JP5974792B2 - 電磁界回路連携解析プログラム、電磁界回路連携解析装置及び電磁界回路連携解析方法 - Google Patents
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図1は、第1の従来技術の例を示す図である。
図1において、(A)は、ベース[B]、コレクタ[C]及びエミッタ[E]の3端子の電磁界等価回路の例であり、(B)は、(A)の電磁界等価回路をFDTDソルバーで表わしたものであり、(C)は、(A)の電磁界等価回路をSPICEソルバーで表わしたものである。
図2において、(A)は、グランドプレーンが存在するN端子回路網の例であり、(B)は、(A)のN端子回路網をFDTDソルバーで表わしたものであり、(C)は、(A)のN端子回路網をSPICEソルバーで表わしたものである。
上記第1の従来技術の場合、図3(A)に示すように、3端子の電磁界等価回路をN端子の電磁界等価回路に拡張して考えることができる。ここで、Nは4以上の自然数である。その際、FDTD格子上にある回路枝は基準となる1つの格子点(基準格子点:リファレンス端子)に接続していればよい。
図4は、6端子の電磁界等価回路のFDTDモデル(A)とSPICEモデル(B)を示す図である。
しかしながら、6端子回路網を超える、一般的なN端子回路網の連携解析を行うことができない、という問題点があった。
1つの基準格子点に接続可能な端子の数は5つであるので、図5(A)に示すように、8端子の電磁界等価回路のFDTDモデルを構成することができない。
図6に示すように、デバイス直下にグランドプレーンが存在しないため、回路網の端子と直下のグランドプレーンとの間の電位差を、端子における参照電圧として設定することが出来ず、グランドプレーンが存在しないN端子回路網の連携解析を行うことができない、という問題点があった。
本実施の形態は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に電磁界回路連携解析プログラムが組み込まれ、前記情報処理装置が電磁界回路連携解析装置として前記電磁界回路連携解析プログラムを実行することにより実現される。
図7を用いて、本発明の概念を説明する。
基準格子点を複数の格子点に展開するために、後述する所定のアルゴリズムにより、デバイス位置に仮想的な導体を展開する。そして、基準格子点を共有すべき電界枝を、展開された基準格子点のいずれかに接続するようにする。
図8に示すように、等価回路に対応する電界格子枝をグランドプレーンに接続する必要がないので、グランドプレーンが存在しないN端子回路網であっても連携解析が可能になる。よって、機器にグランドプレーンが無くても7端子以上のデバイスのシミュレーションが可能となる。
図9において、電磁界回路連携解析装置900は、連携データ生成部910、制御部920、FDTDソルバー930、および回路シミュレータ940を有する。また、電磁界回路連携解析装置900は、連携情報記憶部901、電磁界情報記憶部902、回路情報記憶部903及び制御情報記憶部904を参照可能である。
まず、ステップS1001において、連携データ生成部910が、連携情報記憶部901に記憶されたデバイス位置と端子位置情報に基づいて、回路枝を生成して配置し、基準導体を生成して配線する。なお、回路枝の生成、配置及び基準導体の生成、配線については、その具体例を図13乃至図18を用いて後述する。
図11は、連携情報記憶部901の構成を説明するための図である。
図11に示すように、連携情報記憶部901に記憶される連携情報は、デバイス位置を電界格子上の直方体であるデバイス領域として定義される。デバイス領域内には連携解析のための回路枝と基準導体が配置される。
図12において、(A)は、連携情報記憶部901に定義される連携情報の構成例であり、(B)は、デバイス領域として定義された連携情報の例であり、(C)は、(A)の連携情報をSPICEソルバーで表わしたものである。
すなわち、デバイス位置情報は、その始点(100 100 100)と終点(110 110 102)で定義されている。端子位置情報は、(100 102 101)、(100 108 101)、(110 102 101)及び(110 108 101)の4点で定義されている。そして、端子名情報は、n1、n2、n3及びn4で定義されている。
図13は、連携データ生成処理の具体例1の流れを説明するための図である。
まず、ステップS1301において、連携データ生成部910が、連携情報記憶部901に記憶された端子位置情報に基づいて、端子数nを取得する。
図14の(A)は、連携データ生成処理の具体例2の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1401において、連携データ生成部910が、連携情報記憶部901に記憶された端子位置情報に基づいて、端子数nを取得する。
次に、ステップS1404において、k=1から1ずつ加算してn迄について、図14(C)に示すように、連携データ生成部910が、位置pk’(ダッシュ)と位置prの間を電界格子に沿って迷路法により配線する。
図15の(A)は、連携データ生成処理の具体例3の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1501において、連携データ生成部910が、連携情報記憶部901に記憶された端子位置情報に基づいて、端子数nを取得する。
次に、ステップS1504において、図15(C)に示すように、連携データ生成部910が、デバイス位置領域の1格子長離れた領域の内部を全てxyz方向の導体枝で埋めて、基準導体とする。
図16の(A)は、連携データ生成処理の具体例4の流れを示すフローチャートである。
そして、ステップS1602において、k=1から1ずつ加算してn迄について、図16(B)に示すように、連携データ生成部910が、端子位置pkからデバイス位置領域の内側方向に1格子長の回路枝を配置する。
図17の(A)は、連携データ生成処理の具体例5の流れを示すフローチャートである。
そして、ステップS1702において、k=1から1ずつ加算してn−1迄について、連携データ生成部910が、位置pk’(ダッシュ)に接続する配線をたどり、基準導体が分岐する位置をpk’’(ツーダッシュ)とする。図17(B)に示した例では「p1’’(ツーダッシュ)」、「p2’’(ツーダッシュ)」及び「p3’’(ツーダッシュ)」。
図18の(A)は、連携データ生成処理の具体例6の流れを示すフローチャートである。
そして、ステップS1802において、k=1から1ずつ加算してn迄について、連携データ生成部910が、位置pk’(ダッシュ)に接続する配線をたどり、基準導体が分岐する位置をpk’’(ツーダッシュ)とする。図18(B)に示した例では「p1’’(ツーダッシュ)」、「p2’’(ツーダッシュ)」、「p3’’(ツーダッシュ)」及び「p4’’(ツーダッシュ)」。
図10を用いて説明したように、ステップS1002において、連携データ生成部910は、ステップS1001の配置配線処理で生成した回路枝と導体を、電磁界情報記憶部902に格納された電磁界情報に付加し、連携電磁界情報記憶部905へ出力する。
図10を用いて説明したように、ステップS1003において、連携データ生成部910は、連携情報記憶部901に記憶された端子名情報に基づいて、回路情報記憶部903に記憶された回路情報に電界等価回路を付加し、連携回路情報記憶部906へ出力する。
以上、図7乃至図20を用いて、本実施の形態を一通り説明した。
図11に示した例を含め、これから説明するデバイス領域定義例1及びデバイス領域定義例2は、従来、単一格子点で共有されるべき回路枝の基準格子点が、導体により複数点に展開されており、実端子を基準とした場合には、基準導体が1つの端子以外に端子(デバイス領域外の導体)との直接の接続を持たず、また、仮想端子を基準とした場合には、基準導体が直接の端子(外部導体)との接続を持たないことを特徴とする。仮想端子を基準とするとは、図21のように、基準格子点を端子導体の接続していない仮想的な端子とすることである。
図22に示すように、デバイス位置は電界格子上の直方体であるデバイス領域として定義され、その側面に6つの端子が定義される。
図23に示すように、中心部から放射状に最短線路となるように配線される。なお、(A)は実端子を基準に配線した例であり、(B)は仮想端子を基準に配線した例である。
図24に示すように、インピーダンスが小さくなるように基準導体が敷き詰められる。ただし、基準導体の容量成分は大きくなる。なお、(A)は実端子を基準に配線した例であり、(B)は仮想端子を基準に配線した例である。
図25に示すように、基準導体部分がなるべく小さくなるように配線される。なお、(A)は実端子を基準に配線した例であり、(B)は仮想端子を基準に配線した例である。
図26に示すように、デバイス位置は電界格子上の直方体であるデバイス領域として定義され、その下面に9つの端子が定義される。
図27に示すように、中心部から放射状に最短線路となるように配線される。なお、(A)は実端子を基準に配線した例であり、(B)は仮想端子を基準に配線した例である。
図28に示すように、インピーダンスが小さくなるよう基準導体が敷き詰められる。ただし、基準導体の容量成分は大きくなる。なお、(A)は実端子を基準に配線した例であり、(B)は仮想端子を基準に配線した例である。
図29に示すように、基準導体部分がなるべく小さくなるように配線される。なお、(A)は実端子を基準に配線した例であり、(B)は仮想端子を基準に配線した例である。
901 連携情報記憶部
902 電磁界情報記憶部
903 回路情報記憶部
904 制御情報記憶部
905 連携電磁界情報記憶部
906 連携回路情報記憶部
907 解析結果
910 連携データ生成部
920 制御部
921 入力部
922 データ交換部
923 出力部
930 FDTDソルバー
940 回路シミュレータ
Claims (5)
- コンピュータに、
解析対象の電子回路に対応するデバイスモデルの位置を示すデバイス位置情報及び前記デバイスモデルの端子の位置を示す端子位置情報に基づいて、前記端子の位置に対応する回路枝を格子上に生成させ、
前記回路枝を所定規則に基づいて接続させることにより基準導体を生成させ、
前記回路枝及び前記基準導体を含む電磁界情報に基づく電磁界解析と回路情報に基づく回路解析との連携解析を実行させる、
ことを特徴とする電磁界回路連携解析プログラム。 - 前記基準導体は、複数の前記回路枝を所定規則に基づいて接続させることにより基準格子点を複数の格子点に拡張したものであることを特徴とする請求項1に記載の電磁界回路連携解析プログラム。
- 前記所定規則は、迷路法であることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁界回路連携解析プログラム。
- 電磁界解析と回路解析との連携解析を行なう電磁界回路連携解析装置であって、
解析対象の電子回路に対応するデバイスモデルの位置を示すデバイス位置情報及び前記デバイスモデルの端子の位置を示す端子位置情報に基づいて、前記端子の位置に対応する回路枝を格子上に生成する回路枝生成手段と、
前記回路枝を所定規則に基づいて接続させることにより基準導体を生成する基準導体生成手段と、
前記回路枝及び前記基準導体を含む電磁界情報に基づく電磁界解析と、回路情報に基づく回路解析との連携解析を実行する連携解析手段と、
を有することを特徴とする電磁界回路連携解析装置。 - コンピュータが、
解析対象の電子回路に対応するデバイスモデルの位置を示すデバイス位置情報及び前記デバイスモデルの端子の位置を示す端子位置情報に基づいて、前記端子の位置に対応する回路枝を格子上に生成し、
前記回路枝を所定規則に基づいて接続させることにより基準導体を生成し、
前記回路枝及び前記基準導体を含む電磁界情報に基づく電磁界解析と回路情報に基づく回路解析との連携解析を実行する、
ことを特徴とする電子回路解析方法。
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