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JP5983582B2 - 凸型lp鋼板の採寸位置決定方法及び採寸位置決定装置 - Google Patents
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凸型lp鋼板の採寸位置決定方法及び採寸位置決定装置 Download PDF

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本発明は、被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置を決定する凸型LP鋼板の採寸位置決定方法及び採寸位置決定装置に関する。
板厚が板長方向で変化するLP(Longitudinally Profiled)鋼板は、板長方向の応力分布に応じた断面形状を有する一般構造用部材等として使用できるため、素材重量の軽減や部材加工工数の削減等といった点で多大な効果を奏する。LP鋼板は、板厚が板長方向で変化しない鋼板のように被圧延材からの採寸位置を被圧延材の平面形状のみで決定することができず、被圧延材からの採寸位置を決定する際には被圧延材の板長方向の板厚も考慮しなければならない。
このような背景から、従来より、被圧延材の板厚を考慮して被圧延材からのLP鋼板の採寸位置を決定する方法が提案されている。具体的には、特許文献1には、被圧延材からのLP鋼板の採寸余裕範囲を分割し、分割点を先頭とした採寸有効範囲内の複数の測定点における板厚測定値とLP鋼板の呼称厚との差の二乗値の総和を評価値として算出し、評価値が最も小さくなる分割点を被圧延材からLP鋼板を切り出す先端位置とするLP鋼板の採寸位置決定方法が記載されている。
特許第4323736号公報
しかしながら、特許文献1記載の採寸位置決定方法を板長方向に凸部を有する凸型LP鋼板の採寸処理に適用した場合には、以下に示すような問題が生じる。以下、図5乃至図7を参照して、特許文献1記載の採寸位置決定方法を凸型LP鋼板の採寸処理に適用した場合の問題点について説明する。
図5は、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD1と凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD2とがほぼ等しい場合における被圧延材及び凸型LP鋼板の板長方向の板厚プロファイルの一例を示す図である。図6は、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD1が凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD2より長い場合における被圧延材及び凸型LP鋼板の板長方向の板厚プロファイルの一例を示す図である。
図5及び図6中、円形のプロットは板厚計によって所定ピッチで測定された被圧延材の板長方向の板厚プロファイルを示し、線L1,L2,L3はそれぞれ凸型LP鋼板の板長方向の板厚公差上限値、目標板厚、及び板厚公差下限値のプロファイルを示している。また、被圧延材の板厚プロファイルと目標板厚のプロファイルL2との間に記載されている両方向矢印は、特許文献1記載の採寸位置決定方法において算出される板厚測定値と凸型LP鋼板の呼称厚との差を示している。また、本明細書中において、トップテーパ部とは、板長方向の先端側(トップ側)から尾端側(ボトム側)に向かって板厚が大きくなる傾斜領域を意味し、ボトムテーパ部とは、板長方向の先端側から尾端側に向かって板厚が小さくなる傾斜領域のことを意味する。
特許文献1記載の採寸位置決定方法では、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD1と凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD2とがほぼ等しい場合、被圧延材から採寸する凸型LP鋼板の先端位置を変化させながら評価値を比較することによって、目標板厚のプロファイルL2に近い板厚プロファイルを有し、公差外れを起こしにくい凸型LP鋼板を採寸することができる。
具体的には、図5(a)に示す凸型LP鋼板の先端位置(製品先端位置)では、トップテーパ部及びボトムテーパ部の双方において被圧延材の板厚と目標板厚との差が大きいために、評価値は大きくなる。これに対して、図5(b)に示す製品先端位置では、トップテーパ部及びボトムテーパ部における被圧延材の板厚と目標板厚との差が小さいために、評価値は小さくなる。従って、凸型LP鋼板の採寸位置を図5(b)に示す位置に決定することによって、目標板厚のプロファイルL2に近い板厚プロファイルを有し、公差外れを起こしにくい凸型LP鋼板を採寸することができる。
しかしながら、特許文献1記載の採寸位置決定方法によれば、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD1が凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さΔD2より長い場合には、公差外れを起こしやすい凸型LP鋼板が採寸されることがある。具体的には、この場合、トップテーパ部及びボトムテーパ部における被圧延材の板厚は目標板厚より大きくなる。このようなケースでは、図6(a)に示すように凸型LP鋼板の採寸位置を被圧延材のトップテーパ部の板厚が板厚公差上限値近傍になる位置とした場合に算出される評価値と図6(b)に示すように凸型LP鋼板の採寸位置を被圧延材のボトムテーパ部の板厚が板厚公差上限値近傍になる位置とした場合に算出される評価値との間には、図5(a),(b)に示した場合ほどの差が生じない。
このため、トップテーパ部及びボトムテーパ部における被圧延材の板厚の僅かな差によって図6(a)に示す場合における評価値が最も小さくなったり、図6(b)に示す場合における評価値が最も小さくなったりする。そして、凸型LP鋼板の採寸位置が被圧延材の板厚が公差上限値近傍になる位置に決定されると、下工程での先端余長や尾端余長の切断過程において先端余長や尾端余長の切断位置がずれた場合、凸型LP鋼板の板厚が公差を外れることによって、凸型LP鋼板を製品として出荷できなくなってしまう。
さらに、特許文献1記載の採寸位置決定方法によれば、トップテーパ部やボトムテーパ部の傾斜角度が大きい場合には、以下に示すような問題が生じる。以下、図7を参照して、トップテーパ部やボトムテーパ部の傾斜角度が大きい場合の問題点について説明する。図7は、トップテーパ部の傾斜角度の変化に伴う板長方向における被圧延材の板厚と板厚公差上限値との間の距離の変化を示す図である。トップテーパ部やボトムテーパ部の傾斜角度が大きい場合、板厚方向では被圧延材の板厚が板厚公差上限値から十分に離れていたとしても、板長方向では被圧延材の板厚が板厚公差上限値に近寄っていることがある。
具体的には、図7(a),(b)において板厚方向における板厚測定点A及び板厚測定点Bと板厚公差上限値との板厚差ΔDLが等しいとすると、図7(a)に示すように、トップテーパ部の傾斜角度が緩やかである場合は、板長方向における板厚測定点Aと公差上限値L1との間の距離ΔDL1は比較的大きい。しかしながら、図7(b)に示すように、トップテーパ部の傾斜角度が急である場合には、板長方向における板厚測定点Bと板厚公差上限値との間の距離ΔDL2は距離ΔDL1よりも短くなる。
すなわち、トップテーパ部やボトムテーパ部の傾斜角度が急である場合には、板厚方向における被圧延材の板厚と板厚公差上限値との間の距離が離れていたとしても、板長方向における被圧延材の板厚と板厚公差上限値の間の距離が短くなることがある。このため、特許文献1記載の採寸位置決定方法のように板厚方向における板厚測定値と呼称厚との差に基づいて凸型LP鋼板の採寸位置を決定した場合、被圧延材の板厚の測定誤差や先端余長や尾端余長の切断処理において指令と実績との間に誤差が発生した場合、採寸された凸型LP鋼板の板厚が公差上限値を上回る、いわゆる公差外れが発生することがある。
なお、このような問題を解決するために、切断工程を行わないで被圧延材を手入れヤードに回し、ダイヤルゲージ等を用いて被圧延材の全長の板厚を手作業で測定し、先端余長と尾端余長とを決定し直してからガス切断によって先端余長と尾端余長とを切断する方法が考えられる。しかしながら、この方法を用いた場合には、多くの労力及び時間を要し、凸型LP鋼板の製造コストが増加する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、多くの労力及び時間を要することなく、公差外れを起こしにくい凸型LP鋼板を採寸可能な凸型LP鋼板の採寸位置決定方法及び採寸位置決定装置を提供することにある。
本発明に係る凸型LP鋼板の採寸位置決定方法は、被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置を決定する凸型LP鋼板の採寸位置決定方法であって、複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の先端側から尾端側に向かって板厚が大きくなるトップテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をトップ側平均値として算出するステップと、複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の尾端側から先端側に向かって板厚が小さくなるボトムテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をボトム側平均値として算出するステップと、複数の凸型LP鋼板の採寸位置のうち、トップ側平均値とボトム側平均値とが略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る凸型LP鋼板の採寸位置決定装置は、情報処理装置を備え、被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置を決定する凸型LP鋼板の採寸位置決定装置であって、前記情報処理装置が、複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の先端側から尾端側に向かって板厚が大きくなるトップテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をトップ側平均値として算出する手段複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の尾端側から先端側に向かって板厚が小さくなるボトムテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をボトム側平均値として算出する手段、及び複数の凸型LP鋼板の採寸位置のうち、前記トップ側平均値と前記ボトム側平均値とが略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定する手段として機能することを特徴とする。
本発明に係る凸型LP鋼板の採寸位置決定方法及び採寸位置決定装置によれば、多くの労力及び時間を要することなく、公差外れを起こしにくい凸型LP鋼板を採寸することができる。
図1は、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法が適用される剪断ラインの構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法を説明するための説明図である。 図3は、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法を説明するための説明図である。 図4は、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法を説明するための説明図である。 図5は、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さと凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さとがほぼ等しい場合における被圧延材及び凸型LP鋼板の板長方向の板厚プロファイルの一例を示す図である。 図6は、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さが凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さより長い場合における被圧延材及び凸型LP鋼板の板長方向の板厚プロファイルの一例を示す図である。 図7は、トップテーパ部の傾斜角度の変化に伴う板長方向における被圧延材の板厚と板厚公差上限値プロファイルとの間の距離の変化を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法について説明する。
〔剪断ラインの構成〕
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法が適用される剪断ラインの構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法が適用される剪断ラインの構成を示す模式図である。図1(a)に示すように、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法が適用される剪断ライン1は、クロップ切断装置2、サイドクロップ切断装置3、冷間板厚計4、及び仕上切断装置5を備えている。
図1(b)に示すように、この剪断ライン1では、始めに、クロップ切断装置2が、圧延機によって圧延された被圧延材Pの先端側及び尾端側のクロップC1,C2を切断し、サイドクロップ切断装置3が、被圧延材PのサイドクロップS1,S2を切断する。次に、冷間板厚計4が、被圧延材Pの板長方向の板厚を例えば100mmピッチ等の所定ピッチで測定する。そして、仕上切断装置5が、プロセスコンピュータ等の情報処理装置が冷間板厚計4の測定結果に基づいて決定した凸型LP鋼板Sの採寸位置に基づいて被圧延材Pの先端余長TS及び尾端余長BSを切断することによって凸型LP鋼板Sを製造する。
以後、凸型LP鋼板Sは、出荷ヤードに搬送され、出荷ヤードから客先に向けて出荷される。なお、冷間板厚計4の測定結果に基づいて被圧延材Pに板厚異常があると判定された場合、仕上切断装置5による切断工程を行わないで被圧延材Pを手入れヤードに回すこともある。手入れヤードでは、ダイヤルゲージ等を用いて被圧延材Pの全長の板厚を手作業で測定し、被圧延材Pの先端余長及び尾端余長を決定し直してから、ガス切断による先端余長及び尾端余長の切断工程が行われる。
〔凸型LP鋼板の採寸位置決定方法〕
次に、図2乃至図4を参照して、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法について説明する。
図2乃至図4は、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法を説明するための説明図である。図中、円形のプロットは冷間板厚計4によって測定された被圧延材Pの板長方向の板厚プロファイルを示し、線L1,L2,L3はそれぞれ凸型LP鋼板Sの板長方向の板厚公差上限値、目標板厚、及び板厚公差下限値のプロファイルを示している。
本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法では、始めに、情報処理装置が、凸型LP鋼板の複数の採寸位置について以下の処理を実行する。なお、本実施形態では、情報処理装置は、被圧延材の先端位置と凸型LP鋼板の先端位置(製品先端位置)とを一致させた状態から被圧延材の尾端位置が凸型LP鋼板の尾端位置に一致するまで被圧延材の位置を例えば20mm間隔等の所定ピッチでシフトさせ、各位置について以下の処理を実行する。
すなわち、始めに、情報処理装置は、凸型LP鋼板のトップテーパ部の位置に対応する各板厚測定点A(i)(板厚測定開始点mt≦i≦板厚測定終了点nt)について、板長方向における板厚公差上限値プロファイルL1までの距離ΔLau(i)(図2参照)を算出する。同様に、情報処理装置は、凸型LP鋼板のボトムテーパ部の位置に対応する各板厚測定点A(j)(板厚測定開始点mb≦j≦板厚測定終了点nb)について、板長方向における板厚公差上限値プロファイルL1までの距離ΔLau(j)(図2参照)を算出する。
具体的には、情報処理装置は、トップテーパ部の傾きをα(>0)、板長方向における板厚測定点A(i)から板厚公差上限値プロファイルL1までの距離ΔTau(i)を用いて、以下に示す数式(1)により板長方向における板厚測定点A(i)から板厚公差上限値プロファイルL1までの距離ΔLau(i)を算出する。同様に、情報処理装置は、ボトムテーパ部の傾きをβ(<0)、板長方向における板厚測定点A(j)から板厚公差上限値プロファイルL1までの距離ΔTau(j)を用いて、以下に示す数式(2)により板長方向における板厚測定点A(j)から板厚公差上限値プロファイルL1までの距離ΔLau(j)を算出する。
Figure 0005983582
Figure 0005983582
凸型LP鋼板のトップテーパ部及びボトムテーパ部に対応する全ての板厚測定点に対して上述の処理が完了すると、次に、情報処理装置は、以下に示す数式(3),(4)を用いて距離ΔLau(i)の平均値ΔLautopと距離ΔLau(j)の平均値ΔLaubotとを算出する。平均値ΔLautop及び平均値ΔLaubotはそれぞれ、本発明に係るトップ側平均値及びボトム側平均値に対応する。なお、数式(3),(4)中、mtは凸型LP鋼板のトップテーパ部に対応する板厚測定開始点、ntは凸型LP鋼板のトップテーパ部に対応する板厚測定終了点、mbは凸型LP鋼板のボトムテーパ部に対応する板厚測定開始点、nbは凸型LP鋼板のボトムテーパ部に対応する板厚測定終了点を表している。
Figure 0005983582
Figure 0005983582
次に、情報処理装置は、凸型LP鋼板の複数の採寸位置の中から、図3に示すように平均値ΔLautopと平均値ΔLaubotとが略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定する。そして最後に、情報処理装置は、決定した採寸位置に基づいて被圧延材の先端余長及び尾端余長を算出し、算出された先端余長及び尾端余長に関する情報を仕上切断装置5に出力する。以後、仕上切断装置5が、被圧延材の先端余長及び尾端余長を切断することによって凸型LP鋼板を製造する。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法では、情報処理装置が、複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、トップテーパ部及びボトムテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差上限値との間の距離の平均値ΔLautop,ΔLaubotを算出し、複数の凸型LP鋼板の採寸位置のうち、平均値ΔLautop,ΔLaubotが略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定する。すなわち、本発明の一実施形態である凸型LP鋼板の採寸位置決定方法では、板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離を考慮して凸型LP鋼板の採寸位置を決定する。これにより、多くの労力及び時間を要することなく、公差外れを起こしにくい凸型LP鋼板を採寸することができる。
なお、上述の説明では、板長方向における板厚測定点と板厚公差上限値プロファイルL1までの距離に基づいて凸型LP鋼板の採寸位置を決定した。しかしながら、図4に示すように、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さが凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さよりも短い場合には、被圧延材のトップテーパ部及びボトムテーパ部の板厚が目標板厚よりも薄くなるために、板長方向における板厚測定点と板厚公差下限値プロファイルL3との間の距離も考慮する必要がある。
このため、被圧延材のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さが凸型LP鋼板のトップテーパ部とボトムテーパ部との間の長さよりも短い場合には、情報処理装置は、上述と同様の方法により、板長方向における板厚測定点A(i)及び板厚測定点A(j)から板厚公差下限値プロファイルL3までの距離を算出し、算出された距離に基づいて凸型LP鋼板の採寸位置を決定することが望ましい。
具体的には、この場合、始めに、情報処理装置は、凸型LP鋼板のトップテーパ部及びボトムテーパ部の位置に対応する各板厚測定点A(i),A(j)について、板長方向における板厚公差下限値プロファイルL3までの距離ΔLad(i),ΔLad(j)(図4参照)を算出する。次に、情報処理装置は、距離ΔLad(i),ΔLad(j)の平均値を算出し、凸型LP鋼板の複数の採寸位置の中から、算出された平均値が略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定する。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 剪断ライン
2 クロップ切断装置
3 サイドクロップ切断装置
4 冷間板厚計
5 仕上切断装置

Claims (2)

  1. 被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置を決定する凸型LP鋼板の採寸位置決定方法であって、
    複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の先端側から尾端側に向かって板厚が大きくなるトップテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をトップ側平均値として算出するステップと、
    複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の尾端側から先端側に向かって板厚が小さくなるボトムテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をボトム側平均値として算出するステップと、
    複数の凸型LP鋼板の採寸位置のうち、前記トップ側平均値と前記ボトム側平均値とが略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定するステップと、
    を含むことを特徴とする凸型LP鋼板の採寸位置決定方法。
  2. 情報処理装置を備え、被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置を決定する凸型LP鋼板の採寸位置決定装置であって、
    前記情報処理装置が、複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の先端側から尾端側に向かって板厚が大きくなるトップテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をトップ側平均値として算出する手段複数の凸型LP鋼板の採寸位置について、板長方向の尾端側から先端側に向かって板厚が小さくなるボトムテーパ部の板長方向における被圧延材の板厚と凸型LP鋼板の板厚公差との間の距離の平均値をボトム側平均値として算出する手段、及び複数の凸型LP鋼板の採寸位置のうち、前記トップ側平均値と前記ボトム側平均値とが略等しくなる採寸位置を被圧延材から凸型LP鋼板を切り出す採寸位置に決定する手段として機能することを特徴とする凸型LP鋼板の採寸位置決定装置。
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