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JP5891159B2 - インターホン機器取付ボックス - Google Patents
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Description

本発明は、ドアの電気錠を解錠するための暗証解錠ボタン装置とインターホン機器とを一体化する際に使用するインターホン機器取付ボックスに関する。
インターホン機器である玄関子機にドアの電気錠を解錠するための暗証解錠ボタン装置を一体化させたものとして非特許文献1に記載されたものがある。この玄関子機は、埋設型の玄関子機の前面パネルを下方に延長形成して暗証解錠ボタン装置収納部を形成したものである。図6はこの暗証解錠ボタン付玄関子機を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図を示している。この図6に示すように、壁面に埋設された縦長の埋込ボックス21に、玄関子機22と暗証解錠ボタン装置23とが共に背部を収納して組み付けられ、玄関子機22の前面パネル24を下方に延長して構成されている。
前面パネル24には、玄関子機22の呼出ボタン25を露出させる開口部が設けられ、通話のためのマイク孔26及びスピーカ孔27が穿設されている。また、下部には暗証解錠ボタン装置23の操作部23aを操作するための開口部27が設けられ、上端が蝶着されて開口部27を塞ぐ蓋板28が設けられている。
このように、玄関子機22と暗証解錠ボタン装置23を同一の前面パネル24内に込み込むことでデザイン上も統一でき、玄関周りの美観の向上に好ましいものとなっていた。
尚、暗証解錠ボタン装置と一体化せず、前面パネルを使用して設置される埋設型の玄関子機としては、例えば特許文献1に記載された構成のものがある。
アイホン 総合カタログ 2012−2014年版(93頁)
特開2005−136700号公報
しかしながら、上記前面パネル24は、背部が埋込ボックス21に収納される埋設型玄関子機の前面パネルであるため、埋設専用の玄関子機にしか対応できず、故障等で玄関子機のみ交換しようとした場合、露出型の玄関子機に比べて選択肢が少なく、利用者を満足させることができない場合があった。そのような場合、利用者によっては暗証解錠ボタン装置も含めて全体を交換することがあり、コスト増を招いていた。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、暗証解錠ボタン装置と一体化した従来の構成を大きく変更すること無く、玄関子機の選択肢を広げることができるインターホン機器取付ボックスを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、インターホン機器と暗証解錠ボタン装置とを埋込ボックスを使用して一体化して設置するためのインターホン機器取付ボックスであって、インターホン機器及び暗証解錠ボタン装置を埋込ボックスに組み付けるための取付基板と、インターホン機器の前面を露出させる露出窓、及び暗証解錠ボタン装置の操作窓を備えて取付基板の前方を覆う前面パネルとを有し、前面パネルは、インターホン機器を固定するための取付台を収容する空間を有し、インターホン機器は取付台を介して取付基板に組み付けられて成ることを特徴とする。
この構成によれば、インターホン機器を取付台を介して取付基板に組み付けできるし、前面パネルはインターホン機器の前面を露出させるため、露出型のインターホン機器を使用できる。よって、暗証解錠ボタン装置と一体化した構成であっても、インターホン機器の選択肢を拡大でき、使用者の要求を満たすことができる。
また、前面パネルは、従来の前面パネルに対してインターホン機器を露出させる開口部を新たに設ける程度で、暗証解錠ボタン装置の操作窓は従来と同様に配置でき、大きく変更すること無く対応できる。よって、従来の暗証解錠ボタン装置と一体型のインターホン機器を更新する場合でも、構成を大きく変更することがなく安価に対応できる。そして、露出型のインターホン機器を使用しても、取付台は前面パネル内に収容されるため、美観を維持できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、露出窓は、インターホン機器の周囲側部に至る前面全体を露出させて、且つ取付台より小さいことを特徴とする。
この構成によれば、インターホン機器の側部に至る前面全体が露出されるため、マイクやスピーカ周りの音響環境が変化することがなく、ハウリングが発生し易くなることも無い。また、露出窓は取付台より小さいため取付台は前面パネルにより隠蔽され、美観の向上を図ることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、インターホン機器に接続する配線を挿通する配線孔を、取付基板のインターホン機器取付部位の下方に設けたことを特徴とする。
この構成によれば、取付基板のインターホン機器背部には配線孔を設けないため、インターホン機器の背部を密閉することが可能となる。その結果、インターホン機器に対して背部からの雨水の浸入を防止できるし、結露が発生し難い構造にできる。
更に、インターホン機器の下方に配線孔を設けることで、万一インターホン機器に水が入ってしまっても、配線を伝わせて配線孔から排出させることが可能となる。
本発明によれば、インターホン機器を取付台を介して取付基板に組み付けできるし、前面パネルはインターホン機器の前面を露出させるため、露出型のインターホン機器を使用できる。よって、暗証解錠ボタン装置と一体化した構成であっても、インターホン機器の選択肢を拡大でき、使用者の要求を満たすことができる。
また、前面パネルは、従来の前面パネルに対してインターホン機器を露出させる開口部を新たに設ける程度で、暗証解錠ボタン装置の操作窓は従来と同様に配置でき、大きく変更すること無く対応できる。よって、従来の暗証解錠ボタン装置と一体型のインターホン機器を更新する場合でも、構成を大きく変更することがなく安価に対応できる。そして、露出型のインターホン機器を使用しても、必要部位以外は前面パネルで覆うことで、美観を維持することができる。
本発明に係るインターホン機器取付ボックスの一例を示し、(a)はインターホン機器及び暗証解錠ボタン装置を組み付けた正面図、(b)は右側面図である。 前面パネルを示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。 取付基板を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 取付基板の底面図である。 取付台を示し、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図である。 従来のインターホン機器取付ボックスを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホン機器取付ボックスの一例を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図を示している。何れもインターホン機器である玄関子機及び暗証解錠ボタン装置を組み付けた状態を示している。
インターホン機器取付ボックスは、前面パネル1と、取付基板2と、埋込ボックス3とで構成され、上記図6の形態と同様に、埋込ボックス3は壁面に埋設され、前面パネル1が埋込ボックス3を塞ぎ壁面上に露出設置される。上部に玄関子機4が収容され、下部に暗証解錠ボタン装置5が収容されている。
収容された玄関子機4は、居住者を呼び出すための呼出ボタン4a、来訪者を撮像するカメラ4b、通話するためのマイク4c及びスピーカ4dを備え、住戸内に設置された図示しない居室親機との間で呼出/通話を可能としている。また、この玄関子機4は壁面に単独での設置を可能とした露出型の玄関子機であり、取付台6を使用して壁面に設置される。
一方、収容された暗証解錠ボタン装置5は、1から5の数値を組み合わせた暗証番号を入力して図示しないドアを解錠操作するファイブキー式の解錠装置である。
図2は前面パネル1を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。前面パネル1は合成樹脂又はアルミ等の金属で形成され、取付基板2及び埋込ボックス3を閉塞する寸法で形成されている。そして、図2に示すように、前面1a、左右側面1b及び底面1c、そして図示しない上面を有し、取付台6を収容する内部空間を有している。
前面1aには、上部に玄関子機4の前面を露出させる露出窓11が開口形成されている。この露出窓11は、玄関子機4の外寸に合わせて形成され、玄関子機4の周囲側部に至る前面全体を露出させるよう形成されている。但し、玄関子機4より一周り大きい寸法で形成されている取付台6よりは小さい大きさで形成され、取付台6は前方に露出しないよう形成されている。
前面パネル1の下部には、暗証解錠ボタン5を操作するための操作窓12が開口形成されている。操作窓12には上端が蝶着された蓋板13が取り付けられ、使用時のみ開放されるよう構成されている。また底面1cには、取付基板2にネジ止めするための透孔14が中央に設けられている。尚、上面の背部には、取付基板2に係止する爪片(図示せず)が設けられている。
図3,図4は取付基板2を示し、図3(a)は正面図、図3(b)は右側面図、図4は底面図である。取付基板2はステンレス等の金属で形成され、4隅に埋込ボックス3に固定するためのネジ挿通孔2aが設けられ、中央上部には上下2箇所に取付台6を組み付けるためのネジ孔2bが設けられている。
下部には暗証解錠ボタン装置5を収容する開口部2d、開口部2dの左右に暗証解錠ボタン装置5を固定するネジ孔2eが設けられている。また、2fは玄関子機4に接続する配線が挿通される配線孔であり、玄関子機4を組み付ける部位の下方に形成されている。更に図4に示すように、折り曲げ形成した底面板2gを有し、その中央には前面パネル1をネジ止めするためのネジ孔2hが設けられている。
尚、2cは突起であり、取付台6の位置決めのために形成され、取付台6の側部に合わせて縦長に形成されている。
図5は取付台6を示し、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図である。取付台6は枠状に形成され、底部は大きく開口形成されている。周囲枠部の内壁に沿って段部6aが周設され、この段部6aの前面側が玄関子機4の収容部となっている。そして、奥部には取付基板2にネジ止めするための透孔6bが設けられている。尚、下側枠部には玄関子機4への配線を挿通するための溝(図示せず)が設けられている。
このように構成されたインターホン機器取付ボックス、及び玄関子機4等の取付手順を次に説明する。但し、壁面に埋込ボックス3が設置され、玄関子機4及び暗証解錠ボタン装置5の配線が壁面内部から埋込ボックス3内に配設されているものとする。
先ず、玄関子機4及び暗証解錠ボタン装置5を取付基板2に装着する。玄関子機4は、取付台6を取付基板2に組み付けた後、取付台6にネジ止めされる。取付台6は、上述した上下2箇所がネジ止めされて装着され、玄関子機4は所定部が取付台6の背部からネジ止めされて固定される。一方、暗証解錠ボタン装置5は左右4箇所がネジ止めされて取付基板2に固定される。
次に、玄関子機4及び暗証解錠ボタン装置5に配線を接続する。玄関子機4への配線は、配線孔2fに背部から配線を挿通した後、下方から取付台6の内部に挿通して、玄関子機4の背面の所定の端子に接続される。配線を接続したら、取付基板2を埋込ボックス3に取り付ける。尚、玄関子機4や暗証解錠ボタン装置5への配線の接続は、機器を取付基板2に組み付ける前であっても良い。
最後に、前面パネル1を取付基板2に装着して、取り付けは終了となる。この取付操作は、前面パネル1の上端を係止した後、下端の透孔14と取付基板2のネジ孔2hの間でネジ止めを行うことで実施される。
このように、インターホン機器である玄関子機4を取付台6を介して取付基板2に組み付けできるし、前面パネル1は玄関子機4の前面を露出させるため、露出型の玄関子機4を使用できる。よって、暗証解錠ボタン装置5と一体化した構成であっても、玄関子機4の選択肢を拡大でき、使用者の要求を満たすことができる。また、露出型の玄関子機4を使用しても取付台6は前面パネル1内に収容されるため、隠蔽することができ、美観の向上を図ることができる。
更に、玄関子機4の側部に至る前面全体が露出されるため、マイク4cやスピーカ4d周りの音響環境が変化することがなく、ハウリングが発生し易くなることも無い。
また、取付基板2の玄関子機4背部には配線孔を設けないため、玄関子機の背部を密閉することが可能となり、玄関子機4に対して背部からの雨水の浸入を防止できるし、結露が発生し難い構造にできる。そして、玄関子機4の下方に配線孔2fを設けることで、玄関子機4に水が入ってしまっても、配線を伝わせて配線孔2fから排出させることが可能となる。
以上は新規に設置する場合を説明したが、既存の暗証解錠ボタン付玄関子機を交換する場合は、以下のようである。この場合、玄関子機に加えて前面パネル及び取付基板が交換され、埋込ボックス3及び暗証解錠ボタン装置5は引き続き使用する。
先ず、既存の前面パネルを取り外し、玄関子機や暗証解錠ボタン装置5が組み付けられている取付基板を埋込ボックス3から取り外す。更に、取付基板から暗証解錠ボタン装置5を取り外す。
こうして取り外したら、新しい露出型の玄関子機4と既存の暗証解錠ボタン装置5を新たに用意した上記図3に示す取付基板2に組み付ける。この組み付け操作、更にその後の前面パネル1の取り付けは上述した通りであり、簡易な操作で玄関子機4を交換できる。
このように、前面パネル1は、従来の前面パネルに対して玄関子機4を露出させる開口部である露出窓11を新たに設ける程度で、暗証解錠ボタン装置5の操作窓12は従来と同様に配置でき、大きく変更すること無く対応できる。そのため、従来の一体型(暗証解錠ボタン付玄関子機)を更新する場合でも、構成を大きく変更することがなく安価に対応できる。そして、露出型の玄関子機4を使用しても、玄関子機4を設置するための取付台6は前面パネル1で覆うため、美観を維持できる。
尚、新規に設置する場合は、玄関子機4は露出型であるため、埋込ボックス3は玄関子機4の背部には無くても良く、配線孔2f及び暗証解錠ボタン装置5の背部のみとしても良い。また、暗証解錠ボタン装置5はファイブキー式に限定するものではなく、玄関子機4を交換する場合は既存の暗証解錠ボタン装置を使用すれば良いし、新規の場合は寸法の合致する任意の暗証解錠ボタン装置を組み付ければ良い。
1・・前面パネル、2・・取付基板、2f・・配線孔、3・・埋込ボックス、4・・玄関子機(インターホン機器)、5・・暗証解錠ボタン装置、6・・取付台、11・・露出窓、12・・操作窓。

Claims (3)

  1. インターホン機器と暗証解錠ボタン装置とを埋込ボックスを使用して一体化して設置するためのインターホン機器取付ボックスであって、
    前記インターホン機器及び前記暗証解錠ボタン装置を前記埋込ボックスに組み付けるための取付基板と、前記インターホン機器の前面を露出させる露出窓、及び前記暗証解錠ボタン装置の操作窓を備えて前記取付基板の前方を覆う前面パネルとを有し、
    前記前面パネルは、前記インターホン機器を固定するための取付台を収容する空間を有し、前記インターホン機器は前記取付台を介して前記取付基板に組み付けられて成ることを特徴とするインターホン機器取付ボックス。
  2. 前記露出窓は、前記インターホン機器の周囲側部に至る前面全体を露出させて、且つ前記取付台より小さいことを特徴とする請求項1記載のインターホン機器取付ボックス。
  3. 前記インターホン機器に接続する配線を挿通する配線孔を、前記取付基板の前記インターホン機器取付部位の下方に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のインターホン機器取付ボックス。
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