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JP5934898B2 - 圧縮機 - Google Patents
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本発明は、冷暖房空調装置や冷蔵庫等の冷却装置、あるいはヒートポンプ式の給湯装置等に用いられる圧縮機に関するものである。
従来、圧縮機は、ケーシング内に圧縮機構部とそれを駆動する電動機部を備えており、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスを圧縮機構部で高温高圧に圧縮し、圧縮した冷媒ガスは、電動機の周囲を流れ、その後、ケーシングに設けられた吐出管から冷凍サイクルへ吐出される(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の圧縮機を示すものである。図7に示すように、圧縮機構部1から吐出室2に吐出されたガスは圧縮機構連通路3を通って電動機空間4を経由してケーシング5外部に吐出されている。
特開2001−280252号公報
しかしながら、前記従来の構成では、圧縮機構部から吐出される高温のガスを電動機部に流すため、電動機部の温度が上昇し、モータ効率が低下するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電動機の加熱を防ぎモータ効率を向上させることで、高効率な圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は、内部が吐出圧力雰囲気になるケーシング内に、圧縮機構部と、前記圧縮機構部をクランクシャフトを介して駆動するための電動機を備え、前記圧縮機構部で圧縮した冷媒ガスを前記ケーシング外部へ吐出する吐出管が接続された吐出空間を前記ケーシング内に設け、前記電動機が設けられた電動機空間が前記吐出空間と仕切られるように設けられた圧縮機において、前記クランクシャフトには下端に容積型のオイルポンプと、下端から上端の前記圧縮機構部まで連通して前記クランクシャフトの中心部に配置した給油通路と、前記給油通路の途中の前記電動機の回転子の上端付近にオイルを供給する給油経路と、を設け、前記給油経路を通じて、前記電動機の回転子端部に前記オイルが供給され、前記回転子の回転により、前記固定子にも前記オイルが供給される構成としたものである。
これによって、電動機は高温の吐出ガスに接触せず、さらに、オイルにより冷却されるため、電動機の加熱が抑えられる。また、回転子、固定子ともに冷却されるため電動機の加熱がより抑えられる。
本発明の圧縮機は、電動機の加熱を抑え、モータ効率の低下を抑えることができる。
本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態3におけるロータリ圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態4におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態5におけるロータリ圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態6におけるスクロール圧縮機の縦断面図 従来の圧縮機の縦断面図
第1の発明は、内部が吐出圧力雰囲気になるケーシング内に、圧縮機構部と、前記圧縮機構部をクランクシャフトを介して駆動するための電動機を備え、前記圧縮機構部で圧縮した冷媒ガスを前記ケーシング外部へ吐出する吐出管が接続された吐出空間を前記ケーシング内に設け、前記電動機が設けられた電動機空間が前記吐出空間と仕切られるように設けられた圧縮機において、前記クランクシャフトには下端に容積型のオイルポンプと、下端から上端の前記圧縮機構部まで連通して前記クランクシャフトの中心部に配置した給油通路と、前記給油通路の途中の前記電動機の回転子の上端付近にオイルを供給する給油経路と、を設け、前記給油経路を通じて、前記電動機の回転子端部に前記オイルが供給され、前記回転子の回転により、前記固定子にも前記オイルが供給される構成としたことにより、電動機は高温の吐出ガスに接触せず、さらに、オイルにより冷却されるため電動機の加熱が抑えられる。また、回転子、固定子ともに冷却されるため電動機の加熱がより抑えられる。
第2の発明は、冷媒ガスがCO2であることにより、吐出温度が高いため、電動機の冷却効果がより顕著である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。
図1において、ケーシング11外に通じた吸入管12及び固定スクロール13の外周部に吸入孔14が形成されている。圧縮機構部15の上方には圧縮機構部15によって電動機空間16と仕切られた吐出空間17が形成され、吐出空間17にはケーシング11外部へ通じる吐出管18が接続されている。電動機19の回転を圧縮機構部15に伝達するためのクランクシャフト20の下端はオイル溜まり21に達して、その下端にはクランクシャフト20により駆動される容積型のオイルポンプ22が設けられている。クランクシャフト20には下端から上端の圧縮機構部15まで連通している給油通路23が設けられ、圧縮機構部15から電動機19の固定子19aへオイルを供給する給油経路24が形成されている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが吸入孔14を通って圧縮室に導かれ、旋回スクロール25の旋回運動により圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、冷媒ガスは高温高圧になり圧縮機構部15の上部に設けられた吐出孔26から吐出される。
圧縮機構部15の上方には吐出空間17が存在し、圧縮機構部15によって圧縮機構部15の下方に位置する電動機空間16と仕切られている。圧縮機構部15とケーシング11の間には、吐出空間17で冷媒ガスから分離されたオイルを戻す経路があり、吐出空間17と電動機空間16とは均圧されている。
冷媒ガスは、吐出孔26から吐出空間17に吐出され、電動機空間16へは積極的に流れず、吐出管18を通って冷凍サイクルへと出て行く。
このため、電動機19は高温の冷媒ガスに積極的に接触することがないので加熱されずモータ効率の低下を防ぐことができる。
一方、ケーシング11下部に位置するオイル溜まり21のオイルは、クランクシャフト20の下端に設けられた容積型のオイルポンプ22によりクランクシャフト20内の給油通路23を通って圧縮機構部15に供給される。供給されたオイルの一部は圧縮機構部15を構成する主軸受部材27に設けられた給油経路24を通じて電動機19の固定子19aに供給される。このオイルは電動機19より低温であるため固定子19aは冷却されモータ効率を向上することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。
図2において、ケーシング11外に通じた吸入管12及び固定スクロール13の外周部に吸入孔14が形成されている。圧縮機構部15の下方には吐出空間17が形成され、吐出空間17は仕切り板28により電動機空間16と仕切られている。吐出空間17にはケーシング11外部へ通じる吐出管18が接続されている。電動機19の回転を圧縮機構部15に伝達するためのクランクシャフト20の下端はオイル溜まり21に達して、その下端にはクランクシャフト20により駆動される容積型のオイルポンプ22が設けられている。クランクシャフト20には下端から上端の圧縮機構部15まで連通している給油通路23が設けられ、給油通路23の途中に電動機19の固定子19aへオイルを供給する給油経路24が形成されている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが吸入孔14を通って圧縮室に導かれ、旋回スクロール25の旋回運動により圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、冷媒ガスは高温高圧になり圧縮機構部15の上部に設けられた吐出孔26から吐出される。
吐出された冷媒ガスは圧縮機構部15に形成された圧縮機構連通路29を通って、圧縮機構部15の下方に設けられた吐出空間17に導かれる。吐出空間17は仕切り板28により電動機空間16と仕切られ、仕切り板28には、ケーシング11の上部で冷媒ガスから分離されたオイルを戻すため、クランクシャフト20との隙間等の経路があり、吐出空間17と電動機空間16とは均圧されている。
冷媒ガスは電動機空間16へは積極的に流れず、吐出管18を通って冷凍サイクルへと出て行く。このため、電動機19は高温の冷媒ガスに積極的に接触することがないので加熱されずモータ効率の低下を防ぐことができる。
一方、ケーシング11下部に位置するオイル溜まり21のオイルは、クランクシャフト20の下端に設けられた容積型のオイルポンプ22によりクランクシャフト20内の給油通路23を通って圧縮機構部15に供給される。給油通路23の途中の径方向には給油経路24が形成され、クランクシャフト20の回転による遠心力により電動機19の固定子19aにオイルの一部が供給される。このオイルは電動機19より低温であるため固定子19aは冷却されモータ効率を向上することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態におけるロータリ圧縮機の縦断面図を示すものである。
図3において、ケーシング11外に通じた吸入管12及びシリンダ30の外周部に吸入孔14が形成されている。圧縮機構部15の上方には吐出空間17が形成され、吐出空間17は仕切り板28により電動機空間16と仕切られている。吐出空間17にはケーシング11外部へ通じる吐出管18が接続されている。電動機19の回転を圧縮機構部15に伝達するためのクランクシャフト20の下端はオイル溜まり21に達して、その下端にはクランクシャフト20により駆動される容積型のオイルポンプ22が設けられている。クランクシャフト20には下端から上端まで連通している給油通路23が設けられている。
以上のように構成されたロータリ圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが吸入孔14を通って圧縮室に導かれ、ピストン31の旋回運動により圧縮室の容積を減少させながら圧縮を行い、冷媒ガスは高温高圧になり圧縮機構部15の上部に設けられた吐出孔26から圧縮機構部15の上方に設けられた吐出空間17に吐出される。
吐出空間17は仕切り板28により電動機空間16と仕切られ、仕切り板28には、ケーシング11上部に供給されたオイルを戻すため、クランクシャフト20との隙間等の経路があり、吐出空間17と電動機空間16とは均圧されている。
冷媒ガスは電動機空間16へは積極的に流れず、吐出管18を通って冷凍サイクルへと出て行く。このため、電動機19は高温の冷媒ガスに積極的に接触することがないので加熱されずモータ効率の低下を防ぐことができる。
一方、ケーシング11下部に位置するオイル溜まり21のオイルは、クランクシャフト20の下端に設けられた容積型のオイルポンプ22によりクランクシャフト20内の給油通路23を通って上端まで到達し、クランクシャフト20の回転による遠心力により電動機19の固定子19aにオイルが供給される。このオイルは電動機19より低温であるため固定子19aは冷却されモータ効率を向上することができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の第4の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。
図4において、クランクシャフト20には下端から上端の圧縮機構部15まで連通している給油通路23が設けられ、給油通路23の途中の電動機19の回転子19bの上端付近にオイルを供給する給油経路24が形成されている。それ以外の部分は実施の形態1と同様なので説明は省略する。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
なお、給油以外の部分については実施の形態1と同様のため説明を省略する。
ケーシング11下部に位置するオイル溜まり21のオイルは、クランクシャフト20の下端に設けられた容積型のオイルポンプ22によりクランクシャフト20内の給油通路23を通って圧縮機構部15に供給される。また、オイルの一部は、給油通路23の途中の電動機19の回転子19bの上端付近に形成された給油経路24を通じて、電動機19の回転子19bに供給され、回転子19bの回転による遠心力により固定子19aにも供給される。このため、オイルは回転子19b、固定子19aの両方に供給され、このオイルは電動機19より低温であるため回転子19b、固定子19aともに冷却されモータ効率を向上することができる。
(実施の形態5)
図5に、本発明の第5の実施の形態におけるロータリ圧縮機の縦断面図を示す。
図5において、クランクシャフト20には下端から上端まで連通している給油通路23が設けられ、給油通路23の途中の電動機19の回転子19bの上端付近にオイルを供給する給油経路24が形成されている。それ以外の部分は実施の形態3と同様なので説明は省略する。
以上のように構成されたロータリ圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。なお、給油以外の部分については実施の形態3と同様のため説明を省略する。
ケーシング11下部に位置するオイル溜まり21のオイルは、クランクシャフト20の下端に設けられた容積型のオイルポンプ22によりクランクシャフト20内の給油通路23を通って上端に到達し、給油通路23の途中の電動機19の回転子19bの上端付近に形成された給油経路24を通じて、電動機19の回転子19bに供給され、回転子19bの回転による遠心力により固定子19aにも供給される。このため、オイルは回転子19b、固定子19aの両方に供給され、このオイルは電動機19より低温であるため回転子19b、固定子19aともに冷却されモータ効率を向上することができる。
(実施の形態6)
図6は、本発明の第6の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。
図6において、ケーシング11外に通じた吸入管12及び固定スクロール13の外周部に吸入孔14が形成されている。圧縮機構部15の上方には圧縮機構部15によって電動機空間16と仕切られた吐出空間17が形成され、吐出空間17にはケーシング11外部へ通じる吐出管18が接続されている。電動機19の回転を圧縮機構部15に伝達するためのクランクシャフト20の下端はオイル溜まり21に達して、その下端にはクランクシャフト20により駆動される容積型のオイルポンプ22が設けられている。クランクシャフト20には下端から上端の圧縮機構部15まで連通している給油通路23が設けられ、クランクシャフト20の偏心軸部20aと主軸部20bには、それぞれの軸受にオイルを導くためのリード溝が形成されている。主軸受のオイル出口は電動機19の回転子19bに近接している。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルから戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが吸入孔14を通って圧縮室に導かれ、旋回スクロール25の旋回運動により圧縮室の中心に向かって容積を減少させながら圧縮を行い、冷媒ガスは高温高圧になり圧縮機構部15の上部に設けられた吐出孔2
6から吐出される。
圧縮機構部15の上方には吐出空間17が存在し、圧縮機構部15によって圧縮機構部15の下方に位置する電動機空間16と仕切られている。圧縮機構部15とケーシング11の間には、吐出空間17で冷媒ガスから分離されたオイルを戻す経路があり、吐出空間17と電動機空間16とは均圧されている。
冷媒ガスは、吐出孔26から吐出空間17に吐出され、電動機空間16へは積極的に流れず、吐出管18を通って冷凍サイクルへと出て行く。
このため、電動機19は高温の冷媒ガスに積極的に接触することがないので加熱されずモータ効率の低下を防ぐことができる。
一方、ケーシング11下部に位置するオイル溜まり21のオイルは、クランクシャフト20の下端に設けられた容積型のオイルポンプ22によりクランクシャフト20内の給油通路23を通って圧縮機構部15に供給される。供給されたオイルの一部は偏心軸受、主軸受にそれぞれのリード溝により導かれ、順に潤滑し、主軸受から排出される。排出されたオイルは近接した回転子19bの上端部に供給される。回転子19b上部に導かれたオイルは回転子19bの回転による遠心力により固定子19aにも供給される。このため、オイルは回転子19b、固定子19aの両方に供給され、このオイルは電動機19より低温であるため回転子19b、固定子19aともに冷却されモータ効率を向上することができる。また、圧縮機構部15の潤滑と電動機19の冷却を一系統で行うことが出来るので構成が容易にできる。
また、実施の形態1から6のそれぞれで冷媒ガスとして、CO2を用いた場合、吐出温度が高いため、電動機19へ高温の吐出冷媒ガスを接触させない効果がより顕著である。
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、電動機が冷媒ガスで加熱される事を抑え、さらにオイルにより冷却することでモータ効率を向上することができるので、高効率な圧縮機を提供することができる。さらに、製品であるルームエアコン等の空調機やヒートポンプ式給湯機として、より省エネで環境に優しい快適な製品とすることが可能である。
11 ケーシング
12 吸入管
13 固定スクロール
14 吸入孔
15 圧縮機構部
16 電動機空間
17 吐出空間
18 吐出管
19 電動機
19a 固定子
19b 回転子
20 クランクシャフト
20a 偏心軸部
20b 主軸部
21 オイル溜まり
22 オイルポンプ
23 給油通路
24 給油経路
25 旋回スクロール
26 吐出孔
27 主軸受部材
28 仕切り板
29 圧縮機構連通路
30 シリンダ
31 ピストン

Claims (2)

  1. 内部が吐出圧力雰囲気になるケーシング内に、圧縮機構部と、前記圧縮機構部をクランクシャフトを介して駆動するための電動機を備え、前記圧縮機構部で圧縮した冷媒ガスを前記ケーシング外部へ吐出する吐出管が接続された吐出空間を前記ケーシング内に設け、前記電動機が設けられた電動機空間が前記吐出空間と仕切られるように設けられた圧縮機において、前記クランクシャフトには下端に容積型のオイルポンプと、下端から上端の前記圧縮機構部まで連通して前記クランクシャフトの中心部に配置した給油通路と、前記給油通路の途中の前記電動機の回転子の上端付近にオイルを供給する給油経路と、を設け、
    前記給油経路を通じて、前記電動機の回転子端部に前記オイルが供給され、前記回転子の回転により、前記固定子にも前記オイルが供給される構成としたことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記冷媒ガスがCO2であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
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