JP5967562B2 - Electrode lead bar fixing structure - Google Patents
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Description
本発明は、光パルスによる紫外線殺菌の光源として利用されるフラッシュランプ等における電極リード棒の固定構造に関するものである。 The present invention relates to a structure for fixing an electrode lead rod in a flash lamp or the like used as a light source for ultraviolet sterilization by a light pulse.
従来、殺菌処理等に用いられるランプとして、高出力、高照度の紫外線を放射するキセノンフラッシュランプ(閃光放電灯)が知られている。例えば図11(b)に示すように、このキセノンフラッシュランプ40は、紫外線透過率の高い石英ガラスによって円筒形に成形され希ガスのキセノンガスが封入されたガラス製発光管41の両端に一対の電極ユニット42,43が対向して配置された構造になっている。各電極ユニット42,43は、発光管41の両端部の内側に対向配置された電極48,49と、それらの電極48,49が先端に接合された金属製電極リード棒44,45とをそれぞれ備える。一対の電極48,49及び電極リード棒44,45はそれぞれタングステンにより形成され、陰極となる電極49の先端には、図示しない電子放出性物質の燒結体が固着される。
2. Description of the Related Art Conventionally, xenon flash lamps (flash discharge lamps) that emit ultraviolet rays with high output and high illuminance are known as lamps used for sterilization treatment and the like. For example, as shown in FIG. 11 (b), this
このようなフラッシュランプ40の電極リード棒44,45の発光管41端部への従来の封止手順は、図11(a)に示すように、タングステンからなる電極リード棒44,45を不活性ガス雰囲気中で高周波又は発熱体で加熱して、その中間部における外周面に先ず封止用ガラス材をガラス巻き加工してガラス巻部46,47を形成する。一方、発光管41にあっては、それを大気中で回転させながら、プロパンと酸素又は水素と酸素の混合燃焼ガスで加熱し、発光管41の両端部に軸方向に熱膨張率が変化する段継ぎガラス管51,52を同軸に接合させる。そして、発光管41の端部の段継ぎガラス管51,52の開口部に電極ユニット42,43を電極48,49の側から挿入する。その後、発光管41を大気中で回転させながら、プロパンと酸素又は水素と酸素の混合燃焼ガスで加熱し、段継ぎガラス管51,52の端部を縮径させて電極リード棒44,45の周囲に形成されたガラス巻部46,47と接続している(例えば、特許文献1参照。)。
In the conventional sealing procedure of the
しかし、石英ガラスから成る発光管41とタングステンから成る電極リード棒44,45ではその熱膨張率が相違することから、その電極リード棒44,45を発光管41の端部に密着封止する際に加えられる熱ストレスが発光管41と電極リード棒44,45との接合部分に残存し、石英ガラス単体から成る発光管41の機械的強度に比較して、その接合部分の機械的強度は低下する。このような接合部分の強度の低下は、その接合箇所に段継ぎガラス管51,52を介装させた場合であっても生じる。このため、フラッシュランプ40を扱う作業員が、そのフラッシュランプ40における発光管41の端部を把持すると、その作業員が把持する力が、その接合箇所又はその接合箇所に存在する段継ぎガラス管51,52に直接的に加えられ、その加えられた力により接合箇所が破損するような不具合が生じる。
However, since the coefficient of thermal expansion is different between the
このような不具合を解消するために、図10に詳しく示すように、段継ぎガラス管52を発光管41の端部に挿入してしまい、段継ぎガラス管52の一端を縮径させて電極リード棒45に形成されたガラス巻部47に溶着し、段継ぎガラス管52の他端を発光管41の端部に溶着する。このような構造であれば、機械的強度が小さい電極リード棒45と段継ぎガラス管52との融着固定部及び段継ぎガラス管52そのものを、機械的強度が比較的強い発光管41の端部内側に収めることができる。すると、作業員がその発光管41の端部を把持したとしても、その発光管41の端部内側に存在する電極リード棒45と段継ぎガラス管52との融着固定部及び段継ぎガラス管52自体が直接的に作業員の手によって把持されるようなことはない。このため、発光管41と電極リード棒45との接合部分等に、作業員が把持することにより生じる外力が直接的に加えられることに起因する破損を防止することができると考えられる。
In order to solve such a problem, as shown in detail in FIG. 10, the
しかし、従来からフラッシュランプ40に用いられている図10に示す発光管41は、その内径Dが8mm程度であり、金属製電極リード棒45はその断面が円形でその外径dは2.4mm程度である。このため、その発光管41に挿入する段継ぎガラス管52の外径Eは、発光管41の内径Dより小さいものであることが必要であり、7mm程度のものが使用される。また、電極リード棒45の外周に形成されるガラス巻部47の外径eはその電極リード棒45の外径dより大きくなり、3.5mm程度になる。このため、外径Eの小さな段継ぎガラス管52に金属製電極リード棒45を挿入すると、その電極リード棒45の周囲に形成されたガラス巻部47の外周と段継ぎガラス管52の内周は著しく接近することになる。
However, the
このように、ガラス巻部47の外周と段継ぎガラス管52の内周が接近した状態で、段継ぎガラス管52の端部を加熱して縮径させ、電極リード棒45の周囲に形成されたガラス巻部47と段継ぎガラス管52の端部とを接続すると、段継ぎガラス管52の端部以外の部分がガラス巻部47と接合され、ガラス管52の端部から離れてガラス巻部47と接合される、いわゆるブリッジ53と呼ばれる接合部位が形成される不具合があった。
In this way, with the outer periphery of the
即ち、段継ぎガラス管52の一端をガラス巻部47に溶着するには、図9に詳しく示すように、電極リード棒45の中間部における外周面にガラス巻部47を形成し(図9(a))、その電極リード棒45を段継ぎガラス管52に挿入してガラス管52の端部をガラス巻部47の略中央部分に位置させる(図9(b))。その後、ガラス管52を不活性ガス雰囲気中で回転させながらその端部を加熱し、段継ぎガラス管52の端部を縮径させてガラス巻部47と接続することになる。けれども、段継ぎガラス管52の端部を加熱すると、その加熱により段継ぎガラス管52は、本来的にガラス巻部47と接合される端部以外の部分も軟化及び縮径することになる。このため、図9(c)に示すように、その接合作業時の芯ズレ等によりガラス管52の端部以外の部分がガラス巻部47と接触すると、その段継ぎガラス管52の端部以外の部分もガラス巻部47と接合されてしまう。よって、図9(d)に示すように、その後、ガラス管52と電極リード棒45を同軸に戻したとしても、ガラス巻部47と接合された端部から離れた部位がそのガラス巻部47と接合されるブリッジ53と呼ばれる接合部位が形成されることがある。
That is, in order to weld one end of the
比較的小径の段継ぎガラス管52を用いると、ガラス巻部47の外周と段継ぎガラス管52の内周が接近し、ガラス管52の端部以外の部分がガラス巻部47と接触する確率も高まって、ブリッジ53が形成される頻度は増加することになる。そして、このブリッジ53が形成された部位は、ガラス巻部47と接合されたガラス管52の端部から離れているので、高温と低温が繰り返されるいわゆる熱衝撃における歪みが集中しやすく、ランプ40の点灯や消灯が繰り返される毎にそのブリッジ53に歪みが蓄積され、そのブリッジ53が基点となってクラックが発生し、ランプ不良を生じさせる不具合がある。
When the relatively small diameter stepped
本発明の目的は、電極リード棒の周囲に形成されたガラス巻部を比較的小径のガラス管の端部に溶着する際に、その端部以外の部分がガラス巻部と接合されることを防止し得る電極リード棒の固定構造を提供することにある。 An object of the present invention is to weld a glass winding portion formed around an electrode lead rod to the end portion of a relatively small-diameter glass tube so that a portion other than the end portion is joined to the glass winding portion. An object of the present invention is to provide an electrode lead bar fixing structure that can be prevented.
本発明は、電極リード棒の周囲にガラス巻部が形成され、ガラス巻部にガラス管の端部を溶着する電極リード棒の固定構造の改良である。 The present invention is an improved electrode lead rod fixing structure in which a glass winding portion is formed around an electrode lead rod, and an end of a glass tube is welded to the glass winding portion.
その特徴ある構成は、ガラス管に包囲されるガラス巻部の端縁とガラス巻部に溶着されたガラス管の内側における端縁との軸方向における最長距離が2mm以下であるところにある。 The characteristic configuration is that the longest distance in the axial direction between the edge of the glass winding portion surrounded by the glass tube and the inner edge of the glass tube welded to the glass winding portion is 2 mm or less.
この場合、ガラス管の内周とそのガラス管に包囲されるガラス巻部の外周との径方向における最短距離が2mm以下であることが好ましい。 In this case, it is preferable that the shortest distance in the radial direction between the inner periphery of the glass tube and the outer periphery of the glass winding portion surrounded by the glass tube is 2 mm or less.
ガラス管の端部を加熱してガラス巻部に接合する際に、その加熱によりガラス管は、本来的にガラス巻部と接合される端部以外の部分も軟化及び縮径することになる。けれども、本発明の電極リード棒の固定構造では、ガラス管に包囲されるガラス巻部の端縁とガラス巻部に溶着されたガラス管の内側における端縁との軸方向における最長距離を2mm以下とするので、ガラス巻部に溶着されたガラス管の端縁から2mmを越える位置にガラス巻部は存在しないことになる。このため、ガラス管の端部以外の部分が軟化及び縮径し、その接合作業時に芯ズレ等が生じたとしても、ガラス管の端部以外の部分がガラス巻部と接触するようなことはなく、ガラス管の内側における端縁から2mmの位置を越えるそのガラス管の端部以外の部分がガラス巻部と接合されて、その端部以外のところに接合部位が形成されるようなことはない。 When the end portion of the glass tube is heated and joined to the glass winding portion, the heating causes the glass tube to soften and reduce the diameter other than the end portion that is originally joined to the glass winding portion. However, in the electrode lead rod fixing structure of the present invention, the maximum distance in the axial direction between the edge of the glass winding portion surrounded by the glass tube and the inner edge of the glass tube welded to the glass winding portion is 2 mm or less. Therefore, the glass winding portion does not exist at a position exceeding 2 mm from the edge of the glass tube welded to the glass winding portion. For this reason, parts other than the end of the glass tube are softened and reduced in diameter, and even if a misalignment or the like occurs during the joining operation, the part other than the end of the glass tube is in contact with the glass winding part. The part other than the end of the glass tube exceeding the position of 2 mm from the edge on the inner side of the glass tube is joined to the glass winding part, and a joining part is formed at a place other than the end. Absent.
そして、このガラス管が、フラッシュランプにおける発光管の端部に挿入された段継ぎガラス管であれば、その段継ぎガラス管を介して電極リード棒を発光管の端部に気密封止することができる。すると、機械的強度が小さい電極リード棒と段継ぎガラス管との融着固定部及び段継ぎガラス管それ自体を、機械的強度が比較的強い発光管の端部内側に収めることができる。このため、作業員がフラッシュランプにおける発光管の端部を把持したとしても、その発光管の端部内側に存在する電極リード棒と段継ぎガラス管との融着固定部及びその段継ぎガラス管が直接的に作業員の手によって把持されるようなことはない。このため、作業員が把持することにより生じる外力が、発光管と電極リード棒との接合部分に直接的に加えられることに起因する破損を防止することができる。 If the glass tube is a stepped glass tube inserted into the end of the arc tube in the flash lamp, the electrode lead bar is hermetically sealed to the end of the arc tube through the stepped glass tube. Can do. Then, the fusion fixing part between the electrode lead bar and the stepped glass tube having a low mechanical strength and the stepped glass tube itself can be accommodated inside the end portion of the arc tube having a relatively high mechanical strength. For this reason, even if the worker holds the end of the arc tube in the flash lamp, the fusion fixing portion between the electrode lead bar and the step glass tube existing inside the end of the arc tube and the step glass tube Is not directly gripped by the operator's hand. For this reason, it is possible to prevent the damage caused by the external force generated by the gripping by the operator being directly applied to the joined portion between the arc tube and the electrode lead bar.
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。 Next, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
図1に、本発明の電極リード棒の固定構造を有するフラッシュランプ10を示す。このフラッシュランプ10は、内部にキセノンガスが封入された石英ガラスから成る真っ直ぐな管型発光管11と、その真っ直ぐな発光管11の両端に対向して配置された一対の電極ユニット12,16を備える。発光管11は、紫外線透過率の高い石英ガラスによって円筒形に成形され、その両端に配置される一対の電極ユニット12,16は、発光管11の両端部の内側に対向配置されたタングステンからなる電極13,17と、その電極13,17の基端面に先端側が同軸状に接合された金属製電極リード棒14,18とをそれぞれ備える。
FIG. 1 shows a
陽極となる電極13は、断面が円形であって、発光管の内径より僅かに小さな外径を有するバルク状の円柱状幹部のみから成り、陽極用電極リード棒14は電極13の基部に接合されたタングステンロッドにより形成される。また、陰極となる電極17は、断面が円形であって、発光管11の内径より僅かに小さな外径を有するバルク状の円柱状幹部17aを有し、その幹部17aの陽極側電極13に臨む先端部には、タングステンを主成分とし酸化バリウムや酸化カルシウム等を含有させた電子放出性物質からなる焼結体17bが固着される。陰極用電極リード棒18は電極17の幹部17aが先端に接合されたタングステンロッドにより形成される。そして、それらの電極13,17が先端に接合されたそれぞれの電極リード棒14,18は、それらの中間が発光管11の端部に気密封止されて、基端が発光管11の外側にそれぞれ導出される。このように両端が封止された発光管11の内部には、キセノンガスが封入される。
The
電極リード棒14,18の発光管11の端部への気密封止は発光管11の端部に挿入された段継ぎガラス管21,26を介して行われ、このフラッシュランプ10は、発光管11の両端における段継ぎガラス管21,26が発光管11の端部にそれぞれ挿入されるものとする。これらの段継ぎガラス管21,26は、石英ガラスから成るガラス管21a,26aとタングステンガラスから成るリング21b,26bがそれぞれ端部に設けられ、それらの間に複数のガラスリング21c,21d,21e,26c,26d,26eが設けられたものであって、軸方向に熱膨張率が順次変化するように連接されたものである。
The
段継ぎガラス管21,26の外径は発光管11に挿入可能な大きさであって、かつ電極リード棒14,18が挿入可能な内径に形成される。具体的に、フラッシュランプ10に用いられている発光管11は、一般的にその内径が8mm程度であり、金属製電極リード棒14,18は、その断面が円形で、一般的にその外径は2.4mm程度である。このため、段継ぎガラス管21,26の少なくともタングステンガラスから成るリング21b,26bの外径は7mm程度であり、その内径は3.5mm程度であるようなものが用いられる。
The outer diameters of the stepped
そして、本発明の固定構造は、発光管11に挿入された段継ぎガラス管21,26の端部にそれぞれの電極リード棒14,18を固定するものである。即ち、本発明の固定構造は、電極リード棒14,18の周囲にガラス巻部22,27が形成され、そのガラス巻部22,27にガラス管21,26の端部を溶着する構造である。そして、その特徴ある構成は、ガラス管21,26に包囲されるガラス巻部22,27の端縁と、そのガラス巻部22,27に溶着されたガラス管21,26の内側における端縁との軸方向における最長距離Aが2mm以下とされるところにある。その軸方向における最長距離Aを2mm以下とするのは、ガラス管21,26の端部を加熱してガラス巻部22,27に接合する際に、ガラス管21,26の端部以外の部分がガラス巻部22,27と接合されることを防止するためである。
In the fixing structure of the present invention, the electrode lead bars 14 and 18 are fixed to the end portions of the stepped
ここで、陽極電極ユニット12と陰極電極ユニット16のそれぞれにおける電極リード棒14,18の段継ぎガラス管21,26への固定構造は同一であり、陰極電極ユニット16における電極リード棒18を段継ぎガラス管26へ固定する手順を図6に示す。この電極リード棒18の固定手順により、ガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接合されることを防止できることを以下に説明する。
Here, the structure of fixing the
即ち、図6(a)に示すように、先ず、電極リード棒18を不活性ガス雰囲気中で高周波又は図示しない発熱体で加熱して、その表面に熱膨張率がタングステンに近いタングステンガラスを馴染ませたガラス巻部27を形成する。この電極リード棒18周囲へのガラス巻部27の形成は従来から行われている通常の方法により行うことができる。
That is, as shown in FIG. 6A, first, the
次に、図6(b)に示すように、その電極リード棒18をそのガラス管26の端部に挿入し、ガラス管26の端部であるタングステンガラスから成るリング26bの端部をガラス巻部27に重複させる。そして、軸方向におけるその重複長Cをガラス管26の肉厚t以上であって、その肉厚tに2mmを加えた値より小さくなるように調整する。この調整は、作業員による手作業であれば、その作業員の目視により行うことが好ましい。通常作業において溶接に従事している作業員であれば、2mm以下の範囲であるか否かは目視により比較的正確に調整することが可能な範囲だからである。
Next, as shown in FIG. 6B, the
次に、図6(c)に示すように、ガラス巻部27に重複する段継ぎガラス管26の端部をバーナ30で炙って軟化させ、その端部を縮径させてガラス巻部27と接続する。すると、ガラス巻部27に接合されるガラス管26の端部における軸方向の厚さは一般的にガラス管26の肉厚t以上となる。ここで、段継ぎガラス管26の端部を加熱すると、その加熱により段継ぎガラス管26は、本来的にガラス巻部27と接合される端部以外の部分も軟化及び縮径することになる。けれども、ガラス管26の端部とガラス巻部27の軸方向における重複長Cをガラス管26の肉厚t以上であって、その肉厚tに2mmを加えた値より小さくなるように調整している。このため、ガラス管26に包囲されるガラス巻部27の端縁とガラス巻部27に溶着されたガラス管26の端縁との軸方向における最長距離Aは2mm以下となって、ガラス管26の端縁から内側に向けて軸方向に2mmを越えた位置にガラス巻部27は存在しないことになる。
Next, as shown in FIG. 6 (c), the end portion of the stepped
すると、例えば、図6(c)に示すように、その接合作業時にガラス巻部27の軸芯に対してガラス管26の軸芯が偏倚する芯ズレ等が生じたとしても、ガラス管26の端縁から内側に軸方向に2mmを越えていれば、その軟化及び縮径したガラス管26の端部以外の部分が接触するような位置にガラス巻部27は存在しない。よって、その接合作業時の芯ズレ等が生じたとしても、ガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接触するようなことはなく、そのガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接合されて、その端部以外のところに接合部位が形成されるようなことはない。
Then, for example, as shown in FIG. 6C, even if a misalignment or the like in which the axis of the
このように、ガラス管26に包囲されるガラス巻部27の端縁とガラス巻部27に溶着されたガラス管26の内側における端縁との軸方向における最長距離Aを2mm以下にすることにより、ガラス巻部27に接合された端部から離れた部位がそのガラス巻部27と接合されるブリッジ53(図10)と呼ばれる接合部位が形成されることを防止しつつ、ガラス巻部27にガラス管26の端部を溶着することができる。これは、図6(d)に示すように、段継ぎガラス管26の端部を加熱して、ガラス管52と電極リード棒45を同軸に戻しても、図10に示すブリッジ53の発生を防止し得ることを意味するものである。
In this way, by setting the longest distance A in the axial direction between the edge of the
この図10に示すブリッジ53の発生を防止し得る効果は、ガラス管26の端縁から内側に軸方向に2mmを越えた位置に、ガラス巻部27が存在しないことにより成立する。このため、ガラス巻部22の端縁とそのガラス巻部22に溶着されたガラス管21の内側における端縁との軸方向における最長距離Aが2mm以下であることを要件とする本発明では、ガラス巻部27の外径、ガラス管26の内径の大きさにかかわらず、同様な効果を奏することができるものとなる。
The effect that can prevent the occurrence of the
ここで、その軸方向における最長距離Aを2mm以下にするのは、前述したように、作業員の目視による確認及び調整が可能な範囲であるからであるが、熟練工であれば更に狭い範囲における確認及び調整が可能であるので、この軸方向における最長距離Aは1mm以下であっても良い。 Here, the reason why the longest distance A in the axial direction is set to 2 mm or less is that the worker can visually confirm and adjust the distance as described above. Since confirmation and adjustment are possible, the longest distance A in the axial direction may be 1 mm or less.
また、軸方向における最長距離Aとするのは、図2に示すように、ガラス巻部27の端縁が軸方向に変形する場合もあることを考慮したものである。即ち、このようにガラス巻部27の端縁が軸方向に変形している場合は、ガラス巻部27の端縁とガラス巻部27に溶着されたガラス管26の内側における端縁との軸方向において最も長い距離Aが、2mm以下であることを要件とするものである。
Further, the longest distance A in the axial direction takes into consideration that the edge of the
また、図3に示すように、2mm以下であることを要件とするので、この軸方向における最長距離Aはゼロを含むものである。即ち、この軸方向における最長距離Aは0mm以上2mm以下であることを要件とするものである。このため、ガラス巻部27の端縁がガラス巻部27の端縁と面一となって、それらの端縁の軸方向における距離Aがゼロであっても良い。このようにその最短距離Aがゼロであれば、軟化及び縮径したガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接触するようなことを確実に回避できる。すると、その接合作業時の芯ズレ等が生じたとしても、そのガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接合されて、その端部以外のところに接合部位が形成されるようなことは確実に防止される。
Further, as shown in FIG. 3, since it is required to be 2 mm or less, the longest distance A in the axial direction includes zero. That is, the longest distance A in the axial direction is required to be 0 mm or more and 2 mm or less. For this reason, the edge of the
図1に戻って、ガラス管26の内周とそのガラス管26に包囲されるガラス巻部27の外周との径方向における最短距離Bは2mm以下であることが好ましい。これは、ガラス巻部27の軸芯に対してガラス管26の軸芯が偏倚する芯ズレ等が生じた際に、ガラス管26の内周がガラス巻部27の外周に接触するような事態を生じさせやすいからである。換言すれば、ガラス管26の内周とガラス巻部27の外周との径方向における最短距離Bが2mmを越えていると、接合作業時に芯ズレ等が生じても、ガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接触するようなことは少なく、その接触に起因する図10に示すブリッジ53の発生は抑制されるからである。
Returning to FIG. 1, the shortest distance B in the radial direction between the inner periphery of the
ここで、この径方向における最短距離Bを2mm以下にするのは、作業員による通常作業において芯ズレ、即ち、通常の作業においてガラス巻部27の軸芯に対してガラス管26の軸芯が偏倚する量が最大で2mm程度であると考えられているからである。けれども、熟練工であれば著しい芯ズレを生じさせることなく接合作業が可能であるので、この径方向における最短距離Bは1mm以下であっても良い。
Here, the reason why the shortest distance B in the radial direction is set to 2 mm or less is that the center of the
また、径方向における最短距離Bを規定するのは、図4に示すように、ガラス巻部27の外周が径方向に変形する場合もあることを考慮したものである。即ち、このようにガラス巻部27の外周が径方向に変形している場合は、そのガラス巻部27の最大外径面から、その外径面に対向するガラス管26の内面までの径方向における距離Bが、2mm以下であることを要件とするものである。
In addition, the shortest distance B in the radial direction is defined in consideration of the fact that the outer periphery of the
また、図5に示すように、2mm以下であることを要件とするので、この最短距離Bはゼロを含むものである。即ち、この径方向における最短距離Bは0mm以上2mm以下であることを要件とするものである。このため、ガラス管26の内周面とガラス巻部27の外周面とが面一となって、それらの径方向における距離Bがゼロであっても良い。このようにその最短距離Bがゼロであれば、軟化及び縮径したガラス管26の端部における内周面はガラス巻部27の外周面と連続し、そのガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接合されるようなことを確実に防止できることになる。
Further, as shown in FIG. 5, since it is required to be 2 mm or less, this shortest distance B includes zero. That is, the shortest distance B in the radial direction is required to be 0 mm or more and 2 mm or less. For this reason, the inner peripheral surface of the
図1に示すように、このように段継ぎガラス管21,26の一端に電極リード棒14,18が固定された段継ぎガラス管21,26の他端は、発光管11の端部に電極13,17側から挿入された後にその端部に気密封止される。すると、発光管11の内側に配置された陽極及び陰極電極13,17が先端に接合された陽極及び陰極電極リード棒14,18は、その中間が段継ぎガラス管21,26を介して発光管11の端部に気密封止され、その基端が発光管11の外側に導出されることになる。このようにして、発光管11の端部には陽極及び陰極電極ユニット12,16が気密封止されて配置される。
As shown in FIG. 1, the other ends of the stepped
そして、熱膨張係数がタングステンに近い段継ぎガラス管21,26のリング21b,26bが電極リード棒14,18に融着すると共に、そこから隔離した場所で、段継ぎガラス管12,26の、熱膨張係数が石英ガラスと同じガラス菅21a,26aが、発光管11に融着することになる。これにより、発光管11と電極リード棒18の熱膨張率の相違に起因する保存時と使用時の熱変化による破損を防止することができる。
Then, the
また、段継ぎガラス管21,26のリング21b,26bが電極リード棒14,18に融着された部分に図10に示すようなブリッジ53が形成されることはない。このため、高温と低温が繰り返されるいわゆる熱衝撃にあっても、その接合部位にクラック等の不具合が発生することはなく、その寿命が短くなるようなことはない。
Further, the
ここで、各電極ユニット12,16におけるそれぞれの電極13,17はいずれも少なくとも円柱状幹部13,17aを有するので、この円柱状幹部13,17aはその外側面が全長に亘って発光管11の壁面に密着するようにシュリンクシールによりその発光管11に固定される。即ち、図1に示すキセノンフラッシュランプ10では、電極ユニット12,16が発光管11の両端部に設けられて、その発光管11の両端部が気密封止された後に、電極13,17を構成する各円柱状幹部13,17aの周囲をそれぞれ加熱する。そして、各円柱状幹部13,17aの周囲における発光管11を溶融軟化させて、内部が減圧状態にあるために、その部分が縮径することを利用して、各円柱状幹部13,17aに溶着させる。このようにすることにより、1回の閃光の発光エネルギーが単位発光長当たり15J/cm以上のフラッシュランプ10を得ることができる。
Here, since each of the
このように構成されたフラッシュランプ10では、発光管11の端部に挿入された段継ぎガラス管21,26を介して陽極及び陰極電極リード棒14,18を発光管11の端部に気密封止するので、機械的強度が小さい陽極及び陰極電極リード棒14,18と段継ぎガラス管21,26との融着固定部及び段継ぎガラス管21,26の接合箇所は、機械的強度が比較的強い発光管11の端部における内側に収められる。このため、作業員がフラッシュランプ10における発光管11の端部を把持したとしても、その発光管11の端部内側に存在する陽極及び陰極電極リード棒14,18と段継ぎガラス管21,26との融着固定部及び段継ぎガラス管21,26自体が直接的に作業員の手によって把持されるようなことはない。よって、作業員が把持することにより生じる外力を機械的強度が比較的強い発光管11により受け止めることができ、その外力が発光管11と電極リード棒18,18との接合部分に直接的に加えられることに起因する破損を防止することができる。
In the
また、電極13,17におけるそれぞれの円柱状幹部13,17aをシュリンクシールにより発光管11に固定するので、そのシュリンクシールにより電極13,17の外側面は発光管11の内壁に密着することになる。そして、使用条件における1回の閃光の発光エネルギーが単位発光長当たり15J/cm以上であると、このフラッシュランプ10は循環する冷却水により冷却しつつ使用されることになる。すると、このランプ10の動作時に発光管11の外部を流通する冷却水は、その発光管11に密着する電極13,17をも冷却するので、それら電極13,17の酸化及び電極13,17物質の蒸発を防止することができる。
Further, since the respective
なお、上述した実施の形態では、真っ直ぐな管型発光管11を用いたフラッシュランプ10を用いて説明したけれども、発光管は真っ直ぐなものに限られない。例えば、図8に示すように、発光管70は、全体が概略二重円環形状を成すようなものであっても良い。図8に示す発光管70は、内管部71と外管部72と、それらの一端を相互に繋ぐ連絡部73と、それらの他端近傍にそれぞれ垂直上方に立設された端部74,75とから構成されたものである。内管部71と外管部72は、若干の寸法的歪みはあるものの、管の中心が実質的に同一平面上に位置し、ほぼ精確な二重円環を成して形成される。そして、端部74,75に、電極ユニット12,16がそれぞれ備えられてフラッシュランプ80が形成される。
In the above-described embodiment, although the
図8では、内管部71に連続する端部74に陽極電極ユニット12が設けられ、外管部72に連続する端部75に陰極電極ユニット16が設けられる場合を示す。各電極ユニット12,16における電極リード棒14,18の端部74,75への気密封止は、端部74,75に挿入された段継ぎガラス管21,26を介して行われ、両者は同一構造を成す。外管部72に連続する端部75に陰極電極ユニット16が設けられる断面を図7に代表して示す。
FIG. 8 shows a case where the
図7に示すように、段継ぎガラス管26は端部75の端縁に挿入され、電極リード棒18の周囲にはガラス巻部27が形成される。そのガラス巻部27にガラス管26の端部を溶着するけれども、ガラス管26に包囲されるガラス巻部27の端縁と、そのガラス巻部27に溶着されたガラス管26の内側における端縁との軸方向における最長距離Aが2mm以下とされる。このように、その軸方向における最長距離Aを2mm以下とすることにより、ガラス管26の端部を加熱してガラス巻部27に接合する際に、ガラス管26の端部以外の部分がガラス巻部27と接合されることを防止する。そして、段継ぎガラス管26の一端に電極リード棒18が固定された段継ぎガラス管26の他端は、発光管70の端部75に電極17側から挿入された後にその端部75の端縁に気密封止される。
As shown in FIG. 7, the stepped
このように、全体が概略二重円環形状を成すような発光管70であっても、ガラス管26に包囲されるガラス巻部27の端縁と、そのガラス巻部27に溶着されたガラス管26の内側における端縁との軸方向における最長距離Aを2mm以下とすることにより、ガラス巻部27に接合された端部から離れた部位がそのガラス巻部27と接合される図10に示すブリッジ53と呼ばれる接合部位が形成されることを防止しつつ、ガラス巻部27にガラス管26の端部を溶着することができるのである。
As described above, even if the
14,18 電極リード棒
21,26 段継ぎガラス管(ガラス管)
22,27 ガラス巻部
A 軸方向における最長距離
B 径方向における最短距離
14, 18
22, 27 Glass winding part A Longest distance in the axial direction B Shortest distance in the radial direction
Claims (1)
前記ガラス管(21,26)に包囲される前記ガラス巻部(22,27)の端縁と前記ガラス巻部(22,27)に溶着された前記ガラス管(21,26)の内側における端縁との軸方向における最長距離(A)が2mm以下であり、
前記ガラス管(21,26)の内周と前記ガラス管(21,26)に包囲される前記ガラス巻部(22,27)の外周との径方向における最短距離(B)が2mm以下である
ことを特徴とする電極リード棒の固定構造。
A glass winding portion (22, 27) is formed around the electrode lead rod (14, 18), and an end portion of the glass tube (21, 26) is welded to the glass winding portion (22, 27). In the fixed structure,
The edge of the glass winding part (22, 27) surrounded by the glass tube (21, 26) and the end inside the glass tube (21, 26) welded to the glass winding part (22, 27) Ri maximum distance (a) is der below 2mm in the axial direction of the edge,
The shortest distance (B) in the radial direction between the inner periphery of the glass tube (21, 26) and the outer periphery of the glass winding portion (22, 27) surrounded by the glass tube (21, 26) is 2 mm or less. A structure for fixing an electrode lead bar.
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