以下に、本発明にかかる運転支援システムおよび運転支援方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態にかかる運転支援システムの構成について図1から図8を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる自車行動方針決定装置および運転支援装置を含む運転支援システムの構成の一例を示す図である。図2は、車線内の走行軌跡を変更する自車行動方針の一例を示す図である。図3は、走行車線を変更する自車行動方針の一例を示す図である。図4は、走行車線を変更する自車行動方針の別の一例を示す図である。図5は、前走車との車間を拡大する自車行動方針の一例を示す図である。図6は、図5に示す例において車間拡大前の状況を示す図である。図7は、図5に示す例において車間拡大後の状況を示す図である。図8は、本実施形態にかかる自車位置校正装置を含む運転支援システムの構成の別の一例を示す図である。
図1に示すように、車両100(以下「自車」と呼ぶこともある)は、検知部1と、自車走行車線認識部2と、周辺車両認識部3と、道路構造認識部4と、基準地物情報記憶部5と、道路情報記憶部6と、自車位置取得部7と、車両データ取得部8と、自車行動方針決定部9と、目標軌跡生成部10と、制御パラメータ生成部11と、自動運転制御部12と、出力制御部13と、を有する。車両100において、自車走行車線認識部2と、周辺車両認識部3と、道路構造認識部4と、基準地物情報記憶部5と、道路情報記憶部6と、自車位置取得部7と、車両データ取得部8と、自車行動方針決定部9と、目標軌跡生成部10とが、自車行動方針決定装置20に含まれる。制御パラメータ生成部11と、自動運転制御部12と、出力制御部13とが、運転支援装置30に含まれる。図1において、本実施形態にかかる運転支援システムは、検知部1(検出手段)と、自車行動方針決定装置20と、運転支援装置30とを含んで構成される。
検知部1は、カメラ1aと、レーダ1bと、車車間通信部1cと、路車間通信部1dとを有し、検知手段として構成される。本実施形態において、カメラ1aおよびレーダ1bは、車両100の進行先に設置された地物を検知可能なように車両100の前方に設けられ、検知対象となる地物等の対象物の画像データや検知情報を取得する。ここで、地物としては、例えば、信号機、標識、トンネル、橋脚、橋桁、歩道橋、路面ペイント、バス停行灯、および、反射板などが挙げられるが、これに限定されない。本実施形態において、これらの地物は、自車位置を校正するための基準地物として用いられる。なお、基準地物に基づいた自車位置の校正については後述する。車車間通信部1cは、車両100の周辺を走行する周辺車両と通信することで、周辺車両の位置や車両データを取得する。路車間通信部1dは、自車両100の周辺に位置するインフラ装置と通信することで、車両100の周辺の走行環境に関する走行環境情報を取得する。検知部1は、カメラ1a、レーダ1b、車車間通信部1c、路車間通信部1dのうち少なくとも1つから取得された各種情報を、自車走行車線認識部2、周辺車両認識部3、道路構造認識部4へ出力する。
自車走行車線認識部2は、検知部1により取得された情報に基づいて車両100が走行中の車線を認識する。例えば、自車走行車線認識部2は、カメラ1aやレーダ1bにより取得された、車両100が走行中の道路上の路面ペイントや反射板等の地物の画像データや検知情報に基づいて、車両100が走行中の車線を認識する。自車走行車線認識部2は、自車走行車線の認識結果を自車行動方針決定部9へ出力する。
周辺車両認識部3は、検知部1により取得された情報に基づいて車両100の周辺を走行する周辺車両を認識する。例えば、周辺車両認識部3は、カメラ1aやレーダ1bにより取得された、車両100の前方の画像データや検知情報に基づいて、前走車との車間や前走車の車高を認識する。また、周辺車両認識部3は、車車間通信部1cにより取得された周辺車両の位置、および/または、路車間通信部1dにより取得された走行環境情報に基づいて、各走行車線の車両密度を認識する。周辺車両認識部3は、周辺車両の認識結果を自車行動方針決定部9へ出力する。
道路構造認識部4は、検知部1により取得された情報に基づいて車両100が走行中の道路構造を認識する。例えば、道路構造認識部4は、カメラ1aやレーダ1bにより取得された車両100の前方の画像データや検知情報、および/または、路車間通信部1dにより取得された走行環境情報に基づいて、車両100が走行中の道路の幅員や走行車線間の構造物の有無等を認識する。道路構造認識部4は、道路構造の認識結果を自車行動方針決定部9および目標軌跡生成部10へ出力する。
基準地物情報記憶部5は、基準地物の設置場所を示す位置情報に対応付けて、基準地物の特徴を示す基準地物情報を記憶する。位置情報は、基準地物の緯度、経度、高度を示す情報である。基準地物情報は、例えば、基準地物の種別、道路に対する基準地物の設置状態、基準地物の大きさ、形状、色、照明有無等を示す情報である。基準地物の種別は、例えば、信号機、標識、トンネル、橋脚、橋桁、歩道橋、路面ペイント、バス停行灯、および、反射板等の種類を示す。道路に対する基準地物の設置状態は、例えば、基準地物の走行車線に対する横位置、基準地物に最も近い走行車線、基準地物の地面からの設置高さ、基準地物の設置場所と道路脇からの幅等を示す。基準地物の大きさは、基準地物の縦と横の長さを示す。基準地物情報記憶部5は、これらの情報を予め記憶しており、基準地物に関する情報を配信する外部装置と定期的に通信することで、記憶した情報を更新する。図1において、基準地物情報記憶部5に記憶された基準地物情報は、自車行動方針決定部9が自車行動方針を決定する際に参照される。
道路情報記憶部6は、ノードとリンクで構成される道路ネットワークデータを道路情報として記憶する。道路情報は、道路の走行車線や距離を示す情報を含む。道路情報記憶部6は、道路情報を予め記憶しており、道路情報を配信する外部装置と定期的に通信することで、記憶した情報を更新する。道路情報記憶部6に記憶された道路情報は、目標軌跡生成部10が目標軌跡を生成する際に参照される。
自車位置取得部7は、GPS情報と基準地物に基づいて算出し校正した車両100の自車位置を取得する。具体的には、自車位置取得部7は、自車位置をGPS情報から常時算出し、GPS情報に基づく自車位置を基準地物付近で校正(マッチング)することで校正済みの自車位置を取得する。自車位置取得部7は、取得した校正済みの自車位置を自車行動方針決定部9および目標軌跡生成部10へ出力する。なお、自車位置取得部7により取得される自車位置については後述する。
車両データ取得部8は、車両100の車速、前後加速度、横加速度、ヨーレート、舵角等の車両データを取得する。車両データ取得部8は、車両100に設けられた各種センサに接続された伝送路から構成される車両情報網を介して、車両100の車両データを取得する。各種センサは、例えば、車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、舵角センサなどを含む。車両データ取得部8は、取得した車両データを目標軌跡生成部10へ出力する。
自車行動方針決定部9は、自車走行車線認識部2、周辺車両認識部3、道路構造認識部4により取得された各認識結果と、基準地物情報記憶部5に記憶された基準地物情報と、自車位置取得部7により取得された自車位置とに基づいて、検知部1による基準地物の検知機会を向上させ、かつ、検知精度を向上させるための自車行動方針を決定する。自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を目標軌跡生成部10、制御パラメータ生成部11へ出力する。
本実施形態において、自車行動方針決定部9は、現状を維持したまま基準地物に接近した場合、検知部1のカメラ1aおよびレーダ1bが基準地物を検知可能か否か判定し、判定結果に応じて自車行動方針を決定する。例えば、基準地物の検知予想状況が所定の閾値を満たすかを判定することで、検知部1のカメラ1aおよびレーダ1bが基準地物を検知可能であるかを判定する。具体的には、自車行動方針決定部9は、検知部1のカメラ1aおよびレーダ1bの撮影画角に基準地物の全影が入るか否か、および/または、基準位置物の撮影可能時間がどの程度あるかを判定して、検知部1のカメラ1aおよびレーダ1bが基準地物を検知可能であるかを判定する。
そして、自車行動方針決定部9は、基準地物を検知可能と判定した場合、例えば、現状維持で自動運転を継続する自車行動方針を決定し、当該自車行動方針を制御パラメータ生成部11へ出力する。現状維持で自動運転を継続する自車行動方針とは、例えば、走行車線を維持し、前車間を維持し、車速を維持するよう自動運転を継続する方針である。
一方、自車行動方針決定部9は、基準地物を検知不可または検知不十分と判定した場合、基準地物の検知可能性(例えば、画角、時間)を向上させるために必要な条件を算出し、地物検知開始時に必要な前走車との車間や車線変更の要否等を判定した上で、自車行動方針を決定する。
ここで、図2から図6を参照して、基準地物を検知不可または検知不十分と判定した場合に、自車行動方針決定部9により決定される、基準地物を検知する検知可能性を高くする自車行動方針の一例について説明する。
図2に示すように、停止標識の基準地物F1の設置場所が自車の走行車線脇(図2の場合、走行車線Lの左脇)の場合、基準地物F1を検知する検知可能性を高くするためには、走行車線L上の走行軌跡t1を地物寄り(図2の場合、走行車線Lの左側寄り)で走行するよう、自動運転制御に反映させることが望ましい。そこで、自車行動方針決定部9は、図2に示すような状況の場合、走行車線L内で走行軌跡t1を変更する自車行動方針を決定する。具体的には、自車行動方針決定部9は、図2に示すように、自車100−1の位置で、基準地物F1の設置場所を認識し、基準地物F1の設置場所が走行車線Lに対してどちら側であるか判断した後、走行軌跡t1を左寄りにするよう自動運転制御に反映する自車行動方針を決定する。そして、図2に示すような状況の場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針に基づく目標軌跡t1を生成する必要があるため、決定した自車行動方針を目標軌跡生成部10へ出力する。ここで、自車行動方針決定部9は、目標軌跡を生成せずとも自車が同一車線内にて地物寄りで走行するようにハンドル等の制御量を調節する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を制御パラメータ10へ出力する。また、自車行動方針決定部9は、ドライバへ地物寄りを走行するよう促す情報を提示する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を出力制御部13へ出力する。
これにより、図2に示すように基準地物F1の設置場所が自車の走行車線脇である状況において、決定された自車行動方針に従って自車100−1が走行した場合は、自車100−2の位置で基準地物F1を精度良く認識することができ、更にこの認識した基準地物F1に基づいて自車位置を精度良く校正することができる。このように、正面視で基準地物F1を撮影できる時間を長くすることができるので、斜め視による基準地物F1の検知ミスや検知精度低下を抑止することができる。
図3に示すように、各行先迄の距離を示す標識の基準地物F2の設置場所が、自車の走行車線脇ではない場合(図3の場合、道路Rの自車100−1の走行車線L1とは別の走行車線L3の左脇)の場合、基準地物F2を検知する検知可能性を高くするためには、基準地物F2の設置場所に最も近い走行車線L3へ車線変更するよう、自動運転制御に反映させることが望ましい。これは、基準地物F2の設置場所が自車100−1の走行車線L1の上方や、基準地物F2が自車100−1の走行車線L1上の路面ペイントではない場合も同様である。そこで、自車行動方針決定部9は、図3に示すような状況の場合、道路R内の複数の走行車線L1,L2,L3のうち、基準地物F2の設置場所に最も近い走行車線L3へ車線変更する自車行動方針を決定する。具体的には、自車行動方針決定部9は、自車100−1の位置で、基準地物F2の設置場所を認識し、カメラ1aやレーダ1bの画角A1と基準地物F2の設置場所に基づいて地物検知に最適な走行車線が走行車線L3であると判断する。その後、自車行動方針決定部9は、走行軌跡t2に沿って走行車線L1から走行車線L3へ車線変更するよう自動運転制御に反映する自車行動方針を決定する。そして、図3に示すような状況の場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針に基づく目標軌跡t2を生成する必要があるため、決定した自車行動方針を目標軌跡生成部10へ出力する。ここで、自車行動方針決定部9は、目標軌跡を生成せずとも自車が基準地物の設置場所に最も近い走行車線へ車線変更するようにハンドル等の制御量を調節する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を制御パラメータ10へ出力する。また、自車行動方針決定部9は、ドライバへ基準地物の設置場所に最も近い走行車線へ車線変更するよう促す情報を提示する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を出力制御部13へ出力する。
これにより、図3に示すように基準地物F2の設置場所が自車の走行車線脇ではない状況であっても、決定された自車行動方針に従って自車100−1が走行した場合は、自車100−2の位置で基準地物F2を精度良く認識することができ、更にこの認識した基準地物F2に基づいて自車位置を精度良く校正することができる。また、車線変更先の走行車線L3上で上述の図2に示したように地物寄りを走行するように制御することで、基準地物F2に認識精度および自車位置の校正精度をより一層向上させることも可能となる。このように、基準地物F2の設置場所から最も近い走行車線L3を自車100−2が走行することで、隣接車線の走行車両がカメラ1aやレーダ1bの検知範囲を遮蔽する機会が無くなり、撮影画角内の正面方向で基準地物F2を捉えやすくなり、撮影可能時間も長くすることができる。その結果、基準地物F2の撮像が安定し、繰り返し撮像することによって基準地物F2の認識精度を向上させることができる。
図4に示すように、橋桁や歩道橋の基準地物F3の設置場所が走行車線によらない場合(図4の場合、橋脚や歩道橋等の基準地物F3が全走行車線L1〜L3に跨る場合)、基準地物F3を検知する検知可能性を高くするためには、自車の進行先の車両密度が最も少ない車線を導出し、自動運転制御に反映させることが望ましい。つまり、図4に示すような状況の場合、前後車間を空けた際の後続車への影響(例えば、減速による車間急接近等)を回避するため、自車の進行先の車両密度が最も少ない走行車線への移動が望ましいと考える。そこで、自車行動方針決定部9は、図4に示すような状況の場合、道路R内の複数の走行車線L1,L2,L3のうち、自車の進行先の車両密度が最も少ない走行車線L3へ車線変更する自車行動方針を決定する。具体的には、自車行動方針決定部9は、自車100−1の位置で、基準地物F3の設置場所を認識し、走行車線L1,L2,L3のうちどの走行車線からでも同一条件で認識可能であることを判断する。そして、自車行動方針決定部9は、各走行車線L1〜L3の車両密度から最も空いている走行車線が走行車線L3であると判断する。その後、自車行動方針決定部9は、走行軌跡t3に沿って走行車線L1から走行車線L3へ車線変更するよう自動運転制御に反映する自車行動方針を決定する。そして、図4に示すような状況の場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針に基づく目標軌跡t3を生成する必要があるため、決定した自車行動方針を目標軌跡生成部10へ出力する。ここで、自車行動方針決定部9は、目標軌跡を生成せずとも自車の進行先の車両密度が最も少ない走行車線へ車線変更するようにハンドル等の制御量を調節する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を制御パラメータ10へ出力する。また、自車行動方針決定部9は、ドライバへ自車の進行先の車両密度が最も少ない走行車線へ車線変更するよう促す情報を提示する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を出力制御部13へ出力する。
これにより、図4に示すように基準地物F3の設置場所が走行車線によらない状況であっても、決定された自車行動方針に従って自車100−1が走行した場合は、自車100−2の位置に車線変更後、自車100−3の位置で基準地物F3を精度良く認識することができ、更にこの認識した基準地物F3に基づいて自車位置を精度良く校正することができる。
図5に示すように、各行先迄の距離を示す標識の基準地物F2の設置場所が、自車100−1の走行車線L1の上方である場合、現在、自車100−1が走行中の走行車線L1を変更する必要はなく、前走車200−1がカメラ1aやレーダ1bの検知範囲の遮蔽にならないために必要な車間を導出し、自動運転制御に反映させることが望ましい。これは、基準地物F2が自車100−1の走行車線L1上の路面ペイントである場合も同様である。そこで、自車行動方針決定部9は、図5に示すような状況の場合、基準地物F2を高精度に認識する為、前走車との車間を拡大する自車行動方針を決定する。具体的には、自車行動方針決定部9は、自車100−1の位置で、基準地物F2の設置場所を認識し、車線変更不要と判断する。そして、自車行動方針検定部9は、図6に示すように、自車100−1のカメラ1aやレーダ1bの画角A2と前走車200−1との車間d1に基づいて、図7に示すように、基準地物F2を検知する際に前走車200−2が自車100−2の画角A2の遮蔽にならない必要車間d2を算出する。その後、自車行動方針決定部9は、現在の車間d1を必要車間d2へ拡大するよう自動運転制御に反映する自車行動方針を決定する。そして、図5に示すような状況の場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針に基づいて現在の車間d1を必要車間d2へ拡大させるため、決定した自車行動方針を制御パラメータ生成部11および/または出力制御部13へ出力する。ここで、自車行動方針決定部9は、ドライバへ現在の車間d1を必要車間d2まで拡大するよう指示する自車行動方針を決定してもよい。この場合、自車行動方針決定部9は、決定した自車行動方針を出力制御部13へ出力する。
これにより、図5に示すように基準地物F2の設置場所が自車100−1の走行車線L1の上方である状況においても、決定された自車行動方針に従って自車100−1が車間距離を拡大した場合は、自車100−2の位置で基準地物F2を精度良く認識することができ、更にこの認識した基準地物F2に基づいて自車位置を精度良く校正することができる。このように、特に前走車の車高が高い場合や前走車と車間を詰めている場合、車間距離を長く取ることができるので、撮影画角に基準地物F2に入る範囲が多くなるため、基準地物F2の撮影可能時間を長くなることができる。その結果、基準地物F2の撮像が安定し、繰り返し撮像することによって基準地物F2の認識精度を向上させることができる。
図1に戻り、目標軌跡生成部10は、道路構造認識部4により取得された道路構造の認識結果と、道路情報記憶部6に記憶された道路情報と、自車位置取得部7により取得された自車位置と、車両データ取得部8により取得された車両データと、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針と、に基づいて、自動運転制御のための目標軌跡を生成する。本実施形態において、目標軌跡生成部10は、例えば、自車行動方針に基づく図2の走行軌跡t1、図3の走行軌跡t2、図4の走行軌跡t3等に対応する実現可能な目標軌跡を、道路構造の認識結果と道路情報と自車位置と車両データとを考慮した上で生成する。そして、目標軌跡生成部10は、生成した目標軌跡を制御パラメータ生成部11および/または出力制御部13へ出力する。
制御パラメータ生成部11は、目標軌跡生成部10により生成された目標軌跡(例えば、図2〜図4に示すような走行軌跡t1〜t3に対応する目標軌跡)に従って自動運転制御を行うための最適な制御パラメータを生成する。ここで、制御パラメータ生成部11は、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針(例えば、図5に示すように、現在の車間d1から必要車間d2へ拡大する方針や、走行車線を維持し、前車間を維持し、車速を維持するよう自動運転を継続する方針等)に従って自動運転制御を行うための最適な制御パラメータを生成してもよい。制御パラメータとしては、例えば、横偏差、方向偏差、曲率、車間等のパラメータを含む。
自動運転制御部12は、制御パラメータ生成部11により生成された制御パラメータに基づいて自動運転制御を実行する。具体的には、自動運転制御部12は、運転支援として自車に対する走行制御を行うために、制御パラメータに基づいて、ブレーキ、エンジン、ステアリング等を動作させて、自動運転制御を実行する。
出力制御部13は、目標軌跡生成部10により生成された目標軌跡に従って出力制御を実行する。ここで、出力制御部13は、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針に従って出力制御を実行してもよい。具体的には、出力制御部13は、運転支援として自車行動方針に従って走行するよう促す情報提供を行うために、適切な運転指示をディスプレイに表示させたり、スピーカから音声出力させたりすることで、出力制御を実行する。
本実施形態では、上述したように、自車位置の校正に用いる基準地物の認識精度を向上させるよう自動運転制御や出力制御を実行しているため、これらの制御後に検知した基準地物に基づいて自車位置を高精度に校正することが可能となる。以下、図8を参照して、上述の自車位置取得部7により取得される自車位置について説明する。
図8に示すように、車両100は、検知部1と、基準地物情報記憶部5と、自車位置取得部7と、GPS受信機14と、GPS測位部15と、画像処理部16と、基準地物測位部17と、自車位置マッチング部18と、を有する。車両100において、基準地物情報記憶部5と、GPS受信機14と、GPS測位部15と、画像処理部16と、基準地物測位部17と、自車位置マッチング部18とが、自車位置校正装置40に含まれる。図8において、本実施形態にかかる運転支援システムは、検知部1(検出手段)と、自車位置校正装置40とを含んで構成される。なお、図8において、検知部1のカメラ1aおよびレーダ1b、基準地物情報記憶部5、自車位置取得部7、および、車両データ取得部8は、図1と同様であるため説明を省略する。
GPS受信機14は、GPS衛星から送信されるGPS情報を受信する。GPS受信機14は、GPS情報をGPS測位部15へ出力する。
GPS測位部15は、デッドレコニング部15aを備える。デッドレコニング部15aは、自律センサによるデッドレコニングを実行する。本実施形態において、GPS測位部15は、GPS受信機14により取得されたGPS情報、および、車両データ取得部8により取得された車両データに基づいて、デッドレコニングを実行しつつ、自車の現在位置を測位する。GPS測位部15は、GPSを利用して測位した自車位置を自車位置マッチング部18へ出力する。
画像処理部16は、検知部1のカメラ1aやレーダ1bにより取得された画像データの画像処理を行う。本実施形態において、画像処理部16は、自車の前方を撮像した画像データに対して画像処理を行うことで、当該画像データ内の基準地物を検知する。画像処理部16は、検知した基準地物を含む画像データを基準地物測位部17へ出力する。
基準地物測位部17は、照合部17aを備える。照合部17aは、画像処理部16により検知された基準地物を含む画像データと、基準地物情報記憶部5に記憶された基準地物情報と、に基づいて、検知された基準地物を照合する。本実施形態において、基準地物測位部17は、照合された基準地物との自車との相対距離値を用いて自車の現在位置を測位する。基準地物測位部17は、基準地物を利用して測位した自車位置を自車位置マッチング部18へ出力する。
自車位置マッチング部18は、校正部18aを備える。校正部18aは、GPS測位部15によりGPSを利用して測位した自車位置、および、基準地物測位部17により基準地物を利用して測位した自車位置を用いて、自車位置を校正する。そして、自車位置マッチング部18は、校正済みの自車位置を自車位置取得部7へ出力する。
続いて、図9および図10を参照し、上述した構成の運転支援システムで行われる本実施形態における処理について詳細に説明する。図9は、本実施形態にかかる運転支援システムが実行する基本処理の一例を示す図である。図10は、本実施形態にかかる運転支援システムが実行する基準地物認識前処理の一例を示す図である。
図9に示すように、まず、所定の操作に応じて運転支援システムが起動されると(ステップS101)、自車位置検知機能が起動され(ステップS102)、基準地物校正機能も起動される(ステップS103)。ここで、所定の操作とは、例えば、運転者による運転支援システムの起動スイッチをオンする操作である。ここで、自車位置検知機能は、上述の自車行動方針決定装置20の自車位置取得部7に対応し、基準地物校正機能は、上述の自車位置校正装置40に対応する。
そして、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車位置取得部7により取得される自車位置に基づいて、自車の進行先の基準地物情報を基準地物情報記憶部5から取得する(ステップS104)。次いで、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車位置取得部7により取得される自車位置と、基準地物情報記憶部5から取得した基準地物情報に含まれる基準地物の位置情報に基づいて、基準地物の設置地点へ自車が接近中であるか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、運転支援システムの自車行動方針決定部9により基準地物の設置地点へ自車が接近中ではないと判定された場合(ステップS105:No)、ステップS109の処理へ移行する。一方、運転支援システムの自車行動方針決定部9により基準地物の設置地点へ自車が接近中であると判定された場合(ステップS105:Yes)、基準地物を認識する前に実行する処理を行うステップS200に移行する。
ここで、ステップS200の処理の詳細について、図10を参照して説明する。図10に示すように、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車走行車線認識部2により取得された自車走行車線の認識結果から自車走行車線を取得し、更に基準地物情報記憶部5の記憶された基準地物情報から基準地物の設置場所を取得する(ステップS201)。
そして、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、ステップS201で取得された自車走行車線と基準地物の設置場所との相互位置関係から、基準地物を検知する検知可能性を高くするために車線変更が必要か否かを判定する(ステップS202)。ここで、車線変更が必要な状況は、例えば、上述の図3に示したような基準地物の設置場所が自車の走行車線脇ではない状況や、図4に示したような基準地物の設置場所が走行車線によらない状況等を含む。車線変更が不要な状況は、例えば、上述の図2に示したような基準地物の設置場所が自車の走行車線脇である状況や、上述の図5に示したような基準地物の設置場所が自車の走行車線の上方である状況等を含む。
ステップS202において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、車線変更が必要であると判定した場合(ステップS202:Yes)、自動運転制御により走行車線を変更するか、または、ドライバへ車線変更を促す情報を提示する自車行動方針を決定する。そして、運転支援システムは、自動運転制御部12または出力制御部13により、自車行動方針に従って走行車線を変更する自動運転制御を行うか、または、ドライバへ車線変更を促す情報を提示する出力制御を行う(ステップS203)。その後、ステップS204へ移行する。
例えば、ステップS203において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、道路内の複数の走行車線のうち、基準地物の設置場所に最も近い走行車線へ車線変更する自車行動方針を決定する(図3参照)。また、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、道路内の複数の走行車線のうち、自車の進行先の車両密度が最も少ない走行車線へ車線変更する自車行動方針を決定してもよい(図4参照)。そして、運転支援システムの目標軌跡生成部10は、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針等に基づいて、自動運転制御のための目標軌跡を生成する。次いで、運転支援システムの制御パラメータ生成部11は、目標軌跡生成部10により生成された目標軌跡に従って自動運転制御を行うための最適な制御パラメータを生成する。次いで、運転支援システムの自動運転制御部12は、制御パラメータ生成部11により生成された制御パラメータに基づいて、走行車線を変更するように自動運転制御を実行する。あるいは、運転支援システムの出力制御部13は、ドライバへ車線変更を促す情報を提示する出力制御を実行する。
一方、ステップS202において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、車線変更が必要ではないと判定した場合(ステップS202:No)、あるいは、ステップS203の処理の後、自車走行車線認識部2により再度認識された自車走行車線、基準地物情報記憶部5の記憶された基準地物情報、および、自車位置取得部7により取得される自車位置に基づいて、自車が基準地物を認識可能な走行車線を走行中であるか否かを判定する(ステップS204)。ここで、自車が基準地物を認識可能な走行車線を走行中である状況は、例えば、上述の図3に示したような車線変更後の自車100−2の位置である状況や、上述の図4に示したような車線変更後の自車100−3の位置である状況等を含む。この他、自車が基準地物を認識可能な走行車線を走行中である状況は、例えば、上述の図2に示したような基準地物の設置場所が自車の走行車線脇である状況や、上述の図5に示したような基準地物の設置場所が自車の走行車線の上方である状況等を含む。
ステップS204において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車が基準地物を認識可能な走行車線を走行中ではないと判定した場合(ステップS204:No)、ステップS202の処理へ戻る。
一方、ステップS204において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車が基準地物を認識可能な走行車線を走行中であると判定した場合(ステップS204:Yes)、自車位置取得部7により取得される自車位置、基準地物情報記憶部5から取得した基準地物情報に含まれる基準地物の設置状態に基づいて、基準地物を認識するのに必要なカメラ1aやレーダ1bの画角を算出する(ステップS205)。そして、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車位置取得部7により取得される自車位置、周辺車両認識部3により取得された周辺車両の認識結果に基づいて、前走車との車間を計測する(ステップS206)。
そして、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、ステップS205で算出した基準地物を認識するのに必要な画角、および、ステップS206で計測した前走車との車間に基づいて、前走車との車間調整が必要か否かを判定する(ステップS207)。ここで、前走車との車間調整が必要な状況は、例えば、上述の図6に示したような前走車200−1が自車100−1の画角A2の遮蔽になっている状況等を含む。一方、前走車との車間調整が不要な状況は、上述の図7に示したような前走車200−2が自車100−2の画角A2の遮蔽になっていない状況等を含む。
ステップS207において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、前走車との車間調整が必要ではないと判定した場合(ステップS207:No)、ステップS209の処理へ移行する。
一方、ステップS207において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、前走車との車間調整が必要であると判定した場合(ステップS207:Yes)、自動運転制御により前車との車間を確保するか、または、ドライバへ車間確保量を示す情報を提示する自車行動方針を決定する。そして、運転支援システムは、自動運転制御部12または出力制御部13により、自車行動方針に従って前車との車間を確保する自動運転制御を行うか、または、ドライバへ車間確保量を示す情報を提示する出力制御を行う(ステップS208)。その後、ステップS209へ移行する。
例えば、ステップS208において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、基準地物を高精度に認識する為、前走車との車間を拡大する自車行動方針を決定する(図5〜図7参照)。そして、運転支援システムの制御パラメータ生成部11は、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針に従って、上述の図6および図7に示すように現在の車間d1から必要車間d2へ拡大する自動運転制御を行うための最適な制御パラメータを生成する。次いで、運転支援システムの自動運転制御部12は、制御パラメータ生成部11により生成された制御パラメータに基づいて、車間を拡大するように自動運転制御を実行する。あるいは、運転支援システムの出力制御部13は、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針に従って、ドライバへ車間確保量(例えば、図7に示すような必要車間d2)を示す情報を提示する出力制御を実行する。
そして、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車位置取得部7により取得される自車位置、基準地物情報記憶部5から取得した基準地物情報に含まれる基準地物の設置位置や設置状態に基づいて、走行車線内で走行軌跡を修正する必要があるか否かを判定する(ステップS209)。ここで、走行車線内で走行軌跡を修正する必要がある状況は、例えば、上述の図2に示すような、基準地物の設置場所が自車の走行車線脇である状況等を含む。
ステップS209において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、走行車線内で走行軌跡を修正する必要がないと判定した場合(ステップS209:No)、その後、図10に示した本処理を終了し、図9のステップS106の処理へ移行する。
一方、ステップS209において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、走行車線内で走行軌跡を修正する必要があると判定した場合(ステップS209:Yes)、自動運転制御により走行軌跡を修正するか、または、ドライバへ走行軌跡を修正するよう促す情報を提示する自車行動方針を決定する。そして、運転支援システムは、自動運転制御部12または出力制御部13により、自車行動方針に従って走行軌跡を修正する自動運転制御を行うか、または、ドライバへ走行軌跡を修正するよう促す情報を提示する出力制御を行う(ステップS210)。その後、図10に示した本処理を終了し、図9のステップS106の処理へ移行する。
例えば、ステップS210において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、走行車線内で走行軌跡を変更する自車行動方針を決定する(図2参照)。そして、運転支援システムの目標軌跡生成部10は、自車行動方針決定部9により決定された自車行動方針等に基づいて、自動運転制御のための目標軌跡を生成する。次いで、運転支援システムの制御パラメータ生成部11は、目標軌跡生成部10により生成された目標軌跡に従って自動運転制御を行うための最適な制御パラメータを生成する。次いで、運転支援システムの自動運転制御部12は、制御パラメータ生成部11により生成された制御パラメータに基づいて、走行車線内で走行軌跡を修正するように自動運転制御を実行する。あるいは、運転支援システムの出力制御部13は、ドライバへ走行軌跡を修正するよう促す情報を提示する出力制御を実行する。
図9に戻り、ステップS106の処理から説明を続ける。運転支援システムの自車位置校正装置40は、基準地物での自車位置の校正が可能であるか否かを判定する(ステップS106)。例えば、運転支援システムの自車位置校正装置40は、基準地物測位部17の照合部17aにより、画像処理部16で検知された基準地物を含む画像データと、基準地物情報記憶部5に記憶された基準地物情報とに基づいて、基準地物を照合できた場合は、基準地物での自車位置の校正が可能であると判定する。
ステップS106において、運転支援システムは、基準地物での自車位置の校正が可能ではないと判定した場合(ステップS106:No)、ステップS109の処理へ移行する。
一方、ステップS106において、運転支援システムの自車位置校正装置40は、基準地物での自車位置の校正が可能であると判定した場合(ステップS106:Yes)、自車位置校正処置を実行する。具体的には、運転支援システムの自車位置校正装置40は、校正部18aにより、GPS測位部15でGPSを利用して測位した自車位置、および、基準地物測位部17で基準地物を利用して測位した自車位置を用いて、自車位置を校正することで、自車位置校正処置を実行する(ステップS107)。
そして、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、自車位置取得部7により取得される自車位置と、基準地物情報記憶部5から取得した基準地物情報に含まれる基準地物の位置情報に基づいて、カメラ1aやレーダ1bが基準地物を認識可能なエリアである基準地物エリアを通過したか否かを判定する(ステップS108)。
ステップS108において、運転支援システムの自車行動方針決定部9は、基準地物エリアを通過していないと判定した場合(ステップS108:No)、ステップS104の処理へ戻る。一方、ステップS108において、運転支援システムは、基準地物エリアを通過したと判定した場合(ステップS108:Yes)、運転者による運転支援システムの起動スイッチをオフする操作が行われた否かを判定することで、運転支援システムの終了が指示されたか否かを判定する(ステップS109)。
ステップS109において、運転支援システムは、運転支援システムの終了が指示されていないと判定した場合(ステップS109:No)、ステップS104の処理へ戻る。一方、ステップS109において、運転支援システムは、運転支援システムの終了が指示されたと判定した場合(ステップS109:Yes)、図9に示す本処理を終了する。
以上説明したように、上述した実施形態にかかる運転支援システムは、GPS情報に基づいて自車と当該自車の進行先に設置された地物とが接近したと判定された場合、走行中の自車の道路に対する幅方向の位置を、走行中の自車の検知手段が地物を検知する検知可能性が高くなる位置に誘導する自車行動方針を決定する自車行動方針決定装置20と、自車行動方針決定装置20により生成された自車行動方針に基づいた自車に対する運転支援を実行する運転支援装置30と、を備えることで、地物の認識精度を向上させることができる。
例えば、上述した実施形態にかかる自車行動方針決定装置20は、地物が自車の走行車線の脇に設置されている場合、自車が同一車線内を地物寄りで走行する自車行動方針を決定するので、運転支援装置30により運転支援が実行され、自車が目標軌跡を走行した場合、正面視で地物を検知する機会を増加させることができる。更に、地物検知時にカメラ画角を最大に利用でき、可能な限り大きく地物を撮像できる。また、自車行動方針決定装置20は、地物が自車の走行車線とは別の走行車線に対して設置されている場合は、自車が別の走行車線へ車線変更する自車行動方針を決定し、地物が自車の走行車線を含む複数の走行車線を跨いで設置されている場合は、自車が複数の走行車線のうち自車の進行先の車両密度が最も少ない走行車線へ車線変更する自車行動方針を決定する。これにより、運転支援装置30により運転支援が実行され、自車が自車行動方針に従って走行した後に検知手段により地物が検知された場合、車線変更により周辺他車が自車の検知手段の検知範囲を遮蔽する機会を減少させることができ、その結果、地物の検知ミスや検知途切れを抑止することができる。
更に、上述した実施形態にかかる運転支援システムは、運転支援装置30により運転支援が実行され、自車が自車行動方針に従って走行した後に検知手段により地物が検知された場合、検知手段により検知された地物の位置に基づいて、GPS情報に基づく自車の位置を校正する自車位置校正装置40、を更に備えることで、地物を検知する検知可能性が高くなるように運転支援を実行することができる。これにより検知手段が精度良く地物を検知することができるので、更に、この検知した地物に基づいて自車位置を精度良く校正することが可能となる。