードがプライバシ情報を管理するUE装置に測位対象のUE装置が含まれるかどうかを判断する処理が可能であり、測位対象のUE装置のプライバシ情報を自ノードが管理していると判断した場合には、ステップ410において測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理しているノードに関する情報が既知であると判断することができ(図4ステップ410のYes)、HLR/HSS装置に問い合わせを行うステップ405及びステップ406の処理を省略することができ、測位対象のプライバシ情報を管理するノードが自ノードであると判別する(ステップ407のYes)。
GMLC装置は測位対象のプライバシ情報を管理するノードが自ノードであった場合(ステップ407のYes)、測位対象のUE装置のプライバシ設定に基づいてプライバシチェック処理を行い(図5ステップ501)、測位要求を受け付けるかどうかを判断する(図5ステップ502)。GMLC装置は測位要求を受け付けると判断した場合(図5ステップ502のYes)、測位対象のUE装置が接続しているRANを管理しているSGSN/MSC装置の情報をHLR/HSS装置に問い合わせる(図5ステップ503)。
GMLC装置はSGSN/MSC装置の情報を正常に取得できた場合(図5ステップ504のYes)、測位要求をSGSN/MSC装置に送り、測位結果の通知を待つ(図5ステップ505)。
その後、GMLC装置は正常に測位結果を受信した場合(図5ステップ506のYes)、測位対象のUE装置のプライバシ設定に応じて測位結果の精度等の加工を行い(図5ステップ507)、測位対象のUE装置のプライバシ設定に基づいてプライバシチェックを行う(図5ステップ508)。
GMLC装置はプライバシチェックがOKだった場合、測位要求が他のGMLC装置からのものであったかどうかを判断し(図6ステップ601)、他のGMLC装置から転送されてきた測位要求であった場合(図6ステップ601のYes)、測位結果を要求元のGMLC装置に転送する(図6ステップ604)。
GMLC装置は測位要求が他のGMLC装置からのものではなくクライアント装置から送られてきたものであった場合(図6ステップ601のNo)、自ノードが保持しているクライアント装置の情報もしくはクライアント装置からの要求に基づいて測位結果の精度等を加工し(図6ステップ602)、クライアント装置に測位結果を通知する(図6ステップ603)。
GMLC装置は受信した測位要求が他のGMLC装置から転送されてきたものであった場合(図4ステップ402のYes)、要求元のGMLC装置の認証及び測位要求を受け付けるかどうかの判断を行い(図4ステップ408)、測位要求を受け付けると判断した場合(図4ステップ409のYes)、ステップ501のプライバシチェック以降の処理を継続する。
GMLC装置はステップ407において、自ノードが測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理するGMLC装置ではないと判断した場合(ステップ407のNo)、ステップ405、ステップ406でHLR/HSS装置から取得した測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理するGMLC装置に対して測位要求を転送し、転送先のGMLC装置から測位結果が通知されるのを待つ(図6ステップ605)。
GMLC装置は転送先のGMLC装置から正常に測位結果が通知された場合(図6ステップ606のYes)、ステップ602の測位結果の加工以降の処理を行う。
上記の処理において、ステップ404でクライアント認証に失敗した場合、ステップ406で測位対象のUE装置のプライバシ情報を管理するノードの情報の取得に失敗した場合、ステップ409で測位要求の転送元のGMLC装置の認証失敗した場合もしくは転送元のGMLC装置からの測位要求を受け付けられないと判断した場合、ステップ502で測定対象のUE装置のプライバシ設定に基づいて測位要求を受け付けられないと判断した場合、ステップ504でSGSN/MSC装置の情報取得に失敗した場合、ステップ506で測位対象のUE装置にアクセスできないもしくは測位対象のUE装置に測位を拒否された等の理由で測位結果を受け取ることができなかった場合、ステップ508で測位対象のUE装置のプライバシ設定により測位結果をクライアント装置に渡すことが許可されないと判断された場合、ステップ606において測位要求の転送先のGMLC装置から正常に測位結果を受信することができなかった場合等にはエラー通知処理を行う(図6ステップ607)。
エラー通知処理においては、測位要求がクライアント装置からのものであった場合にはクライアント装置へのエラー通知を行い、測位要求が他のGMLC装置から転送されてきたものであった場合には転送元のGMLC装置にエラーを通知する。エラー通知を行う場合に、測位対象のUE装置のプライバシ設定によってはエラー理由を変更して通知すること等も考えられる。
図1と図2と図7と図8とを用いて本発明の第一の実施の形態における周期的測位の処理を説明する。
図7はクライアント装置111がUE装置105の位置を周期的に測定することをGMLC装置112に要求する場合に、GMLC装置112において測位要求の周期性を管理する場合の各ノード間の信号の流れを示している。
クライアント装置111はUE装置105の周期測位要求をGMLC装置112に送信する(図7ステップ1)。この周期測位要求には、測位対象であるUE装置105の電話番号等の識別情報と、クライアント装置111の識別情報及び要求する位置情報の精度等と共に、周期測位を開始・終了する時刻、周期測位を行う時間間隔等の情報を含めることも可能である。
GMLC装置112は必要に応じてクライアント装置111の認証を行い、認証に失敗した場合、クライアント装置111にエラーを通知する。GMLC装置112はクライアント装置111からの測位要求の受け付けが許可された場合には、測位要求の受信時もしくは測位要求によって指定された周期測位開始時刻に、測位対象であるUE装置105の情報を管理しているHLR/HSS装置106に対して、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置の情報を問い合わせる(図7ステップ2)。
HLR/HSS装置106はGMLC装置112からの要求を受け取ると、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置がGMLC装置102であるという情報をGMLC装置112へ渡していいかどうかを判断し、渡しても良いと判断した場合、GMLC装置102の情報をGMLC装置112へ送信する(図7ステップ3)。このステップ3において送信されるGMLC装置102の情報とは、GMLC装置102のネットワークアドレスであるが、GMLC装置102の識別情報、GMLC装置102の具備する能力等の付加情報を一緒に送信することも可能である。
ステップ1によりクライアント装置111からの測位要求を受け取ったGMLC装置112が、測位対象であるUE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置102の情報を既に知っていた場合には、ステップ2及びステップ3を省略することも可能である。
次に、GMLC装置112は周期測位開始時刻に周期タイマをスタートし、クライアント装置111からの測位要求をUE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置102に対して送信する(図7ステップ4)。ここで、送信される測位要求には、周期測位が要求されていること、周期測位の開始・終了時刻、測位周期等の情報を含めなくても構わない。
測位要求を受け取ったGMLC装置102は測位処理を行う(図7ステップ5)。このステップ5における測位処理は、図2のステップ5〜ステップ11の処理と同じである。測位終了後、GMLC装置102は測位結果をGMLC装置112に転送する(図7ステップ6)。
GMLC装置102から転送された測位結果を受信したGMLC装置112は、測位結果をクライアント装置112に通知し(図7ステップ7)、周期タイマのタイムアウトを待つ。周期タイマがタイムアウトすると、GMLC装置112は再び測位要求をGMLC装置102に送信する(図7ステップ8)。測位要求を受け取ったGMLC装置102は測位処理を行い(図7ステップ9)、測位結果をGMLC装置112に転送する(図7ステップ10)。
測位結果を受け取ったGMLC装置112は測位結果をクライアント装置111に通知し(図7ステップ11)、次の周期タイマのタイムアウトを待つ。次の周期タイマのタイムアウトが来ると、GMLC装置112は、上記と同様に、以降のステップ11〜ステップ15を行う。
このように、GMLC装置112は指定された周期測位期間もしくは周期測位回数が終了するまで、もしくは周期測位要求がクライアント装置111からの要求等によってキャンセルされるまで、測位処理を繰り返す。
図8はクライアント装置111がUE装置105の位置を周期的に測定することをGMLC装置112に要求する場合に、GMLC装置102において測位要求の周期性を管理する場合の各ノード間の信号の流れを示している。
クライアント装置111はUE装置105の周期測位要求をGMLC装置112に送信する(図8ステップ1)。この周期測位要求には、測位対象であるUE装置105の電話番号等の識別情報とクライアント装置111の識別情報及び要求する位置情報の精度等と共に、周期測位を開始・終了する時刻、周期測位を行う時間間隔等の情報を含めることも可能である。
GMLC装置112は必要に応じてクライアント装置111の認証を行い、認証に失敗した場合、クライアント装置111にエラーを通知する。GMLC装置112はクライアント装置111からの測位要求の受け付けが許可された場合、測位対象であるUE装置105の情報を管理しているHLR/HSS装置106に対して、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置の情報を問い合わせる(図8ステップ2)。
HLR/HSS装置106はGMLC装置112からの要求を受け取ると、UE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置がGMLC装置102であるという情報をGMLC装置112へ渡していいかどうかを判断し、渡しても良いと判断した場合、GMLC装置102の情報をGMLC装置112へ送信する(図8ステップ3)。このステップ3において送信されるGMLC装置102の情報とは、GMLC装置102のネットワークアドレスであるが、GMLC装置102の識別情報、GMLC装置102の具備する能力等の付加情報を一緒に送信することも可能である。
GMLC装置112が測位対象であるUE装置105のプライバシ情報を保持しているGMLC装置102の情報を既に知っていた場合には、ステップ2及びステップ3を省略することも可能である。
次に、GMLC装置112は測位要求をGMLC装置102に転送する(図8ステップ4)。ここで転送される測位要求には、周期測位が要求されていること、周期測位の開始・終了時刻、測位周期等の情報が含まれる。転送された測位要求を受け取ったGMLC装置102は周期測位開始時刻に周期タイマをスタートし、測位処理を行う(図8ステップ5)。このステップ5における測位処理は、図2のステップ5〜ステップ11の処理と同じである。
測位終了後、GMLC装置102は測位結果をGMLC装置112に転送し(図8ステップ6)、周期タイマのタイムアウトを待つ。GMLC装置102から転送された測位結果を受信したGMLC装置112は、測位結果をクライアント装置112に通知する(図8ステップ7)。
周期タイマがタイムアウトすると、GMLC装置102は測位処理を行い(図8ステップ8)、測位結果をGMLC装置112に転送し(図8ステップ9)、次の周期タイマのタイムアウトを待つ。測位結果を受け取ったGMLC装置112は測位結果をクライアント装置111に通知する(図8ステップ10)。そして、次の周期タイマのタイムアウトが来ると、GMLC装置102及びGMLC装置112は測位処理から測位結果の通知を行う(ステップ11〜ステップ13)。
このように、GMLC装置102は指定された周期測位期間もしくは周期測位回数が終了するまで、もしくは周期測位要求がクライアント装置111からの要求等によってキャンセルされるまで、測位処理を繰り返す。クライアント装置111からの周期測位のキャンセルはGMLC装置112からGMLC装置102に転送される。
図9及び図10を用いて、クライアント装置111がUE装置105の位置を特定のイベント発生時に測定する場合に、イベント発生を待っている間にUE装置のプライバシ設定が変更され測位要求がキャンセルされる場合の処理を説明する。
図9は各ノード間の信号の流れを示している。特定のイベントには一時的に接続が切れていたUE装置のネットワークへの復帰や、UE装置の無線基地局間の移動等のイベントが考えられる。図9におけるステップ8までの処理は、図2と同じである。但し、図9のステップ1においてクライアント装置111がGMLC装置112に送信する測位要求には特定のイベント発生による測位を要求するためのパラメータが含まれ、ステップ8においてGMLC装置102がSGSN/MSC装置103に送信する測位要求にも特定のイベント発生による測位を要求するためのパラメータが含まれる。
測位要求を受け取ったSGSN/MSC装置103は、指定された特定のイベントの発生を待つ(図9ステップ9)。ここで、GMLC装置102が保持する測位対象のUE装置105のプライバシ設定が変更された場合(図9ステップ10)、GMLC装置102は再度プライバシチェックを行う(図9ステップ11)。
GMLC装置102は測位要求をキャンセルする必要があると判断した場合、SGSN/MSC装置に対して測位キャンセル要求を送信する(図9ステップ12)。SGSN/MSC装置103は測位キャンセル要求への応答をGMLC装置102に送信し(図9ステップ13)、GMLC装置112に測位要求がキャンセルされたことを通知する(図9ステップ14)。GMLC装置112はクライアント装置111に測位要求がキャンセルされたことを通知する(図9ステップ15)。
図10を用いて、図9のステップ11におけるプライバシチェック処理の動作を説明する。GMLC装置102は自ノードが保持するUE装置のプライバシ設定が変更された場合、プライバシ設定が変更されたUE装置に対するイベント発生待ちの測位要求が存在するかをチェックし(図10ステップ1001)、イベント発生待ちの測位要求が存在する場合(図10ステップ1001のYes)、変更されたプライバシ設定が測位結果にのみ関わるものかどうかをチェックする(図10ステップ1002)。ここで、測位結果に関わるプライバシ設定とは、測位が行われた時間に関する制限や、測位が行われた場所に関する制限等が挙げられる。
GMLC装置102は変更されたプライバシ設定が測位結果にのみ関わるものではなかった場合(図10ステップ1002のNo)、測位要求をキャンセルする必要があるかどうかを判断し(図10ステップ1003)、測位要求をキャンセルする必要があると判断した場合(図10ステップ1003のYes)、測位要求のキャンセル処理を行う(図10ステップ1004)。
プライバシ設定が変更されたUE装置に関するイベント待ちの測位要求が存在しなかった場合(図10ステップ1001のNo)、変更されたプライバシ設定が測位結果に関わるもののみであった場合(図10ステップ1002のYes)、測位要求をキャンセルする必要がないと判断した場合(図10ステップ1003のNo)には、処理を終了する。
本発明の第二の実施の形態を図11に示す。図11を参照すると、本発明の第二の実施の形態は、測位要求を移動通信ネットワークに対して送信するクライアント装置101,111他、複数のクライアント装置と、移動通信ネットワークにおいてクライアントからの測位要求を受け付けるゲートウェイであるGMLC装置102,112他、複数のGMLC装置と、一つもしくは複数の地域無線網を管理するSGSN/MSC装置103,113他、複数のSGSN/MSC装置と、地域無線網であるRAN104,114他、複数のRANと、測位対象となる移動機であるUE装置105,115他、複数のUE装置と、各移動機の接続する地域無線網の情報を保持する移動機データベースであるHLR/HSS装置106,116他、複数のHLR/HSS装置と、各UE装置のプライバシ設定を保持するPPR(Privacy Profile Resister)装置107,117等の複数のノードから構成される。図11におけるPPR装置107,117以外のノードは、図1に示した構成と同じである。
次に、本発明の第二の実施の形態における測位処理の動作を説明する。本発明の第二の実施の形態では、第一の実施の形態においてGMLC装置102,112が行うUE装置のプライバシ設定に基づくプライバシチェック処理を、GMLC装置102,112とPPR装置107,117との連携によって実現する。その他のノードの処理は、本発明の第一の実施の形態と同じである。
第二の実施の形態では、GMLC装置102がUE装置105に対する測位要求を受け取りプライバシチェックを行う際に、UE装置105のプライバシ設定情報を保持するPPR装置107にプライバシチェック要求を送信し、PPR装置107がプライバシチェックの結果をGMLC装置102に返信することが考えられる。また、GMLC装置102がUE装置105のプライバシ設定情報をPPR装置107に要求し、PPR装置107から受け取ったUE装置105のプライバシ設定情報に基づいてGMLC装置102がプライバシチェックを行うことも考えられる。
101,111 クライアント装置
102,112 GMLC装置
103,113 SGSN/MSC装置
104,114 RAN
105,115 UE装置
106,116 HLR/HSS装置
107,117 PPR装置
102,112 GMLC装置
103,113 SGSN/MSC装置
104,114 RAN
105,115 UE装置
106,116 HLR/HSS装置
107,117 PPR装置
Claims (10)
- 移動機と、
前記移動機に対する測位要求を送信するクライアント装置と、
前記測位要求を受信する第一のゲートウェイ装置と、
前記測位要求に対する測位結果を前記第一のゲートウェイ装置へ送信する第二のゲートウェイ装置と、を有し、
前記第一のゲートウェイ装置は、前記測位要求に基づき周期タイマを開始し、指定された期間または回数が終了するまで、前記第二のゲートウェイ装置へ前記測位要求を繰り返し送信し、
前記第二のゲートウェイ装置は、前記第一のゲートウェイ装置からの前記測位要求に基づき前記移動機の測位処理及び前記移動機のプライバシ設定を用いたプライバシチェックを行うことを特徴とする測位システム。 - 前記第一のゲートウェイ装置は、前記測位要求に基づき前記クライアント装置の認証を行い、認証が成功した場合に前記測位要求を前記第二のゲートウェイ装置に転送することを特徴とする請求項1記載の測位システム。
- 前記第二のゲートウェイ装置は、前記移動機の測位処理を行う前及び前記測位結果の送信前に前記移動機のプライバシ設定を用いたプライバシチェックを行うことを特徴とする請求項1または2記載の測位システム。
- 前記移動機は、前記プライバシ設定を定義し、変更することができることを特徴とする請求項3記載の測位システム。
- 前記プライバシチェックは、
前記クライアント装置が要求する位置精度と、前記移動機が設定する位置精度との整合性のチェック、または、前記移動機が設定する時間帯または場所のチェックであることを特徴とする請求項3または4記載の測位システム。 - クライアント装置が、移動機に対する測位要求を送信し、
第一のゲートウェイ装置が、前記測位要求を受信し、
第二のゲートウェイ装置が、前記測位要求に対する測位結果を前記第一のゲートウェイ装置へ送信し、
前記第一のゲートウェイ装置は、前記測位要求に基づき周期タイマを開始し、指定された期間または回数が終了するまで、前記第二のゲートウェイ装置へ前記測位要求を繰り返し送信し、
前記第二のゲートウェイ装置は、前記第一のゲートウェイ装置からの前記測位要求に基づき前記移動機の測位処理及び前記移動機のプライバシ設定を用いたプライバシチェックを行う、測位システムの制御方法。 - 前記第一のゲートウェイ装置は、前記測位要求に基づき前記クライアント装置の認証を行い、認証が成功した場合に前記測位要求を前記第二のゲートウェイ装置に転送する請求項6記載の測位システムの制御方法。
- 前記第二のゲートウェイ装置は、前記移動機の測位処理を行う前及び前記測位結果の送信前に前記移動機のプライバシ設定を用いたプライバシチェックを行う請求項6または7記載の測位システムの制御方法。
- 前記移動機は、前記プライバシ設定を定義し、変更することができる請求項8記載の測位システムの制御方法。
- 前記プライバシチェックは、
前記クライアント装置が要求する位置精度と、前記移動機が設定する位置精度との整合性のチェック、または、前記移動機が設定する時間帯または場所のチェックであることを特徴とする請求項8または9記載の測位システムの制御方法。
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| JP2014178954A JP5867559B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 測位システム及び測位システムの制御方法 |
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-
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