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JP5952084B2 - エアゾール組成物とその使用方法 - Google Patents
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本発明は、炭酸ガスを配合したエアゾール組成物であって、更に詳しくは、炭酸ガスの血行促進効果を高めるために用いられるエアゾール組成物、並びにその使用方法に関する。
従来、炭酸ガスの血行促進作用を利用した提案は数多くされている。その一つとして特許文献1の育毛剤が提案されているが、使用時に炭酸ガスが皮膚に残らないので十分な血行促進効果が得られなかった。また、特許文献2,3のように、炭酸ガスを保持するために液に粘性を持たせたもの、特許文献4,5のように泡状に噴射して泡の中に炭酸ガスを閉じ込めたものが提案されているが、肌特に顔に使用する場合は、そのままでは垂れ落ちてしまうので塗り伸ばす必要があり、炭酸ガスを保持することができなかった。特許文献6,7のようにシート状、バッグ状にした提案がなされているが、いずれも二酸化炭素含有液を容器内に注入しなければならず、容器の気密性やバッグが破裂するおそれがあり、安全性に問題を残すものであった。
特公昭63−47684 特開平3−161415 特開平11−228334 特許3929936 特許4231577 特開2004−238333 特許第4629983
本発明が解決しようとする課題は、炭酸ガス含有化粧品等の水性原液を、肌、特に顔に使用する際に、簡単に使用することができ、かつ十分な血行促進効果を有するエアゾール組成物とその使用方法を提供することにある。なお、本発明において、血行促進効果とは、皮膚に接触させた際に、皮膚紅潮が目視で確認できる程度の血行促進効果を言う。
本願発明者は、鋭意研究の結果、本発明のエアゾール組成物を、本発明の方法によって用いることで、炭酸ガスを一定時間持続的に肌に作用させることができ、血行促進効果を高めることができ、且つ、家庭でも手軽に安全に使用できるとの結論に至った。
炭酸ガスを泡中に封入してエアゾール容器から噴射させること自体は、従来から提案されているが、従来の方法では、持続的に肌に炭酸ガスを作用させることができない。
そこで、本発明者は、新たなメカニズムによって炭酸ガスを持続的に肌に作用させることができる方法並びにエアゾール組成物を開発した。このメカニズムを図1を参照しつつ説明すると、炭酸ガス内包の泡1を、一旦、不織布や織布や紙などの吸液部材2に噴射する(図1(A))。この泡1は、その一部又は全部が吸液部材2の表面で消泡する。吸液部材の表面で、直ちに全部の泡が消泡しなかった場合には、消泡しない泡の一部は吸液部材2の内部に侵入する。このような泡1を表面及び内部に保持した吸液部材2を、肌3に当てがう(図1(B))。泡1は、その一つ一つを観察すると、吸液部材2の表面で順次消泡するもの、吸液部材2の内部に侵入して徐々に破れていって消泡するもの様々である(図1(C))。この時間差を持って破れていく泡1からは、順次炭酸ガスが放出され、肌に作用する。また、吸液部材の表面で、全部の泡が直ちに消泡した場合にあっても、消泡により放出された炭酸ガスは、吸液部材2の内部に効率的に吸収される。この炭酸ガスには、泡に気体として内包されているものの他、水性原液に溶け込んでいるものも含まれる。この泡の二酸化炭素濃度は、皮膚紅潮効果を得ることができることを条件で、設定して実施すればよい。具体的には、個人差はあるものの、1000ppm以上の濃度であことが望ましい。
しかして、水と多糖類系高分子を含む粘度5〜1000mPa・sである水性原液と、炭酸ガスとが、エアゾール容器に封入され、前記エアゾール容器から泡の状態で噴射されるものであり、前記エアゾール組成物は、吸液部材に噴射され、前記泡の一部または全量が消泡しながら吸液部材に吸収されるものであり、前記吸液部材が対象物に貼り付けられた際に、消泡した泡に含まれる前記炭酸ガスが前記対象物に対して接触することを特徴とする血行促進用のエアゾール組成物と、その使用方法を提供する。このエアゾール組成物は、エアゾール容器から、不織布または繊維等の吸液部材に対して塗布した時に、その一部または全量が消泡しながら吸液部材に吸収される。そして、この吸液部材を人体に貼り付けて使用するものであり、これによって貼り付けた部位に、皮膚紅潮が生じる程度の血行促進効果が認められるものである。
上記のように、本発明のエアゾール組成物は、エアゾール容器から泡状で噴射されるが、噴射した泡が硬すぎれば、不織布または繊維等の吸液部材にうまく吸収されない。そのため、硬質ガラス面に高さ3cmの位置から3g噴射させた時の泡が120秒後に泡の高さが噴射初期の1/2または1cm以下に消泡するものであることが望ましい。他方、泡が柔らかすぎると、実質的に噴射時に泡になりにくかったり、泡になっても、吸液部材に到達する前に消泡してしまうため、炭酸ガスが吸液部材に保持されず血行促進効果を得ることが困難である。なお、少なくもと一部の泡が吸液部材2の内部に侵入して徐々に破れていって消泡するようにするには、上記のように、硬質ガラス面に高さ3cmの位置から前記エアゾール組成物3gを噴射させた状態で、噴射から少なくとも10秒間は、少なくとも一部の泡が消泡せずに残っているものであることが望ましい。但し、前述のように、硬質ガラス面に噴射された瞬間に消泡するものであっても、泡状に噴射しないものや、吸液部材に到達するまでに消泡してしまうものなどに比して、より多くの二酸化炭素を吸液部材に侵入させる効果は期待できるものである。
本発明にあっては、炭酸ガス含有化粧品を肌、特に顔に使用する際に、簡単に使用することができ、かつ十分な血行促進効果を有するエアゾール組成物とその使用方法を提供することにある。特に、水と多糖類系高分子を含む粘度5〜1000mPa・sである水性原液と、炭酸ガスとが、エアゾール容器に封入されたエアゾール組成物は、エアゾール容器から泡の状態で噴射される。噴射された泡は、その一部または全量が消泡しながら吸液部材に吸収されるものであり、前記吸液部材が対象物に貼り付けられた際に、消泡した泡に含まれる前記炭酸ガスが前記対象物に対して接触する。特に望ましくは、噴射された泡は、その直径よりも大きな空間を有する吸液部材に噴射されることで、泡の少なくとも一部が破れることなく前記空間内に侵入して、その一部または全量が消泡しながら吸液部材に吸収される。そして、吸液部材が人の皮膚などの対象物に貼り付けられた際に、消泡した泡に含まれる炭酸ガスが対象物に対して継続的に接触して、血行促進効果を持続する。
なお、本発明において、血行促進効果とは、皮膚に接触させた際に、皮膚紅潮が目視で確認できる程度の血行促進効果を言う。
本発明のメカニズムの一例を示す説明図である。
(主成分)
本発明のエアゾール組成物は、水と、多糖類系高分子とを必須の成分として含有する水性原液と、炭酸ガスとを含み、これらはエアゾールの耐圧容器内に封入される。この水性原液の粘度5〜1000mPa・sが適当である。
(水)
本発明に用いる水は、当分野で用いる通常用いられる水であれば特に制限されず、例えば精製水、イオン交換水、蒸留水などが挙げられる。
(多糖類高分子)
本発明に用いる多糖類高分子としては、具体的には微結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロース系高分子、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、プルラン、シクロデキストリン、デキストラン、カードラン、サクシノグルカン等の微生物系高分子;デンプン、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、デンプンリン酸エステル等のデンプン系高分子;グァーガム、カチオン化グァーガム、ヒドロキシプロピル化グァーガム等のグァーガム系高分子;カラギーナン、寒天、クインスシードガム、マンナン、デキストリン、デキストリン脂肪酸エステル、ローカストビーンガム、アラビアガム、トラガントガム、ペクチン、キチン等が挙げられる。これらのうち安定性の観点からセルロース系高分子や微生物系高分子が好ましい。また、多糖類系高分子は1種又は2種以上併用することができ、これらの多糖類高分子は、水溶性の増粘剤として作用し、本発明の目的達成に有効な泡を形成する。
この多糖類系高分子と水との配合量は、多糖類系高分子の種類によっても異なるが、おおよそ0.01〜1.0重量%が好ましい。0.01%未満であれば粘度が得られず、1.0%を超えると粘度が高くなりすぎて1000mPa・sを超える。
水溶性増粘剤としては、多糖類高分子の他に、(メタ)アクリル酸系高分子が知られているが、次のような問題を有するものであり、適当ではない。例えば、カルボキシビニルポリマーは、それ自身は酸性でアルカリ剤で中和することにより架橋され粘性が高くなる。他方、炭酸ガスは水に溶解するとわずかに酸性を示す。そのため、高濃度の炭酸ガスとカルボキシビニルポリマーのみで中和・増粘された液は、粘度が下がり、析出が起こってしまう。このように、粘度が下がると泡の保持が悪くなることに加えて、析出はエアゾール製品の詰まりの原因となるため、エアゾールでの使用が困難となり、本発明の目的を達成できない。これに対して多糖類系高分子は、このような問題はなく、エアゾール容器から無理なく噴射され有効な泡を発生させることができる。ただし、上記の弊害が発生するなどの影響のない範囲で、カルボキシビニルポリマーなどの多糖類高分子以外の増粘剤を、多糖類高分子と併用して添加することは可能である。
(粘度)
水性原液の粘度は5〜1000mPa・sが好ましく、更に好ましくは20〜300mPa・sであり、この粘度を得ることができるように、上記の水と多糖類高分子とを配合する。粘度が1000mPa・sを超えると不織布や繊維に含浸しにくく、不織布や繊維が肌の上で保持されない。粘度が5mPa・s未満であれば、噴射時に泡になりにくいため炭酸ガスが保持されず血行促進効果が得られない。
(任意成分)
本発明に係るエアゾール組成物を構成する水性原液は、上記の必須成分の他、本発明の目的を逸脱しない範囲において、上記成分のほかに、例えば、グリセリンやソルビット液などの保湿剤やエタノールやイソプロパノールなどのアルコール類、香料、dl-α-トコフェロールなどの酸化防止剤、p−ヒドロキシ安息香酸エステルなどの防腐殺菌剤、美白剤や肌荒れ防止剤などの薬剤等々を配合することができる。
(炭酸ガス)
本発明には炭酸ガスが必須成分である。圧縮空気、窒素、酸素などの圧縮ガスは水性溶液に対する溶解性が低いので、泡の生成力が弱く良好な泡とならず、血行促進効果も得られない。この炭酸ガスは、前述の水性原液が収納されたエアゾール容器に封入される。
なお、通常噴射剤としてエアゾール製品に用いられる圧縮空気、窒素、酸素などの圧縮ガスは、水性原液に対する溶解性が低いため泡の生成力が弱く良好な泡が形成されず、血行促進効果も得られない。また、同じく通常噴射剤としてエアゾール製品に用いられるLPG(液化石油ガス)などの液化ガスは、血行促進効果が得られないだけではなく、皮膚に対して刺激を与える。
また、エアゾール組成物中の炭酸ガスの含有量は、噴射剤として機能させるために、そして、優れた血行促進効果を発揮させるために、1000〜10000ppmの範囲が好ましい。好ましくは1400〜7000ppmである。炭酸ガス濃度が1000ppm未満であれば血行促進効果が得られにくく、また10000ppmを超えることは日本エアゾール協会の自主基準では圧縮ガスのみを使用したエアゾール製品は35℃における圧力が1.0MPa未満であれば高圧ガス保安法の適用を受けないと定めているが、1.0MPaを超えるため好ましくない。
また、炭酸ガスによる血行促進効果を発揮させるためには、エアゾール組成物のpHは、炭酸ガスが溶存した状態で7.0以下であればよく、肌に使用する製品であることからpH3.0〜7.0の範囲であることが好ましく、pH4.0〜6.0の範囲であることがより好ましい。上記範囲内にpHを調製するために、クエン酸ナトリウムなどのpH調整剤を配合してもよい。また、皮膚への刺激を与えず、かつ本願発明において弊害を生じない範囲において、炭酸ガスに加えて、通常噴射剤としてエアゾール製品に用いられるLPG(液化石油ガス)を噴射剤として用いてもよく、圧縮空気、窒素、酸素などの圧縮ガスについても、本願発明の目的を逸脱しない範囲において、炭酸ガスに加えて噴射剤として用いてもよい。
(エアゾール容器)
上記水性原液と、上記炭酸ガスとは、エアゾール用バルブ及びノズルを備えた耐圧容器に封入される。その封入方法には特に制限はなく、例えば、水性原液の各成分を撹拌混合し、調整したのち、耐圧容器に充填し、さらに圧縮炭酸ガスを耐圧容器に封入する方法などを採用することができる。また、用いられる耐圧容器は、封入される炭酸ガスの内圧に耐え封入された内容物を泡状にして噴射できるものであればよく、アルミやブリキなどの金属製のほか、ポリアセタールやポリカーボネート等の合成樹脂などの容器を利用することができる。さらに、噴射口となるノズル径やノズルの長さについても特に制限はなく、封入された内容物を泡状にして噴射できるのに適した種々の大きさや長さのものを使用することができる。
本発明に係るエアゾール組成物は、炭酸ガスを皮膚に付与する目的専用として実施することができるが、他の作用や用途の商品、例えば、化粧水や乳液、美容液、クレンジング剤などの基礎化粧料、シャンプーやコンディショナー、育毛剤などの頭髪・頭皮用化粧料、ボディソープなどのボディケア化粧料などにも使用することができる。
(泡の状態)
以上、本発明は、泡状で噴射するエアゾール組成物であって、かつ不織布または繊維等に塗布した時にその一部または全量が消泡しながら吸収され、人体に貼り付けた時に血行促進効果が認められるものである。
その際、泡が硬ければ不織布等の吸液部材に塗布した時に吸収されないため、硬質ガラス面に高さ3cmの位置から3g噴射させた時の泡が、120秒後に、噴射初期の1/2または1cm以下の高さにまで消泡するものが適する。
また、この泡の大きさは自由であるが、次に述べる吸液部材に少なくとも一部の泡が消泡しない状態で侵入する必要があるため、3g吐出した場合直径2cm〜10cm程度であることが望ましい。また、個々の泡の大きさは、直径10μm〜500μm、更に好ましくは50μm〜300μm程度とすることが、不織布などの前記吸液部材の空間に泡が破れずに侵入できる点で好ましい。但し、前記吸液部材の空間の大きさとの関係で、好ましい個々の泡の大きさ変化するものであり、必ずしも上記の範囲に限定されるものではない。
(吸液部材)
吸液部材としては、不織布、織布、編地、綿などの繊維、紙など、水を吸収することができる吸液性を備えた部材を用いることができる。また、この吸液部材は、泡の少なくとも一部が破れない状態で侵入できる程度の微細な空間を備えたものであることが望ましい。この空間を形成する形態は自由であり、例えば、不織布や綿の場合には、繊維と繊維との間の空間や、織布や編地の場合には糸と糸との間の空間や、多孔質材料の場合には、その孔などを例示できる。その材質に関して特に指定はなく、例えばポリエステル、ナイロン、ウール、シルク、セルロース系のパルプ、コットン、レーヨンなどの不織布、繊維及び/またはシートの混合されたものが挙げられる。このうち水分の保持性からセルロース系のパルプもしくはコットンの不織布が好ましい。また、不織布などの場合には、表面に凹凸を形成しているものも好適に用いることができる。その形状は、3〜5cm四方程度の矩形状の他、顔面形状を模した顔面用化粧パックのシートの形状など、種々の形状として実施することができる。
(配合)
表1に記載の実施例及び表2に記載の比較例について、各成分を常法に従いエアゾール容器に封入した。得られたエアゾール製品について、下記の試験を行い、その結果を表1及び表2に示した。
(測定方法)
(1)泡状態の確認
硬質ガラス面に高さ3cmの位置から3g噴射させた時の泡が120秒後の泡の高さを測定し、泡の状態を確認した。
○:泡の高さが噴射初期の50%以下または1cm以下に消泡している
×:泡の高さが初期状態の50%を超えているまたは1cmを超えている
(2)密着性試験
20〜50代の男女20名で密着性試験を実施して評価した。
各試料0.5gを3cm×3cm(厚み3mm)の市販されている化粧用のコットン不織布に取り出した後20秒経過した時点で、正面を向いた顔の頬に貼り付け、密着状態を観察した。この観察は、コットン不織布を貼り付けた直後に手を離して、そのまま放置して行なった。
○:3分以上密着している
△:1〜2分以内に剥がれ落ちる
×:1分以内に剥がれ落ちる
(3)皮膚紅潮及び血流量
20〜50代の男女20名で皮膚紅潮及び血流量の試験を実施して評価した。
各試料0.5gを5cm×6cm(厚み3mm)のコットン不織布に取り出した後、20秒以内に顔の頬に貼り付け、3分間保持したものに関して、取り外した後の皮膚の状態(皮膚紅潮)を目視で観察した。
◎:18名以上が紅潮を認めた
○:14〜17名が紅潮を認めた
△:10〜13名が紅潮を認めた
×:9名以下が紅潮を認めた
(4)二酸化炭素濃度の測定
実施例1〜3について、Themo Scientific社製の二酸化炭素電極モデル9502BNWPを用いて、泡の二酸化炭素濃度(泡内の気体の二酸化炭素と泡膜内に溶解した二酸化炭素とを含む泡中の全ての二酸化炭素の濃度)を測定したところ、二酸化炭素濃度が実施例1では1400ppm、実施例2では3800ppm、実施例3では7000ppmであった。より詳しくは、25℃でシャーレに泡を取り出し、上部を摺切り、1分間放置した。1分後の泡を採取し、精製水で20倍に希釈して、前記二酸化炭素電極で測定した。
以上、本発明の各実施例にあっては、目的の泡が発生し、頬での使用についても支障なく行なうことができ、且つ、皮膚の状態(皮膚紅潮)が目視で確認できる程度に、血行促進を図ることができることが確認された。
他方、比較例については、肌への密着性が悪く、また、肌への密着性が良い場合にあっても皮膚の状態(皮膚紅潮)が目視で確認できず、本発明の目的を達成することができなかった。
1 泡
2 吸液部材
3 肌

Claims (5)

  1. 水と多糖類系高分子を含む粘度5〜1000mPa・sである水性原液と、炭酸ガスとを含むエアゾール組成物が、エアゾール容器に封入され、前記エアゾール容器から泡の状態で噴射されるものであり、
    前記エアゾール組成物は、吸液部材に噴射され、
    前記泡の一部または全量が消泡しながら吸液部材に吸収されるものであり、
    前記吸液部材が対象物に貼り付けられた際に、消泡した泡に含まれる前記炭酸ガスが前記対象物に対して接触することを特徴とする血行促進用のエアゾール組成物。
  2. 前記泡は、硬質ガラス面に高さ3cmの位置から前記エアゾール組成物3gを噴射させた状態で、噴射から120秒後に、泡の高さが噴射初期の1/2以下、または、1cm以下に消泡するものであることを特徴とする請求項1記載の血行促進用のエアゾール組成物。
  3. 前記エアゾール組成物は、前記泡の直径よりも大きな空間を有する吸液部材に噴射され、
    前記泡の少なくとも一部は、破れることなく前記空間内に侵入して、その一部または全量が消泡しながら吸液部材に吸収されるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の血行促進用のエアゾール組成物。
  4. 前記泡の二酸化炭素濃度が、1000ppm以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の血行促進用のエアゾール組成物。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のエアゾール組成物を、前記エアゾール容器から吸液部材に対して泡の状態で噴射する噴射工程と、前記泡の一部が消泡して吸液部材に吸収される吸収工程とを含み、
    前記吸収工程において、前記吸液部材は前記泡の直径よりも大きな空間を有するもので、前記泡の少なくとも一部が破れることなく前記空間内に侵入した後に消泡するものであることを特徴とするエアゾール組成物の使用方法。
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