(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図21を参照して説明する。図1は、本実施形態の物品入手システム1の全体概略構成を示すブロック図である。物品入手システム1は、物品の入手、即ち、製品の購入またはリースを希望する複数のユーザがそれぞれ所有するユーザ側携帯機器2と、受発注管理サーバ3と、複数の販売店サーバ4と、複数のリース会社サーバ5と、複数のメーカサーバ6と、製品を個人リース可能な複数のリース品提供側ユーザ(または法人)がそれぞれ所有するリース側携帯機器7と、複数の個人リース用の製品8にそれぞれ取り付けられた製品8の動作状況記録用の通信モジュール9とを備えて構成される。
ユーザ側携帯機器2は、スマートフォン等の携帯電話機やパソコンで構成されており、無線通信網やインターネット等を介して受発注管理サーバ3にアクセスする機能を有する。受発注管理サーバ3は、管理センタに設置されており、複数の販売店サーバ4、複数のリース会社サーバ5および複数のメーカサーバ6にアクセスする機能を有する。受発注管理サーバ3は、種々の用途の物品(新品の製品及びリース品の製品)の在庫情報または保管位置情報などの情報を収集し、ユーザが欲しい物品(新品の製品及びリース品の製品)がどこで入手できるかがわかる情報を蓄積した製品管理データベース10(図2参照)を作成・更新する機能を有する。この製品管理データベース10には、新品の識別(名称や製品番号等)情報と販売場所の情報と販売条件の情報と、リース品の識別(名称や製品番号等)情報と保管場所の情報とリース条件の情報とが記憶されている。製品管理データベース10の一例を、図2に示す。尚、製品管理データベース10の詳細については、後述する。
受発注管理サーバ3は、ユーザ側携帯機器2を介してユーザのリクエストを受けて、該ユーザのリクエストに応じて、物品データベース10に対してユーザが欲しい物品(新品の製品またはリース品の製品)がどこで入手できるかがわかる情報を検索し、その検索結果をユーザに提供する機能を有する。また、受発注管理サーバ3は、リースのサービスを利用したユーザの利用履歴の情報(製品の動作状況の情報と、ユーザの評価(リース品提供側の人のレビュー)の情報とが含まれる)を蓄積した利用履歴データベース11(図3参照)を作成・更新する機能を有する。この利用履歴データベース11の詳細については、後述する。
販売店サーバ4には、その販売店が販売する種々の製品(物品)8の製品情報(製品名称や製品番号や製品規格や価格等の情報)や在庫情報や配送情報等を蓄積した販売管理データベースが設けられている。リース会社サーバ5には、そのリース会社がリースする種々の製品(物品)8の製品情報(製品名称や製品番号や製品規格やリース料等の情報)や在庫情報や配送情報等を蓄積したリース管理データベースが設けられている。
メーカサーバ6には、そのメーカが販売した製品(物品)8の製品情報(製品名称や製品番号や製品規格や販売価格等の情報)や、販売先のユーザの個人ユーザ情報や、使用した製品8の動作状況の情報(使用履歴の情報)や使用者(製品8をリースして使用した人)の評価の情報等を蓄積したメーカ管理データベースが設けられている。この場合、製品8が使用されたときに該製品8の動作状況の情報を収集するために、製品8を販売したユーザ(製品8をリース品として提供可能なリース品提供側ユーザ)に対して、製品8の動作状況の情報をメーカサーバ6へ送信して記録するためのソフトウェアを提供する。このソフトウェアの提供方法としては、個人ユーザ情報に基づいて製品がはじめて使われるときまでにユーザが所有する携帯機器であってメーカサーバ6と通信可能な機能を持つリース側携帯機器7に対して、製品8の動作状況の情報をメーカサーバ6へ送信するための情報収集用ソフトウェアを送信(ダウンロード、インストール)しておく。
そして、ユーザが使用する製品8に、製品8の動作状況の情報を記録するための通信モジュール9を取り付けておく。上記通信モジュール9は、前記リース側携帯機器7と近距離で無線通信可能な近距離通信機能を有しており、ある設定距離以内に通信モジュール8とリース側携帯機器7が近づくと相互に認証処理を行ってデータ交換を実行可能な構成となっている。この構成の場合、リース側携帯機器7と通信モジュール8との間で通信可能になると、リース側携帯機器7は、通信モジュール8を認識して該通信モジュール8内に記憶された製品8の動作状況の情報等を取得すると共に、該取得した製品8の動作状況の情報等をメーカサーバ6へ送信するように構成されている。
上記情報収集用ソフトウェアには、製品の動作診断ソフト、メーカサーバ6との通信ソフト、製品の使用予定・履歴スケジュールソフト、製品8(通信モジュール9)との通信ソフトなどが含まれる。製品8(通信モジュール9)との通信ソフトには、ユーザ登録を短時間で行うための自動個人登録機能、製品8の型番を自動的にメーカサーバ6へ送信する機能、リース側携帯機器7のGPS機能などを利用して製品8が使用される場所をメーカサーバ6へ知らせる機能、製品8の状態を遠隔的に診断する機能などが含まれる。また、製品8の動作中の写真などをメーカサーバ6へ送る機能なども情報収集用ソフトウェアに含まれる。
上記構成の場合、リース側携帯機器7に情報収集ソフトウェアがインストールされた状態で、リース側携帯機器7と通信モジュール9(製品8)が通信のできる距離に近づくと、リース側携帯機器7の情報収集ソフトウェアが起動し、通信モジュール9から送られてきた製品8の動作状況の情報等をメーカサーバ6に送信する。尚、通信料金をメーカサーバ6側で支払うようにすると、ユーザの負担を少なくできる。
そして、リース側携帯機器7においてユーザが「個人リース希望」と入力すると、メーカサーバ6では、ユーザ及び製品8の各データに「個人リース希望」という情報が付加される。メーカサーバ6においては、動作状況の情報を受信した製品8に「個人リース可能」という設定がなされている場合、その動作状況の情報をリース可能機器の使用履歴(使用状態)の情報としてデータベースに登録して管理される。このデータベースは、受発注管理サーバ3によってアクセス(利用)できる構成となっている。
ここで、受発注管理サーバ3の製品管理データベース10(図2参照)と利用履歴データベース11(図3参照)について説明する。
まず、製品管理データベース10は、図2に示すように、製品のジャンル毎に分けられており、各製品ジャンルにおいて、1つの製品について次の複数の項目のデータが入力(記憶)されている。具体的には、メーカ(メーカの名称)、型番ID(製品の型番や品名等のID)、保有者ID(現状の製品を保有している販売店や、販売された個人等の名称等のID)、現在位置(製品の保管住所)、位置座標(製品の保管住所の位置座標)、稼働時間(製品の稼働時間、例えば新品は0、すでに販売された製品については、実際に稼働した時間)、状態(製品の状態)、リース可否、及び、備考の各項目のデータが入力されている。尚、新品の製品であっても、リース可否を設定可能にしてもよい。
これに対して、緊急に製品を使用したいユーザは、ユーザ側携帯機器2(携帯電話機やパソコンなど)を用いて、例えば図4に示す入手リクエスト画面において、ユーザ情報、品名(欲しい製品の名称や型番)、入手条件、届け先(利用場所、配送先)などのデータを入力する。この場合、品名の入力については、メーカ名、型番などを、ユーザが知っていれば手入力する。
また、通常の検索アプリを使って用途に合う製品を見つけて、入力することも可能になっている。例えばアプリ対応の検索システムでは、ワンクリックで情報を入手リクエスト画面(図4参照)の該当フィールドに入力できるように構成すると便利である。例えば、入力フィールドにXML限定などのデータ制限をつけ、検索データに該当するデータタグが付いているように構成すると、入力フィールドへの自動入力を実現可能となる。また、製品を購入する以外に、リースが利用できる場合については、ユーザは、リース可否の選択により、リース品の検索を依頼することができる。そして、ユーザによる入力が完了すると、図5に示す入力確認画面が表示され、ユーザにより確定送信ボタンが押されると、ユーザが入力したデータがユーザ側携帯機器2から受発注管理サーバ3へ送信される。
ユーザが入力したデータを受発注管理サーバ3が受信すると、条件に適合した製品が製品管理データベース10(図2参照)にあるかどうかが検索される。本実施形態は、基本的には、通常のインターネット販売と類似であるが、個人単位でリースを行ってもよい人を製品管理データベース10に含めることで、緊急時に、近くにいる人から必要なものを借りることが可能となる。
ここで、図3に示す利用履歴データベース11について説明する。この利用履歴データベース11は、リースのサービスを利用した人(ユーザ)の利用履歴の情報を蓄積したデータベースであり、これまでに、リースを利用したユーザが、どのような製品を借りて、その製品を何時間使用したかを記録している。更に、製品を貸した人(リース品提供側ユーザ)の評価(レビュー等)も記録されている。また、受発注管理サーバ3には、図示はしないが、個人で製品をリースする人(リース品提供側ユーザ)についても、どのような製品をどの程度の時間貸し、その評価はどうだったかという情報を蓄積したデータベース(図示しない)が作られる。
次に、本実施形態の物品入手システム1の動作について、図4ないし図21を参照して説明する。そのうちの図15ないし図17は、本実施形態の物品入手システム1のシーケンスを説明するシーケンス図である。まず、図15のステップS10において、ユーザがユーザ側携帯機器2を操作することにより、緊急利用のリクエストを入力すると、ユーザID、希望製品、利用希望位置、利用希望時刻などの情報が受発注管理サーバ3に送られる。続いて、ステップS20へ進み、受発注管理サーバ3は、製品管理データベース10を参照して在庫確認をする。ユーザの希望時間に間に合う新品の製品があるか、希望時間にリースできる製品(リース品)があるかを確認し、回答リストを作成する。尚、受発注管理サーバ3は、販売店サーバ4、リース会社サーバ5及びリース側携帯機器7(メーカサーバ6)へアクセスして必要なデータを取得することに基づいて、上記製品管理データベース10の作成・更新処理を行う。
さて、いずれの該当品も無ければ(ステップS30にて「NO」、ステップS40、ステップS60にて「NO」)、該当品なしの情報をユーザ側携帯機器2に送信する。そして、ユーザ側携帯機器2では、上記該当品なしの情報を受信して、該当品なしのメッセージを表示する(ステップS110)。
また、該当品ありの結果が得られた場合には、新品またはリース品のリストを作成し、ユーザ側携帯機器2に送信する。具体的には、まずステップS30にて、希望時刻に配送(配達)できる新品があるか否かを判断する。ここで、希望時刻に配送できる新品がない場合、ステップS30にて「NO」へ進み、ステップS40へ進み、新品無しのリストを作成する。続いて、ステップS60へ進み、希望時刻にリースできるリース品があるか否かを判断する。ここで、リースできるリース品があれば、ステップS60にて「YES」へ進み、ステップS80へ進み、新品無し、リース品ありのリストを作成する。
また、ステップS30にて、希望時刻に配送できる新品がある場合、「YES」へ進み、ステップS50へ進み、新品のリストを作成する。続いて、ステップS70へ進み、希望時刻にリースできるリース品があるか否かを判断する。ここで、リースできるリース品があれば、ステップS70にて「YES」へ進み、ステップS90へ進み、新品あり、リース品ありのリストを作成する。また、リースできるリース品が無いときは、ステップS70にて「NO」へ進み、ステップS100へ進み、新品あり、リース品無しのリストを作成する。そして、ステップS120へ進み、リストを作成した旨(該当品がある旨)の情報(例えばリスト種別ID)をユーザ側携帯機器2に送信する。
次いで、ステップS130へ進み、ユーザ側携帯機器2は、上記情報(該当品ありの情報)を受信して、図6に示すような画面を表示し、ユーザに該当品があることを知らせると共に、受信内容の設定、即ち、該当品リストの表示の優先条件の選択をユーザに促す。そして、ユーザは、ユーザ側携帯機器2を操作して、優先条件を選択し、選択した優先条件を受発注サーバ3へ送信する。尚、ここで優先条件を選択する理由は、優先条件を設定すると、ユーザが希望する可能性の高い該当品のデータから受信されて表示されることになるから、データ受信料を小さくできると共に、ユーザの待ち時間を低減できるためである。尚、上記優先条件のデフォルトは、ユーザが入手に要する時間が短いものからという条件である。
続いて、ステップS140へ進み、受発注サーバ3は、上記優先条件を受信し、優先条件に適合する該当品のリスト(例えばユーザが入手に要する時間が短いものから順に並べた物品のリスト)を作成する。次いで、受発注サーバ3は、作成した該当品のリストと詳細データをユーザ側携帯機器2へ送信する。この場合、受発注サーバ3からユーザ側携帯機器2へ送信する1回のデータ量は、ユーザ側携帯機器2の表示画面に表示する例えば複数ページ分のデータ量とすることが好ましい。尚、1回で送信するデータ量(ページ数)は、通信負荷や通信料金等に応じて適宜設定すれば良い。
そして、ステップS150へ進み、ユーザ側携帯機器2は、受発注サーバ3から送信された該当品の優先リストと詳細データを受信すると、図7に示すように、受信通知を行う。ここで、ユーザが「はい」を選択すると、ステップS160へ進み、ユーザ側携帯機器2は、図8に示すように、受信したデータに基づいて該当品の応答リストの1ページ分の画面を作成して表示する。
続いて、図16のステップS180へ進み、図8の画面において、ユーザが製品を選択する処理を行う。この場合、表示されたリスト中においてユーザが希望する製品の行を選択すると、その詳細な条件が、図9に示すように表示される(ステップS190)。具体的には、リストに表示された製品について、メーカの評価、ユーザの個人評価、販売条件、販売価格、配達会社、配達料金、引き取りにいく場合の条件、また、引取りの場所などが表示される。これら詳細条件の情報は、製品毎に設定されており、受発注管理サーバ3の製品管理データベース10内に記憶されている。尚、詳細条件の情報は、受発注管理サーバ3からユーザ側携帯機器2へ該当製品のリストを送信するときに一緒に送信される。
そして、ユーザは、上記詳細条件を見て、適切な利用条件であると判断したら、商品確定ボタンを押す。すると、図10に示すように、商品確定画面が表示される(ステップS200)。この後、ステップS210へ進み、支払い処理の受付(図12参照)、支払い処理の確定(図13参照)が実行される。尚、ステップS190の図9の画面において、ユーザが緊急配達の料金条件を知りたい場合には、料金条件ボタンを押す。すると、図11に示すように、緊急度及び利用時間帯に応じて料金倍率が設定された料金設定表が表示される。このような料金設定表は、製品毎に設定されており、受発注管理サーバ3の製品管理データベース10内に記憶されている。尚、料金設定表の情報は、受発注管理サーバ3からユーザ側携帯機器2へ該当製品のリストを送信するときに一緒に送信される。図11の料金設定表は、緊急度が高いほど、また、配達を急ぐほど料金倍率が高くなるように設定した例である。料金設定表の具体値は、製品の状態や、ニーズ(販売店、リース会社、リース品を所有する個人などの要求)等に応じて、適宜設定することが好ましく、各値は受発注管理サーバ3において変更可能である。また、ユーザが表示された画面(図9、図10、図11)を見て、内容が気に入らなければ、前の画面や製品リスト(図8)に戻り、製品の選択を変更することができる。
この後、ユーザのユーザ側携帯機器2から上述したようにして選択確認された製品に関する確認情報が受発注管理サーバ3へ送られると、ステップS220へ進み、受発注管理サーバ3は、ユーザの条件を確認する。まず、ステップS220では、ユーザが新品を購入したいか否かを判断する。ここで、新品の購入の場合には、ステップS220にて「YES」へ進み、ステップS230へ進み、販売店サーバ4へ製品の購入確定の情報を送信する。販売店サーバ4は、上記製品の購入確定の情報を受信すると、製品の購入確定応答の情報を受発注管理サーバ3へ送信し、続いて、ステップS240へ進み、製品の配送処理を実行する。
そして、販売店サーバ4から送信された製品の購入確定応答の情報を受発注管理サーバ3が受信すると、ステップS230へ進み、受発注管理サーバ3は、新品購入の配送処理を実行する。この受発注管理サーバ3による配送処理の具体的内容については、後述する。
また、ステップS220において、新品の購入でない場合には、「NO」へ進み、ステップS250へ進み、ユーザがリース会社のリース品をリースしたいか否かを判断する。ここで、リース会社のリース品のリースの場合には、ステップS250にて「YES」へ進み、リース会社サーバ5へリース品のリース確定の情報(リース品配送条件や位置情報などの情報を含む)を送信する。リース会社サーバ5は、上記リース品のリース確定の情報を受信すると、リース確定応答の情報(リース品の保管位置などの情報を含む)を受発注管理サーバ3へ送信し、続いて、ステップS270へ進み、リース処理を実行する。
そして、リース会社サーバ5から送信されたリース品のリース確定応答の情報を受発注管理サーバ3が受信すると、ステップS260へ進み、受発注管理サーバ3は、リース品の配送処理を実行する。この受発注管理サーバ3による配送処理の具体的内容については、後述する。
また、ステップS250において、リース品のリースでない場合には、「NO」へ進み、ステップS280へ進み、個人ユーザからリース品をリースする処理を行う。ここでは、受発注管理サーバ3は、メーカサーバ6を介してリース側携帯機器7へリース品のリース確定の情報(リース品配送条件(緊急、通常)や位置情報などの情報を含む)を送信する。リース側携帯機器7は、上記リース品のリース確定の情報を受信すると、リース確定応答の情報(リース品の保管位置などの情報を含む)をメーカサーバ6を介して受発注管理サーバ3へ送信し、続いて、ステップS290へ進み、リース処理を実行する。
そして、リース側携帯機器7(メーカサーバ6)から送信されたリース品のリース確定応答の情報を受発注管理サーバ3が受信すると、ステップS300へ進み、受発注管理サーバ3は、リース品の配送処理を実行する。この受発注管理サーバ3による配送処理の具体的内容については、後述する。
ここで、受発注管理サーバ3による配送処理(ステップS230、ステップS260、ステップS300)と、配送業者サーバ12による配送処理とについて、図17のフローチャートを参照して説明する。この場合、受発注管理サーバ3は、ユーザ側携帯機器2から送信された製品に関する確認情報に基づいて配送する業者を選定して配達手配処理を行う。具体的には、図17のステップS510において、ユーザが新品を購入したいか否かを判断する。ここで、新品の購入の場合には、ステップS510にて「YES」へ進み、ステップS520へ進み、配送業者へ配送依頼するか否かを判断する。ここで、配送業者へ配送依頼する場合には、ステップS520にて「YES」へ進み、ステップS530へ進み、配送業者を選定し、その業者へ配送依頼する、即ち、選定した業者の配送業者サーバ12へ製品の配送依頼の情報、即ち、保管位置や配送条件(通常、緊急等)の情報を送信する。
続いて、配送業者サーバ12は、受発注管理サーバ3からの上記配送依頼の情報を受信したら、その後、上記配送依頼を受諾(処理)する旨の応答の情報(配送依頼を受諾しない旨の応答の情報を含む)を受発注管理サーバ3へ送信する。そして、ステップS540へ進み、配送中の製品の現在位置等の情報をWEBページ等を使用してユーザが確認できるようにする、即ち、ユーザへの状況応答の処理を実行する。
次いで、配送業者サーバ12から配送依頼の応答の情報を受発注管理サーバ3が受信すると、ステップS580へ進み、受発注管理サーバ3は、配送(配達)手配処理完了の情報を記録(記憶)する。ここで、配送手配処理完了の情報の中に、ユーザが自身で製品を引き取る旨の情報が含まれている場合には、受発注管理サーバ3は、製品の引き取り情報をユーザ側携帯機器2へ送信する。この製品の引き取り情報としては、製品の重量、サイズ、荷姿、付属品の有無、住所、引き取り先の地図などの情報をユーザ側携帯機器2へ送信する構成となっている。これにより、ユーザ側携帯機器2がナビゲーション機能を備えていれば、引き取り先の地点を地図上に表示し、引き取り先の地点を目的地として設定し、引き取り先までの経路を計算し、引き取り先まで経路案内することが可能な構成となっている。
また、上記ステップS520において、配送業者へ配送依頼しない場合には、「NO」へ進み、ステップS640へ進み、ユーザによる製品の引き取り処理を実行する。この場合、受発注管理サーバ3は、製品の引き取り情報として、製品の重量、サイズ、荷姿、付属品の有無、住所、引き取り先の地図などの情報をユーザ側携帯機器2へ送信する。これにより、ユーザ側携帯機器2においては、上記製品の引き取り情報に基づいて、図14に示すような製品引き取り情報提供画面を表示することができる。これにより、ユーザ側携帯機器2にナビゲーション機能があれば、ユーザ側携帯機器2において、引き取り先の地点を目的地として設定して、引き取り先までの経路を計算し、ユーザ側携帯機器2により引き取り地点まで経路案内することが可能である。続いて、ステップS650へ進み、受発注管理サーバ3は、配送(配達)手配処理完了の情報を記録(記憶)する。
また、上記ステップS510において、新品の購入でない場合には、「NO」へ進み、ステップS550へ進み、リース会社からリース品をリース(借受)するか否かを判断する。ここで、リース会社からリース品をリースする場合は、ステップS550にて「YES」へ進み、ステップS560へ進み、配送業者へ配送を依頼するか否かを判断する。ここで、配送業者へ配送を依頼する場合には、ステップS560にて「YES」へ進み、ステップS570へ進み、配送業者を選定し、その業者へ配送依頼する、即ち、選定した業者の配送業者サーバ12へ配送依頼の情報、即ち、製品の保管位置や輸送条件(通常、緊急等)の情報を送信する。
続いて、配送業者サーバ12は、受発注管理サーバ3からの上記配送依頼を受信したら、その後、上記配送依頼を受諾(処理)する旨の応答の情報(配送依頼を受諾しない旨の応答の情報を含む)を受発注管理サーバ3へ送信する。そして、ステップS590へ進み、配送業者サーバ12は、配送中の製品の現在位置等の情報をWEBページ等を使用してユーザが確認できるようにする、即ち、ユーザへの状況応答の処理を実行する。
次いで、配送業者サーバ12からの配送依頼を受諾する旨の応答の情報を受発注管理サーバ3が受信すると、ステップS580へ進み、受発注管理サーバ3は、上述したように配送(配達)手配処理完了の情報を記録(記憶)する。
また、上記ステップS560において、配送業者へ配送を依頼しない(ユーザが引き取る)場合には、「NO」へ進み、ステップS640へ進み、上述したようにユーザによる製品の引き取り処理を実行する。続いて、ステップS650へ進み、受発注管理サーバ3は、上述したように配送(配達)手配処理完了の情報を記録(記憶)する。
また、上記ステップS550において、リース会社からリース品をリースしない(個人所有のリース品をリースする)場合には、「NO」へ進み、ステップS610へ進み、ユーザの近くの個人所有のリース品をリース(借受)する処理を実行する。まず、ステップS620へ進み、配送業者へ配送を依頼するか否かを判断する。ここで、配送業者へ配送を依頼する場合には、ステップS620にて「YES」へ進み、ステップS630へ進み、配送業者を選定し、その業者へ配送依頼する、即ち、選定した業者の配送業者サーバ12へ製品の保管位置や輸送条件(通常、緊急等)の情報を送信する。
続いて、配送業者サーバ12は、受発注管理サーバ3からの上記配送依頼を受信したら、その後、上記配送依頼を受諾(処理)する旨の応答の情報(配送依頼を受諾しない旨の応答の情報を含む)を受発注管理サーバ3へ送信する。そして、ステップS600へ進み、配送中の製品の現在位置等の情報をWEBページ等を使用してユーザが確認できるようにする、即ち、ユーザへの状況応答の処理を実行する。
次いで、配送業者サーバ12からの配送依頼を受諾する旨の応答の情報を受発注管理サーバ3が受信すると、ステップS650へ進み、受発注管理サーバ3は、上述したように配送(配達)手配処理完了の情報を記録(記憶)する。
また、ステップS620において、配送業者へ配送を依頼しない(ユーザが引き取る)場合には、「NO」へ進み、ステップS640へ進み、上述したようにユーザによる製品の引き取り処理を実行する。続いて、ステップS650へ進み、受発注管理サーバ3は、上述したように配送(配達)手配処理完了の情報を記録(記憶)する。
次に、所有する製品リース品のリースを行う個人ユーザのリース処理について、図18、図19、図20、図21を参照して説明する。本実施形態では、個人がリースを行うために、受発注管理サーバ3に個人で所有する製品を個人リースすることを登録する方法と、メーカサーバ6にリース対象として購入した製品を登録する方法とを用意する。受発注管理サーバ3に個人リースすることを登録する方法は、リース会社を登録する方法とほぼ同じで良いことから、説明を省略する。以下、個人所有の製品(リース品)をリースする提供者(個人ユーザ)が、メーカサーバ6にリース対象として購入した製品を登録する方法について説明する。
この場合、個人リース品の提供者は、普段使っている製品が、使われていないとき、それを緊急に使いたいユーザにリースし、ユーザが使用した後は該製品を返却してもらい、その後、個人リース品の提供者が該製品を使用するようなリース形態を想定している。大手のリース会社では、新規な製品で、取扱いにリスクがあると考えられる製品は、リース品としない。このような場合に、個人がリース会社よりも先に新規製品を入手して使い勝手を把握しているときに、新規製品がどのようなものであるか使用してみたいユーザにリースするようなリース形態も想定している。
また、個人リース品の提供者は、製品を壊すような悪い使い方をするユーザにリースすると、製品が壊れた状態で返却されるおそれがあり、そのような場合、自分が該製品を使用できなくなって困ることが予想される。
そこで、個人リース品の提供者には、製品をリースしても良い相手であるかどうか(例えばユーザ評価に基づいて)を精度良く判定する仕組みが必要になる。そのため、製品の購入者のうちで、個人リースもしようと考えている購入者が購入した製品には、リースした相手の製品の使用状況をモニタして、使用履歴を記録したり、リース側携帯機器7のデータ通信機能を介して受発注管理サーバ3と通信して該受発注管理サーバ3に上記使用履歴を記録したりする機能を備えた通信モジュール9が取り付けられている。
通信モジュール9は、図18に示すように、製品本体13とインターフェース14、14を介して有線または無線で通信可能に接続されている。通信モジュール9は、図19に示すように、コントローラ15と、リース側携帯機器7と通信する通信手段16と、製品本体13と接続するI/F手段17と、製品の始動・停止などを検知する検知手段18と、製品の異常を判定する異常判定手段19と、製品の動作状況(使用履歴等)を記憶する記憶手段20と、電源回路(補助電源を含む)21とを備えて構成されている。I/F手段17は、例えば有線のときはコネクタを備えて構成され、無線のときは無線モジュールを備えて構成され、製品が例えば車両の場合、例えばCAN(Car Area Network)の通信規格を介して種々の情報が得られるようになっている。異常判定手段19は、振動センサ、音センサ、CCDカメラ等の各種センサを備えている。
そして、通信モジュール9により集められた製品の動作状況のデータは、リース側携帯機器7を介してメーカサーバ6へ送信され、メーカサーバ6の個人リース管理用のデータベース内に記録される。上記製品の動作履歴の情報は、例えば、日時、起動時刻、動作時間(使用時間)、部品交換日時、経験値(製品の使用時間によって設定)等からなるデータである。このように、メーカサーバ6へ製品の動作状況データを送る場合には、通信モジュール9の記憶手段20の記憶容量を小さくしても良い。
そして、製品がはじめて使用されるとき、ユーザ登録が行われる。このユーザ登録について、図20のフローチャートを参照して、説明する。まず、図20のステップS810において、製品の始動スイッチがオンされると、製品が動作開始する。続いて、ステップS820へ進み、製品と通信モジュール9とリース側携帯機器7との間の通信設定及びその確認を行う。そして、ステップS830へ進み、ユーザ登録済であるか否かを判断し、ここで、ユーザ登録済でない場合、「NO」へ進み、ステップS840へ進む。ステップS840では、ユーザ登録を実行し、製品のリースが可能であるか否かの情報をメーカサーバ6の個人リース管理用のデータベースに登録する。
次に、製品の動作履歴を記録する制御について、図21のフローチャートを参照して説明する。まず、図21のステップS910において、製品の始動スイッチがオンされると、製品が動作開始し、ステップS920へ進み、製品の始動日時を記録する。続いて、ステップS930へ進み、ユーザの使用時間を初期化する。そして、ステップS940へ進み、製品の使用時に過剰負荷がかけられたか否かを判断し、ここで、過剰負荷(異常)の場合、「YES」へ進み、ステップS960へ進み、ユーザの使用時間のデータに「過剰」というラベル(データ区別)を付けて記憶手段(メモリ)に記録する。また、過剰負荷がかけられていない場合は、ステップS940にて「NO」へ進み、ステップS950へ進み、ユーザの使用時間のデータに「正常」というラベル(データ区別)を付けて記憶手段(メモリ)に記録する。
そして、ステップS970へ進み、製品(機器)の動作が停止したか否かを判断し、ここで、動作が停止していない場合は、「NO」へ進み、ステップS940へ戻り、上述した処理を繰り返す。上記ステップS970において、動作が停止した場合は、「YES」へ進み、ステップS980へ進み、ユーザの使用時間の計測を終了し、その計測結果を記憶手段(メモリ)に記録する。ここで、通信モジュール9とメーカサーバ6とがリース側携帯機器7を介して通信可能であれば、上記計測結果をメーカサーバ6へ送信する。そして、メーカサーバ6においては、受信したデータを解析して個人リース管理用のデータベースに正常稼働時間と異常稼働時間として記憶される。尚、通信モジュール9からリース側携帯機器7及びメーカサーバ6を介して受発注管理サーバ3へ上記計測結果を送信し、受発注管理サーバ3内の個人リース管理用のデータベースに記録するように構成しても良い。
また、個人リース品の提供者はメーカの製品をPRする役割もあるため、メーカは個人リース品の提供者に対して十分なサポートを行う体制になっている。例えば、製品に不具合が発生したり、製品が壊れた場合、メーカの手厚い保証(修理や部品提供)が受けられるようになっている。本実施形態では、製品の使用時に製品の動作状況をメーカサーバ6(あるいは受発注管理サーバ3)で把握しているので、製品の故障の状態を即座に且つ正確に判定可能となり、修理に必要な部品や故障した製品の代替品を速やかに準備することができる。
また、本実施形態では、メーカサーバ6により、個人ユーザの製品の習熟度を把握するために、どの程度の時間、個人ユーザが製品を使用したかをモニタできるようになっている。製品の個人リースを予定している購入者(リース品提供側ユーザ)が購入した製品には、使用履歴の情報を送信する機能を有する通信モジュール9を取り付ける。
また、本実施形態では、個人リース品の提供者は、メーカサーバ6にアクセスすることにより、リース利用希望者について、リース利用歴や評価等を調べることが可能な構成となっており、リースした製品の異常作動が多い、または、評価が低いリース利用希望者であることがわかった場合、そのリース利用希望者へのリースを断ることができるようになっている。
また、本実施形態においては、リース利用希望者がリースした製品を始めて使用する場合に、個人リース品の提供者(リース品提供側ユーザ)が製品の使用方法をリース利用希望者に直接指導するような提案を行うことも可能である。この指導を行うことにより、個人ユーザからリースするリース処理において、個人(リース側ユーザ)対個人(リース品提供側ユーザ)の間の貸し借りを円滑に行うことができる。
本実施形態によれば、ユーザが、製品(ツール・特別車両)を緊急に必要とする場合に、リース品提供側ユーザの個人リース品を検索することが可能であるので、使いたい製品を保有するリース品提供側ユーザが近くにいれば、その人から製品を直接借りることで、すぐに(1〜2時間程度の短時間で)製品を使用することができる。
また、本実施形態では、製品のリースを希望するユーザの製品(リース品)の使用熟練度をメーカのサポートやメンテナンス記録や使用履歴の情報等から判定可能であるから、緊急に製品使用を希望するユーザの該当製品の使用熟練度が低い場合(製品が使えない、または製品を壊しそうな場合)に、使用希望製品の使用法あるいはメンテナンス法に関する教習(指導)を実施することができる。
更に、本実施形態では、製品の保有者(リース品提供側ユーザ)による代行作業を、緊急に製品使用を希望するユーザの選択肢とすることが可能である。その際には、製品の操作料金も含めた料金をユーザに提示することが好ましい。
図22は、本発明の第2実施形態を示すシーケンス図である。図15と同一ステップには同一ステップ番号を付している。この第2実施形態では、まず新品の製品を入手できるか検索し、新品が無いときにリース品の検索を行うようにした。
具体的には、まず、図22のステップS10において、ユーザがユーザ側携帯機器2を操作することにより、緊急利用のリクエストを入力すると、ユーザID、希望製品、利用希望位置、利用希望時刻などの情報が受発注管理サーバ3に送られる。続いて、ステップS1020へ進み、受発注管理サーバ3は、製品管理データベース10を参照して在庫確認をする。そして、ステップS1030へ進み、ユーザの希望時間に配達できる(間に合う)新品があるか否かを判断する。
ここで、希望時間に配達できる新品があれば、ステップS1030にて「YES」へ進み、受発注管理サーバ3からユーザ側携帯機器2へ上記新品についての確認情報(輸送法や料金等)を送信する。続いて、ユーザがユーザ側携帯機器2を操作して確定操作を行うと、新品購入の確定処理情報(配送または引き取りに行く旨の情報等)をユーザ側携帯機器2から受発注管理サーバ3へ送信する。次いで、受発注管理サーバ3は、上記新品の購入確定の情報を販売店サーバ4へ送信する。この購入確定の情報を受信して販売店サーバ4は、購入処理を実行し、購入確定応答を受発注管理サーバ3へ送信する。続いて、購入確定応答を受信すると、受発注管理サーバ3は、製品の保管位置の情報を配送業者サーバ12へ送信する。そして、ステップS1040へ進み、受発注管理サーバ3は、売買処理と配送(配達)手配を実行する。尚、ユーザが製品を引き取る場合には、受発注管理サーバ3は、製品の位置情報等をユーザ側携帯機器2へ送信する。
続いて、ステップS1050へ進み、販売店サーバ4及び配送業者サーバ12は、上記製品の緊急配送処理を実行する。更に、販売店サーバ5及び配送業者サーバ12は、上記製品の配送情報をユーザ側携帯機器2へ送信する。
一方、前記ステップS1030において、希望時間に配達できる新品が無いときには、「NO」へ進み、ステップS1060へ進み、受発注管理サーバ3は、製品管理データベース10を参照してリース品の状況(在庫)確認をする。そして、ステップS1070へ進み、ユーザの希望時間にリースできる(間に合う)リース品があるか否かを判断する。
ここで、希望時間にリースできるリース品があれば、ステップS1070にて「YES」へ進み、受発注管理サーバ3からユーザ側携帯機器2へ上記リース品についての候補リストの情報及び確認情報(輸送法や料金等)を送信する。続いて、ユーザがユーザ側携帯機器2を操作して確定操作を行うと、リース品の確定処理情報(配達または引き取りに行く旨の情報等)をユーザ側携帯機器2から受発注管理サーバ3へ送信する。次いで、受発注管理サーバ3は、上記リース品のリース確定の情報をリース会社サーバ5へ送信する。このリース確定の情報を受信してリース会社サーバ5は、リース処理を実行し、リース確定応答の情報を受発注管理サーバ3へ送信する。また、上記リース品を個人ユーザがリースする場合には、受発注管理サーバ3は、上記リース品のリース確定の情報をメーカサーバ6を介して個人ユーザのリース側携帯機器7へ送信する。このリース確定の情報を受信してリース側携帯機器7は、リース処理を実行し、リース確定応答の情報を受発注管理サーバ3へ送信する。
続いて、受発注管理サーバ3は、リース確定応答を受信すると、製品の保管位置の情報を配送業者サーバ12へ送信する。そして、ステップS1080へ進み、受発注管理サーバ3は、リース処理と配送(配達)手配を実行する。尚、ユーザが製品を引き取る場合には、受発注管理サーバ3は、製品の位置情報をユーザ側携帯機器2へ送信する。
次いで、ステップS1090へ進み、リース会社サーバ5及び配送業者サーバ12は、上記製品の緊急配送処理を実行する。更に、リース会社サーバ5及び配送業者サーバ12は、上記製品の配送情報をユーザ側携帯機器2へ送信する。また、ユーザが製品を引き取る場合には、ユーザ側携帯機器2からリース会社サーバ5またはリース側携帯機器7へ引き取り先の位置の確認の情報やユーザの移動位置の情報(ヘルプ情報)等を必要に応じて適宜送信する。
尚、上述した以外の第2実施形態の構成は、第1実施形態と同じ構成となっている。従って、第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第2実施形態によれば、まず条件に合う新品の製品があるかどうかを検索し、新品がないときに、リース品があるかどうかを検索するように構成したので、新品を欲しいユーザにとって検索時間が短くなるという効果がある。