JP5980554B2 - 電気的接続部材、検査方法及び電気的接続部材の製造方法 - Google Patents
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Description
以下、第1実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1(a)に示すように、電気的接続部材1は、コアシート10と、そのコアシート10上に積層された配線構造20とを有している。コアシート10は、絶縁性基材11と、絶縁層12と、複数の線状導体13とを有している。
次に、上記電気的接続部材1を適用した形態の一例を説明する。ここでは、半導体検査装置に電気的接続部材1を適用した場合について説明する。
電気的接続部材1では、接続対象(検査対象)である半導体チップ40の電極パッド41が接続される(押し付けられる)線状導体13の上面13A側に低弾性材料からなる絶縁層12を形成するようにした。この絶縁層12によって、半導体チップ40を電気的接続部材1に押し付ける際に線状導体13に加わる応力を分散させることができる。このため、線状導体13や絶縁性基材11が損傷することが抑制される。
次に、上記電気的接続部材1の製造方法を説明する。
図5(a)に示す工程では、まず、絶縁性基材11(図1(a)参照)の母材となる絶縁性基材71を準備する。絶縁性基材71の厚さは、例えば厚さ70〜150μm程度とすることができる。絶縁性基材71の材料としては、絶縁性基材11と同様に、例えばアルミナ(酸化アルミニウム)、ムライト、窒化アルミニウム、ガラスセラミックス(ガラスとセラミックスの複合材料)、チタン酸バリウムストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタンジルコン酸鉛等の無機材料を用いることができる。
まず、絶縁性基材71の下面71B及び線状導体13の下面13Bを覆うようにシード層73を形成する。このシード層73は、例えばスパッタ法により形成することができる。例えば絶縁性基材71の下面71B及び線状導体13の下面13Bを覆うようにチタン(Ti)をスパッタリングにより堆積させて金属膜74を形成する。その後、その金属膜74上に銅をスパッタリングにより堆積させて金属膜75を形成し、2層構造(Ti/Cu)のシード層73を形成する。金属膜74の厚さは例えば50nm程度とすることができ、金属膜75の厚さは例えば100nm程度とすることができる。続いて、シード層73を給電層とする電解めっき法により、シード層73上に導電層76を形成する。導電層76の厚さは例えば3〜20μm程度とすることができる。これらにより、シード層73及び導電層76からなる金属層72を形成することができる。この金属層72は、絶縁性基材71の下面71Bを後工程のエッチング処理等から保護する保護層として機能し、製造工程中において比較的薄い絶縁性基材71の機械的強度を補強する補強層としても機能する。なお、導電層76の材料としては、例えば銅又は銅合金を用いることができる。また、上記シード層73の金属膜74(Ti膜)は、金属膜75(Cu膜)や導電層76から絶縁性基材71に銅が拡散することを抑制する機能を有するとともに、絶縁性基材71と金属膜(Cu膜)75との密着性を高める機能を有する。このような金属膜74の材料としては、チタンの他に、窒化タンタル(TaN)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)等を用いることができる。
(1)電気的接続部材1では、接続対象(検査対象)である半導体チップ40の電極パッド41が接続される線状導体13の上面13A側に低弾性材料からなる絶縁層12を形成するようにした。この絶縁層12によって、半導体チップ40を電気的接続部材1に押し付ける際に線状導体13に加わる応力を分散させることができる。このため、線状導体13や絶縁性基材11が損傷することを抑制することができ、ひいては電気的接続部材1の耐久性を向上することができる。したがって、絶縁層12の上面12Aから突出される線状導体13を短くすることができる。これにより、線状導体13の直径が小さくなった場合であっても、絶縁層12の上面12Aから突出された線状導体13の自立状態を保持することができる。
なお、上記第1実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第1実施形態において、接地用の配線パターン21g,25g及びビア配線24gを省略するようにしてもよい。
以下、第2実施形態を図12及び図13に従って説明する。なお、先の図1〜図11に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は省略する。
絶縁層14は、絶縁性基材11の下面11Bを覆うように形成されている。絶縁層14には、絶縁性基材11の貫通孔11Xと対向する位置に、当該絶縁層14の厚さ方向に貫通する貫通孔14Xが形成されている。この貫通孔14Xは、貫通孔11X,12Xと連通しており、その開口径が貫通孔11X,12Xの開口径と略同一となるように形成されている。
次に、上記電気的接続部材1Bの製造方法を説明する。
図13(a)に示す工程では、先の図5(a)及び図5(b)に示した工程と同様の製造工程により、絶縁性基材71に所望の微小径の貫通孔71Xを高密度に形成し、その貫通孔71Xに金属材料を充填して線状導体15を形成する。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
10 コアシート
11 絶縁性基材
11X 貫通孔(第1貫通孔)
12 絶縁層(第1絶縁層)
12X 貫通孔(第2貫通孔)
13,15 線状導体
13C 端部
15C,15D 端部
14 絶縁層(第2絶縁層)
14X 貫通孔(第3貫通孔)
20 配線構造
21 第1配線層
21s 配線パターン(第1配線パターン)
21g 配線パターン(第2配線パターン)
22 層間絶縁層
23 第2配線層
71 絶縁性基材
71X 貫通孔
77,90 絶縁層
72,80 金属層
Claims (11)
- 厚さ方向に貫通する複数の第1貫通孔が形成された絶縁性基材と、
厚さ方向に貫通する複数の第2貫通孔が前記第1貫通孔と連通するように形成され、前記絶縁性基材の第1の面を被覆する絶縁層と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に充填され、前記絶縁性基材及び前記絶縁層を厚さ方向に貫通する複数の線状導体と、を有し、
前記絶縁層は、前記絶縁性基材よりも弾性率の低い絶縁層であり、
前記絶縁性基材は、多孔質金属酸化膜であり、
隣接する前記第1貫通孔同士の間隔は、前記各第1貫通孔の直径よりも小さくなるように設定され、
前記線状導体の一方の端部が、前記絶縁性基材と接する面とは反対側の前記絶縁層の第1の面から突出されていることを特徴とする電気的接続部材。 - 前記絶縁性基材の前記第1の面とは反対側の第2の面に形成され、前記第2の面から露出する前記複数の線状導体と電気的に接続された第1配線層を有することを特徴とする請求項1に記載の電気的接続部材。
- 前記第1配線層は、信号用の第1配線パターンと、前記第1配線パターンの周囲に形成された接地用の第2配線パターンとを有し、
前記線状導体は、前記第1配線パターンに接続される線状導体と、前記第2配線パターンに接続される線状導体とを有することを特徴とする請求項2に記載の電気的接続部材。 - 前記絶縁性基材の前記第2の面上に積層され、前記第1配線層を含む配線層と該配線層上に積層される層間絶縁層とが交互に積層されてなる配線構造が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気的接続部材。
- 前記絶縁層のヤング率が1MPa〜100MPaであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気的接続部材。
- 前記絶縁層を第1絶縁層としたときに、厚さ方向に貫通する複数の第3貫通孔が前記第1貫通孔と連通するように形成され、前記絶縁性基材の第1の面とは反対側の第2の面を被覆する第2絶縁層と、を有し、
前記線状導体が前記第1貫通孔、前記第2貫通孔及び前記第3貫通孔に充填され、前記
線状導体の他方の端部が前記第2絶縁層から突出されていることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続部材。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気的接続部材を用いて検査対象物を検査する検査方法であって、
前記絶縁層の第1の面側に、電極パッドを有する前記検査対象物を搭載し、
1つの前記電極パッドに対し、前記絶縁層の第1の面から突出する複数の前記線状導体が束になって接続された状態で前記検査を行うことを特徴とする検査方法。 - 絶縁性基材として厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有する多孔質金属酸化膜を準備する工程と、
前記複数の貫通孔のそれぞれに導体を充填して、複数の線状導体を形成する工程と、
前記絶縁性基材の第1の面側から前記絶縁性基材を薄化し、前記各線状導体の一方の端部を前記薄化後の絶縁性基材から突出させる工程と、
前記突出された線状導体の全面を覆うように、前記絶縁性基材よりも弾性率の低い絶縁層を前記絶縁性基材の前記第1の面上に形成する工程と、
前記絶縁性基材と接する面とは反対側の前記絶縁層の第1の面側から前記絶縁層を薄化し、前記各線状導体の一方の端部を前記薄化後の絶縁層から突出させる工程と、
を有することを特徴とする電気的接続部材の製造方法。 - 前記絶縁性基材を薄化する工程の前に、前記絶縁性基材の前記第1の面とは反対側の第2の面に金属層を形成する工程と、
前記絶縁性基材を薄化する工程では、前記金属層をマスクにして、前記絶縁性基材の前記第1の面側から前記絶縁性基材の一部をウェットエッチングにより除去することを特徴とする請求項8に記載の電気的接続部材の製造方法。 - 前記絶縁層を形成する工程の後であって、前記絶縁層を薄化する工程の前に、
前記金属層をパターニングし、前記絶縁性基材の前記第2の面に、前記複数の線状導体が接続される第1配線層を形成する工程を有することを特徴とする請求項9に記載の電気的接続部材の製造方法。 - 絶縁性基材として厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有する多孔質金属酸化膜を準備する工程と、
前記複数の貫通孔のそれぞれに導体を充填して、複数の線状導体を形成する工程と、
前記絶縁性基材の両面側から前記絶縁性基材を薄化し、前記複数の線状導体の両端部を前記薄化後の絶縁性基材から突出させる工程と、
前記突出された線状導体の全面を覆うように、前記絶縁性基材よりも弾性率の低い絶縁層を前記絶縁性基材の両面それぞれに形成する工程と、
前記絶縁性基材と接する面とは反対側の前記各絶縁層の第1の面側から前記各絶縁層を薄化し、前記複数の線状導体の両端部を前記薄化後の絶縁層から突出させる工程と、
を有することを特徴とする電気的接続部材の製造方法。
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