JP5974542B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
前記無段変速機構(11)が目標変速比に変速されるまでの時間を速くしたり遅くしたりする感度設定具(9b)を備える構成とし、
前記制御部(P)は、前記変速ペダル(7b)の操作に対する無段変速機構(11)の目標変速比に変速されるまでの時間を感度設定具(9b)で規定させる構成とし、この感度設定具(9b)による設定感度が所定の標準感度より低感度側に設定されると、目標車速に到達するまでの時間を遅くし、感度設定具(9b)による設定感度が所定の標準感度より高感度側に設定されると、目標車速に到達するまでの時間を速くする構成とし、
前記感度設定具(9b)による設定感度が所定の標準感度より低感度側に設定されている場合において、上記変速ペダル(7b)の踏込み後に、再び変速ペダル(7b)の踏込を止めて走行停止させる解除操作を行うと、上記標準感度で停止車速になるように無段変速機構(11)を変速制御する構成とし、
前記感度設定具(9b)による設定感度が前記所定の標準感度より高感度側に設定されている場合において、変速ペダル(7b)の踏込量が略50%未満の踏込み操作のときには前記無段変速機構(11)を高感度で変速制御して目標車速に到達するまでの時間を速くする構成とし、変速ペダル(7b)の踏込量が略50%以上の踏込み操作のときには、前記無段変速機構(11)を前記所定の標準感度で変速制御して目標車速に到達させることを特徴とする作業車両とする。
前記変速ペダル(7b)を最大位置まで踏み込んだときの最高速を規制する最高速設定ダイヤル(9a)を設け、該最高速設定ダイヤル(9a)で最高速が規制されると、変速ペダル(7b)を最大位置まで踏み込んでも規制された最高速までしか出ないように前記トラニオン軸(21t)の回動量を制限する構成とし、前記最高速設定ダイヤル(9a)の最高速の設定範囲の下限値は上限値の略50%として構成するとともに、この下限値は所定の範囲内で補正可能に構成し、
前記変速ペダル(7b)の操作を止めても入り状態にした時点の前記トラニオン軸(21t)の回動位置を維持するクルーズコントロールスイッチ(9c)を設け、前記最高速設定ダイヤル(9a)で最高速を規制中においても前記クルーズコントロールスイッチ(9c)の機能を有効にすることを特徴とする請求項1記載の作業車両とする。
感度設定具は、前記無段変速機構が目標変速比に変速されるまでの時間を速くしたり遅くしたりする。変速ペダルの操作に対する無段変速機構の目標変速比に変速されるまでの時間を感度設定具で規定する。感度設定具による設定感度が所定の標準感度より低感度側に設定されると、目標車速に到達するまでの時間が遅くなる。感度設定具による設定感度が所定の標準感度より高感度側に設定されると、目標車速に到達するまでの時間が速くなる。
感度設定具による設定感度が所定の標準感度より低感度側に設定されている場合において、変速ペダルの踏込み後に、再び変速ペダルの踏込を止めて走行停止させる解除操作を行うと、標準感度で停止車速になるように無段変速機構を変速制御する。
したがって、任意の感度設定を可能とする感度設定具によって所定の標準感度よりも低感度に設定した場合については、変速ペダルの踏込操作について増速ショックを抑えつつ踏込対応車速まで緩やかに追従増速される。その一方で、変速ペダルの踏込み後に、再び変速ペダルの踏込を止めて走行停止させる解除操作を行うと、速やかに停止車速まで追従減速されるので、急減速を要する事態に対応することができる。
したがって、高感度の設定の場合は、変速ペダルの踏込みが小さい操作のときに速やかに追従増速され、一方、踏込みが大きいときは通常の追従増速となるので、エンジン回転のハンチングを招くことなく、安定した増速が可能となる。
図1は、本発明の適用対象となる作業車両の一例として示すトラクタの全体構成平面図である。この作業車両1は、前後の走行車輪2,3によって圃場作業可能に機体を支持しており、機体の前部又は後部に作業機を装着して作業を行う。機体前部のエンジンルーム内に搭載しているエンジン4からの動力を受けて走行車輪2,3に動力伝達を行う。この走行車輪2,3への動力伝達は、変速装置5の副変速機構12(有段変速)と無段変速機構11で変速された動力が無段変速伝動されていく。また、無段変速機構11に入力された動力のうち無段変速されない動力がPTOと略称される作業動力供給部6に伝達されていく。作業動力供給部6は、機体後部のPTO機構16aと機体中央下部のPTO機構16bから構成されている。
最高速設定ダイヤル9aは、車体の最高速を決定するものであり、最高速が決定されると変速ペダル7bを最大まで踏み込んでも決定された最高速までしか出ない構成としている。
変速ペダル7bが踏み込まれると、その踏み込み操作量(%)に応じて目標車速が決まる。この目標車速に対応して無段変速機構11のトラニオン軸21tの回動量が決められており、また、トラニオン軸21tの中立位置からの回動方向は、前記前後進レバー7iの操作で決定される。
従来は、左右の両ブレーキペダル7cの操作に対応して少しずつ比例ソレノイドバルブ22への出力を落としていったときに、車速がほぼ停止状態であっても比例ソレノイドバルブ22への出力が継続していると、ブレーキペダル7cの踏込み解除によって微速走行することがあるので、このような不安定状態を解消するために、図9に制御処理例3のフローチャートを示すように、走行中において左右の両ブレーキペダル7cを同時踏込み操作が判定された場合(S21)に、車速が停止速近傍の所定の閾値(例えば、0.5km/h)以下になった時点で、比例ソレノイドバルブ22への出力を即時オフする制御処理(S22,S23)を構成する。
感度設定具9bは、感度を設定するためのダイヤル範囲を最小から最大までの感度範囲と対応させ、その最大感度となる一側端のダイヤル位置で、最大感度を越える所定の特別感度(例えば、最大感度の2倍の感度)を設定可能に目盛表示して構成する。
一般に、無段変速機構11の動作について、その動作制御用の比例ソレノイドバルブ22の駆動電流との関係の個体差により、作業車両は、本機が動き出すときの変速ペダル7bの踏込量に個体差が生じる。このような問題に対し、個別特性に基づいて算出したバルブ駆動電流によって動作制御することにより、ペダル操作と対応する変速動作を共通化することができる。
無段変速機構11の特性は、図19に比例ソレノイドの駆動電流と車速軸の出力回転数の特性図を示すように、前進側と後進側のそれぞれについて、発進点Bから飽和点Aまでの電流増加によって回転数が上限に達した後、電流減少によって停止点Cに至るヒステリシスを示し、また、電流と回転数特性及び最大出力は、供給圧力と関与する部品によって一定のバラツキ幅を有する。
負荷制御については、図31に制御処理例22のフローチャートを示すように、負荷制御スイッチがオンで、副変速12が「作業」の場合(S211,S212)に、最高速設定ダイヤル9aの操作量に上限値(例えば、95%)を設ける制御処理(S213)を構成することにより、ローダ作業等の高負荷作業について最高速に上限規制をかけてトラニオン角を最大まで開かないようにすることで、エンストによる作業中断を回避することができる。
4 エンジン
5 変速装置
7b 変速ペダル
7c ブレーキペダル
7d 副変速レバー
9a 最高速設定ダイヤル
9b 感度設定具(レスポンスコントロールダイヤル)
9c クルーズコントロールスイッチ
11 無段変速機構
12 副変速機構
12p 副変速レバーセンサ
13 伝動機構
21p 油圧ポンプ
21m 定量油圧モータ
21t トラニオン軸
22 比例ソレノイドバルブ
31 ペダルセンサ
33 前後進レバーセンサ
A 飽和出力値
B 発進出力値
C 停止出力値
P 制御部
Claims (2)
- 停止車速を含む車速範囲を無段階に変速動作してエンジン動力を走行部に変速伝動する無段変速機構(11)と、この無段変速機構(11)を前後進の各走行方向について変速ペダル(7b)の踏込量を検出するペダルセンサ(31)値に基づいて目標変速比に変速制御し、無段変速機構(11)を目標変速比にすることで目標車速に到達させる制御部(P)とを備える作業車両において、
前記無段変速機構(11)が目標変速比に変速されるまでの時間を速くしたり遅くしたりする感度設定具(9b)を備える構成とし、
前記制御部(P)は、前記変速ペダル(7b)の操作に対する無段変速機構(11)の目標変速比に変速されるまでの時間を感度設定具(9b)で規定させる構成とし、この感度設定具(9b)による設定感度が所定の標準感度より低感度側に設定されると、目標車速に到達するまでの時間を遅くし、感度設定具(9b)による設定感度が所定の標準感度より高感度側に設定されると、目標車速に到達するまでの時間を速くする構成とし、
前記感度設定具(9b)による設定感度が所定の標準感度より低感度側に設定されている場合において、上記変速ペダル(7b)の踏込み後に、再び変速ペダル(7b)の踏込を止めて走行停止させる解除操作を行うと、上記標準感度で停止車速になるように無段変速機構(11)を変速制御する構成とし、
前記感度設定具(9b)による設定感度が前記所定の標準感度より高感度側に設定されている場合において、変速ペダル(7b)の踏込量が略50%未満の踏込み操作のときには前記無段変速機構(11)を高感度で変速制御して目標車速に到達するまでの時間を速くする構成とし、変速ペダル(7b)の踏込量が略50%以上の踏込み操作のときには、前記無段変速機構(11)を前記所定の標準感度で変速制御して目標車速に到達させることを特徴とする作業車両。 - 前記無段変速機構(11)は、出力可変式の油圧ポンプ(21p)と該油圧ポンプ(21p)の出力を受ける定量油圧モータ(21m)よって構成され、前記油圧ポンプ(21p)に設けられるトラニオン軸(21t)の回動量で前記定量油圧モータ(21m)から出力される回転数が変更される構成とし、
前記変速ペダル(7b)を最大位置まで踏み込んだときの最高速を規制する最高速設定ダイヤル(9a)を設け、該最高速設定ダイヤル(9a)で最高速が規制されると、変速ペダル(7b)を最大位置まで踏み込んでも規制された最高速までしか出ないように前記トラニオン軸(21t)の回動量を制限する構成とし、前記最高速設定ダイヤル(9a)の最高速の設定範囲の下限値は上限値の略50%として構成するとともに、この下限値は所定の範囲内で補正可能に構成し、
前記変速ペダル(7b)の操作を止めても入り状態にした時点の前記トラニオン軸(21t)の回動位置を維持するクルーズコントロールスイッチ(9c)を設け、前記最高速設定ダイヤル(9a)で最高速を規制中においても前記クルーズコントロールスイッチ(9c)の機能を有効にすることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
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