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JP5992005B2 - 電話機、方法及び電話機用プログラム - Google Patents
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Description

本発明は、通話中の音信号に含まれるDTMF信号に基づいて所定の制御を行う電話機、方法及び電話機用プログラムに関する。
携帯電話の多機能化に伴い携帯電話の設定項目が増加したため、ユーザは、利用状況に合わせた適切な設定を行うことができない場合がある。このような場合、ユーザは、電話対応業務を専門的に行うコールセンター(以下、単に「CS」とする)に問い合わせを行い、設定のための適切な操作を把握することが一般的に行われている。
ところで、CSのオペレータから操作方法を教わったとしても、通話終了後に操作したのでは教わった操作方法を忘れてしまう場合がある。そのため、オペレータと通話中に操作を完了する仕組みが求められている。
このような仕組みとして、例えば、オペレータがユーザの携帯電話を遠隔操作し、携帯電話の設定変更を補助することが考えられる。
携帯電話の遠隔操作に好適な技術として、DTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)信号を用いた遠隔操作がよく知られている。例えば、特許文献1には、DTMF信号を送信することで相手側の携帯電話にDTMF信号に対応する画像を表示する携帯電話システムが開示されている。
特開2009−260858号公報
しかしながら、単にDTMF信号を受信したことに応じて携帯電話を遠隔操作してしまったのでは、誤った操作を行ってしまうおそれがある。例えば、友人との通話中に誤ってプッシュボタン等を操作してしまうと、DTMF信号が友人の携帯電話に送信されてしまい、友人の携帯電話を意図せず遠隔操作してしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、通話中の音信号に含まれるDTMF信号に基づいて、誤動作を防止しつつ所定の制御を行う電話機、方法及び電話機用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の電話は、動作モードの設定が可能な電話機であって、発着信を検出する検出部と、検出した発着信が特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であると判定されることを条件に、通話中の音信号からDTMF信号を抽出する抽出部と、を備える。
また、抽出した前記DTMF信号に基づいて動作定義情報を取得する動作取得部と、取得した前記動作定義情報に基づいて前記動作モードの設定を変更するための設定画面を表示する表示制御部と、を更に備えることとしてもよい。
また、取得した前記動作定義情報に基づいて、前記電話機の設定を変更する設定変更部を更に備えることとしてもよい。
また、前記抽出部は、前記動作定義情報に対応するDTMF信号が抽出されることを条件に、前記音信号からの前記DTMF信号の抽出を終了することとしてもよい。
また、前記動作定義情報には、複数のDTMF信号から構成されるDTMF信号群が対応付けられており、前記抽出部は、前記動作定義情報に対応するDTMF信号群に含まれる複数のDTMF信号のうちの所定数のDTMF信号が抽出されてから所定時間が経過することを条件に、前記音信号からの前記DTMF信号の抽出を終了することとしてもよい。
また、前記表示制御部は、前記判定部により特定の電話番号に応じた発着信であると判定されることを条件に、表示部に所定情報を表示することとしてもよい。
また、前記表示部に表示された前記所定情報に対する操作を受け付ける入力部を更に備え、前記表示制御部は、前記操作を受け付けることを条件に、前記動作定義情報を選択可能に前記表示部に表示することとしてもよい。
また、本発明の方法は、動作モードの設定が可能な電話機が実行する方法であって、前記電話機の発着信を検出するステップと、検出した発着信が特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定するステップと、特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であると判定されることを条件に、通話中の音信号からDTMF信号を抽出するステップと、を含む。
また、本発明の電話機用プログラムは、動作モードの設定が可能な電話機を、前記電話機の発着信を検出する検出部、検出した発着信が特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定する判定部、前記判定部により特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であると判定されることを条件に、通話中の音信号からDTMF信号を抽出する抽出部、として機能させる。
本発明によれば、通話中の音信号に含まれるDTMF信号に基づいて、誤動作を防止しつつ所定の制御を行うことができる。
本発明の携帯電話の概要を示す図である。 本発明の携帯電話の概要を示す図である。 携帯電話を含む電話システムの構成を示すシステム構成図である。 携帯電話の機能構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶されるデータの構成を示す図である。 DTMF信号の構成を示す図である。 変更補助機能に対応している携帯電話の表示例である。 変更補助機能に対応していない携帯電話の表示例である。 携帯電話の設定変更を補助する際の設定画面の画面遷移例を示す図である。 変更補助機能により携帯電話の設定変更を補助する際の動作例を示す図である。 変更補助機能により携帯電話の設定変更を補助する際の動作例を示す図である。 携帯電話の処理の流れを示すフローチャートである。 別実施形態の携帯電話の概要を示す図である。
[本発明の概要]
初めに、図1を参照して、本発明の携帯電話の概要について説明する。
図1Aに示すように、携帯電話のユーザが携帯電話の動作モードの設定方法が分からない場合、ユーザは、CSに対して通話発信し、設定方法の問い合わせを行う。CSのオペレータは、ユーザが所望する設定方法を調べ、ユーザに対して情報提供を行うところ、本発明では、CSのオペレータは、通話中に、DTMF信号により構成される変更補助信号を携帯電話に送信する。携帯電話では、変更補助信号を受信すると、ユーザによる設定変更操作を補助する。
一例として、携帯電話では、ユーザが所望する設定を行うための設定画面を表示することで、ユーザによる設定変更操作を補助する。また、携帯電話では、ユーザが所望する設定を自動的に変更することで、ユーザによる設定変更操作を補助することとしてもよい。
なお、変更補助信号(即ち、DTMF信号)に基づいて設定変更操作を補助する携帯電話の機能を、以下では「変更補助機能」と呼ぶことがある。
このとき、予期せぬ動作を防止するため、本発明の携帯電話では、携帯電話の発着信を監視し、変更補助機能を制限する。即ち、図1Bに示すように、発着信の相手がCSである場合には変更補助機能をオンにし、発着信の相手が友人等のCS以外である場合には変更補助機能をオフにする。
これにより、誤動作を防止しつつ、DTMF信号に基づいて容易に携帯電話の設定変更を補助することができる。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
[電話システムの構成]
初めに、図2を参照して、電話システム100について説明する。電話システム100は、DTMF信号に基づいて携帯電話の設定変更を補助するシステムであり、携帯電話1と、CS用端末80と、サーバ90と、を含んで構成される。
携帯電話1は、本発明の電話機に相当し、ユーザにより用いられる携帯電話である。なお、本発明の電話機は、携帯電話に限られず、CSとの通話が可能な他の電話機であってもよい。携帯電話1には、サーバ90から提供されるアプリケーションプログラムが格納される。携帯電話1は、このアプリケーションプログラムに従い変更補助機能を実現する。
CS用端末80は、CSのオペレータが用いる端末装置である。CS用端末80は、携帯電話1との通話、及び通話中の携帯電話に対してDTMF信号を送信する機能を少なくとも含む。CS用端末80のオペレータは、携帯電話1のユーザから問い合わせがあると、CS用端末80を用いて携帯電話1に対してDTMF信号により構成される変更補助信号を送信する。
サーバ90は、電話システム100を統括するサーバ装置である。サーバ90は、携帯電話1に対してアプリケーションプログラムを提供する。なお、変更補助機能により変更可能な設定内容は、逐次増減する。そこで、サーバ90は、アプリケーションプログラムを更新した場合には、更新したアプリケーションプログラムを携帯電話1に対して提供する。このようにサーバ90から携帯電話1には最新のアプリケーションプログラムが逐次提供されるため、携帯電話1では、更新前のアプリケーションプログラムでは補助できなかった設定変更を補助できるようになる。
[携帯電話の構成]
続いて、本発明の携帯電話1の機能構成について説明する。図3は、携帯電話1の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話1は、制御部2と、入力部3と、通信部4と、スピーカ5と、マイク6と、表示部7と、記憶部8と、を含んで構成される。
入力部3は、例えば、ボタンや、表示部7に重畳して配置される接触センサ等により構成される。入力部3は、携帯電話1のユーザから操作、例えば、表示部7に表示された情報を選択する操作を受け付ける。
通信部4は、基地局との間で無線通信を行う。即ち、通信部4は、制御部2から出力された信号を変調してRF(Radio Frequency)信号を生成し、アンテナ(不図示)を介して当該RF信号を基地局に無線送信する。また、通信部4は、アンテナを介して受信したRF信号を復調して、復調された信号を制御部2に出力する。
スピーカ5は、通話時等に音を出力するスピーカである。マイク6は、通話時等に音を入力するマイクである。
表示部7は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部7は、制御部2の制御に応じて文字や図形等を表示する。
記憶部8は、例えば、ROM及びRAM等により構成され、携帯電話1に変更補助機能を実現させるためのアプリケーションプログラムや各種データを記憶する。
ここで、記憶部8に記憶されるデータの一例を図4Aに示す。図4Aに示すように、記憶部8は、変更補助信号に対応付けて動作定義情報を記憶する。
変更補助信号は、複数のDTMF信号から構成されるDTMF信号群である。なお、本実施形態では、夫々の変更補助信号は、特定のDTMF信号(例えば、♯)から開始するDTMF信号群である。
DTMF信号は、図4Bに示すように、低群及び高群の2つの音周波数帯域の合成信号であり、0から9までの数字と、*、♯、A、B、C、Dの記号との計16種類の符号をあらわす合成信号である。
動作定義情報は、携帯電話1が有する動作モードの設定変更を補助するための動作を定義する情報である。例えば、変更補助信号「♯222」に対応する動作定義情報「Z01A」は、海外渡航時の設定、即ち、海外で携帯電話1を用いるための設定変更を補助するための動作が定義されている。
なお、設定変更を補助するための動作は、携帯電話の機種毎に異なることがある。そこで、動作定義情報は、変更補助信号及び携帯電話の機種に対応付けて記憶することとしてもよい。図4Aを参照すると、同じ変更補助信号「♯222」であっても、機種「ABC11」には動作定義情報「Z01A」が対応付けられ、機種「DEF22」には動作定義情報「Z01B」が対応付けられている。
図3に戻り、制御部2は、例えば、CPUにより構成され、記憶部8に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することで、検出部21、判定部22、抽出部23、動作取得部24、表示制御部25、設定変更部26及び音制御部27として機能する。
検出部21は、携帯電話1の発着信を検出する。判定部22は、検出した発着信が特定の電話番号に対応する発信、又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定する。なお、特定の電話番号とは、CSの電話番号である。
即ち、検出部21及び判定部22は、携帯電話1の発着信がCSに対するものであるか否かを監視する。
抽出部23は、特定の電話番号に対する発信、又は特定の電話番号からの着信であると判定部22により判定されることを条件に、通話中の音信号の中からDTMF信号の抽出を開始する。抽出部23は、通話中の音信号にDTMF信号が含まれている場合に、そのDTMF信号を抽出する。
なお、本実施形態では、抽出部23は、DTMF信号に対応する16種類の符号のうち電話のボタンで用いることの少ないA,B,C,Dを除く12種類の符号に対応するDTMF信号を抽出する。このとき、変更補助信号は、特定のDTMF信号(例えば、♯)から開始することとしているため、抽出部23は、初めに、特定のDTMF信号のみを抽出する処理を実行しておき、その後、特定のDTMF信号が抽出されることを条件に他の11種類の符号に対応するDTMF信号の抽出を開始することとしてもよい。これにより、携帯電話1のCPU使用率が軽減されるため、電力消費を抑えることができる。
抽出部23がDTMF信号の抽出を終了するタイミングは任意であり、例えば、CSとの通話が終了したタイミングでDTMF信号の抽出を終了することとしてもよく、また、その他のタイミングで終了することとしてもよい。例えば、抽出部23は、動作定義情報に対応するDTMF信号、即ち、変更補助信号が抽出されることを条件に、音信号からのDTMF信号の抽出を終了することとしてもよい。
また、抽出部23は、動作定義情報に対応するDTMF信号群に含まれる複数のDTMF信号のうちの所定数のDTMF信号が抽出されてから所定時間が経過することを条件に、音信号からのDTMF信号の抽出を終了することとしてもよい。変更補助信号が特定のDTMF信号(例えば、♯)から開始することを考慮すると、抽出部23は、例えば、特定のDTMF信号が抽出されてから変更補助信号を構成するために必要な全長分の時間が経過することを条件にDTMF信号の抽出を終了することとしてもよい。
動作取得部24は、抽出したDTMF信号に基づいて記憶部8から動作定義情報を取得する。即ち、動作取得部24は、抽出したDTMF信号が変更補助信号と一致する場合、この変更補助信号に対応する動作定義情報を取得する。なお、動作取得部24は、携帯電話1の機種情報を参照して、携帯電話1の機種に適した動作定義情報を取得することが好ましい。
表示制御部25は、取得した動作定義情報に基づいて動作モードの設定を変更するための設定画面を表示部7に表示する。なお、動作モードの中には、複数の設定画面を用いて設定を行わなければならないものも含まれる。この点、表示制御部25は、設定画面とともに複数の設定画面を遷移するための操作部(図6の次へボタン302を参照)を表示することで、ユーザによる設定画面の遷移操作を補助する。また、表示制御部25は、設定画面とともにユーザが行うべき設定内容を示す情報(図6の情報301,303を参照)を表示し、ユーザによる設定操作を補助する。
また、表示制御部25は、判定部22により特定の電話番号に応じた発着信であると判定されることを条件に、表示部7に所定情報を表示する。
携帯電話1は、サーバ90から提供されるアプリケーションプログラムに従い変更補助機能を実現するため、アプリケーションプログラムを記憶しない携帯電話は変更補助機能を実現することができない。そこで、本実施形態では、携帯電話1の表示部7に所定情報を表示することで、変更補助機能に対応しているか否か判別可能にしている。即ち、図5Aに示すように、変更補助機能に対応している携帯電話1の場合、表示制御部25は、CSとの通話中に対応マーク201を携帯電話1の表示部7に表示する。一方、図5Bに示すように、変更補助機能に対応していない携帯電話の場合、CSとの通話中であっても対応マーク201が表示されない。
後述するように、この対応マーク201は、携帯電話1のユーザが選択可能に構成されており、ユーザが対応マーク201を選択すると、表示制御部25は、携帯電話1の設定変更を補助するための動作定義情報を選択可能に、表示部7に表示する。
図3に戻り、設定変更部26は、取得した動作定義情報に基づいて、携帯電話1の設定を変更する。なお、携帯電話1の設定変更の詳細については後述する。
音制御部27は、ユーザの操作に基づいてスピーカホン設定をオン設定にする。一例として、表示部7に表示された対応マーク201が選択されると、音制御部27は、スピーカホン設定をオン設定にする。なお、オン設定にしたスピーカホン設定をオフ設定にするタイミングは任意であり、例えば、ユーザが対応マーク201を再度選択したタイミング、CSとの通話が終了したタイミング等の任意のタイミングを採用することができる。
[携帯電話の動作]
続いて、携帯電話1がユーザによる設定変更を補助する際の動作について説明する。なお、以下では、海外渡航時の設定を行う際の動作を例にとり説明する。
本実施形態において海外渡航時の設定は、(1)無線設定を国内モードから海外モードに変更、(2)データローミングをオンに設定、(3)PRL(ローミングエリア情報)を最新のものに設定、の3段階の設定により行われる。
これら3段階の設定は、例えば、図6に示す無線設定画面72において(1)の設定を行った後、ローミング設定画面73において(2)(3)の設定を行うことで行われる。
このとき、(1)の設定を行う無線設定画面72と、(2)(3)の設定を行うローミング設定画面73とは、連続して遷移可能には構成されていないことがある。即ち、図6に示すように、携帯電話では、設定メニュー画面71が設けられており、この設定メニュー画面71を介して無線設定画面72及びローミング設定画面73に遷移することはできるものの、無線設定画面72からローミング設定画面73に直接遷移することができない。
ユーザにとってみれば、連続していない設定画面を用いて複数の段階からなる設定を行わなければならず、煩雑であり困難である。この点、変更補助機能を備える本発明の携帯電話1では、設定変更を補助するための動作が定義された動作定義情報を用いて設定変更を補助するため、本来連続していない設定画面を連続させることができる。
具体的には、図7(A)に示すように、CS用端末80から携帯電話1に変更補助信号が送信され、携帯電話1の制御部2(抽出部23)が変更補助信号に対応するDTMF信号を抽出すると、携帯電話1の制御部2(動作取得部24)は、変更補助信号に対応する動作定義情報を取得する。
携帯電話1の制御部2(表示制御部25)は、(表示制御部25、設定変更部26)は、取得した動作定義情報に従い海外渡航時のための設定変更を補助する。一例として、携帯電話1の制御部2(表示制御部25、設定変更部26)は、図7(B)に示すように、本来、設定メニュー画面71を介して遷移する無線設定画面72を通話中画面から直接、表示部7に表示するとともに、この無線設定画面72においてユーザが行うべき設定内容を示す情報301を表示部7に表示する。ユーザが情報301に従い海外モードに変更ボタン31を操作すると、携帯電話1の制御部2(設定変更部26)は、無線設定を国内モードから海外モードに変更する。
また、この無線設定画面72において次へボタン302が操作されると、携帯電話1の制御部2(表示制御部25、設定変更部26)は、図7(C)に示すように、無線設定画面72から直接、ローミング設定画面73を表示するとともに、このローミング設定画面73において制御部2(設定変更部26)が自動的に行った設定内容及びこのローミング設定画面73においてユーザが行うべき設定内容を示す情報303を表示部7に表示する。その後、ユーザが情報303に従いPRLボタン304を操作すると、携帯電話1の制御部2(設定変更部26)は、PRLを最新のものに設定する。
なお、図7に示す例では、携帯電話1の表示制御部25による表示制御と、設定変更部26による設定変更制御とを同時に行う例について説明した。この点、本発明の携帯電話1では、表示制御部25が設定画面を表示可能であればよく、設定変更部26による設定変更制御は必須ではない。
また、図7に示す例では、携帯電話1の設定変更部26が自動的に設定を変更する部分もあれば、ユーザの操作により設定を変更する部分もある。これは、携帯電話の仕様によって、自動的に設定を変更できる部分が異なるためである。一例として、携帯電話1では、(2)データローミングをオンに設定は自動的に変更できるものの、(1)無線設定を国内モードから海外モードに変更、(3)PRLを最新のものに設定は自動的に変更することができないため、(2)の設定を設定変更部26が自動的に行い、(1)(3)の設定をユーザの操作により行うこととしている。
そのため、設定変更部26が、取得した動作定義情報に基づいて携帯電話1の設定を変更するとは、設定変更部26が自動的に設定を変更することに加え、ユーザの操作により設定変更部26が設定を変更することを含む。
ところで、DTMF信号は、通話中の音信号とともに送信されるため、携帯電話1によってはDTMF信号(変更補助信号)を適切に認識できない場合がある。このような場合にユーザが手動で設定変更するためには、連続していない設定画面を用いて複数の段階からなる設定を行わなければならず、煩雑であり困難である。
そこで、本実施形態の携帯電話1では、ユーザの操作により動作定義情報を選択可能にしている。
即ち、図8(A)に示すように、携帯電話1がDTMF信号(変更補助信号)を認識できない場合、CS用端末80のオペレータは、携帯電話1のユーザに対して対応マーク201の操作を促す。
そして、携帯電話1の入力部3が、対応マーク201に対するユーザの操作を受け付けると、携帯電話1の制御部2(表示制御部25)は、図8(B)に示すように、ユーザが選択可能な選択ボタン311,312を表示部7に表示する。この選択ボタン311は、海外渡航時の設定を行うためのボタンであり、選択ボタン312は、電池消費の抑制を行うためのボタンである。選択ボタン311,312が操作されると、携帯電話1の制御部2(動作取得部24)は、対応する動作定義情報を取得する。なお、動作定義情報を取得した後の動作は、図7(B)(C)で既に説明した通りである。
[携帯電話の処理]
続いて、携帯電話1の処理について説明する。図9は、携帯電話1の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
初めに、携帯電話1の制御部2(検出部21、判定部22)は、携帯電話1の発着信を監視し、通話先がCSに対するものであるか否か、即ち、発信先又は着信元の電話番号がCSの電話番号であるか否かを判定する(ステップS1)。
通話先がCSに対するものである場合、携帯電話1の制御部2(抽出部23)は、通話中の音信号からDTMF信号の抽出を開始する(ステップS2)。その後、携帯電話1の制御部2(抽出部23)は、変更補助信号の開始に相当する「♯」のDTMF信号を抽出すると(ステップS3)、変更補助信号を構成するために必要な全長分の時間の計時を開始する(ステップS4)。その後、所定時間が経過すると(ステップS5)、携帯電話1の制御部2(抽出部23)は、この所定時間内に抽出したDTMF信号が変更補助信号に対応するか否かを判定する(ステップS6)。この判定がYESのときは、処理をステップS7に移し、NOのときは、処理をステップS3に移し、再度、変更補助信号の抽出を行う。
ステップS7では、携帯電話1の制御部2(抽出部23)がDTMF信号の抽出を終了すると、携帯電話1の制御部2(動作取得部24)は、抽出した変更補助信号に対応する動作定義情報を記憶部8から取得する。続いて、携帯電話1の制御部(表示制御部25、設定変更部26)は、動作定義情報に基づいて携帯電話1の設定変更を補助し(ステップS8)、処理を終了する。即ち、携帯電話1の制御部(表示制御部25、設定変更部26)は、設定画面及び付随する情報(次へボタン302や情報301、303等)を表示するとともに、必要に応じて自動的な設定変更を行うことで、設定変更を補助する。
また、通話先がCSに対するものである場合、携帯電話1の制御部2(表示制御部25)は、変更補助機能に対応していることを示す対応マーク201を携帯電話1の表示部7に表示する(ステップS11)。
その後、携帯電話1の入力部3が対応マーク201に対する操作を受け付けると(ステップS12)、携帯電話1の制御部2(表示制御部25)は、動作定義情報を選択するための選択ボタン311,312を携帯電話1の表示部7に表示する(ステップS13)。続いて、携帯電話1の制御部2(動作取得部24)は、選択ボタン311,312が操作されたか否かを監視し(ステップS14)、選択ボタン311,312が操作された場合には、操作された選択ボタン311,312に対応する動作定義情報を記憶部8から取得し(ステップS15)、処理をステップS8に移す。
他方、対応マーク201や選択ボタン311,312が操作されない場合は、携帯電話1の制御部2は、処理を終了する。
[第1実施形態の携帯電話の効果]
以上説明した本実施形態の携帯電話1によれば以下の効果を期待できる。
携帯電話1では、通話中に常にDTMF信号を抽出するのではなく、通話先がCSに対するものである場合にのみDTMF信号を抽出する。そのため、友人等との通常の通話時に誤って携帯電話1を動作してしまうことを防止できる。
また、携帯電話1では、CSとの通話中に音信号に含まれるDTMF信号を抽出すると、抽出したDTMF信号に基づいて携帯電話1の設定変更を補助する。これにより、多機能になり多様な設定が必要な携帯電話1において、容易に設定を行うことができる。その結果、本発明の携帯電話1によれば、通話中の音信号に含まれるDTMF信号に基づいて、誤動作を防止しつつユーザによる設定変更を補助することができる。
また、携帯電話1では、変更補助信号に対応するDTMF信号を抽出すると、自動的に設定を変更する。これにより、設定変更に多くの操作が必要になる場合であっても、容易に設定変更することができるため、利便性を向上することができる。
また、携帯電話1では、設定変更を補助するための動作定義情報に対応するDTMF信号を抽出すると、DTMF信号の抽出を終了する。これにより、設定変更を補助するために十分な状況になった後はCSとの通話中であってもDTMF信号の抽出を行わないため、携帯電話1のCPU使用率を軽減でき、電力消費を抑えることができる。
また、携帯電話1は、動作定義情報に対応するDTMF信号群(変更補助信号)の開始を示す特定のDTMF信号(♯)を抽出してから、DTMF信号群の全長分の時間が経過することを条件に、DTMF信号の抽出を終了することとしてもよい。このような場合であっても、携帯電話1のCPU使用率を軽減でき、電力消費を抑えることができる。
また、携帯電話1では、CSとの通話中に対応マーク201を表示部7に表示する。これにより、変更補助機能に対応しているか否か判別可能になるため、ユーザとCSのオペレータとのやり取りが円滑になる。
また、携帯電話1では、対応マーク201に対する操作を受け付けると、DTMF信号に依らずに動作定義情報を選択可能な選択ボタン311,312を表示する。これによりDTMF信号の抽出精度が悪い場合であっても、ユーザによる設定変更を補助することができ、ユーザは携帯電話1の設定を容易に変更することができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明の携帯電話1の第2実施形態について説明する。
携帯電話1は、通信部4を介して通話中の音信号を受信し、スピーカ5から出力する。通話中の音信号からDTMF信号を抽出するには、通信部4を介して受信した音信号を解析することが好ましい。しかしながら、通信部4からスピーカ5までの仕様は、携帯電話1の製造メーカが行うものであり、携帯電話1によっては通信部4を介して受信した音信号を直接解析することができない場合がある。
そこで、第2実施形態の携帯電話1は、図10に示すように、通信部4を介して受信した音信号を直接解析するのではなく、スピーカ5から音として出力した後に、マイク6を介して取得した音信号を抽出部23が解析してDTMF信号を抽出する。
具体的には、CSのオペレータは、通話中にユーザに対してスピーカホン設定をオンにすることを促す。これに伴いユーザが携帯電話1を操作すると、音制御部27は、スピーカホン設定をオン設定にする。これにより、通話中の音がスピーカ5から携帯電話1の周囲に向けて出力されることになるため、通話中の音に含まれるDTMF信号に対応する合成音をマイク6で取得することができる。
携帯電話1の抽出部23は、マイク6を介して取得したスピーカから出力される通話中の音に応じた音信号を解析し、この音信号からDTMF信号を抽出する。そして、抽出部23が変更補助信号に対応するDTMF信号を抽出すると、動作取得部24が対応する動作定義情報を取得し、表示制御部25及び設定変更部26がこの動作定義情報に基づいて携帯電話1の設定変更を補助する。
[第2実施形態の携帯電話の効果]
以上のように、第2実施形態の携帯電話1では、スピーカホン設定がオンの状態でスピーカ5から出力される音をマイク6で取得した音信号から、CS用端末80が送信したDTMF信号を抽出する。
これにより、通信部4及びスピーカ5間の仕様を変更することができない携帯電話1であっても、DTMF信号を抽出することができ、変更補助機能を実現することができる。
なお、オン設定にしたスピーカホン設定は、所定条件を満たすことを条件にオフ設定になるため、通話を妨げることがない。このとき、所定条件としては、ユーザの操作、CSとの通話終了、DTMF信号の抽出等、任意の条件を用いることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。
1・・・携帯電話、2・・・制御部、21・・・検出部、22・・・判定部、23・・・抽出部、24・・・動作取得部、25・・・表示制御部、26・・・設定変更部、27・・・音制御部、3・・・入力部、4・・・通信部、5・・・スピーカ、6・・・マイク、7・・・表示部、8・・・記憶部

Claims (8)

  1. 動作モードの設定が可能な電話機であって、
    発着信を検出する検出部と、
    検出した発着信が特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であると判定されることを条件に、通話中の音信号からDTMF信号を抽出する抽出部と、
    抽出した前記DTMF信号に基づいて動作定義情報を取得する動作取得部と、
    取得した前記動作定義情報に基づいて前記動作モードの設定を変更するための設定画面を表示する表示制御部と
    を備える電話機。
  2. 取得した前記動作定義情報に基づいて、前記電話機の設定を変更する設定変更部、
    を更に備える請求項1に記載の電話機。
  3. 前記抽出部は、前記動作定義情報に対応するDTMF信号が抽出されることを条件に、前記音信号からの前記DTMF信号の抽出を終了する、
    請求項1又は2に記載の電話機。
  4. 前記動作定義情報には、複数のDTMF信号から構成されるDTMF信号群が対応付けられており、
    前記抽出部は、前記動作定義情報に対応するDTMF信号群に含まれる複数のDTMF信号のうちの所定数のDTMF信号が抽出されてから所定時間が経過することを条件に、前記音信号からの前記DTMF信号の抽出を終了する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電話機。
  5. 前記表示制御部は、前記判定部により特定の電話番号に応じた発着信であると判定されることを条件に、表示部に所定情報を表示する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電話機。
  6. 前記表示部に表示された前記所定情報に対する操作を受け付ける入力部を更に備え、
    前記表示制御部は、前記操作を受け付けることを条件に、前記動作定義情報を選択可能に前記表示部に表示する、
    請求項5に記載の電話機。
  7. 動作モードの設定が可能な電話機が実行する、
    前記電話機の発着信を検出するステップと、
    検出した発着信が特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定するステップと、
    特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であると判定されることを条件に、通話中の音信号からDTMF信号を抽出するステップと、
    抽出した前記DTMF信号に基づいて動作定義情報を取得するステップと、
    取得した前記動作定義情報に基づいて前記動作モードの設定を変更するための設定画面を表示するステップと
    を含む方法。
  8. 動作モードの設定が可能な電話機を、
    前記電話機の発着信を検出する検出部、
    検出した発着信が特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であるか否かを判定する判定部、
    前記判定部により特定の電話番号に対する発信又は特定の電話番号からの着信であると判定されることを条件に、通話中の音信号からDTMF信号を抽出する抽出部、
    抽出した前記DTMF信号に基づいて動作定義情報を取得する動作取得部、及び
    取得した前記動作定義情報に基づいて前記動作モードの設定を変更するための設定画面を表示する表示制御部、
    として機能させる電話機用プログラム。
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