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JP5886263B2 - 配管用の補強用具 - Google Patents
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JP5886263B2 - 配管用の補強用具 - Google Patents

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Description

本発明は、金属製の配管を補強する配管用の補強用具に関する。
金属製の配管としては、例えば、蒸気タービン等の動力として使用され、蒸気温度が300℃から650℃、蒸気圧力が5Mpaから8Mpa程度の高温高圧の動力用蒸気を流す蒸気配管が知られている。このような蒸気配管は、高温高圧とされた動力用蒸気を流しているのでクリープによる劣化が生じる。
クリープ劣化に伴う蒸気配管の破壊を防止すべく、この蒸気配管に対する補強が行われる。通常は、蒸気配管の対象部分を切断し、切断箇所に健全な配管を接合する方法が採られている。しかしながら、この方法では、蒸気配管の溶断・溶接作業や熱処理作業が伴うため、作業に手間がかかるという問題がある。そこで、例えば、蒸気配管の対象部分にワイヤーを巻回することで、蒸気配管を補強することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−185403号公報
上記のようにワイヤーを巻回することにより蒸気配管を補強する方法おいて、蒸気配管における補強対象部分にワイヤーを、蒸気配管を切り出さずに巻回する場合には、建屋の梁や蒸気配管を固定している固定金具等が、ワイヤーを巻回する際の障害となり得る。とりわけ、ワイヤーの巻回を機械で行う場合、蒸気配管の周囲に十分な空間を確保することが難しい場合がある。
このため、蒸気配管の周囲に機械作業のための十分な空間が確保できない場合には、例えば、手作業でワイヤーを巻回することが可能であるが、ワイヤーにかける張力が作業中に変化してしまう、或いは、作業者によって張力が相違してしまうなど、安定した性能を確保することができないおそれがある。また、手作業により張力をかけつつ巻回するので、繁雑な作業に多大な労力と時間とがかかるという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、配管に容易に且つ短時間で取り付けることが可能な配管用の補強用具を提供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明は、金属製の配管の外周面に沿って当該配管を周方向に囲繞する状態で配置され、前記配管を補強する配管用の補強用具であって、前記配管の長手方向に沿うスリットを形成し前記外周面を囲繞する囲繞部と、前記囲繞部にて前記スリットを形成する端部に各々、囲繞される前記配管と反対方向に突出されたフランジ部とを有し、前記フランジ部は、前記囲繞部から繋がって延出されている延出フランジ部と、前記延出フランジ部に取り付けられたセラミック製のフランジ補強部と、を有し、前記セラミック製のフランジ補強部は、前記延出フランジ部と金属製の保護板との間に設けられており、前記囲繞部が前記配管を囲繞する状態で前記延出フランジ部は、前記周方向に互いに間隔を隔てて対向しており、前記保護板間にわたるボルトにナットを螺合して締め付け、前記延出フランジ部同士の間隔が狭くなるように力を作用させて結合されることにより前記配管に取り付けられることを特徴とする配管用の補強用具である。
本発明の配管用の補強用具によれば、配管の外周面を囲繞する囲繞部にてスリットを形成する端部に各々突出されたフランジ部同士が結合されて取り付けられるので、配管を囲繞部にて囲繞してフランジ部同士を結合するだけで、配管用の補強用具を容易に且つ短時間で取り付けることが可能である。このとき、互いに間隔を隔てたフランジ部同士の間隔が狭くなるように力を作用させて結合されるので、フランジ部と繋がった囲繞部には引張応力が生じる。この引張応力が、囲繞部に囲繞された配管の膨張を抑えるように作用するので配管を補強することが可能である。
また、互いに間隔を隔てて対向するフランジ部同士が互いに引き合うように力を作用させて結合されるが、フランジ部は、囲繞部の端部に配管と反対方向に突出されているので、フランジ部の剛性が低い場合には、フランジ部のみが変形し適切に力を作用させることができないおそれがある。このため、フランジ部が、延出フランジ部と、セラミック製のフランジ補強部とを有しているので、フランジ部が高い剛性を備え、より確実に力を作用させることが可能である。特に、フランジ補強部はセラミック製なので軽量な配管用の補強用具を実現することが可能である。
また、フランジ部同士が互いに引き合うように結合されてセラミック製のフランジ補強部に力が作用される場合であっても、保護板によりセラミック製のフランジ補強部を保護することが可能である。
かかる配管用の補強用具において、前記フランジ部は、前記囲繞部の上方に位置するように配置され、前記保護板は、前記フランジ補強部上に載置される載置部を有していることが望ましい。
このような配管用の補強用具によれば、補強板の載置部をフランジ補強部上に載置することができるので、フランジ部同士を互いに近づく方向に付勢して取り付ける際には、保護板を支える必要がない。このため、保護板から手を離した状態で配管用の補強用具を取り付けることができるので、取り付けが容易である。
かかる配管用の補強用具において、前記互いに対向するフランジ部は、一方の前記フランジ部側から両フランジ部を貫通するボルトに他方のフランジ部側にて螺合されたナットが締め込まれることにより前記力が作用することが望ましい。
このような配管用の補強用具によれば、互いに間隔を隔てた両フランジ部を貫通するボルトに螺合されたナットが締め込まれて力が作用するので、容易に、且つ、確実に、フランジ部同士の間隔が狭くなるように力を作用させることが可能である。
かかる配管用の補強用具において、前記配管は、互いに対向する前記フランジ部間が広げられた前記スリットから前記囲繞部内に配置されることが望ましい。
このような配管用の補強用具によれば、互いに対向するフランジ部間を広げるだけで配管を囲繞部内に配置することができるので、配管用の補強用具の取り付けが容易である。
かかる配管用の補強用具において、前記囲繞部は、前記フランジ部の一方を各々有する2つの湾曲部材にて形成されており、前記2つの湾曲部材は各々、前記フランジ部と反対側の端部同士が、回動自在に連結されていることとしてもよい。
このような配管用の補強用具によれば、囲繞部を形成する2つの湾曲部材がフランジ部と反対側にて回動自在に連結されているので、互いに対向するフランジ部間をより広く広げることが可能である。このため、直径の大きな配管であっても配管用の補強用具を容易に取り付けることが可能である。
本発明によれば、配管に容易に且つ短時間で取り付けることが可能な配管用の補強用具を提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る補強用具10で補強された蒸気配管Xの構成を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る補強用具20で補強された蒸気配管Xの構成を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る補強用具20の変形例を説明する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る補強用具30を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態について、金属製の配管として蒸気配管を例に挙げて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る補強用具10で補強された蒸気配管Xの構成を説明する斜視図である。
図1に示すように蒸気配管Xは円筒状をなし、内部空間に動力用蒸気(蒸気温度=300℃〜650℃、蒸気圧力=5Mpa〜8Mpa)を長期間に亘って流すものであり、この動力用蒸気によってクリープが生じるものである。高温高圧の蒸気を流すことから、蒸気配管Xは、熱膨張率の低い(クリープ強度が大きい)フェライト系クロム鋼(例えば9Cr〜12Cr)で形成されている。
蒸気配管Xの直径は、用途によって様々であるが、例えば200mm以上1000mm以下の範囲に定められる。また蒸気配管Xの肉厚txは40mm以上70mm以下の範囲に定められる。なお、蒸気配管Xの直径や肉厚は、動力用蒸気の温度、圧力、流量、及び、流速といった諸条件を加味して定められる。
本実施形態における補強対象部分は、蒸気配管Xのほぼ直線状をなす直管部分である。このような蒸気配管Xの直管部分は、所定の長さに形成された複数の配管部材1が、長手方向における互いの端部Xaが突き合わせられて溶接されて数百メートルにもおよぶ長さを有している。
蒸気配管Xの直管部分には、蒸気配管Xのクリープ強度を補強する補強用具10が取り付けられている。補強用具10は、蒸気配管Xの長手方向に沿って所定長さを有し蒸気配管Xを周方向に囲繞する状態で配置され、蒸気配管Xを囲繞する補強部材11と、補強部材11を蒸気配管Xに取り付ける複数のボルト18及びナット19とを有している。この補強用具10は蒸気配管Xの長さに合わせて複数用い、図1に示すように、互いの端部を突き合わせて繋がるように配置される。
補強部材11は、蒸気配管Xの長手方向に沿うスリット11aを形成し蒸気配管Xの外周面Xbを囲繞する囲繞部12と、囲繞部12にてスリット11aを形成する端部に各々設けられ蒸気配管Xが配置される側と反対方向に突出されたフランジ部13とを有している。補強部材11は、蒸気配管Xの外周面Xbの直径とほぼ同じ内径をなすように、鋼板を屈曲させて囲繞部12が形成され、囲繞部12の内周面の周長は、蒸気配管Xの外周面Xbの周長より僅かに短く形成されている。このため、蒸気配管Xが囲繞部12に囲繞されると、蒸気配管Xの長手方向に沿ってスリット11aが形成される。
囲繞部12を形成する鋼板は、囲繞部12のスリット11aを形成する縁から各々蒸気配管Xが囲繞される側と反対方向に延出された延出フランジ部14を有している。スリット11aの両側に設けられた延出フランジ部14は、周方向に互いに間隔sを隔てて対向している。各延出フランジ部14には、互いに対向する側と反対側に金属製で角棒状をなすフランジ補強部15が各々長手方向に沿って溶接されている。すなわち、補強部材11のフランジ部13は、延出フランジ部14とフランジ補強部15とで構成されている。
補強部材11の各フランジ部13には、各々ボルト18が貫通される複数の貫通孔(不図示)が、各フランジ部13に設けられた貫通孔(不図示)が対向する位置に、長手方向に沿って適宜間隔を隔てて設けられている。
囲繞部12及び延出フランジ部14を形成する鋼板及びフランジ補強部15は、蒸気配管Xの素材(フェライト系クロム鋼)よりもクリープ強度の大きい素材によって形成されている。例えば、ステンレス鋼、ニッケル合金、コバルト合金、高クロム鋼が用いられる。このように、囲繞部12及び延出フランジ部14を形成する鋼板の素材を、蒸気配管Xの素材よりもクリープ強度の大きい素材とすることにより、蒸気配管Xに対する補強強度を高めている。
囲繞部12及び延出フランジ部14を形成する鋼板の板厚taは、蒸気配管Xの肉厚txよりも薄くなるように定められている。例えば、蒸気配管Xが肉厚40mmの9クロム鋼で作製され、補強部材21がオーステナイト系ステンレス鋼(例えばSUS304)で作製されている場合、鋼板の板厚taは5mm以上15mm以下の範囲に定められる。すなわち、鋼板の板厚taは、蒸気配管Xの肉厚txの1/8〜3/8程度に定められる。
また、フランジ部13を貫通するボルト18、及び、ボルト18に螺合されるナット19は、補強部材11と同様に蒸気配管Xの素材よりもクリープ強度の大きい素材にて形成されている。本実施形態では、補強部材11と同じ素材、例えばSUS304などのステンレス鋼で形成されている。
本実施形態の補強用具10の取り付け方法は、まず、ボルト18が貫通孔(不図示)に挿通されていない補強部材11のスリット11aを広げ、蒸気配管Xに対してほぼ平行に近づけ、広げたスリット11aから蒸気配管Xを囲繞部12内に収容する。このとき補強部材11の2つのフランジ部13は、周方向に互いに間隔sを隔てて対向している。
次に、蒸気配管Xが収容された補強部材11が有する2つのフランジ部13に、スリット11aを跨ぐように貫通させたボルト18にナット19を螺合する。すなわち、補強部材11の対向する2つのフランジ部13の、一方のフランジ部13の貫通孔(不図示)と他方のフランジ部13の貫通孔(不図示)にボルト18を貫通させ、貫通したボルト18の先端からナット19を螺合して2つのフランジ部13を結合する。
ナット19が螺合されたボルト18を締め込むことにより、互いに対向しているフランジ部13は、その間隔が狭くなるように力を圧縮応力が作用する。このとき、互いに引き寄せあうフランジ部13と繋がっている囲繞部12は引張応力が生じ、この引張応力が蒸気配管Xの膨張を抑える方向に作用する。蒸気配管Xに作用し囲繞部12に生じる引張応力は、ボルト18及びナット19の締め込み具合により変化させることができる。
本実施形態の蒸気配管X用の補強用具10によれば、蒸気配管Xの外周面Xbを囲繞する囲繞部12にてスリット11aを形成する端部に各々突出されたフランジ部13同士が結合されて取り付けられるので、蒸気配管Xを囲繞部12囲繞してフランジ部13同士を結合するだけで、蒸気配管X用の補強用具10を容易に且つ短時間で取り付けることが可能である。このとき、互いに間隔sを隔てたフランジ部13同士は、その間隔が狭くなるように力を作用させて結合されるので、フランジ部13と繋がった囲繞部12には引張応力が生じる。この引張応力が、囲繞部12に囲繞された蒸気配管Xの膨張を抑えるように作用するので蒸気配管Xを補強することが可能である。
また、互いに間隔sを隔てて対向するフランジ部13同士が、互いに間隔が狭くなるように力を作用させて結合されるが、フランジ部13は、囲繞部12の端部に蒸気配管Xと反対方向に突出されているので、フランジ部13の剛性が低い場合には、フランジ部のみが変形して適切に力を作用させることができないおそれがある。このため、フランジ部13を、囲繞部12と繋がった鋼板でなる延出フランジ部14と、延出フランジ部14に取り付けられたステンレス鋼製のフランジ補強部15とで構成することにより、フランジ部13が高い剛性を有して、より確実に力を作用させることが可能である。
また、互いに間隔sを隔てた両フランジ部13を貫通するボルト18に螺合されたナット19が締め込まれてフランジ部13同士の間隔が狭くなるように力が作用するので、容易に、且つ、確実に力を作用させること、また、力の大きさを調整することが可能である。
また、囲繞部12内に配置される蒸気配管Xは、互いに対向するフランジ部13間を広げるだけで蒸気配管Xを囲繞部12内に配置することができるので、補強用具10の取り付けが容易である。
また、囲繞部12及び延出フランジ部14を形成する鋼板及びフランジ補強部15は、補強対象である蒸気配管Xを構成する金属よりもクリープ強度が高い金属で形成されているので、補強部材11の耐力を高めることが可能である。
図2は、本発明の第2実施形態に係る補強用具20で補強された蒸気配管Xの構成を説明する断面図である。
上記実施形態においては、フランジ補強部15を、囲繞部12及び延出フランジ部14を形成する鋼板と同じステンレス鋼とした例について説明したが、ステンレス鋼のフランジ補強部15は重量が大きく蒸気配管Xへの負担が大きくなる。このため、フランジ補強部25を高靱性(破壊靱性値6.0MPa√m以上)、高耐熱衝撃性(500℃以上)、高い3点曲げ強さ(400MPa以上)を備えたセラミック、例えば、チッ化珪素系セラミックス(例えば、サイアロン)またはセラミックマトリックス複合材料(Ceramic・Matrix・Composites:CMC)にて形成しても良い。
セラミック製のフランジ補強部を用いる場合には、ボルト及びナットがセラミックでなるフランジ補強部に接触した状態で締め込まれると、フランジ補強部を損傷するおそれがある。このため、第2実施形態の補強用具20は、例えば、図2に示すように、チッ化珪素系セラミックスでなるフランジ補強部25とボルト18及びナット19との間に、例えばステンレス鋼製の保護板22を介在している。
第2実施形態の補強用具20によれば、フランジ部23を、囲繞部12と繋がった鋼板でなる延出フランジ部14と、延出フランジ部14に取り付けられたチッ化珪素系セラミックス製のフランジ補強部25とで構成することにより、フランジ部23が高い剛性を有して、より確実に力を作用させることが可能である。特に、フランジ補強部25はチッ化珪素系セラミック製なので軽量な補強用具20を実現し、蒸気配管Xへの負担を軽減することが可能である。
また、フランジ部23同士が互いに引き合うように結合されてチッ化珪素系セラミックス製のフランジ補強部23に力が作用される場合であっても、保護板22によりチッ化珪素系セラミックス製のフランジ補強部25の損傷を防止することが可能である。
図3は、本発明の第2実施形態に係る補強用具20の変形例を説明する断面図である。
第2実施形態のようにチッ化珪素系セラミックス製のフランジ補強部25とボルト18及びナット19との間に保護板22を介在させるときに、保護板22が平板の場合には、フランジ部23にボルト18を挿通させ、挿通したボルト18にナット19を螺合する際に、保護板22を支える必要があり、作業がより繁雑になる。このため、図3に示すように、フランジ補強部25とボルト18及びナット19との間に介在される介在部位24aと、介在部位24aと直交する直交部位24bとを備えた断面がL字状をなす保護板24を用いることが望ましい。
L字状をなす保護板24を用いる場合には、フランジ部23が、囲繞部12の上方に位置するように蒸気配管Xに補強部材28を取り付け、保護板24は、直交部位24bをフランジ補強部25上に載置して配置する。これにより、保護板24の介在部位24aと延出フランジ部とでフランジ補強部25を挟む位置に介在部位24aを配置した状態で保護板24から手を離すことが可能となり、容易にフランジ部23にボルト18を挿通させ、挿通したボルト18にナット19を螺合することが可能である。このため、保護板24から手を離した状態で補強用具20を取り付けることができるので、取り付けが容易である。
図4は、本発明の第3実施形態に係る補強用具30を説明する断面図である。
上記実施形態においては、囲繞部12を一体に形成した例について説明したが、これに限らず、例えば、図4に示すように、囲繞部29が、蒸気配管Xの長手方向に沿って分割され、補強部材27が2つの湾曲部材29aにて形成され、分割された端部同士がヒンジ26を構成して回動自在に連結されていてもよい。
第3実施形態の補強用具30によれば、囲繞部29を形成する2つの湾曲部材29a、29bの分割された端部同士がヒンジ26をなして回動するので、互いに対向するフランジ部13間をより広く広げることが可能である。このため、直径の大きな蒸気配管Xであっても補強用具30を容易に取り付けることが可能である。このとき、ヒンジ26の位置を、蒸気配管Xの直径方向におけるフランジ部13の反対側に配置すると、フランジ部13間をより広く広げることが可能である。
上記実施形態では、フランジ部13、23を結合する部材をボルト18とナット19とにより構成した例について説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、万力のように、一対のフランジ部を外側から内側に向けて押圧するものであってもよい。
また、配管は、動力用蒸気を流すものに限られない。動力用蒸気と同程度の高温高圧の蒸気を流す蒸気配管Xであってクリープ劣化を受けるものであれば、本発明を適用できる。また、上記実施形態においては、蒸気配管Xの直管部分に補強用具10、20、30を取り付けた例について説明したが、蒸気配管Xの屈曲部分であっても、その屈曲部に合わせて補強用具10、20、30の長さを変更すれば取り付けることが可能である。
1 配管部材、10 補強用具、11 補強部材、11a スリット、12 囲繞部、13 フランジ部、14 延出フランジ部、15 フランジ補強部、
18 ボルト、19 ナット、20 補強用具、21 補強部材、22 保護板、
23 フランジ部、24 保護板、24a 介在部位、24b 直交部位、
25 フランジ補強部、26 ヒンジ、27 補強部材、28 補強部材、
29 囲繞部、29a 湾曲部材、30 補強用具、
s フランジの間隔、X 蒸気配管、Xa 蒸気配管の端部、Xb 蒸気配管の外周面、
ta 鋼板の板厚、tx 蒸気配管の肉厚

Claims (5)

  1. 金属製の配管の外周面に沿って当該配管を周方向に囲繞する状態で配置され、前記配管を補強する配管用の補強用具であって、
    前記配管の長手方向に沿うスリットを形成し前記外周面を囲繞する囲繞部と、
    前記囲繞部にて前記スリットを形成する端部に各々、囲繞される前記配管と反対方向に突出されたフランジ部とを有し、
    前記フランジ部は、前記囲繞部から繋がって延出されている延出フランジ部と、
    前記延出フランジ部に取り付けられたセラミック製のフランジ補強部と、を有し、
    前記セラミック製のフランジ補強部は、前記延出フランジ部と金属製の保護板との間に設けられており、
    前記囲繞部が前記配管を囲繞する状態で前記延出フランジ部は、前記周方向に互いに間隔を隔てて対向しており、
    前記保護板間にわたるボルトにナットを螺合して締め付け、前記延出フランジ部同士の間隔が狭くなるように力を作用させて結合されることにより前記配管に取り付けられることを特徴とする配管用の補強用具。
  2. 前記フランジ部は、前記囲繞部の上方に位置するように配置され、
    前記保護板は、前記フランジ補強部上に載置される載置部を有していることを特徴とする請求項に記載の配管用の補強用具。
  3. 前記互いに対向するフランジ部は、一方の前記フランジ部側から両フランジ部を貫通するボルトに他方のフランジ部側にて螺合されたナットが締め込まれることにより前記力が作用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配管用の補強用具。
  4. 前記配管は、互いに対向する前記フランジ部間が広げられた前記スリットから前記囲繞部内に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の配管用の補強用具。
  5. 前記囲繞部は、前記フランジ部の一方を各々有する2つの湾曲部材にて形成されており、
    前記2つの湾曲部材は各々、前記フランジ部と反対側の端部同士が、回動自在に連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の配管用の補強用具。
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