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JP5998196B2 - 差動トランス式透磁率センサー - Google Patents
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JP5998196B2 - 差動トランス式透磁率センサー - Google Patents

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Description

本発明は、差動トランス式透磁率センサーに関する。
現像剤としてトナーを用いる画像形成装置では、トナーの残量や濃度を検知するために透磁率センサーが利用される。透磁率センサーには各種方式があるが、そのうちの一種である差動トランス方式の透磁率センサーは、駆動コイル、検知コイル及び基準コイルを同一のコアに配置した構成を有する。
コイルとして平面コイルを用いることにより、差動トランス式透磁率センサーを小型化することができる。例えば、下記特許文献1には、平面コイルを用いた差動トランス式透磁率センサーの一例として、第1層に第1のコイル(駆動コイル)、第2層に第2のコイル(基準コイル)、第3層に第3のコイル(検知コイル)、第4層に第4のコイル(駆動コイル)を配置し、各層の間に絶縁性の基板を配置したものが提案されている。
しかし、このように平面コイルを用いた差動トランス式透磁率センサーは、製造工程での誤差等が原因で、駆動コイル、検知コイル、基準コイルの形成位置にズレを生じることがある。これにより、検知対象となる磁性体が存在しない状態で、検知コイルを通る磁束の量と基準コイルを通る磁束の量とを同じにできないので、測定精度が低下する。特に、センサー毎にズレの大きさが異なると、検知対象となる磁性体が存在しない状態で、検知コイルを通る磁束の量と基準コイルを通る磁束の量との差が、センサー毎に異なることになる。よって、センサー毎に、出力の大きさにバラツキが生じ、測定精度が低下する。
そこで、例えば下記特許文献2には、絶縁性の一層の基板の第1の面に平巻状の線材で構成された第1の差動コイル(基準コイル)と、第1の差動コイルを構成する線材と並行する平巻状の線材で構成された第1の駆動コイルとを配置し、基板の第2の面に平巻状の線材で構成された第2の差動コイル(検知コイル)と、第2の差動コイルを構成する線材と並行する平巻状の線材で構成された第2の駆動コイルとを配置した差動トランス式磁気(透磁率)センサーについて記載されている。
この差動トランス式磁気センサーでは、更に、第1の差動コイルの最外周を構成する線材から分岐する複数の第1の分岐線が、第1の駆動コイルの駆動時に、第1の分岐線のそれぞれを通る磁束量が異なるようにして配置されている。同様に、第2の差動コイルの最外周を構成する線材から分岐する複数の第2の分岐線が、第2の駆動コイルの駆動時に各第1の分岐線を通る磁束量が異なるように配置されている。そして、複数の第1の分岐線のうちの何れか一つと、複数の第2の分岐線のうちの何れか一つと、を選択的に用いることにより、第1の差動コイルで生じる起電力と第2の差動コイルで生じる起電力とのバランスをとる(ゼロ調整を行う)ことが記載されている。
特開2001−165910号公報 特開2013−101103号公報
しかし、上記特許文献2に記載の差動トランス式透磁率センサーでは、基準コイルを構成する線材と第1の駆動コイルを構成する線材とが並行して配置され、同様に、検知コイルを構成する線材と第2の駆動コイルを構成する線材とが並行して配置されている。つまり、基準コイルと第1の駆動コイル間の静電容量及び検知コイルと第2の駆動コイル間の静電容量が大きく、基準コイルと第1の駆動コイル間及び検知コイルと第2の駆動コイル間のそれぞれに、各コイルを構成する線材を電極とするコンデンサーが接続されているような構成であった。
このため、上記特許文献2に記載の差動トランス式透磁率センサーでは、駆動コイルの電圧変化が、線材間の上記コンデンサーを介して、基準コイル及び検知コイルの電圧変化として現れ易くなっていた。このようにして基準コイル及び検知コイルに現れる電圧は、駆動コイルに電流が流れることで基準コイル及び検知コイルに生じる電圧とは位相が異なるため、上記の何れの分岐線を選択したとしても低減することはできなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、平面コイルからなる検知コイル、基準コイル及び駆動コイルの形成位置にズレが生じてもセンサー毎の出力の大きさのバラツキを精度良く抑制できる差動トランス式透磁率センサーを提供することを目的とする。
本発明に係る差動トランス式透磁率センサーは、平面上に位置する平巻状の第1の線材によって構成された第1の駆動コイルと、前記第1の線材と同一平面上に位置し前記第1の駆動コイルの外周に前記第1の駆動コイルと同心円となるように平巻された第2の線材によって構成された検知コイルと、を含む第1のコイル層と、平面上に位置する平巻状の第3の線材によって構成された第2の駆動コイルと、前記第3の線材と同一平面上に位置し前記第2の駆動コイルの外周に前記第2の駆動コイルと同心円となるように平巻された第4の線材によって構成された基準コイルとを含む第2のコイル層と、前記第1のコイル層と前記第2のコイル層との間に配置された第1の絶縁層と、を備え、前記第1の駆動コイルを流れる駆動電流の向きと前記第2の駆動コイルを流れる駆動電流の向きとが同じになるように、前記第1の駆動コイルと前記第2の駆動コイルとが電気的に接続されており、前記検知コイルを流れる誘導電流の向きと前記基準コイルを流れる誘導電流の向きとが逆になるように、前記検知コイルと前記基準コイルとが電気的に接続されている。
または、本発明に係る差動トランス式透磁率センサーは、平面上に位置する平巻状の第2の線材によって構成された検知コイルと、前記第2の線材と同一平面上に位置し前記検知コイルの外周に前記検知コイルと同心円となるように平巻された第1の線材によって構成された第1の駆動コイルとを含む第1のコイル層と、平面上に位置する平巻状の第4の線材によって構成された基準コイルと、前記第4の線材と同一平面上に位置し前記基準コイルの外周に前記基準コイルと同心円となるように平巻された第3の線材によって構成された第2の駆動コイルとを含む第2のコイル層と、前記第1のコイル層と前記第2のコイル層との間に配置された第1の絶縁層と、を備え、前記第1の駆動コイルを流れる駆動電流の向きと前記第2の駆動コイルを流れる駆動電流の向きとが同じになるように、前記第1の駆動コイルと前記第2の駆動コイルとが電気的に接続されており、前記検知コイルを流れる誘導電流の向きと前記基準コイルを流れる誘導電流の向きとが逆になるように、前記検知コイルと前記基準コイルとが電気的に接続されている。
上記二つの構成において、検知コイルと第1の駆動コイルは、共に第1のコイル層に形成され、一方のコイルは、他方のコイルの形成位置の外周に当該他方のコイルと同心円状に形成されている。このため、検知コイル及び第1の駆動コイルを第1のコイル層に形成する際に、一方のコイルの形成位置にズレが生じても、他方のコイルの形成位置にも同じ量だけ形成位置にズレが生じることとなり、検知コイルと第1の駆動コイルとの相対的な位置関係は変化しない。よって、検知コイル及び第1の駆動コイルの形成位置にズレが生じても、検知対象物が存在しない状態で、検知コイルを通る磁束の量は変化しない。
同様に、基準コイルと第2の駆動コイルは、共に第2のコイル層に形成され、一方のコイルは、他方のコイルの形成位置の外周に当該他方のコイルと同心円状に形成されている。このため、基準コイル及び第2の駆動コイルを第2のコイル層に形成する際に、一方のコイルの形成位置にズレが生じても、他方のコイルの形成位置にも同じ量だけ形成位置にズレが生じることとなり、基準コイルと第2の駆動コイルとの相対的な位置関係は変化しない。よって、基準コイル及び第2の駆動コイルの形成位置にズレが生じても、検知対象物が存在しない状態で、基準コイルを通る磁束の量は変化しない。
また、検知コイルを構成する線材と第1の駆動コイルを構成する線材とを並行して平巻きする場合に比して、検知コイルを構成する線材及び第1の駆動コイルを構成する線材とが並行する距離が短い構成となっている。つまり、検知コイルを構成する線材と第1の駆動コイルを構成する線材とを並行して平巻きする場合に比して、検知コイルと第1の駆動コイルとの間の静電容量が小さい構成となっている。このため、第1の駆動コイルと検知コイルとの間の静電容量に起因して、第1の駆動コイルの電圧変化が、検知コイルの電圧変化となって現れる虞を低減することができる。
同様に、基準コイルを構成する線材と第2の駆動コイルを構成する線材とを並行して平巻きする場合に比して、基準コイルを構成する線材及び第2の駆動コイルを構成する線材とが並行する距離が短い構成となっている。つまり、基準コイルを構成する線材と第2の駆動コイルを構成する線材とを並行して平巻きする場合に比して、基準コイルと第2の駆動コイルとの間の静電容量が小さい構成となっている。このため、第2の駆動コイルと基準コイルとの間の静電容量に起因して、第2の駆動コイルの電圧変化が、基準コイルの電圧変化となって現れる虞を低減することができる。
以上のように、上記二つの構成によれば、検知コイル、第1の駆動コイル、基準コイル、第2の駆動コイルの形成位置にズレが生じても、検知対象物が存在しない状態で、検知コイルを通る磁束の量が変化したり、基準コイルを通る磁束の量が変化したりすることがない。また、第1の駆動コイル及び第2の駆動コイルの電圧変化が、検知コイル及び基準コイルの電圧変化となって現れる虞が低減される。これにより、検知対象が存在しない状態で、検知コイルを通る磁束の量と基準コイルを通る磁束の量との差が、差動トランス式透磁率センサー毎に異なることを防止できるので、差動トランス式透磁率センサー毎の出力の大きさのばらつきを精度良く抑制することができる。
上記二つの構成において、前記第1のコイル層の数と前記第2のコイル層の数とは複数の同じ数であり、前記第1の絶縁層の一方の面側に前記複数の第1のコイル層のうちの2つの第1のコイル層に挟まれた第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層の他方の面側に前記複数の第2のコイル層のうちの2つの第2のコイル層に挟まれた第3の絶縁層と、をさらに備え、前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記第1の駆動コイルを流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記第1の駆動コイル同士が電気的に接続され、前記複数の前記第2のコイル層のそれぞれの前記第2の駆動コイルを流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、各前記第2のコイル層の前記第2の駆動コイル同士が電気的に接続され、前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記検知コイルを流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記検知コイル同士が電気的に接続され、前記複数の前記第2のコイル層のそれぞれの前記基準コイルを流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、前記複数の前記第2のコイル層のそれぞれの前記基準コイル同士が電気的に接続されていてもよい。
この構成によれば、第1のコイル層、第2のコイル層がそれぞれ複数あるので、差動トランス式透磁率センサーの面積を大きくすることなく、差動トランス式透磁率センサーの出力を大きくすることができる。
この発明によれば、平面コイルからなる検知コイル、基準コイル及び駆動コイルの形成位置にズレが生じてもセンサー毎の出力の大きさのバラツキを精度良く抑制できる差動トランス式透磁率センサーを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーを適用可能な画像形成装置の内部構造の概略を示す図である。 上記画像形成装置の構成を示すブロック図である。 差動トランス式透磁率センサーの回路図の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーの構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーの断面図である。 比較例に係る差動トランス式透磁率センサーの構成を示す斜視図である。 検知コイルの形成位置にズレが発生した状態の比較例に係る差動トランス式透磁率センサーの断面の例を示す図である。 第1の駆動コイルの形成位置にズレが発生した状態の比較例に係る差動トランス式透磁率センサーの断面の例を示す図である。 コイルの形成位置にズレが発生した状態の第1実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーの断面の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーの構成を示す斜視図である。 二つの第1のコイル層のうちの一方において、コイルの形成位置にズレが発生した状態の第2実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーの断面の例を示す図である。 二つの第1のコイル層のうちの他方において、コイルの形成位置にズレが発生した状態の第2実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーの断面の例を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る差動トランス式透磁率センサーの構成を示す斜視図である。 第2実施形態の変形例に係る差動トランス式透磁率センサーの構成を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る差動トランス式透磁率センサーを適用可能な画像形成装置の内部構造の概略を示す図である。画像形成装置1は例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機に適用することができる。画像形成装置1は装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
原稿給送部300は自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200で読み取ることができるように送ることができる。
原稿読取部200は露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー及び原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
装置本体100は用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
画像形成部103は搬送されてきた用紙にトナー画像を形成する。画像形成部103は感光体ドラム113、露光部115、現像部117及び転写部119を備える。露光部115は画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー画像が形成される。このトナー画像は転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
トナー画像が転写された用紙は定着部105に送られる。定着部105において、トナー画像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー画像は用紙に定着される。用紙はスタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。以上のようにして、画像形成装置1はモノクロ画像を印刷する。
操作部400は操作キー部401と表示部403を備える。表示部403はタッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。ユーザーは画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
操作キー部401にはハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的には、操作キー部401には、スタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリを切り換えるための機能切換キー413等が設けられている。
スタートキー405はコピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407はコピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409はコピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
機能切換キー413はコピーキー及び送信キー等を備えており、コピー機能、送信機能等を相互に切り替えるキーである。コピーキーを操作すれば、コピーの初期画面が表示部403に表示される。送信キーを操作すれば、ファクシミリ送信及びメール送信の初期画面が表示部403に表示される。
図2は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は装置本体100、差動トランス式透磁率センサー3(以下、透磁率センサー3と記載する)、トナー用コンテナー127、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500及び通信部600がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
トナー用コンテナー127にはトナー(磁性の1成分現像剤)が収容されており、トナー用コンテナー127から現像部117にトナーが補給される。
透磁率センサー3は、現像部117内のトナーの高さの変化を検知し、これを基にして現像部117内のトナー残量が計測される。透磁率センサー3については、後で詳細に説明する。
制御部500はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び画像メモリー等を備える。CPUは画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMはソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。画像メモリーは画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)を一時的に記憶する。
通信部600はファクシミリ通信部601及びネットワークI/F部603を備える。ファクシミリ通信部601は相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は電話回線605に接続される。
ネットワークI/F部603はLAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603はLAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
図3は、透磁率センサー3の回路図の一例を示す図である。透磁率センサー3は、検知コイル4、第1の駆動コイル5、基準コイル6、第2の駆動コイル7、発振回路11、増幅回路12、抵抗13及びコンデンサー14を備える。
発振回路11は、第1の駆動コイル5及び第2の駆動コイル7を駆動させる高周波の駆動電流を生成する。第1の駆動コイル5と第2の駆動コイル7とは、直列に接続されている。第1の駆動コイル5及び第2の駆動コイル7に駆動電流が流れた際に、第1の駆動コイル5で生成される磁束と第2の駆動コイル7で生成される磁束とが同じ向きになるように(言い換えれば、第1の駆動コイル5及び第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きが、互いに同じ向きになるように)、第1の駆動コイル5の一端と第2の駆動コイル7の一端とが接続されている。これにより、第1の駆動コイル5で生成される磁束と第2の駆動コイル7で生成される磁束とが打ち消し合わないようにしている。第1の駆動コイル5の他端及び第2の駆動コイル7の他端は、発振回路11に接続されている。
検知コイル4は、第1の駆動コイル5と磁気的に結合される。基準コイル6は、第2の駆動コイル7と磁気的に結合される。検知コイル4の一端と基準コイル6の一端とは、直列に差動接続されている。言い換えれば、検知コイル4及び基準コイル6を流れる誘導電流の向きが、互いに逆向きになるように、検知コイル4と基準コイル6とが電気的に接続されている。これにより、差動電圧V0(=基準コイル6の起電圧V1−検知コイル4の起電圧V2)が増幅回路12に入力される。
検知コイル4の他端はコンデンサー14を介して、基準コイル6の他端は抵抗13を介して、増幅回路12に接続されている。抵抗13は増幅回路12内のバイポーラトランジスターのベースに接続されており、増幅回路12の増幅率の設定に用いられる。
コンデンサー14は差動電圧V0のうち、直流成分をカットする機能を有する。これにより、増幅回路12には差動電圧V0の交流成分だけが入力される。
透磁率センサー3の動作を簡単に説明する。発振回路11で生成された駆動電流が、第1の駆動コイル5及び第2の駆動コイル7に流れると、基準コイル6に起電圧V1、検知コイル4に起電圧V2が生じる。検知コイル4の付近にトナーが存在すると、起電圧V2は起電圧V1よりも大きくなるので、差動電圧V0は0Vにならない。透磁率センサー3は、差動電圧V0を増幅回路12で増幅し、増幅回路12から出力された信号を用いてトナー残量を検出する。
次に、図4、図5および図8を参照して、透磁率センサー3として適用できる本発明の第1実施形態に係る差動トランス式透磁率センサー3a(以下、透磁率センサー3aと記載する)について説明する。図4は、透磁率センサー3aの構成を示す斜視図である。図5は、透磁率センサー3aの断面図である。
透磁率センサー3aは、第1のコイル層21、第2のコイル層23、及び、第1の絶縁層25を備える。
第1のコイル層21は、第1の線材5a及び第2の線材4aによって構成される。第1の線材5aと第2の線材4aは、同一平面上(上絶縁膜25aの表面上)に位置し、渦巻き状に平巻されている。
第1の線材5aは、端子5bを始点として、透磁率センサー3aの第1のコイル層21側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第1の線材5aによって、平面状のコイルである第1の駆動コイル5が構成される。
第2の線材4aは、第1の駆動コイル5の外側に位置する端子4bを始点として、透磁率センサー3aの第1のコイル層21側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、第1の駆動コイル5と同心円となるようにパターニングされている。つまり、第2の線材4aは、第1の駆動コイル5の外周に、第1の駆動コイル5と同心円となるように平巻されている。第2の線材4aによって、平面状のコイルである検知コイル4が構成される。
第2のコイル層23は、第3の線材7a及び第4の線材6aによって構成される。第3の線材7aと第4の線材6aとは同一平面上(下絶縁膜25cの表面上)に位置し、渦巻き状に平巻されている。
第3の線材7aは、端子7bを始点として、透磁率センサー3aの第1のコイル層21側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第3の線材7aによって、平面状のコイルである第2の駆動コイル7が構成される。
第4の線材6aは、第2の駆動コイル7の外側に位置する端子6bを始点として、透磁率センサー3aの第1のコイル層21側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、第2の駆動コイル7と同心円となるようにパターニングされている。つまり、第4の線材6aは、第2の駆動コイル7の外周に、第2の駆動コイル7と同心円となるように平巻されている。第4の線材6aによって、平面状のコイルである基準コイル6が構成される。
絶縁層25は、第1のコイル層21と第2のコイル層23との間に配置されている。絶縁層25は、上絶縁膜25a、中間絶縁膜25b及び下絶縁膜25cを備える。
上絶縁膜25aの表面に第1のコイル層21が形成されている。下絶縁膜25cの表面に第2のコイル層23が形成されている。中間絶縁膜25bは、上絶縁膜25aと下絶縁膜25cとの間に形成されている。第1の実施形態では、絶縁層25が第1の絶縁層として機能する。
第1の駆動コイル5を流れる駆動電流の向きと第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きとが同じになるように、第1の駆動コイル5と第2の駆動コイル7とが電気的に接続されている。これを実現するために、第1の駆動コイル5の端子5cと第2の駆動コイル7の端子7cとが電気的に接続されている。
詳しく説明すると、接続プラグ27aは、絶縁層25を貫通して形成されている。第1の駆動コイル5の端子5cは、接続プラグ27aと電気的に接続されている。第2の駆動コイル7の端子7cは、接続プラグ27aと電気的に接続されている。このように、第1の駆動コイル5の端子5cと第2の駆動コイル7の端子7cとが、接続プラグ27aによって電気的に接続されている。
しかし、第1の駆動コイル5の端子5bは、第1の駆動コイル5の内側に位置するので、端子5bを発振回路11(図3)と接続するための配線を第1のコイル層21に設けることができない。
そこで、配線29aが中間絶縁膜25bの上に形成され、接続プラグ27b、27cが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている。そして、配線29aと端子5bとが接続プラグ27bによって電気的に接続され、発振回路11(図3)に接続された配線29bと配線29aとが、接続プラグ27cによって電気的に接続されている。このようにして、配線29a及び接続プラグ27b、27cを用いて、発振回路11(図3)に接続された配線29bと端子5bとが電気的に接続されている。
同様に、第2の駆動コイル7の端子7bは、第2の駆動コイル7の内側に位置するので、端子7bを発振回路11(図3)と接続するための配線を第2のコイル層23に設けることができない。
そこで、配線29cが下絶縁膜25cの上に形成され、接続プラグ27d、27eが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている。そして、配線29cと端子7bとが接続プラグ27dによって電気的に接続され、発振回路11(図3)に接続された配線29dと配線29cとが、接続プラグ27eによって電気的に接続されている。このようにして、配線29c及び接続プラグ27d、27eを用いて、発振回路11(図3)に接続された配線29dと端子7bとが電気的に接続されている。
また、検知コイル4を流れる誘導電流の向きと基準コイル6を流れる誘導電流の向きとが逆になるように、検知コイル4と基準コイル6とが電気的に接続されている。これを実現するために、検知コイル4の端子4bと基準コイル6の端子6bとが、絶縁層25を貫通して形成された接続プラグ27fによって電気的に接続されている。
図5に示すように、検知コイル4、第1の駆動コイル5、基準コイル6、第2の駆動コイル7の形成位置にズレが生じていない場合、検知コイル4と第1の駆動コイル5とが同心円状に形成され、基準コイル6と第2の駆動コイル7とが同心円状に形成される。つまり、第1の駆動コイル5及び第2の駆動コイル7に駆動電流が流れることによって生じる磁束の中心C1上に、検知コイル4の中心C2及び基準コイル6の中心C3が位置する。
第1の実施形態に係る透磁率センサー3aでは、第1の線材5aが第2の線材4aとは逆向きに渦巻き状に平巻され、第3の線材7a及び第4の線材6aが、同じ向きに渦巻き状に平巻されている。しかしながら、第1の線材5a及び第2の線材4aが同じ向きに渦巻き状に平巻され、且つ、第3の線材7aが第4の線材6aとは逆向きに渦巻き状に平巻された構成(図4において第1のコイル層21と第2のコイル層23とを入れ替えた構成)も可能である。
第1実施形態に係る透磁率センサー3aの効果を、図6、図7Aおよび図7Bを参照しながら比較例の差動トランス式透磁率センサー902と比較して説明する。比較例に係る差動トランス式透磁率センサー902を構成する要素のうち、第1実施形態に係る透磁率センサー3aを構成する要素と同じ要素については、百の位の符号を除き同一の符号を付している。
図6は、比較例に係る差動トランス式透磁率センサー902の構成を示す斜視図である。比較例の透磁率センサー902において、第1の駆動コイル905は、上絶縁膜925aと中間絶縁膜925bとの間に形成されている。第2の駆動コイル907は、中間絶縁膜925bと下絶縁膜925cとの間に形成されている。すなわち、第1の駆動コイル905は、検知コイル904と別の層に形成されている。第2の駆動コイル907は、基準コイル906と別の層に形成されている。
第1の駆動コイル905の端子905cと第2の駆動コイル907の端子907cとは、中間絶縁膜925bに貫通して形成された接続プラグ927aによって電気的に接続されている。これにより、第1の駆動コイル905を流れる駆動電流の向きと第2の駆動コイル907を流れる駆動電流の向きとを同じにしている。
検知コイル904の端子904bと基準コイル906の端子906bとは、絶縁層925に貫通して形成された接続プラグ927fによって電気的に接続されている。これにより、検知コイル904を流れる誘導電流の向きと基準コイル6を流れる誘導電流の向きとを逆にしている。
図7Aおよび図7Bは、コイルの形成位置にズレが発生した状態の図6に示す比較例に係る差動トランス式透磁率センサー902の断面の例を示す図である。図7Aは、検知コイル904の形成位置にズレを生じている例であり、図7Bは、第1の駆動コイル905の形成位置にズレを生じている例である。
検知コイル904又は第1の駆動コイル905の形成位置にズレが生じると、検知対象となるトナー(磁性体)が存在しない状態において、検知コイル904を通る磁束の量が基準コイル906を通る磁束の量より小さくなり、検知コイル904を通る磁束の量と基準コイル906を通る磁束の量とが等しくならない。言い換えれば、検知対象となるトナーが存在しない状態において、検知コイル904を流れる誘導電流が基準コイル906を流れる誘導電流より小さくなり、検知コイル904を流れる誘導電流と基準コイル906を流れる誘導電流とが等しくならない。透磁率センサー902毎にコイルの形成位置のズレの大きさが異なると、検知コイル904を通る磁束の量と基準コイル906を通る磁束の量との差にばらつきが生じ、透磁率センサー902毎に出力が異なることになる。このため、測定精度が低下する。
図8は、コイルの形成位置にズレが発生した状態の第1実施形態に係る透磁率センサー3aの断面の例を示す図である。図5は、既に説明したように、コイルの形成位置にズレが発生していない状態の第1実施形態に係る透磁率センサー3aの断面の例を示す図である。図5と図8とを比較すれば分かるように、図8では、検知コイル4及び第1の駆動コイル5の形成位置にズレが生じている。
上述したように、第1実施形態に係る透磁率センサー3aにおいて、検知コイル4と第1の駆動コイル5とは第1のコイル層21に含まれ、同じ層に同心円となるように形成されている。このため、検知コイル4及び第1の駆動コイル5を第1のコイル層21に形成する際に、一方のコイルの形成位置にズレが生じても、他方のコイルの形成位置にも同じ量だけ形成位置にズレが生じることとなり、検知コイル4と第1の駆動コイル5との相対的な位置関係は変化しない。よって、検知コイル4及び第1の駆動コイル5の形成位置にズレが生じても、検知対象物が存在しない状態で、検知コイル4を通る磁束の量は変化しない。
同様に、基準コイル6と第2の駆動コイル7とは第2のコイル層23に含まれ、同じ層に同心円となるように形成されている。このため、基準コイル6及び第2の駆動コイル7を第2のコイル層23に形成する際に、一方のコイルの形成位置にズレが生じても、他方のコイルの形成位置にも同じ量だけ形成位置にズレが生じることとなり、基準コイル6と第2の駆動コイル7との相対的な位置関係は変化しない。よって、基準コイル6及び第2の駆動コイル7の形成位置にズレが生じても、検知対象物が存在しない状態で、基準コイル6を通る磁束の量は変化しない。
また、透磁率センサー3aは、検知コイル4を構成する線材4aと第1の駆動コイル5を構成する線材5aとを並行して平巻きする場合に比して、検知コイル4を構成する線材4a及び第1の駆動コイル5を構成する線材5aとが並行する距離が短い構成となっている。つまり、検知コイル4を構成する線材4aと第1の駆動コイル5を構成する線材5aとを並行して平巻きする場合に比して、検知コイル4と第1の駆動コイル5との間の静電容量が小さい構成となっている。このため、第1の駆動コイル5と検知コイル4との間の静電容量に起因して、第1の駆動コイル5の電圧変化が、検知コイル4の電圧変化となって現れる虞を低減することができる。
同様に、透磁率センサー3aは、基準コイル6を構成する線材6aと第2の駆動コイル7を構成する線材7aとを並行して平巻きする場合に比して、基準コイル6を構成する線材6a及び第2の駆動コイル7を構成する線材7aとが並行する距離が短い構成となっている。つまり、基準コイル6を構成する線材6aと第2の駆動コイル7を構成する線材7aとを並行して平巻きする場合に比して、基準コイル6と第2の駆動コイル7との間の静電容量が小さい構成となっている。このため、第2の駆動コイル7と基準コイル6との間の静電容量に起因して、第2の駆動コイル7の電圧変化が、基準コイル6の電圧変化となって現れる虞を低減することができる。
以上のように、第1実施形態によれば、平面コイルからなる検知コイル4、第1の駆動コイル5、基準コイル6、第2の駆動コイル7の形成位置にズレが生じても、検知対象物が存在しない状態で、検知コイル4を通る磁束の量が変化したり、基準コイル6を通る磁束の量が変化したりすることがない。また、第1の駆動コイル5及び第2の駆動コイル7の電圧変化が、検知コイル4及び基準コイル6の電圧変化となって現れる虞が低減される。これにより、検知対象が存在しない状態で、検知コイル4を通る磁束の量と基準コイル6を通る磁束の量との差が、透磁率センサー3a毎に異なることを防止できるので、透磁率センサー3a毎の出力の大きさのばらつきを精度良く抑制することができる。
次に、図9及び図10を参照しながら、第2実施形態に係る差動トランス式透磁率センサー3b(以下、透磁率センサー3bと記載する)について、第1実施形態に係る透磁率センサー3aとの相違点を中心に説明する。第1実施形態では、第1のコイル層21、第2のコイル層23がそれぞれ1つ形成されていたが、第2の実施形態では、第1のコイル層21、第2のコイル層23がそれぞれ2つ形成されている。
なお、ここでは、第1のコイル層21、第2のコイル層23の数がそれぞれ2つ形成されている構成を例に説明するが、これらの数が2より大きい整数でも第2実施形態を適用することができる。この場合、複数の第1のコイル層21は絶縁層(第2の絶縁層)と交互に積層され、絶縁層(第2の絶縁層)はそれぞれ複数の第1のコイル層21のうちの2つの第1のコイル層21に挟まれるように構成される。また、複数の第2のコイル層23は絶縁層(第3の絶縁層)と交互に積層され、絶縁層(第3の絶縁層)はそれぞれ複数の第2のコイル層23のうちの2つの第2のコイル層23に挟まれるように構成される。また、第1のコイル層21の数は、複数で、かつ、第2のコイル層23の数と等しいことが好ましい。なお、ここでは、第2実施形態に係る透磁率センサー3bを構成する要素のうち、第1実施形態に係る透磁率センサー3aを構成する要素と同じ要素については、同一符号を付している。
図9は、透磁率センサー3bの構成を示す斜視図である。第1のコイル層21a及び第1のコイル層21bは、いずれも、検知コイル4と第1の駆動コイル5とを含む。第2のコイル層23a及び第2のコイル層23bは、いずれも、基準コイル6と第2の駆動コイル7とを含む。
第1のコイル層21aは、上絶縁膜25aの上面に形成されている。第1のコイル層21bは、上絶縁膜25aと中間絶縁膜25bとの間に形成されている。第2のコイル層23bは、中間絶縁膜25bと下絶縁膜25cとの間に形成されている。第2のコイル層23aは、下絶縁膜25cの下面(すなわち、下絶縁膜25cの面のうち、第2のコイル層23bが形成されている面と反対側の面)に形成されている。
上絶縁膜25a、下絶縁膜25cの観点から説明すると、上絶縁膜25aは、第1のコイル層21aと第1のコイル層21bとの間に形成されている(上絶縁膜25aは、中間絶縁膜25bの一方の面側に第1のコイル層21a、21bに挟まれるように積層されている)。下絶縁膜25cは、第2のコイル層23aと第2のコイル層23bとの間に形成されている(下絶縁膜25cは、中間絶縁膜25bの他方の面側に第2のコイル層23a、23bに挟まれるように積層されている)。第2の実施形態では、中間絶縁膜25bが第1の絶縁層として機能し、上絶縁膜25aが第2の絶縁層として機能し、下絶縁膜25cが第3の絶縁層として機能する。
透磁率センサー3bでは、第1のコイル層21a、上絶縁膜25a、第1のコイル層21b、中間絶縁膜25b、第2のコイル層23b、下絶縁膜25cおよび第2のコイル層23aの順に積層されている。
第1のコイル層21aと第1のコイル層21bとの違いは、線材が巻かれている向きである。第1のコイル層21aにおいて、第1の線材5aは、端子5bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第1の線材5aによって、平面状のコイルである第1の駆動コイル5が構成される。第2の線材4aは、第1の駆動コイル5の外側に位置する端子4bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、第1の駆動コイル5と同心円となるようにパターニングされている。第2の線材4aによって、平面状のコイルである検知コイル4が構成される。
一方、第1のコイル層21bにおいて、第1の線材5aは、端子5bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第1の線材5aによって、平面状のコイルである第1の駆動コイル5が構成される。第2の線材4aは、第1の駆動コイル5の外側に位置する端子4bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、第1の駆動コイル5と同心円となるようにパターニングされている。第2の線材4aによって、平面状のコイルである検知コイル4が構成される。
第2のコイル層23aと第2のコイル層23bとの違いは、線材が巻かれている向きである。第2のコイル層23aにおいて、第3の線材7aは、端子7bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第3の線材7aによって、平面状のコイルである第2の駆動コイル7が構成される。第4の線材6aは、第2の駆動コイル7の外側に位置する端子6bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、第2の駆動コイル7と同心円となるようにパターニングされている。第4の線材6aによって、平面状のコイルである基準コイル6が構成される。
一方、第2のコイル層23bにおいて、第3の線材7aは、端子7bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第3の線材7aによって、平面状のコイルである第2の駆動コイル7が構成される。第4の線材6aは、第2の駆動コイル7の外周に位置する端子6bを始点として、透磁率センサー3bの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第4の線材6aによって、平面状のコイルである基準コイル6が構成される。
第1のコイル層21a,21bにおいて、各第1の駆動コイル5を流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、各第1の駆動コイル5が一筆書き状に電気的に接続されている。これを実現するために、第1のコイル層21aの第1の駆動コイル5の端子5bと第1のコイル層21bの第1の駆動コイル5の端子5bとが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている接続プラグ27gによって電気的に接続されている。
第1のコイル層21a,21bにおいて、各検知コイル4を流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、各検知コイル4が一筆書き状に電気的に接続されている。これを実現するために、第1のコイル層21aの検知コイル4の端子4bと第1のコイル層21bの検知コイル4の端子4bとが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている接続プラグ27hによって電気的に接続されている。
第2のコイル層23a,23bにおいて、各第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、各第2の駆動コイル7が一筆書き状に電気的に接続されている。これを実現するために、第2のコイル層23aの第2の駆動コイル7の端子7bと第2のコイル層23bの第2の駆動コイル7の端子7bとが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている接続プラグ27iによって電気的に接続されている。
第2のコイル層23a,23bにおいて、各基準コイル6を流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、各基準コイル6が一筆書き状に電気的に接続されている。これを実現するために、第2のコイル層23aの基準コイル6の端子6bと第2のコイル層23bの基準コイル6の端子6bとが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている接続プラグ27jによって電気的に接続されている。
第1のコイル層21aの第1の駆動コイル5の端子5cは、第1の駆動コイル5の外側に位置する。第2のコイル層23aの第2の駆動コイル7の端子7cは、第2の駆動コイル7の外側に位置する。端子5cと端子7cとが、絶縁層25を貫通して形成されている接続プラグ27kによって電気的に接続されている。これによって、第1の駆動コイル5を流れる駆動電流の向きと第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きとを同じにしている。
第1のコイル層21bの検知コイル4の端子4cは、検知コイル4の外側に位置する。第2のコイル層23bの基準コイル6の端子6cは、基準コイル6の外側に位置する。端子4cと端子6cとが、中間絶縁膜25bを貫通して形成されている接続プラグ27lによって電気的に接続されている。これによって、検知コイル4を流れる誘導電流の向きと基準コイル6を流れる誘導電流の向きとを逆にしている。
また、発振回路11(図3)と第1の駆動コイル5とを接続するために、発振回路11(図3)に接続された配線29bと、第1のコイル層21bの第1の駆動コイル5の外側の端子5cとが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている接続プラグ27mによって電気的に接続されている。また、発振回路11と第2の駆動コイル7とを接続するために、発振回路11に接続された配線29dと、第2のコイル層23bの第2の駆動コイル7の外側の端子7cとが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている接続プラグ27nによって電気的に接続されている。
第2実施形態によれば、第1のコイル層、第2のコイル層がそれぞれ2つあるので(第1のコイル層21a,21b、第2のコイル層23a,23b、透磁率センサー3bの面積を大きくすることなく、透磁率センサー3bの出力を大きくすることができる。
また、第2実施形態によれば、透磁率センサー3b毎の出力の大きさのばらつきを小さくすることができる。この効果について、図10を参照して詳細に説明する。
図10Aおよび図10Bは、コイルの形成位置にズレが発生した状態の第2実施形態に係る透磁率センサー3bの断面の例を示す図である。図10Aは、第1のコイル層21aの検知コイル4及び第1の駆動コイル5の形成位置にズレを生じている例であり、図10Bは、第1のコイル層21bの検知コイル4及び第1の駆動コイル5の形成位置にズレを生じている例である。
第2実施形態において、検知コイル4には、同じ層の第1の駆動コイル5及び別の層の第1の駆動コイル5を流れる駆動電流によって生じる磁束が通る。図10Aの場合、形成位置にズレが生じている第1のコイル層21aの検知コイル4において、形成位置にズレが生じていない第1のコイル層21bの第1の駆動コイル5を流れる駆動電流によって生じる磁束が通る量は低下する。
しかしながら、第1実施形態で説明したように、形成位置にズレが生じている第1のコイル層21aの検知コイル4において、同じ層(第1のコイル層21a)の第1の駆動コイル5を流れる駆動電流によって生じる磁束が通る量は変わらない。従って、図7Aおよび図7Bに示す比較例のように検知コイル4や第1の駆動コイル5の形成位置のみにズレが生じた場合と比較して、検知対象物が存在しない状態で、検知コイル4を通る磁束の量と基準コイル6を通る磁束の量との差を小さくできる。図10Bに示す第1のコイル層21bの検知コイル4及び第1の駆動コイル5の形成位置にズレが生じている場合についても、同じことが言える。
また、基準コイル6も検知コイル4と同様のことが言える。基準コイル6には、同じ層の第2の駆動コイル7及び別の層の第2の駆動コイル7を流れる駆動電流によって生じる磁束が通る。図示はしていないが、例えば、第2のコイル層23aの基準コイル6及び第2の駆動コイル7の形成位置にズレが生じている場合で説明する。第2のコイル層23aの基準コイル6において、形成位置にズレが生じていない第2のコイル層23bの第2の駆動コイル7を流れる駆動電流によって生じる磁束が通る量は低下する。
しかしながら、第1実施形態で説明したのと同様に、第2のコイル層23aの基準コイル6において、同じ層(第2のコイル層23a)の第2の駆動コイル7を流れる駆動電流によって生じる磁束が通る量は変わらない。従って、基準コイル6や第2の駆動コイル7の形成位置のみにズレが生じた場合と比較して、検知対象物が存在しない状態で、検知コイル4を通る磁束の量と基準コイル6を通る磁束の量との差を小さくできる。
以上のように、第2実施形態によれば、平面コイルからなる検知コイル4、第1の駆動コイル5、基準コイル6、第2の駆動コイル7の形成位置にズレが生じている場合に、検知対象物が存在しない状態で、検知コイル4を通る磁束の量と基準コイル6を通る磁束の量との差を小さくできる。よって、透磁率センサー3b毎の出力の大きさのばらつきを小さくすることができる。
また、図1乃至図5及び図8乃至図10に示した構成等は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明に係る実施形態をこれに限定する趣旨ではない。
(1)例えば、図11に示すように、第1実施形態の変形例として、図4に示した透磁率センサー3aの検知コイル4と第1の駆動コイル5の形成位置を逆にし、且つ、基準コイル6と第2の駆動コイル7の形成位置を逆にした差動トランス式透磁率センサー3c(以下、透磁率センサー3cと記載する)を構成してもよい。
図11は、第1実施形態の変形例に係る透磁率センサー3cの構成を示す斜視図である。尚、第1実施形態の変形例に係る透磁率センサー3cを構成する要素のうち、第1実施形態に係る透磁率センサー3aを構成する要素と同じ要素については、同一の符号を付し、当該要素の説明を省略する場合がある。
具体的には、第1のコイル層21では、検知コイル4を構成する第2の線材4aは、端子4bを始点として、透磁率センサー3cの第1のコイル層21側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。
第1の駆動コイル5を構成する第1の線材5aは、検知コイル4の外側に位置する端子5bを始点として、透磁率センサー3cの第1のコイル層21側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、検知コイル4と同心円となるようにパターニングされている。つまり、第1実施形態の変形例に係る透磁率センサー3cでは、第1の線材5aは、検知コイル4の外周に、検知コイル4と同心円となるように平巻されている。
第2のコイル層23では、基準コイル6を構成する第4の線材6aは、端子6bを始点として、透磁率センサー3cの第1のコイル層21側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。
第2の駆動コイル7を構成する第3の線材7aは、基準コイル6の外側に位置する端子7bを始点として、透磁率センサー3cの第1のコイル層21側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、基準コイル6と同心円となるようにパターニングされている。つまり、第1実施形態の変形例に係る透磁率センサー3cでは、第3の線材7aは、基準コイル6の外周に、基準コイル6と同心円となるように平巻されている。
また、第1の駆動コイル5を流れる駆動電流の向きと第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きとが同じになるように、第1の駆動コイル5の端子5bと第2の駆動コイル7の端子7bとが、絶縁層25を貫通して形成された接続プラグ27oによって電気的に接続されている。
また、検知コイル4を流れる誘導電流の向きと基準コイル6を流れる誘導電流の向きとが逆になるように、検知コイル4の端子4cと基準コイル6の端子6cとが、絶縁層25を貫通して形成された接続プラグ27pによって電気的に接続されている。
しかし、検知コイル4の端子4bは、検知コイル4の内側に位置するので、端子4bをコンデンサー14(図3)を介して増幅回路12(図3)と接続するための配線を第1のコイル層21に設けることができない。
そこで、配線29eが中間絶縁膜25bの上に形成され、接続プラグ27q、27rが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている。そして、配線29eと端子4bとが接続プラグ27qによって電気的に接続され、コンデンサー14(図3)を介して増幅回路12(図3)に接続された配線29fと配線29eとが、接続プラグ27rによって電気的に接続されている。このようにして、配線29e及び接続プラグ27q、27rを用いて、コンデンサー14(図3)を介して増幅回路12(図3)に接続された配線29fと端子4bとが電気的に接続されている。
同様に、基準コイル6の端子6bは、基準コイル6の内側に位置するので、端子6bを抵抗13(図3)を介して増幅回路12(図3)と接続するための配線を第2のコイル層23に設けることができない。
そこで、配線29gが下絶縁膜25cの上に形成され、接続プラグ27s、27tが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている。そして、配線29gと端子6bとが接続プラグ27sによって電気的に接続され、抵抗13(図3)を介して増幅回路12(図3)に接続された配線29hと配線29gとが、接続プラグ27tによって電気的に接続されている。このようにして、配線29g及び接続プラグ27s、27tを用いて、抵抗13(図3)を介して増幅回路12(図3)に接続された配線29hと端子6bとが電気的に接続されている。
(2)同様に、図12に示すように、第2実施形態の変形例として、図9に示した透磁率センサー3bにおいて、第1のコイル層21a、21bにおける検知コイル4と第1の駆動コイル5の形成位置を逆にし、且つ、第2のコイル層23a、23bにおける基準コイル6と第2の駆動コイル7の形成位置を逆にした差動トランス式透磁率センサー3d(以下、透磁率センサー3dと記載する)を構成してもよい。
図12は、第2実施形態の変形例に係る透磁率センサー3dの構成を示す斜視図である。尚、第2実施形態の変形例に係る透磁率センサー3dを構成する要素のうち、第2実施形態に係る透磁率センサー3bを構成する要素と同じ要素については、同一の符号を付し、当該要素の説明を省略する場合がある。
具体的には、第1のコイル層21aにおいて、検知コイル4を構成する第2の線材4aは、端子4bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第1の駆動コイル5を構成する第1の線材5aは、検知コイル4の外側に位置する端子5bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、検知コイル4と同心円となるようにパターニングされている。
一方、第1のコイル層21bにおいて、検知コイル4を構成する第2の線材4aは、端子4bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第1の駆動コイル5を構成する第1の線材5aは、検知コイル4の外側に位置する端子5bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、検知コイル4と同心円となるようにパターニングされている。つまり、第2実施形態の変形例に係る透磁率センサー3dでは、第1のコイル層21a、21bにおいて、第1の線材5aは、検知コイル4の外周に、検知コイル4と同心円となるように平巻されている。
第2のコイル層23aにおいて、基準コイル6を構成する第4の線材6aは、端子6bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第2の駆動コイル7を構成する第3の線材7aは、基準コイル6の外側に位置する端子7bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に時計回りに渦巻きの半径が大きくなり、且つ、基準コイル6と同心円となるようにパターニングされている。
一方、第2のコイル層23bにおいて、基準コイル6を構成する第4の線材6aは、端子6bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。第2の駆動コイル7を構成する第3の線材7aは、基準コイル6の外周に位置する端子7bを始点として、透磁率センサー3dの第1のコイル層21a側から見た場合に反時計回りに渦巻きの半径が大きくなるようにパターニングされている。つまり、第2実施形態の変形例に係る透磁率センサー3dでは、第2のコイル層23a、23bにおいて、第3の線材7aは、基準コイル6の外周に、基準コイル6と同心円となるように平巻されている。
第1のコイル層21a,21bにおいて、各第1の駆動コイル5を流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、第1のコイル層21aの第1の駆動コイル5の端子5bと第1のコイル層21bの第1の駆動コイル5の端子5bとが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている接続プラグ27gによって電気的に接続されている。
また、第1のコイル層21a,21bにおいて、各検知コイル4を流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、第1のコイル層21aの検知コイル4の端子4bと第1のコイル層21bの検知コイル4の端子4bとが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている接続プラグ27hによって電気的に接続されている。
第2のコイル層23a,23bにおいて、各第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、第2のコイル層23aの第2の駆動コイル7の端子7bと第2のコイル層23bの第2の駆動コイル7の端子7bとが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている接続プラグ27iによって電気的に接続されている。
また、第2のコイル層23a,23bにおいて、各基準コイル6を流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、第2のコイル層23aの基準コイル6の端子6bと第2のコイル層23bの基準コイル6の端子6bとが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている接続プラグ27jによって電気的に接続されている。
第1のコイル層21aの検知コイル4の端子4cは、検知コイル4の外側に位置する。第2のコイル層23aの基準コイル6の端子6cは、基準コイル6の外側に位置する。端子4cと端子6cとが、絶縁層25を貫通して形成されている接続プラグ27uによって電気的に接続されている。これによって、検知コイル4を流れる誘導電流の向きと基準コイル6を流れる誘導電流の向きとを逆にしている。
第1のコイル層21bの第1の駆動コイル5の端子5cは、第1の駆動コイル5の外側に位置する。第2のコイル層23aの第2の駆動コイル7の端子7cは、第2の駆動コイル7の外側に位置する。端子5cと端子7cとが、中間絶縁膜25bと下絶縁膜25cとを貫通して形成されている接続プラグ27vによって電気的に接続されている。これによって、第1の駆動コイル5を流れる駆動電流の向きと第2の駆動コイル7を流れる駆動電流の向きとを同じにしている。
また、コンデンサー14(図3)を介して増幅回路12(図3)と検知コイル4とを接続するために、コンデンサー14(図3)を介して増幅回路12(図3)に接続された配線29iと、第1のコイル層21bの検知コイル4の外側の端子4cとが、上絶縁膜25aを貫通して形成されている接続プラグ27wによって電気的に接続されている。
また、抵抗13(図3)を介して増幅回路12(図3)と基準コイル6とを接続するために、抵抗13(図3)を介して増幅回路12(図3)に接続された配線29jと、第1のコイル層23bの基準コイル6の端子6cとが、下絶縁膜25cを貫通して形成されている接続プラグ27xによって電気的に接続されている。
1 画像形成装置
3、3a、3b、3c、3d 差動トランス式透磁率センサー
4 検知コイル
4a 第2の線材
5 駆動コイル
5a 第1の線材
6 基準コイル
6a 第4の線材
7 駆動コイル
7a 第3の線材
21、21a、21b 第1のコイル層
23、23a、23b 第2のコイル層
25 絶縁層
25a 上絶縁膜(第2の絶縁層)
25b 中間絶縁膜(第1の絶縁層)
25c 下絶縁膜(第3の絶縁層)

Claims (3)

  1. 平面上に位置する平巻状の第1の線材によって構成された第1の駆動コイルと、前記第1の線材と同一平面上に位置し前記第1の駆動コイルの外周に前記第1の駆動コイルと同心円となるように平巻された第2の線材によって構成された検知コイルと、を含む第1のコイル層と、
    平面上に位置する平巻状の第3の線材によって構成された第2の駆動コイルと、前記第3の線材と同一平面上に位置し前記第2の駆動コイルの外周に前記第2の駆動コイルと同心円となるように平巻された第4の線材によって構成された基準コイルとを含む第2のコイル層と、
    前記第1のコイル層と前記第2のコイル層との間に配置された第1の絶縁層と、を備え、
    前記第1の駆動コイルを流れる駆動電流の向きと前記第2の駆動コイルを流れる駆動電流の向きとが同じになるように、前記第1の駆動コイルと前記第2の駆動コイルとが電気的に接続されており、
    前記検知コイルを流れる誘導電流の向きと前記基準コイルを流れる誘導電流の向きとが逆になるように、前記検知コイルと前記基準コイルとが電気的に接続されている差動トランス式透磁率センサー。
  2. 平面上に位置する平巻状の第2の線材によって構成された検知コイルと、前記第2の線材と同一平面上に位置し前記検知コイルの外周に前記検知コイルと同心円となるように平巻された第1の線材によって構成された第1の駆動コイルとを含む第1のコイル層と、
    平面上に位置する平巻状の第4の線材によって構成された基準コイルと、前記第4の線材と同一平面上に位置し前記基準コイルの外周に前記基準コイルと同心円となるように平巻された第3の線材によって構成された第2の駆動コイルとを含む第2のコイル層と、
    前記第1のコイル層と前記第2のコイル層との間に配置された第1の絶縁層と、を備え、
    前記第1の駆動コイルを流れる駆動電流の向きと前記第2の駆動コイルを流れる駆動電流の向きとが同じになるように、前記第1の駆動コイルと前記第2の駆動コイルとが電気的に接続されており、
    前記検知コイルを流れる誘導電流の向きと前記基準コイルを流れる誘導電流の向きとが逆になるように、前記検知コイルと前記基準コイルとが電気的に接続されている差動トランス式透磁率センサー。
  3. 前記第1のコイル層の数と前記第2のコイル層の数とは複数の同じ数であり、
    前記第1の絶縁層の一方の面側に前記複数の第1のコイル層のうちの2つの第1のコイル層に挟まれた第2の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層の他方の面側に前記複数の第2のコイル層のうちの2つの第2のコイル層に挟まれた第3の絶縁層と、をさらに備え、
    前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記第1の駆動コイルを流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記第1の駆動コイル同士が電気的に接続され、
    前記複数の前記第2のコイル層のそれぞれの前記第2の駆動コイルを流れる駆動電流の向きが互いに同じになるように、各前記第2のコイル層の前記第2の駆動コイル同士が電気的に接続され、
    前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記検知コイルを流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、前記複数の前記第1のコイル層のそれぞれの前記検知コイル同士が電気的に接続され、
    前記複数の前記第2のコイル層のそれぞれの前記基準コイルを流れる誘導電流の向きが互いに同じになるように、前記複数の前記第2のコイル層のそれぞれの前記基準コイル同士が電気的に接続されている請求項1又は2に記載の差動トランス式透磁率センサー。
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