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JP5877241B2 - 移相器、アンテナ及び無線装置 - Google Patents
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JP5877241B2 - 移相器、アンテナ及び無線装置 - Google Patents

移相器、アンテナ及び無線装置 Download PDF

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本発明は、移相器、アンテナ及び無線装置に関する。
移動体通信の基地局用のアンテナ(基地局アンテナ)には、ダイポールアンテナなどのアンテナ素子をアレイ状に並べたアレイアンテナが多く用いられる。そして、移相器によりアレイアンテナのそれぞれのアンテナ素子に供給される入力信号又はそれぞれのアンテナ素子が受信した出力信号の位相が制御されることで、アレイアンテナの指向性が設定される。
特許文献1には、ハウジングと、前記ハウジング内に固定されるように設けられ、一面は開放端を有するマイクロストリップラインである第1伝送ストリップラインを備えて入力信号を受信し、少なくとも一つの円弧状の出力マイクロストリップラインを前記第1伝送ストリップラインの外側に備える固定基板部と、前記固定基板部の一面と接触しつつ前記ハウジング内に回転可能に設けられ、前記固定基板部の一面に接触する面には第2伝送ストリップラインを備える回転基板部と、を含み、前記回転基板部の回転時にもカップリングがなされ、少なくとも一つの出力信号を提供する可変移相器が記載されている。
特表2009−542155号公報
本発明の目的は、送受信信号の損失を抑制した移相器等を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される移相器は、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第4の導体と結合する位置が、第1の導体、及び、第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、2:1であって、第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体に対して可動させて移相量が設定される。
また、かかる目的のもと、本発明が適用される移相器は、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第4の導体と結合する位置が、第1の導体、及び、第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、3:1であって、第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体に対して可動させて移相量が設定される。
このような移相器において、第1の曲率半径、及び、第2の曲率半径は、共通の中心に対することを特徴とすることができる。
また、それぞれが導電材料で構成された第1の板状部材と第2の板状部材とをさらに備え、第1の導体、第2の導体、第3の導体、及び、第4の導体は、第1の板状部材と第2の板状部材との間に設けられていることを特徴とすることができる。
そして、第1の導体、第2の導体、第3の導体、及び、第4の導体は、第2の導体の第1の導体、第4の導体、及び、第3の導体と重なる部分を除いて、第1の板状部材又は第2の板状部材に平行な一つの面に沿って配置されていることを特徴とすることができる。
そしてまた、第1の導体と第2の導体の第1の延伸部との電気的な結合、第4の導体と第2の導体の第2の延伸部との電気的な結合、及び、第2の導体の湾曲部と第3の導体との電気的な結合の少なくとも一つは、誘電体層又は空気層を介在させた容量結合であることを特徴とすることができる。
そして、かかる目的のもと、本発明が適用される移相器は、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体及び第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体及び第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、第1の延伸部が第5の導体とに電気的に結合する位置、第2の延伸部が第4の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第6の導体と結合する位置が、第1の導体、第4の導体、第5の導体及び第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して可動させて移相量が設定される。このような移相器において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、2:1であることを特徴とすることができる。
さらに、かかる目的のもと、本発明が適用される移相器は、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体及び第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体及び第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、第1の延伸部が第5の導体とに電気的に結合する位置、第2の延伸部が第4の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第6の導体と結合する位置が、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して可動させて移相量が設定される。
このような移相器において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、3:1であることを特徴とすることができる。
このような移相器において、第1の曲率半径、第2の曲率半径、及び、第3の曲率半径は、共通の中心に対することを特徴とすることができる。
また、それぞれが導電材料で構成された第1の板状部材と第2の板状部材とをさらに備え、第1の導体、第2の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体は、第1の板状部材と第2の板状部材との間に設けられていることを特徴とすることができる。
そして、第1の導体、第2の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体は、第2の導体が第1の導体、第2の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体と重なる部分を除いて、第1の板状部材、又は、第2の板状部材に平行な一つの面に沿って配置されていることを特徴とすることができる。
そしてまた、第1の導体と第2の導体の第1の延伸部との電気的な結合、第5の導体と第2の導体の第1の延伸部との電気的な結合、第4の導体と第2の導体の第2の延伸部との電気的な結合、第6の導体と第2の導体の第2の延伸部との電気的な結合、及び、第2の導体の湾曲部と第3の導体との電気的な結合の少なくとも一つは、誘電体層、又は、空気層を介在させた容量結合であることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用されるアンテナは、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第4の導体と結合する位置が、第1の導体、及び、第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、第1の導体、及び、第4の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、を備え、移相器において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、2:1であって、第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体に対して可動させて複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される。
また、本発明が適用されるアンテナは、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第4の導体と結合する位置が、第1の導体、及び、第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、第1の導体、及び、第4の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、を備え、移相器において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、3:1であって、第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体に対して可動させて複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される。
そして、本発明が適用されるアンテナは、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体及び第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4及び第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、第1の延伸部が第5の導体と電気的に結合する位置、第2の延伸部が第4の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第6の導体と結合する位置が、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、備え、移相器において、第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して可動させて移相量が設定される。
このようなアンテナにおいて、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、2:1であることを特徴とすることができる。
さらに、本発明が適用されるアンテナは、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体、及び、第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4、及び、第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、第1の延伸部が第5の導体とに電気的に結合する位置、第2の延伸部が第4の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第6の導体と結合する位置が、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、を備え、移相器において、第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して可動させて移相量が設定される。
このようなアンテナにおいて、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、3:1であることを特徴とすることができる。
また、さらに他の観点から捉えると、本発明が適用される無線装置は、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第4の導体と結合する位置が、第1の導体、及び、第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、第1の導体、及び、第4の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、移相器の第3の導体の入出力端子に送信し、又は、複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を第3の導体の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、移相器において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、2:1であって、第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体に対して可動させて複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される。
また、本発明が適用される無線装置は、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第4の導体と結合する位置が、第1の導体、及び、第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、第1の導体、及び、第4の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、移相器の分配合成器の入出力端子に送信し、又は、複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を分配合成器の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、移相器において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、3:1であって、第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、及び、第4の導体に対して可動させて複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される。
そして、本発明が適用される無線装置は、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体、及び、第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4、及び、第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、第1の延伸部が第5の導体と電気的に結合する位置、第2の延伸部が第4の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第6の導体と結合する位置が、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、移相器の第3の導体の入出力端子に送信し、又は、複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を第3の導体の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、移相器において、第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して可動させて移相量が設定される。
このような無線装置において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、2:1であることを特徴とすることができる。
さらに、本発明が適用される無線装置は、複数のアンテナ素子と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、湾曲部の一端部から第1の導体、及び、第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、湾曲部の他端部から第4、及び、第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、第1の延伸部が第1の導体と電気的に結合する位置、第1の延伸部が第5の導体とに電気的に結合する位置、第2の延伸部が第4の導体と電気的に結合する位置、及び、第2の延伸部が第6の導体と結合する位置が、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が第2の導体の湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、第2の導体と電気的に結合する位置が湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、第1の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体のそれぞれの入出力端子が複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、移相器の分配合成器の入出力端子に送信し、又は、複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を分配合成器の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、移相器において、第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体を固定し、第2の導体を第1の導体、第3の導体、第4の導体、第5の導体、及び、第6の導体に対して可動させて移相量が設定される。
このような無線装置において、第1の曲率半径と第2の曲率半径との比が、3:1であることを特徴とすることができる。
本発明によれば、送受信信号の損失を抑制した移相器等を提供できる。
第1の実施の形態が適用される移動通信用の基地局アンテナの全体構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるセクタアンテナの構成の一例を示す図である。 アレイアンテナ、移相器、分配器の接続関係を示す図である。 第1の実施の形態における移相器の概観を示す図である。 第1の実施の形態における移相器の内部を示す図である。 移相器における導体を取り出して示した図である。 半径Ri:半径Roが1:3の場合における移相器の移相量を説明する図である。 アレイアンテナ、移相器の接続関係を示す図である。 半径Ri:半径Roが1:2の場合における移相器の移相量を説明する図である。 第2の実施の形態における移相器の内部を示す図である。 第3の実施の形態におけるオムニアンテナの構成の一例を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<基地局アンテナ1>
図1は、第1の実施の形態が適用される移動通信用の基地局アンテナ1の全体構成の一例を示す図である。図1(a)は、基地局アンテナ1の斜視図であり、図1(b)は、基地局アンテナ1の設置例を説明する図である。
基地局アンテナ1は、例えば、図1(a)に示すように、鉄塔20に保持された複数のセクタアンテナ10−1〜10−3を備えている。そして、図1(b)に示すように、基地局アンテナ1は、セル2内に電波を到達させる。すなわち、セル2は、基地局アンテナ1から電波が到達する範囲である。
セクタアンテナ10−1〜10−3は、それぞれの外形が円筒状であって、円筒の中心軸が地面に対して垂直に設けられている。
図1(b)に示すように、セル2は水平面において角度で分割した複数のセクタ3−1〜3−3を備えている。セクタ3−1〜3−3のそれぞれは、基地局アンテナ1の3個のセクタアンテナ10−1〜10−3に対応して設けられている。つまり、セクタアンテナ10−1〜10−3のそれぞれの出力電波の電界が大きいメインローブ11の方向が、対応するセクタ3−1〜3−3に向いている。
ここで、セクタアンテナ10−1〜10−3をそれぞれ区別しないときは、セクタアンテナ10と表記する。また、セクタ3−1〜3−3をそれぞれ区別しないときは、セクタ3と表記する。
なお、図1に例として示した基地局アンテナ1は、3個のセクタアンテナ10−1〜10−3を備え、それぞれがセクタ3−1〜3−3に対応しているが、セクタアンテナ10及びセクタ3は、3以外の予め定められた数であってもよい。また、図1(a)では、セクタ3は、セル2を等分に分割して構成されているが、等分でなくともよく、いずれか1つのセクタ3が他のセクタ3に比べ広く又は狭く構成されていてもよい。
なお、以下では基地局アンテナ1が主に電波を送信するとして説明するが、アンテナの可逆性により、基地局アンテナ1は電波を受信する。電波を受信する場合は、例えば送信信号を受信信号として、信号の流れを逆にすればよい。
それぞれのセクタアンテナ10は、アレイアンテナ100、移相器200及び分配器300を備えている。なお、セクタアンテナ10をアンテナと表記することがある。
移相器200は、例えば入出力端子(後述する図3に示すP−In/Out参照)に入力された送信信号の位相を少なくとも2つの入出力端子(後述する図3に示すPort1〜Port4参照)間で異なるようにずらして出力する。
分配器300は、例えば入出力端子(後述する図3に示すD−In/Out1参照)に入力された電波を送信するための送信信号を、インピーダンスをマッチングさせて、複数の入出力端子(後述する図3のD−In/Out2及びPort0参照)に分配(出力)する。
そして、それぞれのセクタアンテナ10は、分配器300への送信信号及び分配器300からの受信信号を伝送する送受信ケーブル31に接続されている。
送受信ケーブル31は、基地局(不図示)内に設けられた送信信号を送信及び受信信号を受信する送受信部4(後述する図3参照)に接続されている。送受信ケーブル31は、例えば同軸ケーブルである。
図1(a)では、セクタアンテナ10−1に、アレイアンテナ100、移相器200、分配器300、送受信ケーブル31を表記している。他のセクタアンテナ10−2〜10−3も、セクタアンテナ10−1と同様に、アレイアンテナ100、移相器200、分配器300、送受信ケーブル31を備えているが、これらの表記を省略している。
なお、アレイアンテナ100、移相器200、分配器300については後述する。
基地局アンテナ1は、セル2内に電波を送信し、セル2の外側に隣接するセルに電波を送信しないことが好ましい。同様に、セル2内から電波を受信し、セル2の外側に隣接するセルから電波を受信しないことが好ましい。
このため、図1(a)に示すように、電波(ビーム)の送信方向及び受信方向(指向性)を水平面から地表方向に角度θ傾けて(ビーム・チルト角θとして)いる。
<セクタアンテナ10>
図2は、第1の実施の形態におけるセクタアンテナ10の構成の一例を示す図である。図2は、1つのセクタアンテナ10を横に置いた斜視図で示している。
セクタアンテナ10は、反射板120と、反射板120上に配列された複数のアンテナ素子を備えたアレイアンテナ100と、移相器200と、分配器300と、アレイアンテナ100、移相器200、分配器300を包むように設けられたレドーム500とを備えている。図2では、レドーム500を破線で示し、レドーム500の内部に設けられたアレイアンテナ100が見えるようにしている。また、移相器200、分配器300は、アレイアンテナ100の裏面に置かれているので、破線で示している。
以下では、アンテナ素子を、一例としてダイポールアンテナとして説明する。
アレイアンテナ100は、ダイポールアンテナ110−1〜110−5を備えている。ここでも、ダイポールアンテナ110−1〜110−5をそれぞれ区別しないときは、ダイポールアンテナ110と表記する。
それぞれのダイポールアンテナ110は、一直線上に並べられた直線状の素子部111、112を備えている。
そして、ダイポールアンテナ110の素子部111と素子部112とが対向する部分において、一端が素子部111に接続され、他端が後述する反射板120に接続される導体部113と、同様に一端が素子部112に接続され、他端が反射板120に接続される導体部114とが設けられている。
素子部111、112及び導体部113、114は、例えばエポキシ樹脂などの絶縁体基板(不図示)の表面側に、銅、アルミニウムなどの導体で構成されている。
図2に示すダイポールアンテナ110は、電界が地表に対して垂直な方向に振動する偏波(垂直偏波)を送受信できる。なお、素子部111、112を地表に対して平行に配列することで、電界が地表に対して平行な方向に振動する偏波(水平偏波)を送受信するようにしてもよい。また、垂直偏波を受信するダイポールアンテナ110と水平偏波を受信するダイポールアンテナとを交互に又は交差させて配置して、アレイアンテナ100が垂直偏波及び水平偏波の両方を送受信するようにしてもよい。
反射板120は、ダイポールアンテナ110が送信する電波を反射するとともに、ダイポールアンテナ110を保持する。図2では、5個のダイポールアンテナ110が、反射板120上において間隔Dpで配置されている。
反射板120のダイポールアンテナ110に対向する部分は平坦で、反射板120の両端部は、ダイポールアンテナ110が設けられた側とは逆の側に折り曲げられている。なお、両端部は折り曲げられてなくともよく、ダイポールアンテナ110が設けられた側に折り曲げられていてもよい。
反射板120は、導体、例えばアルミニウム、銅などで構成されている。
図2では、反射板120は、5個のダイポールアンテナ110−1〜110−5に共通に設けられているが、ダイポールアンテナ110毎に分かれていると考えてもよい。
レドーム500は、円筒501と、円筒501の上側の端部を覆う上蓋502と、円筒501の下側の端部を覆う下蓋503とを備えている。そして、レドーム500は、アレイアンテナ100、移相器200、分配器300を内部に格納している。
そして、レドーム500の下蓋503に、分配器300と送信信号及び受信信号を伝送する送受信ケーブル31が接続されるコネクタ(不図示)が設けられている。
レドーム500は、例えばFRP(fiber reinforced plastics)などの絶縁性の樹脂で構成されている。
なお、図2に示すセクタアンテナ10のアレイアンテナ100は、5個のダイポールアンテナ110から構成されているが、ダイポールアンテナ110の個数は5個に限らず、予め定められた個数とすればよい。
また、図2に示すセクタアンテナ10は、5個のダイポールアンテナ110を備えた1個のアレイアンテナ100から構成されているが、複数のアレイアンテナ100を並べることで構成されてもよい。
さらに、図2では、アレイアンテナ100等を覆うレドーム500は上蓋502と下蓋503を備えた円筒501としたが、断面が方形の筒であってもよく、断面の方形の一辺が円弧状となっていてもよい。
図2においては、移相器200、分配器300とダイポールアンテナ110との接続の表記を省略している。
<アレイアンテナ100、移相器200、分配器300の接続関係>
図3は、アレイアンテナ100、移相器200、分配器300の接続関係を示す図である。
ここでは、アレイアンテナ100が5個のダイポールアンテナ110(110−1、110−2、…、110−5)を備えているとして説明する。
移相器200は5個の入出力端子であるP−In/Out、Port1〜Port4を備えている。Port1〜Port4のそれぞれが第1の入出力端子の一例であり、P−In/Outが第2の入出力端子の一例である。
移相器200のP−In/Outは、後述する分配器300の入出力端子であるD−In/Out2に接続されている。Port1はダイポールアンテナ110−1に、Port2はダイポールアンテナ110−2に、Port3はダイポールアンテナ110−4に、Port4はダイポールアンテナ110−5にそれぞれ接続されている。なお、後述するように、ダイポールアンテナ110−3は、分配器300のPort0に接続され、移相器200には接続されていない。
アレイアンテナ100が電波を送信する場合、移相器200のPort1〜Port4は、P−In/Outに入力された送信信号に対してそれぞれ位相をずらして出力する。
また、アレイアンテナ100が電波を受信する場合、P−In/Outは、Port1〜Port4にそれぞれ入力された受信信号の位相をずらして合成して出力する。
なお、ずらす位相の量(移相量)は、移相器200に設けられた回転軸220(図4参照)により可変できるようになっている。
分配器300は、入出力端子であるD−In/Out1、D−In/Out2、Port0を備えている。分配器300のD−In/Out1は、送受信部4に送受信ケーブル31を介して接続されている。分配器300のPort0は、ダイポールアンテナ110−3に接続され、D−In/Out2は、移相器200のP−In/Outに接続されている。
分配器300は、アレイアンテナ100が電波を送信する場合、送受信部4から送受信ケーブル31を介してD−In/Out1に入力した送信信号を、インピーダンスを整合させた状態で、Port0及びD−In/Out2に分配して出力する。
また、アレイアンテナ100が電波を受信する場合、分配器300のPort0及びD−In/Out2に入力した受信信号を合成して、D−In/Out1から送受信ケーブル31を介して送受信部4に出力する。
次に、移相器200、分配器300の動作を説明する。ここでは、セクタアンテナ10から電波を送信する場合を説明する。アンテナの可逆性により、セクタアンテナ10が電波を受信する場合は信号の流れる方向を逆にすればよい。
送受信部4から送信された送信信号は、送受信ケーブル31を介して、分配器300のD−In/Out1に入力する。すると、送信信号は、分配器300において分配されて、D−In/Out2、Port0から出力する。
そして、Port0から出力された送信信号がダイポールアンテナ110−3に入力し、D−In/Out2から出力された送信信号が移相器200のP−In/Outに入力する。
ここで、Port0から出力される送信信号の位相を基準として、移相量“0”とする。
移相器200は、Port0から出力される送信信号(移相量0)に対して、例えば、Port1は移相量−4φ、Port2は移相量−2φ、Port3は移相量+2φ、Port4は移相量を+4φとした送信信号を出力する。ここで、φは予め設定された移相量である。
Port1はダイポールアンテナ110−1に、Port2はダイポールアンテナ110−2に、Port3はダイポールアンテナ110−4に、Port4はダイポールアンテナ110−5に接続されている。よって、分配器300のPort0に接続されたダイポールアンテナ110−3を含め、ダイポールアンテナ110−1〜110−5に送信された送信信号は、それぞれ移相量−4φ、−2φ、0、+2φ、+4φとなる。すなわち、ダイポールアンテナ110のそれぞれに送信される送信信号の移相量の差は2φとなる。
前述したように、アレイアンテナ100において、ダイポールアンテナ110−1〜110−5は、一定の間隔Dpで配列されている。よって、移相量の差が2φであるので、出力される電波の指向性(図1のビーム・チルト角θ)は、間隔Dpと移相量の差である2φから求められる。
すなわち、アレイアンテナ100が一定の間隔Dpで配列された複数のダイポールアンテナ110から構成されていると、アレイアンテナ100の指向性は、互いに隣接するダイポールアンテナ110に送信する送信信号の移相量の差を予め定められた値となるように設定することによって制御することができる。
なお、ここでのセクタアンテナ10は、少なくともアレイアンテナ100と移相器200とを備えている。ここでは、無線装置6は、少なくともセクタアンテナ10と、送受信部4とを備えているとする。
なお、図3において、移相器200のPort1〜4及び分配器300のPort0は、それぞれが1つのダイポールアンテナ110に接続されている。しかし、移相器200のPort1〜4及び分配器300のPort0が、それぞれ複数のダイポールアンテナ110を含んだグループに接続されてもよい。この場合は、図3において、ダイポールアンテナ110−1〜110−5をそれぞれダイポールアンテナ110のグループに置き換えればよい。
<移相器200>
次に移相器200について詳述する。
図4は、第1の実施の形態における移相器200の概観を示す図である。
移相器200は、例えばともに半円形の板状部材201、202を備えている。そして、板状部材201、202は、予め定められた間隔で隔てられている。そして、移相器200は、板状部材201、202の直線部分において、相互に接続する側面部材203と、板状部材201、202の半円形の円弧部分において、相互に接続する側面部材204とを備えている。ここで、板状部材201は第1の板状部材の一例であって、板状部材202は第2の板状部材の一例である。
そして、移相器200は、側面部材203にPort2、Port3を備え、側面部材204にP−In/Out、Port1、Port4を備えている。ここでは、P−In/Out、Port1、Port2、Port3、Port4を側面部材203及び側面部材204に設けたが、これらの一部又は全てを板状部材201、202に設けてもよい。
移相器200の板状部材201、202、側面部材203、204は、銅、アルミニウムなどの導電材料で構成されている。
そして、移相器200の板状部材201、202、側面部材203、204は同電位になっている。
そして、板状部材201、202の間隔は、例えば10mmである。
さらに、移相器200は、板状部材201に設けられた穴から突き出るように設けられた回転軸220をさらに備えている。
ここでは、移相器200の板状部材201、202の形状を半円形であるとしたが、方形であってもよく、他の形状であってもよい。
図5は、第1の実施の形態における移相器200の内部を示す図である。図5(a)は、板状部材201を除去した状態の移相器200を示す図である。図5(b)は、図5(a)のVB−VB線での断面を示す図である。
まず、図5(a)において、移相器200の内部の平面形状を説明する。移相器200は、板状部材201、202、側面部材203、204で覆われた内部に、直線状の導体211と、第1の曲率半径の一例としての半径Roの円弧状に湾曲した導体212、213と、第2の曲率半径の一例としての半径Riの円弧状に湾曲した湾曲部214a及び湾曲部214aの両端部からそれぞれ直線状に延伸した延伸部214b、214cを備えた導体214とを備えている。
なお、半径Roは、中心(回転軸220)から導体212及び導体213のそれぞれの幅の中央までの距離である。同様に、半径Riは、中心(回転軸220)から導体214の湾曲部214aの幅の中央までの距離である。すなわち、導体212、213及び導体214の湾曲部214aとは、それぞれが中心(回転軸220)を同じくする同心円の一部を構成する。
ここで、導体212は第1の導体の一例、導体214は第2の導体の一例、導体211は第3の導体の一例である。
これらの導体211、212、213、214は、例えば、銅又はアルミニウムなどの導電率の高い導電材料で構成され、例えば幅10mm、厚さが1mmである。
半径Roの円弧状の導体212、213は、中心角が例えば80°であって、半径Roが例えば75mmである。また、導体214における半径Riの円弧状に湾曲した湾曲部214aは、中心角が例えば100°であって、半径Riが例えば25mmである。ここでは、例として半径Ri:半径Roを1:3に設定している。
半径Roの円弧状に湾曲した導体212、213はそれぞれが重ならないように設けられ、直線状の導体211が、導体212、213の間に設けられている。直線状の導体211は、半径Roの円の半径方向に設けられている。なお、導体211は、中心(回転軸220)と重ならない。
一方、導体214は、中心(回転軸220)の回りで、導体211、212、213に対して回転するようになっている。なお、導体214は、回転軸220と重ならない(交差しない)ので、電気的に絶縁する絶縁材料(誘電材料)である保持部材221によって、回転軸220に固定されている。
直線状の導体211は、一端部がP−In/Outに接続され、他端部が、導体214の湾曲部214aと重なっている(交差している)。導体211の他端部は、導体214の湾曲部214aと重なる部分αにおいて、幅方向に広がっている(後述する図6(a)参照)。また、導体211と導体214の湾曲部214aとが重なる部分αには、図5(b)に示すように、誘電体層であるスペーサ231が挟み込まれている。
すなわち、導体211と導体214の湾曲部214aとが重なる部分αでは、スペーサ231を介して、導体211と導体214とが容量結合するように構成されている。
半径Roの円弧状に湾曲した導体212の一端部はPort1に接続され、他端部はPort3に接続されている。半径Roの円弧状に湾曲した導体213の一端部はPort2に接続され、他端部はPort4に接続されている。
導体214の湾曲部214aの両端部からそれぞれ直線状に延伸した延伸部214b、214cのそれぞれの端部は、それぞれ導体212、213と重なっている(交差している)。
導体214の延伸部214bと導体212とが重なる部分βにおいて、延伸部214bの端部は、幅方向に広がっている。また、導体214の延伸部214bと導体212とが重なる部分βには、誘電体層であるスペーサ232が挟み込まれている。これにより、導体214の延伸部214bと導体212とが重なる部分βにおいて、スペーサ232を介して、導体214と導体212とが容量結合するように構成されている。
同様に、導体214の延伸部214cと導体213とが重なる部分γにおいて、延伸部214cの端部は幅方向に広がっている。また、導体214の延伸部214cと導体213とが重なる部分γには、誘電体層であるスペーサ233が挟み込まれている。これにより、導体214の延伸部214cと導体213とが重なる部分γにおいて、スペーサ233を介して、導体214と導体213とが容量結合するように構成されている。
導体211の他端部及び導体214の延伸部214b、214cの端部を幅方向に広げることで、送受信信号の結合(容量結合)の程度が大きくなる。しかし、導体211の他端部及び導体214の延伸部214b、214cの端部を幅方向に広げなくともよい。
また、スペーサ231、232、233は、例えばポリテトラフルオロエチレンなどの高周波において損失が少ない絶縁材料(誘電材料)で構成されている。そして、スペーサ231、232、233は、導体214を回転させる場合に、導体211、212、213との摩擦を減らし、摺動を容易にする。
なお、誘電体層であるスペーサ231、232、233の代わりに、空気層であってもよい。
また、導体214を回転させる代わりに、導体211、212、213を回転させてもよい。導体214と導体211、212、213とが相対的に移動可能であればよい。
次に、図5(b)において、移相器200の断面を説明する。図5(b)に示す断面は、図5(a)のVB−VB線での断面であって、導体214(延伸部214c)の断面及び導体211の断面を示している。
移相器200では、図5(b)に示すように、導体211、213、214が、導電材料で構成された板状部材201、202の間に挟まれている。図5(b)に示されないが、導体212も同様である。そして、板状部材201、202は同電位になっている。すなわち、導体211、212、213、214は、板状部材201、202とで、トリプレートライン構造をなしている。よって、移相器200は、電磁ノイズの影響を受けにくい電磁防護型であるとともに、取り扱いが容易である。
前述したように、導体211、212、213、214が重なる部分には、誘電体層であるスペーサ231、232、233が介在している。しかし、導体211、212、213、214は、ガラスエポキシなどの絶縁材料(誘電材料)を用いた基板上に構成されていない。
すなわち、板状部材201、202、側面部材203、204で囲まれた空間は空気であるので、導体211、212、213、214を伝搬する送受信信号である高周波に対して誘電損失(tanδ)の発生が抑制されている。
なお、導体211、212、213は、板状部材201、202に対して、スペーサ(不図示)を設けて固定されている。導体214は、前述したように、保持部材221を介して回転軸220に固定されている。
回転軸220は、板状部材201に設けられた穴を介して、板状部材201、202、側面部材203、204で囲まれた空間の外部に延びている。
回転軸220を回転させることで、導体214が回転軸220の回りで回転し、導体214の湾曲部214aと導体211との重なる部分αの位置が湾曲部214aに沿って移動し、導体214の延伸部214bと導体212との重なる部分βの位置が導体212に沿って移動し、導体214の延伸部214cと導体213との重なる部分γの位置が導体213に沿って移動する。これにより、Port1、2、3、4において、送受信信号の位相(移相量)が変化する。
このとき、導体214の湾曲部214aと導体211との重なる部分αの位置が湾曲部214aに沿って移動する距離と、導体214の延伸部214bと導体212との重なる部分βの位置が導体212に沿って移動する距離とは、予め定められた比になるように設定されている。すなわち、半径Riと半径Roとによって設定される。
なお、導体211、212、213、214は、重なる部分α、β、γを除いて、板状部材201、202に対して平行な面(図5(b)におけるA−A線で示す面)内に設けられている。これにより、導体214を回転軸220の回りに回転させた際に発生するインピーダンスの変動を抑制している。
図6は、移相器200における導体211、212、213、214を取り出して示した図である。図6(a)は導体211、212、213を示し、図6(b)は導体214を示している。
図6(a)に示すように、直線状の導体211と半径Roの円弧状に湾曲した導体212、213とはそれぞれが重ならないように配置されている。一方、図6(b)に示すように、導体214は、半径Riの円弧状に湾曲した湾曲部214aと、湾曲部214aの両端から直線状に延伸した延伸部214b、214cとから構成されている。
よって、第1の実施の形態における移相器200は、容易に組み立てられる構成を有し、量産性に優れている。
なお、導体214の延伸部214bと延伸部214cとがなす角度は、延伸部214bが導体212の中央部(Port1が接続される端部とPort3が接続される端部との中間の位置)にあるとき、延伸部214cは導体213の中央部(Port2が接続される端部とPort4が接続される端部との中間の位置)にあるように設定されることが好ましい。導体212と導体213とが図5の紙面において左右対称であれば、この状態において、Port1〜Port4の位相量に差を生じない。
図7は、半径Ri:半径Roが1:3の場合における移相器200の移相量を説明する図である。図7(a)は移相器200の等価回路を示し、図7(b)は移相量を示す図である。ここでは、電波を送信するとして説明する。
図7(a)では、理解を容易にするため、図5に示した移相器200における導体214の延伸部214bと延伸部214cとのなす角が180°になるように広げている。よって、導体214の延伸部214bと延伸部214cとが一つの直線上にあって、導体212と導体213とがB−B線に対して対称となる。そして、図7(a)では、B−B線と導体214の延伸部214b及び延伸部214cとのなす角度ω(ラジアン)を時計回りが正となるように設定している。
なお、反時計回りにある場合は、角度ωを負とすればよい。
P−In/Outに入力した送信信号が、Port1〜Port4に伝搬する経路を説明する。
P−In/Outに入力した送信信号は、導体211を伝搬した後、導体211と導体214の湾曲部214aとが重なる部分αを経由して、導体214に入力する。導体214を図7(a)において右方向に伝搬した送信信号は、導体214の延伸部214bを伝搬する。そして、導体214の延伸部214bと導体212とが重なる部分βを経由して、導体212に入力する。そして、導体212に入力した送信信号は、導体212を図7(a)において上方向に伝搬して、Port1に到達する。また、導体212に入力した送信信号は、導体212を図7(a)において下方向に伝搬して、Port3に到達する。
一方、導体214を図7(a)において左方向に伝搬した送信信号は、導体214の延伸部214cを伝搬する。そして、導体214の延伸部214cと導体213とが重なる部分γを経由して、導体213に入力する。そして、導体213に入力した送信信号は、導体213を図7(a)において上方向に伝搬する。そして、Port4に到達する。また、導体213に入力した送信信号は、導体213を図7(a)において下方向に伝搬する。そして、Port2に到達する。
ここで、角度ω(ラジアン)が“0”の場合には、図7(a)において、導体214の延伸部214bと延伸部214cがB−B線上にある。すると、P−In/Outに入力した送信信号は、Port1〜Port4のいずれに到達する場合においても、同じ長さの経路を経由する。よって、Port1〜Port4において移相量に差を生じない。
次に、図7(a)に示すように、導体214の延伸部214b及び延伸部214cがB−B線に対して角度ωの位置にある場合を説明する。なお、ここでは、角度ωが“0”の場合を“基準”として、Port1〜Port4に現れる送信信号を説明する。ここでは、送信信号を正弦波の複素数表示で表し、位相を示す部分(指数部分)に着目して説明する。
まず、Port1を説明する。延伸部214bがB−B線に対して角度ωの位置にあるので、送信信号は、湾曲部214aにおいて、“基準”に比べて(ω×Ri)長く伝搬する。これによる位相の遅れは、2π×(ω×Ri)/λgとなる。さらに、送信信号は、導体212において、“基準”に比べて(ω×Ro)長く伝搬する。これによる位相の遅れは、2π×(ω×Ro)/λgとなる。よって、Port1における送信信号は式(1)で表される。
なお、λgは、移相器200の導体211、212、213、214上を伝搬する送信信号の波長である。
次に、Port2に対する移相量を説明する。送信信号は、湾曲部214aにおいて、“基準”に比べて(ω×Ri)短く伝搬する。これによる位相の進みは、2π×(ω×Ri)/λgとなる。さらに、送信信号は、導体213において、“基準”に比べて(ω×Ro)長く伝搬する。これによる位相の遅れは、2π×(ω×Ro)/λgとなる。よって、Port2におけるに送信信号は式(2)で表される。
そして、Port3に対しては、送信信号は、湾曲部214aにおいて、基準の場合に比べて(ω×Ri)長く伝搬し、導体212において、“基準”に比べて(ω×Ro)短く伝搬する。よって、Port3におけるに送信信号は式(3)で表される。
また、Port4に対しては、送信信号は、湾曲部214aにおいて、“基準”に比べて(ω×Ri)短く伝搬し、導体213において、“基準”に比べて(ω×Ro)短く伝搬する。よって、Port4におけるに送信信号は式(4)で表される。
Figure 0005877241
そして、半径Ri:半径Ro=1:3の場合、Port1〜Port4における送信信号は、それぞれ式(5)〜(8)で表される。ここで、2π/λg・Ri・ω=φとしている。すると、Port1とPort2との間及びPort3とPort4との間の位相量の差は2φであるが、Port2とPort3との間の位相量の差は4φである。
Figure 0005877241
そこで、図3に示したように、送受信部4から送信された送信信号を分配器300で分配し、分配器300のPort0からの送信信号が移相量“0”となるようにして、Port2とPort3との間に挿入している。このようにすることで、図7(b)に示すように、隣接するPort間の位相量の差が2φとなるようにしている。
これにより、5つのダイポールアンテナ110を等間隔(図2の間隔Dp参照)に並べたアレイアンテナ100に対し、隣接するダイポールアンテナ110間における移相量の差を予め定められた値に設定して、セクタアンテナ10のビーム・チルト角θを制御できる。
なお、回転軸220を回転して、導体211と導体214の湾曲部214aとが重なる部分α、導体214の延伸部214bと導体212とが重なる部分β及び導体214の延伸部214cと導体213とが重なる部分γの位置を変えることで、各Portのそれぞれの位相が変化する。よって、セクタアンテナ10のビーム・チルト角θを変えることが(可変)できる。
回転軸220は、手動によって回転させてもよく、モータを設けて電気的に回転させてもよい。モータで回転軸220を回転させる場合は、モータによる回転軸220の回転角を制御するために、セクタアンテナ10の外部に制御装置を設けて、制御信号を送信することで行ってもよい。
以上においては、分配器300と移相器200とを組み合わせて、アレイアンテナ100に供給される複数の送信信号の位相量の差が、隣接するPort間で予め定められた位相量の差になるように設定した。この場合の例として、図7(b)に示したように、半径Ri:半径Ro=1:3とした。
図5に示した移相器200において、半径Ri:半径Roを1:3と異なる値に設定することができる。
次に、半径Ri:半径Roの異なる値の例として、半径Ri:半径Ro=1:2の場合を説明する。この場合、分配器300を用いることなく、移相器200によりアレイアンテナ100に供給される複数の送信信号の位相差が、隣接するPort間で予め定められた位相量の差になるように設定できる。
図8は、アレイアンテナ100、移相器200の接続関係を示す図である。
ここでは、アレイアンテナ100が4個のダイポールアンテナ110(110−1、110−2、…、110−4)を備えているとして説明する。
移相器200は、P−In/Outと4つのPort1〜Port4とを備えている。P−In/Outは、送受信部4に接続されている。Port1はダイポールアンテナ110−1に、Port2はダイポールアンテナ110−2に、Port3はダイポールアンテナ110−3に、Port4はダイポールアンテナ110−4にそれぞれ接続されている。すなわち、分配器300を備えず、送受信部4からの送信信号は、移相器200のP−In/Outに入力される。
なお、図8において、移相器200のPort1〜4は、それぞれが1つのダイポールアンテナ110に接続されている。しかし、移相器200のPort1〜4が、それぞれ複数のダイポールアンテナ110を含んだグループに接続されてもよい。この場合は、図8において、ダイポールアンテナ110−1〜110−4をそれぞれダイポールアンテナ110のグループに置き換えればよい。
そして、移相器200は、図4、図5に示したと同様の構成である。しかし、半径Ri:半径Ro=1:2に設定されている。
図9は、半径Ri:半径Roが1:2の場合における移相器200の移相量を説明する図である。図9(a)は、移相器200の等価回路を示し、図9(b)は、移相量を示す図である。ここでは、電波を送信するとして説明する。
半径Ri:半径Ro=1:2の場合、式(1)〜式(4)は、それぞれ式(9)〜式(12)で表される。ここで、2π/λg・Ri・ω=φとしている。すると、Port1とPort2との間、Port2とPort3との間、Port3とPort4との間における位相量の差は、すべて2φである。
Figure 0005877241
よって、半径Ri:半径Ro=1:2の場合では、半径Ri:半径Ro=1:3の場合と異なって、分配器300のPort0からの移相量が“0”の送信信号を用いる必要がない。
すなわち、Port1〜Port4の送信信号を、4個のダイポールアンテナ110−1、110−2、110−3、110−4を備えるアレイアンテナ100に供給すれば、隣接する4つのダイポールアンテナ110を等間隔(図2の間隔Dp参照)に並べたアレイアンテナ100に対し、隣接するダイポールアンテナ110間における移相量を予め定められた値に設定して、セクタアンテナ10のビーム・チルト角θを制御できる。
なお、回転軸220を回転させることにより、導体211と導体214の湾曲部214aとが重なる部分α、導体214の延伸部214bと導体212とが重なる部分β及び導体214の延伸部214cと導体213とが重なる部分γの位置を変えることで、Port1〜Port4のそれぞれの位相が変化する。よって、セクタアンテナ10のビーム・チルト角θを変えることが(可変)できる。
以上説明したように、第1の実施の形態において、半径Ri:半径Roの設定により、分配器300を設け、移相器200の各Portと分配器300からのPort0とで、位相が予め定められた差となるように設定でき、分配器300を設けず、移相器200の各Portの位相が予め定められた差になるように設定できる。
なお、半径Ri:半径Roは、整数による比でなくともよく、小数を含んだ比であってもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、移相器200は4個のPort1、2、3、4を備えていた。この場合、移相器200と分配器300とを組み合わせることで、5個のダイポールアンテナ110又は5グループのダイポールアンテナ110に、それぞれ位相を変えた送信信号を送信できた。また、5個のダイポールアンテナ110又は5グループのダイポールアンテナ110の受信信号を、それぞれ位相を変えて合成できた。
さらに、移相器200のみで、4個のダイポールアンテナ110又は4グループのダイポールアンテナ110に、それぞれ位相を変えた送信信号を送信できた。そして、4個のダイポールアンテナ110又は4グループのダイポールアンテナ110の受信信号を、それぞれ位相を変えて合成できた。
第2の実施の形態では、移相器200は、8個のPort1、2、3、4、5、6、7、8を備えている。よって、移相器200と分配器300とを組み合わせることで、9個までのダイポールアンテナ110又はダイポールアンテナ110のグループに、それぞれ位相を変えた送信信号を送信できる。また、9個までのダイポールアンテナ110又はダイポールアンテナ110のグループの受信信号を、それぞれ位相を変えて合成できる。
さらに、移相器200のみで、8個のダイポールアンテナ110又は8グループのダイポールアンテナ110に、それぞれ位相を変えた送信信号を送信できる。そして、8個のダイポールアンテナ110又は8グループのダイポールアンテナ110の受信信号を、それぞれ位相を変えて合成できる。
他の構成は、第1の実施の形態と同様である。よって、以下では、同様の部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分を説明する。
<移相器200>
図10は、第2の実施の形態における移相器200の内部を示す図である。図5(a)と同様に、板状部材201を除去して移相器200の内部を示している。
移相器200は、図5(a)に示した第1の実施の形態における移相器200の半径Roの円弧状に湾曲した導体212、213のそれぞれの外側に、さらに半径Reの円弧状に湾曲した導体241、242を設けている。これらの導体241、242は、導体212、213と同様に固定されている。そして、導体241の両端部のそれぞれがPort5とPort7に接続され、導体242の両端部のそれぞれがPort6とPort8に接続されている。
そして、導体214の延伸部214b、214cがそれぞれ導体241、242と重なるように、延ばされている。そして、導体214の延伸部214bと導体241とが重なる部分δには、誘電体層であるスペーサ234が挟み込まれている。また、導体214の延伸部214cと導体242とが重なる部分εには、誘電体層であるスペーサ235が挟み込まれている。
なお、誘電体層であるスペーサ234、235の代わりに、空気層であってもよい。
移相器200は、入出力端子として、P−In/Out、Port1〜Port8を備えている。Port1〜Port8のそれぞれが第1の入出力端子の一例であり、P−In/Outが第2の入出力端子の一例である。
このようにすることで、移相器200のP−In/Outに入力した送信信号を、8個のPort1〜8から、移相が異なる送信信号として出力させることができる。同様に、8個のPort1〜8に入力した受信信号の移相を変えて合成して、P−In/Outから出力させることができる。
半径Ri、Ro、Reの設定により、移相器200のPort1〜Port8及び分配器300のPort0を組み合わせて、9個までのダイポールアンテナ110又はダイポールアンテナ110のグループに、予め定められた位相量の差を有する送信信号が送信できる。また、半径Ri、Ro、Reの設定により、移相器200のみで、8個のダイポールアンテナ110又は8グループのダイポールアンテナ110に、予め定められた位相量の差を有する送信信号が送信できる。
また、Port間の位相量の差は、導体212、213、241、242のそれぞれの長さ(中心角)、導体214の湾曲部214aの長さ(中心角)及び送受信する電波の波長などによって設定すればよい。
同様にして、移相器200の導体241、242の外側に湾曲した導体をさらに加えることで、Portの数をさらに増やすことができる。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態及び第2の実施の形態における基地局アンテナ1は、指向性を有する複数のセクタアンテナ10(10−1〜10−3)を備えていた。第3の実施の形態における基地局アンテナ1は、無指向性のオムニアンテナ50を備えている。なお、第3の実施の形態における基地局アンテナ1は、一のオムニアンテナ50を備えてもよく、複数のオムニアンテナ50を備えてもよい。
他の構成は、第1の実施の形態と同様である。よって、以下では、同様の部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分を説明する。
<オムニアンテナ50>
図11は、第3の実施の形態におけるオムニアンテナ50の構成の一例を説明する図である。図10は、1つのオムニアンテナ50を横に置いた斜視図で示している。
オムニアンテナ50は、間隔Dpで並べられた複数のアンテナ素子を備えたアレイアンテナ150と、移相器200と、分配器300と、アレイアンテナ150、移相器200、分配器300を包むように設けられたレドーム500とを備えている。図11では、レドーム500を破線で示し、レドーム500の内部に設けられたアレイアンテナ150が見えるようにしている。
以下では、アンテナ素子を、一例としてダイポールアンテナとして説明する。
アレイアンテナ150は、ダイポールアンテナ160−1〜160−5を備えている。ここでも、ダイポールアンテナ160−1〜160−5をそれぞれ区別しないときは、ダイポールアンテナ160と表記する。
それぞれのダイポールアンテナ160は、一直線上に並べられた直線状の素子部161、162を備えている。
そして、素子部161と素子部162とが対向する部分が給電点となっている。
素子部161、162は、例えばエポキシ樹脂などの絶縁体基板(不図示)の表面側に、銅、アルミニウムなどの導体で構成されている。
図11に示すダイポールアンテナ160は、電界が地表に対して垂直な方向に振動する偏波(垂直偏波)を送受信できる。
そして、アレイアンテナ150は、第1の実施の形態における図2で示したアレイアンテナ100と異なって、反射板120を備えない。よって、アレイアンテナ150は、水平面内360°において、電波の送受信が可能となる。
移相器200及び分配器300は、第1の実施の形態で説明したと同様である。よって、図5で示した移相器200において半径Ri:半径Ro=1:3に設定し、移相器200のPort1をダイポールアンテナ160−1に、Port2をダイポールアンテナ160−2に、Port3をダイポールアンテナ160−4に、Port4をダイポールアンテナ160−5に、分配器300のPort0をダイポールアンテナ160−3に接続することにより、第1の実施の形態におけるセクタアンテナ10と同様に、隣接するダイポールアンテナ160の移相量の差を予め定められた値に設定できる。これにより、オムニアンテナ50のビーム・チルト角θを制御することができる。
また、第1の実施の形態で示した図8と同様に、4個のダイポールアンテナ160−1、160−2、160−3、160−4を備えたオムニアンテナ50に対して、図5で示した移相器200において半径Ri:半径Ro=1:2に設定し、移相器200のPort1をダイポールアンテナ160−1に、Port2をダイポールアンテナ160−2に、Port3をダイポールアンテナ160−3に、Port4をダイポールアンテナ160−4に接続することにより、第1の実施の形態における図8で示したように、隣接するダイポールアンテナ160の移相量の差を予め定められた値に設定できる。これにより、オムニアンテナ50のビーム・チルト角θを制御することができる。
また、半径Ri:半径Roは、整数による比でなくともよく、小数を含んだ比であってもよい。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、セクタアンテナ10を、ダイポールを構成するアンテナ素子(ダイポールアンテナ110)で構成したが、ダイポールと異なる他のアンテナ素子を用いて構成してもよい。
第3の実施の形態では、オムニアンテナ50を、ダイポールを構成するアンテナ素子(ダイポールアンテナ160)で構成したが、ダイポールと異なる他のアンテナ素子を用いて構成してもよい。
1…基地局アンテナ、2…セル、3、3−1〜3−3…セクタ、4…送受信部、6…無線装置、10、10−1〜10−3…セクタアンテナ、11…メインローブ、20…鉄塔、50…オムニアンテナ、100、150…アレイアンテナ、110、110−1〜110−5、160、160−1〜160−5…ダイポールアンテナ、120…反射板、200…移相器、211、212、213、214、241、242…導体、220…回転軸、300…分配器、500…レドーム、θ…ビーム・チルト角

Claims (26)

  1. 第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、
    前記第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、
    前記第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から前記第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から前記第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第4の導体と結合する位置が、当該第1の導体、及び、当該第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、
    一端部が入出力端子に接続され、他端部が前記第2の導体の前記湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、2:1であって、
    前記第1の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、及び、当該第4の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とする移相器。
  2. 第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、
    前記第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、
    前記第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から前記第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から前記第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第4の導体と結合する位置が、当該第1の導体、及び、当該第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、
    一端部が入出力端子に接続され、他端部が前記第2の導体の前記湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、
    少なくとも3個の入出力端子を有し、当該少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が前記第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、3:1であって、
    前記第1の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、及び、当該第4の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とする移相器。
  3. 前記第1の曲率半径、及び、前記第2の曲率半径は、共通の中心に対することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の移相器。
  4. それぞれが導電材料で構成された第1の板状部材と第2の板状部材とをさらに備え、前記第1の導体、前記第2の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体は、当該第1の板状部材と当該第2の板状部材との間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移相器。
  5. 前記第1の導体、前記第2の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体は、当該第2の導体が当該第1の導体、当該第4の導体、及び、当該第3の導体と重なる部分を除いて、前記第1の板状部材、又は、前記第2の板状部材に平行な一つの面に沿って配置されていることを特徴とする請求項4に記載の移相器。
  6. 前記第1の導体と前記第2の導体の前記第1の延伸部との電気的な結合、前記第4の導体と当該第2の導体の前記第2の延伸部との電気的な結合、及び、当該第2の導体の前記湾曲部と前記第3の導体との電気的な結合の少なくとも一つは、誘電体層、又は、空気層を介在させた容量結合であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の移相器。
  7. 第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、
    前記第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、
    前記第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、
    前記第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、
    前記第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から前記第1の導体及び前記第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から前記第4の導体及び前記第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、当該第1の延伸部が当該第5の導体とに電気的に結合する位置、当該第2の延伸部が当該第4の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第6の導体と結合する位置が、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体及び当該第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、
    一端部が入出力端子に接続され、他端部が前記第2の導体の前記湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、
    前記第1の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とする移相器。
  8. 前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、2:1であることを特徴とする請求項7に記載の移相器。
  9. 第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、
    前記第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、
    前記第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、
    前記第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、
    前記第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から前記第1の導体及び前記第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から前記第4の導体及び前記第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、当該第1の延伸部が当該第5の導体とに電気的に結合する位置、当該第2の延伸部が当該第4の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第6の導体と結合する位置が、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、
    一端部が入出力端子に接続され、他端部が前記第2の導体の前記湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、
    少なくとも3個の入出力端子を有し、当該少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が前記第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、
    前記第1の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とする移相器。
  10. 前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、3:1であることを特徴とする請求項9に記載の移相器。
  11. 前記第1の曲率半径、前記第2の曲率半径、及び、前記第3の曲率半径は、共通の中心に対することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の移相器。
  12. それぞれが導電材料で構成された第1の板状部材と第2の板状部材とをさらに備え、前記第1の導体、前記第2の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体は、当該第1の板状部材と当該第2の板状部材との間に設けられていることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の移相器。
  13. 前記第1の導体、前記第2の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体は、当該第2の導体が当該第1の導体、当該第2の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体と重なる部分を除いて、前記第1の板状部材、又は、前記第2の板状部材に平行な一つの面に沿って配置されていることを特徴とする請求項12に記載の移相器。
  14. 前記第1の導体と前記第2の導体の前記第1の延伸部との電気的な結合、前記第5の導体と当該第2の導体の前記第1の延伸部との電気的な結合、前記第4の導体と当該第2の導体の前記第2の延伸部との電気的な結合、前記第6の導体と当該第2の導体の当該第2の延伸部との電気的な結合、及び、当該第2の導体の前記湾曲部と前記第3の導体との電気的な結合の少なくとも一つは、誘電体層、又は、空気層を介在させた容量結合であることを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項に記載の移相器。
  15. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第4の導体と結合する位置が、当該第1の導体、及び、当該第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、当該第1の導体、及び、当該第4の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、2:1であって、
    前記第1の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、及び、当該第4の導体に対して可動させて前記複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される
    ことを特徴とするアンテナ。
  16. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第4の導体と結合する位置が、当該第1の導体、及び、当該第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、当該少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が前記第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、当該第1の導体、及び、当該第4の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、3:1であって、
    前記第1の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、及び、当該第4の導体に対して可動させて前記複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される
    ことを特徴とするアンテナ。
  17. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、当該第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体及び当該第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4及び当該第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、当該第1の延伸部が当該第5の導体と電気的に結合する位置、当該第2の延伸部が当該第4の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第6の導体と結合する位置が、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、備え、
    前記移相器において、
    前記第1の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とするアンテナ。
  18. 前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、2:1であることを特徴とする請求項17に記載のアンテナ
  19. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、当該第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体、及び、当該第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4、及び、当該第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、当該第1の延伸部が当該第5の導体とに電気的に結合する位置、当該第2の延伸部が当該第4の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第6の導体と結合する位置が、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、当該少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が前記第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とするアンテナ。
  20. 前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、3:1であることを特徴とする請求項19に記載のアンテナ。
  21. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第4の導体と結合する位置が、当該第1の導体、及び、当該第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、当該第1の導体、及び、当該第4の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、
    前記複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、前記移相器の前記第3の導体の入出力端子に送信し、又は、当該複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を当該第3の導体の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、2:1であって、
    前記第1の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、及び、当該第4の導体に対して可動させて前記複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される
    ことを特徴とする無線装置。
  22. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第4の導体と結合する位置が、当該第1の導体、及び、当該第4の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、当該少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が当該第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、当該第1の導体、及び、当該第4の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、
    前記複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、前記移相器の前記分配合成器の入出力端子に送信し、又は、当該複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を当該分配合成器の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、3:1であって、
    前記第1の導体、前記第3の導体、及び、前記第4の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、及び、当該第4の導体に対して可動させて前記複数のアンテナ素子のそれぞれにおける送受信信号に対して移相量が設定される
    ことを特徴とする無線装置。
  23. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、当該第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体、及び、当該第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4、及び、当該第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、当該第1の延伸部が当該第5の導体と電気的に結合する位置、当該第2の延伸部が当該第4の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第6の導体と結合する位置が、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、を備え、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、
    前記複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、前記移相器の前記第3の導体の入出力端子に送信し、又は、当該複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を当該第3の導体の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とする無線装置。
  24. 前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、2:1であることを特徴とする請求項23に記載の無線装置。
  25. 複数のアンテナ素子と、
    第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第1の導体と、当該第1の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第4の導体と、当該第1の曲率半径より大きい第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第5の導体と、当該第3の曲率半径を有し、両端部のそれぞれに入出力端子を有する、導電材料で構成された板状の第6の導体と、当該第1の曲率半径より小さい第2の曲率半径の湾曲部と、当該湾曲部の一端部から当該第1の導体、及び、当該第5の導体と電気的に結合するように延びた第1の延伸部と、当該湾曲部の他端部から当該第4、及び、当該第6の導体と電気的に結合するように伸びた第2の延伸部と、を有し、当該第1の延伸部が当該第1の導体と電気的に結合する位置、当該第1の延伸部が当該第5の導体とに電気的に結合する位置、当該第2の延伸部が当該第4の導体と電気的に結合する位置、及び、当該第2の延伸部が当該第6の導体と結合する位置が、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第2の導体と、一端部が入出力端子に接続され、他端部が当該第2の導体の当該湾曲部と電気的に結合するように延びるとともに、当該第2の導体と電気的に結合する位置が当該湾曲部に対して相対的に移動可能である、導電材料で構成された板状の第3の導体と、少なくとも3個の入出力端子を有し、当該少なくとも3個の入出力端子における1個の入出力端子が当該第3の導体の入出力端子に接続され、送信信号を分配し、又は、受信信号を合成する分配合成器と、を備え、当該第1の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体のそれぞれの入出力端子が前記複数のアンテナ素子のいずれかに接続される移相器と、
    前記複数のアンテナ素子が電波を送信するための送信信号を、前記移相器の前記分配合成器の入出力端子に送信し、又は、当該複数のアンテナ素子が受信した電波から変換された受信信号を当該分配合成器の入出力端子から受信する送受信部と、を備え、
    前記移相器において、
    前記第1の導体、前記第3の導体、前記第4の導体、前記第5の導体、及び、前記第6の導体を固定し、前記第2の導体を当該第1の導体、当該第3の導体、当該第4の導体、当該第5の導体、及び、当該第6の導体に対して可動させて移相量が設定される
    ことを特徴とする無線装置。
  26. 前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径との比が、3:1であることを特徴とする請求項25に記載の無線装置。
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