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JP5880358B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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本発明は、ニードルを軸方向にスライドさせることにより燃料の噴射と停止とを行う構成の燃料噴射弁に係り、特に内燃機関に用いる燃料噴射弁に関する。
例えば特許文献1〜3に示されているように、燃料噴射弁として、ニードルを軸方向に変位させることにより燃料の噴射と停止とを行うように構成したものがある。
前記ニードルの下端には、筒状のハウジングの下端に設けられている燃料の噴射口を開閉するための弁体が設けられており、また前記ニードルの上端には、フランジが設けられている。このニードルを軸方向に変位させる駆動系としては、電磁石とアーマチュア(可動コアまたは可動子)とを用いている。
アーマチュアは、いわゆるニードルバウンスを低減するために、ニードルの外径側でフランジ寄りに相対変位可能に設けられている。電磁石(コイルユニット)は、前記ハウジングの外周に固定されている。
前記電磁石により磁気吸引力を発生させると、アーマチュアが上側に引き寄せられることになって、このアーマチュアがニードルを上側に押し上げることになるので、ニードルの弁体が前記噴射口を開く。一方、前記電磁石により磁気吸引力を発生させていない状態では、ニードルのフランジの上方に同軸に連なるように配置される戻しばね(円筒形の圧縮コイルバネ)の弾性復元力によりニードルおよびアーマチュアが下側に押し下げられることにより、前記ニードルの弁体が前記噴射口を閉じる。
特開2010−150976号公報(図1参照) 特表2002−528672号公報(図1参照) 特表2004−519600号公報(図1参照)
上記従来例では、前記ニードルの弁体で前記噴射口を閉じている場合、前記ニードルのフランジの下面に前記アーマチュアの上面が当接するようになっているために、前記閉状態において微振動などによって前記当接面が相対的に動くと、当該当接面が摩擦接触することになる。
このような摩擦接触が繰り返されると、摩耗が経時的に進展することになるために、前記噴射口を開ける場合に前記ニードルの軸方向変位量が初期設定値より不足するなど、規定の燃料噴射量が得られなくなることが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、ニードルを軸方向にスライドさせることにより燃料の噴射と停止とを行う構成の燃料噴射弁において、前記噴射口を開ける場合のニードルの軸方向変位量の経時変化を抑制または回避可能とすることを目的としている。
本発明に係る燃料噴射弁は、一端に燃料の噴射口の開閉用の弁体が設けられかつ他端にフランジが設けられるニードルと、このニードルのフランジに当接されて前記噴射口を閉じる側に前記ニードルを付勢する戻しばねと、前記ニードルの前記フランジ寄りの外径側に相対変位可能に設けられるアーマチュアと、このアーマチュアと前記ニードルのフランジとの軸方向対向間に設けられて当該両者を非接触とするように引き離す方向に付勢するためのばねと、前記アーマチュアを前記戻しばねの付勢力に抗して引き寄せる磁気吸引力を発生することにより前記噴射口を開く側に前記ニードルを軸方向に変位させるための駆動源と、前記アーマチュアが前記駆動源により引き寄せられるときの軸方向変位量を規制するための第1ストッパと、前記アーマチュアが前記駆動源により引き寄せられていない状態で前記戻しばねおよび前記ばねにより付勢されるときの軸方向変位量を規制するための第2ストッパと、を含み、前記アーマチュアは、磁性材を筒形状に形成したものとされ、かつその中心孔において前記フランジ側の端面から中心軸線方向の途中までの領域が大径とされていて、前記戻しばねは、前記ニードルの他端側に同軸に連なるように配置される円筒形の圧縮コイルバネとされ、前記ばねは、前記ニードルの外径側に同心状となるようにかつ前記ニードルの前記フランジと、前記アーマチュアの中心孔の大径とされている領域において径方向に沿う段壁面との間に配置される円筒形の圧縮コイルバネとされ、前記第2ストッパは、前記ニードルの外周に取り付けられ、かつ前記アーマチュアにおいて前記ニードルの弁体側に位置する端面に軸方向で対向配置される筒状部材とされている、ことを特徴としている。
本発明では、前記アーマチュアが前記駆動源で発生する磁気吸引力により引き寄せられていない状態において、前記アーマチュアと前記ニードルのフランジとが非接触となるように構成されている。
これにより、前記ニードルの弁体で前記噴射口を閉じた状態において、仮に、前記アーマチュアと前記ニードルのフランジとが相対的に動いたとしても、前記アーマチュアと前記ニードルのフランジとが摩擦接触して摩耗することが回避される。
その結果、前記噴射口を開ける場合のニードルの軸方向変位量が経時変化せずに済むようになるから、使用経過に関係なく、燃料噴射量を初期設定値のままに保つことが可能になるなど、信頼性の向上に貢献できるようになる。
好ましくは、前記駆動源は、給電に伴い磁気吸引力を発生する電磁石とされ、前記ばねのばね定数が、前記戻しばねのばね定数より小さく設定される。ここでは、駆動源、戻しばね、ばねの構成を特定している。
好ましくは、前記第1ストッパは、前記戻しばねおよび前記ニードルのフランジの外径側に非接触に包囲配置されかつ前記アーマチュアにおいて前記ニードルのフランジ側に位置する端面に軸方向で対向配置される筒状部材の一部とされる。ここでは、第1ストッパの構成をより具体的に特定している。
本発明は、ニードルを軸方向にスライドさせることにより燃料の噴射と停止とを行う構成の燃料噴射弁において、前記噴射口を開ける場合のニードルの軸方向変位量の経時変化を抑制または回避することが可能になる。その結果、使用経過に関係なく、燃料噴射量を初期設定値のままに保つことが可能になるなど、信頼性の向上に貢献できるようになる。
本発明に係る燃料噴射弁の一実施形態で、その全体の概略構成を示す断面図である。 図1の一部の拡大図であり、燃料噴射弁の閉弁時の状態を示している。 図2において燃料噴射弁を開弁するときの初期段階を示す図である。 図3の状態からさらにニードルを押し上げて全開にしたときの状態を示す図である。 本発明に係る燃料噴射弁の他実施形態で、図2に対応する図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図4に、本発明の一実施形態を示している。図中、1は燃料噴射弁の全体を示している。この燃料噴射弁1は、ガソリンなどの燃料を内燃機関の燃焼室に噴射するために用いられる高圧噴射弁である。
燃料噴射弁1のハウジング2は、図1に示すように、磁性材製のアッパハウジング2aと磁性材製のロアハウジング2bとを非磁性材製の中継環2cを介して連結した構成になっている。
アッパハウジング2aと中継環2cとロアハウジング2bとはそれぞれ例えばレーザ溶接などにより連結されている。アッパハウジング2aの外径および内径はロアハウジング2bの外径および内径よりそれぞれ大きく設定されている。但し、ロアハウジング2bの上部の外径および内径はアッパハウジング2aの外径および内径とほぼ同じに設定されている。
非磁性材製の中継環2cは磁性材製のアッパハウジング2aと磁性材製のロアハウジング2bとの磁気的な短絡を防止するために設けられている。
アッパハウジング2aの上側開口には、燃料導入管3が取り付けられており、ロアハウジング2bの下側開口には、円柱形のノズルボディ4が例えば圧入または溶接などにより固定されている。
このノズルボディ4の中心には、軸方向下端が閉塞された穴4aが設けられており、また、このノズルボディ4の下側において前記穴4aの下側閉塞部分には外側へ突出する突出部4bが設けられている。この突出部4bには、燃料の噴射口4cが複数設けられている。このノズルボディ4の下側突出部の付け根側には、すり鉢形状の弁座4dが設けられている。
また、ハウジング2の内部には、固定コア5、アーマチュア(可動コアとも言う)6、ニードル7、戻しばね8などが収納されていて、ハウジング2の外径側には、電磁石ユニット9が取り付けられている。
固定コア5は、磁性材製の長尺な円筒形の部材からなり、アッパハウジング2aの内部空間の大半を占める領域に軸方向ならびに円周方向に不動となるように嵌合固定されている。この固定コア5の中心孔が燃料の供給通路とされる。
この固定コア5の下面は、下記するようにアーマチュア6が電磁石ユニット9により引き寄せられるときの軸方向変位量(上昇量)を規制するための第1ストッパとして用いられる。
アーマチュア6は、磁性材製の短尺な円筒形の部材からなり、アッパハウジング2aの内部空間の下側領域に上下方向に変位可能に収納されている。このアーマチュア6の中心孔の周りには軸方向に貫通する孔(燃料通路)6aが複数設けられている。
ニードル7の下端(軸方向一端)には前記噴射口4cの開閉用の弁体7aが設けられ、また、ニードル7の上端(軸方向他端)には径方向外向きに張り出すフランジ7bが設けられている。
ニードル7の上部は中空に形成されており、この中空部分の所定位置に径方向に貫通する横孔7cが設けられている。また、ニードル7の弁体7aの近傍には、外径が大径とされた大径部7dが設けられている。この大径部7dは、ノズルボディ4の穴4aに相対変位可能に嵌入されていて、ニードル7の軸方向変位をガイドするために設けられている。
さらに、ニードル7の長手方向途中(軸方向中間)の外径側には、フランジ付きスリーブ10が例えば溶接、接着または圧入などにより固定されている。
このスリーブ10は、下記するようにアーマチュア6が電磁石ユニット9により引き寄せられていない状態で戻しばね8および下記ばね12により付勢されるときの軸方向変位量(下降量)を規制するための第2ストッパとして用いられる。
ニードル7の弁体7aは、ノズルボディ4のすり鉢形状の弁座4dに合致して当接するような先細り形状に形成されている。この弁体7aがノズルボディ4の弁座4dに当接するとノズルボディ4の噴射口4cが閉じる状態になり、また、弁体7aが前記弁座4dから離隔するとノズルボディ4の噴射口4cが開く状態になる。
ニードル7のフランジ7bは、固定コア5の中心孔に相対変位可能に非接触に配置されている。
そして、ニードル7のボディは、アーマチュア6の中心孔に相対変位可能に挿通されており、このようにニードル7とアーマチュア6とを相対変位可能にしているのは、いわゆるニードルバウンスを低減するためである。このニードル7のボディとロアハウジング2bの内部空間との対向部分には環状の隙間が設けられている。この環状の対向隙間が燃料供給通路となる。
戻しばね8は、円筒形の圧縮コイルバネとされ、固定コア5の中心孔内に収納されることによりニードル7のフランジ7bの上端側に同軸に連なるように配置されている。
詳しくは、戻しばね8は、ニードル7のフランジ7bと固定コア5の中心孔上部に嵌合固定されるアジャスティングパイプ11とで挟まれることにより圧縮されている。この戻しばね8は、圧縮状態からの弾性復元力によってノズルボディ4の噴射口4cを閉じる側(下側)にニードル7を付勢する。
電磁石ユニット9は、アーマチュア6を戻しばね8の弾性復元力(付勢力)に抗して引き寄せる磁気吸引力を発生することによりノズルボディ4の噴射口4cを開く側にニードル7を軸方向に変位させるものである。
この電磁石ユニット9は、磁性材製の円筒形のケース9aの内周にスプール9bに巻かれたコイル9cが設置されており、さらにケース9aにはコイル9cへの給電端子9dを備えるコネクタ9eが取り付けられている。
なお、電磁石ユニット9のコイル9cに給電することによって、当該コイル9cに発生する磁界により磁束がアッパハウジング2aと固定コア5とアーマチュア6とロアハウジング2bとケース9aとに流れて磁気回路を形成することを可能とするために、前記しているように、アッパハウジング2a、ロアハウジング2b、固定コア5、アーマチュア6、ならびにケース9aを磁性材製としている。
ところで、燃料導入管3から導入される高圧燃料は、固定コア5の中心孔、ニードル7の横孔7c、固定コア5とアーマチュア6との対向隙間を経てロアハウジング2bとニードル7との対向隙間に導入され、充填されるようになっている。そして、ノズルボディ4の噴射口4cが開くと、前記ロアハウジング2bとニードル7との対向隙間に充填されている高圧燃料がノズルボディ4の噴射口4cから外部に噴射される。
そして、この実施形態では、図1および図2に示すように、アーマチュア6とニードル7のフランジ7bとを非接触とするように引き離す方向に付勢するためのばね12が設けられている。
このばね12は、円筒形の圧縮コイルバネとされ、ニードル7の外径側に同心状となるようにかつアーマチュア6の上面とニードル7のフランジ7bの下面との軸方向対向間に圧縮する状態で配置されている。このばね12のばね定数は、戻しばね8のばね定数より小さく設定されている。
なお、アーマチュア6の中心孔は、軸方向の約上半分の領域が大径とされ、約下半分の領域が小径とされている。この大径領域と小径領域との間の径方向に沿う段壁面6bが、ばね12の下端を受けるばね受け面とされている。なお、ニードル7のフランジ7bの下面は、はね12の上端を受けるばね受け面とされている。
次に、図1から図4を参照して、燃料噴射弁1の動作を説明する。
まず、コイル9cへの給電を停止している状態では、図1および図2に示すように、戻しばね8の弾性復元力によってニードル7が下側に付勢させられているので、このニードル7の弁体7aがノズルボディ4の弁座4dに当接させられていて、ノズルボディ4の噴射口4cが閉じられた状態になっている。
そこで、電磁石ユニット9のコイル9cに給電すると、当該コイル9cに発生する磁界により磁束がアッパハウジング2aと固定コア5とアーマチュア6とロアハウジング2bとケース9aとに流れて磁気回路を形成することにより、固定コア5の下面側にアーマチュア6が引き寄せられるので、アーマチュア6が上昇させられる。
このアーマチュア6の上昇に伴い、初期段階として、図3に示すように、ばね12が圧縮されることになってアーマチュア6の上面がニードル7のフランジ7bの下面に当接する。
引き続き、図4に示すように、前記電磁石ユニット9で発生する磁気吸引力によってさらにアーマチュア6が上側に引き寄せられるので、このアーマチュア6がニードル7を上昇させる。
これにより、ニードル7の弁体7aがノズルボディ4の弁座4dから離隔してノズルボディ4の噴射口4cを開く状態になるので、ロアハウジング2bとニードル7との対向隙間に充填されている高圧燃料が噴射口4cから外部に噴射されることになる。
この後、コイル9cへの給電を停止すると、戻しばね8の弾性復元力によってニードル7が押し下げられて、このニードル7の弁体7aがノズルボディ4の弁座4dに当接させられることになって、ノズルボディ4の噴射口4cが閉じられる。
ところで、前記したようにアーマチュア6が上昇または下降するときに、当該アーマチュア6の周辺に存在する燃料がアーマチュア6の孔6aを通じて移動可能になっているから、アーマチュア6の周辺に存在する燃料がアーマチュア6の昇降時の抵抗にならずに済む。このことから、アーマチュア6の動きがスムースになるので、燃料噴射弁1の開閉動作の応答性が良好になっている。
以上説明したことから明らかなように、本発明を適用した実施形態の燃料噴射弁1では、ニードル7の軸方向変位量を、固定コア5の下面からニードル7のフランジ7bの下面までの距離20(図2、図3参照)により規定するように構成されている。
そして、この実施形態では、燃料噴射弁1の全閉時にアーマチュア6とニードル7のフランジ7bとを非接触とするように構成しているから、仮に、この全閉時において微振動が発生することによってアーマチュア6とニードル7のフランジ7bとが相対的に動いたとしても、これらアーマチュア6とニードル7のフランジ7bとが対向する面が摩擦接触することがない。
言い換えると、この実施形態では、従来例のようにアーマチュア6とニードル7のフランジ7bとを常に当接させている場合に発生していた不具合(前記当接部分の経時的な摩耗)が発生せずに済むのである。
したがって、この実施形態の燃料噴射弁1の場合、使用経過に関係なく、前記距離20を変化させずに初期設定値のままに保つことが可能であるから、ニードル7の軸方向変位量が経時変化することを回避できるようになり、その結果として、燃料噴射量を初期設定値のままに保つことが可能になるなど、信頼性の向上に貢献できるようになる。
ところで、この実施形態では、アーマチュア6とニードル7のフランジ7bとを非接触とするためのばね12を、アーマチュア6の中心孔に設けている径方向に沿う段壁面6bとニードル7のフランジ7bの下面とに直接当接させるようにしていて、例えば別体のばね受けなどを用いていないから、余分な部品を増やさずに済むなど、設備コストの上昇を抑制するうえで有利になっている。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、例えばニードル7の上端にフランジ7bを一体的に形成した場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばフランジ7bをニードル7と別体に形成しておいてニードル7に例えば溶接、接着または圧入などにより固定することが可能である。
(2)上記実施形態では、アーマチュア6の下側スライド位置を規制するための第2ストッパとしてフランジ付きスリーブ10をニードル7に取り付けるように構成した例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば図5に示すように、ロアハウジング2bの上方拡径部分において径方向に沿う段壁面部分に、軸方向に張り出す張り出し部2dを設けることにより、この張り出し部2dを前記第2ストッパとして利用することが可能である。この場合には、既存のロアハウジング2bを利用していて、フランジ付きスリーブ10のような別部材を用いる必要がないから、上記実施形態に比べると設備コストを低減するうえで有利になる。
本発明は、内燃機関に燃料を噴射するための燃料噴射弁に利用することができ、特に、ニードルを軸方向に変位させることにより燃料の噴射と停止とを行う構成の燃料噴射弁に利用することができる。
1 燃料噴射弁
2 ハウジング
2a アッパハウジング
2b ロアハウジング
4 ノズルボディ
4c 噴射口
4d 弁座
5 固定コア
6 アーマチュア
7 ニードル
7a 弁体
7b フランジ
8 戻しばね
9 電磁石ユニット
9c コイル
10 スリーブ
12 ばね

Claims (3)

  1. 一端に燃料の噴射口の開閉用の弁体が設けられかつ他端にフランジが設けられるニードルと、
    このニードルのフランジに当接されて前記噴射口を閉じる側に前記ニードルを付勢する戻しばねと、
    前記ニードルの前記フランジ寄りの外径側に相対変位可能に設けられるアーマチュアと、
    このアーマチュアと前記ニードルのフランジとの軸方向対向間に設けられて当該両者を非接触とするように引き離す方向に付勢するためのばねと、
    前記アーマチュアを前記戻しばねの付勢力に抗して引き寄せる磁気吸引力を発生することにより前記噴射口を開く側に前記ニードルを軸方向に変位させるための駆動源と、
    前記アーマチュアが前記駆動源により引き寄せられるときの軸方向変位量を規制するための第1ストッパと、
    前記アーマチュアが前記駆動源により引き寄せられていない状態で前記戻しばねおよび前記ばねにより付勢されるときの軸方向変位量を規制するための第2ストッパと、を含み、
    前記アーマチュアは、磁性材を筒形状に形成したものとされ、かつその中心孔において前記フランジ側の端面から中心軸線方向の途中までの領域が大径とされていて、
    前記戻しばねは、前記ニードルの他端側に同軸に連なるように配置される円筒形の圧縮コイルバネとされ、
    前記ばねは、前記ニードルの外径側に同心状となるようにかつ前記ニードルの前記フランジと、前記アーマチュアの中心孔の大径とされている領域において径方向に沿う段壁面との間に配置される円筒形の圧縮コイルバネとされ、
    前記第2ストッパは、前記ニードルの外周に取り付けられ、かつ前記アーマチュアにおいて前記ニードルの弁体側に位置する端面に軸方向で対向配置される筒状部材とされている、ことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、
    前記駆動源は、給電に伴い磁気吸引力を発生する電磁石とされ、
    記ばねのばね定数が、前記戻しばねのばね定数より小さく設定される、ことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1または2に記載の燃料噴射弁において
    前記第1ストッパは、前記戻しばねおよび前記ニードルのフランジの外径側に非接触に包囲配置されかつ前記アーマチュアにおいて前記ニードルのフランジ側に位置する端面に軸方向で対向配置される筒状部材の一部とされる、ことを特徴とする燃料噴射弁。
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