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JP5879210B2 - 計量スプーンの整列装置および整列方法 - Google Patents
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JP5879210B2 - 計量スプーンの整列装置および整列方法 - Google Patents

計量スプーンの整列装置および整列方法 Download PDF

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Description

本発明は、計量スプーンの整列装置および整列方法に関する。
従来、粉粒状洗浄剤向けの計量スプーンは、一般的な形状として計量部と柄部とを備えている。消費者は、使用時にスプーンの柄部を持って所定量の洗浄剤を容器からすくい、洗濯機に投入して使用している。消費者が最初に使用する際において、計量スプーンが洗浄剤に潜り込み難くするために、生産工程で容器内にスプーンを投入する場合には、計量スプーンが所定の姿勢になるように制御して投入することが求められている。
ところで、計量スプーンを、粉状洗剤や漂白剤等と共に容器内に収容する方法として、多様な方向を向いた状態の計量スプーンを、スプーン整列機で向きを揃えた後、スプーン挿入機に送って容器に収容する方法が広く行われている。
このようなスプーン整列機に投入された計量スプーンの姿勢を制御する方法として、エアセレクタによる方法や、ロボットによる方法や、例えば特許文献1に開示されるデクスタ(複合回転円盤)による方法や、電磁フィーダーによる方法等が知られている。
特開2006−349630号公報
しかしながら、従来のスプーン整列時における制御方法では、以下のような問題があった。
すなわち、エアセレクタやロボットによる方法の場合には、姿勢制御において不安定となる。とくにロボットの場合には、コストが大きく、設置スペースを要するという問題があった。また、特許文献1に示すデクスタによる方法の場合には、傾斜する複数の回転円盤により推進し、ガイド、傾斜板、段差などによって姿勢を制御する方法であり、姿勢制御は安定的ではあるが、設備にコストがかかり、設置スペースも必要となるという問題があった。
また、電磁フィーダーによる場合には、方向性を持たせた振動によって計量スプーンを推進させ、ガイド、傾斜板、段差などによって姿勢を制御する方法であるが、この技術自体がキャップのように安定した姿勢となる部材に採用する場合が多く、計量スプーンのように多数の姿勢を取り得る部材に適用するのは困難であるうえ、設備能力も小さいという問題があり、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、低コストで、多数の姿勢を有する計量スプーンであっても姿勢制御を安定させ、整列性に優れた計量スプーンの整列装置および整列方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る計量スプーンの整列装置では、計量部と、計量部の後側に形成される柄部とを備えた計量スプーンを使用し、計量部は、柄部に向かうにしたがって漸次上向きとなる底斜面が形成された底部を有し、底斜面を接地した状態で柄部の後端が接地する正置姿勢となり、計量スプーンの姿勢を選別して1姿勢に整列させ、計量スプーンが投入される投入底部から上方に向けて連設された螺旋状の移送板を備え、電磁フィーダーによって移送板を微振動によって計量スプーンを移送させるための計量スプーンの整列装置であって、計量スプーンの長軸を移送方向に向けた姿勢にする当接ガイド部と、当接ガイド部で長軸を移送方向に向けた姿勢となった計量スプーンのうち、裏向き姿勢の計量スプーンに下側からエアを吹き付けることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転させる第1エア供給部と、第1エア供給部で横向き姿勢となった計量スプーンを表向き姿勢にする段差部と、移送板の内周側から外周側に向けてエアを吹き出す構成であり、正置姿勢になった計量スプーンの計量部に対してエアを当てることで、計量スプーンを移送板の外周側に向けて押し出す第2エア供給部と、正置姿勢の計量スプーンの計量部の前端部分よりも低い位置に設けられ、前記第2エア供給部によって前記移送板の外周側に向けて押し出された正置姿勢の計量スプーンのうち柄部のみを外側に向けて張り出させることが可能な開口部を有し、柄部が開口部から外側に向けて張り出された計量スプーンの長軸を鉛直方向姿勢となるように案内させ、移送板で計量部を下方から支持した状態で計量スプーンを吊り下げて最終姿勢に整列させる案内ガイド部と、を備え、移送板は、幅寸法が計量スプーンの長軸寸法よりも小さく、かつ移送板の外周側には、移送方向で投入底部側から少なくとも段差部までの間に外側周壁が設けられていることを特徴としている。
また、本発明に係る計量スプーンの整列方法では、上述した計量スプーンの整列装置を使用し、計量部と、柄部とを備えた計量スプーンの姿勢を選別して1姿勢に整列させ、計量スプーンが投入される投入底部から上方に向けて連設された螺旋状の移送板を備え、電磁フィーダーによって移送板を微振動によって計量スプーンを移送させるための計量スプーンの整列方法であって、投入底部に投入された計量スプーンを、外側周壁を有する移送板に移送させ、計量スプーンを当接ガイド部に接触させることで、計量スプーンの長軸を移送方向に向けた姿勢にする工程と、当接ガイド部で長軸を移送方向に向けた姿勢となった計量スプーンのうち、裏向き姿勢の計量スプーンの下側から第1エア供給部によってエアを吹き付けることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転させる工程と、第1エア供給部で横向き姿勢となった計量スプーンを段差部から落下させることで表向き姿勢にする工程と、第2エア供給部によって正置姿勢になった計量スプーンの計量部に対してエアを当てることで、計量スプーンの柄部移送板の外側に押し出し、案内ガイド部の開口部から計量スプーンのうち柄部のみを移送板の外側に張り出させる工程と、 第2エア供給部で柄部を開口部から移送板の外側に張り出させた計量スプーンの長軸を案内ガイド部によって鉛直方向姿勢となるように案内させ、移送板で計量部を下方から支持した状態で計量スプーンを吊り下げて最終姿勢に整列させる工程と、を有していることを特徴としている。
本発明では、複数の計量スプーンが移送板を移動する際に、先ず当接ガイド部によって移送板より柄部が張り出す部分に接触させることで、計量スプーンの長軸を移送方向に向けた姿勢となる。そして、次の工程において、裏向き姿勢の計量スプーンは、計量部内に下側からエアが吹き付けられることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転される。さらに、移送板の段差を通過させることで横向き姿勢の計量スプーンを表向き姿勢にすることができる。その後、計量スプーンの柄部を移送板の外側に向け、案内ガイド部によって柄部を外側に向けた計量スプーンの長軸を縦方向となる姿勢に回転させ、移送板に計量部を支持させた状態で計量スプーンを吊り下げて最終姿勢に整列させることができる。
このように、計量スプーンが多様な向きで移送板上に供給されても、最終姿勢で整列した計量スプーンとして、次工程のスプーン挿入機等に送ることができる。つまり、計量スプーンは、電磁フィーダー式の移送板を備え、当接ガイド部、第1エア供給部、段差部、第2エア供給部、および案内ガイド部の選別手段によって整列性を向上させることができ、整列させた後に、適宜な工程を経て、粉状洗剤等と共に容器に収容することができる。
また、本発明に係る計量スプーンの整列装置では、計量スプーンの長軸が縦方向姿勢となっていないものに対して、エアを吹き付けることで移送板から落下させる第3エア供給部が設けられていることが好ましい。
本発明に係る計量スプーンの整列装置によれば、最終姿勢となる工程を通過した計量スプーンに対して、さらに正しい姿勢でないものを第3エア供給部によって落下させて取り除くため、計量スプーンをずれのない最終姿勢で整列したもののみを残して、次工程に送ることができる。
また、本発明に係る計量スプーンの整列装置では、当接ガイド部の上流側には、重なり合っている計量スプーン、又は移送板の幅方向に並列する計量スプーンを移送板から落下させる第4エア供給部が設けられていることがより好ましい。
本発明では、当接ガイド部によって計量スプーンの長軸を移送方向に向けた姿勢にする前の段階で、重なり合っている計量スプーン、又は移送板の幅方向に並列する計量スプーンを移送板上から取り除くことができることから、各選別工程の不具合を抑制することができ、整列性の精度を高めることができる。
また、本発明に係る計量スプーンの整列装置では、案内ガイド部の下流側には、整列した計量スプーンの最終姿勢を保持する押さえ板が設けられ、押さえ板の導入部手前で最終姿勢の計量スプーンを再度、最終姿勢とする第5エア供給部が設けられていることが好ましい。
この場合、計量スプーンを最終姿勢を維持したまま押さえ板によって保持することができ、その姿勢を保った状態のまま次工程のスプーン挿入機などへ送ることができる。
本発明の計量スプーンの整列装置および整列方法によれば、移送板に当接ガイド部、第1エア供給部、段差部、第2エア供給部、および案内ガイド部を設けることで、低コストで多様な計量スプーンの姿勢を順次少なくして安定した最終姿勢とすることができ、多数の姿勢を有する計量スプーンであっても姿勢制御を安定させ、優れた整列性を実現することができる。
本発明の実施の形態による計量スプーンの側面図である。 計量スプーンを前方側から見た図である。 計量スプーンの平面図である。 計量スプーンの正置姿勢の状態を示す側面図である。 スプーン整列機の構成を示す上面図である。 第1選別工程が行われる第1選別部の構成を示す上面図である。 第2選別工程が行われる第2選別部の構成を示す上面図である。 第3選別工程が行われる第3選別部の構成を示す上面図である。 第4選別工程が行われる第4選別部の構成を示す上面図であって、(a)は回転前の状態の図、(b)は回転後の状態の図である。 計量スプーンの整列状態を示す図であって、(a)は傾き始めの状態の図、(b)は直立状態の最終姿勢の状態の図である。 押さえ板の構成を示す図である。
以下、本発明による計量スプーンの整列装置および整列方法の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による計量スプーンの整列装置(以下、図5に示す「スプーン整列機1」という)は、計量スプーン10の姿勢を選別して1姿勢に整列させ、複数の計量スプーン10が投入される投入部から上方に向けて連設された螺旋状の移送板3(図5参照)を備え、図示しない電磁フィーダーによって移送板3を微振動によって計量スプーン10を移送させるものである。
使用される計量スプーン10は、図2〜4に示すように、計量部11及び柄部12が連結部13を介して一体的に形成されている。計量スプーン10の材料として、射出成形品の製造に従来用いられている各種の材料を採用することができ、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ABS(アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン)樹脂等を用いることができる。
ここで、計量スプーン10において、計量部11と柄部12とが配列される長軸をスプーン軸O1(図3参照)といい、スプーン軸O1方向に沿って計量部11の先端側を先端、前側といい、その反対側を後側といい、計量部11の開口11aを上向きにしたときの上面視でスプーン軸O1に直交する方向を幅方向という。また、計量部11の開口11a側を表側といい、底側を裏側といい、さらに計量スプーン10において、表側を上向きにしたときを表向き姿勢、表側を下向きにしたときを裏向き姿勢という。また、計量スプーン10が移送板3に沿って移動する方向を移送方向E(図5参照)とし、移送方向Eで前方を下流側、後方を上流側という。
計量部11は、粉状洗剤等の被計量物を収容可能に形成され、前後左右の側壁部14(14A〜14D)と底部15とを有している。
底部15は、その後側(柄部12側)に、後方に向かうにしたがって漸次上向きとなる底斜面15bが形成されている。つまり計量スプーン10は、計量スプーン10が正置した状態(これを図4に示す「正置姿勢」という)で底斜面15bが接地し、水平面15aが前方に向けて浮き上がった状態となり、スプーン全体が柄部12側に倒れこむことになる。具体的に底斜面15bの図1に示す傾斜角度θ(水平面15aと底斜面15bとがなす角度)は、傾斜方向の後側に延びる延長線(図1の符号L1)上に柄部12の後端12aが位置する傾斜角となっている(図4参照)。
計量スプーン10の重心は、底部15の水平面15aよりも後側に位置し、空の計量スプーン10の正置状態で、底斜面15bが接地するとともに、柄部12の後端12aも接地する姿勢となる。すなわち、計量スプーン10は、図1に示すような状態で載置させた状態では姿勢が安定化せず、外力や振動等を与えなくても自然に矢印で示される方向に回転し、柄部12の後端12aが図4に示す状態で接地して安定した姿勢となり、この姿勢が上述した正置姿勢となる。
また、底斜面15bは、20mm×20mm以上を有する面領域があると移送性に優れる。これは、この底斜面15bの面積が大きい程、搬送面(移送板3)との接触面積が大きく、且つ姿勢の安定性が高まり効果的であるためである。
側壁部14のうち前壁14Aと対向する両側面14B、14Cには開口11a側から底部15へ向かうにしたがい開口断面が小さくなる2段の段差部14a、14bが形成され、前壁14Aおよび両側壁14B、14Cの周方向の全面にわたって連続している。この段差部14a、14bの段差寸法は、例えば1mm以上とされ、とくに2mm以上であればガイド等の姿勢制御を行い易い。つまり、例えば移送板3上に設けたガイドに段差部14a、14bが接触することで、所望の向き、姿勢に変更することができる。
さらに、前壁14Aおよび両側壁14B、14Cは、上から下に向かって漸次平面視で計量部11の中心に向かう傾斜面が形成されている。後壁14Dは、開口11aの縁端を水平にした状態で鉛直面を形成しており、底部15の底斜面15bに連設している。
そして、計量部11の平面寸法としては、図3に示す長さ寸法Lと幅寸法Wの差(L―W)で例えば4mm以上となることが好ましい。
なお、14A、14B、14Cの傾斜角が80度以下であることが好ましく、これにより横向き姿勢を表向き姿勢にし易くなる。つまり、横向き姿勢の計量スプーン10を段差から落下させたり、ガイドに接触させることで、表向き姿勢に変更させることができる。なお、この傾斜角度が上記80度以上の急角度となる場合には、段差やガイドのみでは横向きを表向き姿勢にするのが難しい場合がある。
柄部12は、計量スプーン10のスプーン軸O1に沿って下側に凹んだ形状をなし、上述したように計量部11の後部上縁部に連結部13を介して連設されており、開口11aと略平行に後方に向けて延在している。
連結部13は、上面に平らな面を有するストレート面13aを形成している。このストレート面13aは、幅方向で20mm以上に形成され、スプーン整列機1による搬送において、整列後の搬送性を良好にする機能を有している。
ここで、図5に示すように、スプーン整列機1における計量スプーン10の姿勢として、スプーン整列機1で最初に移送板3上において12姿勢を取り得る。具体的に計量スプーン10の姿勢は、移送板3の移送方向Eで上流側に計量部11側(前側)を向けた状態、同じく下流側に計量部11側(前側)を向けた状態、および計量スプーン10のスプーン軸O1方向を平面視で移送方向Eに対して略直交する方向(移送板3の幅方向Y)に向けた状態の3位置のそれぞれにおいて、計量部11の開口11aを上に向けた表向き姿勢と、裏向き姿勢と、左右の横向き姿勢との4姿勢があり、上述した3位置で12姿勢となる。
図5に示すように、スプーン整列機1は、中央底部に位置する複数の計量スプーン10が投入される投入部2と、投入部2から上方に向けて連設された螺旋状に配置された移送板3と、移送板3の適宜な箇所に設けられる選別手段20(P1〜P4)と、を備え、その移送板3を電磁フィーダー(図示省略)によって微振動させることで複数の計量スプーン10を螺旋状に沿って移送板3を下流側へ向けて移送させるものである。
移送板3は、スプーン整列機1の径方向で外周側又は内周側に垂直状の周壁31を備えている。具体的に移送板3は、移送方向Eで選別手段20の後述する段差部23を過ぎた位置までの外側周壁31Aと、それよりも下流側の内側周壁31Bと、を有している。その内側周壁31Bを備えた移送板3(これを「終点側整列路3A」という)と、スプーン整列機1の整列機外周壁1aとの間には周方向に沿って間隙1bが形成されている。そして、終点側整列路3Aは、下流側に向かうに従って漸次幅寸法が小さくなっている。そのため、前記間隙1bは、下流側に向かうに従って漸次幅寸法が広がっている。
そして、スプーン整列機1は、移送板3上に多様な方向を向いた姿勢(ここでは12姿勢)で供給される計量スプーン10のうち、計量部11の開口11aが移送板3の径方向の外側を向き、且つ柄部12が前記間隙1bに挿入されて直立した1姿勢のもののみを、選択的に次工程のスプーン挿入機(図示省略)に送り出す構成となっている。
選別手段20は、複数の選別箇所(後述する選別部P1、P2、P3、P4)を備え、移送板3の終点部において計量スプーン1は上述した12姿勢のうち1姿勢に選別されることになる。
選別手段20は、計量スプーン10のスプーン軸O1を移送方向Eに向けた姿勢にする当接棒21(当接ガイド部)と、裏向き姿勢の計量スプーン10に下側からエアを吹き付けることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転させる第1エア供給部22と、横向き姿勢となった計量スプーン10を表向き姿勢にする段差部23と、計量スプーン10の柄部12を移送板3の外側に向ける第2エア供給部24と、移送板3との間に間隙1bを空けて配置され、柄部12を外側に向けた計量スプーン10のスプーン軸O1を縦方向となる姿勢に回転させ、移送板3で計量部11を支持した状態で計量スプーン10を吊り下げて最終姿勢に整列させる案内ガイド部25と、を備えている。
すなわち、選別手段20は、計量スプーン10の姿勢を12姿勢から8姿勢に選別する上記当接棒21を備えた第1選別部P1(第1選別工程が行われる箇所)、同じく8姿勢から6姿勢に選別する第1エア供給部22を備えた第2選別部P2(第2選別工程が行われる箇所)、同じく6姿勢から2姿勢に選別する段差部23を備えた第3選別部P3(第3選別工程が行われる箇所)、同じく2姿勢から1姿勢に選別する第2エア供給部24と最終姿勢に整列させる案内ガイド部25とを備えた第4選別部P4(第4選別工程が行われる箇所)がその順で移送方向Eに配置されている。
図6に示すように、第1選別部P1の当接棒21は、上流側の一端21aが移送板3に固定され、外側周壁31Aから幅方向Yで計量スプーン10の幅寸法W(図3参照)よりわずかに大きな間隔をあけ、且つ長手方向を移送方向Eに向けて設けられている。当接棒21の他端21bは、移送板3上に正置姿勢に載る計量スプーン10の柄部12の前端(連結部13側の部分)と同じ位置、或いは高い位置となるように設けられている。つまり、当接棒21を通過する計量スプーン10の柄部12が径方向内側に向けて張り出す姿勢となっている場合には、その柄部12(あるいは計量部11)が当接棒21に接触する。これにより、計量スプーン10は、柄部12を上流側に向けるとともに、計量部11を下流側(移送方向Eの前側)に向けるように鉛直方向を中心にして回転し、スプーン軸O1を移送方向Eに向けた姿勢となる。
また、本実施の形態の第1選別部P1には、上述した当接棒21に加え、当接棒21に接触する計量スプーン10の鉛直軸回りの回転を促進するように、計量部11に向けてエアを吹き付ける第6エア供給部26が設けられている。さらに、当接棒21の下流側の移送板3には、移送方向Eに向けた計量スプーン10の姿勢を保持するための内周壁31Cが設けられている。
図7に示すように、第2選別部P2の第1エア供給部22は、移送板3からエアを上向きに吹き出す孔であり、移送板3の幅方向で略中央に位置し、常時、所定圧力でエアを吹き出している。第2選別部P2では、計量部11の開口11aを下側とした裏向き姿勢の計量スプーン10の計量部11が第1エア供給部22の上に被さるようにして位置すると、そのエアの風圧によって表裏が反転し、表向き姿勢とし、計量スプーン10を8姿勢から6姿勢に選別する。
図8に示すように、第3選別部P3の段差部23は、第1エア供給部22の下流側に位置し、移送板3の下流側が上流側よりも低くなる段差となっている。つまり、第3選別部P3では、横向き姿勢の計量スプーン10が段差部23で落下することによって表向き姿勢(正置姿勢)となり、これにより計量スプーン10を6姿勢から2姿勢に選別する。このとき、計量部11の前壁14A、および両側面14B、14Cがそれぞれ80度以下の傾斜角度で形成されているので、横向き姿勢から表向き姿勢に起き上がることが可能となる。
図9(a)、(b)に示すように、第4選別部P4の案内ガイド部25は、移送方向Eで第2エア供給部24とほぼ同位置に移送板3の外周に沿って設けられ、移送板3に対して開口部25aをあけて所定高さの位置で外側周壁31Aに固定されている。案内ガイド部25の下端25bは、正置姿勢の計量スプーン10の計量部11の前端部分よりも低い位置となっている。つまり、案内ガイド部25は、正置姿勢の計量スプーン10の柄部12が開口部25aより移送板3の外側に張り出すことが可能な構成となっている。
そして、第4選別部P4の第2エア供給部24は、移送板3の径方向内側から外側に向けてエアを吹き出す配管であり、常時、所定圧力でエアを吹き出している。エアの吹き出し方向は、斜め前方(斜め下流側)の向きであり、これにより、表向き姿勢で計量部11を上流側と下流側に向けた2姿勢の計量スプーン10は、エアの風圧によって鉛直方向を中心にして回転し、柄部12が開口部25aより外側に張り出して計量スプーン10の向きを変える。
次に、上述したスプーン整列機1によって計量スプーン10を整列させる方法について、図面に基づいて具体的に説明する。
先ず、図5に示すように、スプーン整列機1の投入部2に複数の計量スプーン10を供給すると、電磁フィーダーによる微振動によってそれら計量スプーン10が1つずつ螺旋状の移送板3を登って下流側へ向けて移動する。このとき、計量スプーン10は、上述した12姿勢のいずれかの姿勢で移動する。
(第1選別工程)
図4に示すように、第1選別工程では、第1選別部P1において、当接棒21を用いて計量スプーン10のスプーン軸O1を移送方向Eに向けた姿勢に変更する。つまり、柄部12が径方向内側に向けて張り出した姿勢の計量スプーン10は、当接棒21を通過する際に、その柄部12(あるいは計量部11)が当接棒21に接触して上流側を向くように鉛直方向を中心にして回転する。このとき、第6エア供給部26から吹き出されるエアが計量部11に吹き付けられ、その回転が促進される。これにより、計量スプーン10のスプーン軸O1が移送方向Eに向けた姿勢となり、12姿勢から8姿勢に選別される。そして、本第1選別工程で姿勢を変えた計量スプーン10は、移送板3の外側周壁31Aと内周壁31Cとの間でその姿勢が保持された状態で第2選別部P2側へ移動する。
なお、当接棒21の上流側には、重なり合っている計量スプーン10、又は移送板3の幅方向Yに並列する計量スプーン10を移送板3から落下させる第4エア供給部(図示省略)が設けられていてもよい。
この場合、当接棒21によって計量スプーン10のスプーン軸O1(図3)を移送方向Eに向けた姿勢にする前の段階で、重なり合っている計量スプーン10、又は移送板3の幅方向Yに並列する計量スプーン10を移送板3上から取り除くことができることから、各選別工程の不具合を抑制することができ、整列性の精度を高めることができる。
(第2選別工程)
次に、図7に示すように、第2選別工程では、第2選別部P2において、裏向き姿勢の計量スプーン10に下側からエアを吹き付けることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転させる。この場合、裏向き姿勢の計量スプーン10の計量部11が第1エア供給部22の上に位置すると、そのエアの風圧によって表裏が反転し、表向き姿勢となる。
また、横向き姿勢の計量スプーン10においても同様に、計量部11の側壁14B、14Cが第1エア供給部22の上に位置すると、そのエアの風圧によって正置姿勢に戻る方向に回転し、表向き姿勢となり得る。本実施の形態の計量スプーン10では、横向き姿勢の場合に側壁14B、14Cが面で接地しない不安定な姿勢のため、第1エア供給部22による下からのエアによって浮き上がり易く、正置姿勢に戻るように回転することが可能となっている。なお、第2選別部P2を通過する計量スプーン10が表向き姿勢であったものについては、正置姿勢で安定しているので、下側からのエアの吹き付けによって姿勢が変化することなく、表向き姿勢のまま通過する。
このように、本第2選別工程では、計量スプーン10が8姿勢から6姿勢に選別されることになる。
(第3選別工程)
次に、図8に示すように、第3選別工程では、第3選別部P3において、横向き姿勢となった計量スプーン10を表向き姿勢にする。第3選別部P3では、第2選別部P2で表向き姿勢に変わらなかった横向き姿勢の計量スプーン10を段差部23で落下させることによって、表向き姿勢(正置姿勢)に変え、これにより計量スプーン10が6姿勢から2姿勢に選別される。つまり、不安定な横向き姿勢の計量スプーン10を所定の段差寸法(高さ)で落下させることで、正置姿勢に戻るように回転させることができる。
この場合、計量部11の側壁14B、14Cに傾斜面14が形成されており、落下時には計量部11の開口11a側が先に移送板3に接するため、その反動で正置姿勢に戻る方向への回転力が作用することになる。
(第4選別工程)
次いで、図9(a)、(b)に示すように、第4選別工程では、第4選別部P4において、計量スプーン10の柄部12を移送板3の外側に向ける。つまり、第4選別部P4では、表向き姿勢で計量部11を上流側と下流側に向けた2姿勢の計量スプーン10に対して、第2エア供給部24によってエアを吹き付け、そのエアの風圧によって鉛直方向を中心にして計量スプーン10が回転し、柄部12が案内ガイド部25の下方に位置する開口部25aより外側に張り出して計量スプーン10の向きが変わる。
そして、計量スプーン10は、図10(a)、(b)に示すように、移送板3の終点側整列路3Aを移動する。柄部12側に重心のある計量スプーン10は、終点側整列路3A(移送板3)とスプーン整列機1の整列機外周壁1aとの間の間隙1bに入り込み、この間隙1bにおいて柄部12を外側に向けた計量スプーン10のスプーン軸O1が縦方向の姿勢に傾くとともに回転し、移送板3の外周縁に計量部11の後壁14Dが支持され、計量スプーン10が計量部11の開口11aを径方向で外側に向けた状態(計量部11の開口面が縦方向(鉛直方向)に向けた状態)、すなわち柄部12のスプーン軸O1方向が下に延びた状態で吊り下げられ、直立状態で安定した最終姿勢で整列される。
なお、計量スプーン10のスプーン軸O1(図3)が縦方向姿勢となっていないものに対して、エアを吹き付けることで移送板3から落下させる第3エア供給部(図示省略)が設けられていることが好ましい。この場合、最終姿勢となる工程を通過した計量スプーン10に対して、さらに正しい姿勢でないものを前記第3エア供給部によって落下させて取り除くため、計量スプーン10をずれのない最終姿勢で整列したもののみを残して、次工程に送ることができる。
なお、本実施の形態では、図11に示すように、案内ガイド部25の下流側に整列した計量スプーン10の最終姿勢を保持する押さえ板27が設けられ、押さえ板27の導入部手前で最終姿勢の計量スプーン10を再度、最終姿勢とする第5エア供給部28が設けられている。
このように、計量スプーン10が多様な向きで移送板3上に供給されても、最終姿勢となり、整列した計量スプーン10として、次工程のスプーン挿入機等(図示省略)に送ることができる。つまり、計量スプーン10は、電磁フィーダー式の移送板3を備え、上述した選別手段20(各選別部P1、P2、P3、P4)によって整列性を向上させることができ、整列させた後に、適宜な工程を経て、粉状洗剤等と共に容器に収容することが可能となる。
上述した実施の形態による計量スプーンの整列装置および整列方法では、移送板3に当接棒21、第1エア供給部22、段差部23、第2エア供給部24、および案内ガイド部25を設けることで、低コストで多様な計量スプーン10の姿勢を順次少なくして安定した最終姿勢とすることができ、多数の姿勢を有する計量スプーン10であっても姿勢制御を安定させ、優れた整列性を実現することができる。
以上、本発明による計量スプーンの整列装置および整列方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 スプーン整列機(整列装置)
2 投入部
3 移送板
10 計量スプーン
11 計量部
11a 開口
12 柄部
13 連結部
13a ストレート面
14 側壁部
14a 第1段差部
14b 第2段差部
14c 傾斜面
15 底部
20 選別手段
21 当接棒(当接ガイド部)
22 第1エア供給部
23 段差部
24 第2エア供給部
25 案内ガイド部
27 押さえ板
O1 スプーン軸(長軸)
P1、P2、P3、P4 選別部
θ 傾斜角度
E 移送方向
Y 幅方向

Claims (5)

  1. 計量部と、該計量部の後側に形成される柄部とを備えた計量スプーンを使用し、前記計量部は、前記柄部に向かうにしたがって漸次上向きとなる底斜面が形成された底部を有し、前記底斜面を接地した状態で前記柄部の後端が接地する正置姿勢となり、前記計量スプーンの姿勢を選別して1姿勢に整列させ、前記計量スプーンが投入される投入底部から上方に向けて連設された螺旋状の移送板を備え、電磁フィーダーによって前記移送板を微振動によって前記計量スプーンを移送させるための計量スプーンの整列装置であって、
    前記計量スプーンの長軸を移送方向に向けた姿勢にする当接ガイド部と、
    前記当接ガイド部で長軸を移送方向に向けた姿勢となった前記計量スプーンのうち、裏向き姿勢の計量スプーンに下側からエアを吹き付けることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転させる第1エア供給部と、
    前記第1エア供給部で横向き姿勢となった前記計量スプーンを表向き姿勢にする段差部と、
    前記移送板の内周側から外周側に向けてエアを吹き出す構成であり、正置姿勢になった前記計量スプーンの計量部に対してエアを当てることで、前記計量スプーンを前記移送板の外周側に向けて押し出す第2エア供給部と、
    前記正置姿勢の前記計量スプーンの前記計量部の前端部分よりも低い位置に設けられ、前記第2エア供給部によって前記移送板の外周側に向けて押し出された前記正置姿勢の前記計量スプーンのうち前記柄部のみを外側に向けて張り出させることが可能な開口部を有し、前記柄部が前記開口部から外側に向けて張り出された計量スプーンの長軸を鉛直方向姿勢となるように案内させ、前記移送板で前記計量部を下方から支持した状態で前記計量スプーンを吊り下げて最終姿勢に整列させる案内ガイド部と、
    を備え
    前記移送板は、幅寸法が前記計量スプーンの長軸寸法よりも小さく、かつ前記移送板の外周側には、移送方向で前記投入底部側から少なくとも前記段差部までの間に外側周壁が設けられていることを特徴とする計量スプーンの整列装置。
  2. 計量スプーンの長軸が前記縦方向姿勢となっていないものに対して、エアを吹き付けることで前記移送板から落下させる第3エア供給部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の計量スプーンの整列装置。
  3. 前記当接ガイド部の上流側には、重なり合っている前記計量スプーン、又は前記移送板の幅方向に並列する計量スプーンを前記移送板から落下させる第4エア供給部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の計量スプーンの整列装置。
  4. 前記案内ガイド部の下流側には、整列した前記計量スプーンの最終姿勢を保持する押さえ板が設けられ、
    該押さえ板の導入部手前で前記最終姿勢の計量スプーンを再度、最終姿勢とする第5エア供給部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の計量スプーンの整列装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計量スプーンの整列装置を使用し、計量部と、柄部とを備えた計量スプーンの姿勢を選別して1姿勢に整列させ、前記計量スプーンが投入される投入底部から上方に向けて連設された螺旋状の移送板を備え、電磁フィーダーによって前記移送板を微振動によって前記計量スプーンを移送させるための計量スプーンの整列方法であって、
    前記投入底部に投入された前記計量スプーンを、前記外側周壁を有する前記移送板に移送させ、前記計量スプーンを前記当接ガイド部に接触させることで、前記計量スプーンの長軸を移送方向に向けた姿勢にする工程と、
    前記当接ガイド部で長軸を移送方向に向けた姿勢となった前記計量スプーンのうち、裏向き姿勢の計量スプーンの下側から前記第1エア供給部によってエアを吹き付けることよって表向き姿勢又は横向き姿勢に反転させる工程と、
    前記第1エア供給部で横向き姿勢となった前記計量スプーンを前記段差部から落下させることで表向き姿勢にする工程と、
    前記第2エア供給部によって正置姿勢になった前記計量スプーンの計量部に対してエアを当てることで、前記計量スプーンの柄部が前記移送板の外側に押し出し、前記案内ガイド部の開口部から前記計量スプーンのうち柄部のみを前記移送板の外側に張り出させる工程と、
    前記第2エア供給部で前記柄部を前記開口部から前記移送板の外側に張り出させた計量スプーンの長軸を前記案内ガイド部によって鉛直方向姿勢となるように案内させ、前記移送板で前記計量部を下方から支持した状態で前記計量スプーンを吊り下げて最終姿勢に整列させる工程と、
    有していることを特徴とする計量スプーンの整列方法。
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