JP5945253B2 - ダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法 - Google Patents
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Description
このような非対称台形ダイポールアンテナでは、短底辺と長底辺とを連結する一対の側辺側で、異なる周波数において共振することで広帯域化が可能とされている。
すなわち、本発明に係るダイポールアンテナ装置は、給電部と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなし、短底辺を前記給電部側に向けて配置される第一導体と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低い第二小導体部とを有する形状をなし、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に短底辺を前記給電部側に向けて配置される第二導体と、を備え、前記第一小導体部と前記第二小導体部とが、同一の台形状をなしていることを特徴とする。
また、本発明に係るダイポールアンテナ装置の配置方法は、給電部と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなした第一導体と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低いとともに前記第一小導体部と同一の台形状をなす第二小導体部を有する形状をなした第二導体とを配置するダイポールアンテナ装置の配置方法であって、前記給電部を配置し、前記第一導体を、短底辺を前記給電部側に向けて配置し、前記第二導体を、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に、短底辺を前記給電部側に向けて配置することを特徴とする。
また、第一小導体部の高さは第一大導体部の高さよりも低く、第一小導体部は波長の短い高周波に対応する。同様に、第二小導体部の高さは第二大導体部の高さよりも低く、第二小導体部は波長の短い高周波に対応する。これら第一小導体部と第二小導体部とは同一形状であるため、第一小導体部及び第二小導体部それぞれの対応する高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を抑えることができる。
したがって、広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができる。
図1に示すように、本実施形態のダイポールアンテナ装置1は、給電部2と、給電部2の一方側に配置される上部導体10(第一導体)と、給電部2を挟んで上部導体10とは反対側に配置される下部導体20(第二導体)とを備えている。このダイポールアンテナ装置1は、上下方向に沿って配置されている。
ここで、上部導体10から下部導体20に向かう方向(図1の紙面上下方向)を上下方向とし、上下方向と直交し上部導体10及び下部導体20と平行な方向(図1の紙面左右方向)を左右方向と称する。
上部導体10の切欠き部10Bは、点E1から長底辺B1C1と直交して仮想線K上の点G1まで延びる直線部E1G1と、点G1から側辺A1B1の途中の点F1まで長底辺B1C1と平行且つ直線部E1G1と直交して延びる直線部F1G1とによって形成されている。
下部導体20の切欠き部20Bも、上部導体10の切欠き部10Bと同様に、点E2から長底辺B2C2と直交して仮想線K上の点G2まで延びる直線部E2G2と、点G2から側辺A2B2の途中の点F2まで長底辺B2C2と平行且つ直線部E2G2と直交して延びる直線部F2G2とによって形成されている。
なお、上記に示す角度同士が同一、長さ同士が同一とは、完全同一のみならず許容範囲の寸法差がある場合も含まれる。
また、第一小導体部12の高さI2は第一大導体部11の高さI1よりも低く、第一小導体部12は波長の短い高周波に対応する。同様に、第二小導体部22の高さJ2は第二大導体部21の高さJ1よりも低く、第二小導体部22は波長の短い高周波に対応する。これら第一小導体部12と第二小導体部22とは同一形状であるため、第一小導体部12及び第二小導体部22のそれぞれ対応する高周波領域において、水平面内放射パターンの偏差を抑えることができる。
したがって、広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができる。
角度P1、角度Q1、角度P2及び角度Q2は、それぞれ60度である。
辺D1H1の長さは5.0mmであり、辺A1H1の長さ及び辺A2H2の長さは6.5mmであり、辺D2H2の長さは7.5mmである。また、辺C1E1の長さは15.0mmであり、辺F1G1の長さ及び辺F2G2は14.3mmであり、辺C2E2の長さは22.5mmである。また、高さI1は17.5mmであり、高さI2,J2は14.3mmであり、高さJ1は26.3mmである。
角度P1及び角度P2はそれぞれ60度であり、角度Q1及び角度Q2はそれぞれ75度である。
辺D1H1の長さは5.0mmであり、辺A1H1の長さ及び辺A2H2の長さは6.5mmであり、辺D2H2の長さは7.5mmである。また、辺C1E1の長さは10.0mmであり、辺F1G1の長さ及び辺F2G2は14.3mmであり、辺C2E2の長さは15.0mmである。また、高さI1は17.5mmであり、高さI2,J2は14.3mmであり、高さJ1は26.3mmである。
なお、この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記に示すダイポールアンテナ装置1では上部導体10における第一小導体部12と下部導体20における第二小導体部22とは同一形状であった。一方、図2(a)に示すように、比較例1に係るダイポールアンテナ装置101において、給電部2よりも上方の導体110における仮想線Kよりも右側の台形部分112の形状と、給電部2よりも下方の導体120における仮想線Kよりも左側の台形部分122の形状とは異なるものである。
具体的には、角度P3,角度P4,角度Q2及び角度Q4は、それぞれ60度である。
辺A3D3の長さは10.0mmであり、辺A4D4の長さは15.0mmである。また、辺C3E3の長さは15.0mmであり、辺F3G3の長さは11.0mmである。また、辺F4G4は15.0mmであり、辺C4E4の長さは22.5mmである。また、上側の導体110における仮想線Kよりも左側の台形部分111の高さI3は17.5mmであり、仮想線Kよりも右側の台形部分112の高さJ3は11.0mmである。また、下側の導体120における仮想線Kよりも右側の台形部分121の高さI4は26.0mmであり、仮想線Kよりも左側の台形部分122の高さJ4は13.0mmである。
図3及び図4に破線で示すように、比較例1では、2.4GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は0.9dBである(図3(a)参照)。また、5.5GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は5.5dBである(図4(a)参照)。また、9.4GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は9.9dBである(図3(b)参照)。また、10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は13.1dBである(図3(c)及び図4(b)参照)。
つまり、周波数が高くなるにしたがって、水平面内放射パターンの偏差が大きくなっていることが判る。
つまり、周波数帯域9.4GHz,10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は、実施例1の方が比較例1よりも小さくなっていることが判る。
つまり、周波数帯域5.5GHz,10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は、実施例2の方が比較例1よりも小さくなっていることが判る。
比較例2の構成について、図2(b)を参照して説明する。
比較例2に係るダイポールアンテナ装置201は、給電部2と、給電部2の上方に配置され短底辺を給電部2側に向けて配置され台形状をなす導体210と、給電部2の下方に配置され短底辺を給電部2側に向けて配置され台形状をなす導体220とを有している。
つまり、実施例1は、比較例1,2と比べて比帯域がわずかに劣るものの遜色がないことが判る。
2…給電部
10…上部導体(第一導体)
11…第一大導体部
12…第一小導体部
20…下部導体(第二導体)
21…第二大導体部
22…第二小導体部
10B,20B…切欠き部
A1D1,A2D2…短底辺
B1C1,B2C2…長底辺
Claims (3)
- 給電部と、
台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなし、短底辺を前記給電部側に向けて配置される第一導体と、
台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低い第二小導体部とを有する形状をなし、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に短底辺を前記給電部側に向けて配置される第二導体と、を備え、
前記第一小導体部と前記第二小導体部とが、同一の台形状をなしていることを特徴とするダイポールアンテナ装置。 - 前記第一大導体部と前記第二大導体部とは、互いに異なる台形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のダイポールアンテナ装置。
- 給電部と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなした第一導体と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低いとともに前記第一小導体部と同一の台形状をなす第二小導体部を有する形状をなした第二導体とを配置するダイポールアンテナ装置の配置方法であって、
前記給電部を配置し、
前記第一導体を、短底辺を前記給電部側に向けて配置し、
前記第二導体を、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に短底辺を前記給電部側に向けて配置することを特徴とするダイポールアンテナ装置の配置方法。
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