JP5880943B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
(1)燃料の流通を規制する燃料用弁、
(2)熱交換器において直接的又は間接的に加熱される湯水あるいは熱媒体の流通を規制する液体用弁、
(3)燃焼用空気を供給する送風機、
(4)湯水あるいは熱媒体の流れを形成するポンプ。
そこで、本発明の燃焼装置は、既存機器のうちいずれかの起動・停止を行う信号を注水可能弁や補助開閉弁に共用して、中和器への注水を制御する構成とされている。すなわち、本発明の燃焼装置は、既存機器を起動・停止する信号によって、注水可能弁や補助開閉弁を開閉させることができる構成である。これにより、制御装置に端子が不足するような場合であっても、不足する端子を新たに設けることなく、中和器への自動注水機能を付加することが可能となる。
一方、液体用弁であって、暖房系統における熱動弁は、あくまで、端末循環路内の湯水あるいは熱媒体の循環の流れを規制するものであり、必要に応じて制御されるものである。そのため、この種の熱動弁であれば、注水可能弁に対して信号を共用したとしても、上記したような不都合を生じることがない。
したがって、燃焼装置の通常の動作を阻害しないという観点からすれば、注水可能弁が、既存機器のうちの液体用弁であって、暖房系統に設けられた熱動弁と同期的に制御する構成が最も好適である。
そこで、請求項2に記載の発明は、少なくとも1つが暖房系統である2以上の燃焼系統を有し、暖房系統には、前記熱交換器と少なくとも暖房端末との間を湯水あるいは熱媒体が循環する端末循環路が備えられ、当該端末循環路には前記液体用弁たる熱動弁が設けられ、前記注水可能弁及び/又は補助開閉弁は、熱動弁を起動・停止する信号が共用されていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置とされている。
このように、暖房側バイパス熱動弁は、特に要する低温暖房運転であっても、常時開成させる必要はなく、暖房補水時に同期的に注水可能弁を閉止制御しても、低温側端末において不都合を生じさせることはない。また同様に、高温暖房運転中に、注水可能弁を作動させるタイミングが到来した場合、暖房側バイパス熱動弁の開成により、湯水あるいは熱媒体の温度が下がるおそれはあるが、これも一時的なものであるため、高温側端末において不都合を生じさせることはない。
そこで、請求項3に記載の発明においては、端末循環路は、高温側端末との間を湯水あるいは熱媒体が循環する高温端末経路と、低温側端末との間を湯水あるいは熱媒体が循環する低温端末経路を備え、高温端末経路と低温端末経路との間には、高温端末経路側から低温端末経路側に湯水あるいは熱媒体の流通を規制するバイパス熱動弁が設けられ、前記注水可能弁及び/又は補助開閉弁は、バイパス熱動弁を起動・停止する信号が共用されていることを特徴とする請求項2に記載の燃焼装置とされている。
なお、ここで言う「上流側弁」は、通常、膨張タンクに至る支流路の中途に設けられる液体用弁の一つであり、新たに制御信号を要するものではない。
本実施形態の燃焼装置1は、制御装置2の端子を新設することなく、ドレンを中和する中和器14に、給水源から供給される湯水を自動注水できる機能を付加できる点に特徴部分があり、その他の大半の部分は公知のそれと同様の構成を備えた潜熱回収型の熱源機である。
燃焼装置1は、図1に示すように、独立した2つの燃焼系統、具体的には右側に給湯側燃焼系統、左側に風呂・暖房側燃焼系統を有し、さらに燃焼に関連する動作を司る制御装置2を有する。
給湯側燃焼系統には、燃料を燃焼して燃焼ガスを生成する給湯側燃焼部7と、その給湯側燃焼部7に燃焼用の空気を送風する公知の給湯側送風機9と、湯水あるいは熱媒体が流通し燃焼ガスによって加熱される給湯側熱交換部11と、給湯流水系統20が備えられ、同様に風呂・暖房側燃焼系統には、風呂・暖房側燃焼部8と、その風呂・暖房側燃焼部8に送風する風呂・暖房側送風機10と、風呂・暖房側熱交換部12と、暖房流水系統21と、追い焚き流水系統22と、ドレン排出系統13とが備えられている。
なお、給湯側熱交換部11は、燃焼ガスの主に顕熱を回収する一次熱交換器11aと、燃焼ガスの主に潜熱を回収する二次熱交換器11bとで構成されている。
そして、暖房流水系統21には、湯水の循環流を形成する暖房側ポンプ36と、湯水の温度変化に起因した体積の膨張に伴う圧力上昇又は収縮に伴う圧力低下を抑制する膨張タンク37と、湯水を低温側端末に向けて送り出すヘッダ熱動弁(液体用弁)38と、暖房側バイパス流路34上に設けられた暖房側バイパス熱動弁(液体用弁)39と、風呂加熱経路35への通水を規制する風呂側熱動弁(液体用弁)45と、後述する追い焚き流水系統22を流れる湯水との熱交換が行われる液・液熱交換器46等が設けられている。
なお、風呂・暖房側熱交換部12は、燃焼ガスの主に顕熱を回収する一次熱交換器12aと、燃焼ガスの主に潜熱を回収する二次熱交換器12bとで構成されている。
先に説明したように、中和器には、燃焼ガスが意図せず導入される場合がある。特に、屋内設置型の燃焼装置では、その燃焼ガスが中和器を通過して、下流側に流れてしまえば、屋内に放出されるため避けなければならない。
そこで、本実施形態における中和器14は、図6(a)に示すように、中和器14内に導入されたドレンによって、ドレン排出系統13における燃焼ガスの流通経路を遮断する水封構造が形成される構成とされている。すなわち、中和器14は、底部側にドレン通過用の開口50を設け、その開口50の上端縁よりも高位置にドレンが排出される排出口51を設け、その落差により水封が形成される構成である。そして、本実施形態では、その水封構造の有無を検出するべく、水封用電極52が設けられ、図6(a)に示すように、その水封用電極52の少なくとも先端が浸れば、水封有りと判断し、燃焼可能状態となる。逆に、水封用電極52によって水封が確認されなければ、コントローラ等にエラーを表示し、燃焼不能状態となる。そして、図6(b)に示すように、開口50を通過したドレンが、排出口51の高さまで達した時に初めて排出口51から排出される。
このように、本実施形態の燃焼装置1では、中和器14において、二次熱交換器11b、12bで発生したドレンを、中和して外部に排出することを可能とし、逆に、ドレン排出系統13に流入した燃焼ガスを、中和器14で形成される水封構造によって、外部に流出することを阻止することができる。
燃焼装置1の基本的動作は、給湯運転、暖房運転、並びに、風呂落とし込みや追い焚き運転があり、いずれも公知のそれと同様である。
以下に簡単に説明する。
暖房運転は、風呂の浴室暖房等(高温側端末)に高温の湯を循環させる高温暖房運転と、床暖房機器等(低温側端末)に低温の湯(高温側端末に循環する湯水の温度よりも低温)を循環させる低温暖房運転がある。すなわち、高温暖房運転では、風呂・暖房側燃焼部8で生成された燃焼ガスで風呂・暖房側熱交換部12が加熱されて、高温端末経路32を介して高温側端末に高温の湯水が循環され、低温暖房運転では、風呂・暖房側燃焼部8で生成された燃焼ガスで風呂・暖房側熱交換部12が加熱されて、低温端末経路33を介して低温側端末に低温の湯が循環される。
追い焚き運転は、浴槽内の湯水の温度が所定温度以下であったり、リモコン等による追い焚き運転の要求があれば、液・液熱交換器46を介して、浴槽内の湯水を設定温度に至るまで加熱する。より具体的には、本実施形態の追い焚き運転は、風呂・暖房側燃焼部8で生成された燃焼ガスで風呂・暖房側熱交換部12が加熱され、その熱が暖房流水系統21を介して間接的に追い焚き流路47に伝わり、浴槽内の湯水を加熱している。
風呂落とし込み運転は、出湯要求の方法が異なる(リモコン等を介した要求)だけであり、前記給湯運転とほぼ同様の動作が実施されるため、説明を省略する。
本実施形態の燃焼装置1は、中和器14に対して、給水源から供給される湯水を自動注水して、水封構造を形成できる機能が備えられている。すなわち、燃焼装置1は、水封用電極52によって、中和器14内に所定の水位が確認されなければ、水封が形成される程度の注水を行う。そして、燃焼装置1がその機能を果たすべく、図1に示すように、給水源からの湯水を中和器14に導く注水主流路3と、その注水主流路3における湯水の流通を規制する上流側電磁弁(上流側弁)17と、3つのポートを有する三方弁(注水可能弁)5が備えられている。
本実施形態では、前記したように、中和器14内に液体による水封構造が形成されていないと判断されると、中和器14内に水封構造が形成される程度の注水が行われる。すなわち、図8のフローチャートに従えば、ステップ1において、水封用電極52に通電があるか否かが確認される。そして、ステップ1において、通電が確認されなければ、注水主流路3に設けられた上流側電磁弁17及び注水可能弁たる三方弁5の開閉制御が実行される。すなわち、ステップ2に移行して、フラグがオンか否かの確認がされて、フラグがオフであれば、その後、ステップ3に移行して、三方弁5を中和器連通状態に制御する。より具体的にステップ3について説明すると、制御装置2においては、暖房側バイパス熱動弁39を開成する信号が生成される。そして、暖房側バイパス熱動弁39が開成することに同期して、三方弁5が中和器連通状態に制御される。このようにして、三方弁5が制御されてから一定時間が経過し、ポートが完全に中和器連通状態に至れば(ステップ4)、上流側電磁弁17が開成される(ステップ5)。そして、ステップ6に移行して、フラグがオンにされて、中和器14内が所定の水位に至るまで、三方弁5及び暖房側バイパス熱動弁39と、上流側電磁弁17は、前記制御された状態が維持される。そして、再びステップ1に戻って、水封用電極52の通電状態が確認される。これにより、水封用電極52における通電が確認されれば、ステップ7に移行してフラグがオンか否かの確認がされて、フラグがオンであれば、ステップ8でフラグがオフにされる。その後、ステップ1に戻り、中和器14内の水封構造の監視が再び実施される。
このように、第二実施形態の燃焼装置1は、上記した第一実施形態と同様、既存の電気機器を制御する信号を、注水用電磁弁6及び補水用電磁弁18に共用して中和器14への自動注水を行うことができるため、上記同様の作用効果を期待することができる。
ただし、この膨張タンク37への補水中、中和器14に導く流路は開放された状態が維持されているため、中和器14への注水が意図せず行われる。そのため、この構成を採用する場合は、注水主流路3の下流端側の流路抵抗が、支流路4における流路抵抗よりも高くなるように設定して、湯水が支流路4に流通し易くする構造にすることが好適である。たとえば、注水主流路3の下流端側の開口面積を、支流路4の開口面積よりも小さくしたり、あるいは、注水主流路3の下流端側に流路抵抗を形成する突起などを設けることなどが挙げられる。なお、この注水主流路3と支流路4との流路抵抗の関係は、上記した実施形態のいずれに適応させても構わない。
また、注水主流路3が支流路4自体を備えていない構成であっても構わない。
2 制御装置
3 注水主流路
4 支流路
5 三方弁(注水可能弁)
6 注水用電磁弁(注水可能弁)
8 暖房側燃焼部
12 暖房側熱交換部
14 中和器
15 中和器導入流路
17 上流側電磁弁
18 補水用電磁弁(補助開閉弁)
37 膨張タンク
39 暖房側バイパス熱動弁(バイパス熱動弁)
52 水封用電極
Claims (9)
- 燃料を燃焼して燃焼ガスが生成される燃焼部と、前記燃焼ガスの主に潜熱を回収する熱交換器と、燃焼ガスの潜熱が回収された際に発生するドレンを中和する中和器と、制御手段を備え、中和器に対して所定量以上の液体が導入されると気体が通過し得ない構造たる水封が形成される機能を有し、さらに下記(1)〜(4)の電気機器のうちの1以上の部材を有する燃焼装置であって、
給水源から供給される湯水が中和器に導かれる注水主流路と、注水主流路に対して必要に応じて設けられる支流路を有し、
注水主流路には注水可能弁が設けられ、支流路には補助開閉弁が設けられるものであり、
制御手段は、前記電気機器を起動・停止する信号を共用して、前記注水可能弁及び/又は前記補助開閉弁を開閉させることを特徴とする燃焼装置。
(1)燃料の流通を規制する燃料用弁、
(2)熱交換器において直接的又は間接的に加熱される湯水あるいは熱媒体の流通を規制する液体用弁、
(3)燃焼用空気を供給する送風機、
(4)湯水あるいは熱媒体の流れを形成するポンプ。 - 少なくとも1つが暖房系統である2以上の燃焼系統を有し、
暖房系統には、前記熱交換器と少なくとも暖房端末との間を湯水あるいは熱媒体が循環する端末循環路が備えられ、当該端末循環路には前記液体用弁たる熱動弁が設けられ、
前記注水可能弁及び/又は補助開閉弁は、熱動弁を起動・停止する信号が共用されていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。 - 端末循環路は、高温側端末との間を湯水あるいは熱媒体が循環する高温端末経路と、低温側端末との間を湯水あるいは熱媒体が循環する低温端末経路を備え、高温端末経路と低温端末経路との間には、高温端末経路側から低温端末経路側に湯水あるいは熱媒体の流通を規制するバイパス側熱動弁が設けられ、
前記注水可能弁及び/又は補助開閉弁は、バイパス側熱動弁を起動・停止する信号が共用されていることを特徴とする請求項2に記載の燃焼装置。 - 端末循環路には、湯水あるいは熱媒体の温度変化に伴う体積変化を吸収する膨張タンクが設けられ、前記支流路は当該膨張タンクに至る流路であることを特徴とする請求項2又は3に記載の燃焼装置。
- 注水可能弁は、注水主流路と支流路との分岐点あるいは当該分岐点よりも下流側の注水主流路に設けられており、当該注水可能弁よりも上流側には上流側弁が設けられ、当該上流側弁は、注水可能弁とは異なる信号で開閉されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃焼装置。
- 中和器に注水する場合、注水可能弁が完全に開成した後に、上流側弁を開成することを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置。
- 補助開閉弁は、注水可能弁と同一の信号で開閉制御されるものであり、常に注水可能弁の開閉状態と逆であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の燃焼装置。
- 中和器には、液体の水位を検知する電極が設けられ、
中和器に注水した後に、前記電極が水位を検知しなかった場合、前記制御装置は、注水可能弁及び/又は上流側弁が故障していると判断することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の燃焼装置。 - 注水主流路と支流路の分岐点を基準に、当該分岐点よりも下流側の注水主流路における狭小開口面積は、当該分岐点よりも下流側の支流路における狭小開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の燃焼装置。
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