(第1実施例)
本実施例のぱちんこ遊技機においては、従来にいう第1種ぱちんこ遊技機に相当する遊技が複数混在する遊技性を有する。その複数の遊技としての第1の遊技と第2の遊技の遊技性を両立させるために、本実施例のぱちんこ遊技機は、複数の始動入賞口、複数の特別図柄表示装置、複数の保留ランプを備える。遊技球が第1始動入賞口または第2始動入賞口に入球すると、第1の抽選、第2の抽選がそれぞれ実行され、その当否抽選の結果が「大当り」であった場合、大入賞口が開閉を繰り返す特別遊技が開始される。大入賞口が開放されて遊技球が入球すると、その都度所定数の賞球が払い出されることで遊技者は大きな利益を獲得できる。
本実施例では、大当りとして、通常の大当りと特定の大当りが設けられている。通常の大当りは通常の特別遊技(「通常特別遊技」という)への移行を示し、特定の大当りは特定の特別遊技(「特定特別遊技」)への移行を示す。いずれの特別遊技も複数の単位遊技(特別遊技が継続する場合の単位となる遊技)を含むが、大入賞口の開放態様(開放時間)が互いに異なっている。通常特別遊技は、所定継続回数(15回)の単位遊技を含み、所定数以上の入球(10球以上入賞)または所定時間(30秒)の経過が各単位遊技の終了条件とされている。本実施例では、この通常特別遊技を「15R特別遊技」とも呼ぶ。また、その実行契機となる通常の大当りを「15R大当り」とも呼ぶ。一方、特定特別遊技は、所定継続回数(2回)の単位遊技を含み、所定数以上の入球(10球以上入賞)または所定時間(0.5秒)の経過が各単位遊技の終了条件とされている。後述のように、この0.5秒という極短期間には大入賞口への入球がほとんど見込めないため、実質的に出玉は期待できない。本実施例では、この特定特別遊技を「2R特別遊技」とも呼ぶ。また、その実行契機となる特定の大当りを「2R大当り」とも呼ぶ。なお、本実施例では2R大当りは全て確変移行を伴うが、15R大当りは確変移行を伴う場合と確変移行を伴わない場合がある。以下、確変移行を伴う15R大当りを「15R確変大当り」、確変移行を伴わない(通常状態への移行を伴う)15R大当りを「15R通常大当り」とも呼ぶ。なお、説明の便宜上、2R大当りについても「2R確変大当り」と呼ぶことがある。
一方、第1の抽選または第2の抽選が「小当り」と呼ばれる所定の結果になった場合は、大入賞口の短時間の開放(0.5秒の開放が2回)がなされる小当り遊技が実行される。この小当り遊技は、単位遊技を1回分しか有しないため「大当り」とは区別される。本実施例では小当り遊技においても大入賞口の開放時間が短いため、2R特別遊技と同様に実質的に出玉は期待できない。小当りは確変や時短等の特定遊技を伴わず、その小当り遊技前後の遊技状態を変化させない。ただし、確変状態(高確率状態)から大当りが発生した場合、その大当りが確変を伴わなければその特別遊技後の遊技状態は通常状態(低確率状態)に転落してしまうが、確変状態から小当りが発生してもその小当り遊技後の遊技状態は確変状態に維持される。本実施例では、2R大当りが確実に確変移行を伴う点で、遊技状態を変化させない小当りよりも有利となる。
時短は、当否抽選の結果を示す特別図柄の変動時間を通常状態よりも短くすることで一定時間あたりの図柄変動および当否抽選の回数を増加させる。また、時短中には第2始動入賞口への一定時間あたりの入球容易性が高められるため、その第2始動入賞口への入球により賞球が得られる頻度が増し、遊技者は持ち玉の減少を抑制しながら効率よく大当りを狙うことができる。すなわち、時短中は「入球容易状態」となる。本実施例における時短は、特別遊技の終了後に特別図柄の変動回数が所定回数(「終期回数」ともいう)に達するまで、または新たな大当りが発生するまで継続する。具体的には後述のように、確変移行を伴う大当りが発生した場合には、時短の終期は次の大当りが発生するまでとなり、確変移行を伴わない大当りが発生した場合には、時短の終期は所定の終期回数(100回)に達するか、それ以前に新たな大当りが発生するまでとなる。なお、確変の終期については次の大当りが発生するまでとしている。
本実施例のぱちんこ遊技機は、このような構成において第1の抽選よりも第2の抽選を優遇した仕様を有する。すなわち後述のように、第1の抽選と第2の抽選の当選確率は等しく設定されているものの、第1の抽選の当否抽選値(「第1当否抽選値」ともいう)には大当りとして15R大当りと2R大当りの双方が対応づけられているのに対し、第2の抽選の当否抽選値(「第2当否抽選値」ともいう)には15R大当りのみが対応づけられている。このため、出玉獲得の点で第2の遊技が有利となっている。一方、第1の抽選よりも第2の抽選を優先して実行する仕様となっている。このため、第2当否抽選値の保留を絶やさない限り、遊技者は相対的に有利に遊技を進行できる可能性が高い。本実施例では、このような仕様のぱちんこ遊技機において、特に入球容易状態における遊技球の打ち出しを促進するために、第2当否抽選値の保留がオーバフロー状態となっているか否かにかかわらず、第2始動入賞口(「始動口」として機能する)への入球数に応じて演出内容が期待度の高まる方向に変化する特殊演出を表示させ、遊技者の期待感を煽る。以下、その詳細について説明する。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、センター飾り64、第1大入賞口91、第2大入賞口92、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない多数の遊技釘や風車などの機構が設置される。
第1始動入賞口62は第1の遊技に対応する始動入賞口として設けられ、第2始動入賞口63は第2の遊技に対応する始動入賞口として設けられる。第1始動入賞口62および第2始動入賞口63は、遊技球の発射強弱によっていずれかを目標にした打ち分けが可能な程度に互いに離れた位置に設けられる。第1始動入賞口62と第2始動入賞口63は、遊技者の意思にしたがった遊技球の発射強弱によっていずれか一方への入球を狙うことが可能となるよう、それぞれ遊技領域52の左側と右側に離れて設置され、一方を狙った遊技球が他方へ入球しがたい構成となっている。例えば、第1始動入賞口62は遊技領域52の左側を狙って比較的弱めに発射したときに入球しやすくなるような位置に設けられ、第2始動入賞口63は遊技領域52の右側を狙って比較的強めに発射したときに入球しやすくなるような位置に設けられる。
第1始動入賞口62は、始動入賞検出装置74を備える。始動入賞検出装置74は、第1始動入賞口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1始動入賞情報を生成する。第2始動入賞口63は、始動入賞検出装置75と、普通電動役物65と、普通電動役物65を開閉させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置75は、第2始動入賞口63への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2始動入賞情報を生成する。普通電動役物ソレノイド76の駆動力により普通電動役物65が拡開されると、第2始動入賞口63への入球容易性が高まる。
また、第2始動入賞口63は図示するとおり遊技領域52の右側における狭い通路に設けられているので、右側を狙って強めに打球した遊技球の多くが少なくとも第2始動入賞口63の近傍に集まるので、第2始動入賞口63に入球し易くなる。これに対し、第1始動入賞口62には普通電動役物が設置されておらず、しかも狭い通路から離れた位置に設けられているため、入球可能性はそれほど高くない。ただし、第2始動入賞口63の直上には図示略の遊技釘が設けられており、拡開されていない状態においては、第2始動入賞口63そのものの入球容易性は第1始動入賞口62よりも低くなる。
一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を複数備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。
第1大入賞口91は、第1の遊技に対応する大入賞口として設けられ、大当りまたは小当りの発生により開放される。第1大入賞口91は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、第1大入賞口91を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、第1大入賞口91への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入賞情報を生成する。第1大入賞口91は、第1特別図柄192が所定の大当り態様または小当り態様にて停止したときに開放状態となる横長方形状の入賞口である。第1大入賞口91はアウト口58の上方の位置に設けられる。
一方、第2大入賞口92は、第2の遊技に対応する大入賞口として設けられ、大当りまたは小当りの発生により開放される。第2大入賞口92は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置79と、第2大入賞口92の羽根を開閉させるための大入賞口ソレノイド81を備える。入賞検出装置79は、第2大入賞口92への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2大入賞口入賞情報を生成する。第2大入賞口92は、第2特別図柄193が所定の大当り態様または小当り態様にて停止したときに開放状態となる。
遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60の周囲にはセンター飾り64が設けられ、第2大入賞口92は、そのセンター飾り64の右側に取り付けられている。開放された第2大入賞口92に入球した遊技球は、センター飾り64の内部に設けられた通路31を通って内側の空間へ流入する。入賞検出装置79は、その通路31に設けられている。
演出表示装置60の左下方の左右に第1の遊技に対応する第1特別図柄表示装置70と第2の遊技に対応する第2特別図柄表示装置71が設けられている。第1特別図柄表示装置70には第1の遊技に対応する第1特別図柄192の変動が表示され、第2特別図柄表示装置71には第2の遊技に対応する第2特別図柄193の変動が表示される。第1特別図柄192は、第1始動入賞口62への遊技球の入球を契機として行われる第1の抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が所定の当り態様にて停止されたときに特別遊技としての大当りが発生する。第2特別図柄193は、第2始動入賞口63への遊技球の入球を契機として行われる第2の抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が所定の当り態様にて停止されたときに特別遊技としての大当りが発生する。第1特別図柄表示装置70および第2特別図柄表示装置71は、ドットマトリクス・ディスプレイや7セグメントLEDで構成される表示手段である。第1特別図柄192および第2特別図柄193はそれぞれ「1」〜「9」の9種類の数字や、「A」〜「C」,「−」等の文字や、その他の記号で表される。
演出表示装置60の表示領域194には第1特別図柄192に連動する装飾図柄190または第2特別図柄193に連動する装飾図柄190の変動が表示される。演出表示装置60は、例えば液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、第1特別図柄192で示される第1の抽選の結果表示または第2特別図柄193で示される第2の抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を表示領域194に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、第1特別図柄192および第2特別図柄193は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の第1特別図柄表示装置70および第2特別図柄表示装置71にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
作動口68は、遊技盤50の右側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は第2始動入賞口63の普通電動役物65を拡開させるか否かを決定する普通図柄抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、普通図柄抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。この普通図柄抽選は、普通図柄の停止図柄により普通電動役物65の作動有無、つまり第2始動入賞口63の拡開作動の有無を決定するための抽選であり、「作動抽選」とも呼ぶ。本実施例における普通図柄表示装置59は、便宜上、二つのランプで構成されるとともに、それらのうちいずれのランプが点灯しているかによって普通図柄の表示状態が表現される。例えば、第1のランプの点灯が外れを示し、第2のランプが当りを示すとき、それらが交互に点灯と消灯を繰り返すことによって普通図柄の変動表示が表現され、最終的にいずれかの点灯状態にて停止されることで普通図柄の停止図柄が表現される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。変動開始から所定時間の経過後に、普通図柄の変動表示が停止する。普通図柄が当りの図柄で停止すると、普通電動役物65が所定時間拡開される。
センター飾り64は、遊技球の流路、演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。遊技効果ランプ90がセンター飾り64の上部および下部に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。第1特別図柄表示装置70の上方には、第1の遊技に対応する第1特図保留ランプ20が設けられている。第1特図保留ランプ20は2個のランプからなり、その点灯個数または点滅個数によって第1の遊技における当否抽選値の保留数を表示する。第1特図保留ランプ20における当否抽選値の保留数は、第1特別図柄192の変動中または特別遊技の実行中に第1始動入賞口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。
また、第2特別図柄表示装置71の上方には、第2の遊技に対応する第2特図保留ランプ21が設けられている。第2特図保留ランプ21も2個のランプからなる。第2特図保留ランプ21は、その点灯個数または点滅個数によって第2の遊技における当否抽選値の保留数を表示する。第2特図保留ランプ21における当否抽選値の保留数は、第2特別図柄193の変動中または特別遊技の実行中に第2始動入賞口63へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。
普通図柄表示装置59の下方には、普通図柄変動に対応する普図保留ランプ22が設けられている。普図保留ランプ22もまた2個のランプからなり、その点灯個数または点滅個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄195の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄195の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。操作ボタン82は、遊技者が遊技機側所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
以上のような構成においてなされる遊技の方法および制御の流れを概説する。遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当りながらその当り方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72、第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、第1大入賞口91、第2大入賞口92の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動入賞口62に入球すると、第1特別図柄表示装置70において第1特別図柄192が変動表示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190が変動表示される。遊技球が第2始動入賞口63に入球すると、第2特別図柄表示装置71において第2特別図柄193が変動表示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190が変動表示される。第1特別図柄192、第2特別図柄193、装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。
第1特別図柄192および第2特別図柄193は、その変動開始から停止までの変動態様が定められた変動パターンにしたがって変動表示される。装飾図柄190は、その変動開始から停止までの変動態様が定められた変動演出パターンにしたがって変動表示される。変動パターンおよび変動演出パターンはそれぞれ複数種ずつ用意され、それぞれが長短様々な変動時間をもつ。変動パターンにしたがって第1特別図柄192または第2特別図柄193が変動表示される間、同じ変動時間をもつ変動演出パターンにしたがって装飾図柄190が変動表示される。変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の変動が停止される。
装飾図柄190の変動表示としては、まず変動開始とともにスロットマシンのリール回転のように3列とも図柄を変動させ、変動終了タイミングへ近づいたときに一列ずつ停止させることで最終的な停止態様としての図柄組合せを表示する。停止時の第1特別図柄192および装飾図柄190が大当りを示す停止態様となった場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、第1大入賞口91の開閉動作が開始される。停止時の第2特別図柄193および装飾図柄190が大当りを示す停止態様となった場合も特別遊技に移行し、第2大入賞口92の開閉動作が開始される。大当りを示す装飾図柄190の停止態様は、例えば3つの図柄の種類が一致する組合せの態様である。
変動演出パターンには、通常外れ演出パターン、リーチ外れ演出パターン、リーチ大当り演出パターンが含まれる。通常外れ演出パターンは、通常の外れの図柄組合せを表示するときの演出パターンである。リーチ外れ演出パターンは、あと一つ図柄が揃えば大当りとなる状態であるリーチ状態を経て外れの図柄組合せを表示するときの演出パターンである。リーチ大当り演出パターンは、リーチ状態を経て大当りの図柄組合せを表示するときの演出パターンである。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれ、相対的に変動時間の短いリーチパターンを「ノーマルリーチ」と称し、変動時間の長いリーチパターンを「スーパーリーチ」と称する。
当否抽選が大当りに該当した場合は特別遊技が実行される。15R特別遊技は、開始デモと呼ばれる演出画面の表示によって開始される。開始デモの画面表示後に大入賞口が開放され、その開放が約30秒間続いた後、または10球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口の開放から閉鎖までが、基本的には単位遊技と呼ばれるが、1回の単位遊技の間に複数回の短時間の開放を繰り返す場合があってもよい。大入賞口の開閉ないし単位遊技が15回繰り返された後、終了デモと呼ばれる演出画面の表示によって通常特別遊技が終了される。
また、2R特別遊技も開始デモの表示によって開始される。その開始デモの画面表示後に大入賞口が開放され、その開放が約0.5秒間続いた後、または10球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口の開放から閉鎖までが単位遊技となる。大入賞口の開閉ないし単位遊技が2回繰り返された後、終了デモの表示によって特定特別遊技が終了される。
これに対し、当否抽選が小当りと呼ばれる結果に該当した場合は小当り遊技が実行される。小当り遊技は、一部の種類の特別遊技(2R特別遊技)と類似の態様にて実行される単位遊技である。ただし、小当り遊技として実行される単位遊技は1回だけであり、複数回数の単位遊技が実行される特別遊技とは異なる。本実施例では上述したように、小当り遊技では大入賞口が2R特別遊技と同様の態様で複数回短開放される。すなわち、小当り遊技も、開始デモの表示によって開始される。その開始デモの画面表示後の単位遊技において大入賞口の約0.5秒間の短開放が2回繰り返される。その2回の短開放の後、終了デモと呼ばれる演出画面の表示によって小当り遊技が終了される。
特別遊技が発生した場合であって抽選などの所定の条件が満たされた場合、その特別遊技が終了した後の通常遊技においては特定遊技の一つである第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の時短が開始される。第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の時短は、これらの変動時間が通常状態よりも短縮される状態である。第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の変動時間は、所定の変動回数、例えば100回の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻されるが、その変動回数に達する前に大当りが発生すれば時短も終了する。時短により第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の変動時間が短縮されるため、通常の変動時間のまま図柄変動がなされる通常状態の場合と比べて、大当りが発生するまでの時間を短縮することができ、大当りの獲得容易性を相対的に高めることができる。
第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の時短中は、特定遊技の一つである入球容易状態が実施される。入球容易状態は、普通図柄の時短、普通図柄抽選の確率変動、普通電動役物65の開放延長が実施されることにより第2始動入賞口63への入球容易性が高められる状態である。普通図柄の時短は、普通図柄の変動時間が通常状態より短縮される状態である。通常状態における普通図柄195の変動表示において30秒から60秒の間で比較的長い変動時間が設定されるのに対し、時短状態では1秒から5秒の間で通常状態よりも相当短い変動時間が設定される。
普通図柄抽選の確率変動は、普通図柄抽選の当り確率を通常状態より高める状態である。通常状態では26/256の低確率にて普通図柄が当りの図柄で停止する。一方、時短状態では通常状態よりも高確率にて普通図柄が当りの図柄で停止する。具体的には、通常時短においては230/256の高確率にて普通図柄が当りの図柄で停止する。
普通電動役物65の開放延長は、普通電動役物65の開放時間を通常状態よりも長くする状態である。すなわち、普通電動役物65の作動1回あたりの開放時間は、通常状態においては0.5秒の1回開放(通常開放パターン1)、1秒の1回開放(通常開放パターン2)、2秒の1回開放(通常開放パターン3)の3種類が設けられており、それらの通常開放パターン1,2,3の選択確率が約90%,7%,3%となっている。一方、時短中においては普通電動役物65の作動1回あたりの開放時間が2秒の3回開放(特定開放パターン1)、3秒の2回開放(特定開放パターン2)、6秒の1回開放(特定開放パターン3)の3種類が設けられており、それらの特定開放パターン1,2,3の選択確率が約90%,7%,3%となっている。すなわち、時短中においては普通電動役物65の作動1回あたりの開放時間が通常状態よりも長いので、遊技球は第2始動入賞口63に入球しやすくなる。
時短による入球容易状態においては、一定時間あたりの普通図柄の変動回数が通常状態よりも増加する可能性が高まる上、第2始動入賞口63への入球容易性も増すため、第2始動入賞口63への入球数が増加する可能性も高まる。したがって、第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の時短および入球容易状態により、その期間中は第2始動入賞口63への入球による賞球を得られる機会が増加する結果、持ち玉の減少を抑制しつつ遊技し続けることが可能となる。
なお、本実施例における入球容易状態は、普通図柄の時短、普通図柄抽選の確率変動、普通電動役物65の開放延長という3つの機能を用いて第2始動入賞口63への入球容易性を高める。ただし、変形例としては、これら3つの機能のうち、1つまたは2つの機能を用いて第2始動入賞口63への入球容易性を高める構成としてもよい。このように3つの機能のうち一部だけを用いても第2始動入賞口63への入球容易性を高めることは可能である。また、3つの機能のうち少なくともいずれかを、実施する期間と実施しない期間とで遊技状態に応じて切り替える構成としてもよい。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40は、ぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、とくに第1始動入賞口62、第2始動入賞口63へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。裏セット機構39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、第1大入賞口91、第2大入賞口92、一般入賞口72、作動口68、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作や遊技の進行を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御する主制御装置としてのメイン基板102と、図柄の演出等を制御する副制御装置としてのサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、第1抽選手段126、第2抽選手段128、普図抽選手段136、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、小当り遊技制御手段121、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124、特図調整手段152、条件保持手段176を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
ただし、メイン基板102とサブ基板104の間におけるデータの送受信はメイン基板102からサブ基板104への一方向であるため、そのような一方向でのデータ送受信にて全体動作が実現されるよう各構成がメイン基板102とサブ基板104に配置される。このようにメイン基板102からサブ基板104へのデータ送信の一方向性が保たれるため、サブ基板104に含まれる構成からメイン基板102に含まれる構成へはデータを送信することができず、データ送信の要求もできない。したがって、メイン基板102で生成された情報は、メイン基板102がサブ基板104へ一方的に送信しない限りサブ基板104から参照することはできない。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動入賞口62に入賞したと判断し、第2始動入賞情報を受け取ると遊技球が第2始動入賞口63に入賞したと判断する。入球判定手段110は、第1大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が第1大入賞口91に入賞したと判断し、第2大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が第2大入賞口92に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
第1抽選手段126および第2抽選手段128は、「特図抽選手段」として機能する。第1抽選手段126は、第1抽選値取得手段112、第1当否判定手段113、第1パターン決定手段114を含み、第1始動入賞口62への入球に対応する特別図柄抽選として第1の抽選を実行する。第1の抽選の結果は、第1特別図柄表示装置70において第1特別図柄192の変動表示の形で示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190の変動表示の形で示される。一方、第2抽選手段128は、第2抽選値取得手段115、第2当否判定手段117、第2パターン決定手段119を含み、第2始動入賞口63への入球に対応する特別図柄抽選として第2の抽選を実行する。第2の抽選の結果は、第2特別図柄表示装置71において第2特別図柄193の変動表示の形で示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190の変動表示の形で示される。
第1抽選手段126および第2抽選手段128は、図柄変動を開始するにあたり、その図柄変動に対応する抽選の結果を図柄変動の制御コマンドとともに演出決定手段132へ送信する。さらに、第1抽選手段126および第2抽選手段128は、第1始動入賞口62または第2始動入賞口63への入球時にも事前判定処理として抽選値が当否判定におけるいずれの抽選値範囲に該当するかの事前当否判定を実行し、その判定結果を抽選結果として演出決定手段132へ送信する。事前判定処理の結果は送信バッファに一時保存された後、その抽選に対応する図柄変動表示が直ちに開始されるか否かにかかわらず演出決定手段132へ送信され、送信バッファから消去または後に上書きされる。そのため、サブ基板104の側にとっては図柄変動開始の順番が巡ってくる前に予め当否結果を推測的に認識できる、いわゆる「先読み」と呼ばれる処理が実現される。
第1抽選値取得手段112は、第1始動入賞口62への入球を契機に、第1の抽選のための乱数の値を第1当否抽選値(「特図抽選値」ともいう)として取得する。第2抽選値取得手段115は、第2始動入賞口63への入球を契機に、第2の抽選のための乱数の値を第2当否抽選値(「特図抽選値」ともいう)として取得する。例えば、当否抽選のために第1当否抽選値および第2当否抽選値として取得する値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。第1当否抽選値または第2当否抽選値として取得された値は、保留制御手段116により一時的に保留される。ただし、保留制御手段116により保留される所定の保留上限数を超えない範囲で第1当否抽選値と第2当否抽選値が保留される。
第1抽選手段126は、第1当否抽選値が保留されたときに現在の第1当否抽選値の保留数の情報を演出決定手段132へ送信する。第2抽選手段128は、第2当否抽選値が保留されたときに現在の第2当否抽選値の保留数の情報を演出決定手段132へ送信する。なお、変形例においては各当否抽選値の保留数の情報ではなく保留された旨の情報のみを送信し、演出決定手段132が各当否抽選値の保留数を管理(演算・更新)できるようにしてもよい。なお、以下の説明において第1当否抽選値と第2当否抽選値とを区別しない場合には、単に「当否抽選値」ともいう。
第1当否判定手段113は、第1当否抽選値に基づき、特別遊技または小当り遊技へ移行するか否かを判定する当否判定と、第1当否抽選値が当否判定におけるいずれの抽選値範囲に該当するかの事前当否判定を実行する。第2当否判定手段117は、第2当否抽選値に基づき、特別遊技または小当り遊技へ移行するか否かを判定する当否判定と、第2当否抽選値が当否判定におけるいずれの抽選値範囲に該当するかの事前当否判定を実行する。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否判定で参照する当否判定テーブルと事前当否判定テーブルを保持する。なお、図柄変動を開始するにあたって実行する当否判定を、特に事前当否判定と区別するために、適宜「本判定としての当否判定」とも呼ぶ。
図4は、当否判定テーブルを模式的に示す図である。本図の当否判定テーブルには、大当り、小当り、外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられたそれぞれの範囲設定に応じて大当り当否確率や小当りの当否確率が定まる。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、本判定としての当否判定において図示の当否判定テーブルを参照する。図4(a)は通常時に参照されるテーブルであり、図4(b)は確変時に参照されるテーブルである。
すなわち、各当否判定手段による当否抽選においては、通常時には当否抽選値が0〜163の範囲に該当したときのみ大当りとなる。一方、確変時には大当りの範囲が拡大され、当否抽選値が0〜163の範囲に該当する場合だけでなく、164〜1639の範囲に該当する場合にも大当りとなる。このように、大当りに該当する範囲は遊技状態に応じて変化するが、第1の抽選と第2の抽選とで大当りに該当する確率は等しい。大当りに該当した場合、それが確変を伴うか否かは、特別図柄の停止図柄に応じて別途決定される。なお、本図では単一の当否判定テーブルによって通常時と確変時の双方の大当り範囲を示したが、当否判定テーブルは通常時用と確変時用とで別個に用意してもよいし、第1の抽選用と第2の抽選用とで別個に用意してもよい。
本実施例においては、当否抽選値が大当り範囲に該当しない、いわゆる外れとなった場合であっても、所定の範囲に該当した場合には小当りとなる。図示の例では、第1の抽選においては確変状態の有無にかかわらず、第1当否抽選値が65455〜65535の範囲に該当した場合に小当りとなる。一方、第2の抽選においては確変状態の有無にかかわらず、第2当否抽選値が65208〜65535の範囲に該当した場合に小当りとなる。つまり、本実施例では、第1始動入賞口62への入球を契機とする第1の抽選よりも第2始動入賞口63への入球を契機とする第2の抽選のほうが高い確率で小当りとなる。したがって、時短により入球容易性が高まった状態で第2始動入賞口63への入球を狙えば、比較的高い確率で小当りを発生させることができる。なお、大当りに該当しなかった場合、本来はすべて「外れ」であるが、本図の例では大当りに該当しなかった場合のうち小当りにも該当しなかった場合の当否抽選値範囲を特に「外れ」と表現している。なお、本図では大当りか否かの判定テーブルと小当りか否かの判定テーブルとを単一の当否判定テーブルの形で実現する例を示したが、それぞれを別個のテーブルとして実現してもよい。なお、小当りを外れに含めることなく特定の当りとし、当否判定テーブルに個別の範囲を設けてもよい。
図5は、事前当否判定で参照される事前当否判定テーブルを模式的に示す図である。第1当否判定手段113は図5(a)のテーブルを参照し、当否抽選値が「0〜163」の場合はその旨を示す「1」の値を判定結果としての当否範囲に設定し、当否抽選値が「164〜1639」の場合はその旨を示す「2」の値を判定結果としての当否範囲に設定する。当否抽選値が「1640〜65454」の場合はその旨を示す「3」の値を判定結果としての当否範囲に設定し、当否抽選値が「65455〜65535」の場合はその旨を示す「4」の値を判定結果としての当否範囲に設定する。第1当否判定手段113は、以上のように当否範囲を設定するたびにその値を第1の抽選であることを示す値や保留の個数とともに演出決定手段132へ送信する。
第2当否判定手段117は図5(b)のテーブルを参照し、当否抽選値が「0〜163」の場合はその旨を示す「1」の値を判定結果としての当否範囲に設定し、当否抽選値が「164〜1639」の場合はその旨を示す「2」の値を判定結果としての当否範囲に設定する。当否抽選値が「1640〜65207」の場合はその旨を示す「3」の値を判定結果としての当否範囲に設定し、当否抽選値が「65208〜65535」の場合はその旨を示す「4」の値を判定結果としての当否範囲に設定する。第2当否判定手段117は、以上のように当否範囲を設定するたびにその値を第2の抽選であることを示す値や保留の個数とともに演出決定手段132へ送信する。なお、後述する特殊演出の制御のために、第2当否判定手段117は、仮に保留の個数が上限値に達していたために第2保留手段146による新たな保留がなされなかった場合であっても、第2始動入賞口63への入球情報を演出決定手段132へ送信する。
第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、別途取得する乱数値である図柄抽選値と当否判定の結果に基づいて、図柄の変動開始にあたってその停止図柄を決定するとともに、図柄抽選値がいずれの図柄範囲に該当するかの事前図柄判定を実行する。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、特別図柄の停止図柄を決定するために参照する複数の図柄判定テーブルと事前図柄判定テーブルを保持する。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否判定結果に応じて異なる図柄判定テーブルを参照する。なお、図柄変動を開始するにあたって実行する図柄判定を、特に事前図柄判定と区別するために、適宜「本判定としての図柄判定」とも呼ぶ。
図6は、本判定で参照される図柄判定テーブルの構成例を示す。ここでは、図柄抽選値は「0」から「255」までの値範囲であることとする。この図柄判定テーブルには、図柄抽選値に対し、第1特別図柄192および第2特別図柄193の停止態様(停止図柄)、確変移行の有無、時短移行の有無、時短の終期がそれぞれ対応づけられている。図6(a)および(b)は当否抽選の結果が大当りであった場合に参照されるテーブルであり、図6(c)は当否抽選の結果が外れであった場合に参照されるテーブルであり、図6(d)は当否抽選の結果が小当りであった場合に参照されるテーブルである。
第1当否判定手段113は、第1の抽選の結果が大当りとなった場合、図6(a)の図柄判定テーブルを参照する。この図柄判定テーブルには、「1」〜「9」の数字で表される特別図柄と図柄抽選値との対応関係が定められている。各特別図柄には、確変を伴うか否か、時短を伴うか否か、時短を伴う場合の終期が定められている。第1当否判定手段113は、図柄抽選値がいずれの範囲に含まれるかに応じて特別図柄「1」〜「9」のうちいずれかを選択する。そして、特別図柄「1」〜「3」が選択された場合に15R確変大当りと判定し、特別図柄「4」〜「6」が選択された場合に2R確変大当りと判定し、特別図柄「7」〜「9」が選択された場合に15R通常大当りと判定する。本実施例では図示のように、大当りのうち約80%の確率で確変を伴う当りとなる。約50%が15R確変大当りとなり、約30%が2R確変大当りとなる。これらの大当りは、確変と同様に次の大当りまでを終期とする時短を伴う。一方、約20%の15R通常大当りは、特別図柄の変動回数100回を終期回数とする時短を伴う。
一方、第2当否判定手段117は、第2の抽選の結果が大当りとなった場合、図6(b)の図柄判定テーブルを参照する。この図柄判定テーブルには、「1」〜「3」および「7」〜「9」の特別図柄と図柄抽選値との対応関係が定められている。すなわち、第2始動入賞口63への入球を契機とする第2の抽選においては2R大当りは発生せず、第1の抽選よりも出玉(賞球)を獲得しやすい設定となっている。第2当否判定手段117は、特別図柄「1」〜「3」が選択された場合に15R確変大当りと判定し、特別図柄「7」〜「9」が選択された場合に15R通常大当りと判定する。図示のように、大当りのうち約80%の確率で確変を伴う15R確変大当りとなり、約20%の確率で確変を伴わない15R通常大当りとなる。15R確変大当りは、確変と同様に次の大当りまでを終期とする時短を伴う。一方、15R通常大当りは、特別図柄の変動回数100回を終期回数とする時短を伴う。
このように、第1の遊技と第2の遊技とは確変大当りの当選確率が同じとなるように設定されているが、第1の抽選においては15R大当りおよび2R大当りの双方が選択対象となっているのに対し、第2の抽選においては15R大当りのみが選択対象となっており、ラウンド振り分けにおいて第2の遊技のほうが優遇されている。
第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否抽選の結果が外れの場合、図6(c)の図柄判定テーブルを参照する。この図柄判定テーブルには、外れの特別図柄として特別図柄「−」のみが全範囲の図柄抽選値に割り当てられる。図6(c)の図柄判定テーブルを参照して図柄を決定する場合には、大当りではないため確変、時短に関する遊技状態の変更の契機とはならない。
第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否抽選の結果が小当りの場合、図6(d)の図柄判定テーブルを参照する。図6(d)の図柄判定テーブルには、「A」〜「C」の文字で表される特別図柄と図柄抽選値との対応関係が定められている。この図柄判定テーブルを参照して図柄を決定する場合には、大当りではないため確変、時短に関する遊技状態の変更の契機とはならない。
図7は、事前図柄判定で参照される事前図柄判定テーブルを模式的に示す図である。第1当否判定手段113は、当否抽選値が大当りに該当する場合に図7(a)のテーブルを参照する。図柄抽選値が「0〜127」の場合はその旨を示す「1」の値を判定結果としての図柄範囲に設定し、図柄抽選値が「128〜205」の場合はその旨を示す「2」の値を判定結果としての図柄範囲に設定する。図柄抽選値が「206〜255」の場合はその旨を示す「3」の値を判定結果としての図柄範囲に設定する。ここで、図6(a)との対比からも分かるように、図柄範囲「1」は15R確変大当りを示し、図柄範囲「2」は2R確変大当りを示し、図柄範囲「3」は15R通常大当りを示している。なお、図示を省略するが、当否抽選値が外れに該当する場合には、その旨を示す「4」の値を判定結果としての図柄範囲に設定し、当否抽選値が小当りに該当する場合には、その旨を示す「5」の値を判定結果としての図柄範囲に設定する。第1当否判定手段113は、以上のように図柄範囲を設定するたびにその値を第1の抽選であることを示す値や保留の個数とともに演出決定手段132へ送信する。
第2当否判定手段117は、当否抽選値が大当りに該当する場合に図7(b)のテーブルを参照する。図柄抽選値が「0〜205」の場合はその旨を示す「1」の値を判定結果としての図柄範囲に設定し、図柄抽選値が「206〜255」の場合はその旨を示す「3」の値を判定結果としての図柄範囲に設定する。ここで、図6(b)との対比からも分かるように、図柄範囲「1」は15R確変大当りを示し、図柄範囲「3」は15R通常大当りを示している。なお、図示を省略するが、当否抽選値が外れに該当する場合には、その旨を示す「4」の値を判定結果としての図柄範囲に設定し、当否抽選値が小当りに該当する場合には、その旨を示す「5」の値を判定結果としての図柄範囲に設定する。第2当否判定手段117は、以上のように図柄範囲を設定するたびにその値を第2の抽選であることを示す値や保留の個数とともに演出決定手段132へ送信する。
図3に戻り、第1パターン決定手段114は、第1特別図柄表示装置70および演出表示装置60に表示させる図柄変動の表示過程が定められた変動パターンを、別途取得する第1パターン抽選値に基づいて複数の変動パターンの中から決定する。第2パターン決定手段119は、第2特別図柄表示装置71および演出表示装置60に表示させる図柄変動の表示過程が定められた変動パターンを、別途取得する第2パターン抽選値に基づいて複数の変動パターンの中から決定する。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、それぞれ図柄変動を開始する際に変動パターンテーブルを参照してその図柄変動の変動パターンを決定する。
また、第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、パターン抽選値がいずれの変動パターン範囲に該当するかの事前パターン判定を実行する。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、変動パターンを決定するために参照する変動パターンテーブルと事前パターン判定テーブルをそれぞれ保持または共有する。変動パターンには、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動時間が定められており、その種類によって長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。なお、図柄変動を開始するにあたって実行する変動パターン判定を、特に事前パターン判定と区別するために、適宜「本判定としての変動パターン判定」とも呼ぶ。
図8は、本判定で参照される変動パターンテーブルを模式的に示す図である。変動パターンテーブルには、パターン抽選値と変動パターンとが対応づけられている。ここでは、パターン抽選値は「0」から「255」までの値範囲であることとする。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、当否判定結果が外れのときは図8(a)に示される外れ用の変動パターンテーブルを参照する。当否判定結果が15R大当りのときは図8(b)に示される15R大当り用の変動パターンテーブルを参照する。当否判定結果が2R大当りまたは小当りのときは図8(c)に示される2R大当りおよび小当り用の変動パターンテーブルを参照する。また、後述する特殊演出の実行を示す特殊演出フラグがオンにされている場合には、図8(d)に示される特殊変動パターンテーブルを参照する。なお、図8(a)〜(c)に示されるパターンテーブルを、特殊変動パターンテーブルと区別するために「通常変動パターンテーブル」ともいう。
図8(a)に示すように、外れ用の変動パターンテーブルにおいては、パターン抽選値「0〜10」に「スーパー1」というスーパーリーチが対応付けられ、パターン抽選値「11〜20」に「スーパー2」というスーパーリーチが対応付けられている。パターン抽選値「21〜255」に「ノーマル1」「ノーマル2」「リーチなし」のいずれかの変動パターンが対応付けられている。このように、当否判定結果が外れの場合、スーパーリーチ、ノーマルリーチ、リーチなしのいずれも選択される可能性がある。なお、外れ用の変動パターンテーブルにおいて、特に「リーチなし」の変動パターンを選択するとき、時短状態においては通常状態よりもさらに変動時間が概ね短い変動パターンが選択されるよう異なるテーブルを参照する。また、外れ用の変動パターンテーブルは保留数ごとに参照すべき欄が異なるように規定されるが、通常状態を例とするその詳細は後述する図10において説明する。
図8(b)に示すように、15R大当り用の変動パターンテーブルにおいては、パターン抽選値「0〜120」に「スーパー1」のスーパーリーチが対応付けられ、パターン抽選値「121〜240」に「スーパー2」のスーパーリーチが対応付けられている。パターン抽選値「241〜250」に「ノーマル1」のリーチが対応付けられ、パターン抽選値「251〜255」に「ノーマル2」のリーチが対応付けられている。このように、当否判定結果が15R大当りの場合はリーチ付きの変動パターンが選択される。
図8(c)に示すように、2R大当りおよび小当り用の変動パターンテーブルにおいては、パターン抽選値「0〜122」に「スーパー3」というスーパーリーチが対応付けられ、パターン抽選値「123〜255」に「ノーマル3」というノーマルリーチが対応付けられている。このように当否判定結果が2R大当りまたは小当りの場合は「スーパー3」または「ノーマル3」がそれぞれ約50%の確率で選択される。
図8(d)の特殊変動パターンテーブルは、特殊演出フラグがオンであることを条件に参照され、「限定パターン」という変動パターンが選択される。この限定パターンは、変動時間が一定値(例えば30秒)に固定された変動パターンである。特殊演出フラグは、入球容易状態における当否抽選値の保留を契機とする事前判定により後述する特定の遊技モード(バトルモード)への移行が決定されたときにオンにされる。そして、その決定契機となった当否抽選結果の図柄変動が終了するまでの限定的な期間において、後述する特殊演出(バトル演出)を表示するために必要十分な時間を確保するために、複数回の図柄変動にわたりうる期間の1変動あたりの変動時間を固定するものである。
図9は、通常状態における事前パターン判定で参照される事前パターン判定テーブルを模式的に示す図である。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、当否結果が外れの場合に図9(a)のテーブルを参照し、パターン抽選値が「0〜10」の場合はその旨を示す「1」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定し、パターン抽選値が「11〜20」の場合はその旨を示す「2」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定する。パターン抽選値が「21〜255」の場合はその旨を示す「3」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定する。
第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、当否結果が15R大当りの場合に図9(b)のテーブルを参照し、パターン抽選値が「0〜120」の場合はその旨を示す「4」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定し、パターン抽選値が「121〜240」の場合はその旨を示す「5」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定する。パターン抽選値が「241〜250」の場合はその旨を示す「6」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定し、パターン抽選値が「251〜255」の場合はその旨を示す「7」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定する。
第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、当否結果が2R大当りまたは小当りの場合に図9(c)のテーブルを参照し、パターン抽選値が「0〜122」の場合はその旨を示す「8」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定し、パターン抽選値が「123〜255」の場合はその旨を示す「9」の値を判定結果としてのパターン範囲に設定する。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、以上のようにパターン範囲を設定するたびにその値を第1の抽選と第2の抽選のいずれであるかを示す値や保留の個数とともに演出決定手段132へ送信する。なお、本実施例においては、第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119が、共通の変動パターンテーブル、事前パターン判定テーブルを用いる例を示した。変形例においては、第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119が、これら変動パターンテーブルおよび事前パターン判定テーブルの少なくとも一方について別々のテーブルを用いるようにしてもよい。
図10は、通常状態における外れ用の変動パターンテーブルを詳細に示す図である。本図の変動パターンテーブル210においては、保留数ごとにそれぞれ変動パターンに対応付けられたパターン抽選値の範囲が異なる。具体的には、保留数が少ないほど変動時間が相対的に長い変動パターンに割り当てられたパターン抽選値の範囲が広くされており、それら変動時間の長い変動パターンが選択される確率を高めている。そのため、第1保留手段144または第2保留手段146による保留数が少ないほど平均的な変動時間が長くなる。したがって、第1保留手段144または第2保留手段146による保留数が所定数、例えば1〜2個より少なくなった場合に、変動時間の長い変動パターンの選択確率が通常より高くなり、変動時間が比較的長くなりやすい。
第1欄212には、第1保留手段144による第1の抽選の結果保留数または第2保留手段146による第2の抽選の結果保留数が1の場合のパターン抽選値範囲と変動パターンとの対応関係が示される。同様に、第2欄214、第3欄216、第4欄218に、第1保留手段144による第1の抽選の結果保留数または第2保留手段146による第2の抽選の結果保留数がそれぞれ2、3、4の場合のパターン抽選値範囲と変動パターンとの対応関係が示される。すなわち、第1欄212、第2欄214、第3欄216、第4欄218が保留数ごとの変動パターンテーブルを示すと考えることができる。本図では、外れのときに選択され得る複数の変動パターンを変動時間別に5種類に分類した例を説明するが、実際にはそれらの分類ごとに複数の変動演出パターンが用意されており、全体で数十種類の変動演出パターンがそれぞれの分類ごとの抽選値範囲に対応付けられていることに等しい。
第1範囲222には、抽選値が0から10までのパターン抽選値に該当する場合の変動パターンとして、第1欄212、第2欄214、第3欄216、第4欄218のいずれにも「スーパー1」というスーパーリーチの変動パターンが対応付けられる。第2範囲224には、抽選値が11から20までのパターン抽選値に該当する場合の変動パターンとして、第1欄212、第2欄214、第3欄216、第4欄218のいずれにも「スーパー2」というスーパーリーチの変動パターンが対応付けられる。このように、抽選値が0から10までのパターン抽選値と抽選値が11から20までのパターン抽選値の場合には、保留数にかかわらず同じ変動時間の変動パターンが選択される。
第3範囲226には、抽選値が21から255までのパターン抽選値に該当する場合の変動パターンとして、第1欄212、第2欄214、第3欄216、第4欄218にはそれぞれノーマルリーチである「ノーマル1」「ノーマル2」と「リーチなし」の3種類の変動パターンが対応付けられる。ただし、それぞれの変動パターンが対応付けられるパターン抽選値の範囲は保留数によって異なる。第1欄212では、「ノーマル1」「ノーマル2」「リーチなし」のそれぞれが対応付けられる抽選値範囲の大きさがそれぞれほぼ等しく、21から255をほぼ3等分した範囲が対応付けられている。これに対し、第2欄214では、「ノーマル1」「ノーマル2」のそれぞれに対応付けられる抽選値範囲の大きさが「リーチなし」に対応付けられる抽選値範囲よりやや小さい。また、第3欄216では「ノーマル1」「ノーマル2」のそれぞれに対応付けられる抽選値範囲の大きさがさらに小さくなり、第4欄218にて「ノーマル1」「ノーマル2」のそれぞれに対応付けられる抽選値範囲の大きさはまたさらに小さくなっている。
「ノーマル1」「ノーマル2」の変動時間は「リーチなし」の変動時間より長くてもよく、また「リーチなし」のときは時短状態のように変動時間が短縮される場合もあるため、上記の第3範囲226の設定内容に応じて平均的な変動時間が異なることとなる。保留数が1から2、3、4と多くなるにつれて「ノーマル1」および「ノーマル2」のパターン抽選値範囲は小さくなり、逆に「リーチなし外れ」のパターン抽選値範囲が大きくなる。したがって、保留数が多いほど平均的な変動時間は短くなり、逆に保留数が少ないほど平均的な変動時間は長くなる。このように保留数ごとにパターン抽選値範囲と変動パターンの対応関係が異なる変動パターンテーブルを用いることにより、保留数が少なくなったときに変動時間の長い変動パターンが選択されやすくなる制御を実現することができる。
図3に戻り、普図抽選手段136は、「作動抽選手段」として機能し、作動口68を遊技球が通過したときに抽選値(「普図抽選値」ともいう)を取得することにより普通図柄抽選を実行する。例えば、普図抽選値は「0」から「511」までの値範囲から取得される。普図抽選手段136が参照する当否テーブルには、当りまたは外れの判定結果と普図抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当りの範囲設定に応じて当否確率が定まる。普図抽選手段136は、普図抽選値に基づき普通図柄抽選(作動抽選)の当否判定を実行する。普図抽選手段136は、当否判定で参照する当否判定テーブルを保持する。上述したように本実施例では、時短中(入球容易状態)のほうが通常状態よりも高確率で当りとなるように設定される。
図11は、普通図柄抽選に用いる当否判定テーブルを模式的に示す図である。本図の当否判定テーブルには、当否判定結果と普図抽選値とが対応付けられており、対応付けられたそれぞれの範囲設定に応じて当否確率が定まる。普図抽選手段136は、当否判定において本図の当否判定テーブルを参照する。普図抽選手段136による普通図柄抽選においては、通常時には図11(a)の通り、普図抽選値が0〜50の範囲に該当したときのみ当りとなる。時短時には図11(b)の通り、当りの範囲が拡大され、普図抽選値が0〜50の範囲に該当する場合だけでなく、51〜460の範囲に該当する場合にも当りとなる。このように、普通図柄抽選において当りに該当する範囲は遊技状態に応じて変化する。
図12は、普通図柄の変動パターンテーブルを模式的に示す図である。普図抽選手段136は、変動パターン判定において本図の変動パターンテーブルを参照する。普図抽選手段136は、通常状態においては図12(a)に示される通常変動パターンテーブルを参照し、入球容易状態(時短中)においては図12(b)に示される特定変動パターンテーブルを参照する。変動パターンテーブルには、パターン抽選値と普通図柄195の変動時間との対応関係が定められており、普図抽選手段136は、普通図柄195の変動時間を変動パターンテーブルを参照して決定する。
図12(a)の通常変動パターンテーブルにおいては、パターン抽選値0〜80に30秒、パターン抽選値81〜160に40秒、パターン抽選値161〜255に60秒の変動時間が対応付けられている。一方、図12(b)の特定変動パターンテーブルにおいては、パターン抽選値0〜80に1秒、パターン抽選値81〜160に3秒、パターン抽選値161〜255に5秒の変動時間が対応付けられている。すなわち、普図抽選手段136は、通常状態における普通図柄195の変動表示において30秒から60秒の間で比較的長い変動時間をランダムに選択する一方、入球容易状態(時短中)は1秒から5秒と通常状態よりも相当短い変動時間を選択する。
普図抽選手段136は、さらに、普通図柄抽選が当選した場合の第2始動入賞口63の開放パターン(つまり普通電動役物65の開放態様)を決定するために参照すべき開放パターンテーブルを保持し、遊技状態に応じてその開放パターンを選択するためのパターン抽選を実行する。普図抽選手段136は、普通図柄の図柄変動を開始する際に開放パターンテーブルを参照して第2始動入賞口63の開放パターンを決定する。
図13は、開放パターンテーブルを模式的に示す図である。普図抽選手段136は、開放パターン判定において本図の開放パターンテーブルを参照する。普図抽選手段136は、通常状態においては図13(a)に示される通常開放パターンテーブルを参照し、入球容易状態(時短中)は図13(b)に示される特定開放パターンテーブルを参照する。開放パターンテーブルには、パターン抽選値と普通電動役物65の開放態様との対応関係が定められており、普図抽選手段136は、普通電動役物65の開放態様を開放パターンテーブルを参照して決定する。
図示のように、図13(a)の通常開放パターンテーブルにおいては、パターン抽選値0〜230に0.5秒の1回開放(通常開放パターン1)、パターン抽選値231〜246に1秒の1回開放(通常開放パターン2)、パターン抽選値247〜255に2秒の1回開放(通常開放パターン3)の開放態様が対応付けられている。一方、図13(b)の特定開放パターンテーブルにおいては、パターン抽選値0〜230に2秒の3回開放(特定開放パターン1)、パターン抽選値231〜246に3秒の2回開放(特定開放パターン2)、パターン抽選値247〜255に6秒の1回開放(特定開放パターン3)の開放態様が対応付けられている。普図抽選手段136は、普通図柄195の変動表示に先立ってパターン抽選値を「0〜255」の範囲から取得し、そのときの遊技状態が通常状態であれば通常開放パターンテーブルを参照し、時短状態であれば特定開放パターンテーブルを参照して第2始動入賞口63の開放パターンを選択する。
保留制御手段116は、第1保留手段144、第2保留手段146、普図保留手段147を含む。第1保留手段144は、新たに第1の抽選が実行されるときにそれ以前の抽選に対応する図柄変動が表示されている場合、新たな第1の抽選の結果をその抽選に対応する図柄の変動表示開始まで保留する。本実施例では第1の抽選の結果として4個を上限として当否抽選値(第1当否抽選値)を保持するが、その当否抽選値の当否判定結果とともに保持してもよい。その保留数が第1特図保留ランプ20の点灯数または点滅数により表される。また、第2保留手段146は、新たに第2の抽選が実行されるときにそれ以前の抽選に対応する図柄変動が表示されている場合、新たな第2の抽選の結果をその抽選に対応する図柄の変動表示開始まで保留する。本実施例では第2の抽選の結果として4個を上限として当否抽選値(第2当否抽選値)を保持するが、その当否抽選値の当否判定結果とともに保持してもよい。その保留数が第2特図保留ランプ21の点灯数または点滅数により表される。
普図保留手段147は、新たに普通図柄抽選が実行されるときにそれ以前の抽選に対応する普通図柄の図柄変動が表示されている場合、新たな普通図柄抽選の結果をその抽選に対応する図柄の変動表示開始まで保留する。本実施例では普通図柄抽選の結果として4個を上限として抽選値を保留球として保持する。その保留数が普図保留ランプ22の点灯数または点滅数により表される。ここでいう抽選値は、当否判定のための普図抽選値、図柄判定のための図柄抽選値、変動パターン判定のためのパターン抽選値、開放パターン判定のためのパターン抽選値を含む。
メイン表示制御手段118は、第1特図制御手段148、第2特図制御手段150、普図制御手段153を含む。第1特図制御手段148は、第1抽選手段126による第1の抽選の結果として決定された変動パターンにしたがい第1特別図柄192の変動を第1特別図柄表示装置70に表示させる。第1特図制御手段148は、それ以前になされた第1の抽選または第2の抽選に対応する図柄の変動表示が終了していることを新たな図柄変動の開始条件とする。第2特図制御手段150は、第2抽選手段128による第2の抽選の結果として決定された変動パターンにしたがい第2特別図柄193の変動を第2特別図柄表示装置71に表示させる。第2特図制御手段150もまた、それ以前になされた第1の抽選または第2の抽選に対応する図柄の変動表示が終了していることを新たな図柄変動の開始条件とする。
第1特図制御手段148および第2特図制御手段150は、第1特別図柄192および第2特別図柄193の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信する。これにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。普図制御手段153は、普図抽選手段136による抽選の結果を普通図柄195の変動表示として普通図柄表示装置59に表示させる。
特図調整手段152は、第1特別図柄192および第2特別図柄193のうち、一方を変動表示させる間は他方の変動表示の開始を待機させる。本実施例において、特図調整手段152は、第1特別図柄192よりも第2特別図柄193の変動表示を優先的に実行する。すなわち、第2保留手段146に当否抽選値が保留されている間は、第1保留手段144に当否抽選値が保留されていても、第2保留手段146に保留された当否抽選値の消化を優先させる。これにより、第2特別図柄193の変動終了時には既に第2保留手段146により当否抽選値が保留されているという状態を維持するかぎり、第2の抽選を継続的に実行させることが可能になる。その結果、出玉のある大当りを早期に発生させやすくなる。
特図調整手段152は、第1特別図柄192および第2特別図柄193のうち、一方が当り態様で停止されたときはその停止表示を継続し、他方の変動表示の開始を待機させる。この場合、特別遊技を実行する間は特別図柄の変動表示は開始されないので、遊技者は特別遊技に集中することができる。
条件保持手段176は、特別遊技作動条件保持手段178および小当り遊技作動条件保持手段180を含む。特別遊技作動条件保持手段178は、第1大入賞口91または第2大入賞口92の開放を伴う単位遊技を複数回含む特別遊技へ移行するための特別遊技作動条件を保持する。特別遊技作動条件保持手段178は、当否抽選が特別遊技への移行を示す結果となり、特別図柄が所定の大当り態様で停止されることをその特別遊技作動条件として保持する。すなわち、特別遊技作動条件保持手段178は、当否抽選の結果が15R大当りとなり、特別図柄が15R大当りを示す図柄で停止されることを15R特別遊技の作動条件として保持する。特別遊技作動条件保持手段178は、当否抽選の結果が2R大当りとなり、特別図柄が2R大当りを示す図柄で停止されることを2R特別遊技の作動条件として保持する。
小当り遊技作動条件保持手段180は、小当り遊技へ移行するための条件である小当り作動条件を保持する。小当り遊技作動条件保持手段180は、当否抽選が小当り遊技への移行を示す結果となり、特別図柄が所定の小当り態様で停止されることを小当り作動条件として保持する。すなわち、小当り遊技作動条件保持手段180は、当否抽選の結果が小当りとなり、特別図柄が小当りを示す図柄で停止されることを小当り遊技の作動条件として保持する。
特別遊技制御手段120は、第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否抽選結果が大当りであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、第1大入賞口91または第2大入賞口92の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、複数回の単位遊技で構成される。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技が所定回数を消化した場合に特別遊技を終了させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選の結果が15R大当りとなって特別遊技作動条件が成立したときに長期開放遊技として15R特別遊技を実行する。すなわち、15R特別遊技として単位遊技を15回繰り返し、1回の単位遊技において第1大入賞口91を約30秒間開放させる。15R特別遊技における大入賞口のトータルの開放時間(総開状態時間)は、長期開放遊技と短期開放遊技とを区別するために予め定めた開放基準時間(本実施例では2秒)以上となっている。特別遊技制御手段120は、また、当否抽選の結果が2R大当りとなって特別遊技作動条件が成立したときに短期開放遊技として2R特別遊技を実行する。すなわち、2R特別遊技として単位遊技を2回繰り返し、1回の単位遊技において第2大入賞口92を約0.5秒間開放させる。2R特別遊技における大入賞口のトータルの開放時間(総開状態時間:本実施例では0.5×2=1秒)は上記開放基準時間未満となる。
小当り遊技制御手段121は、当否抽選の結果が小当りとなって小当り作動条件が成立したときに短期開放遊技として小当り遊技を実行する。小当り遊技制御手段121は、小当り遊技として単位遊技を1回だけ実行し、例えば、その単位遊技において第2大入賞口92を0.5秒、0.5秒の2回にわたって開放する。小当り遊技における大入賞口のトータルの開放時間(総開状態時間:本実施例では0.5×2=1秒)は上記開放基準時間未満となる。
特定遊技実行手段122は、確変状態および時短状態(入球容易状態)における通常遊技を制御する。特定遊技実行手段122は、確変状態を次の大当りが発生するまで継続する。特定遊技実行手段122は、時短状態を予め定められた終期に到達するまで継続するが、その終期に到達するまでに当否抽選が大当りとなれば一旦時短状態を終了する。時短状態においては、第1特別図柄192および第2特別図柄193の変動表示時間が概ね短くなるよう、第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119が変動時間の短い変動パターンを選択する。また、入球容易状態においては、普通図柄の時短、普通図柄の確変、第2始動入賞口63の拡開機構(「入球変動機構」として機能する)の開放延長が実施される。
開閉制御手段124は、「作動制御手段」として機能し、第2始動入賞口63の普通電動役物65や第1大入賞口91、第2大入賞口92の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄195が特定の態様で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、第2始動入賞口63の普通電動役物65を開放させる。開閉制御手段124は、入球容易状態においては普通電動役物65を通常状態に比べて長い時間作動させ、第2始動入賞口63を通常状態に比べて長い時間拡開させる開放延長を実行する。第2始動入賞口63の入球容易性を高め、遊技者が持ち玉の減少を抑制しつつ遊技を継続できるようにするものである。開閉制御手段124は、特別遊技または小当り遊技において大入賞口ソレノイド80または大入賞口ソレノイド81に開放指示を送り、第1大入賞口91または第2大入賞口92を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄の変動パターンとして複数の変動パターンデータを保持する。演出決定手段132は、第1抽選手段126または第2抽選手段128から受け取る変動パターンの情報等に基づき、装飾図柄190の変動演出パターンをパターン記憶手段130から選択する。演出決定手段132は、第1抽選手段126または第2抽選手段128から受け取る特別図柄の停止図柄の情報等に基づき、装飾図柄190の停止図柄の組合せを決定する。パターン記憶手段130は、特別遊技中に演出表示装置60に表示させるべき演出や、小当り遊技中に演出表示装置60に表示させるべき演出のデータをさらに保持する。
演出決定手段132は、第1抽選手段126から受け取る第1の抽選の結果または第2抽選手段128から受け取る第2の抽選の結果に応じて、演出表示制御手段134によって演出表示装置60へ表示させる演出内容を決定する。演出決定手段132は、また、特別遊技の実行に先立って、その特別遊技中に表示される開始デモおよび終了デモを含む大当り演出の内容を決定する。演出決定手段132は、さらに、小当り遊技の実行に先立って、その小当り遊技中に表示される開始デモおよび終了デモを含む小当り演出の内容を決定する。
装飾図柄190の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、例えば第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否判定結果が15R特別遊技への移行を示す場合には特定の組合せ、例えば「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。当否判定結果が2R大当りの場合や小当りの場合もまた特定の組合せ、例えば「357」のような所定の組合せが選択される。すなわち、2R大当りや小当りの特定の組合せは必ずしも3つの図柄が揃った組合せでなくてもよい。当否判定結果が大当りでも小当りでもない場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せであって、2R大当りや小当りのときに選択される特定の組合せに該当しない組合せが選択される。当否判定結果が15R大当りではない場合であって、リーチ付きの外れを示す変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、装飾図柄190の停止図柄組合せと装飾図柄の変動パターンデータを演出表示制御手段134へ送る。
装飾図柄の変動パターンには、装飾図柄の変動表示態様、すなわち装飾図柄の変動開始から変動停止までの演出過程が定義される。変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当りとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当り図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい装飾図柄の変動パターンを選択する。
演出表示制御手段134は、第1演出制御手段168および第2演出制御手段170を含む。第1演出制御手段168は、第1抽選手段126による第1の抽選の結果を、選択された変動パターンデータにしたがって装飾図柄190として演出表示装置60の表示領域194に変動表示させる。第2演出制御手段170は、第2抽選手段128による第2の抽選の結果を、選択された変動パターンデータにしたがって装飾図柄190として演出表示装置60の表示領域194に変動表示させる。第1演出制御手段168および第2演出制御手段170は、それ以前の第1の抽選または第2の抽選に対応する装飾図柄190の変動表示が終了していることを新たな図柄変動の開始条件とする。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
次に、本実施例の特徴的構成および動作について説明する。本実施例では上述のように、大当りとなった場合の出玉獲得の点で第2の遊技が有利となっている(図6参照)。この利点を活かすために、第2当否抽選値が保留される状態を維持するかぎり、第2の抽選を継続的に実行させる(第2当否抽選値を優先的に消化させる)処理を実行している。一方、第2の抽選を継続的に実行させるためには、第2当否抽選値の保留を絶やさぬよう維持する必要がある。この点、特に時短中(入球容易状態)においては第2始動入賞口63の入球容易性が格段に向上するため、集中的にその入球を促進して保留状態を維持するのが遊技者に効率的となる。他方、入球容易状態においても打ち出した全ての遊技球が第2始動入賞口63に入球するわけではないため、その入球容易状態を機に打ち出しが促進されることは遊技ホールにとっても望ましい。
そこで本実施例では、入球容易状態において、次述の保留表示演出と特殊演出とを効果的に制御することにより遊技者に遊技球の打ち出しを促し、遊技機の実質的な稼働率を向上させる。ここで、「保留表示演出」は、当否抽選値の保留状態と保留の内容(抽選結果)を演出的に示すことにより遊技者の期待感を煽る演出として構成され、保留数に対応する保留対応画像を表示させるものである。「特殊演出」は、第2始動入賞口63への入球数に応じて演出内容が特定の結末に向けて進行するとともに、その結末への到達が抽選結果が大当りであることを示唆する演出であり、本実施例ではバトル演出として構成される。具体的には、バトル演出において登場する味方キャラクタが大勢の敵キャラクタを殲滅できれば15R確変大当りの発生が確定するものである。遊技者による操作ボタンの連打と第2始動入賞口63への入球という2つの介入が促され、その介入如何によって敵キャラクタの殲滅の実現可能性が変化する。このような演出表示制御により興趣溢れる遊技性を実現するとともに、遊技球の打ち出しを促進する。なお、本実施例では、操作ボタンの連打を促す演出と第2始動入賞口63への入球を促す演出とを連動させるが、変形例においてはこれらを連動させずにそれぞれのタイミングで表示させるようにしてもよい。また、特殊演出においていずれか一方の演出のみを表示させるようにしてもよい。
図14および図15は、演出表示装置に表示される特殊演出の画面例を表す図である。図14(a)に示すように、演出表示装置60の表示領域194には、その略中央の領域に装飾図柄190が変動表示される他、その装飾図柄190の変動表示に重ねられるように、各種演出の画像が表示される。また、装飾図柄190の変動表示に干渉しない下方の特定表示領域202,204に第1の遊技の保留表示演出、第2の遊技の保留表示演出がそれぞれ表示される。
すなわち、表示領域194の左下の特定表示領域202には、第1保留手段144により保持される当否抽選値(第1当否抽選値)の保留状態がランプをモチーフとした保留対応画像206の態様により表示される。図示の例では、その保留数の上限値と同数(本実施例では4つ)のランプ画像のうち、現在の保留数に相当する2つのランプが点灯表示されている。特定表示領域202における4つのランプ画像は、第1保留手段144による第1当否抽選値の保留が追加されるごとに、左方から順次追加点灯され、保留が消化されるごとに右方から消灯される。演出上は、保留対応画像206が左端側から順次消化されてその点灯状態が左方へシフトするように表示される。
表示領域194の右下の特定表示領域204には、第2保留手段146により保持される当否抽選値(第2当否抽選値)の保留状態がランプをモチーフとした保留対応画像206の態様により表示される。図示の例では、その保留数の上限値と同数(本実施例では4つ)のランプ画像のうち、現在の保留数に相当する2つのランプが点灯表示されている。特定表示領域204における4つのランプ画像は、第2保留手段146による第2当否抽選値の保留が追加されるごとに、左方から順次追加点灯され、保留が消化されるごとに右方から消灯される。演出上は、保留対応画像206が左端側から順次消化されてその点灯状態が左方へシフトするように表示される。
そして、時短中(入球容易状態)における事前判定により、第2の遊技について保留数が3以上であり、かつ予め定める特定の抽選結果が保留された場合、図14(b)に示すように保留対応画像206として通常の形態(黄色)と異なる赤色の特定保留対応画像208が表示され、特殊演出としてのバトル演出が開始される。本実施例では、その特定の抽選結果として15R確変大当りの可能性が相対的に高い抽選結果の組合せが設定される。具体的には、時短中(入球容易状態)に送信された第2の抽選の事前判定情報として、当否範囲として大当り確定を示す「1」または外れ確定を示す「3」、図柄範囲として15R確変大当りを示す「1」または外れを示す「4」、変動パターン範囲としてスーパー1を示す「1」または「4」が送られた場合に特定保留対応画像208が表示され、バトル演出が開始される。すなわち、特定保留対応画像208に対応する抽選結果が15R確変大当りまたは外れであり、変動パターンがスーパー1となるときに特殊演出が開始される。なお、本実施例では特殊演出の表示時間を十分に確保するために保留数が3以上であることをその表示条件としたが、変形例においては、保留数が2以下であっても特殊演出を表示させるようにしてもよい。
このとき、図示のように、装飾図柄190が画面隅の目立たない位置に退避される形で小さく表示される。なお、変形例においては、装飾図柄190を透過表示させて目立たなくしてもよい。特殊演出が開始されると、図14(c)に示すように操作ボタン82の入力(連打)を促す画面が表示される。このバトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとの間で勝敗を決めるゲームの演出であり、味方キャラクタが大勢の敵キャラクタの殲滅に成功した場合、それが15R確変大当りの確定を示唆する。遊技者は、そのバトル演出の過程で敵キャラクタの減り具合からその殲滅に成功する成功演出が表示されるか、殲滅に失敗する失敗演出が表示されるかを予測する。
このバトル演出は、特定保留対応画像208の消化による図柄変動が終了するまで複数回の図柄変動の期間にわたって表示される。遊技者が画面の要求にしたがって操作ボタン82の操作入力を行うと、図15(a)〜(c)に示すように、その入力ごとに所定数の敵キャラクタが減少する。すなわち、遊技者の介入を前提とする対戦ゲームの演出が表示される。ただし後述のように、必ずしも連打数に比例して敵キャラクタが減少するわけではなく、第2当否抽選値の保留数や第2始動入賞口63への入球数に応じてその減少率が異なる。すなわち、第2当否抽選値の保留数が多くなるほど、さらに保留上限数を超えて第2始動入賞口63への入球があるほど、敵キャラクタの減少率が向上する。また、連打を続ければ必ずしも敵キャラクタを必ず殲滅できるわけではなく、第2当否抽選値の保留数や第2始動入賞口63への入球数に応じて敵キャラクタを減らすことができる限界値が段階的に設定される。このため、その限界値をゼロに近づけるためにも第2始動入賞口63への入球数を確保する必要がある。
本実施例では、敵キャラクタの残数がその限界値に達すると、図15(d)に示すように、第2始動入賞口63(電チュウ)への入球を促す画面が表示される。遊技者は、その画面にしたがって第2始動入賞口63に入球させることにより、図15(e),(f)に示すように、限界値をゼロに近づけつつ敵キャラクタの殲滅を目指すことができる。このようにして特定保留対応画像208の消化による図柄変動終了までに敵キャラクタを殲滅させることができると、図15(g)に示すように、その図柄変動終了時に味方キャラクタの勝利、つまり敵キャラクタの殲滅に成功したことを示す結果表示(成功演出)が表示される。図示の例では、その成功により「15ラウンドゲット!」と表記され、15R確変大当りであることを示す装飾図柄190が停止表示されている。一方、特定保留対応画像208の消化による図柄変動終了までに敵キャラクタを殲滅させることができなかった場合には、図15(h)に示すように、その図柄変動終了時に味方キャラクタの敗北、つまり敵キャラクタの殲滅に失敗したことを示す「タイムアウト」などの結果表示(失敗演出)が表示される。
このように、特殊演出においては操作ボタン82の操作による遊技者の介入が演出に反映される。このため、特殊演出中は操作ボタン82を介した操作入力に応じた演出表示制御が実行される。すなわち、演出決定手段132は、操作入力1回あたりの敵キャラクタの減少量と、操作入力1回あたりの待ち時間(先の操作入力の受け付けを有効としてから後の操作入力の受け付けを有効とするまでの待ち時間)が抽選値に対応づけられた減算テーブル(「変化量決定テーブル」および「待ち時間決定テーブル」に対応する)を保持する。また、上述のように、操作ボタン82の操作がなされても、第2始動入賞口63への入球数に応じた限界値が設定される。演出決定手段132は、第2始動入賞口63への入球数(カウント値)と限界値との関係が抽選値に対応づけられた減少限界設定テーブルを保持する。すなわち、第2始動入賞口63に入球数に応じた敵キャラクタの減少限界が異なる複数種の減少限界パターンが設けられており、特殊演出の開始に先立ってその減少限界設定テーブルを用いた抽選が行われ、いずれかの減少限界パターンが選択される。
図16は、減算テーブルを模式的に示す図である。
演出決定手段132は、バトル演出の演出過程において図示の減算テーブルを参照する。この減算テーブルには、現在の第2始動入賞口63への入球状態と現在の敵キャラクタの残数範囲に応じた敵キャラクタの減少効率、つまり操作入力1回あたりの敵キャラクタの減算数と操作入力1回あたりの待ち時間とが定められている。本実施例では敵キャラクタの初期数が1000とされている。例えば第2当否抽選値の保留数が1である場合、敵キャラクタの残数が「1000〜101」であれば減算数として223、待ち時間(1回操作入力をしてから次の操作入力が有効(受け付け可能)となるまでの待ち時間)として500msが設定される。敵キャラクタの残数が「100〜11」であれば減算数として9、待ち時間として100msが設定される。敵キャラクタの残数が「10〜1」であれば減算数として1、待ち時間として50msが設定される。減算数が大きいほど、また待ち時間が短いほど、早期に敵キャラクタを殲滅できる可能性が高くなる。
すなわち、第2当否抽選値の保留数が多いほど、つまり保留上限数4に近いほど、相対的に早期に敵キャラクタが減少するように設定されている。特に保留上限数を超えて第2始動入賞口63へ入球がある場合、つまり保留がオーバフローの状態になると敵キャラクタの減少効率がさらに向上する設定となっている。図示の例では、保留がオーバフローの状態でさらに第2始動入賞口63に3球以上の入球があると、最も高い減少効率が得られるようになっている。このような設定により遊技球の打ち出しを促し、保留がオーバフローの状態となってもその打ち出しの促進を図れるようになっている。
図17は、減少限界設定テーブルを模式的に示す図である。図17(a)は特定保留対応画像208に対応する当否抽選結果が外れである場合に参照されるテーブルであり、図17(b)は特定保留対応画像208に対応する当否抽選結果が15R確変大当りである場合に参照されるテーブルである。演出決定手段132は、バトル演出の開始に先立ち、その開始契機となった当否抽選の結果が外れである場合に図17(a)に示す第1減少限界設定テーブルを参照する。この第1減少限界設定テーブルにおいては、減少限界パターン1〜15が設けられ、パターン抽選値「0〜255」が割り当てられている。
第1減少限界設定テーブルの各減少限界パターンには、特殊演出が開始されてからの第2始動入賞口63への累積入球数に応じた減算後の限界値が定められている。例えば減少限界パターン1においては、累積入球数が「0」または「1」であれば限界値として962、累積入球数が「2」または「3」であれば限界値として214、累積入球数が「4」または「5」であれば限界値として96、累積入球数が「6」以上であれば限界値として1が設定される。すなわち、基本的には操作ボタン82の操作入力1回あたりに減算テーブルにより設定された減算数分だけ敵キャラクタを減らすことができるが(図16参照)、たとえ連打を繰り返しても減少限界パターンによる限界値を超えることはできない。このため、減少限界パターン1が選択された場合、例えば累積入球数が「1」である場合には、操作ボタン82を連打したとしても、敵キャラクタは962までしか減少せず、さらに減らすためには入球数を増やす必要がある。累積入球数が「2」になると、連打によって敵キャラクタを214まで減らすことができる。
ただし、第1減少限界設定テーブルは特殊演出の開始契機となった当否抽選結果が外れであったときに参照されるテーブルであるため、入球数が「8」以上となってもいずれの減少限界パターンも限界値がゼロにはならない。つまり敵キャラクタを殲滅させることはできないようになっている。このため、遊技者はその介入により第2始動入賞口63への入球と操作ボタン82の連打を確保しても敵キャラクタを殲滅させることができず、失敗演出をみることになる。この第1減少限界設定テーブルにおいては、減少限界パターン1から15に向けて徐々に限界値が小さくなりやすくなる傾向にあるが、その限界値が小さくなりやすいパターンの選択確率は相対的に低くなっている。つまり、第1減少限界設定テーブルにおいては限界値が小さくなり難く設定されており、15R確変大当りを獲得できないという事実に整合したものとなっている。
一方、バトル演出の開始契機となった当否抽選の結果が15R確変大当りである場合には、演出決定手段132は、図17(b)に示す第2減少限界設定テーブルを参照する。この第2減少限界設定テーブルにおいては、減少限界パターン1〜17が設けられ、パターン抽選値「0〜255」が割り当てられている。
第2減少限界設定テーブルの各減少限界パターンには、第2始動入賞口63への累積入球数に応じた減算後の限界値が定められている。例えば減少限界パターン1においては、第1減少限界設定テーブルの減少限界パターン1に近似した傾向を有するが、累積入球数が「8」以上であれば限界値としてゼロが設定される(図中太枠参照)。このため、遊技者がその介入により第2始動入賞口63への入球と操作ボタン82の連打を確保すれば、敵キャラクタを殲滅させることができ、成功演出をみることができる。この第2減少限界設定テーブルにおいては、減少限界パターン1から15に向けて徐々に限界値が小さくなりやすくなる傾向にある。なお、減少限界パターン16は、いわゆるプレミア的なパターンであり、第2始動入賞口63への入球がゼロであっても敵キャラクタを殲滅させることができる。また、減少限界パターン17は、累積入球数が少なくても敵キャラクタの残数を速やかに減少させることができるが、少なくなってから殲滅させるまでに時間を要する内容となっている。この第2減少限界設定テーブルにおいては、限界値が小さくなりやすいパターンの選択確率が相対的に高くなっている。つまり、第2減少限界設定テーブルにおいては限界値が小さくなりやすく設定されており、15R確変大当りを獲得できるという事実に整合したものとなっている。
図18は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、一般入賞口72、作動口68、第1大入賞口91、第2大入賞口92などへ入球した場合の処理を実行する(S10)。そして、通常遊技中であれば(S12のY)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、通常遊技中でなければ(S12のN)、特別遊技の制御処理(S16)や、小当り遊技の制御処理を実行する(S17)。そして、第2始動入賞口63の開放態様を決定するための開放抽選制御処理を実行し(S18)、S10からS18までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S19)。なお、S16の特別遊技とS17の小当り遊技は同時に実行されることはなく、一方が実行されるときは他方は作動回避される。
図19は、図18におけるS10の入球処理を詳細に示すフローチャートである。入球判定手段110は、始動入賞口(第1始動入賞口62または第2始動入賞口63)への入球が検出されると(S200のY)、その始動入賞口に対応する規定賞球数をセットする(S202)。そして、当否抽選値を取得し(S204)、保留制御手段116による当否抽選値の保留数が4未満であるか否かを参照してさらなる保留が可能な状態であれば(S206のY)、その当否抽選値について先読みによる事前判定処理を実行し(S208)、その当否抽選値を保留制御手段116に保留する(S210)。S206において保留数が上限に達していてさらなる保留が不可能な場合は(S206のN)、始動入賞口への入球情報のみを演出決定手段132へ送信する(S211)。S200において入球検出がない場合には(S200のN)、S202からS210の処理をスキップする。
作動口68に入球があった場合(S212のY)、普図抽選値を取得し(S214)、保留制御手段116による普図抽選値の保留数が4未満であるか参照してさらに保留可能な状態であれば(S216のY)、その普図抽選値を保留制御手段116に保留する(S220)。S212において作動口68への入球がない場合は(S212のN)、S214からS220までの処理をスキップする。S216において保留数が上限に達していてさらなる保留が不可能な場合には(S216のN)、S220の処理をスキップする。
一般入賞口72に入球があった場合(S222のY)、一般入賞口72に対応する規定賞球数をセットする(S224)。一般入賞口72への入球がないときは(S222のN)、S224の処理をスキップする。
大入賞口(第1大入賞口91または第2大入賞口92)に入球があった場合(S226のY)、大入賞口に対応する規定賞球数をセットする(S228)。大入賞口への入球がないときは(S226のN)、S228の処理をスキップする。
図20は、図19におけるS208の事前判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、事前当否判定テーブルを参照して事前当否判定を実行し(S230)、その判定結果として当否範囲を示す値を設定し(S232)、事前図柄判定テーブルを参照して事前図柄判定を実行し(S234)、その判定結果として図柄範囲を示す値を設定し(S236)、事前パターン判定テーブルを参照して事前パターン判定を実行し(S238)、その判定結果として変動パターン範囲を示す値を設定する(S240)。以上のように設定された事前判定結果の値が、第1の抽選と第2の抽選のいずれであるかを示す値、保留の個数、保留順序等の情報とともに送信バッファに一時保存され、サブ基板104の演出決定手段132へ送信される(S242)。
図21は、図18におけるS14の通常遊技制御処理の全体的な過程を示すフローチャートである。この通常遊技制御処理は、サブ基板104における先読み処理が実行され(S250)、メイン基板102における特別図柄変動処理の実行(S252)、サブ基板104における装飾図柄変動処理の実行(S254)が、繰り返し処理される。
図22は、図21におけるS250の先読み処理を詳細に示すフローチャートである。本実施例では、いわゆる先読みによって得られる事前判定情報に基づき、図柄変動とともに特殊演出を表示させるか否かが判定される。演出決定手段132は、事前判定情報として受信した当否抽選の当否範囲、図柄範囲、変動パターン範囲、当否抽選値の保留数、第2始動入賞口63への入球情報(オーバフロー情報)に基づき、特殊演出の開始有無およびその特殊演出の内容を決定する。演出表示制御手段134は、その決定にしたがって演出を表示する。
すなわち、サブ基板104がメイン基板102から事前判定情報を受信した場合(S260のY)、演出決定手段132は、保留数の情報に基づいて保留表示演出の内容を決定し、演出表示制御手段134が保留表示の更新を実行する。すなわち、図14(a)等に示した保留対応画像206としてのランプ画像の点灯を増加させる表示処理を実行する(S262)。事前判定情報が未受信であれば(S260のN)、S262の処理をスキップする。
演出決定手段132は、特殊演出が未だ開始されていなければ(S263のN)、事前判定情報に基づき、特殊演出を表示させるための特殊演出条件が満たされたか否かを判定する。具体的には、時短中(入球容易状態)であり、第2当否抽選値の保留数が3以上であり、事前情報として受信した当否範囲が「1」または「3」、図柄範囲が「1」または「4」、変動パターン範囲が「1」または「4」であれば特殊演出条件が満たされたと判定し(S264のY)、特殊演出フラグをオンに設定する(S266)。なお、本実施例でのフラグの設定は、メモリの所定領域におけるビット値を0から1、もしくは1から0に設定することでもよい。
そして、特殊演出を制御するために第2始動入賞口63への入球数をカウントする入球カウント処理を開始する(S268)。特殊演出条件が満たされない場合(S264のN)、S266およびS268の処理をスキップする。既に特殊演出が開始されていれば(S263のY)、S264からS268の処理をスキップする。
図23は、図22のS268にて開始された入球カウント処理を詳細に示すフローチャートである。図19のS208の事前判定処理にて送信された保留情報およびS211にて送信された入球情報に基づき、第2始動入賞口63への入球があった場合には(S310のY)、特殊演出開始からの第2始動入賞口63への累積入球数N2を1インクリメントする(S312)。このとき、第2保留手段146による第2当否抽選値の保留数が既にその上限数(本実施例では4)に達していれば(S314のY)、保留のオーバフロー数Neを1インクリメントする(S316)。
一方、第2当否抽選値の保留数が上限数に達していなければ(S314のN)、オーバフロー数Neをゼロにクリアする(S318)。第2始動入賞口63への入球がない場合には(S310のN)、S312からS318の処理をスキップする。そして、特殊演出フラグがオフ、つまり特殊演出の開始契機となった保留にかかる図柄変動が終了すると(S320のY)、第2始動入賞口63への累積入球数N2およびオーバフロー数Neの双方をゼロにクリアし(S322)、本処理を終了する。特殊演出フラグがオンであれば(S320のN)、S322の処理をスキップする。
図24は、図21におけるS252の特別図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。まだ図柄変動表示が開始されていない場合(S20のN)、第2特別図柄193の変動表示タイミングであれば(S22のY)、第2抽選手段128が第2保留手段146から第2当否抽選値を読み出して当否判定を実行し(S24)、第2特別図柄193の停止図柄を決定し(S26)、第2特別図柄193の変動パターンを決定する(S28)。そして、第2特別図柄193の図柄変動が開始される(S38)。一方、第2特別図柄193の変動表示タイミングでなく(S22のN)、第1特別図柄192の変動表示タイミングであれば(S30のY)、第1抽選手段126が第1保留手段144から第1当否抽選値を読み出して当否判定を実行し(S32)、第1特別図柄192の停止図柄を決定し(S34)、第1特別図柄192の変動パターンを決定する(S36)。そして、第1特別図柄192の図柄変動が開始される(S38)。
なお、第1特別図柄192の変動表示タイミングであるか、第2特別図柄193の変動表示タイミングであるかは、第2保留手段146に第2当否抽選値が保留されているか否かに加え、図柄変動中であるか否か応じて決定される。本実施例では上述のように、第2保留手段146が保留する第2当否抽選値を第1保留手段144が保留する第1当否抽選値よりも優先的に消化し、第1特別図柄192よりも第2特別図柄193の変動表示を優先的に実行する。したがって、第2保留手段146が第2当否抽選値を保留していれば、次の変動表示タイミングには第2特別図柄193の変動表示が開始されることになる。第2保留手段146が第2当否抽選値を保留しておらず、第1保留手段144のみが第1当否抽選値を保留している場合、次の変動表示タイミングには第1特別図柄192の変動表示が開始されることになる。
第2特別図柄193の変動表示タイミングでなく(S22のN)、第1特別図柄192の変動表示タイミングでもなければ(S30のN)、本図のフローを終了する。一方、既に図柄変動表示が開始されている場合は(S20のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動の停止タイミングに達していれば(S42のY)、図柄変動の停止処理を実行する(S44)。図柄変動の停止タイミングに達していないときは(S42のN)、S44をスキップする。
図25は、図24におけるS44の図柄変動停止処理を詳細に示すフローチャートである。まず図柄変動を停止する処理を実行し(S50)、当否抽選の結果が大当りであった場合(S52のY)、時短(入球容易状態)を伴う図柄であれば(S54のY)、時短の設定をオンする(S56)。時短を伴う図柄でなければ(S54のN)、S56の処理をスキップする。さらに確変を伴う図柄であれば(S58のY)、確変の設定をオンし(S60)、確変を伴う図柄でなければ(S58のN)、確変の設定をオフする(S62)。そして、特別遊技へ移行する(S64)。15R大当りである場合は15R特別遊技へ移行し、2R大当りである場合には2R特別遊技へ移行する。なお、ここで設定された確変のオンおよび時短のオンは、特別遊技の終了後に有効となる。ただし、本実施例においては大当りが全て時短を伴うため(図6参照)、S54,S56において時短の設定は必ずオンにされることになる。
一方、大当りでなかった場合には(S52のN)、時短中であれば(S66のY)、その時短の終期となっていれば(S68のY)、時短の設定をオフにする(S70)。既に述べたように、時短の終期は、確変の終期と同じかまたは終期回数(100回)に到達したことである。時短の終期となっていなければ(S68のN)、S70の処理をスキップする。時短中でなければ(S66のN)、S68およびS70の処理をスキップする。そして、小当りであった場合には(S72のY)、小当り遊技へ移行する(S74)。小当りでなかった場合、つまり外れであった場合には(S72のN)、S74の処理をスキップする。
図26は、図21におけるS254の装飾図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。サブ基板104の演出決定手段132がメイン基板102から変動開始コマンドを受信した場合(S280のY)、受信した当否判定結果および特別図柄の停止図柄に応じて装飾図柄の停止態様を決定する(S282)。また、受信した当否判定結果および変動パターンに応じて変動演出パターンを決定し(S284)、予告演出パターンを決定する(S286)。
そして、特殊演出フラグがオンになっていれば(S288のY)、未だ特殊演出が開始されていなければ(S290のN)、特殊演出の演出パターンを設定する(S292)。すなわち、S286にて決定された予告演出パターンに差し替えるように特殊演出パターンを設定し、特殊演出を開始する(S294)。既に特殊演出が開始されていれば(S290のY)、S292およびS294の処理をスキップする。特殊演出フラグがオフであれば(S288のN)、S290からS294の処理をスキップする。そして、演出表示制御手段134は、装飾図柄190による図柄変動演出、予告演出、特殊演出などの表示制御を開始する(S296)。
変動開始コマンドを受信していない場合には(S280のN)、S282からS296の処理をスキップする。そして、既に装飾図柄の変動表示が開始済みであれば(S298のY)、その演出表示処理を実行し(S300)、メイン基板102から変動停止コマンドを受信したときは(S302のY)、S282で決定された停止態様にて装飾図柄を停止表示させることで図柄変動表示を停止する(S304)。変動停止コマンドをメイン基板102から受信していないときは(S302のN)、S304をスキップする。変動表示が開始済みでないときは(S298のN)、S300からS304をスキップする。
図27は、図26のS294にて開始された特殊演出処理を詳細に示すフローチャートである。この特殊演出処理は、その特殊演出の開始契機となった保留にかかる図柄変動が終了するまで所定の周期にて繰り返し実行される。すなわち、演出決定手段132は、まず図22のS260にて取得した事前判定情報を取得する(S370)。そして、特殊演出の開始契機となった保留にかかる当否範囲に基づいて図17に示した減少限界設定テーブルを参照して減少限界パターンについてのパターン抽選を実行し、減少限界パターンを設定する(S371)。すなわち、当否範囲が「1」つまり当否抽選結果が15R確変大当りであれば図17(b)の第2減少限界設定テーブルを参照していずれかの減少限界パターンを設定し、当否範囲が「3」つまり当否抽選結果が外れであれば図17(a)の第1減少限界設定テーブルを参照していずれかの減少限界パターンを設定する。
続いて、図23の入球カウント処理にて記録した累積入球数N2およびオーバフロー数Neの情報等に含まれる入球情報を取得する(S372)。そして、現在の第2当否抽選値の保留数、オーバフロー数Ne、および現在の敵キャラクタの残数を用いて図16に示した減算テーブルを参照し、操作入力1回あたりの敵キャラクタの減算数ΔNを設定し(S374)、操作入力1回あたりの待ち時間を設定する(S376)。また、S371にて設定した減少限界パターンを参照し、現在の累積入球数N2に対応する減少限界値NBを設定する(S378)。
続いて、演出表示制御手段134は、図14に示した入力画面を表示し、遊技者に操作ボタン82を介した操作入力(連打)を促す(S380)。そして、待ち時間が経過すると(S382のY)、遊技者の操作入力があったか否かを判定する。本実施例では、操作ボタン82の操作入力があった場合にこれを示す入力フラグがオンにされるので、その入力フラグの状態をみて操作入力の有無を判定する。このとき、遊技者の操作入力があれば(S384のY)、敵キャラクタの残数Nから減算数ΔNを差し引いた値である更新値(N−ΔN)を演算する。その更新値(N−ΔN)が限界値NB以上であれば(S386のY)、残数Nをその更新値(N−ΔN)に更新し(S388)、敵キャラクタが更新後の残数Nとなるよう減少させる表示制御を実行する(S390)。一方、その更新値(N−ΔN)が限界値NBよりも小さければ(S386のN)、残数Nを限界値NBに更新または維持し(S392)、図15(d),(e)に示したような第2始動入賞口63への入球を促す入球示唆表示を実行する(S394)。遊技者の操作入力がなければ(S384のN)、S386からS394の処理をスキップする。このとき、特殊演出が終了していなければ(S396のN)、S372に戻り、同様の処理を繰り返す。特殊演出が終了すると(S396のY)、図15(g),(h)に示したような特殊演出の結果を表示し(S398)、特殊演出フラグをオフにして本処理を終了する(S400)。
図28は、図18におけるS16の特別遊技制御処理の全体的な過程を示すフローチャートである。当否抽選の結果が大当りであった場合(S90のY)、すでに特別遊技が開始済みであって(S92のY)、大入賞口66が開放済でなければ(S98のN)、大入賞口66の開放処理を実行する(S100)。このとき、設定された大当り演出の表示も開始する。大入賞口66が開放済みであれば(S98のY)、大入賞口66の閉鎖処理を実行する(S102)。その結果、大入賞口66が閉鎖状態になっていれば(S104のY)、S106へ移行する。閉鎖状態でなければ(S104のN)、S106以降の処理をスキップして本処理を一旦終了する。一方、S92において特別遊技が開始済みでない場合は(S92のN)、特別遊技を開始して(S94)、その開始デモ演出の表示を開始し(S96)、本処理を一旦終了する。
S106においては、特別遊技中の演出であるデモ演出中であるか否かを判定する。なお、ここでいう「デモ演出」は、開始デモ演出および終了デモ演出を含む。デモ演出中でなければ(S106のN)、後述する終了フラグを参照して特別遊技終了条件が満たされるか否かを判定し(S110)、特別遊技終了条件が満たされていれば(S110のY)、その終了フラグをオフにしたうえで(S112)、終了デモ演出の表示を開始する(S114)。特別遊技終了条件が満たされていなければ(S110のN)、本処理を一旦終了する。S106にてデモ演出中であると判定され(S106のY)、終了デモ演出が終了した場合(S116のY)、特別遊技を終了し(S118)、特定遊技、すなわち確変、時短、および入球容易状態を開始する(S120)。終了デモ演出が終了していない場合は(S116のN)、S118およびS120の処理をスキップする。大当りでない場合は(S90のN)、本図のS92以降のフローをスキップする。
図29は、図28におけるS100の開放処理を詳細に示すフローチャートである。設定された開閉パターンに基づく大入賞口の開放タイミングとなったとき(S122のY)、開閉制御手段124は、開閉パターンの動作を設定し(S124)、大入賞口を開放させる(S126)。また、現在の単位遊技の繰り返し回数に対応した大当り演出、または繰り返し回数が異なる回数になることに対応した大当り演出を設定して開始する。開放タイミングでないときは(S122のN)、S124およびS126の処理をスキップする。
図30は、図28におけるS102の閉鎖処理を詳細に示すフローチャートである。設定された開閉パターンに基づく大入賞口の閉鎖タイミングとなったとき、開閉制御手段124は大入賞口を閉鎖させる。すなわち、特別遊技中において、入球数による終了条件が満たされるか(S130のY)、入球数による終了条件が満たされなくとも(S130のN)、開放時間による終了条件が満たされれば(S132のY)、大入賞口を閉鎖する(S134)。開放時間による終了条件も満たされなければ(S132のN)、S134以降のフローをスキップする。
なお、この特別遊技における入球数による終了条件は大入賞口への10球以上の入球であり、開放時間による終了条件は、大入賞口の開放開始から開閉パターンに沿った設定時間の経過である。15R特別遊技であれば大入賞口の開放開始から30秒の経過であり、2R特別遊技であれば大入賞口の開放開始から0.5秒の経過である。このとき、単位遊技の繰り返し数が継続上限回数に達していれば(S136のY)、終了フラグをオンにする(S138)。継続上限回数に達していなければ(S136のN)、S138の処理をスキップする。この継続上限回数は15R特別遊技であれば15回であり、2R特別遊技であれば2回である。入球数による終了条件および開放時間による終了条件のいずれも満たされていなければ(S130のN,S132のN)、S134以降の処理をスキップする。
図31は、図18におけるS17の小当り遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。当否抽選の結果が小当りであった場合(S150のY)、既に小当り遊技が開始済みであって(S152のY)、大入賞口(第1大入賞口91または第2大入賞口92)が開放済でなければ(S158のN)、大入賞口の開放処理を実行し(S160)、開放済みであれば(S158のY)、大入賞口の閉鎖処理を実行する(S162)。そして、大入賞口が閉鎖状態になっていれば(S164のY)、S166へ移行する。閉鎖状態でなければ(S164のN)、S166以降の処理をスキップして本処理を一旦終了する。一方、S152において小当り遊技が開始済みでない場合は(S152のN)、小当り遊技を開始し(S154)、開始デモ演出の表示を開始する(S156)。
S166においては、小当り遊技中の演出であるデモ演出中であるか否かを判定する。デモ演出中でなければ(S166のN)、小当り遊技終了条件が満たされたか否かを判定する。ここでは、後述する終了フラグがオンになっていれば、小当り遊技終了条件が満たされることになる。小当り遊技終了条件が満たされていれば(S170のY)、その終了フラグをオフにしたうえで(S172)、終了デモ演出の表示を開始する(S174)。小当り遊技終了条件が満たされていなければ(S170のN)、本処理を一旦終了する。
S166にてデモ演出中であると判定され(S166のY)、終了デモ演出が終了した場合(S176のY)、小当り遊技を終了する(S178)。このとき、小当り終了フラグをオンにしておく(S179)。終了デモ演出が終了していない場合には(S176のN)、S178以降の処理をスキップする。小当りでない場合は(S150のN)、S152以降のフローをスキップする。
図32は、図31におけるS160の開放処理を詳細に示すフローチャートである。設定された開閉パターンに基づく大入賞口の開放タイミングとなったとき(S180のY)、開閉制御手段124は、開閉パターンの動作を設定し(S182)、大入賞口の開放を開始する(S184)。開放タイミングでないときは(S180のN)、S182およびS184の処理をスキップする。
図33は、図31におけるS162の閉鎖処理を詳細に示すフローチャートである。設定された開閉パターンに基づく大入賞口の終了タイミングとなったとき(S190のY)、終了フラグをオンにし(S192)、大入賞口を閉鎖する(S194)。なお、この閉鎖タイミングは、例えば、大入賞口の開放開始から0.5秒の経過したタイミングである。閉鎖タイミングでなければ(S190のN)、S192およびS194の処理をスキップする。
図34は、図18におけるS18の開放抽選制御処理を詳細に示すフローチャートである。普図抽選値が保留されている場合であって(S330のY)、普通図柄が変動表示中でなければ(S332のN)、普図抽選手段136が開放抽選処理を実行する(S334)。この開放抽選処理では、普図抽選手段136は、普通図柄抽選の当否判定を実行し、パターン抽選により普通図柄195の変動時間を設定し、開放態様抽選により第2始動入賞口63の開放パターンを設定する。そして、その抽選結果に応じて普図制御手段153が普通図柄の変動表示を開始する(S336)。S330において普図抽選値が保留されていなかった場合は(S330のN)、S332からS336までの処理がスキップされ、S332において普通図柄が変動表示中であった場合は(S332のY)、S334とS336の処理がスキップされる。続いて、普通図柄の変動表示がすでに開始されていれば(S338のY)、普図制御手段153が普通図柄の変動表示処理を実行し(S340)、普通図柄の変動表示を終了させるべきタイミングに達していれば(S342のY)、普通図柄の変動表示を停止させる(S344)。
このとき普通図柄抽選が当りであれば(S346のY)、S334の開放抽選処理にて決定された開放パターンにしたがって第2始動入賞口63の拡開機構を開放させ(S348)、当りでなければ(S346のN)、S348の処理をスキップする。S338において、普通図柄の変動表示が開始されていなければ、S340からS348までの処理をスキップし(S338のN)、S342において、普通図柄の変動終了タイミングに達していない場合は(S342のN)、S344からS348までの処理をスキップする。また、第2始動入賞口63の拡開機構(普通電動役物65)が開放中の場合であって(S350のY)、その閉鎖タイミングに到達していれば(S352のY)、開閉制御手段124は拡開機構を閉鎖する(S354)。閉鎖タイミングに達していなければ(S352のN)、S354をスキップし、第2始動入賞口63の拡開機構が開放されていないときは(S350のN)、S352およびS354をスキップする。
以上に説明したように、本実施例のぱちんこ遊技機10においては、先読みを用いることにより、入球容易状態において特定の抽選結果が保留されたことを契機に特定保留対応画像による保留表示演出を開始するとともに、図柄変動複数回分の期間にわたり、15R確変大当りを確定有無を煽る特殊演出を表示するようにした。そして、その特殊演出を敵キャラクタの殲滅により15R確変大当りの確定が得られるものとし、第2始動入賞口63への入球数に応じて敵キャラクタの残数を減少させることで遊技者の期待感を煽るようにした。このような設定において、第2当否抽選値の保留数が上限数まで達したオーバフロー状態となったとしても、第2始動入賞口63への入球を続ければ、その入球数に応じて敵キャラクタが減少するようにしたため、早く敵キャラクタを殲滅させたい遊技者の積極的な遊技球の打ち出しを促進することができる。入球容易状態であるために遊技者にとっても損失感は少なく、むしろ敵キャラクタを早く殲滅させて15R確変大当りを獲得するという動機付けを与えることで遊技球の打ち出しを効果的に促進できるようになる。すなわち、本実施例によれば、入球容易状態において第2当否抽選値の保留状態にかかわらず、遊技球の打ち出しを促進することができる。言い換えれば、本来遊技球の打ち出しを促進すべき入球容易状態という遊技状態や、保留表示演出という特定の演出を活かすことができるようになる。
(第2実施例)
本実施例においては、特殊演出の演出内容の変化が操作ボタン82の操作入力に依存しない点で第1実施例と異なる。以下、第1実施例との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略する。本実施例においては、バトル演出における敵キャラクタの殲滅のために操作ボタン82の操作は必要とせず、第2始動入賞口63への入球状態に応じて敵キャラクタを減少させるよう制御する。
図35は、第2実施例にかかる減算テーブルを模式的に示す図である。
この減算テーブルには、敵キャラクタの残数範囲に応じた敵キャラクタの減少効率が、第2始動入賞口63への入球状態に応じて設定される。すなわち、図示の減算テーブルには、第2始動入賞口63への入球1球あたりの敵キャラクタの減算数が定められている。操作ボタン82の操作入力を要しないため、図16に示したような待ち時間は設定されていない。
本実施例においても敵キャラクタの初期数は1000とされている。そして、バトル演出の開始以降に入球があるごとに、その入球による保留も含めた第2当否抽選値の保留数が多いほど、さらにオーバフロー数が多いほど、相対的に早期に敵キャラクタが減少するように設定されている。例えば第2当否抽選値の保留数が2である場合、敵キャラクタの残数が「1000〜101」であれば第2始動入賞口63への入球ごとの減算数として49が設定される。敵キャラクタの残数が「100〜11」であれば入球ごとの減算数として9が設定される。敵キャラクタの残数が「10〜1」であれば入球ごとの減算数として1が設定される。
一方、第2当否抽選値の保留数が上限数の4であり、その上限数を超えて3球以上のオーバフロー数となった場合、敵キャラクタの残数が「1000〜101」であれば第2始動入賞口63への入球ごとの減算数として111が設定される。敵キャラクタの残数が「100〜11」であれば入球ごとの減算数として49が設定される。敵キャラクタの残数が「10〜1」であれば入球ごとの減算数として1が設定される。このように、第2当否抽選値の保留数が多いほど、さらにオーバフロー数が大きくなるほど、早期に敵キャラクタを殲滅できる可能性が高くなる。このような設定によっても遊技球の打ち出しの促進を図ることができる。なお、図17に示した減少限界設定テーブルについてはそのまま用いる。すなわち、バトル演出の開始からの累積入球数に応じて減算後の限界値が定められている。
図36は、特殊演出処理を詳細に示すフローチャートである。本図の処理は、図27に示した特殊演出処理に置き換えて実行される。この特殊演出処理においては、S371にて減少限界パターンが設定された後、バトル演出の画面において第2始動入賞口63への入球を促す表示がなされる(S372)。そして、先読み情報に基づき新たな入球があったと判定すると(S374のY)、図23の入球カウント処理にて記録した累積入球数N2およびオーバフロー数Neの情報等に含まれる入球情報を取得する(S376)。そして、現在の第2当否抽選値の保留数、オーバフロー数Ne、および現在の敵キャラクタの残数を用いて図35に示した減算テーブルを参照し、今回の入球による敵キャラクタの減算数ΔNを設定する(S378)。また、S371にて設定した減少限界パターンを参照し、現在の累積入球数N2に対応する減少限界値NBを設定する(S380)。そして、第1実施例と同様にS386以降の処理を実行する。入球がなかった場合には(S374のN)、S376からS394の処理をスキップする。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
上記実施例では、遊技状態にかかわらず先読みによる事前判定を実行する例を示した。変形例においては、入球容易状態(時短中)であることを条件に先読みを実行する構成としてもよい。また、上記実施例では、特殊演出が第2の遊技に基づいて開始および制御されるにもかかわらず、第1の遊技および第2の遊技の双方において先読みを実行する例を示した。変形例においては、第2の遊技についてのみ先読みによる事前判定を行うようにしてもよい。また、入球容易状態の第2の遊技についてのみ先読みを実行するようにしてもよい。
(変形例2)
上記実施例では、事前判定により特定の抽選結果が保留されたことを契機に、特定保留対応画像の表示とともに特殊演出を開始する例を示した。変形例においては、特定の抽選結果が保留される前に特殊演出を開始するようにしてもよい。例えば、特定の抽選結果と異なる予め定める他の抽選結果が保留されたことを契機に特殊演出を開始し、その特殊演出の過程で特定の抽選結果が保留されたことを契機に特定保留対応画像の表示を開始するようにしてもよい。その場合、その特定保留対応画像の表示が開始されることを契機に減算パターンや減少限界パターンを変更して敵キャラクタの減少効率を向上させるなど、第2始動入賞口63への入球数や入球効率に応じて特殊演出が特定の結末に近づく割合(つまり特殊演出の変化の度合い、変化の進行度)を高めるようにしてもよい。具体的には、図16に示した減算テーブルとは敵キャラクタの減少数が異なる他の減算テーブルを用意し、特定保留対応画像の表示が開始されることを契機にその減算テーブルを切り替えるようにしてもよい。また、特定保留対応画像の表示が開始されることを契機に、図17に示した減少限界設定テーブルを切り替えるようにしてもよい。
あるいは、入球容易状態等の所定の遊技状態に移行されたことを契機に特殊演出を開始するようにしてもよい。その場合も、その特定保留対応画像に対応する抽選結果が15R確変大当り等の予め定める遊技者に有利な抽選結果である場合に、特殊演出を特定の結末に到達させるようにする。
(変形例3)
上記実施例では、特殊演出を15R確変大当りの確定有無を煽る演出とする例を示したが、それ以外の抽選結果の保留有無を煽る演出として構成してもよい。例えば、15R確変大当りに限らず、15R大当りの確定有無を煽る演出としてもよい。さらに、15R大当りに限らず、2R大当り等を含む大当りの確定有無を煽る演出としてもよい。また、上記実施例では特定の大当りの確定有無を事前に示唆する形で特殊演出を開始する例を示したが、例えば現在の遊技状態が確変状態であるか否か等、特殊演出を特定の遊技状態であることを煽る演出として構成してもよい。
(変形例4)
上記第1実施例では、操作ボタン82の操作入力の回数(連打数)に応じて敵キャラクタが減少する例を示した。変形例においては、操作ボタン82の押圧時間(操作時間)の長さに応じて敵キャラクタを減少させるようにしてもよい。その場合においても、その押圧時間の長さによる敵キャラクタの減少に限界値を設け、大入賞口への入球数に応じてその限界値を徐々にゼロに近づけるようにしてもよい。あるいは、一定時間あたりの第2始動入賞口63への入球数(つまり入球率)に応じて敵キャラクタを減少させるようにしてもよい。入球率が高いほど敵キャラクタの減少効率を高めるようにしてもよい。
(変形例5)
上記実施例では、遊技者の操作入力と大入賞口への入球数に応じて敵キャラクタを減少させ、最終的に殲滅させることを目標とする演出内容について説明した。変形例においては、逆に、例えば遊技者の操作入力と大入賞口への入球数に応じて味方キャラクタを増加させ、その味方キャラクタが目標数に達すると敵キャラクタを敗北させることができるなど、より高い目標値又はより大きな目標値に向けて対象となるものの数を変化させる演出内容としてもよい。また、第2実施例と同様に、操作ボタン82の操作入力を条件とせず、第2始動入賞口63への入球数や入球率に応じて対象となるものの数を変化させる演出内容としてもよい。
(変形例6)
上記実施例では、特殊演出として図柄変動複数回分の期間にわたるバトル演出を表示させ、その複数回の図柄変動の過程で対象となる敵キャラクタの数を変化させるようにした。変形例においては、特殊演出として図柄変動複数回分の期間にわたるステップアップ予告演出を表示させるようにしてもよい。なお、「ステップアップ予告演出」は、演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当りへの期待度が高いことを示唆する予告演出である。そして、特定保留対応画像が表示されて以降、第2始動入賞口63への入球があるごとにそのステップアップ予告の段階数を変化させるようにしてもよい。その場合、特定保留対応画像に対応する抽選結果が大当りであれば、ステップアップ予告の最終段階に到達させ、大当りでなければ、ステップアップ予告の最終段階に到達させないようにする。
あるいは、特殊演出を構成するために当り期待度の異なる複数種のリーチ演出を設け、図柄変動複数回分の期間にわたり、リーチ演出を順次表示させるようにしてもよい。例えば、複数種の中に大当り確定を告知する大当り確定リーチ演出を含め、特定保留対応画像に対応する抽選結果が大当りであれば、その特定保留対応画像に対応する図柄変動が終了するまでに大当り確定リーチ演出を出現させ、大当りでなければ、大当り確定リーチ演出を出現させないようにしてもよい。なお、図柄変動時間が短い場合、変動時間値の関係で各リーチ演出を実行できない場合も想定されるため、特殊演出とともに表示されうる各リーチ演出に要する時間値を同一に設定してもよい。あるいは、図柄変動時間が短い場合、特定保留対応画像に対応する抽選結果が消化される前においては、その特定保留対応画像に対応する図柄変動にて表示予定のリーチ演出を示唆する演出を表示させてもよい。あるいは、その表示予定のリーチ演出の一部を表示させてもよい。
(変形例7)
上記実施例では、特殊演出としてバトル演出を設け、第2始動入賞口63への入球数に応じて限界値を設けるものの、敵キャラクタが殲滅に向けて減少する演出を例示した。変形例においては、限界値の設定にかかわらず、第2始動入賞口63への入球ごとにキャラクタ等の表示オブジェクトの表示態様が変化し続けるよう特殊演出を設定してもよい。例えば、第2始動入賞口63への入球がある限り、その入球ごとにキャラクタの繰り出す技が変化するよう演出内容が変化させられるものであってもよい。このような構成により、第2始動入賞口63への入球が全く無駄にならないようにすることで、遊技者の遊技継続意欲を維持できるようになる。
(変形例8)
上記各実施例では、遊技者の操作入力と第2始動入賞口63への入球数に応じて敵キャラクタを常に減少させる方向に変化させ、最終的に殲滅させることを目標とする演出内容について説明した。変形例においては、例えば遊技者の操作入力に応じて敵キャラクタを減少させるものの、遊技者の操作入力が所定時間途絶えることなどを条件に、敵キャラクタが増加するような演出内容とし、そのような敵キャラクタの増減がありつつも最終的に殲滅させることを目標とする演出内容としてもよい。あるいは逆に、例えば遊技者の操作入力と第2始動入賞口63への入球数に応じて味方キャラクタを増加させ、その味方キャラクタが目標数に達すると敵キャラクタを敗北させることができる設定とし、そのなかで遊技者の操作入力が所定時間途絶えることなどを条件に、味方キャラクタが減少するような演出内容としてもよい。そして、そのような味方キャラクタの増減がありつつも最終的に味方キャラクタを目標数に到達させることを目標とする演出内容としてもよい。また、図柄変動中は常に敵キャラクタあるいは味方キャラクタの増減が入球に応じて行われ、当否抽選の結果として特定の結果が保留されることを契機として、いきなり増減の幅が広がる構成としてもよい。
あるいは、遊技者の操作入力の要否にかかわらず、第2始動入賞口63への入球に応じて敵キャラクタを減少させるものの、その入球が所定時間途絶えることなどを条件に、敵キャラクタが増加するような演出内容とし、そのような敵キャラクタの増減がありつつも最終的に殲滅させることを目標とする演出内容としてもよい。あるいは逆に、第2始動入賞口63への入球数に応じて味方キャラクタを増加させ、その味方キャラクタが目標数に達すると敵キャラクタを敗北させることができる設定とし、そのなかで第2始動入賞口63への入球が所定時間途絶えることなどを条件に、味方キャラクタが減少するような演出内容としてもよい。そして、そのような味方キャラクタの増減がありつつも最終的に味方キャラクタを目標数に到達させることを目標とする演出内容としてもよい。
(変形例9)
上記各実施例および変形例においては、特殊演出としてキャラクタの数を増減させる演出を示したが、例えば特定保留対応画像208あるいは画面上の特定の画像オブジェクト(キャラクタなど)の色彩を白→青→黄→緑→赤といった具合に変化させることで目標の色彩への到達有無を演出するものでもよい。また、例えば特定の画像オブジェクトの発光度(明度)を暗→明に変化させることで目標の発光度への到達有無を演出するものでもよい。さらに、特定の画像オブジェクトの大きさや形状を変化させることで目標の大きさや形状への到達有無を演出するものでもよい。あるいは、このような液晶表示画面に限らず、可動物や役物といった造形物の動作態様を変化させたり、それらの発光色を変化させることで目標の動作態様や発光色への到達有無を演出するものとしてもよい。
(変形例10)
上記実施例では、当否抽選値の保留を示す保留対応画像の消化と同時にその当否抽選結果を示す図柄変動が開始される構成を示したが、当否抽選結果を示す図柄変動が終了した後に対応する保留対応画像を消去する構成としてもよい。
(変形例11)
上記実施例では、演出表示装置60における装飾図柄190の表示領域に特殊演出を表示させる例を示した。変形例においては、特殊演出専用の表示装置を別途設けるようにしてもよい。あるいは、演出表示装置60に装飾図柄190とは別に専用の表示領域を設けるようにしてもよい。
(変形例12)
上記実施例では、第1の遊技用の第1大入賞口91、第2の遊技用の第2大入賞口92といった具合に、大入賞口を複数設ける例を示した。変形例においては、例えば第2大入賞口92を省略していずれの遊技においても第1大入賞口91を開放させるようにするなど、共用の大入賞口を1つ設けるようにしてもよい。
(変形例13)
上記実施例では、遊技領域52における相対的に左側に第1始動入賞口62を配置し、相対的に右側に第2始動入賞口63を配置することにより、2つの始動入賞口への入球を打ち分け可能な配置構成とする例を示した。変形例においては、第1始動入賞口62と第2始動入賞口63とを遊技領域52の中央に配置するなど、遊技球の流下通路に沿って並べるように設けてもよい。その場合、第1始動入賞口62の直下に第2始動入賞口63を設け、第2始動入賞口63が拡開していない通常状態においては第1始動入賞口62のほうが入球容易性が高く、第2始動入賞口63が拡開した入球容易状態においては、第2始動入賞口63のほうが入球容易性が高くなるようにしてもよい。
(変形例14)
上記実施例では、大入賞口の短開放が行われる特別遊技(「特定特別遊技」ともいう)のラウンド数を2ラウンドのみとし、単位遊技あたりの大入賞口の開放時間を0.5秒とする例を示した。そして、第1当否抽選値には大当りとして15R大当りと2R大当りの双方が対応づけられているのに対し、第2当否抽選値には大当りとして15R大当りのみが対応づけられる例を示した。つまり、出玉の期待できない大当り(「特定大当り」ともいう)が第1の抽選に対応づけられるのに対し、第2の抽選には対応づけられない構成を例示した。変形例においては、第2の抽選についても特定大当りを対応づけるようにしてもよい。その場合、大当りとして特定大当りが割り当てられる割合が、第1の遊技よりも第2の遊技のほうが小さくなるようにすることで、出玉獲得の点で第2の遊技が有利となるようにしてもよい。
また、上記実施例では、15R特別遊技について単位遊技あたりの大入賞口の開放時間を30秒とする例を示した。変形例においては、同じラウンド数でも大入賞口の開放パターンが異なる特別遊技を設けてもよい。例えば、15R特別遊技として単位遊技あたりの大入賞口の開放時間が30秒の長開放に設定される15R通常特別遊技と、単位遊技あたりの大入賞口の開放時間が0.5秒の短開放に設定される15R特定特別遊技を設けるようにしてもよい。そして、15R特定特別遊技への移行を示す15R特定大当りが大当りとして割り当てられる割合が、第1の遊技よりも第2の遊技のほうが小さくなるようにすることで、出玉獲得の点で第2の遊技が有利となるようにしてもよい。なお、15R特定大当りを第1当否抽選値に割り当て、第2当否抽選値には割り当てないようにしてもよい。
また、15R特定特別遊技として、単位遊技あたりの大入賞口の開放時間が0.1秒の短開放に設定される特別遊技を含めるようにしてもよい。その場合、特定特別遊技の開始から終了までにおける大入賞口のトータルの開放時間(総開状態時間)が予め定める開放基準時間(例えば2秒)未満となるようにしてもよい。そして、小当り遊技として、単位遊技において大入賞口の0.1秒の開放を15回実行するようにし、小当り遊技の開始から終了までにおける大入賞口のトータルの開放時間(総開状態時間)も開放基準時間未満となるようにしてもよい。このような構成においても特定特別遊技と小当り遊技とが大入賞口の開閉態様において共通するため、両者の区別をつき難くして遊技者の期待感を煽る遊技性を実現でき、上記実施例の作用効果を発揮させることができる。その場合、特定特別遊技のラウンド数を15ラウンドで統一するなど、特別遊技のラウンド数を特定特別遊技であるか通常特別遊技であるかによらず共通とすることで、いわゆるラウンド表示灯を設ける必要がなくなる。
(変形例15)
上記実施例では、特殊演出(バトル演出)を表示するために必要十分な時間を確保するために、複数回の図柄変動にわたりうる期間の1変動あたりの変動時間を固定する例を示した。変形例においては、このように1変動あたりの変動時間を固定しなくてもよい。その場合、特定の遊技モードへの移行条件が成立したときに、その成立契機となった当否抽選結果の保留以前に決定された変動時間の合計値に基づいて特殊演出の表示有無や表示する場合の内容を決定してもよい。例えば、抽選結果として特定の結果が保留されたことを契機に特定の遊技モードへの移行条件が成立した場合、それ以前に保留されたいずれかの保留に対応する変動時間ないし変動時間の合計値が基準値以上であれば特殊演出フラグをオンにし、基準値未満であれば特殊演出フラグをオフのままとしてもよい。
あるいは、その変動時間ないし変動時間の合計値にかかわらず、特殊演出フラグをオンにしてもよい。その場合、特殊演出として特に表示時間に制約のない垂れ流しの演出などを設定してもよい。あるいは、特定の遊技モードへの移行条件が成立したときに、特殊演出を表示させるか否かについて抽選を行うようにしてもよい。さらに、その抽選を、特定の遊技モードへの移行条件が成立した後の当否抽選結果の消化ごと(図柄変動ごと)に行うようにしてもよい。このようにすることで、特定の遊技モードへの移行条件の成立契機となった保留がいずれであるのかを遊技者に分かり難くし、どの段階で特定の結果が示されるかにつき、遊技者の期待感を煽ることができるようになる。
(変形例16)
上記実施例では、入球容易状態であることを前提に保留表示演出と特殊演出とを効果的に制御することにより遊技者に遊技球の打ち出しを促進する例を示した。しかし、入球容易状態(第2始動入賞口63の拡開状態時)のみの入球を狙う所謂止め打ちを助長させるのはホール側として好ましくない。すなわち、ホール側としては継続的に遊技球を発射されることが望ましい。そこで、変形例においては、遊技球の発射が常に行われているか否かを発射ハンドル17の操作検知ないし所定入球口(第1始動入賞口62,第2始動入賞口63,作動口68,アウト口58など)や所定領域の遊技球の通過割合(単位時間当たりの)を監視することで、継続的な遊技球の打ち出しが行われているか否かを判定し、その継続的な打ち出しが行われている場合にのみ特殊演出を実行する構成としてもよい。
(変形例17)
上記実施例では、特殊演出としてバトル演出を表示し、早く敵キャラクタを殲滅させたい遊技者の積極的な遊技球の打ち出しを促進するようにした。変形例においては、さらにその打ち出しまたは入球が検出されたこと、またはその打ち出しまたは入球の程度に基づいてプレミア演出等の希少性の高い特定演出を発生させたり確変の直当り演出を発生させるようにしてもよい。ここでいう「確変の直当り演出」は、確変移行確定を告知するものでよい。なお、遊技球の打ち出しまたは入球が検出されない場合には、演出上のペナルティを課すようにしてもよい。すなわち、遊技機の内部処理において15R確変大当りが確定していたとしても、遊技者が介入を躊躇して入球を促進しなかった場合には失敗演出を表示し、確変移行のない通常大当りの発生を示唆するようにしてもよい。また、特殊演出を15R確変大当りの発生を示唆する演出ではなく、ラウンド数の多い大当りの発生を示唆する演出とする場合には、遊技者が入球を促進しなかった場合に失敗演出を表示し、ラウンド数の少ない大当りの発生を示唆するようにしてもよい。
なお、そのように内部状態(確変有無、ラウンド数)と特殊演出の内容とを異ならせる場合、その後の特別遊技において15R確変大当りへ昇格させる大当り演出を行うようにしてもよい。あるいは、特別遊技後の演出において確変状態であることを示唆するようにしてもよい。また、その後の特別遊技においてラウンド数の多い大当りへ昇格させる大当り演出を行うようにしてもよい。
以上、本発明を実施例に基づいて説明した。尚、本願発明は上記実施例や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例や変形例に開示されている複数の構成要素の適宜組合せにより種々の発明を形成しても良いし、上記実施例や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。更に、複数の実施例にわたる構成要素を適宜組み合わせることも可能である。