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JP5978956B2 - 不揮発性記憶装置、集積回路装置および電子機器 - Google Patents
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不揮発性記憶装置、集積回路装置および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性記憶装置、集積回路装置および電子機器等に関する。
近年、フラッシュメモリーのような大容量の不揮発性記憶装置を利用することが可能である。その一方で、個体によりばらつきが生じ得るアナログ回路のキャリブレーションの用途等で、小容量で安価なOTP(One Time Programmable)メモリーへの需要がある。
OTPメモリーは1回だけ書き込みが可能な不揮発性メモリーである。例えば、FAMOS(Floating gate Avalanche injection Metal Oxide Semiconductor)は、不揮発性メモリーの一種であって、紫外線により書き込み情報の消去が可能である。しかし、紫外線照射用窓のない一般に用いられるICパッケージで覆われた後は、小容量のOTPメモリーとして使用可能である。
ここで、不揮発性記憶装置では、メモリーセルに加わる電圧を適切な範囲に制限しなければ、データが意図せずに書き換えられるデータディスターブが生じるおそれがある。例えば、読み出し時にゲート電極に蓄積された電荷量が変化して、誤った書き込みが発生するおそれがある。
特許文献1の発明は、レギュレーターを使って、不揮発性記憶装置の外部から供給される電源電圧から生成される電源電圧(以下、内部電圧)で不揮発性記憶装置を駆動する。そのため、メモリーセルに加わる電圧を制限できる。また、例えば特許文献2の発明は、書き込み時に用いる昇圧電圧を制限するリミッター回路を開示している。
特開2005−122832号公報 特開昭61−269299号公報
しかし、特許文献1の発明では、起動時から内部電圧が安定するまでの間、不揮発性記憶装置からデータを読むことができない。例えば、不揮発性記憶装置がアナログ回路等のキャリブレーションデータを記憶している場合、起動時に直ちにキャリブレーションデータを読み出すことはできず、内部電圧が安定するまで待つ必要がある。
また、特許文献2の発明では、書き込み(以下、ライト)時のデータディスターブの発生を抑制し得るが、読み出し動作(以下、リード)時のデータディスターブの発生を抑制することはできない。例えば、OTPメモリーではライトは一度だけであり、その後はリードだけが行われる。したがって、特にリードにおけるデータディスターブ(以下、リードディスターブ)の発生を抑制することが重要になる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、電源投入から短時間でメモリーセルからデータをリードでき、リードディスターブの発生を抑制できる不揮発性記憶装置、集積回路装置および電子機器等を提供することができる。
(1)本発明は、外部から第1の電圧と、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧とが供給される不揮発性記憶装置であって、データを不揮発に記憶しソースに対して前記第1の電圧または前記第2の電圧が供給される第1のトランジスターと、前記第1のトランジスターの選択に用いられる第2のトランジスターと、を含むメモリーセルと、前記メモリーセルから前記データをリードする場合に、前記第2のトランジスターのゲートに対してゲート電圧を与えるリミッター回路とを含み、前記リミッター回路が供給する前記第2のトランジスターのゲート電圧は前記第1のトランジスターのソース電圧に対して前記第2のトランジスターの閾値電圧に基づく所定の電圧差を有することを特徴とする。
本発明の不揮発性記憶装置はメモリーセルとリミッター回路とを含む。メモリーセルは、不揮発性の記憶素子である第1のトランジスターと、第1のトランジスターの選択用の第2のトランジスターと、を含む。例えば、第1のトランジスターはFAMOS(Floating gate Avalanche injection Metal Oxide Semiconductor)構造のトランジスターであってもよいし、MONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductor)構造のトランジスターであってもよいし、その他のメモリートランジスターであってもよい。例えば、第2のトランジスターはMOS構造のトランジスターであって、第1のトランジスターと直列に接続されてもよい。
リミッター回路は、電圧リミッター回路であって、例えばダイオード接続されたトランジスター、ダイオード、抵抗等で構成されていてもよい。本発明の不揮発性記憶装置は、リミッター回路を含むことで、第1のトランジスターのソース電圧(第1の電圧または第2の電圧が供給される)に対して所定の電圧差を有するゲート電圧を第2のトランジスターに与える。ここで、所定の電圧差は、第2のトランジスターの閾値電圧に基づいて定められており、例えば第1のトランジスターのデータをリードして“0”であるか“1”であるかを判断するのに必要十分な値であってもよい。
なお、“0”と“1”は2進数や論理を示す表記であるが、以下においてはデジタル回路の電圧レベルとも対応させており、ローレベルが“0”に、ハイレベルが“1”に対応するものとする。
ここで、不揮発性記憶装置には、外部から第1の電圧であるVDD(例えば3.3V)と第2の電圧であるGND(接地電圧、例えば0V)が供給されるとする。従来の不揮発性記憶装置は、データをリードする場合に、例えば第1のトランジスターのソース電圧に対してVDD−GND間に等しい電圧差が生じるように、第2のトランジスターのゲート電圧を与える。このとき、電圧差の大きいゲート電圧を用いるため、第1のトランジスターの絶縁膜に電荷が蓄積される可能性が高まり、誤った書き込み(リードディスターブ)が発生しやすかった。
しかし、本発明の不揮発性記憶装置では、リード時に、第1のトランジスターのソース電圧に対して所定の電圧差を有するゲート電圧を第2のトランジスターに与える。この所定の電圧差は、第2のトランジスターの閾値電圧に基づいて定められ、VDD−GND間に比べて十分に小さい。そのため、リードディスターブの発生を抑制することができる。
また、本発明の不揮発性記憶装置は、外部から受け取るVDD(第1の電圧)とGND(第2の電圧)から、内部のリミッター回路によって、第2のトランジスターの閾値電圧に基づく所定の電圧差を生成できる。
一方、従来の不揮発性記憶装置であっても、不揮発性記憶装置の外部のレギュレーターで生成されたVDDより低い電圧(例えば、1.8V)を第1の電圧とすることで、リード
ディスターブの発生を抑制することができた。しかし、電源投入時(例えばVDDが供給される時)からレギュレーターがVDDより低い電圧を安定供給するまでにある程度の時間がかかる。本発明の不揮発性記憶装置は、VDD(第1の電圧)とGND(第2の電圧)によって動作するので、レギュレーターからの電圧を受け取る場合と比較して、電源投入からリード動作までの時間が早い。
このように、本発明の不揮発性記憶装置は、電源投入から短時間でメモリーセルからデータをリードでき、リードディスターブの発生を抑制できる。
(2)この不揮発性記憶装置において、前記リミッター回路は、第1のノードと、第2のノードとの間に多段に接続された複数の回路素子を含み、前記第1のノードの電圧は前記第1の電圧または前記第2の電圧であり、前記メモリーセルから前記データをリードする場合に、前記第2のノードの電圧を前記第2のトランジスターのゲート電圧としてもよい。
(3)この不揮発性記憶装置において、前記回路素子は、ダイオード接続されたトランジスターであってもよい。
(4)この不揮発性記憶装置において、前記リミッター回路は、前記メモリーセルから前記データをリードする場合に、一端が前記第2のノードに電気的に接続される抵抗を含んでもよい。
これらの発明の不揮発性記憶装置のリミッター回路は、多段に接続された複数の回路素子を含む。多段に接続されるとは、直列に接続されることでもよいし、並列に接続されることでもよいし、直列と並列とを組み合わせて複数の回路素子が接続されることでもよい。また、多段に接続された複数の回路素子の両端を、第1のノード、第2のノードとするが、第1のノードの電圧はVDD(第1の電圧)またはGND(第2の電圧)である。そして、第2のノードの電圧は、回路素子の接続に応じて定まる値となる。
ここで、回路素子は、ダイオード接続されたトランジスターであってもよい。このときのトランジスターは、例えばMOS構造の第2のトランジスターと同じサイズであってもよい。1つのダイオード接続されたトランジスターによって、閾値電圧Vthの電圧降下が生じる。もし、リミッター回路が直列接続された2つの前記のトランジスターを含み、第1のノードの電圧がVDDであるとするならば、第2のノードの電圧はVDD−2×Vthで与えられる。このとき、リミッター回路は、第2のノードの電圧として、第2のトランジスターの閾値電圧Vthと関連する電圧値を生成することができる。なお、あらかじめ前記の閾値電圧Vthがわかっている場合には、Vthに相当する電圧降下が生じるような特性のダイオード、抵抗を回路素子として用いてもよい。
また、リミッター回路は、第2のノードの電圧が自動的に所望の値に調整されるように、調整用の素子や回路を含んでいてもよい。例えば、調整用の素子として、一端が前記第2のノードに接続される抵抗(高抵抗)を含んでいてもよい。このとき、他端はVDD(第1の電圧)またはGND(第2の電圧)に接続されており、第2のノードの電圧が所望の値より高い場合、または低い場合に、この抵抗に電流が流れることで第2のノードの電圧が調整されてもよい。なお、抵抗に電流が流れることによる調整は、データをリードする場合にのみ行われてもよい。
このように、これらの発明の不揮発性記憶装置のリミッター回路は、多段に接続された複数の回路素子によって、第2のノードの電圧を、第2のトランジスターの閾値電圧と関連づけた所望の値とすることができる。そして、これらの発明の不揮発性記憶装置は、第
2のノードの電圧を、第2のトランジスターのゲート電圧とすることができ、リードディスターブの発生を抑制できる。
(5)この不揮発性記憶装置において、前記メモリーセルは、フローティングゲート構造の前記第1のトランジスターを含んでもよい。
(6)この不揮発性記憶装置において、前記メモリーセルは、MONOS構造の前記第1のトランジスターを含んでもよい。
本発明の不揮発性記憶装置は、具体的には次のようなメモリーセル構造であってもよい。まず、メモリーセルは、フローティングゲート構造の第1のトランジスターを含んでもよい。そして、リード時に第1のトランジスターのソース電圧はVDD(第1の電圧)であってもよい。つまり、第1のトランジスターとしてP型のFAMOSトランジスターを用いてもよい。このとき、第2のトランジスターはP型のMOSトランジスターであってもよい。
また、メモリーセルは、MONOS構造の第1のトランジスターを含んでもよい。そして、リード時に第1のトランジスターのソース電圧はGND(第2の電圧)であってもよい。つまり、第1のトランジスターとしてN型のMONOSトランジスターを用いてもよい。このとき、第2のトランジスターはN型のMOSトランジスターであってもよい。
このように、本発明の不揮発性記憶装置は、FAMOSトランジスターを含んでいても、MONOSトランジスターを含んでいてもよい。また、本発明の不揮発性記憶装置は、P型のトランジスターを用いて構成することもできるし、N型のトランジスターを用いて構成することもできる。したがって、トランジスターのタイプについての制約はなく、例えば、リードディスターブの発生を抑制するために既にある不揮発性記憶装置を置き換えるといった用途でも、特に制限なく用いることができる。
(7)本発明は、前記の不揮発性記憶装置を含む集積回路装置である。
(8)本発明は、前記の不揮発性記憶装置を含む電子機器である。
(9)本発明は、集積回路装置であって、前記の不揮発性記憶装置と、レギュレーターと、を含み、前記不揮発性記憶装置は、前記レギュレーターの設定値を記憶し、前記レギュレーターは、前記第1の電圧と前記第2の電圧との中間電圧である第3の電圧を生成し、前記第3の電圧を生成する前に前記不揮発性記憶装置から前記設定値を受け取る。
これらの発明は、前記の不揮発性記憶装置を含むため、電源投入から短時間で不揮発性記憶装置のデータをリード可能な集積回路装置(Integrated Circuit、IC)、電子機器等を実現できる。また、前記の不揮発性記憶装置はリードディスターブの発生を抑制できるため、信頼性の高い集積回路装置、電子機器等を実現できる。
このとき、集積回路装置は、第1の電圧と第2の電圧の中間電圧(第3の電圧)を生成するレギュレーターを含んでもよい。そして、集積回路装置に含まれる不揮発性記憶装置は、レギュレーターの設定値を含んでもよい。電源投入から短時間でメモリーセルからデータをリードできるため、レギュレーターは、この設定値を第3の電圧を生成する前に受け取ることができる。そのため、柔軟に起動時の設定を調整可能な集積回路装置を実現できる。
第1実施形態の不揮発性記憶装置の説明図。 第1実施形態のリミッター回路の構成を説明する図。 第1実施形態のリミッター回路の出力について説明する図。 第1実施形態のメモリーセルのリード動作を説明する図。 第1実施形態の動作モードと印加する電圧との関係を示す図。 第2実施形態の不揮発性記憶装置の説明図。 第2実施形態のリミッター回路の構成を説明する図。 第2実施形態のリミッター回路の出力について説明する図。 第2実施形態のメモリーセルのリード動作を説明する図。 第2実施形態の動作モードと印加する電圧との関係を示す図。 比較例の不揮発性記憶装置を含む集積回路装置のブロック図。 図11の集積回路装置で設定値の安定時間を示すタイミング図。 前記実施形態の不揮発性記憶装置を含む集積回路装置のブロック図。 図13の集積回路装置で設定値の安定時間を示すタイミング図。 前記実施形態の不揮発性記憶装置を含む電子機器のブロック図。 図16(A)〜図16(B)は電子機器の外観を例示する図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.不揮発性記憶装置(第1実施形態)
1.1.不揮発性記憶装置の構成
図1は、本実施形態の不揮発性記憶装置10の構成を示す図である。不揮発性記憶装置10は、不揮発性記憶素子であるFAMOS(Floating gate Avalanche injection Metal Oxide Semiconductor)構造のトランジスター(FAMOSトランジスターFTr)を含むメモリーセルMCを複数含んでいる。
不揮発性記憶装置10は、メモリーセルMCを図1のY方向(以下、行方向)および図1のX方向(以下、列方向)にアレイ状に配置している。本実施形態の不揮発性記憶装置10は、行方向にm個(mは自然数)、列方向にn個(nは自然数)のメモリーセルMCを並べた構造になっている。
また、メモリーセルMCは、ソース線SL、ワード線WL1〜WLm、ビット線BL1〜BLnと図1のように接続している。ワード線WL1〜WLmがアクティブか、非アクティブかは、それぞれ図外の制御部からのワード線制御信号WI1〜WImに基づいて定まる。なお、ワード線制御信号WI1〜WImはアクティブ・ハイの信号である。
ここで、ワード線調整部CTは、ワード線WL1〜WLmの電圧を調整する。ワード線調整部CTは、それぞれワード線制御信号WI1〜WImが入力されるインバーターIV1〜IVmを含む。インバーターIV1〜IVmはそれぞれワード線WL1〜WLmと接続されている。そして、ワード線調整部CTは、共通のリミッター回路LCを含む。リミッター回路LCは、インバーターIV1〜IVmの出力電圧を調整できる。
なお、図1は不揮発性記憶装置10の一部を示したものであり、不揮発性記憶装置10の全ての構成要素を図示したものではない。また、以下において、全てのメモリーセルMCに共通な構造や制御については、i行(1≦i≦m、iは自然数)、j列(1≦j≦n、jは自然数)のメモリーセルMCijについてのみ説明や図示を行うものとする。また、ワード線調整部CTについても、構造や制御について、その一部であるワード線調整部C
iについてのみ説明や図示を行うものとする。
メモリーセルMCijは、ワード線WLiとビット線BLjとによって選択されて、書き込みおよび読み出しが行われる。なお、ビット線BLjについても、図外の制御部によって電圧制御されるものとする。
メモリーセルMCijは、フローティングゲートFGを含むFAMOSトランジスターFTr(本発明の第1のトランジスターに対応)とワード線WLiによって選択される選択トランジスターCTr(本発明の第2のトランジスターに対応)が直列に接続された構造となっている。
ここで、フローティングゲートFGに電荷が注入された状態では、読み出しされた時に電流が流れるので、このことを検出してメモリーセルMCijの値が“0”であるとする。また、フローティングゲートFGに電荷が注入されていない状態では、読み出しされた時に電流が流れないので、このことを検出してメモリーの値が“1”であるとする。例えば、書き込み(すなわち、フローティングゲートFGへの電荷の注入)をしていない初期のメモリーセルMCijを読み出すときの期待値は“1”である。
図1のように、メモリーセルMCijにおいて、FAMOSトランジスターFTr、選択トランジスターCTrはP型トランジスターであるが、P型トランジスターでなくN型トランジスターで構成することもできる。なお、ソース線SLは共通であって、全てのメモリーセルMCのFAMOSトランジスターFTrのソースと接続される。
1.2.リミッター回路の構成
図2は、リミッター回路LCの詳細な構成を示す図である。図1で示したワード線調整部CTの構造は各ワード線で共通であるため、リミッター回路LCを含む一部であるワード線調整部CTiについてのみ図示して説明する。なお、ワード線WLiに接続されるメモリーセルMCij以外のメモリーセルMCについては、メモリーセルMCijと構造、制御が同じであるため図示と説明を省略している。また、図1と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図2のワード線調整部CTiには、外部からVDD(本発明の第1の電圧に対応)とGND(本発明の第2の電圧に対応、接地電圧)が供給されている。ワード線調整部CTiは、ワード線制御信号WIiが入力され、出力がワード線WLiに接続されているインバーターIViを含む。
ここで、図外の制御部によってアクティブ・ハイであるワード線制御信号WIiが“0”(ローレベル)とされた場合には、メモリーセルMCijのP型の選択トランジスターCTrのゲートと接続されるワード線WLiの電圧はVDDとなる。そのため、選択トランジスターCTrはオフ状態となる。つまり、ワード線制御信号WIiが“0”(ローレベル)である場合、メモリーセルMCijは選択されず、ワード線WLiは非アクティブである。
一方、ワード線制御信号WIiが“1”(ハイレベル)である場合には、ワード線WLiの電圧はノードN3の電圧になる。ノードN3の電圧は、リミッター回路LCの出力電圧である。そこで、以下にリミッター回路LCの構成を説明し、不揮発性記憶装置の動作モードが“リード”であるとしてノードN3の電圧を求める。
リミッター回路LCは、多段に接続された複数の回路素子(以下、回路素子群L1)と、一端がノードN3に接続された抵抗Rを含む。リミッター回路LCは、図外の制御部か
ら動作モードによって値が変化する信号RDおよび信号WRを受け取る。動作モードがリード(メモリーセルMCijからデータをリードする場合)であれば、信号RDは“1”(ハイレベル)であり、信号WRは“0”(ローレベル)である。なお、動作モードがライト(メモリーセルMCijにデータをライトする場合)であれば、信号RDは“0”であり、信号WRは“1”である。また、動作モードがリードでもライトでもない場合には、信号RDと信号WRはともに“0”であるとする。
動作モードがリードであるとすると、信号RDは“1”であるため、抵抗Rの他端は接地されることになる。ここで、回路素子群L1の一端のノードN1(本発明の第1のノードに対応)の電圧はVDDである。そして、回路素子群L1の他端のノードN2(本発明の第2のノードに対応)については、動作モードがリードで信号WRが“0”であるため、ノードN3と電気的に接続される。すなわち、動作モードがリードの場合、ノードN3の電圧は、ノードN2の電圧となる。
図2のように、回路素子群L1は、回路素子として2つのダイオード接続されたP型のトランジスター(トランジスターL10およびトランジスターL11)を含む。そして、トランジスターL10とトランジスターL11とは直列に接続されている。そのため、このP型のトランジスターの閾値電圧をVthpとすると、ノードN2の電圧は最終的におおよそVDD−2×|Vthp|となる。したがって、動作モードがリードであって、ワード線制御信号WIiが“1”である場合には、ワード線WLiの電圧はVDD−2×|Vthp|になると考えることができる。
ここで、抵抗Rは、トランジスターL10、L11よりも弱い電流能力をもつ高抵抗である。動作モードがリードの場合、リミッター回路LCに含まれる抵抗RはノードN3の電圧(ここではノードN2の電圧と同じ)をおおよそVDD−2×|Vthp|に安定させる機能を有する。
図3は、ノードN3の電圧に対して、トランジスターL10およびトランジスターL11を流れる電流IL1と、抵抗Rを流れる電流IRとを示したものである。ノードN3の電圧が例えばVDD−2×|Vthp|よりも高いVx1になった場合を考える。このとき、トランジスターL10およびトランジスターL11には電流は流れない(電流IL1)が、抵抗Rには電流が流れる(電流IR)。そのため、ノードN3の電圧はVx1から図3の矢印a1の向きに変化していく。すなわち、ノードN3の電圧は徐々に低下することになる。
次に、ノードN3の電圧が例えばVDD−2×|Vthp|よりも低いVx0になった場合を考える。このとき、トランジスターL10およびトランジスターL11に電流が流れ(電流IL1)、抵抗Rにも電流が流れる(電流IR)。抵抗Rは、トランジスターL10、L11よりも弱い電流能力をもつ高抵抗であるため、ノードN3の電圧はVx0から図3の矢印a0の向きに変化していく。すなわち、ノードN3の電圧は徐々に上昇することになる。
そして、ノードN3の電圧が、図3の矢印a0または矢印a1の向きに変化して、電流IL1と電流IRの交点B0まで達すると、トランジスターL10、L11を流れる電流と抵抗Rを流れる電流とが等しいので安定する。ここで、交点B0に対応するノードN3の電圧は、おおよそVDD−2×|Vthp|である。そのため、リミッター回路LCは抵抗Rを含むことで、最終的におおよそVDD−2×|Vthp|の電圧を生成することができる。したがって、不揮発性記憶装置10は、動作モードがリードであって、ワード線制御信号WIiが“1”である場合には、ワード線WLiの電圧を安定的にVDD−2×|Vthp|とすることができる。
1.3.リード動作の詳細
ここで、ワード線WLiの電圧をVDD−2×|Vthp|に制限することで、リードディスターブの発生を抑制できることを、図4を参照して説明する。図4は、メモリーセルMCijについて、ソース線SLの電圧をVDDとし、ビット線BLjの電圧をGNDとして、メモリーセルMCijのデータをリードしている様子を示している。このとき、ビット線BLjを流れるリード信号の電流IRPによって、メモリーセルMCijのデータが“0”であるか“1”であるかを判断する。
選択トランジスターCTrのゲートに接続されたワード線WLiの電圧がVDD−2×|Vthp|であるので、図4のノードNpの電圧はVDD−|Vthp|以上でなければリードできない。つまり、ノードNpの電圧がVDD−|Vthp|より低いと、選択トランジスターCTrについて|Vgs|<|Vthp|となり、選択トランジスターCTrはオフ状態になる。なお、Vgsはゲート−ソース間の電圧である。また、VthpはP型のトランジスターの閾値電圧であり、トランジスターL10およびトランジスターL11についての閾値電圧と同じである。
すると、メモリーセルMCijのデータをリードする条件は、ノードNpの電圧がVDD−|Vthp|以上となることであるが、この条件は、FAMOSトランジスターFTrに加わるドレイン−ソース間の電圧の大きさ|Vds|が|Vthp|に制限されることを意味する。
例えば、従来の不揮発性記憶装置は、データをリードする場合に、例えば第1のトランジスターのソース電圧(VDD)に対してVDD−GND間に等しい電圧差が生じるようなゲート電圧(GND)を第2のトランジスターに与える。このとき、FAMOSトランジスターFTrに加わるドレイン−ソース間の電圧の大きさ|Vds|は|VDD−Vthp|にもなり得るため、リードディスターブが発生しやすかった。
一方、FAMOSトランジスターFTrに加わるドレイン−ソース間の電圧の大きさ|Vds|が|Vthp|に制限される本実施形態の不揮発性記憶装置10は、|Vthp|が|VDD−Vthp|に比べて小さな値であるため、リードディスターブの発生を抑制することができる。
このように、不揮発性記憶装置10は、選択トランジスターCTrのゲートと接続されるワード線WLiのリード時の電圧をVDD−2×|Vthp|にすることで、FAMOSトランジスターFTrに加わる電圧の大きさを|Vthp|に制限して、リードディスターブの発生を抑制することができる。
ここで、不揮発性記憶装置10のリミッター回路LCは、回路素子群L1の構成を変えることで、ワード線WLiのリード時の電圧をVDD−2×|Vthp|以外にすることが可能である。例えば、回路素子群L1においてダイオード接続されたP型のトランジスターをM個直列接続することで、ワード線WLiのリード時の電圧をVDD−M×|Vthp|(ここでのMは2以上の整数)に変更できる。ただし、FAMOSトランジスターFTrに加わる電圧が(M−1)×|Vthp|となり得ることを考えると、本実施形態の構成(M=2)が好ましい。
なお、リミッター回路LCの回路素子は、本実施形態のようなトランジスターに限るものではなく、例えばダイオードであってもよい。また、例えば、リミッター回路LCは抵抗素子を用いた抵抗分割回路であってもよい。
1.4.他の動作モード
図5は、本実施形態の不揮発性記憶装置10における動作モードと印加する電圧との関
係をまとめたものである。前記のように動作モードがリードの場合には、リミッター回路LCの出力としてVDD−2×|Vthp|という電圧が得られる。そして、この電圧はワード線WLiに印加され、ソース線SLの電圧をVDDとし、ビット線BLjの電圧をGNDとすることで、メモリーセルMCijのデータをリードできる。
動作モードがライトの場合には、信号RDは“0”であり、信号WRは“1”である。そのため、ノードN3の電圧はGNDとなる(図2参照)。よって、ワード線WLiの電圧はGNDであり、ソース線SLの電圧をGND、ビット線BLjの電圧をVDDよりも高い書き込み電圧にすることで、メモリーセルMCijにデータをライトすることができる。なお、ビット線BLjの電圧をGNDとすれば、データのライトは行われない。
動作モードがリードでもライトでもない場合(この例では待機状態とする)には、信号RDと信号WRはともに“0”である。このとき、抵抗Rに電流は流れず、リミッター回路LCの出力(ノードN3)の電圧はVDD−2×|Vthp|以上となる(図2参照)。また、ワード線WLiの電圧はVDD(非アクティブ)であり、ソース線SLの電圧をVDD、ビット線BLjの電圧をVDDにすることで、メモリーセルMCijは待機状態となる。
このように、不揮発性記憶装置10は、従来の不揮発性記憶装置と同じようにリード、ライト、待機状態という動作モードを有する。そして、前記のように、選択トランジスターCTrのゲートと接続されるワード線WLiのリード時の電圧をVDD−2×|Vthp|にすることで、FAMOSトランジスターFTrに加わる電圧の大きさを|Vthp|に制限して、リードディスターブの発生を抑制することができる。
このとき、不揮発性記憶装置10は、ワード線WLiの電圧をVDD−2×|Vthp|に制限するが、不揮発性記憶装置の外部のレギュレーターで生成された電圧を必要とするわけではない。不揮発性記憶装置10は、内部のリミッター回路によって、外部からのVDD、GNDに基づいてワード線WLiの電圧を調整できる。よって、内部電圧を安定供給するまでにある程度の時間がかかるレギュレーターを必要としないため、不揮発性記憶装置10は、電源投入から短時間でメモリーセルMCijのデータをリードできる。
なお、選択トランジスターCTrを含まないFAMOSトランジスターFTrだけのメモリーセルMCijも考えられる。このとき、FAMOSトランジスターFTrが接続されるデータ線(ソース線SLとは異なる配線)の選択トランジスターのゲート電圧を制限してもよい。しかし、プリチャージ手段についても工夫が必要になるため、本実施形態の不揮発性記憶装置10の方が回路構成を簡単にできる。
2.不揮発性記憶装置(第2実施形態)
2.1.不揮発性記憶装置の構成
図6は、本実施形態の不揮発性記憶装置10の構成を示す図である。不揮発性記憶装置10は、不揮発性記憶素子であるMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Semiconductor)構造のトランジスター(MONOSトランジスターMTr)を含むメモリーセルMCを複数含んでいる。なお、図1〜図5と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。また、重複を避けるため第1実施形態と異なる事項についてのみ説明する。
メモリーセルMCは、ソース線SL、ワード線WL1〜WLm、書込ワード線WL1w〜WLmw、ビット線BL1〜BLnと図6のように接続している。ワード線WL1〜WLm、書込ワード線WL1w〜WLmwがアクティブか、非アクティブかは、それぞれ図外の制御部からのワード線制御信号nWI1〜nWIm、書込ワード線制御信号nWI1w〜nWImwに基づいて定まる。なお、ワード線制御信号nWI1〜nWIm、書込ワード線制御信号nWI1w〜nWImwはアクティブ・ローの信号である。
ワード線調整部CTは、ワード線WL1〜WLmの電圧を調整し、書込ワード線調整部CTwは、それぞれ書込ワード線WL1w〜WLmwの電圧を調整する。ここで、ワード線調整部CTは、それぞれワード線制御信号nWI1〜nWImが入力されるインバーターIV1〜IVmを含む。インバーターIV1〜IVmはそれぞれワード線WL1〜WLmと接続されている。そして、ワード線調整部CTは、共通のリミッター回路LCを含む。リミッター回路LCは、インバーターIV1〜IVmの出力電圧を調整できる。
ここで、書込ワード線調整部CTの構造は、ワード線調整部CTと同じであり説明を省略する。また、ワード線WL1〜WLmと書込ワード線WL1w〜WLmwとは独立に制御されてもよいが、OTPメモリーとして使用される本実施形態の不揮発性記憶装置10では、ワード線WL1〜WLm、書込ワード線WL1w〜WLmwを同じ信号のように扱うことが可能である(図10参照)。そのため、図7以降では、書込ワード線調整部CTの表示を省略する。なお、独立した書込ワード線WL1w〜WLmwを持たず、ワード線WL1〜WLmによって共用する構成も可能である。
メモリーセルMCijは、電荷蓄積層FNを含むMONOSトランジスターMTr(本発明の第1のトランジスターに対応)とワード線WLiによって選択される選択トランジスターCTr(本発明の第2のトランジスターに対応)が直列に接続された構造となっている。
ここで、電荷蓄積層FNに電荷が注入されていない状態では、読み出しされた時に電流が流れるので、このことを検出してメモリーセルMCijの値が“1”であるとする。また、電荷蓄積層FNに電荷が注入された状態では、読み出しされた時に電流が流れないので、このことを検出してメモリーの値が“0”であるとする。
図6のように、メモリーセルMCijにおいて、MONOSトランジスターMTr、選択トランジスターCTrはN型トランジスターである。なお、ソース線SLは共通であって、全てのメモリーセルMCのMONOSトランジスターMTrのソースと接続される。
2.2.リミッター回路の構成
図7は、リミッター回路LCの詳細な構成を示す図である。図6で示したワード線調整部CT、書込ワード線調整部CTの構造は共通であるため、リミッター回路LCを含むワード線調整部CTiについてのみ図示して説明する。なお、ワード線WLiに接続されるメモリーセルMCij以外のメモリーセルMCについては、メモリーセルMCijと構造、制御が同じであるため図示と説明を省略している。また、図1〜図6と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図外の制御部によってアクティブ・ローであるワード線制御信号nWIiが“1”(ハイレベル)とされた場合には、メモリーセルMCijのN型の選択トランジスターCTrのゲートと接続されるワード線WLiの電圧はGNDとなる。そのため、選択トランジスターCTrはオフ状態となる。つまり、ワード線制御信号nWIiが“1”(ハイレベル)である場合、メモリーセルMCijは選択されず、ワード線WLiは非アクティブである。
一方、ワード線制御信号nWIiが“0”(ローレベル)である場合には、ワード線WLiの電圧はノードN3の電圧になる。ノードN3の電圧は、リミッター回路LCの出力電圧である。
リミッター回路LCは、多段に接続された複数の回路素子(以下、回路素子群L2)と、一端がノードN3に接続された抵抗Rを含む。リミッター回路LCは、図外の制御部か
ら動作モードによって値が変化する信号nRDおよび信号nWRを受け取る。動作モードがリード(メモリーセルMCijからデータをリードする場合)であれば、信号nRDは“0”(ローレベル)であり、信号nWRは“1”(ハイレベル)である。なお、動作モードがライトであれば、信号nRDは“1”であり、信号nWRは“0”である。また、動作モードがリードでもライトでもない場合には、信号nRDと信号nWRはともに“1”であるとする。
動作モードがリードであるとすると、信号nRDは“0”であるため、抵抗Rの他端の電圧はVDDになる。ここで、回路素子群L2の一端のノードN1(本発明の第1のノードに対応)の電圧はGNDである。そして、回路素子群L2の他端のノードN2(本発明の第2のノードに対応)については、動作モードがリードで信号nWRが“1”であるため、ノードN3と電気的に接続される。すなわち、動作モードがリードの場合、ノードN3の電圧は、ノードN2の電圧となる。
図7のように、回路素子群L2は、回路素子として2つのダイオード接続されたN型のトランジスター(トランジスターL20およびトランジスターL21)を含む。そして、トランジスターL20とトランジスターL21とは直列に接続されている。そのため、このN型のトランジスターの閾値電圧をVthnとすると、ノードN2の電圧は最終的におおよそ2×Vthnとなる。したがって、動作モードがリードであって、ワード線制御信号nWIiが“0”である場合には、ワード線WLiの電圧は2×Vthnになると考えることができる。
ここで、抵抗Rは、トランジスターL20、L21よりも弱い電流能力をもつ高抵抗である。動作モードがリードの場合、リミッター回路LCに含まれる抵抗RはノードN3の電圧(ここではノードN2の電圧と同じ)をおおよそ2×Vthnに安定させる機能を有する。
図8は、ノードN3の電圧に対して、トランジスターL20およびトランジスターL21を流れる電流IL2と、抵抗Rを流れる電流IRとを示したものである。ノードN3の電圧が例えば2×Vthnよりも低いVx0になった場合を考える。このとき、トランジスターL20およびトランジスターL21には電流は流れない(電流IL2)が、抵抗Rには電流が流れる(電流IR)。そのため、ノードN3の電圧はVx0から図8の矢印a0の向きに変化していく。すなわち、ノードN3の電圧は徐々に上昇することになる。
次に、ノードN3の電圧が例えば2×Vthnよりも高いVx1になった場合を考える。このとき、トランジスターL20およびトランジスターL21に電流が流れ(電流IL2)、抵抗Rにも電流が流れる(電流IR)。抵抗Rは、トランジスターL20、L21よりも弱い電流能力をもつ高抵抗であるため、ノードN3の電圧はVx1から図8の矢印a1の向きに変化していく。すなわち、ノードN3の電圧は徐々に低下することになる。
そして、ノードN3の電圧が、図8の矢印a0または矢印a1の向きに変化して、電流IL2と電流IRの交点B0まで達すると、トランジスターL20、L21を流れる電流と抵抗Rを流れる電流とが等しいので安定する。ここで、交点B0に対応するノードN3の電圧は、おおよそ2×Vthnである。そのため、リミッター回路LCは抵抗Rを含むことで、最終的におおよそ2×Vthnの電圧を生成することができる。したがって、不揮発性記憶装置10は、動作モードがリードであって、ワード線制御信号nWIiが“0”である場合には、ワード線WLiの電圧を安定的に2×Vthnとすることができる。
なお、書込ワード線WLiwについても、ワード線WLiと同じ電圧が与えられるように不図示の書込ワード線調整部CTwによる制御が行われる。
2.3.リード動作の詳細
ここで、ワード線WLiの電圧を2×Vthnに制限することで、リードディスターブの発生を抑制できることを、図9を参照して説明する。図9は、メモリーセルMCijについて、ソース線SLの電圧をGNDとし、ビット線BLjの電圧をVDDとして、メモリーセルMCijのデータをリードしている様子を示している。このとき、ビット線BLjを流れるリード信号の電流IRPによって、メモリーセルMCijのデータが“0”であるか“1”であるかを判断する。
選択トランジスターCTrのゲートに接続されたワード線WLiの電圧が2×Vthnであるので、図9のノードNnの電圧はVthn以下でなければリードできない。つまり、ノードNnの電圧がVthnより高いと、選択トランジスターCTrについてVgs<Vthnとなり、選択トランジスターCTrはオフ状態になる。なお、Vgsはゲート−ソース間の電圧である。また、VthnはN型のトランジスターの閾値電圧であり、トランジスターL20およびトランジスターL21についての閾値電圧と同じである。また、このときMONOSトランジスターMTrのゲートに接続された書込ワード線WLiwの電圧も2×Vthnである。
すると、メモリーセルMCijのデータをリードする条件は、ノードNnの電圧がVthn以下となることであるが、この条件は、MONOSトランジスターMTrに加わるドレイン−ソース間の電圧の大きさVdsがVthnに制限されることを意味する。
このように、不揮発性記憶装置10は、選択トランジスターCTrのゲートと接続されるワード線WLiのリード時の電圧を2×Vthnにすることで、MONOSトランジスターMTrに加わる電圧の大きさを、比較的小さな値であるVthnに制限して、リードディスターブの発生を抑制することができる。
2.4.他の動作モード
図10は、本実施形態の不揮発性記憶装置10における動作モードと印加する電圧との関係をまとめたものである。前記のように動作モードがリードの場合には、リミッター回路LCの出力として2×Vthnという電圧が得られる。そして、この電圧はワード線WLiに印加され、ソース線SLの電圧をGNDとし、ビット線BLjの電圧をVDDとすることで、メモリーセルMCijのデータをリードできる。なお、書込ワード線WLiwについても、ワード線WLiと同じ電圧2×Vthnとする。
動作モードがライトの場合には、信号nRDは“1”であり、信号nWRは“0”である。そのため、ノードN3の電圧はVDDとなる(図7参照)。よって、ワード線WLi(および書込ワード線WLiw)の電圧はVDDであり、ソース線SLの電圧をVDD、ビット線BLjの電圧をGNDにすることで、メモリーセルMCijにデータをライトすることができる。ただし、ここでのVDDは書き込み可能な十分に高い電圧であるとする。なお、ビット線BLjの電圧をVDDとすれば、データのライトは行われない。
動作モードがリードでもライトでもない場合(この例では待機状態とする)には、信号nRDと信号nWRはともに“1”である。このとき、抵抗Rに電流は流れず、リミッター回路LCの出力(ノードN3)の電圧は2×Vthn以下となる(図7参照)。また、ワード線WLiおよび書込ワード線WLiwの電圧はGND(非アクティブ)であり、ソース線SLの電圧をGND、ビット線BLjの電圧をGNDにすることで、メモリーセルMCijは待機状態となる。
このように、不揮発性記憶装置10は、従来の不揮発性記憶装置と同じようにリード、ライト、待機状態という動作モードを有する。そして、前記のように、選択トランジスターCTrのゲートと接続されるワード線WLiのリード時の電圧を2×Vthnにすることで、MONOSトランジスターMTrに加わる電圧の大きさをVthnに制限して、リードデ
ィスターブの発生を抑制することができる。
このとき、不揮発性記憶装置10は、ワード線WLiの電圧を2×Vthnに制限するが、不揮発性記憶装置の外部のレギュレーターで生成された電圧を必要とするわけではない。不揮発性記憶装置10は、内部のリミッター回路によって、外部からのVDD、GNDに基づいてワード線WLiの電圧を調整できる。よって、内部電圧を安定供給するまでにある程度の時間がかかるレギュレーターを必要としないため、不揮発性記憶装置10は、電源投入から短時間でメモリーセルMCijのデータをリードできる。
3.集積回路装置
前記の第1実施形態、第2実施形態の不揮発性記憶装置10は、集積回路装置1(図13参照)の一部であってもよい。このとき、レギュレーターからの内部電圧ではなく、外部電圧(VDD、GND)によって動作できるため、不揮発性記憶装置10は、集積回路装置1の電源投入から短時間でデータのリードを可能にする。そのため、集積回路装置1が含むレギュレーターの設定値を不揮発性記憶装置10に記憶しておき、柔軟に起動時の設定を調整可能な集積回路装置1を実現できる。また、不揮発性記憶装置10はリードディスターブの発生を抑制できるため、信頼性の高い集積回路装置1を実現できる。
以下に、比較例である従来の集積回路装置501と対比しながら、不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1について説明する。
3.1.比較例の集積回路装置
図11は比較例の集積回路装置501のブロック図である。集積回路装置501は、内部電圧VINT(例えば1.8V)で動作する従来の不揮発性記憶装置510を含む。集積回路装置501は、不揮発性記憶装置510の他に、外部からのVDD(例えば3.3V)、GND(例えば0V)に基づいて内部電圧VINTを生成するレギュレーター3、内部電圧VINTで動作するデータ処理部9を含む。
データ処理部9は、例えばアナログ部5とロジック部7とを含む。アナログ部5は、集積回路装置501の外部からアナログ入力データDaiを受け取り、所定の処理を実行してアナログ出力データDaoを出力する。なお、アナログ出力データDaoはアナログ入力データDaiと直接の関係がないデータであってもよい。ロジック部7は、集積回路装置501の外部からデジタル入力データDdiを受け取り、所定の処理を実行してデジタル出力データDdoを出力する。なお、デジタル出力データDdoはデジタル入力データDdiと直接の関係がないデータであってもよい。そして、アナログ部5とロジック部7とは相互にデータのやりとりを行ってもよい。
ここで、集積回路装置501では、アナログ部5の設定値Paおよびロジック部7の設定値Pdを含むものとする。設定値Pa、Pdはそれぞれアナログ部5、ロジック部7の処理に影響を与える値であり、アナログ部5、ロジック部7は、電源投入後になるべく早く設定値Pa、Pdを読み込む必要があるものとする。
図12は、比較例の集積回路装置501において、設定値Pa、Pdが読み込まれるタイミングを表す図である。ここで、外部からのVDD(本発明の第1の電圧に対応)が安定する電源投入時が時刻t0であるとする。そして、レギュレーター3が生成する内部電圧であるVINT(本発明の第3の電圧に対応)が安定する時が時刻t1であるとする。
比較例の集積回路装置501に含まれる不揮発性記憶装置510は、アナログ部5、ロジック部7と同様に内部電圧であるVINTによって動作する。そのため、アナログ部5の設定値Pa(図12ではPa0)およびロジック部7の設定値Pd(図12ではPd0)を読み
出すことができる時刻tS0は、時刻t1よりも後になる。
3.2.本発明の集積回路装置
一方、図13は前記の第1実施形態、第2実施形態の不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1のブロック図である。なお、図11と同じ要素には同じ符号を付しているため説明を省略し、比較例の集積回路装置501と異なる事項についてのみ説明する。
不揮発性記憶装置10は、外部からのVDD、GNDによって動作することが可能である。そして、前記のようにリードディスターブの発生を抑制できるため、従来の不揮発性記憶装置510に劣らない信頼性を有する。
図14は、不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1において、設定値Pa、Pdが読み込まれるタイミングを表す図である。なお、図12と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図14のように、不揮発性記憶装置10は外部からのVDD、GNDによって動作するため、電源投入(時刻t0)後でVINTが安定する時(時刻t1)よりも前に、アナログ部5の設定値Paおよびロジック部7の設定値Pdのリードが可能である(時刻tS)。よって、アナログ部5、ロジック部7は、内部電圧であるVINTが安定すると同時(時刻t1)に、それぞれ図14の設定値Pa0、Pd0を受け取ることができる。そのため、集積回路装置1は、比較例の集積回路装置501と比べて、図12の時刻t1〜時刻tS0の時間だけアナログ部5およびロジック部7の動作開始を早めることができる。
また、集積回路装置1では、不揮発性記憶装置10がレギュレーター3の設定値Prを含んでもよい(図13のPr)。不揮発性記憶装置10は外部からのVDD、GNDによって動作するため、電源投入(時刻t0)後の早いタイミング(時刻tS)で、レギュレーター3の設定値Prがリード可能になる。したがって、レギュレーター3は、内部電圧であるVINTを生成する前の時刻tSに図14の設定値Pr0を受け取ることができ、柔軟に起動時の設定を調整することができる。
このように、集積回路装置1は、不揮発性記憶装置10を含むため、電源投入から短時間で不揮発性記憶装置のデータをリード可能である。また、不揮発性記憶装置10はリードディスターブの発生を抑制できるため、集積回路装置1の信頼性を高めることができる。そして、集積回路装置1は、不揮発性記憶装置10にレギュレーター3の設定値を含めてもよい。集積回路装置1は、内部電圧であるVINTを生成する前にレギュレーター3の設定値をリードするため、柔軟に起動時の設定を調整できる。
また、比較例の集積回路装置501のレギュレーター3は、不揮発性記憶装置510を含む全体を駆動する内部電圧VINTを生成する。そのため、比較例の集積回路装置501のレギュレーター3は、不揮発性記憶装置510の例えばアドレス選択時の大きな過渡電流、信号増幅時の定常電流を考慮した上で安定的に内部電圧VINTを生成する必要がある。よって、比較例の集積回路装置501は、レギュレーター3の回路規模が大きくなるという問題もあった。
しかし、前記の第1実施形態、第2実施形態の不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1は、内部電圧VINTを不揮発性記憶装置10に供給する必要はない。そのため、レギュレーター3の回路規模を小さくすることができる。このとき、リミッター回路LC(図1、図6参照)の分の回路規模は増加するが、リミッター回路LCはそれぞれワード線WL1〜WLmと接続されているだけであり、負荷容量が小さく定常電流も流れないので小さな回路とすることが可能である。よって、集積回路装置1は、比較例の集積回路装置50
1に比べて、全体の回路規模を小さくすることができる。
4.電子機器
前記の第1実施形態、第2実施形態の不揮発性記憶装置10、または前記の集積回路装置1は、電子機器300の一部であってもよい。電子機器300について、図15〜図16(B)を用いて説明する。なお、図1〜図14と同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する。
図15は、電子機器300の機能ブロック図である。電子機器300は、不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、電子機器300は、図15の構成要素(各部)の一部を省略または変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
集積回路装置1は、不揮発性記憶装置10を含み、CPU320からのコマンドに応じて各種の処理を行う。例えば、不揮発性記憶装置10に記憶されたパラメーターに基づいて、得られたデータを補正したり、データのフォーマットを変換したりしてもよい。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、例えば集積回路装置1からのデータ等を用いて各種の計算を行う。また、CPU320は、各種の制御処理を行う。例えばCPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムにしたがって実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
電子機器300は、前記の不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1を用いる。そのため、電源投入から短時間で不揮発性記憶装置10のデータがリード可能になる。また、不揮発性記憶装置10はリードディスターブの発生を抑制できるため信頼性が高い。よって、電子機器300は電源投入から短時間で動作し、品質上の信頼性も高いといえる。
電子機器300としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピュー
ター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
図16(A)は、電子機器300の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。電子機器300であるスマートフォンは、操作部330としてボタンを、表示部370としてLCDを備えている。そして、電子機器300であるスマートフォンは、前記の不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1を用いることで、電源投入から短時間でメモリーセルから設定値、その他のデータをリードできるため起動が早い。また、前記の不揮発性記憶装置10はリード時のデータディスターブの発生を抑制できるため、電子機器300であるスマートフォンの信頼性も高まる。
図16(B)は、電子機器300の一例であるドライブレコーダー(車両用の計器の一例)を表す図である。ドライブレコーダーは自動車400に搭載され、例えば自動車400に取り付けられた前方カメラ201や後方カメラ203の映像を処理して必要な情報を記憶する装置である。
そして、電子機器300であるドライブレコーダーは、前記の不揮発性記憶装置10を含む集積回路装置1を用いることで、電源投入から短時間でメモリーセルから設定値、その他のデータをリードできる。したがって、自動車400のエンジンがかかってから直ちに動作することが可能である。また、前記の不揮発性記憶装置10はリード時のデータディスターブの発生を抑制できるため信頼性が高く、高い安全性が求められる自動車等の用途でも使用できる。
5.その他
本発明は、実施形態および変形例で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 集積回路装置、3 レギュレーター、5 アナログ部、7 ロジック部、9 データ処理部、10 不揮発性記憶装置、201 前方カメラ、203 後方カメラ、300 電子機器、330 操作部、360 通信部、370 表示部、380 音出力部、400 自動車、501 集積回路装置、510 不揮発性記憶装置、BL1〜BLn,BLj
ビット線、CT,CTi ワード線調整部、CT,CTw 書込ワード線調整部、CTr
選択トランジスター、Dai アナログ入力データ、Dao アナログ出力データ、Ddi デジタル入力データ、Ddo デジタル出力データ、FG フローティングゲート、FN 電荷蓄積層、FTr FAMOSトランジスター、L1 回路素子群、L10
ランジスター、L11 トランジスター、L2 回路素子群、L20 トランジスター、L21
トランジスター、LC リミッター回路、MC メモリーセル、MCij メモリーセル、MTr MONOSトランジスター、N1 ノード、N2 ノード、N3 ノード、Nn ノード、Np ノード、R 抵抗、SL ソース線、WI1〜WIm,WIi ワード線制御信号、WL1〜WLm,WLi ワード線、WL1w〜WLmw,WLiw 書込ワード線、nWI1〜nWIm,nWIi ワード線制御信号、nWI1w〜nWImw 書込ワード線制御信号

Claims (9)

  1. 外部から第1の電圧と、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧とが供給される不揮発性記憶装置であって、
    データを不揮発に記憶しソースに対して前記第1の電圧または前記第2の電圧が供給される第1のトランジスターと、前記第1のトランジスターの選択に用いられる第2のトランジスターと、を含むメモリーセルと、
    前記メモリーセルから前記データをリードする場合に、前記第2のトランジスターのゲートに対してゲート電圧を与えるリミッター回路とを含み、
    前記リミッター回路が供給する前記第2のトランジスターのゲート電圧は前記第1のトランジスターのソース電圧に対して前記第2のトランジスターの閾値電圧に基づく所定の電圧差を有することを特徴とする不揮発性記憶装置。
  2. 請求項1に記載の不揮発性記憶装置において、
    前記リミッター回路は、
    第1のノードと、第2のノードとの間に多段に接続された複数の回路素子を含み、
    前記第1のノードの電圧は前記第1の電圧または前記第2の電圧であり、
    前記メモリーセルから前記データをリードする場合に、
    前記第2のノードの電圧を前記第2のトランジスターのゲート電圧とする不揮発性記憶装置。
  3. 請求項2に記載の不揮発性記憶装置において、
    前記回路素子は、
    ダイオード接続されたトランジスターである不揮発性記憶装置。
  4. 請求項2乃至3のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置において、
    前記リミッター回路は、
    前記メモリーセルから前記データをリードする場合に、
    一端が前記第2のノードに電気的に接続される抵抗を含む不揮発性記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置において、
    前記メモリーセルは、
    フローティングゲート構造の前記第1のトランジスターを含む不揮発性記憶装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置において、
    前記メモリーセルは、
    MONOS構造の前記第1のトランジスターを含む不揮発性記憶装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置を含む集積回路装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置を含む電子機器。
  9. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の不揮発性記憶装置と、
    レギュレーターと、
    を含み、
    前記不揮発性記憶装置は、
    前記レギュレーターの設定値を記憶し、
    前記レギュレーターは、
    前記第1の電圧と前記第2の電圧との中間電圧である第3の電圧を生成し、
    前記第3の電圧を生成する前に前記不揮発性記憶装置から前記設定値を受け取る集積回
    路装置。
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