以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また、端末装置とは、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノート型PC(Personal Computer)などである。端末装置は、ユーザが携帯できるサイズであってもよいし、据え置き型のサイズであってもよい。
[実施形態1]
<ハードウェア構成>
まず、本実施形態の端末装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態1の端末装置100のハードウェア構成例である。端末装置100は、アンテナ部108と、通信部102と、CPU110と、操作I/F部120と、カメラ140と、フラッシュメモリ144(記憶部144)と、RAM(Random Access Memory)146と、ディスプレイ150と、VRAM(Video RAM)147と、ROM(Read Only Memory)148と、音声信号処理部170と、マイク(集音部)172と、スピーカ174と、LED(Light Emitting Diode)176と、ネットワーク通信I/F部(Interface)178と、メモリカード駆動部180と、バイブレータ184と、クロック186と、タイマ187と、を含む。
アンテナ部108は、他の通信装置200から送信された信号を受信する。該信号は、通信部102によって受信処理が実行された後、処理後の信号はCPU110に送信される。該信号には、電話着信信号、通話音信号、メール着信信号、メール内容信号などが含まれる。
電話着信信号は電話着信されたことを示す信号である。通話音信号は、電話により発生する通話音が符号化された信号である。メール着信信号は、メール着信されたことを示す信号である。メール内容信号は、メールの内容(例えば、テキストデータや画像データなど)を示す信号である。また、メールには、SMS(Short Message Service)も含まれる。
CPU110は、相手方からの通話音信号を音声信号処理部170に送信する。音声信号処理部170は、該通話音信号に対して予め設定された信号処理を実行し、処理後の通話音信号をスピーカ174に送信する。スピーカ174は、その通話音信号に基づいて音声を出力する。
マイク172は、端末装置100に対するユーザの発話を受け付けて、該発話に応じた信号を音声信号処理部170に対して送信する。音声信号処理部170は、該信号に基づいて、予め規定された信号処理を実行し、CPU110に送信する。CPU110は、該信号を送信用の信号に変換し、通信部102に対して送信する。通信部102は、アンテナ部108を介してその信号を相手方の他の通信装置200に発信する。これにより、端末装置100のユーザは、他の相手と通話することができる。
その他、マイク172は、自装置(端末装置100)の周囲の音(以下、「周囲音」という。)を集める。
操作I/F部120は、ユーザから、端末装置100に対する命令の入力を受け付ける。操作I/F部120は、例えばハードキー式、ダイヤル式、タッチパネル式、などが含まれる。
カメラ140は、操作I/F部120に対する操作に基づいて撮影動作を実行し、その動作により取得された画像信号をCPU110に送出する。カメラ140は、たとえば、CMOS(Complementary Metal‐Oxide Semiconductor)素子、CCD(Charge Coupled Device)素子その他の撮像素子によって実現される。
フラッシュメモリ144は、CPU110から送信されるデータを格納する。CPU110は、フラッシュメモリ144に格納されているデータを読み出し、そのデータを用いて予め規定された処理を実行できる。
RAM146は、CPU110によって生成されたデータを一時的に保持する。ROM148は、端末装置100に予め定められた動作を実行させるためのデータあるいはプログラムを格納している。CPU110は、ROM148から当該データあるいはプログラムを読み出し、該処理を実行させる。
メモリカード駆動部180は、メモリカード182の装着を受け付ける。メモリカード駆動部180は、メモリカード182に格納されているデータを読み出し、CPU110に送信する。また、メモリカード駆動部180は、CPU110によって出力されるデータを、メモリカード182の記憶領域に記憶させる。
音声信号処理部170は、上述のように、通話に用いられる信号を生成するための処理を実行する。他の局面において、CPU110と音声信号処理部170とが一体化されてもよい。
ディスプレイ150は、CPU110から出力されるデータに基づいて、そのデータによって規定される画像を表示する。より詳細には、CPU110は、VRAM147に表示用のデータを書き込む。ディスプレイ150のドライバ(図示しない)は、VRAM147に格納されているデータを読み出し、ディスプレイ150に対する描画処理を実行する。
また、ディスプレイ150がタッチパネル式であれば、ディスプレイ150と操作I/F部120とが一体化される。
LED176は、CPU110からの信号に基づいて、予め定められた発光動作を実行する。たとえば、LED176が複数の色を表示可能な場合には、LED176は、CPU110から出力される信号に含まれるデータに基づいて、そのデータに関連付けられている色で発光する。
ネットワークI/F部178は、図示しない外部のネットワークと接続される。また、バイブレータ184は、CPU110から出力される信号に基づいて、予め定められた周波数およびパターンで振動動作を実行する。
クロック186は、CPU110による命令の実行を規定するための時刻を与える。また、クロック186は、CPU110の内部に含まれる構成であってもよい。また、タイマ187は時刻を取得する。
また、図1記載のハードウェア構成例は、以下で説明する実施形態のハードウェア構成例と同様である。
図2は、図1に示す端末装置100の要部の機能構成例を示した図である。図2の例では、通信部102と、記憶部144と、電話着信データ生成部1102と、メール着信データ生成部1106と、通知部1120と、スピーカ174と、バイブレータ184と、LED176と、ディスプレイ150と、操作I/F部120と、第1判断部1116と、マイク172と、特徴量取得部1114と、通知制御部1117と、を含む。
通信部102は、電話着信部1022と、メール着信部1024と、を含む。通知部1120は、電話着信通知部1104と、メール着信通知部1110と、スケジュール通知部1112と、を含む。
記憶部144は、メール記憶部1462と、電話着信データ記憶部1464と、メール着信データ記憶部1466と、スケジュールデータ記憶部1468とを含む。
CPU110は、電話着信データ生成部1102と、メール着信データ生成部1106と、通知部1120と、第1判断部1116と、特徴量取得部1114と、通知制御部1117と、を含む。
電話着信部1022は、他の通信装置200(図1参照)から端末装置100への電話着信を、アンテナ部108(図1参照)経由で、受け付ける。電話着信データ生成部1102は、受け付けられた電話着信に関するデータを電話着信データとして、電話着信データ記憶部1464に記憶する。電話着信データは、例えば、電話の発信元の電話番号、該発信元の氏名、該電話の着信日時等のデータを含むが、これらに限られない。
電話着信部1022によって電話着信が受け付けられると、電話着信通知部1104は、該電話着信をユーザに通知する。電話着信通知部1104は、音通知、振動通知(バイブレーション通知)、画面表示通知、LED通知などの態様(方式)により、該電話着信をユーザに通知する。
電話着信通知部1104は、音(例えば、メロディ)をスピーカ174から出力することにより、音通知を行う。また、電話着信通知部1104は、バイブレータ184を動作させることにより、振動通知を行う。また、電話着信通知部1104は、ディスプレイ150に電話着信があった旨を表示することにより、画面表示通知を行う。電話着信通知部1104が、画面表示通知で電話着信があった旨を通知する場合には、ディスプレイ150に、例えば送信元の電話番号、氏名、該電話の着信日時等を表示させる。上述の通り、送信元の電話番号、氏名、該電話の着信日時等は電話着信データ記憶部1464に記憶されている。また、電話着信通知部1104は、LED176を点灯(または点滅)させることにより、LED通知を行う。
また、電話着信通知部1104は、その他の態様により、通知を行ってもよい。また、電話着信通知部1104は、これらの態様のうち、少なくとも2つを組み合わせて、通知を行ってもよい。また、後述するメール着信通知部1110、スケジュール通知部1112の通知態様についても、同様である。
メール着信部1024は、端末装置100への電子メールの着信(メール着信)を受け付ける。メール着信データ生成部1106は、受け付けられた電子メールの着信に関するデータをメール着信データとして生成してメール着信データ記憶部1466に記憶する。メール着信データは、例えば、電子メールの送信元の電子メールアドレス、該送信元の氏名、該電子メールの着信日時等のデータを含むが、これらに限られない。
また、メール着信部1024は、メール着信部1024によって着信が受け付けられた電子メールをメール記憶部1462に記憶する。
メール着信通知部1110は、上述した4つの態様、またはその他の態様により、メール着信があった旨を通知する。メール着信通知部1110が、画面表示通知で通知する場合には、ディスプレイ150に、例えば送信元の氏名、該電子メールの着信日時等を表示させる。上述の通り、送信元の氏名、該電子メールは、メール着信データ記憶部1466に記憶されている。
スケジュールデータ記憶部1468は、ユーザのスケジュールを示すスケジュールデータを記憶する。該スケジュールは、ユーザにより、操作I/F部120から入力される。そして、スケジュール通知部1112は、スケジュールデータ記憶部1468に記憶されたスケジュールデータに基づいて、ユーザにスケジュールを通知する。
例えば、「AM10:00から会議が始まる」旨のスケジュールデータがスケジュールデータ記憶部1468に記憶されていた場合に、タイマ187(図1参照)がAM10:00を計測した時に、スケジュール通知部1112は、上述した4つの態様などにより、スケジュールを通知する。スケジュール通知部1112が、画面表示通知を行う場合には、ディスプレイ150に対して、時刻と、スケジュール内容を表示させる。
電話着信、メール着信、ユーザのスケジュールなどについては、ユーザに認識させる情報であり、以下では、「ユーザ認識情報」という。ユーザ認識情報は、電話着信、メール着信、ユーザのスケジュール以外の情報であってもよい。
図3は、本実施形態1の端末装置100の処理フローである。図2の他の構成部については、図3を参照しながら説明する。
ステップS2では、CPU110は、ユーザ認識情報があるか否かを判断する。CPU110は、ユーザ認識情報があると判断するまで(ステップS2のNO)待機する。
CPU110が、ユーザ認識情報があると判断すると(ステップS2のYES)、ステップS4に移行する。ステップS4では、通知部1120は、ユーザ認識情報をユーザに通知する。通知部1120は、上述した4つの通知態様などでユーザ認識情報を通知する。
ステップS6では、第1判断部1116が、ユーザ認識情報の通知に対する、ユーザの応答操作を受け付けたか否かを判断する。
ここで、ユーザの応答操作について説明する。ユーザ認識情報が電話着信である場合におけるユーザの応答操作とは、ユーザが相手方と通話するために、通話ボタン(電話応答ボタン)の押下等の操作を行なうことである。また、ユーザが、電話着信が通知されている時点では気付かなかったが、任意の時間経過後に、着信があったことを認識して所定操作を行うことも、ユーザの応答操作に含まれる。該所定の操作は、ユーザにより、応答受け付け部1202から行われ、例えば、操作I/F部120の複数のキーのうちいずれかのキーを操作することである。操作I/F部120は、応答受け付け部1202を含む。
また、応答受け付け部1202はマイク172であってもよく、ユーザから音声が入力されるようにしてもよい。ユーザが応答受け付け部1202に対して、音声を入力することにより、応答受け付け部1202は、応答操作を受け付けるようにしてもよい。
また、ユーザ認識情報がメール着信である場合の、ユーザの応答操作とは、送信されたメールを閲覧するための所定操作である。該所定操作は、ユーザにより、応答受け付け部1202から行われ、例えば、メール閲覧ボタンを操作することである。
また、ユーザ認識情報が、ユーザのスケジュールである場合には、ユーザの応答操作とは、通知されたスケジュールを認識するための所定操作を行うことである。該所定操作とは、ユーザにより、応答受け付け部1202から行われ、例えば、スケジュール閲覧ボタンを操作することである。
応答受け付け部1202からユーザ認識情報の通知に対する応答を受け付けた、と第1判断部1116が判断した場合には(ステップS6のYES)、ユーザがユーザ認識情報を認識した(例えば、電話着信に気付いた)ということであり、処理が終了する。
一方、応答受け付け部1202からユーザ認識情報の通知に対する応答を受け付けていない、と第1判断部1116が判断すると(ステップS6のNO)、処理はステップS7に移行する。
ステップS7では、特徴量取得部1114がマイク172により集音された端末装置100(自装置)の周囲音の特徴情報を取得する。ステップS12では、通知制御部1117は、取得された周囲音の特徴情報に基づいて、ユーザ認識情報を通知部1120に再通知させる。
周囲音の特徴情報とは、様々あるが、この実施形態1では、特徴情報を音圧(単位は、パスカルPaやデシベルdB)とする。
図4は、実施形態1の通知制御部1117を更に詳細にした通知制御部1117−1を示したブロック図である。図5は、ステップS7を更に詳細にしたステップS7−1を示したフローチャート図である。
図4に示すように、通知制御部1117−1は、第2判断部1118を含む。また、図5に示すように、ステップS7−1はステップS8とS10とを含む。ステップS8では、特徴量取得部1114は、周囲音の音圧を取得する。ステップS10では、第2判断部1118は、周囲音の音圧が、予め定められた第1しきい値Th以下であるか否かを判断する。
ここで、第1しきい値Thとは、ユーザにより設定可能としてもよく、端末装置100のデフォルトで設定されるようにしてもよい。第1しきい値Thは、記憶部144に記憶されている。
第2判断部1118が、周囲音の音圧が第1しきい値以下であると判断した場合には(ステップS10のYES)、周囲音が小さい(つまり、端末装置100の環境が静かである)と判断され、処理は、ステップS12に移行する。
ステップS12では、通知制御部1117−1は、通知部1120に、ユーザ認識情報を再通知させる。再通知の態様は、上述した4つの通知の態様などのうち、少なくとも1つを用いればよい。また、再通知の好ましい態様については、音通知または振動通知が好ましい。更に好ましくは、音通知が好ましい。何故なら、端末装置100の周囲音が小さいことから、音通知にすることにより、ユーザは再通知に気づきやすくなるからである。
ステップS12の再通知処理が終了すると、処理は、ステップS6に戻る。ステップS6では、第1判断部1116が、再通知に対する応答処理が行われているか否かを判断する。以後の処理については、上述した通りなので、説明を繰り返さない。
一方、ステップS10において、第2判断部1118が、周囲音の音圧が第1しきい値より大きいと判断した場合には(ステップS10のNO)、再通知を行わずに、ステップS6に戻る。再通知を行わない理由は、周囲音の音圧が第1しきい値より大きいので、端末装置100の環境が騒がしい、ということであり、ユーザが気付き難いからである。
つまり、ユーザが再通知に対する応答操作を行うまで、通知制御部1117−1は、再通知を繰り返す。また、通知を1回目の通知とし、再通知を2回目以降の通知としてもよい。
また、ステップS12において、通知制御部1117−1は、時間の経過とともに、徐々に、再通知の強度を強めるようにしてもよい。「再通知の強度を強める」ことについて更に説明する。通知の態様が音通知である場合には、通知制御部1117−1は、該音の音圧を徐々に増加する。通知の態様が振動通知である場合には、通知制御部1117−1は、振動の強度を徐々に増加する。通知の態様がLED通知である場合には、通知制御部1117−1は、LED176の光量を徐々に増加する。通知の態様が画面表示通知である場合には、通知制御部1117−1は、画面表示の大きさを徐々に増加する。
また、通知制御部1117−1は、再通知の回数の増加に伴って、再通知の強度を強めるようにしてもよい。例えば、通知制御部1117−1は、2回目の再通知音の音圧を、1回目の再通知音の音圧よりも、大きくする。
また、ステップS8の周囲音の音圧測定開始タイミングは、ステップS4のユーザ認識情報を通知した時としてもよい。また、ステップS8の周囲音の音圧測定開始タイミングは、ステップS4のユーザ認識情報を通知した時から所定時間経過時としてもよい。
図6は、本実施形態1の処理の流れを示した概念図である。(1)端末装置100がユーザ認識情報を通知して、(2)ユーザが気づかない場合には、(3)端末装置100は、周囲音の音圧を測定する。(4)測定された音圧が、第1しきい値以下である場合には(つまり端末装置100の周囲が静かな場合には)、(5)端末装置100は、ユーザ認識情報の再通知を行う。(6)ユーザが気付かない場合には、端末装置100は、(3)周囲音の音圧を測定し、処理を繰り返す。
一方、(7)周囲音の音圧が第1しきいより大きい場合には、端末装置100は、再通知を行わずに、(3)の音圧を測定する。
この実施形態1の端末装置によれば、周囲音の音圧が第1しきい値以下である場合(つまり、端末装置100の環境が静かである場合)に、通知制御部1117−1が通知部1120にユーザ認識情報を再通知させる。従って、歩行計センサを端末装置に具備させることなく、ユーザに対してユーザ認識情報を再通知することができ、ユーザにユーザ認識情報を気づかせやすくなる。
また、通知制御部1117−1は、ユーザによる、応答操作が行われるまで、再通知処理を繰り返す。従って、ユーザは確実に再通知に気付きやすくなる。
また、通知制御部1117−1は、周囲音の音圧が第1しきい値より大きい場合(つまり、端末装置100の環境が騒がしい場合)には、ユーザは再通知に気付き難いので、再通知を行わない。従って、再通知の処理コストを削減できる。
また、ユーザ認識情報が、電話着信またはメール着信の場合には、ユーザは、再通知されたユーザ認識情報に気付き、送信元の端末装置のユーザ(メールを送信したユーザや電話をかけたユーザ)に対して、折り返し連絡を行うことができる。従って、送信元の端末装置のユーザも何度も発信を繰り返す必要がなくなる。
[実施形態2]
次に、実施形態2について説明する。実施形態2では、通知部1120は、スピーカ174から音を出力することにより、音通知を行う。また、特徴量を音圧とする。そして、取得部が周囲音の音圧を取得し、通知制御部は、該音圧より予め定められた所定量大きな音で、通知部に再通知させる。これにより、例えば、ユーザが静かな場所(例えば、図書館)にいる場合には、小さな通知音で再通知でき、図書館にいる他の人たちに迷惑がかからないようにできる。また、ユーザが騒がしい場所にいる場合には、大きな通知音で再通知できるので、ユーザが再通知に気付きやすくなる。
図7は実施形態2の端末装置100−2の機能構成例を示した図である。図8は端末装置100−2の処理フローを示した図である。図7は、図2と比較すると、通知制御部1117が通知制御部1117−2に代替されている点で異なる。また、図8は、図3と比較すると、ステップS7がステップS7−2に代替されている点で異なる。
実施形態2の通知制御部1117−2は、音圧設定部1124を含む。また、ステップS7−2は、ステップS8とステップS14とを含む。
ステップS6で、第1判断部1116にNOと判断されると、ステップS8では、特徴量取得部1114は、周囲音の音圧を取得する。そして、ステップS14では、音圧設定部1124は、特徴量取得部1114により取得された音圧Pに、予め定められた量ΔPだけ加算した音圧(=P+ΔP)を設定する。そして、ステップS12で通知制御部1117−2は、設定された音圧P+ΔPで、通知部1120に再通知させる。ΔPについては、ユーザが自由に設定できるようにしてもよく、デフォルトの値を用いるようにしてもよい。
この実施形態2によれば、特徴量取得部1114が周囲音の音圧Pを取得し、通知制御部1117−2は、該音圧より予め定められた所定量ΔPだけ大きな音圧P+ΔPの音で、通知部1120に再通知させる。これにより、例えば、ユーザが静かな場所(例えば、図書館)にいる場合には、小さな通知音で再通知でき、図書館にいる他の人たちに迷惑がかからないようにできる。また、ユーザが騒がしい場所にいる場合には、大きな通知音で再通知できるので、ユーザが再通知に気付きやすくなる。
[実施形態3]
次に、実施形態3について説明する。一般的に、ユーザの環境が大きく変わると、ユーザが保持している端末装置の周囲音の主要周波数(以下、単に「周波数」と記す)が大きく変化するので、ユーザ認識情報の通知に気付きやすい。具体例として、ユーザが、電車の中(周囲音が高周波数の場所)から、電車の外(周囲音が低周波数の場所)に移動した場合には、環境が大きく変わることから、ユーザは通知に気付きやすい。実施形態3では、端末装置の周囲音の周波数が大きく変化した場合に再通知を行う。
実施形態3の通知部1120は、スピーカ174から音を出力することにより、音通知を行う。また、周囲音の特徴量を周囲音の周波数とする。特徴量取得部1114は周囲音の周波数の測定を行うことにより、周囲音の周波数を取得する。
図9は実施形態3の端末装置100−3の機能構成例を示した図である。図10は端末装置100−3の処理フローを示した図である。図9は図2と比較して、通知制御部1117が、通知制御部1117−3に代替されている点で異なる。図10は、図3と比較して、ステップS7がステップS7−3に代替されている点で異なる。
実施形態3の通知制御部1117−3は、第3判断部1128を含む。また、ステップS7−3は、ステップS20とステップS22とを含む。
ステップS6でNOと判断されると、ステップS20では、特徴量取得部1114は、周囲音の周波数を測定することにより、該周波数を取得する。そして、ステップS22では、第3判断部1128は、周囲音の周波数が、予め定められた量Δf以上、変化したか否かを判断する。ステップS22でYESと判断された場合には、ステップS12において、通知制御部1117−3は、通知部1120に音通知させる。一方、ステップS22でNOと判断された場合には、ステップS6に戻る。
特徴量取得部1114は、短時間(例えば、10msec)ごとに周波数を測定する。そして、第3判断部1128は、特徴量取得部1114が測定した周波数の値を随時、プロットしていく。そして、第3判断部1128は、プロットされた周波数値の変化量が、予め定められた量Δf以上になった場合に、周波数が予め定められた量Δf変化したと判断する。
図11は、第3判断部1128が、プロットした周波数のグラフの一例である。図11では、横軸が時間軸、縦軸が周波数である。図11の例では、時刻t1の時に、特徴量取得部1114が測定した周波数の値をf1とする。また、時刻t2の時に、特徴量取得部1114が測定した周波数の値をf2とする。この場合に、第3判断部1128は、|f2−f1|≧Δfであると判断した場合に、第3判断部1128は、周囲音の周波数が、予め定められた量Δf以上変化したと判断する。
この実施形態3によれば、特徴量取得部1114が周囲音の周波数fを取得し、周波数fが、予め定められた量Δf以上変化したと判断された場合に、通知制御部1117−3は、通知部1120に再通知させる。これにより、ユーザの環境が変わった場合に、ユーザ認識情報を再通知させることができる。
[実施形態4]
次に、実施形態4について説明する。実施形態4では、通知部1120は、スピーカ174から音を出力することにより、音通知を行う。また、実施形態4では、特徴量取得部1114が取得した周波数に応じた、周波数の音で再通知する。例えば、特徴量取得部1114が取得した周波数が基準値より高ければ、通知制御部は、低周波数の音で、通知部に再通知させる。また、特徴量取得部1114が取得した周波数が基準値より低ければ、通知制御部は、高周波数の音で、通知部に再通知する。従って、周囲音の周波数とは異なる周波数の音を出力することにより、ユーザは、再通知に気付きやすくなる。
図12は実施形態4の端末装置100−4の機能構成例を示した図である。図13は端末装置100−4の処理フローを示した図である。図12は、図2と比較すると、通知制御部1117が、通知制御部1117−4に代替されており、更に、第1記憶部1130が追加されている。第1記憶部1130は、記憶部144に含まれる。
実施形態4の通知制御部1117−4は、周波数設定部1126を含む。図13は図3と比較するとステップS7がステップS7−4に代替されている点で異なる。ステップS7−4は、ステップS20とステップS24とを含む。第1記憶部1130には、第1テーブルが記憶されている。
図14は、第1テーブルの一例である。図14の例では、周波数帯域と、周波数設定部1126が設定する設定周波数と、が対応付けられている。図14の例では、周波数fA≦FAB<fBとなる周波数帯域FABが、設定周波数f1に対応付けられている。また、周波数fB≦FBC≦fCとなる周波数帯域FBCが、設定周波数f2に対応付けられている。ここで、fA<fB<fC・・・となり、f1>f2・・・となる。図13の例では、周波数帯域FAB、周波数帯域FCDのみを記載しており、他の周波数帯域については図示していないが、他の周波数帯域も定めてもよい。
つまり、特徴量取得部1114が取得した周波数が高いほど、周波数設定部1126は基準値より低い周波数を設定する。一方、特徴量取得部1114が取得した周波数が低いほど、周波数設定部1126は、基準値より高い周波数を設定する。
ステップS6でNOと判断されると、ステップS20では、特徴量取得部1114は、周囲音の周波数を測定することにより、該周波数を取得する。そして、ステップS24では、周波数設定部1126は、第1テーブルを参照して、取得された周波数の属する周波数帯域と対応する周波数を設定する。
例えば、特徴量取得部1114が取得した周波数がfμであり、fA<fμ<fBである場合に、周波数fμは、周波数帯域FABに属する。従って、周波数設定部1126は、周波数帯域FABに対応する周波数f1を設定する。そして、通知制御部1117−4は、周波数f1の音で、通知部1120に再通知させる。
また、処理を簡易にするために、周波数帯域を2つに設定することが好ましい。図15は、周波数帯域を2つに設定した場合の第1テーブルである。図15の例では、特徴量取得部1114が取得した周波数fが、fB未満であれば(f<fB)、周波数設定部1126は、周波数f1として設定する。また、特徴量取得部1114が取得した周波数fが、fB以上であれば(f≧fB)、周波数設定部1126は、周波数f2として設定する。また、上述のように、f1>f2である。
この実施形態4によれば、特徴量取得部1114が周囲音の周波数fを取得し、周波数設定部1126が、該取得した周波数fの属する周波数帯域に対応する周波数として設定する。通知制御部1117−4は、該設定された周波数の音で、通知部1120に通知させる。従って、ユーザは再通知を気付きやすくすることができる。
[実施形態5]
次に実施形態5について説明する。実施形態5の通知制御部は、予め定められた時間ごとに、通知部に再通知を行わせる。好ましくは、通知制御部は、直近の通知、または、直近の再通知(2回目以降の通知)から予め定められた時間が経過した時に再通知を行わせる。これにより、通知制御部は、一定間隔で、再通知を行うことにより、ユーザに対する再通知の負担を軽減できる。
図16は実施形態5の端末装置100−5の機能構成例を示した図である。図17は端末装置100−5の処理フローを示した図である。図16は図2と比較すると、通知制御部1117が通知制御部1117−5に代替されており、タイマ187が追加されている点で異なる。実施形態5の通知制御部1117−5は、タイマ187から時間情報を受信する。また、図17は、図3と比較して、ステップS7とS12との間に、S30が追加されており、ステップS4がステップS104に代替され、ステップS12がステップS112に代替されている点で異なる。
通知制御部1117−5は、予め定められた時間ts経過ごとに、通知部1120に再通知させる。予め定められた時間(以下、「所定時間」という。)tsは、ユーザが設定可能としてもよく、デフォルトで定めるようにしてもよい。
図17の例では、ステップS2でYESと判定された後に、ステップS104では、通知部1120がユーザ認識情報を通知すると共に、タイマ187は時間の計測を開始する。ステップS6のNO→ステップS7の処理を終了し、ステップS30において、通知制御部1117−5は、直近の通知の時間計測開始時(つまり、ステップS104の処理時)から所定時間ts経過したか否か(トリガ信号を受信したか否か)を判断する。
通知制御部1117−5が、前回の通知から所定時間ts経過した、と判断すると、ステップS112において、通知制御部1117−5は、通知部1120に再通知させると共に、タイマ187は時間の計測を開始する。また、タイマ187は、過去に計測した時間をリセットする。
その後、ステップS6に戻り、ステップS6でNO→ステップS7の処理を終了すると、再び、ステップS30に移行する。ステップS30では、通知制御部1117−5は、直近の再通知の時間計測開始時(つまり、ステップS112の処理時)から所定時間ts経過したか否か(トリガ信号を受信したか否か)を判断する。
また、通知制御部1117−5が、前回の通知から所定時間ts経過していない、と判断すると、ステップS112には移行せず、処理はステップS6に戻る。
このように、通知制御部1117−5は、ユーザが再通知に応答するまで、所定時間tsごとに、通知部1120の再通知を繰り返す。図17の例では、タイマ187が、時間計測を開始するタイミングは、ユーザ認識情報を通知した時(ステップS104)、および、ユーザ認識情報を再通知(2回目以降の通知)した時(ステップS112)である。つまり、通知制御部1117−5は、前回の通知、または、前回の再通知(2回目以降の通知)から予め定められた時間が経過した時に再通知を行わせる。また、タイマ187の時間計測の開始タイミングは、これらに限られない。
この実施形態5によれば、所定時間ごとに、通知制御部1117−5は通知部1120に再通知させる。従って、ユーザに対する再通知の負担を軽減できる。
[実施形態6]
次に実施形態6について説明する。実施形態6では、通知制御部1117は、通知の態様を異ならせて、通知部1120にユーザ認識情報を再通知させる。例えば、携帯端末の開発者やユーザは通知の態様と、再通知の態様とを記憶部144(図1参照)に記憶させる。実施形態6の端末装置100−6は、機能構成例は、図2と同様であり、処理フローは図3と同様である。
図18は、1回目の通知の態様と、再通知の態様との態様テーブルの一例である。図18の例では、1回目の通知の態様は、「振動通知」であり、再通知の態様は「音通知」である。このように、1回目の通知の態様と、再通知の態様とが異なることで、ユーザに再通知を気付きやすくさせることができる。
態様テーブルが、図18の場合では、ステップS4では、通知部1120は、振動通知でユーザ認識情報の通知を行う。また、通知制御部1117は、通知部1120に、音通知でユーザ認識情報の再通知を行わせる。
図19は実施形態6の別の実施形態の態様テーブルである。図19に示すように、1回目の通知、1回目の再通知、2回目の再通知、3回目以降の再通知それぞれの態様を異なるようにしてもよい。図19の例では、1回目の通知、1回目の再通知、2回目の再通知、3回目以降の再通知になるにつれて、通知態様を増加するようにしてもよい。これにより、再通知の回数が進むにつれて、ユーザは再通知に気付きやすくなる。
図20は、実施形態6の別の実施形態の態様テーブルである。図20の例では、通知態様は音通知であり、1回目の通知音としてメロディM1、再通知音としてメロディM2が設定されている。このように、1回目の通知音のメロディと、再通知音のメロディと、を異ならせることで、ユーザは再通知に気付きやすくなる。
また、図18〜図20に示した態様テーブルは一例であり、他の態様テーブルを用いるようにしてもよい。また、態様テーブルは、ユーザが自由に設定できるようにすることが好ましい。ユーザの設定は、操作I/F部120から行うようにする。また、図18〜図20に示す態様テーブルは、記憶部144に記憶されている。
この実施形態6によれば、1回目の通知の態様と再通知の態様とを異ならせることができる。従って、ユーザに再通知を気付きやすくさせることができる。
[実施形態7]
次に、実施形態7について説明する。実施形態7では、ユーザ認識情報は、電話着信およびメール着信のうち、少なくとも一方であるとする。この実施形態7の説明では、ユーザ認識情報を電話着信であるとするが、ユーザ認識情報がメール着信であってもよい。実施形態7の端末装置100−7は、図2と同様である。
実施形態7の通知制御部は、予め定められた送信元(端末装置)からの電話着信に対する応答操作を受け付けていない場合に、再通知を行う。全ての送信元からの電話着信について再通知を行うと、ユーザに対して再通知の負担がかかる。つまり、ユーザにとって重要な送信元(例えば、会社の取引先など)からの電話着信については再通知を行い、ユーザにとって重要でない送信元からの電話着信については再通知を行わないようにできる。
図21は、実施形態7の端末装置の処理フローである。図21は、図3と比較して、ステップS6とステップS7との間に、ステップS46が追加されている点で異なる。また、ステップS2、S4中のユーザ認識情報をメール着信または電話着信とすることにより、ステップS42、S44としている。
また、図22は、本実施形態7で用いる送信元識別情報テーブルの一例である。該送信元識別情報テーブルは、記憶部144に記憶されている。送信元識別情報テーブルでは、送信元識別情報と、再通知フラグと、が対応付けられている。送信元識別情報とは、送信元の端末装置を識別するための情報であり、例えば、送信元の端末装置の電話番号、メールアドレス、IPアドレス、MACアドレスなどである。また、送信元識別情報が、α、β、γの端末装置をそれぞれ100α、100β、100γとする。また、送信元識別情報テーブルは記憶部144に記憶されている。
図22の例では、送信元識別情報αについては、再通知フラグが「1」となっている。また、送信元識別情報βについては、再通知フラグが「0」となっている。
ステップS42、S44、ステップS6でNOとなると、ステップS46では、通知制御部1117は、ステップS42の電話着信について、電話着信データ記憶部1464から、端末装置識別情報を抽出する。通知制御部1117は、送信元識別情報テーブルを参照して、抽出した端末装置識別情報に対応する再通知フラグを取得する。
ここで、通知制御部1117が取得した再通知フラグが「1」である場合には、通知制御部1117は所定の送信元からの電話着信であるとして、ステップS46ではYESと判断される。図22の例では、端末装置100α、100γからの電話着信である場合には、通知制御部1117はYESと判断する。ステップS46でYESと判断されると、ステップS7に移行する。
一方、通知制御部1117が取得した再通知フラグが「0」である場合には、通知制御部1117は所定の送信元からの電話着信ではないとして、ステップS46ではNOと判断される。図22の例では、端末装置100βからの電話着信である場合には、通知制御部1117はNOと判断する。ステップS46でNOと判断されると、ステップS6に移行する。
送信元識別情報テーブルは、ユーザが自由に設定できる。例えば、ユーザは、再通知させるべき送信元(例えば、ユーザの仕事上の取引先や上司の端末装置)については、再通知フラグが「1」となるように設定する。また、ユーザは、再通知させるべきではない送信元については、再通知フラグが「0」となるように設定する。
その他には、端末装置が電子的な電話帳を具備している場合には、該電話帳に登録されている送信元については、再通知フラグを「1」と設定し、該電話帳に登録されていない送信元については、再通知フラグを「0」と設定するようにしてもよい。
この実施形態7によれば、予め定められた送信元から電話着信があった場合であり、かつ、応答操作がされなかった場合には、端末装置は再通知を行なう。更に、該予め定められた送信元以外の送信元から電話着信があった場合には、応答操作がされなかった場合でも、端末装置は再通知を行わない。従って、本実施形態の端末装置は、ユーザにとって、重要な送信元のみからの電話着信またはメール着信についての再通知を行うことができ、ユーザに対する再通知の負担を軽減できる。
[実施形態8]
次に実施形態8について説明する。実施形態8では、ユーザ認識情報とは、電話着信およびメール着信のうち、少なくとも一方であるとする。この実施形態8の説明では、ユーザ認識情報を電話着信であるとするが、ユーザ認識情報がメール着信であっても、適用できる。
実施形態8では、送信元と、再通知の態様とを対応付けた第2テーブルを用いる。そして、電話着信についての電話の送信元と対応する再通知の態様で、再通知する。これにより、ユーザは、再通知の態様を認識するのみで、送信元を特定できる。
図23は、実施形態8の端末装置100−8の機能構成例であり、図24は、端末装置100−8の処理フローである。図25は、第2テーブルの一例である。図23は、図2と比較して、通知制御部1117は通知制御部1117−8に代替され、第2記憶部1132が追加されている点で異なる。また、図24は、図3と比較して、ステップS7とステップS12との間に、ステップS48が追加されている。第2テーブルは第2記憶部1132に記憶されている。また、ステップS2、S4中のユーザ認識情報をメール着信または電話着信とすることにより、ステップS42、S44としている。
また、図25の例では、送信元識別情報と再通知態様とが対応付けられている。図25の例では、送信元識別情報αと振動通知とが対応付けられている。また、送信元識別情報βと音通知(メロディM1)とが対応付けられている。また、送信元識別情報γと音通知(メロディM2)とが対応付けられている。図25の送信元識別情報と再通知態様との対応は、ユーザが自由に設定できる。
ステップS48において、通知制御部1117−8は、電話着信データ記憶部1464内の送信元識別情報を抽出する。通知制御部1117−8は、第2テーブルを参照して、抽出された送信元識別情報と対応する再通知態様を取得し、該再通知態様を設定する。通知制御部1117−8が、例えば、送信元識別情報αを、電話着信データ記憶部1464から抽出した場合には、該送信元識別情報と対応する振動通知を設定する。通知制御部1117−8は、設定された通知態様(つまり、振動通知)で、通知部1120に再通知させる。
また、図25の例では、送信元識別情報βの再通知態様は、メロディM1の音通知であり、送信元識別情報γの再通知態様は、メロディM2の音通知である。従って、ユーザは、メロディを聞くことで、送信元を特定できる。
この実施形態8によれば、送信元と対応する態様で、再通知させることができる。従って、ユーザは再通知の態様を認識することで、送信元を特定することができる。
[実施形態9]
次に、実施形態9について説明する。一般的に、場所によって、周囲音の音圧や周波数は大略的に定まる。例えば、図書館では、周囲音の音圧は低く、繁華街では、周囲音の音圧は高い。そこで、この実施形態9の端末装置は、端末装置の位置を示す位置情報を用いて、位置情報を特徴量に変換する。通知制御部は、該変換された特徴量に基づいて、通知部に再通知させる。
図26は、実施形態9の端末装置100−9の機能構成例を示した図であり、図27は、端末装置100−9の処理フローを示した図である。また、図28は、位置情報と音圧を対応させた位置情報テーブルである。位置情報テーブルは記憶部144に記憶されている。
図26は、図2と比較すると、変換部1134と、GPS部1135(GLOBAL Positioning System)と、位置情報取得部1136と、が追加されている点で異なる。また、図27は、ステップS7がステップS7−9に代替されている点で異なる。ステップS7−9は、ステップS50、S52、S54とを含む。
図28の例では、位置情報L1と音圧P1とが対応づけられている。また、位置情報L2と音圧P2とが対応づけられている。位置情報L3と音圧P3とが対応づけられている。
また、図28の例では、位置情報L1は図書館の位置であることを示しており、位置情報L2は繁華街の位置であることを示しており、位置情報L3はその他の位置であることを示している。
また、図書館内の音圧は大略して定められるものであり、該定められる音圧にΔP(実施形態2で説明)を加算したものが、P1となる。同様の態様で、繁華街(位置情報L2)に対応するP2を求める。また、その他の位置(位置情報L3)に対応するP3を求める。P3の値は、P1とP2の平均値とすればよい。
また、図28の例では、説明簡略化のために、項目を3つにしているが、実際は、更に多数の項目に分けることが好ましい。また、図28の例では、位置情報と音圧とを対応付けているが、他の特徴量(例えば、周波数)とを対応付けてもよい。また、位置情報と、音圧および周波数とを対応付けてもよい。
ステップS6でNOと判断されると、ステップS50において、位置情報取得部1136は、位置情報を取得する。ここで、位置情報取得部1136は、GPS部1135が取得した位置情報を取得すればよい。
ステップS52において、変換部1134は、位置情報テーブル(図28参照)を用いて、位置情報を特徴量に変換する。位置情報取得部1136が取得した位置情報が位置情報L1である場合には、変換部1134は、音圧P1に変換して、該P1を取得する。
ステップS54において、特徴量取得部1114は、変換部1134が変換した音圧を取得する。その後、ステップS12の処理を行う。
この実施形態9によれば、マイク172を具備しなくても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
[実施形態10]
次に、実施形態10について説明する。実施形態9では、GPS部1135が位置情報を取得した。実施形態10では、ユーザに、位置情報を入力させるものである。これによりGPS部1135が不要となる。
図29は、実施形態10の端末装置100−10を示した図である。図30は、ユーザが位置情報を入力するための入力画面である。端末装置100−10の処理フローについては、図27と同様である。また、変換部1134が参照する位置情報テーブルは、図28と同様である。
図29は図26と比較して、GPS部1135が省略され、操作I/F部120が、位置情報受け付け部1204を含む。また、図30の入力画面は、ディスプレイ150に表示されるものである。図30の例では、ユーザは、現在の場所を選択することができる。図30の例では、現在の位置として、図書館、繁華街、その他を選択できる。図30の例では、チェックボックス150aが表示され、ユーザは、現在の位置のチェックボックスにチェックを入れる。位置情報の入力画面は図30に限られない。
位置情報受け付け部1204は、入力された位置情報を位置情報取得部1136に送信する。ステップS50において、位置情報取得部1136は入力された位置情報を取得する。以後の処理は実施形態9と同様である。
この実施形態10であれば、GPS部がなくても、実施形態9と同様の効果を奏することができる。
[その他]
上述の実施形態1〜10で説明した構成要素は、技術的に矛盾しない限り組み合わせて実施することができる。
また、本発明の端末装置は、CPUとその上で実行されるプログラムにより実現される。本発明を実現するプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば半導体メモリ、ハードディスク、CD−ROM、DVD等に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、又は、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信により提供される。
また、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。