JP5925975B2 - 培養器搬送システム、培養器保管庫、アイソレータシステム - Google Patents
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Description
[第1実施形態]
===アイソレータシステム===
以下、図1を参照して、本実施形態におけるアイソレータシステムについて説明する。図1は、本実施形態にかかるアイソレータシステムを示す正面図である。尚、Z軸は、アイソレータシステム110が立設する垂直方向に沿う軸であり、下側から上側に向かう方向を+Zとし、上側から下側に向かう方向を−Zとする。X軸は、搬送器本体2とアイソレータ1とが隣り合う方向に沿う軸であり、搬送器本体2からアイソレータ1に向かう方向を+Xとし、アイソレータ1から搬送器本体2に向かう方向を−Xとする。Y軸は、X軸及びZ軸に対して直交する軸であり、アイソレータ1の扉11からY軸における扉11とは反対側の背板14に向かう方向を+Yとし、背板14から扉11に向かう方向を−Yとする。
===アイソレータ===
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態におけるアイソレータについて説明する。図2は、本実施形態におけるアイソレータを示す断面図である。図2は、図1のA1―A2断面から+X側へ向かって見た断面図である。
===搬送器本体===
以下、図1、図3乃至図6を参照して、本実施形態における搬送器本体について説明する。図3は、本実施形態における搬送器本体を示す斜視図である。図4は、本実施形態における搬送器本体を示す透視図である。尚、図4は、搬送器本体2の外形を破線で示しており、搬送器本体2の内部を実線で示している。載置台214の一部及び読取装置215は見えない状態となっているが、説明の便宜上、破線で示されている。図5は、本実施形態における搬送器本体とチャンバーとを示す断面図である。図6は、本実施形態における接続開口側に培養器が搬送された状態の搬送器本体とチャンバーとを示す断面図である。尚、図5及び図6は、図4の収容室21よりも−Y側のXZ平面に平行な断面から+Y側へ向かって見た搬送器本体2とチャンバー10とを示している。図5及び図6の培養器5は、説明の便宜上、培養器5の中央を通り且つXZ平面に平行な断面から+Y方向へ向かって見た断面図として示されている。又、図5は、扉182が閉じている状態のチャンバー10を示している。図6は、扉182が開いている状態を示しているが、説明の便宜上、扉182は省略されている。
=収容室=
収容室21乃至26は、水平方向(Y軸)において3個ずつ並ぶように設けられており、垂直方向において2個ずつ並ぶように設けられている。尚、搬送器本体2に設けられている収容室は、6個より少ない個数だけ設けられていることとしてもよいし、6個より多い個数だけ設けられていることとしてもよい。又、収容室は、垂直方向及び水平方向において並んでいなくてもよい。
=搬送室=
搬送室27は、搬送器本体2の内部に設けられ、搬送器本体2の外部から隔離されている。搬送室27は、収容室21乃至26と第1開口としての接続開口281とを繋いでいる。搬送室27には、搬送装置9、載置台283、シール部材282が設けられている。
=搬送装置=
<搬送装置の構成>
搬送装置9は、収容室21乃至26に収容されている培養器5を載置台283上に搬送したり、載置台283に載置されている培養器5を収容室21乃至26に搬送したりする装置である。更に、搬送装置9は、載置台283に載置されている培養器5をパッキン282に対して押し付けたりもする。
<搬送装置の動作>
収容室21に収容されている培養器5が載置台283上に搬送される場合、搬送テーブル96が収容室21と対向し、且つ、Z軸方向において載置台214と底板311との間となる位置に移動するように第1モータ92A、第2モータ97Aが制御される。この後、搬送テーブル96が収容室21側(−X)に移動するように第3モータ95Aが制御される。この制御により、搬送テーブル96は、Z軸方向において切欠き部214Aを介して培養器5の下側に設けられることになる。搬送テーブル96が上側に移動するように第2モータ97Aが制御される。この制御により、搬送テーブル96に培養器5が載置され、培養器5を搬送することが可能になる。この後、搬送テーブル96は、培養器5が載置台283に載置されるように適宜移動される。
===保管庫本体===
以下、図1、図7を参照して、本実施形態における保管庫本体について説明する。図7は、本実施形態における保管庫本体を示す斜視図である。尚、保管室41の内部及び読取装置416は、見えない状態となっているが、説明の便宜上破線で示されている。
=保管室=
保管室41乃至46は、水平方向(Y軸)において3個ずつ並ぶように設けられており、垂直方向(Z軸)において2個ずつ並ぶように設けられている。尚、保管庫本体4に設けられている保管室は、6個より少ない個数だけ設けられていることとしてもよいし、6個より多い個数だけ設けられていることとしてもよい。又、保管室は、垂直方向及び水平方向において並んでいなくてもよい。
===培養器===
以下、図8及び図9を参照して、本実施形態における培養器について説明する。図8は、本実施形態における培養器を示す斜視図である。図9は、本実施形態における蓋が取り外された状態の培養器を示す斜視図である。
===気体循環回路===
以下、図10及び図11を参照して、本実施形態における気体循環回路について説明する。図10は、本実施形態における第2気体循環回路を示す図である。図11は、本実施形態における第1気体循環回路を示す図である。
=第2気体循環回路=
第2気体循環回路6は、収容室21乃至26に収容されている培養器5に対して、気体の給気及び排気を行う回路である。尚、第2気体循環回路6が収容室21乃至26毎に設けられており、各収容室に収容されている培養器5は、別個に気体の給排気が行われることとしてもよい。又、第2気体循環回路6が収容室21乃至26のうちの所定の組み合わせ毎に設けられており、各組み合わせの収容室に収容されている培養器5は、別個に気体の給排気が行われることとしてもよい。又、第2気体循環回路6が1個だけ設けられており、各収容室に収容されている培養器5は、一体的に気体の吸排気が行われることとしてもよい。
=第1気体循環回路=
第1気体循環回路7は、収容室21乃至26に対して、気体の給気及び排気を行う回路である。尚、第1気体循環回路7は、第2気体循環回路6と同様に、各収容室に設けられていることとしてもよいし、各組み合わせに毎に設けられていることとしてもよいし、1個だけ設けられていることとしてもよい。
===制御装置===
以下、図12乃至図14を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図12は、本実施形態における制御装置のハードを示すブロック図である。図13は、本実施形態における制御装置を示すブロック図である。図14は、本実施形態における培養器情報を示す図である。
===第1制御部===
以下、図10及び図11を参照して、本実施形態における第1制御部について説明する。
=培養室の除染=
第1制御部38は、気体が配管61を介して、電磁弁V1、第1ポンプP1、培養室53B、第2ポンプP2、電磁弁V2、環境装置662の順に循環するように、電磁弁V1、V2、第1ポンプP1、第2ポンプP2を制御する。更に、第1制御部38は、滅菌ガス発生装置661から滅菌ガスを発生させる。この際、滅菌ガスが培養室53Bを含む環状の回路を循環して、培養室53Bが除染される。
=培養室の室温、湿度及び二酸化炭素濃度を調整=
第1制御部38は、前述したように、気体が循環するように制御する。更に、第1制御部38は、環境装置662を制御して、環境装置662を通過する気体の温度、湿度、二酸化炭素濃度を調整する。環境装置662によって調整された気体が培養室53Bに供給されるので、培養室53Bの室温、湿度及び二酸化炭素濃度が調整されることになる。
=各モード=
第1制御部38は、各室のうちの何れか1つの環境を制御するモード、各室のうちの選択された複数の環境を同時に制御するモードを有することとする。つまり、例えば、第1制御部38は、作業室17の環境のみを制御するモード、搬送室27の環境のみを制御するモード、作業室17及び搬送室27の両方の環境を制御するモード等を有することになる。
===アイソレータシステムの動作===
以下、図4乃至図7、図15乃至図18を参照して、本実施形態におけるアイソレータシステムの動作について説明する。図15は、本実施形態における培養器が保管室から取り出される場合の動作を示すフローチャートである。図16は、本実施形態における培養器が収容室に収容される場合の動作を示すフローチャートである。図17は、本実施形態における培養器が収容室から接続開口側へ搬送される場合の動作を示すフローチャートである。図18は、本実施形態における培養器が接続開口側から収容室へ搬送される場合の動作を示すフローチャートである。
<培養器5が保管室41から取り出される場合の動作>
作業者が識別情報Dを入力する。制御装置3は、識別情報Dを受け付けた(ステップS1)後、培養器情報T1において識別情報Dの照合を行う(ステップS2)。制御装置3は、識別情報Dに対応する保管室41の扉411のロックを解除し、保管室41を示す情報を表示装置34に表示する(ステップS3)。
<培養器5が収容室21に収容される場合の動作>
作業者が収容室21を示す情報を入力する。制御装置3は、収容室21を示す情報を受け付けた(ステップS11)後、培養器情報T1において収容室21を示す情報の照合を行う(ステップS12)。例えば、制御装置3は、収容室21に培養器5が収容されているか否かを判断し、既に収容されている場合、表示装置34に警告を表示することとしてもよい。ステップS12の動作の後、制御装置3は、収容室21の扉211のロックを解除し、ロックを解除したことを示す情報を表示装置34に表示する(ステップS13)。
<培養器5が収容室22から接続開口281側へ搬送される場合の動作>
作業者が識別情報Aを入力する。制御装置3は、識別情報Aを受け付けた(ステップS21)後、扉221(図3)をロックする(ステップS22)。制御装置3は、扉226(図4)を開く(ステップS23)。制御装置3は、収容室22に収容されている培養器5が収容室22から載置台283上に搬送されるように、第1モータ92A、第2モータ97A、第3モータ95A(「各モータ」とも称する)を制御する(ステップS24)。制御装置3は、培養器5の前板53がシール部材282に押し付けられるように、各モータを制御する(ステップS25)。この後、第2制御部39は、扉226を閉じる。
<培養器5が接続開口281側から収容室22へ搬送される場合の動作>
作業者が収容室22を示す情報を入力する。制御装置3は、収容室22を示す情報を受け付けた(ステップS31)後、扉226(図4)を開く(ステップS32)。制御装置3は、培養器5が載置台283上から収容室22に搬送されるように各モータを制御する(ステップS33)。制御装置3は、扉226を閉じた(ステップS34)後、扉221のロックを解除する(ステップS35)。
[第2実施形態]
第2実施形態のアイソレータシステムは、第1実施形態のアイソレータシステム110の培養器5を培養器5Bに変更したものである。
===培養器===
以下、図19を参照して、本実施形態における培養器について説明する。図19は、本実施形態における培養器を示す斜視図である。尚、図9と同様な構成には同様な符号を付し、その説明については省略する。
[第3実施形態]
第3実施形態のアイソレータシステムは、第1実施形態のアイソレータシステム110の培養器5、搬送器本体2を夫々、培養器8、搬送器本体2Bに変更したものである。
===搬送器本体、培養器===
以下、図20乃至図22を参照して、本実施形態における搬送器本体、培養器について説明する。図20は、本実施形態における蓋が取り外された状態の培養器を示す斜視図である。図21は、本実施形態における培養器を示す斜視図である。図22は、本実施形態における搬送器本体を示す透視図である。
[まとめ]
前述したように、アイソレータシステム110又は培養器搬送システムは、搬送器本体2、複数の培養器5、搬送装置9、第1制御部38、第2気体循環回路6を有する。アイソレータシステム110又は培養器搬送システムは、搬送器本体2、複数の収容室21乃至26、外部機器としての例えばアイソレータ1に気密性を有して接続される第1開口としての接続開口281と、複数の収容室21乃至26と接続開口281とを繋ぐ搬送室27と、を区画している。複数の培養器5は、複数の収容室21乃至26に着脱可能に収容される。搬送装置9は、収容室21乃至26に収容されている複数の培養器5の一つを収容室から接続開口281側へ搬送する。第1制御部38、第2気体循環回路6を含む環境制御装置は、収容室21乃至26に収容されているそれぞれの培養器5に対して給気及び排気をして、複数の培養器5の内部環境を個々に制御する。従って、収容室21乃至26からアイソレータ1に接続されている接続開口281側へ培養器5を搬送することができる。つまり、被培養体を培養器5単位で搬送することができる。又、培養室53B毎に環境を制御することが可能で使い勝手のよいアイソレータシステム110又は培養器搬送システムを提供することができる。
2、2B 搬送器本体
3 制御装置
4 保管庫本体
5、5B、8 培養器
9 搬送装置
21、22、23、24、25、26 収容室
27 搬送室
41、42、43、44、45、46 保管室
110 アイソレータシステム
215、416 読取装置
281 接続開口
551 タグ
Claims (18)
- 複数の収容室と、外部機器に接続される第1開口と、前記複数の収容室と前記第1開口とを繋ぐ搬送室と、を区画する搬送器本体と、
前記複数の収容室に着脱可能に収容される複数の培養器と、
前記複数の培養器の一つを前記収容室から前記第1開口へ搬送する搬送装置と、
それぞれの培養器に対して給気及び排気をして前記複数の培養器の内部環境を個々に制御する環境制御装置と、を備える、
培養器搬送システム。 - 前記搬送室内に滅菌物質を供給する滅菌装置を備える、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - 前記搬送室内の気体を前記搬送室外に排気する空調装置と、
前記搬送室外に排気された気体が通過する排気通路に設けられ、前記滅菌物質を分解する触媒と、を備える、
請求項2に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの収容室内に滅菌物質を供給する滅菌装置を備える、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの収容室内の気体を収容室外に排気する空調装置と、
収容室外に排気された気体が通過する排気通路に設けられ、前記滅菌物質を分解する触媒と、を備える、
請求項4に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの培養器内に滅菌物質を供給する滅菌装置を備える、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの培養器内の気体を培養器外に排気する空調装置と、
培養器外に排気された気体が通過する排気通路に設けられ、前記滅菌物質を分解する触媒と、を備える、
請求項6に記載の培養器搬送システム。 - 前記複数の培養器を保管する複数の保管室を区画する保管庫本体を備える、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - 前記複数の培養器は、外部から着脱可能であり、前記複数の培養器が外部から着脱される方向は、前記複数の培養器が前記搬送装置により着脱される方向と同じ方向である、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - 前記複数の培養器が外部から装着される向きは、前記複数の培養器が前記搬送装置により装着される向きと反対向きであり、
前記複数の培養器が外部から取り外される向きは、前記複数の培養器が前記搬送装置により取り外される向きと反対向きである、
請求項9に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの収容室は、前記培養器に対して給気及び排気を行うための第1ポートを有し、
それぞれの培養器は、前記第1ポートに接続される第2ポートを有し、
前記複数の培養器の一つが前記複数の収容室の一つに装着されると、前記第1ポートと前記第2ポートとが接続する、
請求項9に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの収容室は、外部から前記培養器を着脱するために前記収容室を開閉する第1扉を有し、
前記第1ポートは、前記第1扉の内側に設けられ、
前記第2ポートは、前記培養器において前記第1扉側に設けられ、
前記第1扉を閉じることで、前記第1ポートと前記第2ポートとが接続される、
請求項11に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの収容室は、外部から前記培養器を着脱するために前記収容室を開閉する第1扉を有し、
それぞれの培養器は、外部機器から培養物の搬入及び搬出のために前記培養器を開閉する第2扉を有し、
前記第1扉を開く向きと前記第2扉を開く向きとは、反対向きである、
請求項10に記載の培養器搬送システム。 - 前記複数の培養器を保管する複数の保管室を区画する保管庫本体を備える、
請求項9に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの培養器は、前記外部機器から培養物を搬入及び搬出のための第2開口を有し、
前記第1開口は、前記培養器の外周より小さく、かつ、前記第2開口より大きく形成され、
前記培養器は、前記搬送装置によって前記第1開口の周囲に押し付けられるように固定され、かつ、前記外部機器側から見て前記第2開口が前記第1開口の内側に位置するように配置され、
さらに、前記培養器と前記第1開口の周囲との間にシール部材が設けられることによって、前記培養器と前記外部機器とが気密性を有して接続される、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - それぞれの培養器は、個体識別情報を有し、
それぞれの収容室は、前記個体識別情報を読み取る読取部を有する、
請求項1に記載の培養器搬送システム。 - 複数の保管室を区画する保管庫本体と、
前記複数の保管室に着脱可能に収容される複数の培養器と、
それぞれの培養器に対して給気及び排気をして前記複数の培養器の内部環境を個々に制御する環境制御装置と、を備え、
それぞれの保管室は、外部から前記培養器を着脱するために前記保管室を開閉する第1扉と、前記培養器に対して給気及び排気を行うために前記第1扉の内側に設けられた第1ポートと、を有し、
それぞれの培養器は、前記培養器における前記第1扉側に設けられた第2ポートを有し、
前記第1ポートと前記第2ポートとは、前記第1扉が開状態では接続されておらず、前記第1扉が閉状態で接続される、
培養器保管庫。 - 外部から隔離され、グローブを介して内部で作業が行われるアイソレータと、
複数の収容室と、前記アイソレータに接続される接続開口と、前記複数の収容室と前記接続開口とを繋ぐ搬送室と、を区画する搬送器本体と、
前記複数の収容室に着脱可能に収容される複数の培養器と、
前記複数の培養器の一つを前記収容室から前記接続開口へ搬送する搬送装置と、
それぞれの培養器に対して給気及び排気をして前記複数の培養器の内部環境を個々に制御する環境制御装置と、を備える、
アイソレータシステム。
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