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JP5900744B2 - 車両用給電システム - Google Patents
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JP5900744B2 - 車両用給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用給電システムに係わり、より詳細には、電力供給設備等の外部設備を介することなく、車両のバッテリから家電製品等の車外機器に電力を直接供給可能な車両用給電システムに関する。
従来より、電気自動車やハイブリッド自動車等、バッテリから電気モータに電力を供給し、この電気モータにより車輪を駆動する車両が知られている。
近年、これらの電気自動車やハイブリッド自動車に搭載された、バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムも提案されている。例えば、接続装置を介して車両と住宅内の電力線との間において電力を授受可能なように構成された電力システムが知られている(特許文献1)。
また、自然災害などによる停電時に、駐車スペースに設置された電力供給設備を介して電気自動車のバッテリから外部系統設備に電力を供給するものも知られている(特許文献2)。
特開2008−054439号公報 特開2007−252117号公報
車両のバッテリから電力供給設備等の外部設備を介して車両外へ給電する場合、給電を行う場所が限定されてしまう。外部設備を介さずに任意の場所で、車両のバッテリから家電製品を含む車外機器に電力を直接供給するためには、バッテリから供給される直流電流を商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換するインバータや、インバータにより変換された交流電流を、コンセントを介して出力するコントロールボックス等の電装品を車両に搭載する必要がある。
車両のバッテリから家電製品等の車外機器に給電する際には、通常、車両に接続ケーブルが接続される。給電中に車両が走行を開始すると、車両に接続された接続ケーブルが外れて車外機器が突然停止したり、車外機器が車両に引きずられたりするおそれがある。このため、安全な給電を行うことができる車両用給電システムの実現が望まれる。
そこで、本発明は、車外機器への給電中の車両の走行を防止し、安全な給電の実現を図ることができる車両用給電システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の車両用給電システムは、車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、上記インバータから出力された交流電流を出力する給電端子とを備え、上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始し、上記制御装置は、上記給電端子から給電状態である場合において、上記車両の発進要求操作が実行されたときに、走行不能状態を維持し、上記制御装置は、上記給電端子から給電状態である場合において、車両の発進要求操作が実行されたときに、給電状態である旨を報知する表示を行うことを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、車両が走行不能状態である場合にのみ、給電端子からの給電が可能である。このため、車外機器への給電中の車両の走行が防止される。これにより、給電中に車両が走行を開始して、車両に接続された接続ケーブルが外れて車外機器が突然停止したり、車外機器が車両に引きずられたりすることを防止することができる。したがって、本発明によれば、車外機器への給電中の車両の走行を防止し、安全な給電の実現を図ることができる車両用給電システムを提供することを目的としている。
また、このように構成された本発明によれば、給電中の車両の走行開始を防止することができる。なお、給電状態には、給電端子から交流電流が出力されている場合だけでなく、給電端子に接続ケーブルのプラグなどの接続手段が接続されている場合を含んでもよい。また、発進要求操作は、例えば、イグニッションON操作でもよいし、シフトレンジのパーキング解除操作でもよい。
さらに、このように構成された本発明によれば、かかる表示によって、発進要求操作を行った者は、車両が走行できない理由を知ることができる。これにより、発進要求操作を行った者は、車両を走行させるために、給電を停止させる行動を容易にとることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の車両用給電システムは、車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、上記インバータから出力された交流電流を出力する給電端子と、備え、上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始し、上記制御装置は、上記車両のイグニッションがON状態である場合、及び、シフトレンジのパーキング状態が解除されている場合の少なくとも一方の場合において、給電要求操作が実行されたときに、非給電状態を維持し、上記制御装置は、上記車両の上記イグニッションがON状態である場合、及びシフトレンジのパーキング状態が解除されている場合の少なくとも一方の場合において、給電要求操作が実行されたときに、上記イグニッションがON状態である旨を報知する表示、及び上記シフトレンジのパーキング状態が解除されている旨を報知する表示の少なくとも一方を行うことを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、車両が走行不能状態である場合にのみ、給電端子からの給電が可能である。このため、車外機器への給電中の車両の走行が防止される。これにより、給電中に車両が走行を開始して、車両に接続された接続ケーブルが外れて車外機器が突然停止したり、車外機器が車両に引きずられたりすることを防止することができる。したがって、本発明によれば、車外機器への給電中の車両の走行を防止し、安全な給電の実現を図ることができる車両用給電システムを提供することを目的としている。
上記車両のイグニッションがON状態である場合、また、シフトレンジのパーキング状態が解除されている場合には、車両が走行するおそれがある。かかる場合に非給電状態とすることにより、給電中に車両が走行することを防止することができる。
なお、給電要求操作は、例えば、制御装置の給電用のスイッチをOFFからONに切り替える操作でもよいし、給電端子に接続ケーブルを接続する操作でもよし、これらの両方の組合せでもよい。
かかる表示によって、給電要求操作を行った者は、給電できない理由を知ることができる。これにより、給電操作を行った者は、給電を行うために、上記車両の上記イグニッションをONからOFFに切り替えたり、シフトレンジのパーキングに設定したりする行動を容易にとることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明は、車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、上記インバータから出力された交流電流を出力する給電端子と、備え、上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始し、上記制御装置は、上記バッテリへの充電状態である場合において、給電要求操作が実行されたときに、非給電状態を維持することを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、車両が走行不能状態である場合にのみ、給電端子からの給電が可能である。このため、車外機器への給電中の車両の走行が防止される。これにより、給電中に車両が走行を開始して、車両に接続された接続ケーブルが外れて車外機器が突然停止したり、車外機器が車両に引きずられたりすることを防止することができる。したがって、本発明によれば、車外機器への給電中の車両の走行を防止し、安全な給電の実現を図ることができる車両用給電システムを提供することを目的としている。
また、充電中に給電を行うと、充電効率が低下してしまう。このため、充電中の給電を禁止することにより、充電効率の低下防止を図ることができる。
本発明において好ましくは、上記制御装置は、上記車両のイグニッションがOFF状態である場合、及び、シフトがパーキング状態に設定されている場合の一方又は双方の場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始する。
車両のイグニッションがOFF状態である場合、又は、シフトがパーキング状態に設定されている場合を、給電可能条件とすれば、給電中の車両走行を防止することができる。さらに、車両のイグニッションがOFF状態であり、かつシフトがパーキング状態に設定されている場合を給電可能条件とすれば、給電中の車両の走行をより確実に防止することができる。
本発明において好ましくは、上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合に、上記車両用給電システム以外の車載機器への給電を許可する。
これにより、車外機器への給電を行いながら、車内で車載機器を使用することができる。例えば、給電しながら、車内でラジオを聞いたり、エアコンを稼働させたりすることができる。
本発明において好ましくは、上記制御装置は、上記給電端子から給電を開始する前に、上記車両用給電システムの漏電の有無を確認する。
このように、給電開始前に漏電の有無を確認することにより、漏電による感電の発生を防止することができる。
本発明の車両用給電システムによれば、車外機器への給電中の車両の走行を防止し、安全な給電の実現を図ることができる。
本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の全体構造を示す概略平面図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の荷室フロアを示す平面図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムのブロック図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムの動作を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の駐車支援装置の実施形態を説明する。
まず、図1により、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の全体構造を示す概略平面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両1は、動力源としてモータユニットを搭載する電気自動車である。車両1の車体前部(車室の前方)にあるモータルーム2には、駆動輪4(図1の例では左右の前輪)を駆動するモータユニット6が搭載されている。更に、モータ用インバータ8、ジャンクションボックス10、及び、バッテリチャージャ12が、モータルーム2に配置されている。
また、車体の中央部から後部にかけて、車室フロアの下方に、平面視がほぼT字状となるように形成されたバッテリ搭載フレーム14が設けられている。モータに電力を供給するバッテリ16は、このバッテリ搭載フレーム14上に搭載される。
また、車体の後部左側面には、充電レセプタクル18が設けられている。この充電レセプタクル18は、充電ケーブル20を介してバッテリチャージャ12に接続されている。充電ケーブル20は、車室フロアの下面側において、バッテリ16に沿って配索される。
更に、車両1の車体後部(車室の後方)に、荷室フロア22が設けられている(図1において一部を図示する)。この荷室フロア22の上面側に、凹部24が形成されている。この凹部24の中に、バッテリ16から供給される直流電流を商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換するインバータ26と、インバータ26により変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置であるコントロールボックス28とが配置される。インバータ26とジャンクションボックス10とを接続する電力ケーブル30は、充電ケーブル20と共に、車室フロアの下面側において、バッテリ16に沿って配索される。
さらに、図2を参照して、給電システムの電装品の配置の詳細を説明する。図2は、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の荷室フロアを示す平面図である。
図2は、荷室フロア22の凹部24に配置されたインバータ26及びコントロールボックス28を示す平面図である。この図2に示すように、荷室フロア22の上面側には、ほぼ円形の平面形状を有する凹部24が形成されている。この凹部24としては、例えば、従来の車両の荷室フロア22に設けられているスペアタイヤパンを流用することができる。そして、インバータ26及びコントロールボックス28は、凹部24の底面24a上に、車幅方向に並べて配置されている。
コントロールボックス28の筐体としてのコントロールボックスケース28a上面には、車外への電力供給のON/OFFを切り替えるための操作スイッチ28bと、インバータから出力された交流電流を出力する給電端子であるコンセント28cとが設けられている。
車内のコンセント28cには、コンセント28cと車外機器とを接続するための接続手段接続である接続ケーブル34の一端のプラグが差し込まれる。コンセント28aは、商業電源用の規格のコンセントである。接続ケーブルは、商業電源用の規格品であり、例えば、市販のテーブルタップでもよいし、家電製品のプラグコードでもよい。インバータ26から供給された交流電流は、このコンセント28cから、変圧器、インバータ又は周波数変換器といった外部設備を介することなく、家電製品等の車外機器に電力を直接供給される。
次に、図3により、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の電気的構成を説明する。図3は、本発明の実施形態による車両用給電システムのブロック図である。
図3に示すように、ジャンクションボックス10は、バッテリ16、モータ用インバータ10、及びインバータ26に接続され、バッテリ16からモータ用インバータ10及びインバータ26への直流電流の供給を切替える。
モータ用インバータ8は、ジャンクションボックス10を介してバッテリ16から供給される直流電流を交流電流に変換し、モータユニット6に供給する。このモータユニット6により発生される駆動力は、トランスアクスル等の動力伝達機構を介して駆動輪4に伝達される。
バッテリチャージャ12は、充電レセプタクル18から充電ケーブル20を介して供給された電力により、バッテリ16を充電する。即ち、充電スタンド等の外部電源から引き出された充電コードの先端に設けられた充電プラグを、充電レセプタクル18に接続することにより、充電ケーブル20及びバッテリチャージャ12を介してバッテリ16が充電される。
インバータ26は、電力ケーブル30を介してジャンクションボックス10に接続されている。このインバータ26は、バッテリ16からジャンクションボックス10及び電力ケーブル30を介して供給される直流電流を、商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換し、出力ケーブル32を介してコントロールボックス28に出力する。
コントロールボックス28は、出力ケーブル32を介してインバータ26に接続されており、インバータ26により変換された交流電流の車両外への供給を制御する。
さらに、車両用給電システムは、車両1に搭載された各種システムを制御する車両制御モジュール(VCM:Vehicle Control Module)60によって制御される。車両制御モジュール60には、イグニション(IG:ignition)61から、イグニション61の設定状態を示す信号が入力される。イグニション61がシリンダタイプである場合、車両制御モジュール60は、イグニション61がACC(アクセサリ:accessory)に設定されていときに、車両が走行不能状態であると判断してもよいし、イグニション61がIG(ON、スタート)に設定されているときに、車両が走行不能状態であると判断してもよい。また、イグニション61がプッシュスタートタイプの場合には、車両制御モジュール60は、スタートボタンが押下されてON状態であるときに、走行不能状態と判断するとよい。
また、車両制御モジュール60には、シフトレンジ62からレンジの設定状態を示す信号が入力される。車両制御モジュール60は、シフトレバーがパーキング(P:parking)ポジションに設定されているときに、走行不能状態と判断してもよいし、又は、パーキングボタンが押下されたON状態であるときに、走行不能状態と判断してもよい。さらに、車両制御モジュール60は、イグニション61の設定がON状態であり、かつ、シフトレンジ62がパーキングに設定されている場合にのみ、車両が走行不能状態であると判断してもよい。
また、車両制御モジュール60には、絶縁抵抗モニタ63から、給電システムとグランドとの間の絶縁抵抗値を示す信号が入力される。給電システムが接地漏電していると、絶縁抵抗値が低下する。車両制御モジュール60は、絶縁抵抗値が所定値以下の場合に、漏電発生と判断するとよい。
また、車両制御モジュール60は、表示装置64に所望の情報を表示させる。表示装置64は、車室内のインスツルメントパネルのメータ内に配置されてもよいし、コントロールボックス28に配置されてもよい。
次に、図4のフローチャートを参照して、本発明の実施形態による車両用給電システムの動作例を説明する。
車両1のバッテリ16から車外機器に給電を行おうとする使用者は、まず、コントロールボックス28に設けた操作スイッチ28bをOFFからONに切り替える操作を行う(S401)。なお、車両制御モジュール60は、コントロールボックス28のコンセント28cに接続ケーブルのプラグが接続されたことの検出を以て、操作スイッチ28bの操作に代えてもよい。コンセント28cへのプラグの着脱は、コンセント28cに着脱センサを設けることによって機械的に又は電気的に検出するとよい。
続いて、車両制御モジュール60は、車両1が走行不能状態であるか否かを判断する(S402)。ここでは、車両制御モジュール60は、車両制御モジュール60は、イグニション61の設定がON状態であり、かつ、シフトレンジ62がパーキングに設定されている場合にのみ、車両1が走行不能状態であると判断する。すなわち、車両制御モジュール60は、車両のイグニッション61がON状態である場合、及び、シフトレンジ62のパーキング状態が解除されている場合の少なくとも一方の場合に、走行可能状態であると判断して、給電要求操作が実行されても、非給電状態を維持する。
車両制御モジュール60は、車両1が走行可能状態であると判断した場合(S402で
「no」の場合)、表示装置64に、給電できない理由として、イグニション61の設定がON状態である旨、及び、シフトレンジ62がパーキングに設定されている旨を表示させる。例えば、表示装置64に、「IGキーをOFFにし、レンジをPに設定してください」と表示させるとよい。かかる表示に基づいて、使用者は、給電を行うために必要な、表示された操作を行うことができる。
なお、車両制御モジュール60は、イグニション61の設定がON状態である場合に、車両1が走行可能状態であると判断してもよい。その場合、表示装置64に、「IGキーをOFFにしてください」と表示するとよい。また、車両制御モジュール60は、シフトレンジ62がパーキングから解除されている場合に、車両1が走行可能状態であると判断してもよい。その場合、表示装置64に、「レンジをPに設定してください」と表示するとよい。
続いて、車両制御モジュール60は、走行可能状態下で非給電状態を維持する。このように、車両制御モジュール20は、車両が走行可能状態のときには、給電端子からの給電が行わない。このため、車外機器への給電中に、車両1が走行を開始することが防止される。これにより、給電中に車両1が走行を開始して、車両1に接続された接続ケーブルが外れて車外機器が突然停止したり、車外機器が車両1に引きずられたりすることを防止することができる。したがって、車外機器への給電中の車両1の走行を防止し、安全な給電の実現を図ることができる。
一方、イグニション61の設定がOFF状態であり、かつ、シフトレンジ62がパーキングに設定されている場合(S402で「yes」の場合)、車両制御モジュール60は、車両1が充電中であるか否かを判断する(S403)。受電中であるか否かは、バッテリチャージャ12から車両制御モジュール60に入力される信号によって判断してもよいし、充電レセプタクル18に、充電コンセントが接続されたことを以て充電と判断してもよい。充電レセプタクル18への充電コンセントの着脱状態は、充電レセプタクル18に着脱センサを設けて機械的に又は電気的に検出するとよい。なお、充電には、急速充電の場合と普通充電の場合の両方が含まれる。
車両制御モジュール60は、車両1が充電中であると判断した場合(S403で「yes」の場合)、表示装置64に、給電できない理由として、充電中である旨を表示させ
る。例えば、表示装置64に、「充電プラグを抜いてください」と表示させるとよい。かかる表示に基づいて、使用者は、給電を行うために必要な、表示された操作を行うことができる。
続いて、車両制御モジュール60は、非給電状態を維持する(S407)。充電中の給電を禁止することにより、充電効率の低下防止を図ることができる。
一方、車両1が充電中でない場合(S403で「no」の場合)、車両制御モジュール60は、給電端子であるコンセント28cからの給電を開始する前に、車両用給電システムの漏電の有無を確認する(S404)。
車両制御モジュール60は、漏電有りと判断した場合(S404で「no」の場合)、表示装置64に、漏電を知らせる警告を表示させる(S501)。さらに、表示装置64に「販売店にご相談ください」と表示させるとよい。
続いて、車両制御モジュールは、全ての車両システムを停止させる(S502)。なお、給電中に漏電が検出された場合には、先ず、給電システムをシャットダウンさせてから、車両システムをシャットダウンさせる。さらに、感電防止のため、車両システムの再起動が禁止される(S503)。
一方、漏電が無い場合(S404で「yes」の場合)、車両制御モジュール60は、コントロールボックス28を制御して、コンセント28cからの給電を開始させる(S405)。車両制御モジュール60はまた、車両用給電システム以外の車載機器への給電を許可するとよい。これにより、車外機器への給電を行いながら、車内で車載機器を使用することができる。例えば、給電しながら、車内でラジオを聞いたり、エアコンを稼働させたりすることができる。
そして、コントロールボックス28に設けた操作スイッチ28bがONからOFFに切り替えられた場合(S406で「yes」の場合)、車両制御モジュール60は、コントロールボックス28を制御して、コンセント28cからの給電と停止させる(S407)。
また、給電中に、イグニッション60の設定がOFFからONに切り替えられた場合(S402で「no」の場合)には、車両制御モジュール60は、表示装置64に、発進できない理由として、給電中である旨を表示させる。例えば、表示装置64に、「給電システムをOFFにしてください」と表示させる。かかる表示に基づいて、使用者は、発進するために必要な、表示された操作を行うことができる。
そして、車両制御モジュール60は、コントロールボックス28の操作スイッチ28bがONからOFFに切り替えられるまで(S406)、給電を維持すると共に、発進を禁止して、走行不能状態を維持する。これにより、給電中の車両の走行開始が防止される。
また、給電中に、充電操作が行われた場合(S403で「yes」の場合)、車両制御モジュール60は、表示装置に、充電できない理由として、給電中である旨を表示させる。例えば、表示装置64に、「給電システムをOFFにしてください」と表示させる。かかる表示に基づいて、使用者は、充電を開始するために必要な、表示された操作を行うことができる。
そして、車両制御モジュール60は、コントロールボックス28の操作スイッチ28bがONからOFFに切り替えられるまで(S406)、給電を維持すると共に、充電を禁止する。これにより、給電中の充電開始が防止される。
ところで、上述のように、イグニッション61の設定がON状態であるときに、即ち、イグニッションをOFFからONに切り替えるような発進要求操作が行われた後に、コントロールボックス28の操作スイッチ28bをOFFからONに切り替えるような給電要求操作が行われた場合には、走行可能状態である旨を報知する表示、例えば、「IGをOFFにしてください」というメッセージが表示装置64に表示される。これに対して、コントロールボックス28の操作スイッチ28bをOFFからONに切り替えるような給電要求操作が行われた後に、イグニッションをOFFからONに切り替えるような発進要求操作が行われた場合には、給電状態である旨を報知する表示、例えば、「給電を停止してください」というメッセージが表示装置64に表示される。
このように操作の順序に応じて、表示装置64に異なるメッセージを表示する理由は、使用者が行った最後の操作が、使用者の現在の要求動作と考えられるからである。このため、最後の操作を実現するのに有用な情報が表示装置64に表示される。
また、上述のように、充電中に、即ち、充電レセプタクル18に充電コンセントを接続するような充電要求操作が行われた後に、コントロールボックス28の操作スイッチ28bをOFFからONに切り替えるような給電要求操作が行われた場合には、「充電プラグを抜いてください」というメッセージが表示装置64に表示される。これに対して、コントロールボックス28の操作スイッチ28bをOFFからONに切り替えるような給電要求操作が行われた後に、充電レセプタクル18に充電コンセントを接続するような充電要求操作が行われた場合には、例えば、「給電を停止してください」というメッセージが表示装置64に表示される。これも、最後の操作を実現するのに有用な情報を表示装置64に表示さるためである。
なお、運転席でイグニッション60を操作した運転者は、「給電システムをOFFにしてください」という表示を見て、給電システムをOFFにする操作を行う。図3に示した例では、給電システムの操作スイッチ28bは、荷室に配置されたコントロールボックス28に設けられている。このため、運転者は、操作スイッチ28bを操作するために、運転席から移動しなければならない。そこで、運転席から操作可能な位置に、例えばインストルメントパネルに、給電システムのON/OFFを切り替える操作スイッチを設けることが望ましい。これにより、運転者は、運転席から移動することなく、給電システムのON/OFF操作を行うことができる。例えば、運転者が、荷室の給電用コンセント28cから接続ケーブルのプラグを抜いたものの、給電システムの操作スイッチ28bを切り忘れて、運転席でイグニッション60を操作した場合に有利である。
また、車両制御モジュール60は、車両1の全ての開閉部がロックされているときには、給電システムのON/OFFを切り替える操作スイッチの操作を無効とするとよい。これにより、全ての開閉部がロックされている車両1のガラスが破られて、勝手に給電操作が行われることを防止できる。
また、車室内に持ち込んだ電気機器に、給電用のプラグから給電する場合には、車両が走行しても危険性は低いと考えられる。このため、車両が走行不能状態でない場合であっても、給電を可能とするスイッチを設けるとよい。かかるスイッチを設ければ、車両が走行していても、車室内に持ち込んだ電気機器に給電することが可能となる。
上述の実施形態においては、本発明を特定の条件で構成した例について説明したが、本発明は種々の変更及び組み合わせを行うことができ、これに限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、電気自動車の例について説明したが、本発明は電気自動車に限定されない。本発明は、ハイブリッド車のような車両にも適用することができる。
1 車両
2 モータルーム
4 駆動輪
6 モータユニット
8 モータ用インバータ
10 ジャンクションボックス
12 バッテリチャージャ
14 バッテリ搭載フレーム
16 バッテリ
18 充電レセプタクル
20 充電ケーブル
22 荷室フロア
24 凹部
24a 底面
26 インバータ
28 コントロールボックス
28a コントロールボックスケース
28b 操作スイッチ
28c コンセント
30 電力ケーブル
32 出力ケーブル
60 車両制御装置(VCM)
61 イグニション(IG)
62 シフトレンジ
63 絶縁抵抗モニタ
64 表示装置

Claims (6)

  1. 車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、
    上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、
    上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、
    上記インバータから出力された交流電流を出力する給電端子と、
    を備え、
    上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始し、
    上記制御装置は、上記給電端子から給電状態である場合において、上記車両の発進要求操作が実行されたときに、走行不能状態を維持し、
    上記制御装置は、上記給電端子から給電状態である場合において、車両の発進要求操作が実行されたときに、給電状態である旨を報知する表示を行う
    ことを特徴とする車両用給電システム。
  2. 車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、
    上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、
    上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、
    上記インバータから出力された交流電流を出力する給電端子と、
    を備え、
    上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始し、
    上記制御装置は、上記車両のイグニッションがON状態である場合、及び、シフトレンジのパーキング状態が解除されている場合の少なくとも一方の場合において、給電要求操作が実行されたときに、非給電状態を維持し、
    上記制御装置は、上記車両の上記イグニッションがON状態である場合、及びシフトレンジのパーキング状態が解除されている場合の少なくとも一方の場合において、給電要求操作が実行されたときに、上記イグニッションがON状態である旨を報知する表示、及び上記シフトレンジのパーキング状態が解除されている旨を報知する表示の少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする車両用給電システム。
  3. 車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、
    上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、
    上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、
    上記インバータから出力された交流電流を出力する給電端子と、
    を備え、
    上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始し、
    上記制御装置は、上記バッテリへの充電状態である場合において、給電要求操作が実行されたときに、非給電状態を維持する
    ことを特徴とする車両用給電システム。
  4. 上記制御装置は、上記車両のイグニッションがOFF状態である場合、及び、シフトがパーキング状態に設定されている場合の一方又は双方の場合にのみ、上記給電端子からの給電を開始する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用給電システム。
  5. 上記制御装置は、上記車両が走行不能状態である場合に、上記車両用給電システム以外の車載機器への給電を許可する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用給電システム。
  6. 上記制御装置は、上記給電端子から給電を開始する前に、上記車両用給電システムの漏電の有無を確認する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の車両用給電システム。
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