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JP5875288B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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Description

本発明は、メインインクタンクにインクチューブを介して接続されるサブインクタンクを収容するタンク収容部を備える液体噴射装置に関する。
インクジェットプリンタにおいては、比較的大量のインクが必要とされる印刷に対応する場合がある。例えば、特許文献1にも示されるように、サブインクタンクが、インクを吐出するインク吐出部を備える記録ヘッドユニットに設けられるともに、サブインクタンクにインクを供給するメインインクタンクが、別個にプリンタ本体に設けられる場合がある。記録ヘッドユニットのサブインクタンクとメインインクタンクとは、インク供給経路を形成するインク供給用チューブにより接続されている。これにより、各メインインクタンクのインク貯留部からの各インクが、インク供給用チューブ群を介して個別のサブインクタンクに供給されることとなる。
また、例えば、シリアルインクジェットプリンタは、上述の記録ヘッドユニットを着脱可能に搭載したキャリッジが記録媒体の記録面に対し往復移動しながら、記録ヘッドユニットがインクを記録媒体の記録面に対し吐出することで印字を行うものとされる。そのようなシリアルプリンタでは、記録ヘッドユニットにインク供給を行う際、このキャリッジの往復移動に伴う加減速によって、記録ヘッドユニット内のインクの圧力変動が起こる場合がある。インクの圧力変動が起こる場合、記録ヘッドユニットにおけるインク吐出部のインク吐出が不安定になる恐れがある。特に、高速印字のためにキャリッジが高速で往復移動する場合、加減速によるインクの圧力変動の影響が大きくなる。
この問題の対策として、特許文献1にも示されるように、記録ヘッドユニット内にインク圧力を調整する圧力調整部を備えるサブインクタンクを搭載することが提案されている。
記録ヘッドユニットにおけるインク吐出部に対し上流側となる部分に圧力調整部としての負圧発生機構を設けることにより、インク吐出部はキャリッジの往復運動による記録ヘッドユニット内のインクの圧力変動の影響を受けずにインクを吐出することができる。従って、このタイプのプリンタにおいては、記録ヘッドユニット内にサブインクタンクを設置するスペースが必要となる。
上述のようなプリンタにおいて、そのインク供給用チューブの一端に設けられるニードル保持部材のニードル(特許文献1参照)は、サブインクタンクに連通する記録ヘッドユニットのニードル受容部に対しシール部材を介して挿脱可能とされる。例えば、記録ヘッドユニットに不良が発生した場合、あるいは、記録ヘッドユニットの使用期間がその寿命に達し、その交換が必要となった場合、記録ヘッドユニットの交換のためニードル保持部材のニードルが記録ヘッドユニットのニードル受容部から取り外される。一方、シール部材を介してニードルとニードル受容部との接続を行う場合、各ニードルの先端と各シール部材の当接面の摩擦によるニードルの挿入方向に沿った全荷重が、記録ヘッドユニットのニードル受容部を形成する外郭部に作用することとなる。その際、これらのニードルの挿入力によってプリンタ本体や記録ヘッドユニットの破損、ニードルとニードル受容部との相互間におけるインク漏れなどの不具合が生じないことが必要とされる。
さらに、例えば、特許文献2にも示されるように、加圧ポンプの加圧空気により、各メインインクタンク内のインクが、インク供給用チューブ群を通じて記録ヘッドユニットに供給されるものが提案されている。
特開2002−307712号公報 特開2006−255965号公報
上述したような記録ヘッドユニットに供給するインクの色数が比較的少ない場合には、ニードルおよびサブインクタンクのニードル受容部におけるシール部材の個数も少ない。従って、接続作業時、シール部材を介して記録ヘッドユニットの外郭部に作用するニードルの挿入方向に沿った挿入力は小さい。
しかし、インクジェットプリンタにおいて、高画質な印字が求められるにつれて記録ヘッドユニットに供給するインクの色数が増える傾向にある。このような場合、ニードルおよびシール部材の個数も増えることとなる。それに伴い、記録ヘッドユニットにおける多数のニードル受容部と多数のニードルとがニードル受容部内のシール部材を介して接続される場合がある。この場合、記録ヘッドユニットの外郭部においてシール部材およびニードル受容部が設けられた部分(以下、記録ヘッドユニットの接続端部ともいう)に作用されるニードルの挿入方向に沿った各挿入力の合力が、インクの色数の増大に応じて増すこととなる。
また、上述の高速印字に対応する場合、記録ヘッドユニットの内側にサブインクタンクを設置するのでサブインクタンク搭載のためのスペースを記録ヘッドユニットの内側に確保する必要がある。従って、この構成では、インク色の数を増やすにつれて各インクを収容するサブインクタンクの数が増えることとなる。これにより、記録ヘッドユニットの接続端部に作用する各挿入力の合力が増大し、接続端部の強度不足によってニードルの挿入方向に沿った各挿入力の合力によって接続端部が大きく撓んで変形したりひびが入るなどの破損を生じる可能性がある。
上述の接続端部の変形防止対策として、接続端部の肉厚を増す方法、または、記録ヘッドユニット内のスペースに、ニードルの挿入方向に対し平行な梁を複数設けることにより、その接続端部の強度を増す方法が考えられる。しかしながら、接続端部の肉厚を増すこと、および、上述の梁の数を増やすことは、記録ヘッドユニットの大型化に繋がるという問題を伴うので得策ではない。
以上の問題点を考慮し、本発明は、液体噴射装置であって、液体噴射装置を大型化させることなく、サブインクタンクの個数に応じてタンク収容部の剛性を高めることができる液体噴射装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る液体噴射装置は、インクを吐出する記録ヘッドと、前記インクを保持するインク貯留部を有するインクタンクであって、前記記録ヘッドに前記インクを供給するインクタンクと、前記インクタンクを収容するタンク収容部と、前記タンク収容部の側壁に開口部を形成するシール部材と、前記シール部材の開口部に前記側壁からの抗力に反して挿入されることで、前記インクタンクにインクを供給するインク供給口を有するインク供給針と、を備え、前記タンク収容部は、前記インクタンクを固定する前記側壁に配置された定部と、前記インクタンクを固定する前記側壁以外の位置に配置された定部とを有し、前記側壁に配置された固定部は前記インク供給針を前記タンク収容部の開口部挿入する方向と交わる方向に突出していることを特徴とする。
本発明に係る液体噴射装置によれば、インクタンクを固定する側壁に配置された定部と、インクタンクを固定する側壁以外の位置に配置された定部とを有し、側壁に配置された固定部はインク供給針をタンク収容部の開口部挿入する方向と交わる方向に突出しているので、液体噴射装置を大型化させることなく、タンク収容部の剛性を高めることができる。
本発明に係る液体噴射装置を示す断面図である。 図1に示される液体噴射装置がメインインクタンクに接続された状態を概略的に示す構成図である。 図1に示される液体噴射装置を、チューブ接続用コネクタとともに示す斜視図である。 図3に示される例の平面図である。 図1に示される液体噴射装置の斜視図である。 図1に示される液体噴射装置が、チューブ接続用コネクタに接続された状態を示す断面図である。 図1に示される例におけるサブインクタンク収容部にインク供給針が接続された状態を模式的に示す図である。 (A)は図1に示される例におけるサブインクタンク収容部にインク供給針が接続された場合における動作説明に供される図であり、(B)は、(A)の上面図である。 比較例において、サブインクタンク収容部にインク供給針が接続された状態を模式的に示す図である。 (A)は、図9に示される比較例におけるサブインクタンク収容部にインク供給針が接続された場合における動作説明に供される図であり、(B)は、(A)の上面図である。
図2は、本発明に係る液体噴射装置の一例がメインインクタンクに接続された状態を概略的に示す構成図を示す。
図2において、メインインクタンク14内に収容されるインク袋16IB1〜I6IB12は、インク供給用チューブ12T1〜12T12、および、チューブ接続用コネクタ22を介して記録ヘッドユニット10に着脱可能に接続されている。図2においては、代表的に、1個のインク袋、インク供給用チューブ、チューブ接続用コネクタだけが示されている。記録ヘッドユニット10のサブインクタンク収容部内には、後述するサブインクタンクが搭載される。サブインクタンクは2色のインクを一体で搭載する。12色分のメインインクタンクは、6個のサブインクタンク26ST1〜26ST6の各々の圧力調整部に接続される。
メインインクタンク14は、図示が省略されるが、例えば、インクジェットプリンタ内に配置されている。メインインクタンク14は、タンクケース14C内に12個の小部屋を持ち、それぞれが、1つのインク袋を収容する構成となっている。メインインクタンク14は、12個のインク袋が小部屋に搭載されており、メインインクタンク14内の各小部屋14A1〜14A12は、連通路を介して互いに連通しており、連通路には、一つの加圧ポンプ18が接続される。従って、小部屋14A1〜14A12内の圧力は、連通路を介して、共通のポンプ18により制御されることとなる。
加圧ポンプ18の動作は、図示が省略される制御部により、後述するインク供給チューブに設けられる圧力センサからの検出出力に基づいて制御される。その制御部は、圧力センサからの検出出力に基づいてメインインクタンク14内のインク袋16IB1〜16IB12を空気で加圧するように、加圧ポンプ18によって所定の圧力の加圧空気を連通路に供給する。これにより、加圧空気により押圧されたインク袋16IB1〜16IB12内の各インクが後述する記録ヘッドユニットに供給されることとなる。即ち、各インクが加圧供給されることにより、高速印刷時にも、サブインクタンクまでインクが安定的に供給される。
インク袋16IB1〜16IB12内には、それぞれ、グレイインク、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、所定のインク色の淡インクおよび処理液などが所定量(例えば40cc程度)収容されている。
各インク袋16IB1〜16IB12には、インク供給口としてのスパウト20が設けられている。各インク袋16IB1〜16IB12において、各小部屋14A1〜A12の外周部に露出するスパウト20の一端には、後述するインク供給用チューブ12T1〜12T12の一端が着脱可能に挿入される。インク供給用チューブの一端がスパウト20に接続されると、インク供給用チューブの一端がスパウト20に対し密封されることとなる。
柔軟性を有するインク供給用チューブ12T1〜12T12の他端は、それぞれ、チューブ接続用コネクタ22のチューブ接続部に接続されている。チューブ接続部は、図3および図4に示されるように、チューブ接続用コネクタ22における相対向する表面のうちの一方側に形成されている。チューブ接続部は、後述する各インク供給針の内部通路に個別に連通するポートを複数個有している。インク供給用チューブ12T1〜12T6の他端は、チューブ接続部における一方のポート群(上列のポート群)の各ポートに接続され、インク供給用チューブ12T7〜12T12の他端は、チューブ接続部における他方のポート群(下列のポート群)の各ポートに接続される。
上述したポート群と連通して対となって2列縦隊で設けられるインク供給針22N1〜22N6は、チューブ接続用コネクタ22の他方の表面に突出して形成されてサブインクタンクの開口部に各々挿入される。
チューブ接続用コネクタ22は、後述する記録ヘッドユニット10のサブインクタンク収容部24の接続端部24SWに対し図4において矢印の示す方向に沿って着脱可能とされる。なお、チューブ接続用コネクタ22は、後述するキャリッジに設けられるロック/アンロック機構(不図示)により、記録ヘッドユニット10およびキャリッジCAに対し保持される。
チューブ接続用コネクタ22が後述する記録ヘッドユニット10のサブインクタンク収容部24の接続端部24SWに接続される場合、一対のインク供給針22N1〜22N6は、それぞれ、略同時に接続端部24SWに対し近接される。後述するチューブ接続用コネクタ22の一対のインク供給針22N1〜22N6は、図3においてインク供給針22N1〜22N6の配列方向に対し直交する矢印Yの示す方向に沿って接続端部24SWに対し近接される。
そして、一対のインク供給針22N1〜22N6の先端部が、図6に示されるように、サブインクタンク収容部24の接続端部24SWに形成される開口端としての一対の開口部24a1〜24a6に略同時に挿入される。なお、一対のインク供給針22N1〜22N6は、それぞれ、接続端部24SWに形成される一対の開口部24a1〜24a6(図5参照)に対応している。
これにより、一対のインク供給針22N1〜22N6は、接続端部24SWを通じて後述するサブインクタンク26ST1〜26ST6内に連通する各供給通路に各インクを導入するものとされる。
一対のインク供給針22N1〜22N6は、互いに同一の構造を有するので一対のインク供給針22N1について説明し、他の一対のインク供給針22N2〜22N6についての説明を省略する。
一対のインク供給針22N1のうちの一方のインク供給針は、他方のインク供給針に対して図3において矢印Xが示す方向、即ち、インク供給針22N1〜22N6の配列方向に沿って偏倚した位置に形成されている。従って、一対のインク供給針22N1は、インク供給針22N1の先端を結ぶ直線の仮想の延長線が図3において、矢印Xに対し直交する矢印Zが示す方向に対し交差するように配置されている。
図4に示すように、チューブ接続用コネクタ22における一対のインク供給針22N1および22N3近傍には、それぞれ、位置決めピン22PAおよび22PBが設けられている。また、図5に示すように、位置決めピン22PAおよび22PBは、それぞれ、サブインクタンク収容部24の接続端部24SWに設けられる位置決め孔24THA、および、24THBに挿入される。
記録ヘッドユニット10は、図2に示されるように、記録媒体PAの記録面に対し対向し往復移動可能に配されるキャリッジCAに対し着脱可能に搭載される。キャリッジCAは、記録ヘッドユニット10の記録動作に応じて断続的に搬送される記録媒体PAの搬送方向に対し交差する方向にインクジェットプリンタにおける駆動機構により移動せしめられる。
記録ヘッドユニット10は、図1、図3、および、図4に示されるように、サブインクタンク26ST1〜26ST6と、タンク収容部24Aを内側に有するサブインクタンク収容部24とを主な要素として含んで構成される。また、加えて、記録ヘッドユニット10は、サブインクタンク収容部24の下端部に設けられるインク吐出部30を備えている。サブインクタンク収容部24におけるタンク収容部24Aには、図4および図5に示されるように、サブインクタンク26ST1〜26ST6が互いに平行に配置されている。サブインクタンク収容部24におけるタンク収容部24Aは、相対向する側壁部と、双方の側壁部を連結する配線基板固定用端部、および、一対の開口部24a1〜24a6が形成される接続端部24SWにより囲まれて形成されている。
接続端部24SWにおける一対の開口部24a1〜24a6は、上述のチューブ接続用コネクタ22における一対のインク供給針22N1〜22N6の配列に対応して共通の平面上に形成されている。従って、一対のインク供給針22N1〜22N6が共通の平面上に配され、一対の開口部24a1〜24a6が、チューブ接続用コネクタ22に相対向した接続端部24SWにおける共通の平面上に配されるのでチューブ接続用コネクタ22の小型化が図られる。
図5に示す、一対の開口部24a1、24a2、24a3、24a4、24a5、および、24a6は、それぞれ、図6に示されるように、サブインクタンク内の内部通路に連通するインク供給路に連通している。また、開口部24a1、24a2、24a3、24a4、24a5、および24a6には、図7に模式的に示されるように、それぞれ、環状のシール部材24rが設けられている。これにより、開口部24a1〜24a6にそれぞれ挿入された一対のインク供給針22N1〜22N6の挿入が密封されるのでインク漏れが回避される。
また、図5において、上列に形成される開口部24a1のうちの右側の開口部24a1の下方には、位置決めピン22PAが嵌合される位置決め孔24THAが、形成されている。また、上方側の列に形成される開口部24a4のうちの右側の開口部24a4の下方には、位置決めピン22PBが嵌合される位置決め孔24THBが形成されている。
配線基板固定用端部には、記録動作制御部(不図示)によりキャリッジCA(図2参照)を通じて供給される駆動パルス信号群を後述のインク吐出部30の記録素子基板に伝送する配線基板28が配されている(図6参照)。
タンク収容部24Aの底部を形成する部分には、図1に示されるように、各インク色のインクを個別に貯留するインク貯留部26R2,および、26R4が形成されている。インク貯留部26R2,および、26R4は、それぞれに設けられるインク排出路を通じてインク吐出部30(図6参照)に連通している。
図1に示す、第1のインク貯留部26R1、第2のインク貯留部26R3の各々の下部にシール部材SEが形成されて、シール部材SEが、インク貯留部26R1、26R3を密封する。後述する各サブインクタンク26ST1〜26ST6にも同様にして各々のインク貯留室の第1の貯留室と第2の貯留室とを個別に密封するシール部材が設けられている。
サブインクタンク26ST1〜26ST6は、互いに同一の構造を有するのでサブインクタンク26ST2について説明し、サブインクタンク26ST1,26ST3〜26ST6の説明を省略する。
サブインクタンク26ST2は、ねじ32A、32Bを挿入するための連通孔26Tc、26Tdをサブインクタンク側の固定部として形成する。ねじ32A、32Bは、該連通孔と連続してタンク収容部24A側に形成される挿入孔24c、24dにねじこまれることで、サブインクタンクおよびタンク収容部を固定して所定の位置に保持する。
図7に示すように、ねじ32Aが挿入される固定部を第1の固定部、ねじ32Bが挿入される固定部を第2の固定部とすると、タンク収容部24Aにおける開口部24a1の上方において、各サブインクタンクとタンク収容部とを連結する連結ピン24Pが、タンク収容部を形成する接続端部24SWと一体に形成されている。また、図8Aに示すように、サブインクタンク26ST2側には該連結ピン24Pを嵌合するための嵌合孔26Tbが第3の固定部として形成されている。このようにサブインクタンク26ST2の上端部において第3の固定部が形成されることによって、図8(A)に示す矢印Bの方向に沿ってインク供給針22N1を挿入する際において、該矢印の方向に押圧されるサブインクタンク26ST2(26ST1)およびタンク収容部24Aの上方部において、矢印bの方向に連結ピン24Pが押し返されることにより、後述するようなタンク収容部24´Aがサブインクタンクに近づくように押し倒されて変形することが抑制される。
また、各連結ピン24Pは、図8(B)に示されるように、各サブインクタンク26ST1〜26ST6を固定するねじ32A、32Bの中心を結ぶ中心軸線上に形成される。このような配置によって、インク供給針が挿入される挿入方向(矢印B方向)に沿った上述のねじ32A、32Bの中心を結ぶ中心軸線上において反作用力が働くのでサブインクタンクに対して回転モーメントが生じてサブインクタンクの位置ずれが引き起こされることが抑制される。
次に、サブインクタンクにインクが供給されるメカニズムおよびサブインクタンク26ST2からインクが供給されるメカニズムについて説明する。図1に示した第1の貯留室26R1には、上述した上列側の開口部24a2(図5において右側)からインクが供給されて貯留される。そのインクは、インク吐出部30のインク吐出動作に応じて所定の圧力に調整する圧力調整部26RV1を通じてインク排出通路からインク吐出部30に供給される。圧力調整部26RV1は、サブインクタンク26ST2における第1の貯留室26R1に対し上流側となる位置に設けられている。また、第2の貯留室26R3には、上述した下列の左側の開口部24a2からインクが供給されて貯留される。また、第2の貯留室26R3には、圧力調整部26RV2を通じて供給される異なる色のインクが貯留される。第1の貯留室26R1および第2の貯留室26R3に供給されたインクは、それぞれ、フィルタFIを通じて上述のインク貯留部26R2,および、26R4のインク排出通路からインク吐出部30に供給される。インク吐出部30においては、そのインクが各インク色のインク吐出用記録素子基板に対応した共通液室(不図示)に供給されることとなる。
従って、開口部24a1〜24a6を通じて供給された各インク色のインクは、概ね、サブインクタンク26ST1〜26ST6のインク排出通路からインク吐出部30に供給される。また、各インクが、圧力調整部26RV1、26RV2を通じて図6に矢印で示される方向に沿ってインク吐出部30に供給される。
斯かる構成において、サブインクタンク26ST1〜26ST6をタンク収容部24Aに組み付ける場合について述べる。先ず、サブインクタンク26ST1〜26ST6の第3の固定部(嵌合孔)26Tbがタンク収容部24Aの連結ピン24Pに対し位置合わせされる。次に、サブインクタンク26ST1〜26ST6は、第1の固定部(貫通孔)26Tcおよび第2の固定部(貫通孔)26Tdがそれぞれ、タンク収容部24A内のタンクホルダに当接するまでタンク収容部24A内に挿入される。
次に、ねじ32Aおよび32Bは、それぞれ、第1および第2の固定部(貫通孔)26Tcおよび26Tdを通じてねじ孔24c、24dにねじ込んで挿入される。
また、チューブ接続用コネクタ22が、図7に示されるように、サブインクタンク収容部24の接続端部24SWに接続される場合、一対のインク供給針22N1〜22N6の先端がシール部材24r内に同時に挿入される。これにより、図8(A)に示されるように、一対のインク供給針22N1〜22N6の先端とシール部材24rとの間の摩擦力に起因した挿入力が、タンク収容部24Aに対して挿入方向に作用することとなる。
その際、その挿入力は、第3の固定部(嵌合孔)26Tbおよび連結ピン24Pを介してサブインクタンク26ST1〜26ST6に伝達される。これにより、第1および第2の固定部26Tc、26Tdおよび第3の固定部26Tbによって固定されることで、タンク収容部24Aの剛性が強化されて、インク供給針が開口部に挿入される挿入力に対してはたらく反作用力が効果的に働いて接続端部24SWの変形を抑制することができる。
このような理由でタンク収容部24Aの変形が抑制されることにより接続端部24SWが部分的に変形することがなく、接続端部24SWが変形されないことによって、インク供給針22N1〜22N6の先端が開口部に確実に挿入されて、開口部をシールするシール部材に確実に密封されてインク漏れを抑制することができる。
比較例として、例えば、図9に示されるように、仮に、サブインクタンク26´ST1〜26´ST6がサブインクタンク収容部24´にねじ32A、32Bだけで固定されている場合を考える。このような場合、図10(A)に示されるように、インク供給針22N1の先端がシール部材24´r内に挿入された際に、矢印Cの方向に押圧されてサブインクタンク側に押し倒されることによって、図10(B)に示されるように、タンク収容部の開口部側が湾曲して変形する虞がある。
このような変形されたタンク収容部の開口部に対して複数のインク供給針22N1〜22N6が挿入されると、複数のインク供給針のうちの数個のインク供給針が、シール部材24´r内に確実に挿入されずにその密封が不十分な状態となる。このような場合において、インクがインク供給針22N1〜22N6に供給されると、密封が十分でない箇所からインク漏れが起こる可能性がある。
上述したような本実施形態は、サブインクタンク24とタンク収容部24Aとを固定するための固定部が複数個存在して、少なくともインク供給針が挿入される開口部の上方に固定部があることで、直前で述べるような、タンク収容部が押圧されて変形することによってインク供給針の挿入が確実に密封されずにインク漏れが生じるようなことを抑制できる。なお、開口部の「上方」とする領域は、サブインクタンクのタンク収容部のタンクホルダから突き出たサブインクタンク上端部の領域一帯を示す。
また、上述の例においては、サブインクタンク26ST1〜26ST6は、ねじ32Aおよび32Bによりねじ孔にねじ込まれることにより、サブインクタンク収容部24に固定されている。なお、第1および第2の固定部に本実施形態のようなねじを使用せずとも、例えば、スタッドボルトおよびナットにより固定してもよいし、固定部材は実施例のものに限定されない。
10 記録ヘッドユニット
12T1〜12T12 インク供給用チューブ
14 メインインクタンク
22 チューブ接続用コネクタ
22N1〜22N6 インク供給針
24 サブインクタンク収容部
24A タンク収容部
24SW 接続端部
24P 連結ピン
24r シール部材
26Tb 嵌合孔(第3の固定部)
26ST1〜26ST6 サブインクタンク

Claims (7)

  1. インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記インクを保持するインク貯留部を有するインクタンクであって、前記記録ヘッドに前記インクを供給するインクタンクと、
    前記インクタンクを収容するタンク収容部と、
    前記タンク収容部の側壁に開口部を形成するシール部材と、
    前記シール部材の開口部に前記側壁からの抗力に反して挿入されることで、前記インクタンクにインクを供給するインク供給口を有するインク供給針と、
    を備え、
    前記タンク収容部は、前記インクタンクを固定する前記側壁に配置された定部と、前記インクタンクを固定する前記側壁以外の位置に配置された定部とを有し、前記側壁に配置された固定部は前記インク供給針を前記タンク収容部の開口部挿入する方向と交わる方向に突出していることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記側壁に配置された固定部は、前記開口部よりも前記タンク収容部の底面から遠い位置に配置されている請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記側壁以外の位置に配置された固定部は、前記タンク収容部の底面に配置されている請求項1または2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記側壁以外の位置に配置された固定部は、前記側壁に配置された固定部1つに対して複数個配置されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記側壁に配置された固定部1つと、前記複数個の側壁以外の位置に配置された固定部とは、前記タンク収容部を上方からみたときに直線状に並ぶように配置されている請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記側壁に配置された固定部は、前記インクタンクを前記タンク収容部に収容する方向に対して実質的に垂直な方向に突出している請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記側壁に配置された固定部は、前記タンク収容部の側壁の上面に形成されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
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