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JP5914062B2 - 板状ワークの保持解除方法及び加工装置 - Google Patents
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JP5914062B2 - 板状ワークの保持解除方法及び加工装置 - Google Patents

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本発明は、保持テーブルに保持された板状ワークの保持状態を解除する方法及びその解除機能を有する加工装置に関する。
保持テーブルに吸引保持された板状ワークを搬出するときには、保持テーブルが板状ワークの下面を吸引保持した状態で搬出手段の吸引パッドをウエーハの上面に接触させて吸引動作をさせた後、保持テーブルにおける吸引動作を停止するとともに保持テーブルからエア等の流体を一定時間噴出させて保持テーブルにおける吸引保持力を開放する。そして、板状ワークを吸引保持した搬出手段を保持テーブルから離間させることで、板状ワークを保持テーブルから搬出している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−125900号公報
しかし、流体を一定時間噴出しても、保持テーブルの吸引保持力が完全に開放されず、搬出手段によって板状ワークを円滑に搬出できないことがあった。本発明者は、研究の結果、保持テーブルにおける吸引保持力開放のための流体の噴出時間は、搬出手段の保持パッドの大きさや板状ワークの仕上がり厚さ等の影響を受けることを見出した。
本発明は、このような事情の下でなされたもので、保持テーブルに吸引保持された板状ワークを搬出する場合において、搬出手段の保持パッドの大きさや板状ワークの厚さの違いにかかわらず、保持テーブルの吸引保持力を確実に開放できるようにすることを課題とする。
第一の発明は、板状ワークを吸引保持する保持テーブルの保持面から流体を噴出させて保持面から板状ワークを離間させる板状ワーク保持解除方法に関し、保持テーブルは、保持面に連通する第1の配管と、第1の配管に連結され保持面と吸引源とを連通させる吸引配管と、吸引配管に配設され開閉する吸引バルブと、第1の配管に連結され保持面と流体供給源とを連通させる供給配管と、供給配管に配設され開閉する供給バルブと、第1の配管内の圧力を監視する圧力計とを備えており、吸引バルブを閉じるとともに供給バルブを開いて保持面における板状ワークの吸引保持を解除する場合において、圧力計によって計測された圧力が負圧から正圧に昇圧した後、板状ワークが保持面から浮くことにより第1の配管が大気に開放されて負圧側に変化したことを認識することによって、保持面から板状ワークが離れたことを認識することを特徴とする。
第二の発明は、板状ワークの下面を吸引保持する保持面を有する保持テーブルと、保持テーブルに保持された板状ワークを加工する加工手段と、保持テーブルから板状ワークを搬出する搬出手段とを含む加工装置に関し、保持テーブルは、保持面に連通する第1の配管と、第1の配管に連結され保持面と吸引源とを連通させる吸引配管と、吸引配管に配設され開閉する吸引バルブと、第1の配管に連結され保持面と流体供給源とを連通させる供給配管と、供給配管に配設され開閉する供給バルブと、第1の配管内の圧力を監視する圧力計と、圧力計の計測値が負圧から正圧に昇圧した後、板状ワークが保持面から浮くことにより第1の配管が大気に開放されて負圧側に変化したことを認識する認識部とを備え、搬出手段は、保持テーブルに保持された板状ワークを保持する搬出保持部を備え、搬出保持部が保持テーブルに接近可能であるとともに保持テーブルから離間可能に構成され、搬出保持部を保持テーブルに接近させて保持テーブルが保持する板状ワークを保持可能な位置に待機させ、吸引バルブを閉じるとともに供給バルブを開いて保持面における吸引保持を解除する場合において、認識部によって保持面から板状ワークが離れたことが認識されると、搬出保持部が板状ワークを保持して保持テーブルから離間し、保持テーブルから板状ワークの搬出を行う。
第一の発明では、吸引バルブを閉じるとともに供給バルブを開いて保持面における板状ワークの吸引保持を解除する場合において、圧力計によって計測された圧力が負圧から正圧に昇圧した後に負圧側に変化したことを認識することによって、保持面から板状ワークが離れたことを認識するため、板状ワークの仕上がり厚さ等に関係なく、どのような板状ワークであっても、保持面から離れたことを確実に認識することができる。
第二の発明では、保持テーブルの保持面に連通する第1の配管の圧力を監視する圧力計と、圧力計の計測値が負圧から正圧に昇圧した後に負圧側に変化したことを認識する認識部とを備えたため、かかる圧力の変化を認識部が認識してから搬出保持部が板状ワークを保持して保持テーブルから離間することで、板状ワークを確実に搬出することができる。
保持テーブルの構成を示す断面図である。 保持テーブルにおいて板状ワークを吸引保持した状態を示す断面図である。 保持テーブルにおいて板状ワークを吸引保持した後に吸引を解除する場合における圧力計の計測値の変化を示すグラフである。 保持テーブルの保持面から流体を噴出する状態を示す断面図である。 保持テーブルの保持面から板状ワークが離れた状態を示す断面図である。 加工装置の構成の一例を示す断面図である。 加工装置の保持テーブルにおいて板状ワークを吸引保持した状態を示す断面図である。 加工装置の保持テーブルの保持面から流体を噴出する状態を示す断面図である。 加工装置の保持テーブルの保持面から板状ワークが離れた状態を示す断面図である。 搬出手段によって加工装置の保持テーブルから板状ワークを搬出する状態を示す断面図である。 搬出手段の別の例を示す正面図である。
図1に示す保持テーブル1は、例えば半導体ウェーハなどの板状ワークに対して研削等の加工を施す際に、板状ワークを吸引保持するテーブルであり、多孔質部材等によって構成される保持部材10を上部に備えている。保持部材10の上面は、板状ワークを吸引保持する保持面10aとなっている。
保持部材10は枠体11によって支持されており、枠体11の内部には、保持部材10に連通するエア流路12が形成されている。エア流路12には、第1の配管13が連結されており、保持面10aは、保持部材10及びエア流路12を介して第1の配管13に連通している。
第1の配管13は、吸引配管14と供給配管15とに分岐しており、第1の配管13と吸引配管14とが連結され、第1の配管13と供給配管15とが連結されている。吸引配管14は、開閉する吸引バルブ16を介して吸引源17に連通可能となっており、吸引バルブ16が開放された状態では、保持面10aと吸引源17とが連通する。一方、供給配管15は、開閉する供給バルブ18を介して流体供給源19に連通可能となっており、供給バルブ18が開放された状態では、保持面10aと流体供給源19とが連通する。流体供給源19には、水やエア等の流体が蓄えられている。
第1の配管13には、第1の配管13内の圧力を監視する圧力計20が連結されている。また、圧力計20には、圧力計20の計測値が負圧から正圧に昇圧した後に負圧側に変化したことを認識する機能を有する認識部21が連結されている。
このように構成される保持テーブル1においては、図2に示すように、保持面10aにおいて板状ワークWの下面W1側が載置され、吸引バルブ16を開放するとともに供給バルブ17を閉鎖することで、板状ワークWの下面W1が保持面10aにおいて吸引保持される。
こうして板状ワークWの下面W1が保持面10aにおいて吸引保持された状態から、その吸引保持を解除する場合は、第1の配管13内の圧力の圧力計20による計測値が図3のシーケンスに従って変化するように、吸引バルブ16及び供給バルブ18を制御する。
図3における吸引フェーズ(1)では、吸引バルブ16を開放するとともに供給バルブ18を閉鎖することにより圧力値を負圧としており、この状態では、図2に示したように、板状ワークWが保持面において吸引保持されている。
次に、図4に示すように、吸引バルブ16を閉鎖するとともに供給バルブ18を開放すると、図3に示すように、圧力が上昇を開始する圧力上昇開始フェーズ(2)に移行する。このフェーズが開始されると、圧力が徐々に上昇していき、圧力が0になるまでは、板状ワークWが保持面10aに吸引された状態が続く。
吸引バルブ16を閉鎖するとともに供給バルブ18を開放した状態を続けると、やがて圧力が正圧となり、流体供給源19から供給される流体が保持面10aから噴出し、図5に示すように、その圧力によって板状ワークWが保持面10aから若干浮いた状態となる。なお、図5においては、板状ワークWが浮いた状態を誇張して図示している。
こうして板状ワークWが浮くと、保持面10aを覆うものがなくなり、第1の配管13が大気に開放されるため、図3における圧力降下フェーズ(3)において、圧力が降下して0に戻ろうとする。認識部21は、圧力降下フェーズ(3)に移行したこと、すなわち、圧力計20によって計測された圧力が負圧から正圧に昇圧した後に負圧側に変化したことを認識すると、板状ワークWが保持面10aから離間したことを認識する。こうして板状ワークWが保持面10aから離れると、板状ワークWを搬送等することが可能となる。板状ワークWが保持面10aから離れると、第1の配管13が大気に開放されているため、圧力が0である状態を維持する開放フェーズ(4)に移行する。
このように、吸引バルブ16を閉じるとともに供給バルブ18を開いて保持面10aにおける板状ワークWの吸引保持を解除する場合は、圧力計20によって計測された圧力が負圧から正圧に昇圧した後に負圧側に変化したことを認識部21が認識するため、板状ワークWの仕上がり厚さ等に関係なく、どのような板状ワークであっても、保持面10aから離れたことを確実に認識することができる。
図6に示す研削装置3は、図1、2、4及び5に示した保持テーブル1を搭載した加工装置の一例であり、研削対象の板状ワークを保持する保持テーブル1と、保持テーブル1に保持された板状ワークを研削加工する加工手段4と、保持テーブル1から板状ワークWを搬出する搬出手段5とを備えている。なお、保持テーブル1は、図1、2、4及び5に示したものと同様に構成されるため、図6以降の図では図1等と同一の符号を付し、詳細な説明は省略することとする。
図6に示す加工手段4は、回転軸40の下端に形成されたマウント41の下部に研削ホイール42が装着されて構成されている。研削ホイール42は、リング状に形成された基台420と、基台420の下面に固着された複数の研削砥石421とから構成されている。加工手段4は、回転軸40を中心として回転可能であるとともに、昇降可能となっている。
搬出手段5は、図示しない吸引源に連通し多孔質部材により形成された吸引パッドからなる搬出保持部50を備えている。搬出保持部50は、保持テーブル1に保持された板状ワークの全面又は板状ワークの中心部を吸引保持することができる。
搬出保持部50は、枠体51によって支持されており、枠体51は、アーム部52に固定されている。アーム部52は、上下軸53の沿って昇降可能であり、アーム部52の昇降によって搬出保持部50が昇降することにより、搬出保持部50が保持テーブル1に接近可能であるとともに保持テーブル1から離間可能となっている。
下面W1が保持テーブル1に保持された板状ワークWは、保持テーブル1が加工手段4の直下に移動し、図6に示した加工手段4が回転しながら研削砥石421が板状ワークWの上面W2に接触することにより研削加工される。このとき、吸引バルブ16は開放され、供給バルブ18は閉鎖されている。
研削加工終了後は、吸引バルブ16及び供給バルブ18の状態を維持したまま、保持テーブル1を搬出手段5の下方に移動させるとともに、上下軸53に沿って搬出保持部50を下降させて保持テーブル1に接近させ、図7に示すように、板状ワークWを保持可能な位置、すなわち板状ワークWの上方に搬出保持部50を待機させる。
次に、図8に示すように、吸引バルブ16を閉じるとともに供給バルブ18を開くことにより、保持面10aにおける板状ワークWの吸引保持を解除する。そうすると、図3に示した圧力上昇開始フェーズ(2)に移行し、圧力が徐々に上昇していく。その後、圧力降下フェーズ(3)に移行し、図9に示すように保持面10aから板状ワークWが離れ、そのことを認識部21が認識すると、図10に示すように、搬出保持部50が板状ワークWを吸引保持して保持テーブル10から離間させる。そして、搬出保持部50がさらに上昇し、保持テーブル1から板状ワークWを搬出する。
このように、研削装置3には、保持テーブル1の保持面10aに連通する第1の配管13の圧力を監視する圧力計20と、圧力計20の計測値が負圧から正圧に昇圧した後に負圧側に変化したことを認識する認識部21とを備えたため、かかる圧力の変化を認識部21が認識してから搬出保持部50が板状ワークWを保持して保持テーブル1から離間することで、板状ワークWを確実に保持して搬出することができる。
なお、本実施形態では、研削装置3を例に挙げて説明したが、研削装置3以外の加工装置に本発明を適用することができる。
上記実施形態における搬出手段5を構成する搬出保持部50は、板状ワークの全面又は板状ワークの中心部を吸引保持する構成としたが、例えば図11に示す搬出手段6のように、板状ワークの外周部をクランプするエッジクランプ部60によって板状ワークを保持するようにしてもよい。
このエッジクランプ部60は、複数個、例えば3個のガイドローラ61を円弧状に配設するとともに、それぞれのガイドローラ61を、円形状の板状ワークの周縁部において半径方向に移動自在に搬送アーム62の下部に搭載している。
複数のガイドローラ61は、それぞれが、1つの円錐台形状の部材と円錐台形状を逆さまにしたもう1つの部材とを上下にはり合わせた形状とし、側部に凹部610を形成し、凹部610において板状ワークWのエッジWeを点接触状態でクランプ可能に構成されている。かかる構成により、板状ワークWを、その上面及び下面に接触することなく保持して搬送することができる。
1:保持テーブル
10:保持部材 10a:保持面
11:枠体 12:エア流路 13:第1の配管 14:吸引配管 15:供給配管
16:吸引バルブ 17:吸引源 18:供給バルブ 19:流体供給源
20:圧力計 21:認識部
3:研削装置
4:加工手段
40:回転軸 41:マウント
42:研削ホイール 420:基台 421:研削砥石
5:搬出手段
50:搬出保持部 51:枠体 52:アーム部 53:上下軸
6:搬出手段
60:エッジクランプ部 61:ガイドローラ 610:凹部
62:搬送アーム

Claims (2)

  1. 板状ワークを吸引保持する保持テーブルの保持面から流体を噴出させて該保持面から板状ワークを離間させる板状ワーク保持解除方法であって、
    該保持テーブルは、該保持面に連通する第1の配管と、該第1の配管に連結され該保持面と吸引源とを連通させる吸引配管と、該吸引配管に配設され開閉する吸引バルブと、該第1の配管に連結され該保持面と流体供給源とを連通させる供給配管と、該供給配管に配設され開閉する供給バルブと、該第1の配管内の圧力を監視する圧力計と、を備え、
    該吸引バルブを閉じるとともに該供給バルブを開いて該保持面における板状ワークの吸引保持を解除する場合において、
    該圧力計によって計測された圧力が負圧から正圧に昇圧した後、板状ワークが該保持面から浮くことにより該第1の配管が大気に開放されて負圧側に変化したことを認識することによって、該保持面から該板状ワークが離れたことを認識する板状ワーク保持解除方法。
  2. 板状ワークの下面を吸引保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された板状ワークを加工する加工手段と、該保持テーブルから該板状ワークを搬出する搬出手段とを含む加工装置であって、
    該保持テーブルは、該保持面に連通する第1の配管と、該第1の配管に連結され該保持面と吸引源とを連通させる吸引配管と、該吸引配管に配設され開閉する吸引バルブと、該第1の配管に連結され該保持面と流体供給源とを連通させる供給配管と、該供給配管に配設され開閉する供給バルブと、該第1の配管内の圧力を監視する圧力計と、該圧力計の計測値が負圧から正圧に昇圧した後、板状ワークが該保持面から浮くことにより該第1の配管が大気に開放されて負圧側に変化したことを認識する認識部とを備え、
    該搬出手段は、該保持テーブルに保持された板状ワークを保持する搬出保持部を備え、該搬出保持部が該保持テーブルに接近可能であるとともに該保持テーブルから離間可能に構成され、
    該搬出保持部を該保持テーブルに接近させて該保持テーブルが保持する板状ワークを保持可能な位置に待機させ、該吸引バルブを閉じるとともに該供給バルブを開いて該保持面における吸引保持を解除する場合において、該認識部によって該保持面から該板状ワークが離れたことが認識されると、該搬出保持部が板状ワークを保持して該保持テーブルから離間し、該保持テーブルから板状ワークの搬出を行う加工装置。
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