JP5939009B2 - (メタ)アクリル酸エステルの評価方法及びリソグラフィー用共重合体の製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、ArFエキシマレーザーリソグラフィーにおいて用いられる化学増幅型のリソグラフィー用共重合体としては、波長193nmの光に対して透明なアクリル系共重合体が注目されている。例えば特許文献1には、単量体として、(A)ラクトン環を有する脂環式炭化水素基がエステル結合している(メタ)アクリル酸エステル、(B)酸の作用により脱離可能な基がエステル結合している(メタ)アクリル酸エステル、及び(C)極性の置換基を有する炭化水素基又は酸素原子含有複素環基がエステル結合している(メタ)アクリル酸エステルを用いてなる共重合体が記載されている。
例えば、特許文献2に記載されている方法では、測定に用いる溶液の調製から測定までに時間を要し、煩雑でもある。また、特許文献3に記載されている方法では、酢酸エチルに溶解してしまう不純物も存在し、全ての不純物を検出できないため、正確な評価を行えるものではなかった。
前記(メタ)アクリル酸エステルは、酸脱離性基を有する(メタ)アクリル酸エステルの1種以上又は極性基を有する(メタ)アクリル酸エステルの1種以上であることが好ましい。
本発明のリソグラフィー用共重合体の製造方法は、本発明の評価方法で評価された(メタ)アクリル酸エステルを用いて重合する重合工程を有することを特徴とする。
前記溶媒がメタノールであり、前記(メタ)アクリル酸エステルは、該(メタ)アクリル酸エステルの2.5倍の質量の前記メタノールに20℃で溶解させた際に、検出される前記不溶物の量が該(メタ)アクリル酸エステルの量の0.5質量%以下であることが好ましい。
本明細書において、「構成単位」は、共重合体において1個の単量体から誘導される単位を意味する。
本明細書において、単量体の組成比とは、共重合体を構成する全構成単位(100モル%)のうち各単量体に由来する構成単位の含有比率(単位:モル%)を意味する。
なお、リソグラフィー用共重合体とは、リソグラフィー工程において、露光及び現像によるパターン形成に使用される共重合体である。
[(メタ)アクリル酸エステル]
本発明の(メタ)アクリル酸エステルの評価方法は、いかなる(メタ)アクリル酸エステルをも評価対象とすることができるが、特にリソグラフィー用共重合体を製造する際の単量体として用いられる(メタ)アクリル酸エステルの評価に好適である。詳しくは後述するが、本発明の評価方法によれば、(メタ)アクリル酸エステルの重合を阻害するオリゴマー等の不純物を確実に検出できるため、この評価方法によって、オリゴマー等の不純物からなる不溶物を含まない、又は、含んでいてもその量が少ない、と評価された(メタ)アクリル酸エステルを単量体に採用することによって、重量平均分子量(Mw)や分子量分布(Mw/Mn)が精密に制御されたリソグラフィー用共重合体を製造できる。
これらのうち、例えばレジスト用共重合体は、酸脱離性基を有する単量体の1種以上と、極性基を有する単量体の1種以上とを含む単量体混合物を重合して得られる。よって、レジスト用共重合体を製造する場合には、酸脱離性基を有する単量体や極性基を有する単量体として、本発明の評価方法によりオリゴマー等の不純物からなる不溶物を含まない、又は、含んでいてもその量が少ない、と評価された(メタ)アクリル酸エステルを採用することが好ましい。
レジスト用共重合体の重合に使用される、酸脱離性基を有する単量体とは、酸により開裂する結合を有する基(酸脱離性基)を具備する単量体であり、酸脱離性基は、該結合の開裂により、その一部又は全部が製造されたレジスト用共重合体の主鎖から脱離する。このような酸脱離性基を有する構成単位を含むレジスト用共重合体は、レジスト組成物として用いた場合、酸によってアルカリに可溶となり、レジストパターンの形成を可能とする作用を奏する。
該(メタ)アクリル酸エステルには、炭素数6〜20の脂環式炭化水素基を有するとともに、(メタ)アクリル酸エステルのエステル結合を構成する酸素原子との結合部位に第3級炭素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル、又は、炭素数6〜20の脂環式炭化水素基を有するとともに、該脂環式炭化水素基に−COOR基(Rは置換基を有していてもよい第3級炭化水素基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、又はオキセパニル基を表す。)が直接又は連結基を介して結合している(メタ)アクリル酸エステルが含まれる。
レジスト用共重合体の重合に使用される、極性基を有する単量体とは、極性を持つ官能基又は極性を持つ原子団を有する基(極性基)を具備する単量体である。極性基の具体例としては、ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アミノ基、カルボニル基、フッ素原子を含む基、硫黄原子を含む基、ラクトン骨格を含む基、アセタール構造を含む基、エーテル結合を含む基などが挙げられる。
極性基を有する単量体に使用される(メタ)アクリル酸エステルとしては、これらの極性基を有するものであればよいが、波長250nm以下の光で露光するパターン形成方法に適用されるレジスト用共重合体の製造には、ラクトン骨格を有する(メタ)アクリル酸エステルを用いることが好ましく、さらに後述の親水性基を有する(メタ)アクリル酸エステルを用いることが好ましい。
ラクトン骨格を有する(メタ)アクリル酸エステルとしては、基材等への密着性に優れたレジスト用共重合体が得られる点から、置換あるいは無置換のδ−バレロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステル、置換あるいは無置換のγ−ブチロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましく、無置換のγ−ブチロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体が特に好ましい。
これらのうちで、波長250nm以下の光で露光するパターン形成方法に適用されるレジスト用共重合体の製造には、親水性基としてヒドロキシ基、シアノ基を有する(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
反射防止膜用共重合体は、例えば、吸光性基を有する単量体と、レジスト膜と混合を避けるため、硬化剤などと反応して硬化可能なアミノ基、アミド基、ヒドロキシル基、エポキシ基等の反応性官能基を有する単量体とを含む単量体混合物から製造される。そして、これらの単量体として、(メタ)アクリル酸エステルが使用される場合、この(メタ)アクリル酸エステルを本発明の評価方法により評価することができる。
これらのうち、吸光性基として、保護された又は保護されていないフェノール性水酸基を有するものが、良好な現像性・高解像性の観点から好ましい。
上記吸光性基を有する構成単位・単量体として、例えば、ベンジル(メタ)アクリレート、p−ヒドロキシフェニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
本発明の(メタ)アクリル酸エステルの評価方法では、先に例示したような(メタ)アクリル酸エステルを評価対象とし、まず、これを溶媒に溶解させ、試験液を得る。
ここで溶媒としては、評価対象である(メタ)アクリル酸エステルとのFedorsの方法による溶解度パラメーターの値の差が2MPa1/2以上である溶媒を用いる。
本明細書におけるFedorsの方法による溶解度パラメーターの値は、acceryls社製計算化学ソフトmaterials Studio5.5(製品名)を使用し、Synthiaを用いて算出した298Kにおける値である。以下、Fedorsの方法による溶解度パラメーターの値について、単に溶解度パラメーターという場合がある。
また、析出した不溶物を例えばろ過、遠心分離などの分離方法で試験液から分離して不溶物の量を定量したり、あるいは、不溶物を分離するかわりに試験液の濁度、光の透過率などを測定したりすることによって、評価対象の(メタ)アクリル酸エステルに含まれる不溶物の量を求めることもできる。
これにより、評価対象の(メタ)アクリル酸エステルが、リソグラフィー用共重合体を製造するための単量体に適したものかどうかを正確に評価できる。より好ましくは、溶媒として、(メタ)アクリル酸エステルとの溶解度パラメーターの差が3MPa1/2以上であるものを使用し、さらに好ましくは、溶媒として、(メタ)アクリル酸エステルとの溶解度パラメーターの差が4MPa1/2以上であるものを使用する。
なお、(メタ)アクリル酸エステルと溶媒とは、溶解度パラメーターの差が2MPa1/2以上であれば、どちらの溶解度パラメーターが大きくてもよい。
よって、これらを評価する際には、溶解度パラメーターが38.3MPa1/2であるメタノール、31.0MPa1/2であるエタノール、26.6MPa1/2である2−プロパノールなどの低級アルコールを好ましく使用できる。
このような基準を満たす(メタ)アクリル酸エステルは、オリゴマー等の不純物が少ないため、これに起因した重合阻害が抑制され、リソグラフィー用共重合体の重量平均分子量(Mw)や分子量分布(Mw/Mn)を精密に制御できる。
本発明のリソグラフィー用共重合体の製造方法は、上述の評価方法で評価された(メタ)アクリル酸エステルを用いて、レジスト用共重合体などのリソグラフィー用共重合体を重合する重合工程を有する。
具体的には、上述のとおり、20℃において、(メタ)アクリル酸エステルをその2.5倍の質量のメタノールに対して溶解させた際に、検出される不溶物の量が(メタ)アクリル酸エステルの0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下である(メタ)アクリル酸エステルを単量体に用いて重合する。ここで不溶物の量が0.5質量%を超える(メタ)アクリル酸エステルを重合に用いると、製造されるリソグラフィー用共重合体の重量平均分子量(Mw)や分子量分布(Mw/Mn)を精密に制御することが困難となる。
重合工程において、複数種の(メタ)アクリル酸エステルを単量体として用いる場合には、少なくとも1種の(メタ)アクリル酸エステルが上記基準を満たすものであることが好ましいが、使用する全ての(メタ)アクリル酸エステルが上記基準を満たすことがより好ましい。
酸脱離性基を有する(メタ)アクリル酸エステルの組成比は、感度及び解像度の点から、20モル%以上が好ましく、より好ましくは25モル%以上である。また、基材等への密着性の点から、60モル%以下が好ましく、55モル%以下がより好ましく、50モル%以下がさらに好ましい。
また、極性基を有する(メタ)アクリル酸エステルとして、親水性基を有する(メタ)アクリル酸エステルを使用する場合、その組成比は、レジストパターン矩形性の点から、5〜30モル%が好ましく、より好ましくは10〜25モル%である。
特に、重合反応終了後に、光線透過率を低下させないことを目的として、残存する単量体を除去する工程を容易に行える点、共重合体の分子量を比較的低くしやすい点から、溶液ラジカル重合法が好ましい。そのうちで、製造ロットの違いによる平均分子量、分子量分布等のばらつきが小さく、再現性のある共重合体を簡便に得やすい点から、滴下重合法が更に好ましい。
なお、滴下速度は、滴下終了まで一定であってもよく、又は単量体や重合開始剤の消費速度に応じて、多段階に変化させてもよい。滴下は、連続的又は間欠的に行ってもよい。
エーテル類:鎖状エーテル(例えばジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等。)、環状エーテル(例えばテトラヒドロフラン(以下、「THF」と記すこともある。)、1,4−ジオキサン等。)等。
エステル類:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、「PGMEA」と記すこともある。)、γ−ブチロラクトン等。
ケトン類:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等。
アミド類:N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等。
スルホキシド類:ジメチルスルホキシド等。
芳香族炭化水素:ベンゼン、トルエン、キシレン等。
脂肪族炭化水素:ヘキサン等。
脂環式炭化水素:シクロヘキサン等。
溶媒の使用量は特に限定されないが、例えば、重合反応終了時の反応器内の液(重合反応溶液)の固形分濃度が20〜40質量%程度となる量が好ましい。
上述のようにして製造したリソグラフィー用共重合体は、レジスト組成物などのリソグラフィー組成物の調製に用いることができる。具体的には、リソグラフィー用共重合体と、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物(光酸発生剤)と、溶媒と、必要に応じて配合される任意成分を混合することにより、リソグラフィー組成物を調製できる。
好ましい良溶媒の具体例としては、テトラヒドロフラン、1,4―ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。
光酸発生剤の配合量は、感度及び現像性を確保する観点から、リソグラフィー用共重合体100質量部に対して、通常0.1〜20質量部、好ましくは0.2〜10質量部である。この光酸発生剤の配合量が上記範囲であると、必要な感度及び現像性が得られると同時に、放射線に対する充分な透明性が得られる。
3種のGBLMA(すなわちGBLMA−A、GBLMA−B、GBLMA−C。)、3種のECHMA(すなわちECHMA−A、ECHMA−B、ECHMA−C。)、1種のHAdMA(すなわちHAdMA)について、以下のように評価を行った。なお、これらを溶媒に溶解する際の温度はいずれも20℃とした。
測定された不溶物の質量を表1に記載する。
また、GBLMA、ECHMA、HAdMAの化学式を下記に示す。
GBLMA:22.2MPa1/2
ECHMA:19.2MPa1/2
HAdMA:22.5MPa1/2
酢酸エチル:21.1MPa1/2
メタノール:38.3MPa1/2
GBLMA−A2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶物は確認されず、また、メタノール(溶解度パラメーター:38.3MPa1/2)5.0部に溶解させたところ、同様に不溶物は確認されなかった。
(2)GBLMA−Bの評価
GBLMA−B2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶物は確認されなかったが、メタノール5.0部に溶解させたところ、不溶物が確認された。不溶物をろ過法にて分離し、その質量を測定したところ、GBLMA−Bの質量の0.8%であった。
(3)GBLMA−Cの評価
GBLMA−C2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶物が確認された。不溶物をろ過法にて分離し、その質量を測定したところ、GBLMA−Cの質量の0.7%であった。また、メタノール5.0部に溶解させたところ、不溶物が確認された。不溶物をろ過法にて分離し、その質量を測定したところ、GBLMA−Cの質量の3.0%であった。
ECHMA−A2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶物は確認されず、また、メタノール5.0部に溶解させたところ、同様に不溶物は確認されなかった。(5)ECHMA−Bの評価
ECHMA−B2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶物は確認されなかったが、メタノール5.0部に溶解させたところ、不溶物が確認された。不溶物をろ過法にて分離し、その質量を測定したところ、ECHMA−Bの質量の0.6%であった。
(6)ECHMA−Cの評価
ECHMA−C2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶物が確認された。不溶物をろ過法にて分離し、その質量を測定したところ、ECHMA−Cの質量の0.6重量%であった。また、メタノール5.0部に溶解させたところ、不溶物が確認された。不溶物をろ過法にて分離し、その質量を測定したところ、ECHMA−Cの質量の2.2重量%であった。
HAdMA−A2.0部を酢酸エチル5.0部に溶解させたところ、不溶分は確認されず、また、メタノール5.0部に溶解させたところ、同様に不溶分は確認されなかった。
[製造例1]
窒素導入口、撹拌機、コンデンサー、滴下漏斗、及び温度計を備えたフラスコに、窒素雰囲気下で、乳酸エチルを72.6部入れた。フラスコを湯浴に入れ、フラスコ内を撹拌しながら湯浴の温度を80℃に上げた。
その後、GBLMA−A:30.6部、ECHMA−A:35.3部、HAdMA−A:21.2部、乳酸エチル:130.7部、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(V601(商品名)):2.6部からなる混合物を滴下装置から一定速度で4時間かけてフラスコ内に滴下した。さらに80℃の温度を3時間保持した。
次いで、フラスコ内の重合反応溶液の約7倍量のメタノール及び水の混合溶媒(メタノール/水=80/20容量比)に、フラスコ内の重合反応溶液を撹拌しながら滴下し、白色の析出物の沈殿を得た。沈殿を濾別し、再度、前記と同じ量のメタノール及び水の混合溶媒(メタノール/水=85/15容量比)へ投入し、撹拌しながら沈殿の洗浄を行った。そして、洗浄後の沈殿を濾別し、共重合体湿粉を得た。この共重合体湿粉を減圧下40℃で約40時間乾燥し、リソグラフィー用共重合体Aの白色粉体を得た。
得られたリソグラフィー用共重合体Aの重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)をGPC測定により求めた。結果を表2に示す。
重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)の値はポリスチレン換算の値とした。
装置:東ソー社製、東ソー高速GPC装置 HLC−8220GPC(商品名)
分離カラム:昭和電工社製、Shodex GPC K−805L(商品名)を3本直列に連結したもの
測定温度:40℃
溶離液:THF
試料:共重合体の約20mgを5mLのTHFに溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過した溶液
流量:1mL/分
注入量:0.1mL
検出器:示差屈折計
F−80(Mw=706,000)
F−20(Mw=190,000)
F−4(Mw=37,900)
F−1(Mw=10,200)
A−2500(Mw=2,630)
A−500(Mw=682、578、474、370、260の混合物)
GBLMA−AのかわりにGBLMA−Bを用いた以外は、製造例1と同様の操作を行い、リソグラフィー用共重合体Bの白色粉体を得た。
得られたリソグラフィー用共重合体Bの重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)をGPC測定により求めた。結果を表2に示す。
ECHMA−AのかわりにECHMA−Bを用いた以外は、製造例1と同様の操作を行い、リソグラフィー用共重合体Cの白色粉体を得た。
得られたリソグラフィー用共重合体Cの重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)をGPC測定により求めた。結果を表2に示す。
GBLMA−AのかわりにGBLMA−Cを用い、ECHMA−AのかわりにECHMA−Cを用いた以外は、製造例1と同様の操作を行った。しかしながら、重合不良により、共重合体を得ることができなかった。
以上の結果から、本例の評価方法によれば、単量体の不純物を簡便で高精度に検出可能であり、重量平均分子量(Mw)や分子量分布(Mw/Mn)が精密に制御されたリソグラフィー共重合体を製造可能なものかどうか、事前に評価できることが分かった。
また、本例のリソグラフィー共重合体の製造方法によれば、所望の重合体を得ることができ、有用であることがわかった。
Claims (4)
- (メタ)アクリル酸エステルを溶媒に溶解させた際の不溶物を検出する工程を有する(メタ)アクリル酸エステルの評価方法であって、
前記溶媒は、前記(メタ)アクリル酸エステルとのFedorsの方法による溶解度パラメーターの値の差が2MPa1/2以上である、(メタ)アクリル酸エステルの評価方法。 - 前記(メタ)アクリル酸エステルが、酸脱離性基を有する(メタ)アクリル酸エステルの1種以上又は極性基を有する(メタ)アクリル酸エステルの1種以上である、請求項1に記載の(メタ)アクリル酸エステルの評価方法。
- 請求項1又は2に記載の評価方法で評価された(メタ)アクリル酸エステルを用いて重合する重合工程を有するリソグラフィー用共重合体の製造方法。
- 前記溶媒がメタノールであり、
前記(メタ)アクリル酸エステルは、該(メタ)アクリル酸エステルの2.5倍の質量の前記メタノールに20℃で溶解させた際に、検出される前記不溶物の量が該(メタ)アクリル酸エステルの量の0.5質量%以下である、請求項3に記載のリソグラフィー用共重合体の製造方法。
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