JP5953644B2 - ポリヒドロキシウレタン化合物及びその製造方法、並びに、硬化性樹脂組成物、感光性エレメント、レジストパターンの形成方法及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents
ポリヒドロキシウレタン化合物及びその製造方法、並びに、硬化性樹脂組成物、感光性エレメント、レジストパターンの形成方法及びプリント配線板の製造方法 Download PDFInfo
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Description
[式中、R1は下記一般式(1e)で表される2価の有機基を示し、R2及びR3は各々独立に炭素数2〜10の2価の炭化水素基を示し、X1は下記一般式(1a)又は(1b)で表される2価の基を示し、X2は下記一般式(1c)又は(1d)で表される2価の基を示し、mは1以上の整数を示す。]
[式(1e)中、R 6 は単結合、−CH 2 −、又は、−C(CH 3 ) 2 −を示す。]
[式(1a)、(1b)、(1c)及び(1d)中、R4は各々独立に下記一般式(1f)で表される1価の有機基又は水素原子を示す。]
[式(1f)中、R 5 は水素原子又はメチル基を示す。]
[式中、R11は水素原子又はグリシジル基を示し、R12は水素原子又はメチル基を示し、pは0〜7の整数を示す。なお、複数存在するR11及びR12のそれぞれは同一でも異なっていてもよい。]
本発明のポリヒドロキシウレタン化合物は、下記一般式(1)で表される構造単位を有するものである。
[式中、R1、R2及びR3は各々独立に2価の有機基を示し、X1は下記一般式(1a)又は(1b)で表される2価の基を示し、X2は下記一般式(1c)又は(1d)で表される2価の基を示し、mは1以上の整数を示す。]
[式(1a)、(1b)、(1c)及び(1d)中、R4は各々独立に(メタ)アクリロイル基を有する1価の有機基又は水素原子を示す。]
本発明の硬化性樹脂組成物は、(A)上記本発明のポリヒドロキシウレタン化合物(以下、場合により「(A)成分」という)と、(B)硬化性樹脂(以下、場合により「(B)成分」という)と、(C)硬化剤成分(以下、場合により「(C)成分」という)と、を含有するものである。
図1は、本発明の感光性エレメントの好適な一実施形態を示す模式断面図である。図1に示した感光性エレメント1は、支持体10上に感光性樹脂組成物層14が積層された構造を有する。感光性樹脂組成物層14は、上述した本発明の硬化性樹脂組成物の中でも、感光性(紫外線硬化性)を有する硬化性樹脂組成物からなる層である。以下、感光性を有する硬化性樹脂組成物を感光性樹脂組成物と言う。
本発明のレジストパターンの形成方法は、上記本発明の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層を基板上に積層する積層工程と、感光性樹脂組成物層に活性光線を画像状に照射して露光部を光硬化せしめる露光工程と、感光性樹脂組成物層の露光部以外の部分(未露光部)を現像により除去する現像工程と、を有する方法である。ここで、基板としては、フレキシブルプリント配線板等が挙げられる。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.34g(1.00mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.032g(0.10mmol)、1,4−ジオキサン5mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら60℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して60℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、シリコーンジアミン(商品名:PAM−E、信越シリコーン社製、下記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが1.1(平均値)であるジアミン)0.25g(1.00mmol)を加え、60℃で24時間加熱撹拌した(下記反応式(II)参照)。その後、生成物を水中で沈殿させて単離し、下記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。なお、一般式(5)中、X1及びX2は、一般式(1)中のX1及びX2と同義であり、X1及びX2中のR4は水素原子である。
反応溶媒として、1,4−ジオキサン5mLに代えてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)5mLを用いたこと以外は参考例1−1と同様にして、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
反応溶媒として、1,4−ジオキサン5mLに代えてプロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMAC)5mLを用い、生成物はn−ヘキサン中で沈殿させて単離したこと以外は参考例1−1と同様にして、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.34g(1.00mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.032g(0.10mmol)、NMP2.5mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、シリコーンジアミン(商品名:PAM−E、信越シリコーン社製、上記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが1.1(平均値)であるジアミン)0.25g(1.00mmol)を加え、80℃で48時間加熱撹拌した(上記反応式(II)参照)。このとき、下記表2に示す所定の反応時間毎に環状カーボナートの転化率を測定し、反応の進行度合いを確認した。48時間の加熱撹拌後、生成物を水中で沈殿させて単離し、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
反応溶媒として、NMP2.5mLに代えてPGMAC2.5mLを用い、生成物はn−ヘキサン中で沈殿させて単離したこと以外は参考例1−4と同様にして、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.17g(0.50mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.016g(0.05mmol)、PGMAC1mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、シリコーンジアミン(商品名:PAM−E、信越シリコーン社製、上記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが1.1(平均値)であるジアミン)0.12g(0.50mmol)を加え、80℃で24時間加熱撹拌した(上記反応式(II)参照)。その後、生成物をn−ヘキサン中で沈殿させて単離し、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
シリコーンジアミンとして、上記一般式(4)においてR2及びR3がプロピレン基、mが11(平均値)であるシリコーンジアミン(商品名:KF−8020、信越シリコーン社製)0.49g(0.50mmol)を用いたこと以外は参考例1−6と同様にして、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
反応温度を全て100℃としたこと以外は参考例1−7と同様にして、上記反応式(II)中の一般式(5)で表される構造単位からなるシリコーン変性ポリヒドロキシウレタンを得た。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.17g(0.50mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.016g(0.05mmol)、PGMAC1mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、1,12−ドデカンジアミン0.10g(0.50mmol)を加え、80℃で24時間加熱撹拌した。その後、生成物をn−ヘキサン中で沈殿させて単離し、下記一般式(6)で表される構造単位からなるポリヒドロキシウレタンを得た。得られたポリヒドロキシウレタンの数平均分子量(Mn)は40400、分散度(Mw/Mn)は2.63であった。
参考例1−6及び1−8で得られたシリコーン変性ポリヒドロキシウレタン、並びに、比較例1−1で得られたポリヒドロキシウレタンを評価用サンプルとし、溶媒に対する溶解性の評価を行った。すなわち、評価用サンプル4mgを下記表4に示す各溶媒5mLに常温で浸し、目視観察により、評価用サンプルが完全に溶解した場合をA、一部が溶解した場合をB、溶解しなかった場合をCと評価した。結果を表4に示す。使用した溶媒は、水(H2O)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、テトラヒドロフラン(THF)、酢酸エチル(EtOAc)、ジクロロメタン(CH2Cl2)、及び、ジエチルエーテル(Et2O)である。
参考例1−6及び1−8で得られたシリコーン変性ポリヒドロキシウレタン、並びに、比較例1−1で得られたポリヒドロキシウレタンを評価用サンプルとし、ガラス転移点(Tg)の測定を行った。ガラス転移点は、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定した。このガラス転移点が低いほど、柔軟性に優れていることを意味する。結果を表5に示す。
参考例1−6及び1−8で得られたシリコーン変性ポリヒドロキシウレタン、並びに、比較例1−1で得られたポリヒドロキシウレタンを評価用サンプルとし、以下の方法で吸水性の評価を行った。すなわち、評価用サンプル0.5gを20mLの水に常温で浸して24時間放置した。その後、吸収されなかった水を除去し、評価用サンプルの質量増加から吸水率を算出した。
ビスフェノールAジ(1,3−ジオキソラン−2−オン−4−イルメチル)エーテル8.72g(20mmol)、シリコーンジアミン(商品名:PAM−E、信越シリコーン社製、上記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが1.1(平均値)であるジアミン)5.63g(22mmol)、及び、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート30mLを仕込み、80℃でカーボナート基が完全に消費されるまで加熱撹拌した。ここで生じたウレタン化合物の数平均分子量(Mn)は42000であり、分散度(Mw/Mn)は2.44であった。次に、得られた溶液を30℃に冷却し、0.015gの2−メタクリロイロキシエチルイソシアナートと少量(スポイトで3滴程度)のラウリン酸ジブチルスズを加え、室温で24時間攪拌することにより、側鎖及び末端のうちの少なくとも一部にメタクリロイル基が導入されたメタクリロイル化シリコーン変性ポリヒドロキシウレタン(ウレタン化合物A1)を得た。なお、合成例1ではジアミン化合物を二官能性五員環カーボナート化合物に対して小過剰量使用しているため、ウレタン化合物A1の多くは、側鎖の一部と両末端とにメタクリロイル基が導入されたものとなった。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.17g(0.5mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.016g(0.05mmol)、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート2.5mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、シリコーンジアミン(上記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが6(平均値)であるジアミン)0.30g(0.5mmol)を加え、80℃でカーボナート基が完全に消費されるまで加熱撹拌した。次に、得られた溶液を30℃に冷却し、0.015gの2−メタクリロイロキシエチルイソシアナートと少量(スポイトで3滴程度)のラウリン酸ジブチルスズを加え、生成物を水中で沈殿させて単離することにより、側鎖及び末端のうちの少なくとも一部にメタクリロイル基が導入されたメタクリロイル化シリコーン変性ポリヒドロキシウレタン(ウレタン化合物A2)を得た。得られたウレタン化合物A2の数平均分子量(Mn)は44800であり、分散度(Mw/Mn)は2.51であった。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.17g(0.5mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.016g(0.05mmol)、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート2.5mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、シリコーンジアミン(商品名:KF−8020、信越シリコーン社製、上記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが11(平均値)であるジアミン)0.49g(0.5mmol)を加え、80℃でカーボナート基が完全に消費されるまで加熱撹拌した。次に、得られた溶液を30℃に冷却し、0.014gの2−アクリロイロキシエチルイソシアナートと少量(スポイトで3滴程度)のラウリン酸ジブチルスズを加え、生成物を水中で沈殿させて単離することにより、側鎖及び末端のうちの少なくとも一部にアクリロイル基が導入されたアクリロイル化シリコーン変性ポリヒドロキシウレタン(ウレタン化合物A3)を得た。得られたウレタン化合物A3の数平均分子量(Mn)は36700であり、分散度(Mw/Mn)は2.38であった。
ビスフェノールFジグリシジルエーテル0.15g(0.5mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.016g(0.05mmol)、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート2.5mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、シリコーンジアミン(上記一般式(4)において、R2及びR3がプロピレン基、mが6(平均値)であるジアミン)0.30g(0.5mmol)を加え、80℃でカーボナート基が完全に消費されるまで加熱撹拌した。次に、得られた溶液を30℃に冷却し、0.015gの2−メタクリロイロキシエチルイソシアナートと少量(スポイトで3滴程度)のラウリン酸ジブチルスズを加え、生成物を水中で沈殿させて単離することにより、側鎖及び末端のうちの少なくとも一部にメタクリロイル基が導入されたメタクリロイル化シリコーン変性ポリヒドロキシウレタン(ウレタン化合物A4)を得た。得られたウレタン化合物A4の数平均分子量(Mn)は37200であり、分散度(Mw/Mn)は2.88であった。
ビスフェノールAジグリシジルエーテル0.17g(0.5mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム0.016g(0.05mmol)、N−メチルピロリドン2.5mLを仕込み、二酸化炭素を吹き込みながら80℃で24時間加熱撹拌した。系を解放して80℃で加熱撹拌しながら二酸化炭素を十分に除去した後、ヘキサンジアミン0.05g(0.5mmol)を加え、80℃でカーボナート基が完全に消費されるまで加熱撹拌した。ここで生じたウレタン化合物の数平均分子量(Mn)は22000であり、分散度(Mw/Mn)は1.71であった。次に、得られた溶液を30℃に冷却し、0.015gの2−メタクリロイロキシエチルイソシアナートと少量(スポイトで3滴程度)のラウリン酸ジブチルスズを加え、室温で24時間攪拌することにより、側鎖及び末端のうちの少なくとも一部にメタクリロイル基が導入されたメタクリロイル化ポリヒドロキシウレタン(ウレタン化合物A5)を得た。
撹拌機、還流冷却器及び温度計を備えたフラスコに、(b1)成分としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:RE−310S、日本化薬社製、エポキシ当量:185)1052質量部、(b2)成分としてアクリル酸144質量部、メチルハイドロキノン1質量部、カルビトールアセテート850質量部、及び、ソルベントナフサ100質量部を仕込み、70℃で加熱撹拌して混合物を溶解させた。次に、得られた溶液を50℃まで冷却し、そこにトリフェニルホスフィン2質量部、及び、ソルベントナフサ75質量部を加えて100℃に加熱し、固形分酸価が1mgKOH/g以下になるまで反応させた。次に、得られた溶液を50℃まで冷却し、そこに(b3)成分としてテトラヒドロ無水フタル酸745質量部、カルビトールアセテート75質量部、及び、ソルベントナフサ75質量部を加え、80℃で3時間反応させた。これにより、(B)成分としての、固形分酸価80mgKOH/g、固形分62質量%の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(樹脂A)を得た。
撹拌機、還流冷却器及び温度計を備えたフラスコに、(b1)成分としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(商品名:806、ジャパンエポキシレジン社製、エポキシ当量:180)1052質量部、(b2)成分としてアクリル酸144質量部、メチルハイドロキノン1質量部、カルビトールアセテート850質量部、及び、ソルベントナフサ100質量部を仕込み、70℃で加熱撹拌して混合物を溶解させた。次に、得られた溶液を50℃まで冷却し、そこにトリフェニルホスフィン2質量部、及び、ソルベントナフサ75質量部を加えて100℃に加熱し、固形分酸価が1mgKOH/g以下になるまで反応させた。次に、得られた溶液を50℃まで冷却し、そこに(b3)成分としてテトラヒドロ無水フタル酸745質量部、カルビトールアセテート75質量部、及び、ソルベントナフサ75質量部を加え、80℃で3時間反応させた。これにより、(B)成分としての、固形分酸価80mgKOH/g、固形分62質量%の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(樹脂B)を得た。
表7に示す配合組成に従って、組成物A及びBを別々に配合し、それぞれ3本ロールミルで混練して調製した。次に、組成物Aを70質量部と、組成物Bを30質量部とを混合し、感光性樹脂組成物(レジストインキ組成物)を得た。
*1:XER−91(商品名、日本合成ゴム社製、両末端カルボキシル基変性ブタジエン−アクリロニトリル共重合体)、
*2:YP−50(商品名、東都化成(株)製、フェノキシ樹脂)、
*3:BL−3257(商品名、住友バイエルンウレタン社製、ブロックイソシアナート)、
*4:酸変性ビニル基含有クレゾールノボラック(商品名、TPC−1257、日本化薬製)、
*5:イルガキュア907(商品名、チバスペシャリティ・ケミカルズ社製、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン)、
*6:カヤキュアDETX−S(商品名、日本化薬(株)製、2,4−ジエチルチオキサントン)、
*7:C11−A(商品名、四国化成工業(株)製、アミン系硬化剤)、
*8:ESLV−120TE(商品名、新日鐵化学(株)製、1,3,5−トリグリシジルイソシアヌレート)、
*9:カヤラッドDPHA(商品名、日本化薬(株)製、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)。
上記実施例及び比較例の感光性樹脂組成物を、スクリーン印刷法により、120メッシュのテトロン(登録商標)スクリーンを用いて、乾燥後の厚さが約30μmとなるように、銅配線を施した厚さ22μmのポリイミドフィルムに塗布し、熱風循環式乾燥機により80℃で30分間乾燥させた。これにより、ポリイミドフィルム、銅配線、及び、感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層をこの順に有する評価基板を得た。
評価基板の感光性樹脂組成物層にビアマスク開口寸法が100μmのマスクを置き、紫外線露光装置を用いて積算露光量500mJ/cm2の紫外線を照射した後、1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、1.8kgf/cm2の圧力でスプレー現像を行った。その後、評価基板を目視観察することにより現像残りの有無を確認し、以下の基準に従って評価を行った。
A:現像残りなし
B:現像残りあり
評価基板の感光性樹脂組成物層に紫外線露光装置を用いて積算露光量500mJ/cm2の紫外線を照射した後、1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、1.8kgf/cm2の圧力でスプレー現像を行った。この評価基板を用い、JIS K5400に準じた方法により、剥離試験を行った。すなわち、評価基板の感光性樹脂組成物層に1mmの碁盤目を100個作成して、碁盤目にセロハンテープを貼り付けた後に引き剥がした。引き剥がし後の碁盤目の剥離状態を観察し、以下の基準に従って密着性の評価を行った。
A:碁盤目の90/100以上が剥離無し
B:碁盤目の50/100以上90/100未満が剥離無し
C:碁盤目の50/100未満が剥離無し
評価基板の感光性樹脂組成物層に所定のパターンを有するネガマスクを密着させ、紫外線露光装置を用いて500mJ/cm2の紫外線を照射した。その後、1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、1.8kgf/cm2の圧力でスプレー現像し、未露光部を溶解現像した。次に、150℃で1時間の加熱を行い、試験板を得た。以下の各特性の評価は、この試験板を用いて行った。
試験板の感光性樹脂組成物層にロジン系フラックスを塗布した後、260℃のはんだ槽に10秒間浸漬した。これを1サイクルとして、6サイクル繰り返した後、感光性樹脂組成物層の外観を目視観察し、以下の基準に従ってはんだ耐熱性の評価を行った。
A:感光性樹脂組成物層の外観に異常(剥離、フクレ)がなく、はんだのもぐりがない
B:感光性樹脂組成物層の外観に異常(剥離、フクレ)があるか、又は、はんだのもぐりがある
試験板を85℃、85%RH、100Vの条件で1000時間又は2000時間放置した後、感光性樹脂組成物層の絶縁抵抗値を測定し、以下の基準に従って耐電食性の評価を行った。
A:絶縁抵抗値が1×1012Ω以上
B:絶縁抵抗値が1×1010Ω以上1×1012Ω未満
C:絶縁抵抗値が1×1010Ω未満
試験板をハゼ折りで180°折り曲げた際の状態を目視観察し、以下の基準に従って可とう性の評価を行った。
A:感光性樹脂組成物層に割れがない
B:感光性樹脂組成物層に割れがある
試験板を、−55℃で30分間放置した後に、125℃で30分間放置する過程を1サイクルとして、これを1000サイクル行った後の感光性樹脂組成物層を目視及び顕微鏡で観察し、以下の基準に従って耐熱衝撃性の評価を行った。
A:クラック発生なし
B:クラック発生あり
試験板を、121℃、2気圧の飽和水蒸気下で所定時間放置した(PCT処理)後、感光性樹脂組成物層の外観を目視観察した。次に、PCT処理後の試験板を用いて密着性試験と同様の剥離試験を行った。感光性樹脂組成物層の外観は以下の基準に従い、密着性は密着性試験と同様の基準に従って、PCT処理後の感光性樹脂組成物層外観及び密着性の評価を行った。
A:感光性樹脂組成物層の外観に異常(剥離、フクレ)がない
B:感光性樹脂組成物層の外観に異常(剥離、フクレ)がある
上記実施例及び比較例の感光性樹脂組成物を、厚さ12μmの銅箔上にスクリーン印刷法により塗布し、熱風循環式乾燥機により80℃で30分間乾燥させて、厚さ20μmの感光性樹脂組成物層を形成した。これにより、銅箔上に感光性樹脂組成物層を積層した反り性評価用積層板を得た。この積層板を用いて、以下の反り性の評価を行った。
上記積層板の感光性樹脂組成物層に紫外線露光装置を用いて積算露光量500mJ/cm2の紫外線を照射した後、1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、1.8kgf/cm2の圧力でスプレー現像を行った。次いで、光照射を1J/cm2の露光量で行い、150℃で1時間加熱して積層板を作製した。得られた積層板について、反り量を真横からマイクロメータを用いて以下の方法で測定した。ここで、図2は、反り量の測定方法を示す模式断面図である。図2に示すように、積層板20は、銅箔21と硬化後の感光性樹脂組成物層22とからなる。反り量Lは、積層板20の中心における銅箔21の下面の高さを0としたときの、積層板20の中心から20.5(横方向)mm離れた場所までの銅箔21の下面の高さのうち最も大きい値を表す。反り性は、以下の基準に従って評価した。
A:反り量が2mm未満
B:反り量が2mm以上
Claims (10)
- 下記一般式(1)で表される構造単位を有し、
側鎖及び末端のうちの少なくとも一部に(メタ)アクリロイル基を有する、ポリヒドロキシウレタン化合物。
[式中、R1は下記一般式(1e)で表される2価の有機基を示し、R2及びR3は各々独立に炭素数2〜10の2価の炭化水素基を示し、X1は下記一般式(1a)又は(1b)で表される2価の基を示し、X2は下記一般式(1c)又は(1d)で表される2価の基を示し、mは1以上の整数を示す。]
[式(1e)中、R 6 は単結合、−CH 2 −、又は、−C(CH 3 ) 2 −を示す。]
[式(1a)、(1b)、(1c)及び(1d)中、R4は各々独立に下記一般式(1f)で表される1価の有機基又は水素原子を示す。]
[式(1f)中、R 5 は水素原子又はメチル基を示す。] - 片末端又は両末端に(メタ)アクリロイル基を有する、請求項1記載のポリヒドロキシウレタン化合物。
- 二官能性五員環カーボナート化合物と、シリコーン構造を有するジアミン化合物とを重付加反応させる工程、及び前記重付加反応後の化合物に、更に(メタ)アクリロイル基を有する化合物を反応させて、側鎖及び末端のうちの少なくとも一部に(メタ)アクリロイル基を導入する工程を有する、請求項1又は2記載のポリヒドロキシウレタン化合物の製造方法。
- (A)請求項1又は2記載のポリヒドロキシウレタン化合物と、
(B)前記(A)ポリヒドロキシウレタン化合物以外の硬化性樹脂と、
(C)前記(B)硬化性樹脂を硬化させる硬化剤成分と、
を含有する硬化性樹脂組成物。 - 前記(B)硬化性樹脂が、(b1)分子内に少なくとも2つのエポキシ基を有するエポキシ化合物と(b2)不飽和基含有モノカルボン酸とのエステル化物に、更に(b3)飽和又は不飽和基含有多塩基酸無水物を付加した付加反応生成物である酸変性ビニル基含有エポキシ樹脂を含む、請求項4記載の硬化性樹脂組成物。
- 感光性を有する、請求項4〜6のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 支持体と、該支持体上に形成された請求項7記載の硬化性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層と、を備える感光性エレメント。
- 請求項7記載の硬化性樹脂組成物からなる感光性樹脂組成物層を基板上に積層する積層工程と、前記感光性樹脂組成物層に活性光線を画像状に照射して露光部を光硬化せしめる露光工程と、前記感光性樹脂組成物層の前記露光部以外の部分を現像により除去する現像工程と、を有するレジストパターンの形成方法。
- 請求項9に記載のレジストパターンの形成方法により、基板上に永久マスクを形成する工程を有する、プリント配線板の製造方法。
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