JP5971687B2 - Icカード、携帯可能電子装置及びicカードのコマンド処理方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態に係るICカード(携帯可能電子装置)2、および、ICカード2との通信機能を有する外部装置としてのICカード処理装置1の構成例を概略的に示すブロック図である。
まず、上記ICカード処理装置1の構成について説明する。
ICカード処理装置1は、図1に示すように、端末装置11、カードリーダライタ12、キーボード13、ディスプレイ14、および、プリンタ15などを有する。
端末装置11は、カードリーダライタ12によりICカード2へコマンドを送信する機能、ICカード2から受信したデータを基に種々の処理を行う機能などを有している。たとえば、端末装置11は、カードリーダライタ12を介してICカード2にデータの書き込みコマンドを送信することによりICカード2内の不揮発性メモリにデータを書き込む制御を行う。また、端末装置11は、ICカード2に読み取りコマンドを送信することによりICカード2からデータを読み出す制御を行う。
ICカード2は、ICカード処理装置1などの上位機器からの電力供給を受けて活性化される(動作可能な状態になる)。例えば、ICカード2が接触型の通信によりICカード処理装置1と接続される場合、つまり、ICカード2が接触型のICカードである場合、ICカード2は、通信インターフェースとしてのコンタクト部を介してICカード処理装置1からの動作電源及び動作クロックの供給を受けて活性化される。
ICカード2は、プラスチックなどで形成されたカード状の筐体(本体)B内にモジュールMが内蔵されている。モジュールMは、1つまたは複数のICチップCと通信用の外部インターフェース(通信インターフェース)とが接続された状態で一体的に形成され、本体B内に埋設されている。また、ICカード2のモジュールMは、図2に示すように、制御素子21、データメモリ22、ワーキングメモリ23、プログラムメモリ24、および、通信部25などを有してしている。
図3は、データメモリ22に格納されるファイルの構造例を示す図である。
図3に示すように、データメモリ22には、MF(Master File)31、DF(Dedicated File)32およびEF(Elementary File)33〜36などからなる階層構造を有する複数のファイル群が定義され、DF及びEFに対応するFCI(File Control Information)42〜46が設けられている。なお、図3に示すようなファイル構造は、ICカードの国際的な標準規格であるISO/IEC 7816−4で規定されている。
図4は、DF32に付加されたFCI42の構成例を示す図である。
図4に示す構成例において、FCI42は、たとえば、FCP(File Control Parameter)テンプレート形式でFCI情報が格納され、「File descriptor byte」にて、対応するファイルとしてのDFが共有可能(Shareable file)である事を示している。すなわち、図4は、ファイルの共有を許可するFCIの構成例を示すものである。
図5に示す構成例においても、FCI43は、FCP(File Control Parameter)テンプレート形式でFCI情報が格納され、「File descriptor byte」にて、対応するファイルとしてのEFが共有不可(Not shareable file)である事を示している。すなわち、図5は、ファイルの共有を不可とするFCIの構成例を示すものである。
まず、ICカード2内の各ファイルに対する使用状況を示す使用状況テーブル26の構成例について説明する。
図6は、各ファイル(EF)の使用状況を示す使用状況テーブル26の例を示す図である。図6に示すような使用状況テーブル26は、たとえば、RAM(ワーキングメモリ)23内に設定される。また、使用状況テーブル26は、ICカード2内において、制御素子21がアクセス可能な書換え可能なメモリに設ければよく、例えば、データメモリ22に設けても良い。
図7は、各論理チャネルにおける各EFへのアクセスの成功/不成功を示すアクセス情報を格納するアクセス状況テーブル27の例を示す図である。
図7に示すようなアクセス状況テーブル27は、たとえば、RAM(ワーキングメモリ)23内に設けられる。また、アクセス状況テーブル27は、ICカード2内において、制御素子21がアクセス可能な書換え可能なメモリに設ければ良く、例えば、データメモリ22に設けても良い。
ICカード2は、論理チャネルごとに処理を実行する機能を有する。すなわち、ICカード2は、外部装置としてのICカード処理装置からのコマンドを受信し、指定されている論理チャネルでの処理として受信したコマンドで要求される処理を実行する。指定EFへのアクセスを伴う処理を要求するコマンド(例えば、リードコマンド、アップデートコマンドなど)を受信した場合、ICカード2は、コマンドで指定されたEFが共有不可でかつ他の論理チャネルで使用中であれば、当該指定EFへのアクセスを不可とし、指定されたEFが他の論理チャネルで使用中のためにアクセスを不可とする旨の情報を付加した応答を出力する。
図8では、本実施形態を適用したICカード2が出力するレスポンスメッセージの例として、リードコマンドに対するレスポンスメッセージのデータ形式の構成例を示している。なお、レスポンスメッセージのデータ形式は、ICカードに用いられる規格によって規定されるもので良い。たとえば、レスポンスメッセージのデータ形式は、ISO/IEC 7816−3(ISO/IEC 7816−3 12.1 Application protocol data unit)とISO/IEC 7816−4(ISO/IEC 7816−4 5.1 Command−response pairs)とで規定されているAPDU(Application Protocol Data Unit)に準拠するもの良い。上述の規格において、レスポンスデータメッセージは、データ部(Data filed)、および、ステータス部(SW1−SW2:Status bytes)で構成される。
レスポンスメッセージのデータ部(Response data filed)は、「Data1」、「Data2」および「Data3」を有する。「Data1」には、例えば、コマンドの実行結果(例えば、リードコマンドの処理として読み出したデータ)を格納する。「Data2」には指定されたEFの識別子(EF ID)を格納する。「Data3」には、指定EFのステータス(指定EFを使用している論理チャネル番号、或いは、未使用)を格納する。たとえば、指定されたEFが使用中である場合、「Data3=0x00〜0x13」として、当該EFを使用している論理チャネル番号をData3の値に設定する。また、EFが未使用である場合、「Data3=0xFF」とセットされる。なお、「Data3=others」はRFUである。
たとえば、「SW1−SW2=0x9000」である場合、コマンドが正常終了したことを示す(コマンドがリードコマンドであれば、読出し正常終了を示す)。
また、本実施形態においては、「SW1−SW2=0x9001」である場合、当該コマンドが正常終了(読出し正常終了)で、かつ、当該コマンド以前にアクセス不可となったEFとそのEFの使用状況を示す情報をデータ部に格納したことを示す。つまり、「SW1−SW2=0x9001」である場合、コマンドが正常終了で、「Response data filed」の最後の3byte(レスポンスメッセージのデータ部)に、当該コマンドの実行以前に実行されたコマンドで既に別の論理チャネルを介して使用されていたためにアクセスできなかったファイルの識別子とそのファイルの現在の状態とを示す情報を格納したことを示す。
図9は、レスポンスメッセージの第1の具体例を示す図である。図9は、リードコマンドで指定されたEF(EFID:0x0001)が共有不可で、かつ、別の論理チャネルで使用中の場合のレスポンスメッセージの例を示している。
図9に示すレスポンスメッセージでは、「Data2=0x0001」であり、「Data3=0x01」がEFID:0x0001であり、「SW1−SW2=0x69FF」である。従って、上述した定義によれば、図9に示すレスポンスメッセージは、コマンドがアクセス対象とするEFIDが「0x0001」のEFが共有不可で、かつ、別の論理チャネル「#1」で使用中であるため、コマンドが実行できなかった(指定のEFにアクセス不可であった)ことを意味する。なお、図9に示す例では、リードコマンドが実行されなかったため、読出したデータが格納されるべき「Data1」はデータ無しとなる。
図12は、ICカード処理装置1から順次与えられる複数のコマンドに対する処理内容を説明するためのシーケンス図である。図12は、論理チャネル#1でEF#1を使用した後、別の論理チャネル#2でEF#1へのアクセスが成功するまでの事例を示すシーケンス図となっている。また、図13乃至図19は、図12に示す処理の各過程における使用状況テーブル26の状態、および、アクセス状況テーブル27の状態の例を示す図である。
図20は、ICカード2がコマンドを受信した場合の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、ICカード2がICカード処理装置1からコマンドを受信したものとする。ここでは、コマンドは、指定の論理チャネルを使用して指定するEFへのアクセスを要求するコマンドであるものとする。たとえば、リードコマンド、あるいはアップデートコマンドなどが想定される。
さらには、ファイル単位だけではなく、ファイル内に格納されるデータ単位である、データオブジェクト単位、あるいは、レコード単位で、論理チャネルの使用状況を管理するようにしても良い。この場合、データオブジェクト単位、あるいは、レコード単位で、論理チャネルの使用状況をレスポンスメッセージに付加するようにしても良い。
Claims (11)
- 外部装置とデータ通信を行う通信手段と、
前記通信手段によるデータ通信を複数の論理チャネルから選択する論理チャネルを用いて実行する制御手段と、
前記外部装置からのコマンドによってアクセス対象となるデータ単位でデータを記憶するデータ記憶手段と、
前記通信手段により受信したコマンドが指定するデータへのアクセスを当該コマンドで指定する論理チャネルで実行するコマンド処理手段と、
前記データ記憶手段に記憶した各データに対する各論理チャネルからの使用状況を記憶し、各データに対応づけて、使用している論理チャネルを示す情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された情報を参照し、前記コマンドが指定するデータが当該コマンドの第1の論理チャネル以外の第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった場合、当該コマンドのレスポンスメッセージに第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった旨を示す情報を付加して出力する応答手段と、
を有し、
前記コマンド処理手段は、第1のデータへのアクセスを所定の論理チャネルで実行して前記第1のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第1の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ、続いて第2のデータへのアクセスを前記所定の論理チャネルで実行して前記第2のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第2の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ前記第1の情報を前記第1のデータが未使用であることを示す第3の情報へ更新するICカード。 - 前記応答手段は、前記コマンド処理手段によるコマンドの実行結果を示すレスポンスメッセージに、当該コマンドの論理チャネルでアクセス不可となったデータの使用状況を示す情報を付加して出力する、
前記請求項1に記載のICカード。 - さらに、前記論理チャネルごとにアクセス不可となったデータを示す情報を記憶する第2の記憶手段を有し、
前記応答手段は、前記第2の記憶手段に記憶した情報により当該コマンドの論理チャネルでアクセス不可となったデータを特定し、前記第1の記憶手段に記憶した情報により前記特定したアクセス不可となったデータの使用状況を示す情報を決定する、
前記請求項2に記載のICカード。 - 前記第1の記憶手段は、各データに対応づけて、使用している論理チャネルを示す情報、あるいは、未使用を示す情報の何れかを記憶する、
前記請求項3に記載のICカード。 - 前記第2の記憶手段は、各論理チャネルに対応づけて、アクセス不可となったデータを示す情報と当該データを使用中の論理チャネルを示す情報とを記憶する、
前記請求項3又は4の何れかに記載のICカード。 - 前記第2の記憶手段は、当該論理チャネルでアクセス不可となっていたデータへのアクセスが成功した場合、前記アクセス不可となったデータを示す情報を当該データへのアクセス成功を示す情報に書き換える、
前記請求項3乃至5の何れか1項に記載のICカード。 - 前記レスポンスメッセージは、データ部とステータス部とを有し、
前記応答手段は、前記第2の記憶手段に記憶するアクセス不可となったデータの使用状況を示す情報を前記レスポンスメッセージのデータ部に付加する、
前記請求項3乃至6の何れか1項に記載のICカード。 - 前記応答手段は、前記アクセス不可となったデータの使用状況を示す情報を前記データ部に付加する場合、前記ステータス部にはコマンドの処理結果とともに前記データの使用状況を示す情報を付加した事を示すステータスを格納する、
前記請求項7に記載のICカード。 - 外部装置とデータ通信を行う通信手段と、前記通信手段によるデータ通信を複数の論理チャネルから選択する論理チャネルを用いて実行する制御手段と、前記外部装置からのコマンドによってアクセス対象となるデータ単位でデータを記憶するデータ記憶手段と、前記通信手段により受信したコマンドが指定するデータへのアクセスを当該コマンドで指定する論理チャネルで実行するコマンド処理手段と、前記データ記憶手段に記憶した各データに対する各論理チャネルからの使用状況を記憶し、各データに対応づけて、使用している論理チャネルを示す情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された情報を参照し、前記コマンドが指定するデータが当該コマンドの第1の論理チャネル以外の第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった場合、当該コマンドのレスポンスメッセージに第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった旨を示す情報を付加して出力する応答手段と、を有するモジュールと、
前記モジュールを具備する本体と、
を有し、前記コマンド処理手段は、第1のデータへのアクセスを所定の論理チャネルで実行して前記第1のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第1の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ、続いて第2のデータへのアクセスを前記所定の論理チャネルで実行して前記第2のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第2の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ前記第1の情報を前記第1のデータが未使用であることを示す第3の情報へ更新するICカード。 - 外部装置とデータ通信を行う通信手段と、
前記通信手段によるデータ通信を複数の論理チャネルから選択する論理チャネルを用いて実行する制御手段と、
前記外部装置からのコマンドによってアクセス対象となるデータ単位でデータを記憶するデータ記憶手段と、
前記通信手段により受信したコマンドが指定するデータへのアクセスを当該コマンドで指定する論理チャネルで実行するコマンド処理手段と、
前記データ記憶手段に記憶した各データに対する各論理チャネルからの使用状況を記憶し、各データに対応づけて、使用している論理チャネルを示す情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された情報を参照し、前記コマンドが指定するデータが当該コマンドの第1の論理チャネル以外の第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった場合、当該コマンドのレスポンスメッセージに第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった旨を示す情報を付加して出力する応答手段と、
を有し、
前記コマンド処理手段は、第1のデータへのアクセスを所定の論理チャネルで実行して前記第1のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第1の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ、続いて第2のデータへのアクセスを前記所定の論理チャネルで実行して前記第2のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第2の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ前記第1の情報を前記第1のデータが未使用であることを示す第3の情報へ更新する携帯可能電子装置。 - 外部装置とデータ通信を行う通信手段と、前記外部装置からのコマンドによってアクセス対象となるデータ単位でデータを記憶するデータ記憶手段と、外部装置とのデータ通信を複数の論理チャネルから選択する論理チャネルを用いて実行する制御手段と、前記データ記憶手段に記憶した各データに対する各論理チャネルからの使用状況を記憶し、各データに対応づけて、使用している論理チャネルを示す情報を記憶する第1の記憶手段とを有するICカードのコマンド処理方法であって、
前記通信手段により受信したコマンドが指定するデータへのアクセスを当該コマンドで指定する論理チャネルで実行する処理において、第1のデータへのアクセスを所定の論理チャネルで実行して前記第1のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第1の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ、続いて第2のデータへのアクセスを前記所定の論理チャネルで実行して前記第2のデータが前記所定の論理チャネルで使用中であることを示す第2の情報を前記第1の記憶手段に記憶させ前記第1の情報を前記第1のデータが未使用であることを示す第3の情報へ更新し、
前記第1の記憶手段に記憶された情報を参照し、前記コマンドが指定するデータが当該コマンドの第1の論理チャネル以外の第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった場合、当該コマンドのレスポンスメッセージに第2の論理チャネルで使用中のためにアクセス不可となった旨を示す情報を付加して出力する、
ICカードのコマンド処理方法。
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