JP5886530B2 - 錠剤 - Google Patents
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Description
(2)長径R2/Cup depthが33.7以上かつ107.9未満である(1)記載の錠剤。
(3)短径R2が7.2mm以上かつ12.52mm未満である(1)又は(2)記載の錠剤。
(4)Cup depthが0.81 mm以上かつ1.39 mm未満である(1)〜(3)のいずれかに記載の錠剤。
(5)長径R2が35mm以上かつ150mm未満である(1)〜(4)のいずれかに記載の錠剤。
(6)バンド厚みが2.78 mm以上かつ3.15 mm未満である(1)〜(5)のいずれかに記載の錠剤。
(7)異型錠である(1)〜(6)のいずれかに記載の錠剤。
(8)平均R2/Cup depthが5.369以上かつ27.822以下である錠剤。
(9)平均R2が8mm以上かつ17.5mm以下である(8)記載の錠剤。
(10)Cup depthが0.63 mm以上かつ1.58 mm以下である(8)又は(9)記載の錠剤。
(11)バンド厚みが2.12 mmを超えかつ3.37 mm以下である(8)〜(10)のいずれかに記載の錠剤。
(12)丸錠である(8)〜(11)のいずれかに記載の錠剤。
(13)多層錠である(1)〜(12)のいずれかに記載の錠剤。
(14)多層錠が第1層と第2層を有する二層錠である(13)記載の錠剤。
(15)多層錠が第1層と第2層の間に中間層を有する三層錠である(13)記載の錠剤。
(16)多層錠が内核と外層を有する有核錠である(13)記載の錠剤。
(17)有核錠が内核と外層の間に中間層を有する(16)記載の錠剤。
(18)多層錠とすることで安定性が改善する有効成分を含有する(13)〜(17)のいずれかに記載の錠剤。
(19)多層錠とすることで溶出性が改善する有効成分を含有する(13)〜(18)のいずれかに記載の錠剤。
(20)アンジオテンシンII受容体拮抗薬とカルシウムチャネルブロッカーが別々の層に配合されている(13)〜(19)のいずれかに記載の錠剤。
(21)アンジオテンシンII受容体拮抗薬がオルメサルタンメドキソミルである(20)記載の錠剤。
(22)カルシウムチャネルブロッカーがアゼルニジピンである(20)又は(21)に記載の錠剤。
(23)中間層が賦形剤を含有する(15)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)又は(22)に記載の錠剤。
(24)賦形剤が、乳糖水和物、結晶セルロース、軽質無水珪酸、ステアリン酸マグネシウムからなる群より選択される1又は2種以上である(23)記載の錠剤。
(25)コーティングを有する(1)〜(24)のいずれかに記載の錠剤。
(26)コーティングがフィルム層である(25)記載の錠剤。
(27)フィルム層が70μm以下の膜厚である(26)記載の錠剤。
(28)フィルム層が、酸化チタン、タルク、マクロゴール、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化鉄からなる群より選択される1又は2種以上の材料を含有する(26)又は(27)記載の錠剤。
(29)高血圧症治療又は予防のための(1)〜(28)のいずれかに記載の錠剤。
(30)(1)〜(29)のいずれかに記載の錠剤を用いることを特徴とする、錠剤の打錠障害抑制、主薬の溶出性改善及び/又は外観不良抑制の方法。
本明細書において、「短径」とは、異型錠の場合、短軸方向の直径のことである。
丸錠の場合は、長径及び短径と直径は同じである。図1,5参照。
「長径」とは、異型錠の場合、長軸方向の直径のことである。図1参照。
「短径R1」とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、錠剤側面から立ち上がる部分のことである。図1参照。
「短径R2」とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことである。図1参照。
「長径R1」とは、長径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、錠剤側面から立ち上がる部分のことである。図1参照。
「長径R2」とは、長径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことである。図1参照。
「平均R2」とは、(「短径R2」+「長径R2」)を2で除した値である。
「Cup depth」とは、錠剤の丸み部分のみの高さを表し、錠剤側面の平らな部分の上端もしくは下端から錠剤天面までの距離のことである。図1,5参照。
「バンド厚み」とは、錠剤側面の平らな部分の高さを表し、錠剤の厚みからCup depthの2倍を差し引くことによっても求められる。図1,5参照。
「短径R2/Cup depth」とは、「短径R2」を「Cup depth」で除した値である。
「長径R2/Cup depth」とは、「長径R2」を「Cup depth」で除した値である。
「平均R2/Cup depth」とは、「平均R2」を「Cup depth」で除した値である。
本発明の錠剤の短径R2/Cup depthは、8.33以上かつ15.97以下であり、好ましくは、8.5以上かつ14.4未満であり、最も好ましくは、12.5である。
本発明の錠剤の長径R2/Cup depthは、33.7以上かつ107.9未満であるとよく、好ましくは、35以上かつ106.6未満であり、最も好ましくは、70である。
本発明の錠剤の長径は、錠剤の形状を有するものであればいずれでもよく、特に長さが限定されるものではないが、12.5 mm以上かつ15 mm以下であるとよく、好ましくは、13 mm以上かつ15 mm以下であり、最も好ましくは、14 mmである。
本発明の錠剤の短径は、錠剤の形状を有するものであればいずれでもよく、特に長さが限定されるものではないが、6 mm以上かつ8.7 mm以下であるとよく、好ましくは、6 mm以上かつ7.3 mmであり、最も好ましくは、6.5 mmである。
本発明の錠剤のCup depthは、0.81 mm以上かつ1.39 mm未満であるとよく、最も好ましくは、1 mmである。
本発明の錠剤の長径R1は、2.4 mm以上かつ7.2 mm未満であるとよく、好ましくは、2.4 mm以上かつ4.14 mm未満であり、最も好ましくは、2.5 mmである。
本発明の錠剤の長径R2は、35mm以上かつ150mm未満であるとよく、好ましくは、35 mm以上かつ86.3 mm未満であり、最も好ましくは、70 mmである。
本発明の錠剤の短径R1は、2.5 mmであると効果的である。
本発明の錠剤の短径R2は、7.2 mm以上かつ12.52 mm未満であるとよく、好ましくは、8.5 mm以上12.52 mm未満であり、最も好ましくは、12.5 mmである。
本発明の錠剤のバンド厚み(丸み部分を除いた高さ)は、2.78 mmを超えかつ3.15 mm未満であるとよく、最も好ましくは、3.14 mmである。
短径R2/Cup depthが8.33以上かつ15.97以下である錠剤は、好適には、異型錠である。
本発明の錠剤の平均R2は、8 mm以上かつ17.5 mm以下であるとよく、好ましくは、10.42 mmを超え17.5 mm以下であり、最も好ましくは、13.5 mmである。
本発明の錠剤の直径は、錠剤の形状を有するものであればいずれでもよく、特に長さが限定されるものではないが、9.5 mmであると効果的である。
本発明の錠剤のCup depthは、0.63 mm以上かつ1.58 mm以下であるとよく、好ましくは、0.63 mm以上かつ1.58 mm未満であり、最も好ましくは、0.83 mmである。
本発明の錠剤のバンド厚みは、2.12 mmを超えかつ3.37 mm以下であるとよく、好ましくは、2.43 mm以上かつ3.37 mm以下であり、最も好ましくは、3.15 mmである。
平均R2/Cup depthが5.369以上かつ27.822以下である錠剤は、好適には、丸錠である。
有核錠について、内核と外層の重量比は、1:7〜1:1であるとよく、好ましくは、3:13〜3:8であり、より好ましくは、6:13〜3:4である。中間層を有する有核錠について、中間層の重量は、内核と外層の重量の合計に対して、10〜70%であるとよく、好ましくは、15〜45%であり、より好ましくは、26〜36%である。
本発明の錠剤は、刻印を有してもよい。
本発明の錠剤に含有される有効成分は、多層錠とすることで安定性及び/又は溶出性が改善するものであるとよい。
本発明の錠剤は、アンジオテンシンII受容体拮抗薬とカルシウムチャネルブロッカーが別々の層に配合されているものであってもよい。
アンジオテンシンII受容体拮抗薬としては、オルメサルタンメドキソミルを始めとして、種々の薬剤が提案されており、実際に臨床で使用されているので、当業者は本発明の効果を奏する適宜の薬剤を選択することが可能である。そのようなアンジオテンシンII受容体拮抗剤としては、例えば、ロサルタン(好適にはロサルタンカリウム)、カンデサルタンシレキセチル、バルサルタン、テルミサルタン、プラトサルタン、オルメサルタンメドキソミル又はイルベサルタン、アジルサルタン、アジルサルタンメドキソミルであり、好適には、オルメサルタンメドキソミルである。なお、特にオルメサルタンメドキソミルは特許第2082519号公報(米国特許第5,616,599号公報)
等に記載の方法に従い、容易に製造することができる。
錠剤1錠の質量は、50〜2000mgが適当であり、200〜800mgが好ましく、300〜600mgがより好ましい。
錠剤1錠の表面積は、30〜1000mm2が適当であり、100〜700mm2が好ましく、200〜500mm2がより好ましい。
錠剤1錠の体積は、30〜1000mm3が適当であり、100〜600mm3が好ましく、200〜400mm3がより好ましい。
錠剤の密度は、0.5〜2.5mg/mm3が適当であり、1.0〜1.7mg/mm3が好ましく、1.3〜1.4mg/mm3がより好ましい。
錠剤の硬度は、2〜30kgが適当であり、4〜20kgが好ましく、5〜15kgがより好ましい。
錠剤の摩損度は、0.0〜3.0%が適当であり、0.0〜2.0%が好ましく、0.0〜1.0%がより好ましい。
錠剤の溶出率は、主薬の溶出規格値を満たすものであるとよい。例えば、アゼルニジピンについては、45分後の溶出率が75%以上であるとよい。
本発明の錠剤は、錠剤の打錠障害が抑制され、主薬の溶出性が改善され、外観不良が抑制されている。
短径R2/Cup depthが8.33以上かつ15.97以下である錠剤及び平均R2/Cup depthが5.369以上かつ27.822以下である錠剤は、上述した通りである。
異型錠の製造
以下の表1に示す成分とそれらの量を用いて、混合顆粒1を作製した。アゼルニジピンとD−マンニトールを各々1:1(重量比)秤量し、対流式ミキサー(ヘンシェルミキサー)を用いて3分間混合後、混合物をインパクトミル(アトマイザー)にて粉砕した。また、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸を対流式ミキサー(ヘンシェルミキサー)を用いて混合した後、この混合物にポリソルベート80を注加し、ポリソルベート80吸着末を得た。得られたアゼルニジピン粉砕物、ポリソルベート80吸着末、D−マンニトール、カルメロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、炭酸水素ナトリウム、軽質無水ケイ酸を高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター)にて混合し、ヒドロキシプロピルセルロースの水溶液(固形分濃度6.5%)を加え高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター)にて7.5分間造粒を行った。得られた練合物をスクリーニングミル(コーミル)を用いて製顆し、入風温度90℃の流動層乾燥機(グラット)にて乾燥させた後、スクリーニングミル(コーミル)にて顆粒を整粒し、顆粒1を得た。顆粒1、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウムを表1に示す割合にて秤量し、タンブルミキサー(トートコンテナ)を用いて混合することにより混合顆粒1を得た。
摩損度とは、錠剤の衝撃に対する脆さや削れやすさを数量的に表現した物性値である。測定方法は、まず錠剤10錠を精密に量り(この重量をW0とした)、錠剤をガラス筒(全長33.6cm、外径3.5cm、内径2.65cm)に充填する。ガラス筒の全長の中央位置に金属製ふるい(直径4cm、サイズ5.5メッシュ、線径0.5インチ)を有するガラス筒を錠剤摩損度試験機(林間工業)に取り付け、振動幅12.2cmの上下運動を、1分間あたり250往復の条件にて、2分間作動させる。動作終了後,ガラス筒から錠剤を取り出し,ふるいで軽く揺すり,粉および錠剤の破片を除いたのち,ふるい上の錠剤総質量 を精密に量った(この重量をWとした)。また,キャッピングおよび破損を起こした錠剤があれば,その数を明記した。摩損度は、計算式:摩損度(%)=(W0−W)÷W0×100で求めた。
異型錠の製造
上記実施例1に示した製法にて得られた混合顆粒1を1層目に260mg、混合顆粒2を2層目に100mg、混合顆粒3を3層目に120mgとなるよう充填調整し、多層錠剤圧縮機にて長径14mm、短径6.5mm、Cup depth1.000mmの異型杵、長径12.5mm、短径8.7mm、Cup depth0.810mmの異型杵を用いて、25kNの圧縮圧で成形打錠した。長径14mm、短径6.5mm、Cup depth1.000mmの異型杵にて得られた打錠品にポリビニルアルコール(部分けん化)、酸化チタン、タルク、ポリエチレングリコール、黄色三二酸化鉄、精製水からなるコーティング溶液(固形分濃度:20%)をコーティング機(ハイコーター)でコーティングし、錠剤を得た。また、長径12.5mm、短径8.7mm、Cup depth0.810mmの異型杵にて得られた打錠品にポリビニルアルコール(部分けん化)、酸化チタン、タルク、ポリエチレングリコール、精製水からなるコーティング溶液(固形分濃度:20%)をコーティング機(ハイコーター)でコーティングし、錠剤を得た。得られた錠剤の溶出性を評価した。溶出性は日本薬局方 一般試験法 溶出試験法第2法(パドル法)に準じて行なった。結果を表Bに示す。長径14mm、短径6.5mm、Cup depth1.000mmの異型杵、長径12.5mm、短径8.7mm、Cup depth0.810mmの異型杵を用いて製造した試料をそれぞれ試料8、試料9とする。
本試験法は、錠剤中のアゼルニジピンの溶出率を測定する。溶出試験装置を使用し、試験液として日局溶出試験第1液(pH1.2)900 mLを用い、第十五改正日本薬局方溶出試験法第2法(パドル法)により、毎分50 rpmで行った。溶出試験開始45分間後の溶出液60 mLを採取し、孔径0.45 μmのフィルターでろ過した。初めのろ液50 mLを除いて次のろ液3 mLを正確に量り、試料溶解液1(アンモニア水(28)のアセトニトリル溶液(1→100)) 3 mLをホールピペットを用いて正確に加えて混和し、試料溶液とした。別に、アゼルニジピン標準物質約30mgを精密に量り、アセトニトリルを加えて溶かし、正確に100 mLとした。更に、この液3 mLを正確に量り、試料溶解液2(日局溶出試験第1液/試料溶解液1 混液(1:1))を加えて200 mLとし、標準溶液とした。また、試料溶液中のアゼルニジピンの定量に用いた高速液体クロマトグラフィー条件を次に示す。
検出器 :紫外吸光光度計 測定波長:220 nm
カラム :内径4.6 mm、長さ15 cmのステンレス管に5 μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする。
移動相 A :0.01 mol / Lリン酸塩緩衝液(pH 4.2)/アセトニトリル混液(4:1)
B :アセトニトリル/0.01 mol / Lリン酸塩緩衝液(pH 4.2)混液(4:1)
グラジエント条件:
測定時間 :25分間
標準溶液及び試料溶液50 μLにつき高速液体クロマトグラフィーにより試験を行い、試料溶液のアゼルニジピンのピーク面積及びアゼルニジピン由来の分解物ピーク面積の和、標準溶液のアゼルニジピンのピーク面積を測定し、そのピーク面積の比から溶出率を求めた。
異型錠の製造
以下の表4に示す処方にて、乳糖(造粒粉末)、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウムを秤量し、タンブルミキサー(V型混合機)にて6分間混合することにより混合顆粒4を得た。混合顆粒4を480mgとなるよう充填調整し、単層錠剤圧縮機にて長径14mm、短径6.5mm(長径R1:2.5mm、長径R2:35mm、短径R1:2.5mm、短径R2:8.5mm)の異形杵、長径14mm、短径6.5mm(長径R1:10mm、長径R2:35mm、短径R1:10mm、短径R2:5mm)の異型杵、長径14mm、短径6.5mm(長径R1:2.5mm、長径R2:70mm、短径R1:2.5mm、短径R2:12.5mm)の異型杵を用いて、予圧4kN、本圧23kNの圧縮圧で成形打錠した。得られた打錠品にポリビニルアルコール(部分けん化)、酸化チタン、タルク、ポリエチレングリコール、精製水からなるコーティング溶液(固形分濃度:20%)をコーティング機でコーティングし、錠剤を得た。長径14mm、短径6.5mm(長径R1:2.5mm、長径R2:35mm、短径R1:2.5mm、短径R2:8.5mm)の異形杵、長径14mm、短径6.5mm(長径R1:10mm、長径R2:35mm、短径R1:10mm、短径R2:5mm)の異型杵、長径14mm、短径6.5mm(長径R1:2.5mm、長径R2:70mm、短径R1:2.5mm、短径R2:12.5mm)の異型杵を用いて製造した試料をそれぞれ試料10、試料11、試料12とする。
摩耗試験機(スガ摩耗試験機 NUS-ISO3)を用いて、錠剤を台座に固定し上から金属板を約250Nの力で接触させた後、金属板を左右に50回運動させ錠剤表面を摩擦し黒変させた。
色差は分光測色計CM-3500d(コニカミノルタ)を用いて測定することができる。分光測色計は、試料から反射された光を分光センサで分光し、各波長の反射率を測定し数値化する機器である。本試験法は、摩耗試験をしていない錠剤と摩耗試験を行い黒変させた錠剤との試料間の差を色差とした。
丸錠の製造
以下の表5に示す成分とそれらの量を用いて、混合顆粒5を作製した。アゼルニジピンとD−マンニトールを各々1:1(重量比)秤量し、対流式ミキサー(ヘンシェルミキサー)を用いて3分間混合後、混合物をインパクトミル(アトマイザー)にて粉砕した。また、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸を対流式ミキサー(ヘンシェルミキサー)を用いて混合した後、この混合物にポリソルベート80を注加し、ポリソルベート80吸着末を得た。得られたアゼルニジピン粉砕物、ポリソルベート80吸着末、D−マンニトール、カルメロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、炭酸水素ナトリウム、軽質無水ケイ酸を高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター)にて混合し、ヒドロキシプロピルセルロースの水溶液(固形分濃度6.5%)を加え高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター)にて7.5分間造粒を行った。得られた練合物をスクリーニングミル(コーミル)を用いて製顆し、入風温度90℃の流動層乾燥機(グラット)にて乾燥させた後、スクリーニングミル(コーミル)にて顆粒を整粒し、顆粒5を得た。顆粒5、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウムを表5に示す割合にて秤量し、タンブルミキサー(トートコンテナ)を用いて混合することにより混合顆粒5を得た。
丸錠の製造
実施例4に示した製法にて得られた混合顆粒5を1層目に160mg、混合顆粒2を2層目に100mg、混合顆粒6を3層目に120mgとなるよう充填調整し、多層錠剤圧縮機にて直径9.5mm、2重R、Cup depth1.578mmの丸型杵、直径9.5mm、単R8.0mm、Cup depth1.490mmの丸型杵、直径9.5mm、単R13.5mm、Cup depth0.826mmの丸型杵、直径9.5mm、単R17.5mm、Cup depth0.629mmの丸型杵を用いて、15kNの圧縮圧で成形打錠し錠剤を得た。それぞれ、試料17、試料18、試料19、試料20とする。
本試験法は、錠剤中のアゼルニジピンの溶出率を測定する。溶出試験装置を使用し、試験液として日局溶出試験第1液(pH1.2)900
mLを用い、第十五改正日本薬局方溶出試験法第2法(パドル法)により、毎分50 rpmで行った。溶出試験開始45分間後の溶出液60 mLを採取し、孔径0.45 μmのフィルターでろ過した。初めのろ液50 mLを除いて次のろ液3 mLを正確に量り、試料溶解液1(アンモニア水(28)のアセトニトリル溶液(1→100)) 3 mLをホールピペットを用いて正確に加えて混和し、試料溶液とした。別に、アゼルニジピン標準物質約30mgを精密に量り、アセトニトリルを加えて溶かし、正確に100 mLとした。更に、この液3 mLを正確に量り、試料溶解液2(日局溶出試験第1液/試料溶解液1 混液(1:1))を加えて200
mLとし、標準溶液とした。また、試料溶液中のアゼルニジピンの定量に用いた高速液体クロマトグラフィー条件を次に示す。
検出器 :紫外吸光光度計 測定波長:220 nm
カラム :内径4.6 mm、長さ15 cmのステンレス管に5 μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする。
カラム温度 :40°C付近の一定温度
移動相 A :0.01 mol / Lリン酸塩緩衝液(pH 4.2)/アセトニトリル混液(4:1)
B :アセトニトリル/0.01 mol / Lリン酸塩緩衝液(pH 4.2)混液(4:1)
グラジエント条件:
測定時間 :25分間
標準溶液及び試料溶液50 μLにつき高速液体クロマトグラフィーにより試験を行い、試料溶液のアゼルニジピンのピーク面積及びアゼルニジピン由来の分解物ピーク面積の和、標準溶液のアゼルニジピンのピーク面積を測定し、そのピーク面積の比から溶出率を求めた。
本発明の錠剤(丸錠)の斜視図、正面図、平面図、側面図及び断面図を図7に示す。
Claims (18)
- アゼルニジピンを有効成分として含有し、短径R2/Cup depthが8.33以上かつ15.97以下であり、長径R2/Cup depthが33.7以上かつ107.9未満であり、短径R2が7.2mm以上かつ12.52mm未満であり、Cup depthが0.81 mm以上かつ1.39 mm未満であり、長径R2が35mm以上かつ150mm未満であり、バンド厚みが2.78 mm以上かつ3.15 mm未満である、錠剤の打錠障害が抑制され、主薬の溶出性が改善され、かつ外観不良が抑制された異型錠である錠剤であって、短径R2とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことであり、短径R1とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、錠剤側面から立ち上がる部分のことであり、Cup depthとは、錠剤の丸み部分のみの高さを表し、錠剤側面の平らな部分の上端もしくは下端から錠剤天面までの距離のことであり、長径R2とは、長径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことである前記錠剤。
- アゼルニジピンを有効成分として含有し、平均R2/Cup depthが5.369以上かつ27.822以下であり、平均R2が8mm以上かつ17.5mm以下であり、Cup depthが0.63 mm以上かつ1.58 mm以下であり、バンド厚みが2.12 mmを超えかつ3.37 mm以下である、錠剤の打錠障害が抑制され、主薬の溶出性が改善され、かつ外観不良が抑制された丸錠である錠剤であって、平均R2とは、短径R2と長径R2の和を2で除した値であり、短径R2とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことであり、短径R1とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、錠剤側面から立ち上がる部分のことであり、長径R2とは、長径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことであり、Cup depthとは、錠剤の丸み部分のみの高さを表し、錠剤側面の平らな部分の上端もしくは下端から錠剤天面までの距離のことである前記錠剤。
- 多層錠である請求項1〜2のいずれかに記載の錠剤。
- 多層錠が第1層と第2層を有する二層錠である請求項3記載の錠剤。
- 多層錠が第1層と第2層の間に中間層を有する三層錠である請求項3記載の錠剤。
- 多層錠が内核と外層を有する有核錠である請求項3記載の錠剤。
- 有核錠が内核と外層の間に中間層を有する請求項6記載の錠剤。
- アンジオテンシンII受容体拮抗薬とアゼルニジピンが別々の層に配合されている請求項3〜7のいずれかに記載の錠剤。
- アンジオテンシンII受容体拮抗薬がオルメサルタンメドキソミルである請求項8記載の錠剤。
- 中間層が賦形剤を含有する請求項5、7、8又は9に記載の錠剤。
- 賦形剤が、乳糖水和物、結晶セルロース、軽質無水珪酸、ステアリン酸マグネシウムからなる群より選択される1又は2種以上である請求項10記載の錠剤。
- コーティングを有する請求項1〜11のいずれかに記載の錠剤。
- コーティングがフィルム層である請求項12記載の錠剤。
- フィルム層が70μm以下の膜厚である請求項13記載の錠剤。
- フィルム層が、酸化チタン、タルク、マクロゴール、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化鉄からなる群より選択される1又は2種以上の材料を含有する請求項13又は14記載の錠剤。
- 請求項1〜15のいずれかに記載の錠剤を用いることを特徴とする、錠剤の打錠障害抑制、主薬の溶出性改善及び外観不良抑制の方法。
- アゼルニジピンを有効成分として含有し、短径R2/Cup depthを8.33以上かつ15.97以下とし、長径R2/Cup depthを33.7以上かつ107.9未満とし、短径R2を7.2mm以上かつ12.52mm未満とし、Cup depthを0.81 mm以上かつ1.39 mm未満とし、長径R2を35mm以上かつ150mm未満とし、バンド厚みを2.78 mm以上かつ3.15 mm未満とすることを特徴とする、錠剤の打錠障害が抑制され、主薬の溶出性が改善され、かつ外観不良が抑制された異型錠である錠剤の製造方法であって、短径R2とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことであり、短径R1とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、錠剤側面から立ち上がる部分のことであり、Cup depthとは、錠剤の丸み部分のみの高さを表し、錠剤側面の平らな部分の上端もしくは下端から錠剤天面までの距離のことであり、長径R2とは、長径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことである前記方法。
- アゼルニジピンを有効成分として含有し、平均R2/Cup depthを5.369以上かつ27.822以下とし、平均R2を8mm以上かつ17.5mm以下とし、Cup depthを0.63 mm以上かつ1.58 mm以下とし、バンド厚みを2.12 mmを超えかつ3.37 mm以下とすることを特徴とする、錠剤の打錠障害が抑制され、主薬の溶出性が改善され、かつ外観不良が抑制された丸錠である錠剤の製造方法であって、平均R2とは、短径R2と長径R2の和を2で除した値であり、短径R2とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことであり、短径R1とは、短径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、錠剤側面から立ち上がる部分のことであり、長径R2とは、長径側に配された丸み部分の曲率半径の一部であり、両側の短径R1を結ぶ部分のことであり、Cup depthとは、錠剤の丸み部分のみの高さを表し、錠剤側面の平らな部分の上端もしくは下端から錠剤天面までの距離のことである前記方法。
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