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JP5923402B2 - 表示装置 - Google Patents
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本発明の実施形態は、表示装置に関する。
ユーザインタフェースの形としてタッチパネル機能を具備した表示装置を搭載した携帯電話や携帯情報端末、パーソナルコンピュータなどの電子機器が開発されている。このようなタッチパネル機能を具備した電子機器では、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置に、別途タッチパネル基板を貼り合わせることでタッチパネル機能を付加することが検討されている。
また、近年、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等によりガラス基板等の透明な絶縁基板上にさまざまな材料で薄膜を形成し、切削や研削等の作業を繰り返し行うことにより、走査線や信号線からなる表示素子や、光センサ素子等を形成して、画像読取装置を製造する技術が研究されている。
また、画像読取装置の読み取り方式として、光センサ素子等に替えて導電性の電極を配置し、この電極と指等との間の容量変化によりパネル表面の指等の情報を検知するいわゆる静電容量方式により接触位置を検出する技術が研究されている。
特開2004−93894号公報
そして静電容量方式を用いた表示装置では、液晶などの表示パネル中にセンサ機能を組み込む、いわゆるインセル技術が盛んに開発されている。インセル技術によれば、別途作成したタッチパネルを液晶等に貼り合わせる必要がないため、電子機器全体の厚さや重量の増加を回避することが可能になる。さらに液晶等とタッチパネルの間に界面が存在しないため、界面で生じやすい光の反射が発生しないので、表示品位の点でも優れている。
ところで、インセル技術を用いた従来のタッチセンサ内蔵液晶表示装置では、センサ動作により、液晶表示に不良が発生することがあった。この現象は、表示パネル中に近接して表示機能とセンサ機能とが組み込まれていることから、センサ回路を駆動するための信号が表示回路に影響するためと考えられる。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであって、センサ動作が表示機能に与える影響を低減することのできる表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による表示装置は、マトリクス状に配置された液晶層を挟持する対向電極と表示電極とからなる画素を有する画素回路と、前記複数の画素回路の行間に配置されて誘電体との間の容量結合の強弱を読み取る複数のセンサ回路と、前記複数の画素回路の行方向に沿って延線された前記センサ回路を駆動する複数の駆動信号線と、固定電位に電気的に接続され且つ特定の駆動信号線と前記画素回路との間に設けられて前記特定の駆動信号線の電圧変化による寄生容量を介した前記表示電極の電圧変化を低減するシールド電極とを有し、前記複数の駆動信号線は、プリチャージゲート線、カップリングパルス線、読出しゲート線を有し、前記センサ回路は、誘電体との間で容量を形成する検知電極と、前記検知電極に電圧を付与するプリチャージ線と、前記検知電極から検知信号を読み出す読出し線と、ソース・ドレインの一方の電極がプリチャージ線に接続し、ゲート電極がプリチャージゲート線に接続するプリチャージトランジスタと、ソース・ドレインの一方の電極がプリチャージトランジスタの他方の電極に接続し、ゲート電極が前記検知電極に接続する増幅トランジスタと、ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの他方の電極に接続し、他方の電極が読出し線に接続し、ゲート電極が読出しゲート線に接続する読出しトランジスタと、ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの他方の電極に接続し、他方の電極が前記検知電極に接続し、ゲート電極がプリチャージゲート線に接続する補償トランジスタと、ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの一方の電極に接続し、他方の電極がカップリングパルス線に接続し、ゲート電極が読出しゲート線に接続する電源切替トランジスタと、を備えた。
第1の実施の形態の表示装置の構成を示す概略の平面図。 第1の実施の形態の表示装置の一断面を示す図。 第1の実施の形態におけるセンサ回路の等価回路を示す図。 第1の実施形態に係る表示装置の駆動方法の一例を説明するためのタイミングチャート。 従来の表示装置の構造を模式的に示す図。 第1の実施の形態の表示装置の構造を模式的に示す図。 第1の実施の形態の表示装置の断面構造とセンサ回路との対応を示す図。 第2の実施の形態の表示装置の構造を模式的に示す図。 第2の実施の形態の表示装置の断面構造とセンサ回路との対応を示す図。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の一実施形態に係る表示装置および表示装置の駆動方法について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態の表示装置の構成を示す概略の平面図である。
本実施形態に係る表示装置1は、液晶表示パネルPNL、及び回路基板60を備えている。液晶表示パネルPNLの端部には、フレキシブル基板FC1、FC2の一端が電気的に接続されている。フレキシブル基板FC1、FC2の他端には回路基板60が電気的に接続されている。
液晶表示パネルPNLは、マトリクス状に配置された複数の画素からなる表示部DYPと、表示部DYPの周囲に配置された走査線駆動回路YDと信号線駆動回路XDと、を備えている。そして、回路基板60は、表示装置の表示動作を制御すると共に、液晶表示パネルPNLに設けられたセンサ回路(後述する)を制御する。即ち、回路基板60は、外部信号源SSから取得した映像信号を液晶表示パネルPNLに出力する。また回路基板60は、センサ回路を動作させる信号を供給するとともに、センサ回路から取得した出力信号を制御部65へ出力する。
図2は、第1の実施の形態の表示装置の一断面を示す図である。
本実施形態に係る表示装置1は、液晶表示パネルPNL、照明ユニット、フレーム40、ベゼルカバー50、回路基板60、及び保護ガラスPGLを備えている。
照明ユニットは、液晶表示パネルPNLの背面側に配置される。フレーム40は、液晶表示パネルPNLと照明ユニットとを支持する。ベゼルカバー50は、液晶表示パネルPNLの表示部DYPを露出させるようにフレーム40に取り付けられる。回路基板60は、フレーム40の背面側に配置される。保護ガラスPGLは、ベゼルカバー50上に接着剤70により固定される。
液晶表示パネルPNLは、アレイ基板10と、アレイ基板10と対向するように配置された対向基板20と、アレイ基板10と対向基板20との間に挟持された液晶層LQとを備えている。アレイ基板10は液晶層LQと反対側の主面に取り付けられた偏光板10Aを備えている。対向基板20は液晶層LQと反対側の主面に取り付けられた偏光板20Aを備えている。
照明ユニットは、図示しない光源、導光体32、プリズムシート34、拡散シート36、及び反射シート38を備えている。
導光体32は、光源から入射された光を液晶表示パネルPNL側に向けて出射する。プリズムシート34および拡散シート36は、液晶表示パネルPNLと導光体32との間に配置された光学シートである。反射シート38は、液晶表示パネルPNLとは反対側の導光体32の主面と対向するように配置される。プリズムシート34および拡散シート36は、導光体32から出射された光を集光および拡散する。
保護ガラスPGLは、液晶表示パネルPNLの表示部DYPを外部からの衝撃から保護している。なお、保護ガラスPGLは、省略することも可能である。
続いて、図1に示す表示装置について詳細に説明する。
液晶表示パネルPNLは、一対の電極基板であるアレイ基板10および対向基板20間に液晶層LQを挟持した構造である。アレイ基板10に設けられた表示電極PEおよび対向基板20に設けられた対向電極CEから液晶層LQに印加される液晶駆動電圧により液晶表示パネルPNLの透過率が制御される。
アレイ基板10では、複数の表示電極PEが透明絶縁基板(不図示)上において略マトリクス状に配置される。また、複数のゲート線GLが複数の表示電極PEの行に沿って配置され、複数の信号線SLが複数の表示電極PEの列に沿って配置される。
各表示電極PEおよび対向電極CEは例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極材料からなり、それぞれ配向膜ALで覆われる。表示電極PEおよび対向電極CEは液晶層LQの一部である画素領域と共に液晶画素PXを構成する。
ゲート線GLおよび信号線SLの交差位置近傍には、複数の画素スイッチSWPが配置される。各画素スイッチSWPは、例えば薄膜トランジスタ(TFT : Thin Film Transistor)であって、ゲートがゲート線GLに接続され、ソース−ドレインパスが信号線SLおよび表示電極PE間に接続され、対応ゲート線GLを介して駆動されたときに対応信号線SLおよび対応表示電極PE間で導通する。
更に、アレイ基板10には、センサ回路12が設けられ、このセンサ回路12を駆動するためのカップリングパルス線CPL、プリチャージゲート線PGL、および、読み出しゲート線RGLが、複数の表示電極PEの行に沿って配置される。
なお、本実施形態では、信号線SLは、センサ回路12を駆動する信号を供給するプリチャージ線PRL、および、読み出し線ROLとしても用いられる。
走査線駆動回路YDは、複数のゲート線GLに画素スイッチSWPをオンする(ソース−ドレインパスを導通させる)ためのゲート電圧を供給して、ゲート線GLを順次駆動する。また、走査線駆動回路YDは、複数のカップリングパルス線CPL、複数のプリチャージゲート線PG、複数の読み出しゲート線RGLを所定のタイミングで駆動して、センサ回路12を駆動させる。
信号線駆動回路XDは、ソース−ドレインパスが導通した画素スイッチSWPを介して、信号線SLから表示電極PEへ映像信号を供給する。
また、対向電極CEには共通電圧Vcomが供給される。必要に応じて、対向電極CEに供給する共通電圧Vcomの極性は反転されて、表示装置1の極性反転方式に対応するように液晶層LQに印加される電圧の極性が反転される。
回路基板60は、出力回路部OCT、入力回路部ICT、D/A変換部DAC、A/D変換部ADC、インタフェース部I/F、及びタイミングコントローラTCONを備えている。
タイミングコントローラTCONは、回路基板60に搭載される各部の動作、走査線駆動回路YD、信号線駆動回路XD、対向電極駆動回路及びセンサ回路12の動作を制御する。
外部信号源SSからインタフェース部I/Fを介して取り込まれたデジタル映像信号は、D/A変換部DACによってアナログ信号に変換され、所定のタイミングで入力回路部ICTにより信号線SLに出力される。
センサ回路12からの出力信号は、出力回路部OCTにより所定のタイミングでA/D変換部ADCへ供給され、デジタル信号に変換されて、インタフェース部I/Fに供給される。インタフェース部I/Fは、受信したデジタル信号を制御部65へ出力する。制御部65は、受信したデジタル信号により座標計算を行なって、指先やペン先等が接触した座標位置を検出する。
図3は、第1の実施の形態におけるセンサ回路12の等価回路を示す図である。
センサ回路12は、検知電極7、プリチャージ線PRL、読み出し線ROL、プリチャージゲート線PGL、カップリングパルス線CPL、読み出しゲート線RGL、カップリング容量Css、プリチャージTFT6、増幅TFT9、読み出しTFT12、補償TFT13、電源切替TFT14、を備えている。また、センサ回路12の外部において、プリチャージ線選択TFT15がプリチャージ線PRLと接続し、読み出し線選択TFT16が読み出し線ROLと接続して設けられている。
検知電極7は、接触体(誘電体)の有無による検知容量の変化を検出する。プリチャージ線PRLは、検知電極7にプリチャージ電圧を供給する。読み出し線ROLは、検知電極7の電圧を取り出す。プリチャージゲート線PGL、カップリングパルス線CPL、読み出しゲート線RGLは、センサ回路12の動作を駆動するための信号を供給する。
プリチャージTFT6は、プリチャージ電圧を検知電極7へ書き込み、かつ保持するためのスイッチである。カップリング容量Cssは、検知電極7に検知容量の変化による電圧差を生じさせる。増幅TFT9は、検知電極7に生じた電圧を増幅するためのスイッチである。読み出しTFT12は、増幅された電圧を読み出し線ROLへ出力し、かつ保持するためのスイッチである。補償TFT13は、プリチャージ電圧を検知電極7に供給するための経路を断続するスイッチである。電源切替TFT14は、カップリングパルス線CPLからの信号を増幅TFT9に供給するための経路を断続するスイッチである。
プリチャージ線PRL、および、読み出し線ROLは信号線SLと共通の配線を用いている。なお、センサ回路12は複数の画素PXに対して1つ配置されるため、信号線SLの一部が共用されることになる。
プリチャージTFT6は例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極がプリチャージゲート線PGLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極がプリチャージ線PRLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極が検知電極7と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
増幅TFT9は例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極が検知電極7と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極が電源切替TFT14のドレイン電極と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極が読み出しTFT12のソース電極と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
読み出しTFT12は例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極が読み出しゲート線RGLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極が増幅TFT9のドレイン電極と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極が読み出し線ROLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
補償TFT13は例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極がプリチャージゲート線PGLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極が増幅TFT9のドレイン電極と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極が検知電極7と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
電源切替TFT14は例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極が読み出しゲート線RGLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極がカップリングパルス線CPLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極が増幅TFTのソース電極と電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
プリチャージ線選択TFT15は、例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極がプリチャージ選択線PSELと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極が電圧源PPSと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極がプリチャージ線PRLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
読み出し線選択TFT16は、例えばp型の薄膜トランジスタであって、ゲート電極が読み出し選択線RSELと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ソース電極が電圧源PPSと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)、ドレイン電極が読み出し線ROLと電気的に接続され(あるいは一体に構成され)ている。
図4は、第1の実施形態に係る表示装置1の駆動方法の一例を説明するためのタイミングチャートである。
電圧源PPSからは、最初に初期化電圧が供給され、続いてプリチャージ電圧が供給される。ここで、初期化電圧はプリチャージ電圧よりも低い電圧である。
電圧源PPSから初期化電圧が供給される状態において、プリチャージゲート線PGLに駆動信号であるプリチャージゲート信号PGが出力される。読み出しゲート線RGLに駆動信号である読み出しゲート信号RGが出力される。プリチャージ選択線PSELには、駆動信号であるプリチャージ線選択信号PSEが出力される。読み出し選択線RSELには、駆動信号である読み出し線選択信号RSEが出力される。
[タイミングT1での動作]
プリチャージ線選択信号PSE、読み出し線選択信号RSEがオンレベル(ローレベル)のタイミングでそれぞれプリチャージ線選択TFT15、読み出し線選択TFT16がオンとなり、それぞれプリチャージ線PRL、読み出し線ROLに電圧源PPSより初期化電圧が付与される。
読み出しゲート信号RGがオンレベル(ローレベル)のタイミングで読み出しゲート線RGLに接続する読み出しTFT12及び電源切替TFT14がオンとなる。またプリチャージゲート信号PGがオンレベル(ローレベル)のタイミングでプリチャージゲート線PGLに接続する、補償TFT13及びプリチャージTFT6がオンとなる。
この結果、読み出し線ROLに付与された初期化電圧が読み出しTFT12及び補償TFT13を介して検知電極7に付与される。ここで、初期化電圧は通常のプリチャージ電圧よりもレベルの低い電圧である。そのため、検知電極7の電位も低くなり、増幅TFT9がオンする。その結果、プリチャージ線PRLに付与された初期化電圧がプリチャージTFT6及び増幅TFT9を介して検知電極7に付与される。
なお、電源切替TFT14がオンすることにより、電源切替TFT14のドレイン電極(プリチャージTFT6のドレイン電極)側で、初期化電圧とカップリングパルス信号CPの高電圧とがともに入力されることになる。このため、検知電極7の電圧は初期化電圧よりも高くなるが、増幅TFT9の特性を選定することで、増幅TFT9をオンとすることができる。
このように、初期化電圧を付与するのは検知電極7の電位を十分に低くして増幅TFT9を確実にオンさせるためである。また読み出し線ROLを介して初期化電圧を付与するのは、読み出し線ROLとプリチャージ線PRLとを併用することによって配線の抵抗を低減して確実に検知電極7の電位を低く設定するためである。
[タイミングT2での動作]
読み出しゲート信号RG、読み出し線選択信号RSEをオフレベルとする。これによって、読み出し線ROLを介した初期化電圧の供給は停止する。また、電源切替TFT14もオフとなる。従って、プリチャージ線PRLを介した初期化電圧の供給が継続する。
この状態において、補償TFT13がオンされているため、増幅TFT9のゲートとドレインとが電気的に接続された状態となる。そのため、ゲート電極の電圧は、増幅TFT9の閾値電圧のバラツキを反映した電圧となっている。
[タイミングT3での動作]
カップリングパルス線CPLに供給するカップリングパルス信号CPの電位を低く設定する。このカップリングパルス信号CPは、カップリング容量Cssの一端に付与され、その結果検知電極7の電位が引き下げられる。従って、後述する接触体の有無による検知電極7の電位の変動を大きくすることができる。
[タイミングT4での動作]
電圧源PPSから供給される電圧がプリチャージ電圧に変更される。プリチャージ電圧は、プリチャージ線PRL、プリチャージTFT6、増幅TFT9、補償TFT13を介して検知電極7に付与される。この結果、検知電極7の電位は初期化電圧印加時よりも上昇する。なお、上述したように、増幅TFT9のゲート電極の電圧は、増幅TFT9の閾値電圧のバラツキを反映した電圧となっている。
[タイミングT5での動作]
プリチャージゲート信号PG、プリチャージ線選択信号PSEをオフレベル(ハイレベル)とする。この結果、検知電極7はフローティング状態となり、接触体(指10)の有無に依存して、検知容量Cfを介した検知電極7の電位が変動する。
[タイミングT6での動作]
カップリングパルス線CPLに供給するカップリングパルス信号CPの電位を高く設定する。このカップリングパルス信号CPは、カップリング容量Cssの一端に付与され、その結果検知電極7の電位が引き上げられる。図4の検知電極電圧で示すように検知電極電位(指なし)と、検知電極電位(指あり)との間に電圧差を生じさせることができる。
[タイミングT7での動作]
読出しゲート線RGLに供給する電源切替ゲート信号PWをオンレベル(ローレベル)とする。電源切替TFT14がオンとなり、カップリングパルス線CPLに供給されたカップリングパルス信号CPが電源切替TFT14を介して増幅TFT9のソース電極に入力する。上述のように、増幅TFT9の動作点(増幅度)は、検知電極7の電圧によって変動する。従って、増幅TFT9のドレイン電極からは接触体(指10)の有無を表す増幅された電圧が出力する。
また、タイミングT7では、読み出しゲート信号RGをオンレベル(ローレベル)とする。これによって増幅TFT9からの検知信号が読み出しTFT12を介して読み出し線ROLに出力される。読出し線ROLに出力される電圧波形はこの電圧変動を示したものであり、出力電圧(指あり)と出力電圧(指なし)との間には電圧差が生じる。
そこで、読み出しゲート線PGLがオンしてからの出力期間経過時(例えば、タイミングT8)での出力電圧(指あり)と出力電圧(指なし)との出力電圧差を検出することにより指先やペン先等が接触している位置を検出することが可能となる。
以上説明した駆動方法によれば次のような効果を奏する。
本実施の形態では、プリチャージ期間において、増幅TFT9のドレイン電極を補償TFT13を介して検知電極7と接続する構成としている。このように構成することによって、プリチャ−ジ電圧書き込み時に増幅TFT9の閾値電圧分だけオフセットをかけることができるため、増幅TFT9の最適動作点が閾値電圧ばらつきの影響を受けないようすることができ、その結果高い読み取り性能を実現することが可能となる。
また、従来の画像読取装置の駆動方法では、センサ動作期間が開始してすぐにプリチャ−ジ電圧を印加していた。これに対し、本駆動方法では、プリチャ−ジ用TFT6を介して検知電極7にプリチャ−ジ電圧を印加する前に読み出し線ROLを介して検知電極7に初期化電圧を印加している点が異なる。このように駆動することによって、プリチャ−ジ電圧を印加する前に検知電極7の電圧をなるべく低く設定することができるため、プリチャ−ジ電圧をより印加しやすくすることが可能となる。
さらに、プリチャ−ジTFT6を介して検知電極7にプリチャ−ジ電圧を印加する前に読み出し線ROLを介して検知電極7に初期化電圧を印加し、かつ同時にプリチャ−ジ線PRLにも初期化電圧を印加することにより、プリチャ−ジ電圧をより一段と印加しやすくすることが可能となる。
続いて、センサ動作により、液晶表示に不良が発生する原因について説明する。
図5は、従来の表示装置の構造を模式的に示す図である。図5(1)は、表示装置をアレイ基板10側から見た平面図であり、図5(2)は、矢視ABに沿う断面図である。
図5(1)では、左右方向が信号線SLが延在する方向を表し、上下方向がゲート線GLが延在する方向を表している。ある行の表示電極PEと隣接する行の表示電極PEの間に検知電極7が設けられている。そして、上下方向にカップリングパルス電極(線)CPLが配設されている。表示電極PEの裏面には図示されていない対向電極CEが設けられている。表示電極PE間には遮光体BM(Black Matrix)が配設されて、検知電極7、カップリングパルス電極CPLなどのセンサ回路12を遮蔽している。
ここで、上述のセンサ回路12の説明に記載したカップリングパルス線CPLは、実際には図5に示すように所定の幅を持った電極である。従って、以下の説明では同一の参照番号を付して、適宜、カップリングパルス電極CPLまたはカップリングパルス線CPLと表記する。他の信号線についても同様である。
図5(2)では、カラーフィルタCFを明示するとともに、それぞれの電極間に存在する寄生容量を記載している。
上述のように、液晶表示駆動のない期間(ブランキング期間)に、カップリングパルス線CPLの電圧を変化させることで、カップリング容量Cssにより検知電極7の電圧が変化する。即ち、指の有無により、検知電極7と指間の指容量Cfが変化するため、検知電極7の電圧が変化する。
一方、カップリングパルス電極CPLと表示電極7との間には寄生容量Cpcが存在する。そのため、カップリングパルス電極CPLの電圧が変化すると、それに伴って表示電極PEの電圧も変化する。これが、表示不良が発生する原因である。
図6は、第1の実施の形態の表示装置の構造を模式的に示す図である。図6(1)は、表示装置をアレイ基板10側から見た平面図であり、図6(2)は、矢視ABに沿う断面図である。
図6に示すように、第1の実施の形態では、シールド電極SHEを表示電極PEとカップリングパルス電極CPLとの間に設けている点が従来の表示装置と異なっている。ここで、カップリングパルス電極CPLの幅が従来と比べて狭く表示されているが、図6は模式図であり、カップリングパルス電極CPLの幅は従来と同じである。
図7は、第1の実施の形態の表示装置の断面構造とセンサ回路12との対応を示す図である。シールド電極SHEは、固定電位(例えば、共通電圧Vcom)に接続されている。
シールド電極SHEを設けることで、シールド電極SHEとカップリングパルス電極CPLとの間に寄生容量Cscが生じ、シールド電極SHEと表示電極PEとの間に寄生容量Cspが生じる。また、シールド電極SHEを設けることで、カップリングパルス電極CPLと表示電極PEとの間の寄生容量Cpcはほとんど0近くの値にまで低下する。従って、カップリングパルス電極7の電圧変化に伴う表示電極PEの電圧変化を低減することができる。更に、シールド電極SHEは、固定電位となっているため、表示電極PEの電位は安定する。
従って、センサ動作による液晶表示の不良発生を低減(防止)することができる。
[第2の実施の形態]
図8は、第2の実施の形態の表示装置の構造を模式的に示す図である。図8(1)は、表示装置をアレイ基板10側から見た平面図であり、図8(2)は、矢視ABに沿う断面図である。第1の実施の形態と同一の部位は同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
図8に示すように、第2の実施の形態では、対向電極CEの大きさが異なっている点が第1の実施の形態と異なっている。なお、カップリングパルス電極CPLの幅が従来と比べて狭く表示されているが、図6は模式図であり、カップリングパルス電極CPLの幅は従来と同じである。
ここで、表示電極PEの端部と対向電極CEの端部との最短距離をd、カップリングパルス電極CPLの端部と対向電極CEの端部との最短距離をeとすると、式(1)の関係が成立する。
d ≧ 3×e ・・・式(1)
この式(1)の関係は、断面図における表示電極PEと対向電極CEとの最短距離c、平面図における表示電極PEと対向電極CEとの最短距離a、平面図におけるカップリングパルス電極CPLと対向電極CEとの最短距離bとを用いて式(2)で表わされる。
≧ 9×b + 8×c ・・・式(2)
図9は、第2の実施の形態の表示装置の断面構造とセンサ回路12との対応を示す図である。
対向電極CEとカップリングパルス電極CPLとの距離を短く設定することで、対向電極CEとカップリングパルス電極CPLとの間に寄生容量Csoが生じる。また、対向電極CEは、シールド電極SHEと同様の働きをするため、上述の式(1)、式(2)の関係を充足することによってカップリングパルス電極CPLと表示電極PEとの間の寄生容量Cpcは、従来の構成に比して10%程度にまで減少する。従って、カップリングパルス電極7の電圧変化に伴う表示電極PEの電圧変化を低減することができる。更に、シールド電極SHEは、固定電位となっているため、カップリングパルス電極7の電圧変化によっても電位は変動せず表示電極PEの電位は安定する。
従って、センサ動作による液晶表示の不良発生を低減(防止)することができる。また、第1の実施の形態と比較して、シールド電極SHEを用いないため、表示の開口率を増加することができる。
なお、センサ回路は上述の実施の形態の構成に限定されない。誘電体との間の容量結合の強弱を読み取ることのできる構成であれば良い。
[本実施の形態のバリエーション]
上述の実施の形態は、種々のバリエーションの形態として構成することができる。
(1)上述の実施の形態においては、それぞれのTFTはp型の薄膜トランジスタを用いて構成したが、n型の薄膜トランジスタを用いて構成しても良い。
(2)上述の実施の形態においては、アクティブ型のセンサ回路を有するタッチパネルについて説明したが、アクティブ型のセンサ回路は上述の構成に限られない。またパッシブ型のセンサ回路を有するタッチパネルについても同様に適用することができる。
(3)上記実施形態に係る表示装置1は、TN(Twisted Nematic)モード、IPSモード、OCB(Optically Compensated Bend)モード等の表示モードを採用する液晶表示装置であってもよい。
(4)上記実施形態に係る表示装置は、カラー表示タイプ、白黒表示タイプの表示装置にも適用可能である。
(5)カップリングパルスはゲート線GLから供給しなくても良く、例えば信号線SLと並行した配線を追加してカップリングパルス線としても良い。
(6)なお、タイミングコントローラTCONは、回路基板60に設けられる態様に限られず、外部に設けられても良く、TFT基板上に設けられても良い。
(7)増幅TFT9は、実施の形態に限られず増幅器(アンプ)を用いて構成しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
PNL…液晶表示パネル、DYP…表示部、YD…走査線駆動回路、XD…信号線駆動回路、PGL…保護ガラス、GL…ゲート線、SL…信号線、PX…液晶画素、CPL…カップリングパルス線、PGL…プリチャージゲート線、RG…ゲート線、PRL…プリチャージ線、ROL…読み出し線、TCON…タイミングコントローラ、RGL…ゲート線、PSEL…プリチャージ選択線、PPS…電圧源、RSEL…選択線、PGL…ゲート線、6…プリチャージTFT、7…検知電極、Css…カップリング容量、9…増幅TFT、12…センサ回路、13…補償TFT、14…電源切替TFT、15…プリチャージ線選択TFT、16…読出線選択TFT。

Claims (9)

  1. マトリクス状に配置された液晶層を挟持する対向電極と表示電極とからなる画素を有する画素回路と、
    前記複数の画素回路の行間に配置されて誘電体との間の容量結合の強弱を読み取る複数のセンサ回路と、
    前記複数の画素回路の行方向に沿って延線された前記センサ回路を駆動する複数の駆動信号線と、
    固定電位に電気的に接続され且つ特定の駆動信号線と前記画素回路との間に設けられて前記特定の駆動信号線の電圧変化による寄生容量を介した前記表示電極の電圧変化を低減するシールド電極とを有し、
    前記複数の駆動信号線は、プリチャージゲート線、カップリングパルス線、読出しゲート線を有し、
    前記センサ回路は、
    誘電体との間で容量を形成する検知電極と、
    前記検知電極に電圧を付与するプリチャージ線と、
    前記検知電極から検知信号を読み出す読出し線と、
    ソース・ドレインの一方の電極がプリチャージ線に接続し、ゲート電極がプリチャージゲート線に接続するプリチャージトランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極がプリチャージトランジスタの他方の電極に接続し、ゲート電極が前記検知電極に接続する増幅トランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの他方の電極に接続し、他方の電極が読出し線に接続し、ゲート電極が読出しゲート線に接続する読出しトランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの他方の電極に接続し、他方の電極が前記検知電極に接続し、ゲート電極がプリチャージゲート線に接続する補償トランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの一方の電極に接続し、他方の電極がカップリングパルス線に接続し、ゲート電極が読出しゲート線に接続する電源切替トランジスタと、を備えた表示装置。
  2. 前記センサ回路のそれぞれのトランジスタを制御する制御部を更に有し、
    前記制御部は、前記検知電極に電圧を付与するプリチャージ期間と、誘電体との接触有無により検知電極に生じた電圧を前記読出し線を介して読み出す読出期間とを具備するように制御する、請求項に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、
    前記プリチャージ期間において、
    前記プリチャージ線と読出し線とを介してプリチャージ電圧よりも低い初期化電圧を前記検知電極に付与した後、前記プリチャージ線を介してプリチャージ電圧を前記検知電極に付与するように制御する請求項に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、
    前記プリチャージ期間において、
    前記増幅トランジスタの他方の電極と前記検知電極とが電気的に接続するように前記補償トランジスタを制御する、請求項に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、
    前記読出期間において、
    前記プリチャージトランジスタ及び補償トランジスタそれぞれのソース・ドレイン電極間の電気的な接続を遮断し、前記電源切替トランジスタ及び読出しトランジスタそれぞれのソース・ドレイン電極間の電気的な接続を導通するように制御する、請求項に記載の表示装置。
  6. マトリクス状に配置された液晶層を挟持する対向電極と表示電極とからなる画素を有する画素回路と、
    前記複数の画素回路の行間に配置されて誘電体との間の容量結合の強弱を読み取る複数のセンサ回路と、
    前記複数の画素回路の行方向に沿って延線された前記センサ回路を駆動する複数の駆動信号線と、
    固定電位に電気的に接続されて、特定の駆動信号線の電圧変化による寄生容量を介した前記表示電極の電圧変化を低減するシールド電極とを有し、
    前記対向電極のサイズは、列方向に前記表示電極よりも長く形成され、
    前記表示装置の平面図における前記表示電極と対向電極との列方向の最短距離a、前記表示装置の平面図における前記対向電極と前記特定の駆動信号線との列方向の最短距離b、及び前記対向電極と表示電極との最短距離cの間に下記関係を有する表示装置。
    ≧ 9×b + 8×c
  7. 前記複数の駆動信号線は、プリチャージゲート線、カップリングパルス線、読出しゲート線を有し、
    前記センサ回路は、
    誘電体との間で容量を形成する検知電極と、
    前記検知電極に電圧を付与するプリチャージ線と、
    前記検知電極から検知信号を読み出す読出し線と、
    ソース・ドレインの一方の電極がプリチャージ線に接続し、ゲート電極がプリチャージゲート線に接続するプリチャージトランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極がプリチャージトランジスタの他方の電極に接続し、ゲート電極が前記検知電極に接続する増幅トランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの他方の電極に接続し、他方の電極が読出し線に接続し、ゲート電極が読出しゲート線に接続する読出しトランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの他方の電極に接続し、他方の電極が前記検知電極に接続し、ゲート電極がプリチャージゲート線に接続する補償トランジスタと、
    ソース・ドレインの一方の電極が増幅トランジスタの一方の電極に接続し、他方の電極がカップリングパルス線に接続し、ゲート電極が読出しゲート線に接続する電源切替トランジスタと、を備えた請求項に記載の表示装置。
  8. 前記センサ回路のそれぞれのトランジスタを制御する制御部を更に有し、
    前記制御部は、前記検知電極に電圧を付与するプリチャージ期間と、誘電体との接触有無により検知電極に生じた電圧を前記読出し線を介して読み出す読出期間とを具備するように制御する、請求項に記載の表示装置。
  9. 前記制御部は、
    前記プリチャージ期間において、
    前記プリチャージ線と読出し線とを介してプリチャージ電圧よりも低い初期化電圧を前記検知電極に付与した後、前記プリチャージ線を介してプリチャージ電圧を前記検知電極に付与するように制御する請求項に記載の表示装置。
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