JP5872466B2 - 放射性核種含有ナノ粒子を製造するための封入方法 - Google Patents
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Description
本願明細書において使用する「ベシクル」という用語は、内部空間が存在することによって特徴付けられる実体を意味する。好ましいベシクルは、本願明細書に開示する各種両親媒性成分等の脂質から構成される。
ベシクル形成成分は、親水性部分及び疎水性部分を含む合成又は天然両親媒性化合物である。ベシクル形成成分の例としては、脂肪酸、中性脂肪、ホスファチド、糖脂質、脂肪族アルコール及びステロイドが挙げられる。
本発明に係る物質封入成分又は本発明に係る方法における物質封入成分は、放射性核種等の遷移金属又は放射性標識物質と共にキレート錯体を形成するキレート剤であり得る。キレート剤の例としては、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)及びその誘導体;1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(シクラム)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(シクレン)及びその誘導体;1,4−エタノ−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(et−シクラム)及びその誘導体;1,4,7,11−テトラアザシクロテトラデカン(isoシクラム)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロトリデカン([13]aneN4)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,7−二酢酸(DO2A)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸(DO3A)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,7−ジ(メタンホスホン酸)(DO2P)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ(メタンホスホン酸)(DO3P)及びその誘導体;1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)及びその誘導体;エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びその誘導体;ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)及びその誘導体;1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)及びその誘導体、並びにその他のアダマンザン及びその誘導体が挙げられる。
本発明に係るイオノフォア又は本発明に係る方法におけるイオノフォアは、放射性核種又は金属体と共に錯体を形成し、その錯体を二重層を通して輸送することができる脂質可溶性分子である。本発明において、イオノフォアは放射性核種と共に錯体を形成し、放射性標識錯体をリポソーム脂質二重層を通して輸送する。本発明に係るイオノフォア又は本発明に係る方法におけるイオノフォアの例としては、2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル)(図1A)及びキノリン(C9H7N)全般(図1B)、例えば2−ヒドロキシキノリン−4−カルボン酸;6−クロロ−2−ヒドロキシキノリン;8−クロロ−2−ヒドロキシキノリン;カルボスチリル124;カルボスチリル165;4,6−ジメチル−2−ヒドロキシキノリン;4,8−ジメチル−2−ヒドロキシキノリン;その他の2−キノリノール化合物;図1に示すその他の化合物、好ましくは図2に示す化合物が挙げられる。イオノフォアの例としては、R、又はR1及びR2、又はR2及びR3、又はR3及びR4、又はR4及びR5、又はR5及びR6が、それらが結合している芳香族環と共にベンゾ縮合炭素環式芳香族環又は脂肪族環を形成していてもよい図1及び図2に示す化合物も挙げられる。
別の態様において、本発明は、
a.i)ベシクル形成成分と、ii)ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.イオノフォアを含む組成物と、
c.放射性核種であってもなくてもよい銅同位体を含む組成物と、を含み、
各成分は、「発明の概要」又は「発明を実施するための形態」の部分に記載された成分であるキットに関する。
a.i)ベシクル形成成分と、ii)ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.iii)イオノフォアと、iv)銅同位体と、を含む組成物と、を含み、
各成分は、「発明の概要」又は「発明を実施するための形態」の部分に記載された成分である。
a.i)ベシクル形成成分と、ii)ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、iii)銅同位体と、を含むナノ粒子組成物と、
b.イオノフォアを含む組成物と、を含み、
各成分は、「発明の概要」又は「発明を実施するための形態」の部分に記載された成分である。
a.i)ベシクル形成成分と、ii)ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、iii)イオノフォアと、を含むナノ粒子組成物と、
b.銅同位体を含む組成物と、を含み、
各成分は、「発明の概要」又は「発明を実施するための形態」の部分に記載された成分である。
a.i)ベシクル形成成分と、ii)ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.イオノフォア組成物と、を含み、
各成分は、「発明の概要」又は「発明を実施するための形態」の部分に記載された成分である。
一態様において、本発明は、ベシクル形成成分と、ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、ナノ粒子組成物内に封入された放射性標識物質と、を含む放射性標識ナノ粒子組成物に関し、ここで、放射性標識物質は銅同位体を含む。
本発明の第2の態様は、放射性核種及び/又は金属体が封入されたナノ粒子組成物の製造方法を提供する。本発明に係る方法は、ベシクル形成成分と、ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、膜を通して放射性核種及び/又は金属体を輸送し、ナノ粒子組成物内に放射性標識物質を封入するための成分と、を含むナノ粒子組成物を製造する。
1.a)ベシクル形成成分と、b)前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、c)ナノ粒子組成物内に封入された銅同位体と、を含むナノ粒子組成物。
2.放射性標識されている、1に記載のナノ粒子組成物。
3.前記銅同位体が放射性核種である、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
4.前記放射性核種が、61Cu、64Cu及び67Cuからなる群から選択される、3に記載のナノ粒子組成物。
5.前記銅同位体がイオンである、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
6.前記イオンが、Cu(I)及びCu(II)からなる群から選択される、5に記載のナノ粒子組成物。
7.銅とは異なる1種以上の同位体をさらに含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
8.銅とは異なる1種以上の放射性核種をさらに含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
9.前記ベシクル形成成分が、両親媒性化合物からなる群から選択される1種以上の化合物を含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
10.前記両親媒性化合物が、非誘導体化両親媒性化合物、ポリエチレングリコール(PEG)と共に誘導体化された両親媒性化合物、及び1種以上の多糖と共に誘導体化された両親媒性化合物からなる群から選択される、9に記載のナノ粒子組成物。
11.前記ベシクル形成成分が、同一化合物の非PEG化体とPEG化体の両方を含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
12.前記両親媒性化合物が、親水性部分及び疎水性部分を含む合成又は天然両親媒性化合物からなる群から選択される、9又は10に記載のナノ粒子組成物。
13.前記合成又は天然両親媒性化合物が、脂肪酸、中性脂肪、ホスファチド、糖脂質、脂肪族アルコール及びステロイドからなる群から選択される、12に記載のナノ粒子組成物。
14.前記合成又は天然両親媒性化合物が、1,2−ジオレオイルホスファチジルコリン、1,2−ジパルミトイルホスファチジルコリン、1,2−ジミリストイルホスファチジルコリン、1,2−ジステアロイルホスファチジルコリン、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルコリン、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルコリン、1−パルミトイル−2−オレオイルホスファチジルコリン、及び1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルコリン等のホスファチジルコリン;1,2−ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン、1,2−ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン、1,2−ジミリストイルホスファチジルエタノールアミン、1,2−ジステアロイルホスファチジルエタノールアミン、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルエタノールアミン、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルエタノールアミン、1−パルミトイル−2−オレオイルホスファチジルエタノールアミン、1−ステアロイル2−オレオイルホスファチジルエタノールアミン、及びN−スクシニルジオレオイルホスファチジルエタノールアミン等のホスファチジルエタノールアミン;1,2−ジオレオイルホスファチジルセリン、1,2−ジパルミトイルホスファチジルセリン、1,2−ジミリストイルホスファチジルセリン、1,2−ジステアロイルホスファチジルセリン、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルセリン、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルセリン、1−パルミトイル2−オレオイルホスファチジルセリン、及び1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルセリン等のホスファチジルセリン;1,2−ジオレオイルホスファチジルグリセロール、1,2−ジパルミトイルホスファチジルグリセロール、1,2−ジミリストイルホスファチジルグリセロール、1,2−ジステアロイルホスファチジルグリセロール、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルグリセロール、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルグリセロール、1−パルミトイル−2−オレオイルホスファチジルグリセロール、及び1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルグリセロール等のホスファチジルグリセロール;PEG化脂質;ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−1000]、ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000]、ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−3000]、ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000]等のPEG化リン脂質;N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)1000]}、N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)2000]}、N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)3000]}、N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)5000]}等のPEG化セラミド;リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルグリセロール、リゾホスファチジルセリン、セラミド;スフィンゴ脂質;ガングリオシドGMl等の糖脂質;グルコリピド;スルファチド;ジパルミトイルグリセロホスファチジン酸等のホスファチジン酸;パルミチン脂肪酸;ステアリン脂肪酸;アラキドン脂肪酸;ラウリン脂肪酸;ミリスチン脂肪酸;ラウロレイン脂肪酸;フィセテリン脂肪酸;ミリストレイン脂肪酸;パルミトレイン脂肪酸;ペトロセリン脂肪酸;オレイン脂肪酸;イソラウリン脂肪酸;イソミリスチン脂肪酸;イソステアリン脂肪酸;コレステロール、コレステロールヘミスクシネート、コレステロール硫酸、コレステリル−(4−トリメチルアンモニオ)ブタノエート、エルゴステロール、ラノステロール等のステロール及びステロール誘導体;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコール;ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル;ポリオキシエチレン付加ソルビタン脂肪酸エステル、グリセロールポリエチレングリコールオキシステアレート;グリセロールポリエチレングリコールリシノレート;エトキシル化大豆ステロール;エトキシル化ヒマシ油;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸ポリマー;ポリオキシエチレン脂肪酸ステアレート;ジオレオイル−sn−グリセロール;ジパルミトイル−スクシニルグリセロール;1、3−ジパルミトイル−2−スクシニルグリセロール;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルコリン等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルコリン;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルエタノールアミン等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルエタノールアミン;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルセリン等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルセリン;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルグリセロール等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルグリセロール;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルコリン等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルコリン;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルエタノールアミン等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルエタノールアミン;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルセリン等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルセリン;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルグリセロール等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルグリセロール;N−スクシニルジオクタデシルアミン;パルミトイルホモシステイン;臭化ラウリルトリメチルアンモニウム;臭化セチルトリメチルアンモニウム;ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド;N−[(1,2,3−ジオレオイルオキシ)プロピル]−N,N,Nトリメチルアンモニウムクロリド(DOTMA);1,2−ジオレオイルオキシ−3−(トリメチルアンモニウム)プロパン(DOTAP);及び1,2−ジオレオイル−c−(4’−トリメチルアンモニウム)−ブタノイル−sn−グリセロール(DOTB)からなる群から選択される、12に記載のナノ粒子組成物。
15.前記合成又は天然両親媒性化合物が、リン脂質、PEG化リン脂質及びコレステロールからなる群から選択される、12に記載のナノ粒子組成物。
16.前記合成又は天然両親媒性化合物が、1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン(DSPC)、コレステロール、及び1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)からなる群から選択される、12に記載のナノ粒子組成物。
17.1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン(DSPC)、コレステロール、及び1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)のモル比が55:40:5である、16に記載のナノ粒子組成物。
18.前記物質封入成分が、キレート剤、還元剤、及び銅イオンと共に低溶解性塩を形成する物質からなる群から選択される化合物を含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
19.前記物質封入成分が、キレート剤、還元剤、及び銅イオンと共に低溶解性塩を形成する物質からなる群から選択される2種類の異なる化合物を含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
20.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン([12]aneN4)、1,4,7,10−テトラアザシクロトリデカン([13]aneN4)、1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン([14]aneN4)、1,4,8,12−テトラアザシクロペンタデカン([15]aneN4)、1,5,9,13−テトラアザシクロヘキサデカン([16]aneN4)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)からなる群から選択されるキレート剤である、18又は19に記載のナノ粒子組成物。
21.前記物質封入成分が、1,4−エタノ−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(et−シクラム)、1,4,7,11−テトラアザシクロテトラデカン(iso−シクラム)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、2−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1−イル)酢酸(DO1A)、2,2’−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,7−ジイル)二酢酸(DO2A)、2,2’,2’’−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリイル)三酢酸(DO3A)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,7−ジ(メタンホスホン酸)(DO2P)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ(メタンホスホン酸)(DO3P)、1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)、2−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1−イル)酢酸(TE1A)及び2,2’−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1,8−ジイル)二酢酸(TE2A)からなる群から選択されるキレート剤である、18又は19に記載のナノ粒子組成物。
22.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)、シクラム及びシクレンからなる群から選択される、21に記載のナノ粒子組成物。
23.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)である、22に記載のナノ粒子組成物。
24.前記物質封入成分が還元剤である、18に記載のナノ粒子組成物。
25.前記還元剤が、アスコルビン酸、グルコース、フルクトース、グリセルアルデヒド、ラクトース、アラビノース、麦芽糖及びアセトールからなる群から選択される、24に記載のナノ粒子組成物。
26.前記物質封入成分が、銅と共に低溶解性塩を形成する化合物である、18に記載のナノ粒子組成物。
27.前記銅と共に形成される低溶解性塩が、リン酸塩、シュウ酸塩及び塩化物からなる群から選択される、26に記載のナノ粒子組成物。
28.ターゲティング化部分をさらに含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
29.前記ターゲティング化部分が、脂質固定分子又はPEG複合脂質成分を介して前記ナノ粒子組成物の表面に結合している、28に記載のナノ粒子組成物。
30.前記ナノ粒子組成物の表面に結合している前記ターゲティング化部分が、抗体、アフィボディ及びペプチド成分からなる群から選択される、28又は29に記載のナノ粒子組成物。
31.前記ターゲティング化部分が、リツキシマブ、トラスツズマブ、セツキシマブ、リンフォサイド、ビタキシン、Lym−1及びベバシズマブからなる群から選択される抗体である、30に記載のナノ粒子組成物。
32.前記ターゲティング化部分が、抗ErbB2アフィボディ及び抗フィブリノゲンアフィボディ分子からなる群から選択されるアフィボディである、30に記載のナノ粒子組成物。
33.前記ターゲティング化部分が、RGD、ソマトスタチン及びその類似体、並びに細胞透過性ペプチドからなる群から選択されるペプチド成分である、30に記載のナノ粒子組成物。
34.前記ソマトスタチン類似体がオクトレオテート(TATE)である、33に記載のナノ粒子組成物。
35.前記物質の効率的な封入を生じさせる制御された内部pHを有する、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
36.前記ナノ粒子の内部pHが、1〜10の範囲内、例えば1〜2、2〜3、3〜4、4〜5、5〜6、6〜7、7〜8、8〜9又は9〜10である、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
37.前記ナノ粒子の内部pHが、3〜6の範囲内、例えば3.0〜3.5、3.5〜4.0、4.0〜4.5、4.5〜5.0、5.0〜5.5又は5.5〜6.0である、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
38.前記ナノ粒子組成物内に封入された細胞内ターゲティング特性を有する化合物をさらに含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
39.前記細胞内ターゲティング特性を有する化合物が、前記物質封入成分に結合した核局在配列ペプチド(NLSペプチド)である、38に記載のナノ粒子組成物。
40.前記ナノ粒子の直径が30〜300nmの範囲内、例えば30〜60nm、60〜80nm、80〜100nm、100〜120nm、120〜150nm、150〜180nm、180〜210nm、210〜240nm、240〜270nm又は270〜300nmである、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
41.前記ナノ粒子の直径が120nm未満である、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
42.前記ナノ粒子の直径が80nmよりも大きい、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
43.前記封入物質が、イオノフォアを使用して前記ナノ粒子組成物に封入されている、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
44.イオノフォアをさらに含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
45.微量のイオノフォアをさらに含む、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
46.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への銅の移動反応が、生得的に又は前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、43〜45のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
47.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への銅の移動反応が、前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、43〜46のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
48.前記放射性標識ナノ粒子が、37℃のヒト血清中で24時間インキュベートしてから漏出した放射性核種と放射性標識ナノ粒子とを分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析等の精製工程を行って見出される放射能の漏出率が、20%未満、例えば15%未満、12%未満、10%未満、8%未満、6%未満、4%未満、3%未満、2%未満又は1%未満である安定性を有する、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
49.血管の出血を伴う病理学的症状の診断に使用するための、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
50.癌の診断に使用するための、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
51.ポジトロン断層法(PET)スキャン又は単一光子放射断層撮影(SPECT)スキャンに使用するための、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
52.医薬として使用するための、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
53.癌の治療に使用するための、前項のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
54.銅同位体が封入されたナノ粒子組成物の製造方法であって、a)ベシクル形成成分と、前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物を用意することと、b)ベシクル膜を通して前記銅同位体を輸送する成分を用意することと、c)前記ナノ粒子組成物の内部に前記銅同位体を封入することと、を含む方法。
55.前記ナノ粒子組成物が放射性標識されている、54に記載の方法。
56.前記銅同位体が放射性核種である、54又は55に記載の方法。
57.前記放射性核種が、61Cu、64Cu及び67Cuからなる群から選択される、56に記載の方法。
58.前記銅同位体がイオンである、54〜57のいずれか1項に記載の方法。
59.前記イオンが、Cu(I)及びCu(II)からなる群から選択される、58に記載の方法。
60.前記ベシクル膜を通して前記銅同位体を輸送する成分がイオノフォアである、54〜59のいずれか1項に記載の方法。
61.前記イオノフォアが、下記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択される、60に記載の方法。
62.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、Xがヒドロキシ(OH)である、61に記載の方法。
63.R1が水素(H)である、61又は62に記載の方法。
64.R1及びR3が水素(H)である、61又は62に記載の方法。
65.R1、R3及びR5が水素(H)である、61又は62に記載の方法。
66.R1、R3、R4及びR5が水素(H)である、61又は62に記載の方法。
67.R1、R3、R4、R5及びR6が水素(H)である、61又は62に記載の方法。
68.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、ブチル(C4H11)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、スルフヒドリル(SH)、カルボキシ(COOH)、β−D−グルコピラノシド(C6O6H11)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、61又は62に記載の方法。
69.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、スルフヒドリル(SH)、カルボキシ(COOH)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、61又は62に記載の方法。
70.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ヒドロキシ(OH)、スルフヒドリル(SH)及びカルボキシ(COOH)からなる群から選択される置換基を表す、61又は62に記載の方法。
71.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、アミノ(NH2)、ヒドロキシ(OH)及びスルフヒドリル(SH)からなる群から選択される置換基を表す、61又は62に記載の方法。
72.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物、及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、エチル(C2H5)、アミノ(NH2)及びヒドロキシ(OH)からなる群から選択される置換基を表す、61又は62に記載の方法。
73.前記イオノフォアが、2−ヒドロキシキノリン−4−カルボン酸、6−クロロ−2−ヒドロキシキノリン、8−クロロ−2−ヒドロキシキノリン、7−アミノ−4−メチル−2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル124)、7−ジメチルアミノ−4−メチル−2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル165)、4,6−ジメチル−2−ヒドロキシキノリン、4,8−ジメチル−2−ヒドロキシキノリン、その他の2−キノリノール化合物、並びにそれらの立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択される、61又は62に記載の方法。
74.前記イオノフォアが2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル)である、61又は62に記載の方法。
75.前記イオノフォアが、下記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択される、60に記載の方法。
76.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、Yがヒドロキシ(OH)である、75に記載の方法。
77.R8が水素(H)である、75又は76に記載の方法。
78.R8及びR9が水素(H)である、75又は76に記載の方法。
79.R8、R9及びR11が水素(H)である、75又は76に記載の方法。
80.R7、R8、R9及びR11が水素(H)である、75又は76に記載の方法。
81.R7、R8、R9、R11及びR12が水素(H)である、75又は76に記載の方法。
82.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、ブチル(C4H11)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、カルボキシ(COOH)、β−D−グルコピラノシド(C6O6H11)、スルフヒドリル(SH)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、75又は76に記載の方法。
83.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、カルボキシ(COOH)、スルフヒドリル(SH)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、75又は76に記載の方法。
84.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ヒドロキシ(OH)、スルフヒドリル(SH)及びカルボキシ(COOH)からなる群から選択される置換基を表す、75又は76に記載の方法。
85.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、ヒドロキシ(OH)、カルボキシ(COOH)及びスルフヒドリル(SH)からなる群から選択される置換基を表す、75又は76に記載の方法。
86.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、エチル(C2H5)、アミノ(NH2)及びヒドロキシ(OH)からなる群から選択される置換基を表す、75又は76に記載の方法。
87.前記イオノフォアが、8−ヒドロキシキノリン(オキシン)、8−ヒドロキシキノリン−β−D−ガラクトピラノシド、8−ヒドロキシキノリン−β−D−グルコピラノシド、8−ヒドロキシキノリングルクロニド、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸、2−アミノ−8−キノリノール、5,7−ジブロモ−8−ヒドロキシキノリン、5,7−ジクロロ−8−ヒドロキシキノリン、5,7−ジヨード−8−ヒドロキシキノリン、5,7−ジメチル−8−キノリノール、5−クロロ−8−キノリノール、5−ニトロ−8−ヒドロキシキノリン、7−ブロモ−5−クロロ−8−キノリノール、8−ヒドロキシキノリンベンゾエート、2−ベンジル−8−ヒドロキシキノリン、2−メチル−8−キノリノール、5−クロロ−7−ヨード−8−キノリノール、8−ヒドロキシ−5−ニトロキノリン、8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−キノリンスルホン酸及び5,7−ジクロロ−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリンからなる群から選択される、75又は76に記載の方法。
88.前記イオノフォアが8−ヒドロキシキノリン(オキシン)である、75又は76に記載の方法。
89.前記ナノ粒子組成物が、1〜48のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物である、54〜88のいずれか1項に記載の方法。
90.前記物質封入成分がキレート剤であり、前記イオノフォアの前記キレート剤に対するモル比が、1:1〜1:10,000,000の範囲内、例えば、1:5、1:10、1:50、1:100、1:250、1:500、1:1000、1:5000、1:10,000、1:50,000、1:100,000、1:500,000、1:1,000,000、1:5,000,000又は1:10,000,000である、54〜89のいずれか1項に記載の方法。
91.前記ナノ粒子の内部pHが、1〜10の範囲内、例えば1〜2、2〜3、3〜4、4〜5、5〜6、6〜7、7〜8、8〜9又は9〜10である、54〜90のいずれか1項に記載の方法。
92.前記ナノ粒子の内部pHが、3〜6の範囲内、例えば3.0〜3.5、3.5〜4.0、4.0〜4.5、4.5〜5.0、5.0〜5.5又は5.5〜6.0である、54〜91のいずれか1項に記載の方法。
93.生成した放射性標識ナノ粒子の純度を、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して確認する、54〜90のいずれか1項に記載の方法。
94.生成した放射性標識ナノ粒子を、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して精製する、54〜93のいずれか1項に記載の方法。
95.サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して測定した銅の封入効率が30〜95%である、54〜94のいずれか1項に記載の方法。
96.サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して測定した銅の封入効率が、35%よりも高く、例えば40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%又は95%よりも高い、54〜94のいずれか1項に記載の方法。
97.前記放射性標識ナノ粒子が、37℃のヒト血清中で24時間インキュベートしてから漏出した放射性核種と放射性標識ナノ粒子を分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析等の精製工程を行って見出される放射能の漏出率が、20%未満、例えば15%未満、12%未満、10%未満、8%未満、6%未満、4%未満、3%未満、2%未満又は1%未満である安定性を有する、54〜96のいずれか1項に記載の方法。
98.前記ナノ粒子への銅の封入によって前記ナノ粒子のサイズが実質的に変化しない、54〜97のいずれか1項に記載の方法。
99.前記ナノ粒子への銅同位体の封入による前記ナノ粒子組成物のサイズの変化が、20%未満、例えば17%未満、14%未満、11%未満、8%未満、5%未満又は2%未満である、54〜97のいずれか1項に記載の方法。
100.前記ナノ粒子への銅の封入によるゼータ電位の変化が、20%未満、例えば18%未満、16%未満、14%未満、12%未満又は10%未満である、54〜98のいずれか1項に記載の方法。
101.前記ナノ粒子組成物内に封入された前記放射性核種から放射される放射線量を測定及び検出することをさらに含む、54〜100のいずれか1項に記載の方法。
102.前記ナノ粒子組成物を診断又は治療のために使用することをさらに含む、54〜101のいずれか1項に記載の方法。
103.前記ナノ粒子組成物を経口投与する、102に記載の方法。
104.前記ナノ粒子組成物を静脈内投与する、102に記載の方法。
105.血管の出血を伴う病理学的症状の診断に使用される、102〜104のいずれか1項に記載の方法。
106.癌の診断に使用される、102〜104のいずれか1項に記載の方法。
107.1〜48のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.イオノフォアを含む組成物と、
を含み、前記パーツa又はbは銅同位体をさらに含むキット。
108.1〜48のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.イオノフォアを含む組成物と、
c.銅同位体を含む組成物と、
を含むキット。
109.1〜48のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、iii.イオノフォアと、を含むナノ粒子組成物と、
b.銅同位体を含む組成物と、
を含むキット。
110.前記銅同位体が放射性核種である、107〜109のいずれか1項に記載のキット。
111.前記イオノフォアが、下記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択される、107〜110のいずれか1項に記載のキット。
112.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、Xがヒドロキシ(OH)である、111に記載のキット。
113.R1が水素(H)である、111又は112に記載のキット。
114.R1及びR3が水素(H)である、111又は112に記載のキット。
115.R1、R3及びR5が水素(H)である、111又は112に記載のキット。
116.R1、R3、R4及びR5が水素(H)である、111又は112に記載のキット。
117.R1、R3、R4、R5及びR6が水素(H)である、111又は112に記載のキット。
118.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、ブチル(C4H11)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、スルフヒドリル(SH)、カルボキシ(COOH)、β−D−グルコピラノシド(C6O6H11)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、111又は112に記載のキット。
119.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、スルフヒドリル(SH)、カルボキシ(COOH)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、111又は112に記載のキット。
120.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ヒドロキシ(OH)、スルフヒドリル(SH)及びカルボキシ(COOH)からなる群から選択される置換基を表す、111又は112に記載のキット。
121.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、アミノ(NH2)、ヒドロキシ(OH)及びスルフヒドリル(SH)からなる群から選択される置換基を表す、111又は112に記載のキット。
122.前記イオノフォアが、前記式Aで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R1、R2、R3、R4、R5及びR6が、それぞれ独立して、水素(H)、エチル(C2H5)、アミノ(NH2)及びヒドロキシ(OH)からなる群から選択される置換基を表す、111又は112に記載のキット。
123.前記イオノフォアが、2−ヒドロキシキノリン−4−カルボン酸、6−クロロ−2−ヒドロキシキノリン、8−クロロ−2−ヒドロキシキノリン、7−アミノ−4−メチル−2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル124)、7−ジメチルアミノ−4−メチル−2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル165)、4,6−ジメチル−2−ヒドロキシキノリン、4,8−ジメチル−2−ヒドロキシキノリン、その他の2−キノリノール化合物、並びにそれらの立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択される、111又は112に記載のキット。
124.前記イオノフォアが2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル)である、111又は112に記載のキット。
125.前記イオノフォアが、下記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択される、111に記載のキット。
126.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、Yがヒドロキシ(OH)である、125に記載のキット。
127.R8が水素(H)である、125又は126に記載のキット。
128.R8及びR9が水素(H)である、125又は126に記載のキット。
129.R8、R9及びR11が水素(H)である、125又は126に記載のキット。
130.R7、R8、R9及びR11が水素(H)である、125又は126に記載のキット。
131.R7、R8、R9、R11及びR12が水素(H)である、125又は126に記載のキット。
132.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、ブチル(C4H11)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、カルボキシ(COOH)、β−D−グルコピラノシド(C6O6H11)、スルフヒドリル(SH)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、125又は126に記載のキット。
133.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ジメチルアミノ(N(CH3)2)、ヒドロキシ(OH)、シアノ(CN)、カルボキシ(COOH)、スルフヒドリル(SH)及びスルホニル(SO3H)からなる群から選択される置換基を表す、125又は126に記載のキット。
134.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、プロピル(C3H8)、アミノ(NH2)、ヒドロキシ(OH)、スルフヒドリル(SH)及びカルボキシ(COOH)からなる群から選択される置換基を表す、125又は126に記載のキット。
135.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、ハロ(Cl、Br又はI)、メチル(CH3)、エチル(C2H5)、ヒドロキシ(OH)、カルボキシ(COOH)及びスルフヒドリル(SH)からなる群から選択される置換基を表す、125又は126に記載のキット。
136.前記イオノフォアが、前記式Bで示されるキノリン誘導体、並びにその立体異性体、立体異性体の混合物及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択され、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が、それぞれ独立して、水素(H)、エチル(C2H5)、アミノ(NH2)及びヒドロキシ(OH)からなる群から選択される置換基を表す、125又は126に記載のキット。
137.前記イオノフォアが、8−ヒドロキシキノリン(オキシン)、8−ヒドロキシキノリン−β−D−ガラクトピラノシド、8−ヒドロキシキノリン−β−D−グルコピラノシド、8−ヒドロキシキノリングルクロニド、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸、2−アミノ−8−キノリノール、5,7−ジブロモ−8−ヒドロキシキノリン、5,7−ジクロロ−8−ヒドロキシキノリン、5,7−ジヨード−8−ヒドロキシキノリン、5,7−ジメチル−8−キノリノール、5−クロロ−8−キノリノール、5−ニトロ−8−ヒドロキシキノリン、7−ブロモ−5−クロロ−8−キノリノール、8−ヒドロキシキノリンベンゾエート、2−ベンジル−8−ヒドロキシキノリン、2−メチル−8−キノリノール、5−クロロ−7−ヨード−8−キノリノール、8−ヒドロキシ−5−ニトロキノリン、8−ヒドロキシ−7−ヨード−5−キノリンスルホン酸及び5,7−ジクロロ−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリンからなる群から選択される、125又は126に記載のキット。
138.前記イオノフォアが8−ヒドロキシキノリン(オキシン)である、125又は126に記載のキット。
139.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への銅の移動反応が、生得的に又は前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、107〜138のいずれか1項に記載のキット。
140.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への銅の移動反応が、前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、107〜138のいずれか1項に記載のキット。
141.前記物質封入成分がキレート剤であり、前記イオノフォアの前記キレート剤に対するモル比が、1:1〜1:10,000,000の範囲内、例えば、1:5、1:10、1:50、1:100、1:250、1:500、1:1000、1:5000、1:10,000、1:50,000、1:100,000、1:500,000、1:1,000,000、1:5,000,000又は1:10,000,000である、107〜140のいずれか1項に記載のキット。
142.前記銅同位体が塩として送達される、107〜141のいずれか1項に記載のキット。
143.前記銅同位体が凍結乾燥塩として送達される、107〜142のいずれか1項に記載のキット。
144.前記銅同位体がイオン水溶液として送達される、107〜141のいずれか1項に記載のキット。
145.封入効率を判定するための試験手段をさらに含む、107〜144のいずれか1項に記載のキット。
146.前記パーツを、使用の0〜5時間前、例えば使用の0〜4時間前、使用の0〜3時間前、使用の0〜2時間前、使用の0〜1時間前又は使用の直前に混合することができる、107〜145のいずれか1項に記載のキット。
147.1〜53のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのものである、107〜146のいずれか1項に記載のキット。
148.血管の出血を伴う病理学的症状の診断に使用するための、107〜147のいずれか1項に記載のキット。
149.医薬として使用するための、107〜147のいずれか1項に記載のキット。
150.癌を診断するために使用するための、107〜147のいずれか1項に記載のキット。
151.ポジトロン断層法(PET)スキャン又は単一光子放射断層撮影(SPECT)スキャンに使用するための、107〜147のいずれか1項に記載のキット。
152.放射性核種が封入されたナノ粒子組成物の製造方法であって、a)ベシクル形成成分と、前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物を用意することと、b)61〜74のいずれか1項に記載のイオノフォア(式A)である、ベシクル膜を通して前記放射性核種を輸送する成分を用意することと、c)前記ナノ粒子組成物の内部に前記放射性核種を封入することと、を含む方法。
153.前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)、インジウム(111In)、テクネチウム(99mTc)、レニウム(188Re)、ガリウム(67Ga、68Ga)、ルテチウム(177Lu)、アクチニウム(225Ac)、イットリウム(90Y)、アンチモン(119Sb)、スズ(117Sn、113Sn)、ジスプロシウム(159Dy)、コバルト(56Co)、鉄(59Fe)、ルテニウム(97Ru、103Ru)、パラジウム(103Pd)、カドミウム(115Cd)、テルル(118Te、123Te)、バリウム(131Ba、140Ba)、ガドリニウム(149Gd、151Gd)、テルビウム(160Tb)、金(198Au、199Au)、ランタン(140La)及びラジウム(223Ra、224Ra)からなる群から選択される、152に記載の方法。
154.前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)、インジウム(111In)、テクネチウム(99mTc)、レニウム(188Re)、ガリウム(67Ga、68Ga)、アクチニウム(225Ac)、イットリウム(90Y)、アンチモン(119Sb)及びルテチウム(177Lu)からなる群から選択される、152に記載の方法。
155.前記放射性核種が、一価カチオン、二価カチオン、三価カチオン、四価カチオン、五価カチオン、六価カチオン又は七価カチオン等のイオンである、152〜154のいずれか1項に記載の方法。
156.前記ベシクル形成成分が、両親媒性化合物からなる群から選択される1種以上の化合物を含む、152〜155のいずれか1項に記載の方法。
157.前記両親媒性化合物が、非誘導体化両親媒性化合物、ポリエチレングリコール(PEG)と共に誘導体化された両親媒性化合物及び1種以上の多糖から誘導体化された両親媒性化合物からなる群から選択される、156に記載の方法。
158.前記ベシクル形成成分が、同一のベシクル形成化合物の非PEG化体及びPEG化体の両方を含む、156又は157に記載の方法。
159.前記両親媒性化合物が、親水性部分及び疎水性部分を含む合成又は天然両親媒性化合物からなる群から選択される、156又は157に記載の方法。
160.前記合成又は天然両親媒性化合物が、脂肪酸、中性脂肪、ホスファチド、糖脂質、脂肪族アルコール及びステロイドからなる群から選択される、159に記載の方法。
161.前記合成又は天然両親媒性化合物が、1,2−ジオレオイルホスファチジルコリン、1,2−ジパルミトイルホスファチジルコリン、1,2−ジミリストイルホスファチジルコリン、1,2−ジステアロイルホスファチジルコリン、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルコリン、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルコリン、1−パルミトイル−2−オレオイルホスファチジルコリン、及び1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルコリン等のホスファチジルコリン;1,2−ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン、1,2−ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン、1,2−ジミリストイルホスファチジルエタノールアミン、1,2−ジステアロイルホスファチジルエタノールアミン、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルエタノールアミン、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルエタノールアミン、1−パルミトイル−2−オレオイルホスファチジルエタノールアミン、1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルエタノールアミン、及びN−スクシニルジオレオイルホスファチジルエタノールアミン等のホスファチジルエタノールアミン;1,2−ジオレオイルホスファチジルセリン、1,2−ジパルミトイルホスファチジルセリン、1,2−ジミリストイルホスファチジルセリン、1,2−ジステアロイルホスファチジルセリン、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルセリン、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルセリン、1−パルミトイル2−オレオイルホスファチジルセリン、及び1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルセリン等のホスファチジルセリン;1,2−ジオレオイルホスファチジルグリセロール、1,2−ジパルミトイルホスファチジルグリセロール、1,2−ジミリストイルホスファチジルグリセロール、1,2−ジステアロイルホスファチジルグリセロール、1−オレオイル−2−パルミトイルホスファチジルグリセロール、1−オレオイル−2−ステアロイルホスファチジルグリセロール、1−パルミトイル−2−オレオイルホスファチジルグリセロール、及び1−ステアロイル−2−オレオイルホスファチジルグリセロール等のホスファチジルグリセロール;PEG化脂質;ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−1000]、ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000]、ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−3000]、ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000]等のPEG化リン脂質;N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)1000]}、N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)2000]}、N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)3000]}、N−オクタノイルスフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)5000]}等のPEG化セラミド;リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルグリセロール、リゾホスファチジルセリン、セラミド;スフィンゴ脂質;ガングリオシドGMl等の糖脂質;グルコリピド;スルファチド;ジパルミトイルグリセロホスファチジン酸等のホスファチジン酸;パルミチン脂肪酸;ステアリン脂肪酸;アラキドン脂肪酸;ラウリン脂肪酸;ミリスチン脂肪酸;ラウロレイン脂肪酸;フィセテリン脂肪酸;ミリストレイン脂肪酸;パルミトレイン脂肪酸;ペトロセリン脂肪酸;オレイン脂肪酸;イソラウリン脂肪酸;イソミリスチン脂肪酸;イソステアリン脂肪酸;コレステロール、コレステロールヘミスクシネート、コレステロール硫酸、コレステリル−(4−トリメチルアンモニオ)ブタノエート、エルゴステロール、ラノステロール等のステロール及びステロール誘導体;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコール;ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル;ポリオキシエチレン付加ソルビタン脂肪酸エステル、グリセロールポリエチレングリコールオキシステアレート;グリセロールポリエチレングリコールリシノレート;エトキシル化大豆ステロール;エトキシル化ヒマシ油;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸ポリマー;ポリオキシエチレン脂肪酸ステアレート;ジオレオイル−sn−グリセロール;ジパルミトイル−スクシニルグリセロール;1、3−ジパルミトイル−2−スクシニルグリセロール;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルコリン等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルコリン;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルエタノールアミン等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルエタノールアミン;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルセリン等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルセリン;1−ヘキサデシル−2−パルミトイルホスファチジルグリセロール等の1−アルキル−2−アシルホスファチジルグリセロール;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルコリン等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルコリン;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルエタノールアミン等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルエタノールアミン;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルセリン等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルセリン;1−ヘキサデシル−2−ヘキサデシルホスファチジルグリセロール等の1−アルキル−2−アルキルホスファチジルグリセロール;N−スクシニルジオクタデシルアミン;パルミトイルホモシステイン;臭化ラウリルトリメチルアンモニウム;臭化セチルトリメチルアンモニウム;ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド;N−[(1,2,3−ジオレオイルオキシ)プロピル]−N,N,Nトリメチルアンモニウムクロリド(DOTMA);1,2−ジオレオイルオキシ−3−(トリメチルアンモニウム)プロパン(DOTAP);及び1,2−ジオレオイル−c−(4’−トリメチルアンモニウム)−ブタノイル−sn−グリセロール(DOTB)からなる群から選択される、159に記載の方法。
162.前記合成又は天然両親媒性化合物が、リン脂質、PEG化リン脂質及びコレステロールからなる群から選択される、159に記載の方法。
163.前記合成又は天然両親媒性化合物が、1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン(DSPC)、コレステロール、1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)からなる群から選択される、162に記載の方法。
164.1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン(DSPC)、コレステロール、及び1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)のモル比が55:40:5である、163に記載の方法。
165.前記物質封入成分が、キレート剤、還元剤、及び前記放射性核種と共に低溶解性塩を形成する物質からなる群から選択される、152〜164のいずれか1項に記載の方法。
166.前記物質封入成分が、キレート剤、還元剤、及び前記放射性核種と共に低溶解性塩を形成する物質からなる群から選択される2種類の異なる化合物を含む、152〜165のいずれか1項に記載の方法。
167.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン([12]aneN4)、1,4,7,10−テトラアザシクロトリデカン([13]aneN4)、1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン([14]aneN4)、1,4,8,12−テトラアザシクロペンタデカン([15]aneN4)、1,5,9,13−テトラアザシクロヘキサデカン([16]aneN4)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)からなる群から選択されるキレート剤である、152〜166のいずれか1項に記載の方法。
168.前記物質封入成分が、1,4−エタノ−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(et−シクラム)、1,4,7,11−テトラアザシクロテトラデカン(iso−シクラム)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、2−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1−イル)酢酸(DO1A)、2,2’−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,7−ジイル)二酢酸(DO2A)、2,2’,2’’−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリイル)三酢酸(DO3A)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,7−ジ(メタンホスホン酸)(DO2P)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ(メタンホスホン酸)(DO3P)、1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)、2−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1−イル)酢酸(TE1A)、2,2’−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1,8−ジイル)二酢酸(TE2A)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)からなる群から選択されるキレート剤である、152〜166のいずれか1項に記載の方法。
169.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)、シクラム及びシクレンからなる群から選択される、168に記載の方法。
170.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)、シクラム及びシクレンからなる群から選択される、169に記載の方法。
171.前記物質封入成分が、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)である、170に記載の方法。
172.前記物質封入成分が還元剤である、152〜166のいずれか1項に記載の方法。
173.前記還元剤が、アスコルビン酸、グルコース、フルクトース、グリセルアルデヒド、ラクトース、アラビノース、麦芽糖又はアセトールである、172に記載の方法。
174.前記物質封入成分が、前記放射性核種と共に低溶解性塩を形成する化合物である、152〜166のいずれか1項に記載の方法。
175.前記放射性核種と共に形成される低溶解性塩が、リン酸塩、シュウ酸塩及び塩化物からなる群から選択される、174に記載の方法。
176.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、カルボスチリル(2−ヒドロキシキノリン)から前記キレート剤への放射性核種の移動反応が、生得的に又は前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、152〜175のいずれか1項に記載の方法。
177.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への放射性核種の移動反応が、前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、152〜175のいずれか1項に記載の方法。
178.前記物質封入成分がキレート剤であり、前記イオノフォアの前記キレート剤に対するモル比が、1:1〜1:10,000,000の範囲内、例えば、1:5、1:10、1:50、1:100、1:250、1:500、1:1000、1:5000、1:10,000、1:50,000、1:100,000、1:500,000、1:1,000,000、1:5,000,000又は1:10,000,000である、152〜177のいずれか1項に記載の方法。
179.前記ナノ粒子組成物がターゲティング化部分をさらに含む、152〜178のいずれか1項に記載の方法。
180.前記ターゲティング化部分が、脂質固定分子又はPEG複合脂質成分を介して前記ナノ粒子組成物の表面に結合している、179に記載の方法。
181.前記ナノ粒子組成物の表面に結合している前記ターゲティング化部分が、抗体、アフィボディ及びペプチド成分からなる群から選択される、179又は180に記載の方法。
182.前記ターゲティング化部分が、リツキシマブ、トラスツズマブ、セツキシマブ、リンフォサイド、ビタキシン、Lym−1及びベバシズマブからなる群から選択される抗体である、181に記載の方法。
183.前記ターゲティング化部分が、抗ErbB2アフィボディ及び抗フィブリノゲンアフィボディ分子からなる群から選択されるアフィボディである、181に記載の方法。
184.前記ターゲティング化部分が、RGD、ソマトスタチン及びその類似体、並びに細胞透過性ペプチドからなる群から選択されるペプチド成分である、181に記載の方法。
185.前記ソマトスタチン類似体がオクトレオテート(TATE)である、184に記載の方法。
186.内部pHを制御して前記物質の効率的な封入を生じさせることをさらに含む、152〜185のいずれか1項に記載の方法。
187.前記ナノ粒子組成物の内部pHが、1〜10の範囲内、例えば1〜2、2〜3、3〜4、4〜5、5〜6、6〜7、7〜8、8〜9又は9〜10である、152〜186のいずれか1項に記載の方法。
188.前記ナノ粒子の内部pHが、3〜6の範囲内、例えば3.0〜3.5、3.5〜4.0、4.0〜4.5、4.5〜5.0、5.0〜5.5又は5.5〜6.0である、152〜187のいずれか1項に記載の方法。
189.前記ナノ粒子組成物が、前記ナノ粒子組成物内に封入された細胞内ターゲティング特性を有する化合物をさらに含む、152〜187のいずれか1項に記載の方法。
190.前記細胞内ターゲティング特性を有する化合物が、前記物質封入成分に結合した核局在配列ペプチド(NLSペプチド)である、189に記載の方法。
191.前記ナノ粒子組成物の直径が、30〜300nm、例えば30〜60nm、60〜80nm、80〜100nm、100〜120nm、120〜150nm、150〜180nm、180〜210nm、210〜240nm、240〜270nm又は270〜300nmである、152〜190のいずれか1項に記載の方法。
192.前記ナノ粒子の直径が120nm未満である、152〜191のいずれか1項に記載の方法。
193.前記ナノ粒子の直径が80nmよりも大きい、152〜191のいずれか1項に記載の方法。
194.生成した放射性標識ナノ粒子の純度を、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して確認する、152〜193のいずれか1項に記載の方法。
195.生成した放射性標識ナノ粒子を、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して精製する、54〜194のいずれか1項に記載の方法。
196.サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して測定した放射性核種の封入効率が30〜95%である、152〜195のいずれか1項に記載の方法。
197.サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して測定した放射性核種の封入効率が、35%より高く、例えば40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%又は95%よりも高い、152〜196のいずれか1項に記載の方法。
198.前記放射性標識ナノ粒子が、37℃のヒト血清中で24時間インキュベートしてから漏出した放射性核種と放射性標識ナノ粒子とを分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析等の精製工程を行って見出される放射能の漏出率が、20%未満、例えば15%未満、12%未満、10%未満、8%未満、6%未満、4%未満、3%未満、2%未満又は1%未満である安定性を有する、152〜197のいずれか1項に記載の方法。
199.前記ナノ粒子への放射性核種の封入によって前記ナノ粒子のサイズが実質的に変化しない、152〜198のいずれか1項に記載の方法。
200.前記ナノ粒子への放射性核種の封入による前記ナノ粒子組成物のサイズの変化が、20%未満、例えば17%未満、14%未満、11%未満、8%未満、5%未満又は2%未満である、152〜198のいずれか1項に記載の方法。
201.前記ナノ粒子への放射性核種の封入によるゼータ電位の変化が、20%未満、例えば18%未満、16%未満、14%未満、12%未満又は10%未満である、152〜200のいずれか1項に記載の方法。
202.前記ナノ粒子組成物内に封入された前記放射性核種から放射される放射線量を測定及び検出することをさらに含む、152〜201のいずれか1項に記載の方法。
203.前記ナノ粒子組成物を診断又は治療のために使用することをさらに含む、152〜202のいずれか1項に記載の方法。
204.前記ナノ粒子組成物を経口投与する、203に記載の方法。
205.前記ナノ粒子組成物を静脈内投与する、203に記載の方法。
206.血管の出血を伴う病理学的症状の診断に使用される、203〜205のいずれか1項に記載の方法。
207.癌の診断に使用される、203〜205のいずれか1項に記載の方法。
208.152〜202のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.61〜74のいずれか1項に記載のイオノフォア(式A)を含む組成物と、
を含み、前記パーツa又はbは放射性核種をさらに含むキット。
209.152〜202のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、を含むナノ粒子組成物と、
b.61〜74のいずれか1項に記載のイオノフォア(式A)を含む組成物と、
c.放射性核種を含む組成物と、
を含むキット。
210.152〜202のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれた物質封入成分と、iii.61〜74のいずれか1項に記載のイオノフォア(式A)と、を含むナノ粒子組成物と、
b.放射性核種を含む組成物と、
を含むキット。
211.前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)、インジウム(111In)、テクネチウム(99mTc)、レニウム(188Re)、ガリウム(67Ga、68Ga)、ルテチウム(177Lu)、アクチニウム(225Ac)、イットリウム(90Y)、アンチモン(119Sb)、スズ(117Sn、113Sn)、ジスプロシウム(159Dy)、コバルト(56Co)、鉄(59Fe)、ルテニウム(97Ru、103Ru)、パラジウム(103Pd)、カドミウム(115Cd)、テルル(118Te、123Te)、バリウム(131Ba、140Ba)、ガドリニウム(149Gd、151Gd)、テルビウム(160Tb)、金(198Au、199Au)、ランタン(140La)及びラジウム(223Ra、224Ra)からなる群から選択される、208〜210のいずれか1項に記載のキット。
212.前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)、インジウム(111In)、テクネチウム(99mTc)、レニウム(188Re)、ガリウム(67Ga、68Ga)、アクチニウム(225Ac)、イットリウム(90Y)、アンチモン(119Sb)及びルテチウム(177Lu)からなる群から選択される、208〜210のいずれか1項に記載のキット。
213.前記放射性核種が、一価カチオン、二価カチオン、三価カチオン、四価カチオン、五価カチオン、六価カチオン又は七価カチオン等のイオンである、208〜211のいずれか1項に記載のキット。
214.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への放射性核種の移動反応が、生得的に又は前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、208〜213のいずれか1項に記載のキット。
215.前記物質封入成分がキレート剤(DOTA等)であり、前記イオノフォアから前記キレート剤への放射性核種の移動反応が、前記ナノ粒子組成物内における高濃度のキレート剤のために自発的である、208〜213のいずれか1項に記載のキット。
216.前記物質封入成分がキレート剤であり、前記イオノフォアの前記キレート剤に対するモル比が、1:1〜1:10,000,000の範囲内、例えば、1:5、1:10、1:50、1:100、1:250、1:500、1:1000、1:5000、1:10,000、1:50,000、1:100,000、1:500,000、1:1,000,000、1:5,000,000又は1:10,000,000である、208〜215のいずれか1項に記載のキット。
217.前記放射性核種が塩として送達される、208〜216のいずれか1項に記載のキット。
218.前記放射性核種が凍結乾燥塩として送達される、208〜217のいずれか1項に記載のキット。
219.前記放射性核種がイオン水溶液として送達される、208〜216のいずれか1項に記載のキット。
220.封入効率を判定するための試験手段をさらに含む、208〜219のいずれか1項に記載のキット。
221.前記パーツを、使用の0〜5時間前、例えば使用の0〜4時間前、使用の0〜3時間前、使用の0〜2時間前、使用の0〜1時間前又は使用の直前に混合することができる、208〜220のいずれか1項に記載のキット。
222.1〜53のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物を製造するための、208〜221のいずれか1項に記載のキット。
223.血管の出血を伴う病理学的症状の診断に使用するための、208〜222のいずれか1項に記載のキット。
224.医薬として使用するための、208〜222のいずれか1項に記載のキット。
225.癌の診断に使用するための、208〜222のいずれか1項に記載のキット。
226.ポジトロン断層法(PET)スキャン又は単一光子放射断層撮影(SPECT)スキャンに使用するための、208〜222のいずれか1項に記載のキット。
以下の実施例では、血液循環によって放射線診断剤及び/又は放射線治療剤を癌性組織又は血管の出血を伴う病理学的症状を示す組織等の標的部位に送達するために有用であり、標的部位における放射能シグナルの特異性及び強度を高める放射性核種封入リポソーム組成物の製造方法について記載する。なお、以下の実施例は本発明の範囲を制限するものではない。全ての銅同位体の化学特性を表すモデル核種として放射性核種64Cuを使用した。
ITC実験のためのCuCl2、2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル、2HQ)(Sigma−Aldrich社製(デンマーク))及びDOTAの溶液をミリQ水を使用して調製した(pH7.4)。等温滴定熱量計(Nano ITC、TA Instruments社製)を使用して、金属イオン、イオノフォア及びキレート剤の結合親和性のITC測定を25℃で行った。等温滴定熱量計は、製造者の推奨に従って電気パルスによって電気的に較正した。滴定剤の注入には注射器(250μL)を使用し、平衡化時及び実験時に注射器を400rpmで撹拌することによって混合を行った。一回の滴定において、典型的には、滴定剤を10μLずつ20回注入し、注入操作間には600秒の間隔を空けた。水を満たした熱量計の参照セルを試料セルに対する熱参照(thermal reference)として使用した。CuCl2、DOTA及びカルボスチリルの希釈熱について補正するために、緩衝液のみを使用して同様な条件で対照実験を行った。全ての溶液は、ノイズを減少させるために滴定前に脱気した。
本発明に係るリポソーム組成物の製造方法に含まれる64Cu−カルボスチリルの製造例を以下に記載する。5〜100μLの水性緩衝液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)中の0.314〜31.4mM 2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル、2HQ)(Sigma−Aldrich社製(デンマーク))を、乾燥した放射性64CuCl2に添加した。
本発明に係るリポソーム組成物の製造方法に含まれる64Cu−オキシンの製造例を以下に記載する。5〜100μLの水性緩衝液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)中の0.314〜31.4mM 8−ヒドロキシキノリン(オキシン、8HQ)(Sigma−Aldrich社製(デンマーク))を、乾燥した放射性64CuCl2に添加した。
標準的な薄膜水和及び反復押出を使用して小さな単層膜ベシクル(SUV)(100nm)を調製した。1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン(DSPC)、コレステロール及び1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000gl](DSPE−PEG−2000)(モル比:55:40:5)をクロロホルムに溶解・混合し、緩やかなアルゴン流下において脂質薄膜を得た。有機溶媒残渣を減圧下で一晩にわたって除去した。脂質膜を適当な水溶液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)に分散させ、65℃で60分間水和した。次に、ミニ押出機を使用してポリカーボネートメンブランフィルターに懸濁液を通過させてSUVを得た。
標準的な薄膜水和及び反復押出を使用し、キレート剤(DOTA等)をDSPC、コレステロール及びDSPE−PEG−2000(モル比:55:40:5)から構成されるリポソーム内に導入した。簡単に説明すると、脂質をクロロホルム内で混合し、緩やかな窒素流下において乾燥させて脂質膜を得た。有機溶媒残渣を減圧下で一晩にわたって除去した。キレート剤(DOTA)を1〜50mMの濃度で含む水溶液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4))に脂質膜を分散させた。次に、溶液を65℃で60分間にわたって水和した。ミニ押出機を使用して100nmポリカーボネートメンブランフィルターに多層膜ベシクル(MLV)を複数回通過させて小さな単層膜ベシクル(SUV)を得た。封入されなかったキレート剤をサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50充填 1×25cmカラムを使用、水溶液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)で溶出)で除去した。
5〜100μLの放射性標識64Cu−カルボスチリル(0.1〜1GBq)を0.5〜2mLのキレート剤含有リポソームと共に37〜50℃で60分間インキュベートして放射性標識64Cu−カルボスチリルをリポソーム内に封入した。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって、未封入放射性核種64Cuを64Cu−リポソームから分離して64Cu封入リポソームについて分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。64Cu封入効率は90%を超えていた。図7Aは、カルボスチリルを使用してDOTA封入リポソーム内に64Cuを封入することができたことを示している。図7Aは、イオノフォアとしてカルボスチリルを使用した場合の64Cuの封入効率も示している。
5〜100μLの放射性標識64Cu−オキシン(0.1〜1GBq)を0.5〜2mLのキレート剤含有リポソームと共に37〜50℃で60分間インキュベートして放射性標識64Cu−オキシンをリポソーム内に封入した。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって、未封入放射性核種64Cuを64Cu−リポソームから分離して64Cu封入リポソームについて分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。64Cu封入効率は90%を超えていた。図7Bは、オキシンを使用してDOTA封入リポソーム内に64Cuを封入することができたことを示している。図7Bは、イオノフォアとしてオキシンを使用した場合の64Cuの封入効率も示している。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液を37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって遊離64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって64Cu−リポソームの安定性について分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。図8Aは貯蔵安定性試験の結果を示しており、カルボスチリルを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソームは全放射能の99%を超える放射能を維持していた。放射性核種は、リポソームの内部に封入されたDOTAに対してより強い親和性を有するため、DOTAの方とより好ましく結合し、遊離カルボスチリルは放出され、放射性核種はリポソーム内に封入される。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液を37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって遊離64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって64Cu−リポソームの安定性について分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。図8Bは貯蔵安定性試験の結果を示しており、オキシンを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソームは全放射能の79%だけを維持していた(封入された64Cuの21%が漏出)。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液を250μLのヒト血清中で37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって遊離64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって64Cu−リポソームの安定性について分析した。その結果、カルボスチリルを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソームは全放射能の99%を超える放射能を維持していた。
以下の実施例も本発明の実施形態を示すものである。なお、以下の実施例は本発明の範囲を制限するものではない。全ての銅同位体の化学特性を表すモデル核種として放射性核種64Cuを使用した。
ITC実験のためのCuCl2、2HQ及びDOTAの溶液をMES緩衝液(pH5.9)及び酢酸緩衝液(pH4.0)を使用して調製した。ITC測定は、等温滴定熱量計(iTC200、MicroCal、GE社製)を使用して25℃で行った。等温滴定熱量計は、製造者の推奨に従って電気パルスによって電気的に較正した。滴定には注射器(40μL)を使用し、平衡化時及び実験時に注射器を1000rpmで撹拌することによって混合した。一回の滴定において、典型的には、滴定剤を2μLずつ20回注入し、注入操作間には150秒の間隔を空けた。水を満たした熱量計の参照セルを試料セルに対する熱参照として使用した。CuCl2、2HQ及びDOTAの希釈熱について補正するために、緩衝液のみを使用して同様な条件で対照実験を行った。全ての溶液は、ノイズを減少させるために滴定前に脱気した。
本発明に係るリポソーム組成物の製造方法に含まれる64Cu−2HQの製造例を以下に記載する。10μLのHEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH:7.4)中の0.314mM 2HQを乾燥した放射性64CuCl2に添加した。64Cu−2HQの放射性標識は、2HQ濃度をより高くした場合や、MES緩衝液、酢酸緩衝液等の他の緩衝液を使用した場合でも成功した。
本発明に係るリポソーム組成物の製造方法に含まれる64Cu−オキシンの製造例を以下に記載する。10μLのHEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH:7.4)中の0.314mM オキシンを乾燥した放射性64CuCl2に添加した。64Cu−オキシンの放射性標識は、より高いオキシン濃度や、MES緩衝液、酢酸緩衝液等の他の緩衝液を使用した場合でも成功した。
標準的な薄膜水和及び反復押出を使用して小さな単層膜ベシクル(SUV)(100nm)を調製した。1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリン(DSPC)、コレステロール及び1,2−ジステアロイル−sn−グリセロ−3−ホスホエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)(モル比:55:40:5)をクロロホルムに溶解・混合し、緩やかなアルゴン流下において脂質薄膜を得た。有機溶媒残渣を減圧下で一晩にわたって除去した。脂質膜を適当な水溶液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH:7.4))に分散させ、65℃で60分間水和した。次に、ミニ押出機を使用してポリカーボネートメンブランフィルターに懸濁液を通過させてSUVを得た。
標準的な薄膜水和及び反復押出を使用し、キレート剤(DOTA等)をDSPC、コレステロール及びDSPE−PEG−2000(モル比:55:40:5)から構成されるリポソーム内に導入した。簡単に説明すると、脂質をクロロホルム内で混合し、緩やかな窒素流下において乾燥して脂質膜を得た。有機溶媒残渣を減圧下で一晩にわたって除去した。キレート剤(DOTA)を10mMの濃度で含む水溶液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4))に脂質膜を分散させた(pH4.0)。次に、溶液を65℃で60分間にわたって水和した。ミニ押出機を使用して100nmポリカーボネートメンブランフィルターに多層膜ベシクル(MLV)を複数回通過させて、より小さい単層膜ベシクル(SUV)を得た。封入されなかったキレート剤をサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50充填 1×25cmカラムを使用、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)で溶出)で除去した。
10μLの放射性標識64Cu−2HQ(100MBq)を0.5mLのキレート剤含有リポソームと共に50℃で60分間インキュベートして上記リポソームの封入を行った。より高い放射能(100〜400MBq)及び異なるリポソーム濃度(1〜50mM)及び異なるリポソーム量(0.5〜2mL)でも封入を行うことができた。温度を20℃まで下げ、インキュベーション時間を30分まで短くしても、封入を行うことができた。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって、未封入放射性核種64Cuを64Cu−リポソームから分離して64Cu封入リポソームについて分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。64Cu封入効率は90%を超えていた。図10Aは、2HQによってDOTA封入リポソーム内に64Cuを効率的に封入することができたことを示している。図10Aは、イオノフォアとしてカルボスチリルを使用した場合の高い封入効率も示している。
10μLの放射性標識64Cu−オキシン(100MBq)を0.5mLのキレート剤含有リポソームと共に50℃で60分間インキュベートして放射性標識64Cu−オキシンを上記リポソーム内に封入した。より高い放射能(100〜400MBq)及び異なるリポソーム濃度(1〜50mM)及び異なるリポソーム量(0.5〜2mL)でも封入を行うことができた。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって未封入放射性核種を64Cu−リポソームから分離することによって、封入された64Cu−リポソームについて分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。64Cu封入効率は90%を超えていた。図10Bは、オキシンによってDOTA封入リポソーム内に64Cuを効率的に封入することができたことを示している。図10Bは、イオノフォアとしてオキシンを使用した場合の封入効率も示している。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液(2HQを使用して封入)を37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって未封入64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって、64Cu−リポソームの安定性について分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。図8Aは貯蔵安定性試験の結果を示しており、カルボスチリルを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソーム(pH4.0)は全放射能の99%を超える放射能を維持していた。放射性核種は、リポソームの内部に封入されたDOTAの方とより好ましく結合し、そのため遊離カルボスチリルは放出され、放射性核種はリポソーム内に封入される。図8Cは24時間の安定性試験の結果を示し、64Cu−リポソームは10mM DOTAを含ませて2HQを使用して封入を行った(pH7.4)。24時間後、封入された64Cuの51%の漏出が観察された。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液(オキシンを使用して封入)を37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって未封入64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって64Cu−リポソームの安定性について分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。図8Bは貯蔵安定性試験の結果を示しており、オキシンを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソーム(pH4.0)は全放射能の79%だけを維持していた(封入された64Cuの21%が漏出)。図8Dは24時間の安定度試験の結果を示し、64Cu−リポソームは10mM DOTAを含ませてオキシンを使用して封入を行った(pH7.4)。24時間後、封入された64Cuの51%の漏出が観察された。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液を250μLのヒト血清中で37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって遊離64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって64Cu−リポソームの安定性について分析した。その結果、2HQを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソーム(pH4.0)は24時間後に全64Cuの99%を超える64Cuを保持していた。
以下の実施例も本発明の実施形態を示すものである。以下の実施例は本発明の範囲を制限するものではない。61Cu及び67Cuを含む全ての銅同位体の化学特性を表す診断及び治療用途のためのモデル核種として放射性核種64Cuを使用した。
ITC実験のためのCuCl2、2HQ及びキレート剤(DOTA、TETA、シクラム、シクレン又はDOTP)の溶液をMES緩衝液(pH5.9)及び酢酸緩衝液(pH4.0)を使用して調製した。ITC測定は、等温滴定熱量計(iTC200、MicroCal、GE社製)を使用して25℃及び50℃で行った。等温滴定熱量計は、製造者の推奨に従って電気パルスによって電気的に較正した。滴定には注射器(250μL)を使用し、平衡化時及び実験時に注射器を1000rpmで撹拌することによって混合した。典型的には、一回の滴定において滴定剤を2μLずつ20回注入し、注入操作間には150秒の間隔を空けた。水を満たした熱量計の参照セルを試料セルに対する熱参照として使用した。CuCl2、2HQ及びキレート剤の希釈熱について補正するために、緩衝液のみを使用して同様な条件で対照実験を行った。全ての溶液は、ノイズを減少させるために滴定前に脱気した。
標準的な薄膜水和及び反復押出を使用し、キレート剤(DOTA)をDSPC、コレステロール及びDSPE−PEG−2000(モル比:55:40:5)から構成されるリポソーム内に導入した。簡単に説明すると、脂質をクロロホルム内で混合し、緩やかなアルゴン流下において乾燥して脂質膜を得た。有機溶媒残渣を減圧下で一晩にわたって除去した。キレート剤(DOTA)を10mMの濃度で含む水溶液(例えば、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4))に脂質膜を分散させた(pH4.0)。次に、溶液を65℃で60分間にわたって水和した。ミニ押出機を使用して100nmポリカーボネートメンブランフィルターに多層膜ベシクル(MLV)を複数回通過させて単層膜ベシクル(SUV)を得た。導入されなかったキレート剤をサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50充填1×25cmカラムを使用、HEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)で溶出)で除去した。
ヒト結腸腺癌(HT29)腫瘍細胞(2×106細胞)を雌NMRI(Naval Medical Research Institute)ヌードマウスの左及び右脇腹に接種し、4週間にわたって悪性固形腫瘍に成長させた。
精製した500μLの64Cu−リポソーム溶液を250μLのヒト血清内で37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって遊離64Cuを64Cu−リポソームから分離することによって64Cu−リポソームの安定性について分析した。その結果、2HQを使用して64Cuを封入した場合には、10mM DOTAを含む64Cu−リポソームは全放射能の99%を超える放射能を維持していた。
64Cu−リポソームの懸濁液及び64Cu−DOTAの懸濁液を、腫瘍を有しないNMRIヌードマウス(64Cu−リポソーム、n=7;64Cu−DOTA、n=5)及び腫瘍を有するマウス(64Cu−リポソーム、n=5;64Cu−DOTA、n=3)に静脈内(i.v.)投与した。64Cu−DOTAは、リポソームの内部を表す対照トレーサーの役割を果たす。マウス1匹当たりの注入量は100μLとした。各マウスに対してセボフルラン麻酔を行い、尾静脈に適切に注入するためにカテーテルを挿入した。ヌードマウスはTaconic社(Borup、デンマーク)から購入した。動物実験は、デンマーク法務省のガイドラインに従って行った。
64Cu−リポソーム又は64Cu−DOTAを静脈内投与した後、1、4、12及び24時間が経過した時点で各マウスに対してマイクロPET/CTを行った。PETにおいては、画像中の対象領域(region of interest(ROI))に特異的に存在する放射能の量を算出することができ、シグナル強度の差に基づく直接的な定量を行うことができる。PET及びCT画像を再構築した後、画像をソフトウェア(Siemens社製Inveon)で融合し、選択した臓器上にROIを設定することによってPETデータを分析した。PET値は平均ベクレルml-1(Bq ml-1)で表され、ROIは対象臓器上に手動で描いた。注入後の80分間にわたって動的PETデータを収集した後(22フレーム収集し、20分間の最後のフレームが1時間のスキャンを表す)、20分間(4時間及び12時間)及び40分間(24時間)の静的スキャンを行った。
10μLのHEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH7.4)中の0.314mM 2HQを10μLの放射性177LuCl3(蒸留水中)に添加した。
「キレート剤含有リポソームの調製」に記載したように調製した0.5mLのキレート剤含有リポソームを、20μLの放射性標識177Lu−2HQ(150MBq)と共に50℃で60分間インキュベートして封入を行った。放射性核種は、リポソームの内部に封入されたDOTAとより好ましく結合し、そのため遊離イオノフォア(2HQ)は放出され、放射性核種177Luがリポソーム内に封入される。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって未封入放射性核種177Luを177Lu−リポソームから分離することによって177Lu封入リポソームについて分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。177Lu封入効率は96%だった。図14Aは、2HQによってDOTA封入リポソーム内に177Luを効率的に封入することができたことを示している。
精製した500μLの177Lu−リポソーム溶液(オキシンを使用して封入)を37℃で24時間インキュベートし、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって未封入177Luを177Lu−リポソームから分離することによって177Lu−リポソームの安定性について分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。図14Bは貯蔵安定性試験(37℃で24時間)の結果を示しており、カルボスチリルを使用して177Luを封入した場合には、10mM DOTAを含む177Lu−リポソーム(pH4.0)は全放射能の95%を超える放射能を維持していた。
10μLのHEPES緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、pH:7.4)中の0.314mM 2HQを乾燥した放射性64CuCl2及び10μLの放射性177LuCl3(蒸留水中)に添加した。
「キレート剤含有リポソームの調製」に記載したように調製した0.5mLのキレート剤含有リポソームを、177Lu(100MBq)、64Cu(100MBq)及び10μLの0.314mM 2HQと共に50℃で60分間インキュベートすることによって封入を行った。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)(Sephadex G−50カラムを使用)によって未封入放射性核種64Cu及び177Luを64Cu/177Lu−リポソームから分離することによって64Cu/177Lu封入リポソームについて分析した。溶出プロファイルは、インライン放射能検出器を使用して監視した。図15は、2HQによってDOTA封入リポソーム内に64Cu及び177Luを効率的に封入することができたことを示している。177Luの封入効率は98%であり、64Cuの封入効率は95%だった。ゲルマニウム検知器を使用して2種類のガンマ線源(64Cu及び177Lu)を識別し、リポソーム内への各放射性核種の封入を定量的に測定した。
Claims (32)
- 放射性核種が封入されたナノ粒子組成物の製造方法であって、
a.ベシクル形成成分と、前記ベシクル形成成分によって取り囲まれたキレート剤と、を含むナノ粒子組成物を用意することと、
b.ベシクル膜を通して前記放射性核種を輸送する成分を用意することと、
c.前記ナノ粒子組成物の内部に前記放射性核種を封入することと、
を含み、
前記キレート剤が、シクラム、シクレン、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)及び1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)からなる群から選択されるキレート剤であり、
前記放射性核種を輸送する成分が、2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル)及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択されるイオノフォアである、方法。 - 前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)、インジウム(111In)、テクネチウム(99mTc)、レニウム(186Re、188Re)、ガリウム(67Ga、68Ga)、ストロンチウム(89Sr)、サマリウム(153Sm)、イッテルビウム(169Yb)、タリウム(201Tl)、アスタチン(211At)、ルテチウム(177Lu)、アクチニウム(225Ac)、イットリウム(90Y)、アンチモン(119Sb)、スズ(117Sn、113Sn)、ジスプロシウム(159Dy)、コバルト(56Co)、鉄(59Fe)、ルテニウム(97Ru、103Ru)、パラジウム(103Pd)、カドミウム(115Cd)、テルル(118Te、123Te)、バリウム(131Ba、140Ba)、ガドリニウム(149Gd、151Gd)、テルビウム(160Tb)、金(198Au、199Au)、ランタン(140La)及びラジウム(223Ra、224Ra)からなる群から選択される1種以上の放射性核種を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記放射性核種が、61Cu、64Cu及び67Cuからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記放射性核種が、61Cu、64Cu、67Cu、177Lu、67Ga、68Ga、225Ac、90Y、186Re、188Re及び119Sbからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記放射性核種が、請求項2に記載の群から選択される2種以上の放射性核種である、請求項2に記載の方法。
- 前記放射性核種が、64Cuと67Cu、61Cuと67Cu、64Cuと90Y、64Cuと119Sb、64Cuと225Ac、64Cuと188Re、64Cuと186Re、64Cuと211At、64Cuと67Ga、61Cuと177Lu、61Cuと90Y、61Cuと119Sb、61Cuと225Ac、61Cuと188Re、61Cuと186Re、61Cuと211At、61Cuと67Ga、67Cuと177Lu、67Cuと90Y、67Cuと119Sb、67Cuと225Ac、67Cuと188Re、67Cuと186Re、67Cuと211At、68Gaと177Lu、68Gaと90Y、68Gaと119Sb、68Gaと225Ac、68Gaと188Re、68Gaと186Re、68Gaと211At、68Gaと67Cuからなる群から選択される2種類の放射性核種を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu及び67Cu)からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ベシクル形成成分が、リン脂質、PEG化リン脂質及びコレステロールからなる群から選択される1種以上の化合物を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ベシクル形成成分が、DSPC、DPPC、POPC、CHOL、DSPE−PEG−2000及びDSPE−PEG−2000−TATEからなる群から選択される1種以上の両親媒性化合物を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ナノ粒子の内部pHが3〜8の範囲内である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
- サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析を使用して測定した放射性核種の封入効率が、35%よりも高い、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
- 前記放射性標識ナノ粒子が、37℃のヒト血清中で24時間インキュベートした後に、漏出した放射性核種と放射性標識ナノ粒子とを分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析等の精製工程を行って見出される放射性核種の漏出率が20%未満である安定性を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法によってナノ粒子組成物を製造するためのキットであって、
a.i.ベシクル形成成分と、ii.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれたキレート剤と、を含むナノ粒子組成物と、
b.2−ヒドロキシキノリン(カルボスチリル)及び薬学的に許容され得る塩からなる群から選択されるイオノフォアを含む組成物とを含み、
前記キレート剤が、シクラム、シクレン、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)及び1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)からなる群から選択されるキレート剤である、キット。 - 請求項2に記載の放射性核種の1種以上をさらに含む、請求項13に記載のキット。
- 前記放射性核種が銅同位体(61Cu、64Cu及び67Cu)からなる群から選択される、請求項13又は14に記載のキット。
- 放射性核種が封入されたナノ粒子組成物であって、
d.ベシクル形成成分と、
e.前記ベシクル形成成分によって取り囲まれたキレート剤と、
f.前記ナノ粒子組成物の内部に封入された放射性核種と、
を含み、
前記キレート剤が、シクラム、シクレン、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−四酢酸(DOTA)、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ(メタンホスホン酸)(DOTP)及び1,4,8,11−15テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8,11−四酢酸(TETA)からなる群から選択されるキレート剤であり、
前記放射性標識ナノ粒子が、37℃のヒト血清中で24時間インキュベートした後に、漏出した放射性核種と放射性標識ナノ粒子とを分離するためのサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、イオン交換クロマトグラフィー又は透析等の精製工程を行って見出される放射性核種の漏出率が20%未満である安定性を有する、ナノ粒子組成物。 - PEGと共に誘導体化された両親媒性化合物をさらに含む、請求項16に記載のナノ粒子組成物。
- 前記ベシクル形成成分が1種以上の両親媒性化合物を含む、請求項16又は17に記載のナノ粒子組成物。
- 前記ベシクル形成成分が、DSPC、POPC、DPPC、CHOL、DSPE−PEG−2000及びDSPE−PEG−2000−TATEからなる群から選択される1種以上の両親媒性化合物を含む、請求項16〜18のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)、インジウム(111In)、テクネチウム(99mTc)、レニウム(186Re、188Re)、ガリウム(67Ga、68Ga)、ストロンチウム(89Sr)、サマリウム(153Sm)、イッテルビウム(169Yb)、タリウム(201Tl)、アスタチン(211At)、ルテチウム(177Lu)、アクチニウム(225Ac)、イットリウム(90Y)、アンチモン(119Sb)、スズ(117Sn、113Sn)、ジスプロシウム(159Dy)、コバルト(56Co)、鉄(59Fe)、ルテニウム(97Ru、103Ru)、パラジウム(103Pd)、カドミウム(115Cd)、テルル(118Te、123Te)、バリウム(131Ba、140Ba)、ガドリニウム(149Gd、151Gd)、テルビウム(160Tb)、金(198Au、199Au)、ランタン(140La)及びラジウム(223Ra、224Ra)からなる群から選択される1種以上の放射性核種を含む、請求項16〜19のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 前記放射性核種が、銅(61Cu、64Cu、67Cu)及び/又は177Lu、67Ga、68Ga、225Ac、90Y、186Re、188Re及び119Sbからなる群から選択される、請求項16〜20のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 前記放射性核種が、請求項20又は21に記載の群から選択される2種以上の放射性核種である、請求項20又は21に記載のナノ粒子組成物。
- 前記放射性核種が、64Cuと67Cu、61Cuと67Cu、64Cuと90Y、64Cuと119Sb、64Cuと225Ac、64Cuと188Re、64Cuと186Re、64Cuと211At、64Cuと67Ga、61Cuと177Lu、61Cuと90Y、61Cuと119Sb、61Cuと225Ac、61Cuと188Re、61Cuと186Re、61Cuと211At、61Cuと67Ga、67Cuと177Lu、67Cuと90Y、67Cuと119Sb、67Cuと225Ac、67Cuと188Re、67Cuと186Re、67Cuと211At、68Gaと177Lu、68Gaと90Y、68Gaと119Sb、68Gaと225Ac、68Gaと188Re、68Gaと186Re、68Gaと211At、68Gaと67Cuからなる群から選択される2種類の放射性核種を含む、請求項16〜22のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 抗体、アフィボディ及びペプチド成分からなる群から選択されるターゲティング化部分をさらに含む、請求項16〜23のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 前記キレート剤に結合した細胞内ターゲティング特性を有する化合物を含む、請求項16〜24のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 前記細胞内ターゲティング特性を有する化合物が核局在配列ペプチド(NLSペプチド)である、請求項25に記載のナノ粒子組成物。
- 前記ナノ粒子の内部pHが3〜8の範囲内である、請求項16〜26のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 前記ナノ粒子の直径が30〜300nmの範囲内である、請求項16〜27のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 撮影に使用するための、請求項16〜28のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- ポジトロン断層法(PET)スキャン又は単一光子放射断層撮影(SPECT)スキャンに使用するための、請求項16〜28のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 医薬として使用するための、請求項16〜28のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
- 癌治療に使用するための、請求項16〜28のいずれか1項に記載のナノ粒子組成物。
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