JP5982909B2 - 制御装置、ストレージ装置、ストレージ装置の試験方法及びストレージ装置の試験プログラム - Google Patents
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Description
このようなストレージシステム200の一例を、図14〜16に示す。
図14は、ストレージシステム200の一例を示す模式図、図15は、図14のNASにおいて通常動作に使用される経路を示す模式図、図16は図14のNASにおいて試験不能な経路を示す模式図である。
NAS203−1,203−2は、ディスク205−1,205−2を制御する情報処理装置である。NAS203−1とNAS203−2とは、同様のハードウェア及びソフトウェア構成を有する。
NAS203−1とNAS203−2とは、イーサネット(登録商標)等を用いてLAN(Local Area Network)211によって接続されている。
また、NAS203−1とディスク205−1とは、例えば、ディスクインタフェースチャネル(Interface Channel:I/F CH)213−1によって接続され、NAS203−1とディスク205−2とは、ディスクI/F CH213−2によって接続されている。更に、NAS203−2とディスク205−1とは、ディスクI/F CH213−3によって接続され、NAS203−2とディスク205−2とは、ディスクI/F CH213−4によって接続されている。
なお、以下、NASを示す符号としては、複数のNASのうち1台を特定する必要があるときには符号203−1,203−2を用いるが、任意のNASを指すときには符号203を用いる。
また、以下、ディスクI/F CHを示す符号としては、複数のディスクI/F CHのうち1本を特定する必要があるときには符号213−1〜213−4を用いるが、任意のディスクI/F CHを指すときには符号213を用いる。
正常時にはNAS203−1とNAS203−2とは、それぞれ別個に動作して自身の配下のディスク205を制御するが、一方のNAS203の故障時に、他方のNAS203が故障したNAS203の機能を肩代わりして、ディスク205−1と5−2とを制御する。このとき、図15に示す冗長パスであるI/F CH213−2又は213−3が使用される。
このようなストレージシステム200においては、ホスト201からディスク205への入出力(Input/Output:IO)が所定時間無い場合、各パスの疎通確認試験が行なわれる。
また、NAS203−1とNAS203−2間のパスのLAN211経由の疎通確認が、gARP(Gratuitous Address Resolution Protocol)等を用いて行なわれる。
更に、NAS203とディスク205間のパスの疎通確認がパトロール(疎通確認試験)等により行なわれる。
例えば、ホスト201からディスク205へのアクセス時のハードウェアやファームウェアの論理動作を確認することができない。例えばホスト201からディスク205にデータをライトし、書き込んだデータをリードして、リードした値が期待値と整合するかを確認することができない。
更に、上記のような疎通確認では、実動作条件下でのNAS203内の各I/F225,227,229−1,229−2の動作確認を行なうことができない。
なお、図16中、I/F225はホストI/Fであり、I/F227はFC I/F27であり、I/F229−1,229−2はディスクI/Fである。
更に、ホスト201からストレージシステム200に実際にディスクアクセスを行なう試験では、通常動作に使用するパスしか試験することができない。このため、ホスト201からの疎通確認では、クラスタ構成の利点の1つである冗長パス(図15参照)の試験を行なうことができない。
(A)システム構成
最初に、実施形態の一例に係るストレージシステム(ストレージ装置)1の構成を説明する。
図1は、実施形態の一例に係るストレージシステム1の構成を示す模式図である。
NAS3−1,3−2は、ディスク5−1,5−2を制御する情報処理装置である。NAS3−1とNAS3−2とは、同様のハードウェア及びソフトウェア構成を有する。
更に、NAS3−1とNAS3−2とは、例えば、ファイバチャネル等のインターコネクト15によっても接続されている。
また、NAS3−1とディスク5−1とは、例えば、ディスクI/F CH13−1によって接続され、NAS3−1とディスク5−2とは、ディスクI/F CH13−2によって接続されている。更に、NAS3−2とディスク5−1とは、ディスクI/F CH13−3によって接続され、NAS3−2とディスク5−2とは、ディスクI/F CH13−4によって接続されている。
なお、以下、NASを示す符号としては、複数のNASのうち1台を特定する必要があるときには符号3−1,3−2を用いるが、任意のNASを指すときには符号3を用いる。
また、以下、ディスクI/F CHを示す符号としては、複数のディスクI/F CHのうち1本を特定する必要があるときには符号13−1〜13−4を用いるが、任意のディスクI/F CHを指すときには符号13を用いる。
正常時にはNAS3−1とNAS3−2とは、それぞれ別個に動作して自身の配下のディスク5を制御するが、一方のNAS3の故障時に、他方のNAS3が故障したNAS3の機能を肩代わりして、ディスク5−1と5−2とを制御する。このため、I/F CH13−2と13−3とは冗長パスである。
図2は、実施形態の一例に係るストレージシステム1におけるNAS3のソフトウェア構成を示す模式図である。
ホストI/Fモジュール41は、例えば、NAS3とホスト10とのインタフェースに用いられるモジュールであり、ホスト入出力の送受信、診断等を行なう。ホストI/Fモジュール41は、後述する擬似IO発行部35と擬似IO解読部37とを備える。
擬似IO解読部37は、自NAS3や相手側NAS3等から受け取った擬似IO49の内容を解読する。擬似IO49にディスクアクセス動作(リード、ライト、ベリファイ等)が指定されている場合、そのディスクアクセス動作を指定した通常のIO48を生成して、ディスク5へのアクセスを実際に行なわせる。その際、擬似IO49に指定されている試験用IPアドレス54(後述)を、ホスト側IPアドレス52で置換する。また、擬似IO解読部37は、エラーの有無を調べて、ディスクアクセス後に結果の正当性を確認すると共に、その結果を保存する。
保守モジュール45は、例えば、NAS3内のエラー検出に使用されるモジュールである。
キャッシュ制御モジュール47は、例えば、不図示の不揮発性ランダムアクセスメモリ(Non-Volatile Random Access Memory:NVRAM)に対する制御や、データ制御等を行なう。
NAS3は、内部バス17、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ23、ホストI/F25、FC I/F27、シリアルI/F26、及びディスクI/F29−1,29−2を備える。
CPU21は、例えば、メモリ23等から試験プログラムを読み出し、後述する試験部30としての処理を実行するプロセッサである。
ホストI/F25は、ホスト10との接続に使用されるインタフェースであり、例えばLANカードなどである。
FC I/F27は、NAS3同士の接続に使用されるインタフェースであり、例えば、FCインタフェースカードである。
ディスクI/F29−2は、ディスク5−2(図1参照)との接続に使用されるインタフェースであり、例えば、FCカードやSASカードである。
ディスクI/F29−1とディスクI/F29−2とは同様に構成されている。
CPU21は、試験プログラムを実行することにより、試験部30として機能する。試験部30は、アドレス生成部31、ホストIO監視部(入出力監視部)33、擬似IO発行部(入出力発行部)35、擬似IO解読部(入出力解読部)37及び通知部39を有する。
詳細には、試験部30は、クラスタの両系の構成を動的に認識/解析して、予備パス(冗長パス)を含む後述のパターンテーブル62を生成する。
そして、試験部30は、ホスト10からのIOが一定時間発行されなかった場合、自クラスタ内で、或いは自クラスタから相手側クラスタに対し擬似IOを発行する。このように、試験部30は、ホスト10からのホストIOを監視し、ホストIOのアイドル状態を検出することで、ホスト10の関与を必要とせずに、疎通試験を行なう。
ここで、クラスタ間通信とは、クラスタを構成するNAS3間での、インターコネクト15を介したデータ通行を指す。
擬似IO発行部35は、前述のように、後述する試験用IPアドレス54と、パターンテーブル62とに基づいて試験用の擬似IOを発行し、疎通試験を開始する。
メモリ23は、ホスト側IPアドレス格納部51、試験用IPアドレス格納部53、ディスク構成情報格納部55、ディスクアクセスパス情報格納部57、ホストIO閾値格納部59及び試験用パターン格納部61として機能する。
ホスト側IPアドレス格納部51に格納されているホスト側IPアドレス52は通常の動作にも使用され、システム管理者により予めNAS3に設定される。例えば、ホスト側IPアドレス52宛てのアクセスが発生すると、NAS3はそのアクセスに応答したりこれを処理する。
試験用IPアドレス格納部53は、NAS3−1,3−2が擬似IOを発行する際に、ソースとして使用するIPアドレスを示す試験用IPアドレス54を格納する。図3では、試験用IPアドレス格納部に、試験用IPアドレス54としてアドレス“3.3.3.3”が設定されている。
試験用IPアドレス54は、ストレージシステム1の起動時に、ホスト10やNAS3等に割り当てられているアドレス以外の未割り当てのアドレス領域からアドレス生成部31によって選択される。図11を用いて後述するように、試験用IPアドレス54は、クラスタ間通信によりクラスタ(NAS3)間で共有される。
ディスクアクセスパス情報58の詳細については、図4〜図8を用いて後述する。ディスクアクセスパス情報58も、図12を用いて後述するように、ストレージシステム1の起動時にクラスタ間通信によりクラスタ(NAS3)間で共有される。
一般に、ホストIO閾値60には、数分〜数時間の範囲内の値が設定されるが、ストレージシステム1の構成、用途、運用状態等に応じて、この範囲外の値を設定してもよい。
また、別の閾値として、擬似IO自体の発行が途絶えた場合に、擬似IO発行部35が強制的に擬似IOを発行するまで待機する時間の閾値も、ホストIO閾値格納部59に格納してもよい。
図4,図5は、実施形態の一例に係る試験部30が試験を行なう試験パス(アクセスパターン)を示す模式図である。図4は、NAS3−1から擬似IOを発行し、ディスク5にアクセスするパスを示し、図5は、NAS3−2から擬似IOを発行し、ディスク5にアクセスするパスを示す。
ディスクアクセスパス情報58は、事前にシステム管理者によって作成され、ディスクアクセスパス情報格納部57に記憶される。或いは、ストレージシステム1の構成の変更時にNAS3によって自動的に作成されてもよい。
手順(a) まず、各パスにインデックスを付ける。
例えば、ホストI/Fを使用するパスとして、図6のホスト10−(1)間,ホスト10−(2)間のアクセスパスに、インデックスa01,a11を付ける。
また、クラスタ間のFC I/F27を未使用の場合にインデックスb0を付け、(7)−(8)間のパスを使用する場合にb1を付ける。
手順(c) 次に、FC I/F27の使用の有無を選択する。つまり、FC I/F27を使用する場合、相手側NAS3の配下のディスクアクセスパスを使用する。FC I/F27を使用しない場合、自NAS3配下のディスクアクセスパスを使用する。
この例を、以下に示す。
まず、手順(a)において、各パスに、図6に示すようなインデックスを付ける。
次に、手順(b)に進み、NAS3−1を選択し、a01を使用する。
次に、手順(d)に進み、NAS3−2に接続する全ディスクアクセスパスを選択する。これにより、a01−b1−d11と、a01−b1−d12との2本のディスクアクセスパスが生成される。
手順(c)に戻り、FC I/F27の未使用(b01)を選択する。
次に、手順(b)に戻り、NAS3−2を選択し、a02を使用する。
次に、手順(c)に進み、FC I/F27の使用(b1)を選択する。
次に、手順(c)に戻り、FC I/F27の未使用(b01)を選択する。
最後に手順(d)に進み、NAS3−2に接続する全ディスクアクセスパスを選択する。これにより、a02−b0−d11と、a02−b0−d12との2本のディスクアクセスパスが生成される。
なお、図4,図5に記載したパスのうち、パスp1,p5は通常のホスト10からのアクセス(これを、ホストアクセスとも呼ぶ)で使用されるパスである。しかし、それ以外のパスp2〜p4及びパスp6〜p8は、一方のクラスタが故障し、パスが切り替えられた場合にしか使用されない。このため、パスp2〜p4及びパスp6〜p8は、通常のホストアクセスでは疎通確認を行なうことができないパスである。
前述のように、この試験パス情報58は、ストレージシステム1の起動時のクラスタ間通信により、NAS3−1とNAS3−2との間で共有される。
アドレス生成部31は、NAS3の電源投入後に、パス情報から、接続ディスク構成情報(図12参照)と、図7,図8に示したディスクアクセスパス情報58とのマトリックスであるパターンテーブル62を生成する。
パターン番号フィールド63は、テストパターンの番号を示す。
試験IO発行元フィールド65は、試験用の擬似IOの発行元のNAS3を示す。
アクセス先フィールド69は、ディスクアクセスパス67の終点のディスク5内のアクセス先のRAIDディスクドライブを示す。例えば、ディスクアクセスパス67の終点がディスク5−1の場合、RAIDディスクドライブ511〜515のいずれかがアクセス先69として選択される。或いは、ディスクアクセスパス67の終点がディスク5−1の場合、RAID521〜525のいずれかがアクセス先69として選択される。
パターンテーブル62は、ストレージシステム1の起動時に、クラスタ間通信を用いた初期設定直後に、アドレス生成部31によって作成される。
(B)動作
次に、実施形態の一例に係るストレージシステム1の動作を説明する。
先ず、NAS3の電源が投入される。NAS3の電源が投入されると、ステップS1において、試験部30のアドレス生成部31がNAS3の初期設定を行なう。
その際、アドレス生成部31は、前述のように、ホストIOの待機時間であるホストIO待機閾値を設定し、ホストIO閾値60としてホストIO閾値格納部59に格納する。また、擬似IOの発行に使用する試験用IPアドレス54を設定して、試験用IPアドレス格納部53に格納する。また、自NAS3がプライマリクラスタ(電源投入後に先に立ち上がったクラスタ)を構成する場合は、アドレス生成部31は、テストパターンを生成し、パターンテーブル62として試験用パターン格納部61に格納する。
アドレス生成部31による初期化が終了すると、ステップS3において、ホストIO監視部33は、最後にホストIOを検出してから、ホストIO閾値60に設定されている時間が経過したかどうかを監視する。なお、このホストIO閾値60は、初期設定でクラスタ両系が設定したホストIO閾値である。クラスタ両系でホストIO閾値60が異なる場合、アドレス生成部31は長い方の値を使用する。
最後にホストIOを検出してから、ホストIO閾値60に設定されている時間が経過している場合(ステップS3のYESルート参照)、擬似IO発行部35は、ステップS5において、パターンテーブル62に基づいて試験用の擬似IOを発行し、疎通試験を開始する。その際、擬似IO発行部35は、パターンテーブル62の先頭の(パターン番号の最も若い)パターンから、順次擬似IOを発行する。その際、現在実行中のテストパターンを、相手側のクラスタに通知する。
例えば、ディスク5に保存されているデータの重要度に応じて重み付けを行ない、重要なデータを記憶しているディスク5を優先するようにパターンの順序を変更することができる。
或いは、擬似IO発行部35は、ディスクアクセスパス(パスp1,パスp5)又はアクセス先(RAID511〜515,521〜525)のいずれかの使用履歴をソートし、最も使用されていないディスクアクセスパス又はアクセス先を含むパターン番号を、パターンテーブル62の先頭に移動してもよい。
また、擬似IO発行部35は、実稼働におけるアクセス先(RAID)に応じてパターンの順序を変更してもよい。アクセス先の使用履歴で、最近のアクセス先が、アクセスの古いものから順に、RAID521,522,523,524,525,511,512,513,514,515であり、RAID515が一番最近アクセスされているとする。
パターンテーブル62の実行順序の変更は、ホスト10からのIO未発行時間がホストIO閾値60を超える都度、擬似IO発行部35が行なっても、ストレージシステム1の起動時にアドレス生成部31が一度だけ行ない、その後は実行順序を固定してもよい。
パターンテーブル62の実行順序を変更した場合、変更を相手側クラスタに通知する。これにより、パターンテーブル62の実行順序の変更が、クラスタ間で常に共有される。
ホストIOが検出されない場合(ステップS7のNOルート参照)、処理がステップS11に移る。
試験用擬似IO発行処理の間にホスト10からのIOが発行された場合(ステップS7のYESルート参照)、ステップS9において、擬似IO発行部35は、試験用擬似IOの処理を中断し、NAS3がホスト10からのIO処理を実行する。その際、擬似IO発行部35は、中断したパターン番号を記憶し、後に、ホスト10からのIO停止がホストIO閾値を超えたタイミングで、擬似IOの発行をそのパターン番号から開始する。
疑似IO処理の終了が検出されず、タイムアウトも発生していない場合(ステップS11のNOルート参照)、擬似IO解読部37は、ステップS13において、試験用の擬似IO処理を続行する。
詳細には、ステップS15において、擬似IO解読部37は、アクセス先のRAID511〜515,521〜525のリード/ライトがタイムアウトせずに終了したかどうかを判断する。タイムアウトが発生している場合、擬似IO解読部37は、エラーと判断する。
ステップS19において、擬似IO発行部35は、パターンテーブル62内にテストが未実行のパターンが存在するかどうかを判定する。
パターンテーブル62内にテストが未実行のパターンが存在する場合(ステップS19のYESルート参照)、ステップS21において、擬似IO発行部35は次のパターン番号を選択し、現在実行中のパターン番号を相手側クラスタに報告する。その後、ステップS5に戻り、選択したパターンの擬似IOを発行する。
図11は、実施形態の一例に係る疎通試験処理を示すシーケンス図である。
先ず、ステップS31においてNAS3−1の電源が投入される。次に、ステップS32においてNAS3−1の電源が投入される。電源投入後に先に立ち上がったNAS3−1(クラスタ#1)がプライマリクラスタ、後から電源が投入されたNAS3−2(クラスタ#2)がセカンダリクラスタとなる。なお、必ずNAS3−1がプライマリクラスタ、NAS3−2がセカンダリクラスタとなるとは限らず、電源投入後に先に立ち上がった方がプライマリクラスタ、後から立ち上がった方がセカンダリクラスタとなる。
次に、ステップS35において、アドレス生成部31によって、構成情報(パス/ディスク構成)がクラスタ#1とクラスタ#2との間で交換される。この際に交換される情報のフォーマット71の例を、図12に示す。
図12に示すデータフォーマットは、フィールド72〜77がパス構成情報用のフィールド、フィールド78〜83がディスク構成情報用のフィールドである。
パスインデックスフィールド72は、パスの通し番号であり、パスの識別に用いられるパス毎に一意的な値である。
パス接続対象2フィールド74,75は、パスの接続先を示すIDである。例えば、ホスト10の場合、0x00nn、相手側クラスタの場合、0x01nn、ディスク5の場合、0x10nn(nn=00〜ffの任意の16進数)が設定される。
ディスクインデックスフィールド78は、RAIDディスクドライブの通し番号であり、RAIDディスクドライブの識別に用いられるディスク毎に一意的な値である。
パスインデックスフィールド79は、アクセスするディスクの下位のパスのインデックスである。
割り当て情報フィールド81は、当該RAIDディスクドライブが割り当て済みか、未割り当てかを示す情報である。
上記フィールド78〜81がRAIDディスクドライブの個数繰り返される。最後のディスクのフィールド82には0xffffが設定され、フィールド83は未使用である。
次に、ステップS37において、アドレス生成部31によって、試験用IPアドレス54がクラスタ#1とクラスタ#2との間で交換される。
次に、ステップS41において、プライマリクラスタ#1のアドレス生成部31は、ステップS39で作成したパターンテーブル62の情報をセカンダリクラスタ#2に送信する。この際に送信される情報のフォーマット91の例を、図13に示す。
図13中、フィールド92〜95は、アクセスパターン(試験パス)58を示す。
パターンインデックスフィールド92は、パターンテーブル63で使用される(パスp1〜p8)を示す。
−構成パス2インデックスフィールド94は、インターコネクトパスを示し、未使用の場合もある。
構成パス3インデックスフィールド95は、ディスクI/Fパスを示す。
上記フィールド92〜95がアクセスパターンの数繰り返される。
パターンインデックスフィールド98は、パターンテーブル62内のパターン番号を示す。
試験IO発行元フィールド99は、NAS3−1又はNAS3−2を示す。
アクセスパスインデックス100は、使用するアクセスパターンを示す。ここには、フィールド92〜95に格納したアクセスパターンのパターンインデックスフィールド92の値が格納される。
試験内容フィールド102〜105は、試験の内容を示す。ここには、例えば、リード(Rd)/ライト(Wt)/ベリファイ(Verify)、データ長、データパターン、期待値等が格納される。
上記フィールド98〜105がテストパターンの数繰り返される。
ステップS44において、クラスタ#2のアドレス生成部31が初期化を終了する。なお、ステップS43とS44の順序は、いずれが先でも、同時でもよい。
ステップS45において、クラスタ#1のホストIO監視部33は、最後にホストIOを検出してから、ホストIO閾値60に設定されている時間が経過したことを検出する。
ステップS49において、クラスタ#2のホストIO監視部33は、最後にホストIOを検出してから、ホストIO閾値60に設定されている時間が経過したことを検出する。
ステップS53において、クラスタ#1の擬似IO発行部35とクラスタ#2の擬似IO発行部35とは擬似IOを発行して、パターンテーブル62を実行する。
ホストIOを検出すると、ステップS57において、クラスタ#1の通知部39は、試験の中断を通知する。
なお、上記ステップ33のクラスタ認識、ステップS37の試験用IPアドレスの交換、ステップS47及びS51の試験可通知、ステップS57の試験中断通知は、クラスタ間で通常使用される短いメッセージフォーマットが使用される。また、ステップS53で行なわれる。擬似IOによる試験では、ホストI/F 25を介して行なわれる通常のアクセス(IO)で用いられるフォーマットが使用される。
(C)効果
本実施形態の一例によれば、以下の効果が得られる。
また、ストレージシステム1の動作の閑散期に、ホスト10の資源を浪費することなく試験を行なうことができるため、信頼性保全に伴うホスト10の性能の低下を回避することが可能となる。
更に、疎通確認のタイミング、アクセス対象(アクセス先のドライブ)、アクセスパターン(最近アクセスされたディスク/アクセスパターンを重点的に確認するか、ほとんどアクセスされていないディスク/アクセスパターンを確認するか)等を柔軟に設定できる。また、アクセスに用いるプロトコルとしては、両クラスタ間のライセンスを相互に認識できるため、CIFS(Common Internet File System)やNFS(Network File System)等、どのようなファイルアクセスプロトルも使用できる。
(D)その他
なお、本発明は、上述した各実施形態及び変形例に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図3に示した各機能ブロック内の機能及び構成は一例に過ぎず、各ブロックの機能の組み合わせを適宜変更してもよい。
例えばディスク5−1のデータの重要性が高い場合、RAID511〜515へのアクセスパターンを増やしたテーブルを作成することも可能である。
また、ディスクアクセスパスについても同様に、パスの重要度に応じてパターンテーブル62を柔軟に変更してもよい。
更に、図12,図13に図示したデータフォーマットは例示に過ぎず、運用に応じてデータフォーマットを適宜変更することができる。例えば、図12のデータフォーマットを、パス構成のメッセージと、ディスク構成のメッセージとの2つに分割してもよい。また、図13のデータフォーマットを、アクセスパターン用のメッセージと、テストパターン用のメッセージとの2つに分割してもよい。
また、NAS3のメモリ23が、ホスト側IPアドレス格納部51、試験用IPアドレス格納部53、ディスク構成情報格納部55、ディスクアクセスパス情報格納部57、ホストIO閾値格納部59及び試験用パターン格納部61として機能する。
(E)付記
上記の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
制御装置であって、
ストレージ装置にネットワーク経由で接続されている情報処理装置、第1及び第2の記憶媒体、並びに前記制御装置を接続するそれぞれ異なる複数の経路を設定すると共に、前記ネットワークを介した前記情報処理装置との通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成するアドレス生成部と、
前記情報処理装置から前記第1又は第2の記憶媒体に対する入出力が所定時間発生していないことを検出する入出力監視部と、
入出力監視部によって前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の経路のいずれかを経由する前記第1及び第2の記憶媒体の一方に対する試験用入出力を発行する入出力発行部と、
前記試験用入出力を、前記第1のアドレスを含む入出力に変換すると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を前記第1及び第2の記憶媒体の前記一方から受け取り、エラーの有無を検出する入出力解読部と、
を備えることを特徴とする制御装置。
前記アドレス生成部は、作成した前記複数の異なる経路と、第2のアドレスとを、第2の制御装置に通知することを特徴とする付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記入出力発行部は前記ストレージ装置の使用履歴に基づいて、前記複数の異なる経路のいずれかを他の経路よりも優先して前記試験用入出力を発行することを特徴とする付記1又は2記載の制御装置。
前記第1及び第2の記憶媒体はそれぞれ複数のドライブを備え、前記アドレス生成部は、前記第1及び第2の記憶媒体の前記複数のドライブに対する前記複数の異なる経路を設定することを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記5)
前記複数の異なる経路は通常使用される経路と冗長用の経路とを含むことを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
ストレージ装置であって、
第1の記憶媒体と、
第2の記憶媒体と、
付記1に記載の第1及び第2の制御装置と、を有し、
前記第1の制御装置は前記第1の記憶媒体を制御し、前記第2の制御装置の故障時に前記第2の記憶媒体を制御し、前記第2の制御装置は前記第2の記憶媒体を制御し、前記第1の制御装置の故障時に前記第1の記憶媒体を制御することを特徴とするストレージ装置。
ストレージ装置の試験方法であって、
前記ストレージ装置にネットワーク経由で接続されている情報処理装置、第1及び第2の記憶媒体、並びに前記制御装置を接続するそれぞれ異なる複数の経路を設定すると共に、前記ネットワークを介した前記情報処理装置との通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成し、
前記情報処理装置から前記第1又は第2の記憶媒体に対する入出力が所定時間発生していないことを検出し、
入出力監視部によって前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の経路のいずれかを経由する前記第1及び第2の記憶媒体の一方に対する試験用入出力を発行し、
前記試験用入出力を、前記第1のアドレスを含む入出力に変換すると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を前記第1及び第2の記憶媒体の前記一方から受け取り、エラーの有無を検出する
ことを特徴とするストレージ装置の試験方法。
前記複数の異なる経路と、第2のアドレスとを、第2の制御装置に通知することを特徴とする付記7記載のストレージ装置の試験方法。
(付記9)
前記ストレージ装置の使用履歴に基づいて、前記複数の異なる経路のいずれかを他の経路よりも優先して前記試験用入出力を発行することを特徴とする付記7又は8記載のストレージ装置の試験方法。
前記第1及び第2の記憶媒体はそれぞれ複数のドライブを備え、前記第1及び第2の記憶媒体の前記複数のドライブに対する前記複数の異なる経路を設定することを特徴とする付記7〜9のいずれか1項に記載のストレージ装置の試験方法。
(付記11)
前記複数の異なる経路は通常使用される経路と冗長用の経路とを含むことを特徴とする付記7〜10のいずれか1項に記載のストレージ装置の試験方法。
ストレージ装置の試験プログラムであって、コンピュータによって実行されたときに、該コンピュータに、
前記ストレージ装置にネットワーク経由で接続されている情報処理装置、第1及び第2の記憶媒体、並びに前記制御装置を接続するそれぞれ異なる複数の経路を設定すると共に、前記ネットワークを介した前記情報処理装置との通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成させ、
前記情報処理装置から前記第1又は第2の記憶媒体に対する入出力が所定時間発生していないことを検出させ、
入出力監視部によって前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の経路のいずれかを経由する前記第1及び第2の記憶媒体の一方に対する試験用入出力を発行させ、
前記試験用入出力を、前記第1のアドレスを含む入出力に変換すると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を前記第1及び第2の記憶媒体の前記一方から受け取り、エラーの有無を検出させる
ことを特徴とするストレージ装置の試験プログラム。
前記コンピュータに、前記複数の異なる経路と、第2のアドレスとを、第2の制御装置に通知させることを特徴とする付記12記載のストレージ装置の試験方法。
(付記14)
前記コンピュータに、前記ストレージ装置の使用履歴に基づいて、前記複数の異なる経路のいずれかを他の経路よりも優先して前記試験用入出力を発行することを特徴とする付記12又は13記載のストレージ装置の試験プログラム。
前記第1及び第2の記憶媒体はそれぞれ複数のドライブを備え、前記コンピュータに、前記第1及び第2の記憶媒体の前記複数のドライブに対する前記複数の異なる経路を設定させることを特徴とする付記12〜14のいずれか1項に記載のストレージ装置の試験プログラム。
前記複数の異なる経路は通常使用される経路と冗長用の経路とを含むことを特徴とする付記12〜15のいずれか1項に記載のストレージ装置の試験プログラム。
10 ホスト(情報処理装置)
11 LAN(ネットワーク)
3−1,3−2 NAS(制御装置)
30 試験部
31 アドレス生成部
33 ホストIO監視部(入出力監視部)
35 擬似IO発行部(入出力発行部)
37 擬似IO解読部(入出力解読部)
39 通知部
48 通常のIO(第1のアドレスを含む入出力)
49 擬似IO(試験用入出力)
5−1 ディスク(第1の記憶媒体)
5−2 ディスク(第2の記憶媒体)
511〜515 RAIDディスクドライブ(複数のドライブ)
521〜525 RAIDディスクドライブ(複数のドライブ)
52 ホスト側IPアドレス(第1のアドレス)
54 試験用IPアドレス(第2のアドレス)
60 ホストIO閾値(所定時間)
62 パターンテーブル(テストパターン)
Claims (8)
- 複数の記憶媒体と、前記複数の記憶媒体のそれぞれと相互に接続された複数の制御装置とで構築されたストレージ装置における前記複数の制御装置のうちの1の制御装置であって、
前記制御装置は、
前記ストレージ装置に接続されている情報処理装置と前記複数の記憶媒体のいずれかとの間で、前記複数の制御装置のいずれかを介して行なわれる通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成するアドレス生成部と、
前記情報処理装置から前記複数の記憶媒体のいずれかに対する入出力が所定時間発生していないことを検出する入出力監視部と、
前記入出力監視部によって前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の記憶媒体のいずれかに対する試験用入出力を自制御装置又は他の制御装置宛に発行する入出力発行部と、
前記自制御装置又は他の制御装置の前記入出力発行部からの前記試験用入出力を受信すると、該試験用入出力を前記第1のアドレスを含む入出力に変換して、前記試験用入出力の発行先の記憶媒体に発行すると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を、前記試験用入出力の発行先の前記記憶媒体から受け取り、エラーの有無を検出する入出力解読部と、
を備えることを特徴とする制御装置。 - 前記制御装置は、
前記自制御装置又は/及び他の制御装置を経由して前記複数の記憶媒体のいずれかとの間で前記試験用入出力を通過させるためのそれぞれ異なる複数の経路を記憶する記憶部を備え、
前記入出力発行部は、前記複数の異なる経路のいずれかを用いて前記試験用入出力を発行することを特徴とする請求項1記載の制御装置。 - 前記複数の記憶媒体はそれぞれ複数のドライブを備え、前記記憶部は、前記複数の記憶媒体の前記複数のドライブに対する前記複数の異なる経路を記憶することを特徴とする請求項2記載の制御装置。
- 前記入出力発行部は、前記ストレージ装置の使用履歴に基づいて、前記複数の異なる経路のいずれかを他の経路よりも優先して前記試験用入出力を発行することを特徴とする請求項2又は3記載の制御装置
- ストレージ装置であって、
複数の記憶媒体と、
複数の制御装置と、を有し、
前記複数の制御装置のそれぞれは、前記複数の記憶媒体のそれぞれと相互に接続されており、
前記制御装置のそれぞれは、
前記ストレージ装置に接続されている情報処理装置と前記複数の記憶媒体のいずれかとの間で、前記複数の制御装置のいずれかを介して行なわれる通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成するアドレス生成部と、
前記情報処理装置から前記複数の記憶媒体のいずれかに対する入出力が所定時間発生していないことを検出する入出力監視部と、
前記入出力監視部によって前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の記憶媒体のいずれかに対する試験用入出力を自制御装置又は他の制御装置宛に発行する入出力発行部と、
前記自制御装置又は他の制御装置の前記入出力発行部からの前記試験用入出力を受信すると、該試験用入出力を前記第1のアドレスを含む入出力に変換して、前記試験用入出力の発行先の記憶媒体に発行すると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を、前記試験用入出力の発行先の前記記憶媒体から受け取り、エラーの有無を検出する入出力解読部と、
を備えることを特徴とするストレージ装置。 - 前記複数の制御装置のそれぞれは、
前記自制御装置又は/及び他の制御装置を経由して前記複数の記憶媒体のいずれかとの間で前記試験用入出力を通過させるためのそれぞれ異なる複数の経路を記憶する記憶部を備え、
前記入出力発行部は、前記複数の異なる経路のいずれかを用いて前記試験用入出力を発行することを特徴とする請求項5記載のストレージ装置。 - 複数の記憶媒体と、前記複数の記憶媒体のそれぞれと相互に接続された複数の制御装置とで構築されたストレージ装置の試験方法であって、
前記ストレージ装置に接続されている情報処理装置と前記複数の記憶媒体のいずれかとの間で、前記複数の制御装置のいずれかを介して行なわれる通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成し、
前記情報処理装置から前記複数の記憶媒体のいずれかに対する入出力が所定時間発生していないことを検出し、
前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の記憶媒体のいずれかに対する試験用入出力を自制御装置又は他の制御装置宛に発行し、
前記自制御装置又は他の制御装置からの前記試験用入出力を受信すると、該試験用入出力を前記第1のアドレスを含む入出力に変換して、前記試験用入出力の発行先の記憶媒体に発行すると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を、前記試験用入出力の発行先の前記記憶媒体から受け取り、エラーの有無を検出する
ことを特徴とするストレージ装置の試験方法。 - 複数の記憶媒体と、前記複数の記憶媒体のそれぞれと相互に接続された複数の制御装置とで構築されたストレージ装置の試験プログラムであって、前記複数の制御装置のうちの1の制御装置によって実行されたときに、該制御装置に、
前記ストレージ装置に接続されている情報処理装置と前記複数の記憶媒体のいずれかとの間で、前記複数の制御装置のいずれかを介して行なわれる通信に用いられる第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを生成させ、
前記情報処理装置から前記複数の記憶媒体のいずれかに対する入出力が所定時間発生していないことを検出させ、
前記情報処理装置からの入出力が前記所定時間発生していないことを検出すると、前記第2のアドレスを使用して、前記複数の記憶媒体のいずれかに対する試験用入出力を自制御装置又は他の制御装置宛に発行させ、
前記自制御装置又は他の制御装置からの前記試験用入出力を受信すると、該試験用入出力を前記第1のアドレスを含む入出力に変換させて、前記試験用入出力の発行先の記憶媒体に発行させると共に、前記第1のアドレスを含む前記入出力の結果を、前記試験用入出力の発行先の前記記憶媒体から受け取り、エラーの有無を検出させる
ことを特徴とするストレージ装置の試験プログラム。
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