JP5881866B2 - ファンの固定構造を有する電子機器 - Google Patents
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Description
しかしながら、ファンを保持するホルダの役割をするケースの他に、ファンを弾圧して固定させるための弾性部材が必要であり、部品点数の増加に起因した組み立て工程の繁雑化が懸念される。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るファンの固定構造を適用した電子機器を示す斜視図である。また、図2は、図1の電子機器の分解斜視図である。電子機器1は、例えば車載用の情報機器(ナビゲーション装置など)であって、図1に示すように、天板となる上部シャーシ2を、一面が開口した箱型の下部シャーシ3に組み合わせて構成される。
また、電子機器1には、基板4およびホルダ6に嵌装されたファン5などが、上部シャーシ2と下部シャーシ3を組み合わせて形成される内部空間内に収納される。
ホルダ6は、ファン5が嵌装されるフレーム形状の板金製ホルダである。このホルダ6の内周部には弾性形状部6a,6b,6cが形成されている。ホルダ6の厚み方向の一面には、図4(a)に示すように弾性形状部6d,6e,6f,6gが形成されている。
また、弾性形状部6a,6b,6cがホルダ6の内周部と接続する基部は、ファン5を嵌装する開口側に位置するように形成する。これにより、ファン5を滑らかにホルダ6に嵌装することができる。
なお、弾性形状部6d,6e,6f,6gが、第1の弾性形状部に相当し、弾性形状部6a,6b,6cが、第2の弾性形状部に相当する。
図5に示すように、ファン5は、ホルダ6を介して電子機器1の下部シャーシ3に組み付けられる。また、図6に示すように、ファン5は、下部シャーシ3の側面3Aに形成された通気口3Cに沿って取り付けられる。
ファン5が嵌装されたホルダ6を組み付けていくと、図7に示すように、組み付けガイド部3a,3bによってホルダ6が組み付け方向Cへ案内される。
ホルダ6に嵌装されたファン5は、弾性形状部6d,6e,6f,6gによって厚み方向に付勢されており、当たり部3c,3d,3eは、図9に示すように、組み付け後に、その付勢方向とは逆側からファン5に当接する。
このように、当たり部3c,3d,3eがファン5に当接することによって、組み付け後のファン5の厚み方向の変位が規制される。これにより、ファン5をガタなく下部シャーシ3に組み付けることができる。
なお、当たり部3c,3d,3eが第1の当たり部に相当する。
このように形成することで、図7、図8に示すように、組み付けの際に、ホルダ6に嵌装されたファン5をスムーズに当たり部3c,3d,3eへ導くことができる。
さらに、下部シャーシ3の側面3Aには、当たり部3c−2が形成され、下部シャーシ3の底面3Bには、当たり部3fが形成されている。当たり部3c−2が第2の当たり部に相当し、当たり部3fが第3の当たり部に相当する。
なお、この実施の形態1では、上述した当たり部3cが当たり部3c−2と一体に形成されており、当たり部3eが当たり部3fと一体に形成されている。
続いて、図8に示すように、ホルダ6の曲げ部6i−1の端部a1と下部シャーシ3の当たり部3c−2が当接して、ホルダ6の幅方向の一方(曲げ部6i−1を形成した側)の変位が規制される。
ホルダ6を組み付け方向Cにさらに進めると、図9に示すように、ホルダ6のL字形状部6i−2の端部a2と下部シャーシ3の当たり部3fが当接して、ホルダ6の幅方向のもう一方(L字形状部6i−2を形成した側)の変位が規制される。
このようにして、ホルダ6が組み付け方向Cに対して傾くことなく、下部シャーシ3へ組み付けることが可能となる。
張り出し部6jは、ホルダ6の幅方向の両側に外方向に延設された板状部であり、位置決め用の孔部6k,6lとねじ挿入用の孔部6m,6nが形成されている。
さらに、ホルダ6に接続する張り出し部6jの基部には、ねじ止めの際に座面に向けて撓みやすくするためのスリット6o,6pが形成されている。
図10(b)に示すように、この実施の形態1では、組み付け後の状態において、張り出し部3jの高さが板状部3g,3hより高くなるようホルダ6の高さ寸法を設定する。
すなわち、ホルダ6が下部シャーシ3に正常に組み付けられた場合、ホルダ6の最下端が下部シャーシ3の底面3Bに当接して適切に位置決めされる。これにより、組み付け後のガタの発生を確実に防止することができる。
クリアランスBが形成された状態で、図10(a)に示すように、ねじ7,8で張り出し部6jと板状部3g,3hをねじ止めする場合に、仮に張り出し部の剛性が維持されていると、ねじ止め部位を支点として張り出し部が歪んで、ホルダ6が底面3Bから浮いてしまう可能性がある。
図10(a)に示すように、ねじ7,8によって張り出し部6jと板状部3g,3hをねじ止めしていくと、スリット6o,6pから先の各張り出し部6jが板状部3g,3h側に撓む。これにより、ホルダ6の最下端が底面3Bに当接した状態を維持しつつ、張り出し部6jと板状部3g,3hを強固にねじ止めすることが可能となる。
このように、弾性形状部6d,6e,6f,6g、当たり部3c,3d,3eといった簡易な構成を加えるだけで、ホルダ6を介してファン5を厚み方向に付勢した状態で下部シャーシ3に組み付けることが可能である。これにより、ファン5の厚み方向のガタで振動などによる異音が発生することを確実に防止できる。
このように構成することで、組み付け後のガタの発生を確実に防止することができる。
Claims (6)
- ファンと、前記ファンが嵌装されるホルダとを備え、電子機器のシャーシに前記ホルダを介して組み付けて固定するファンの固定構造において、
前記ホルダは、当該ホルダに嵌装された前記ファンを当該ファンの厚み方向に付勢する第1の弾性形状部を備え、
前記電子機器のシャーシは、前記ホルダを介して組み付けられた前記ファンに対して、前記第1の弾性形状部による付勢方向の逆側から当接することで当該ファンの厚み方向の変位を規制する第1の当たり部を備え、
前記ホルダは、前記電子機器のシャーシに組み付けたときに当該シャーシの底面に当接する下端とは反対側にねじ止め用の張り出し部を備え、
前記電子機器のシャーシは、前記張り出し部をねじ止めする座面を備え、
前記ホルダを前記電子機器のシャーシに組み付けたときに、当該ホルダの最下端が前記シャーシの底面に当接した状態で前記張り出し部と前記座面との間にクリアランスが形成されることを特徴とするファンの固定構造を有する電子機器。 - 前記ホルダは、嵌装された前記ファンのフレーム外周に対向する面に当該ファンを内側に付勢する第2の弾性形状部を有することを特徴とする請求項1記載のファンの固定構造を有する電子機器。
- 前記ホルダは、幅方向の一方に外側に曲がった曲げ部を有し、前記幅方向のもう一方に組み付け方向に沿って延びるL字形状部を有し、
前記電子機器のシャーシは、前記ファンが嵌装された前記ホルダを組み付けるときに、前記曲げ部が当接して前記ホルダの幅方向の一方の変位を規制する第2の当たり部と、前記L字形状部が当接して前記ホルダの幅方向のもう一方の変位を規制する第3の当たり部とを有することを特徴とする請求項1記載のファンの固定構造を有する電子機器。 - 前記ホルダは、前記ファンを嵌装する開口の周縁部から延設され、前記ファンのリード線が接触するコーナー部が鈍角に形成された舌片を有することを特徴とする請求項1記載のファンの固定構造を有する電子機器。
- 前記電子機器のシャーシは、前記ファンが嵌装された前記ホルダを組み付けるときに、前記ホルダを組み付け方向に案内する案内形状部を有することを特徴とする請求項1記載のファンの固定構造を有する電子機器。
- 前記ホルダは、前記張り出し部が接続する基部にスリットが形成されていることを特徴とする請求項1記載のファンの固定構造を有する電子機器。
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