JP6002982B2 - パウチ容器 - Google Patents
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Description
印字部は容器の底の中央部に形成されることが好ましいが、当該構成によれば、容器の底の中央部が窪み易くなり、印字部が載置面に接触することをさらに抑制できる。
当該構成では、例えば、容器の底の一部のみに深い窪みが形成された自立形態とはならず、容器の底の広範囲に亘って窪みを形成することができる。このため、容器の底の広範囲に印字部を形成した場合であっても、印字部が載置面に接触することを抑制できる。
当該構成によれば、剛性の高い下縁シール部の面積を低減できるので、容器の底がより窪んだ状態を維持し易くなるとともに、下縁シール部の内縁に沿って折り曲げられたシート材が元の形状に戻ろうとする復元力(以下、「スプリングバックによる復元力」ともいう)が減少するため、より自立安定性が向上する。
以下では、内容物を充填してパウチ容器を自立させた形態を「自立形態」と称する。パウチ容器の自立形態において、正面視鉛直方向に沿った方向を容器の「上下方向」とし、各シート材が積層される方向を容器の「表裏方向」とし、上下方向及び表裏方向に直交する方向を容器の「幅方向」とする。
図1は、内容物が充填される前のパウチ容器10を示す。図2は、パウチ容器10の下部拡大図であって、仮想線α〜γを示す。図3は、内容物が充填されたパウチ容器10を示す。同図に示すパウチ容器10は、表面部、裏面部、及び表面部と裏面部との間に折り込まれた一対の側面ガゼット部を構成する一又は複数のシート材を備え、表面部及び裏面部を構成するシート材の下縁同士を接合する下縁シール部21が形成されたパウチ容器10であって、下縁シール部21の少なくとも一部が、該下縁シール部21の両端よりも上方に設けられている。
一対の側面ガゼットシート13は、互いに同一形状、同一サイズを有し、その幅は表面シート11の幅の1/5〜1/3程度に設定される。側面ガゼットシート13は、折り目線14を展開した状態で下端部が略V字状にカットされた略五角形状を呈する。
側縁シール部22、サイド上縁シール部23、及びサイド下縁シール部24は、側面ガゼットシート13の周縁に形成されるシール部であり、側面ガゼットシート13と表面シート11、又は側面ガゼットシート13と裏面シート12とが接合されて形成される。
下縁シール部21は、表面シート11及び裏面シート12の下縁同士を直接ヒートシールして形成されるシール部であって、一対のサイド下縁シール部24の間に形成される。また、下縁シール部21は、容器の両側端部から略均等な位置に形成され、下縁シール部21の幅方向中央を口栓30の中心軸Xが通る。
図4は、内容物が充填されたパウチ容器10を載置面200上に自立させた様子を、従来のパウチ容器300と比較して示す正面図であり、図5は、図4に示すパウチ容器10の底面図である。図6は、内容物が充填されたパウチ容器10を後方に傾けた状態で載置面200上に自立させた様子を示す斜視図である。
一方、図4(b)に示すように、従来のパウチ容器300の自立形態では、容器の底と載置面200とが隙間なく接触している。
頂点Pに接する容器内部空間は、内縁凸形状の両端に接する容器内部空間と比べて、表面シート11及び裏面シート12が離間し難くなるため、内容物は内縁凸形状の両端に接する容器内部空間に流動し易くなる。これにより、頂点Pの近傍において窪み29が形成され、表面シート11の各サイド下縁シール部24及びその近傍が脚部となる。また、パウチ容器10の内縁凸形状は、下縁シール部21の全幅に亘って緩やかに湾曲した円弧形状を呈するため、印字部40の全体を載置面200に接触し難くする幅広の窪み29が形成される。
以下、設計変更例(変形例)を例示する。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素には、同じ符号を付して重複する説明を省略する。
パウチ容器50は、カット部15を有さず、表面シート51、裏面シート52、及び側面ガゼットシート53が略矩形状を有する。パウチ容器50では、パウチ容器10と比較してサイド下縁シール部54の面積が大きく、また、側面ガゼットシート53の下端が展開しないように側面ガゼットシート53の外面同士を接合した接着部55が設けられている。
パウチ容器60〜80は、いずれも下縁シール部の内縁の中央部近傍が局部的に上方に張り出した凸形状を有する。パウチ容器60において、内縁シール部61の内縁62は、パウチ容器10と同様に、上方に向かって湾曲した円弧形状を呈する。一方、パウチ容器70,80において、内縁シール部71,81の内縁72,82は、いずれも非円弧形状を呈する。内縁72は、頂点が尖った逆V字状の凸形状であり、内縁82は、上端が幅方向に平行な直線状となった凸形状である。なお、パウチ容器60〜80は、下縁シール部の上下方向のシール幅が、容器の幅方向に亘って略同一となる点で、パウチ容器10と共通する。
パウチ容器60〜80の自立形態では、容器の底の中央部に大きな窪みが形成され易いため、例えば、印字部40の幅が小さい場合に有効である。
パウチ容器90〜120は、いずれも容器下端部の外形線が非円弧形状であり、容器の幅方向に平行な直線状である。パウチ容器90は、下縁シール部91の内縁92と外縁93とがいずれも円弧形状を呈し、下縁シール部91の上下方向のシール幅が容器の幅方向に亘って略同一である点で、上記実施形態と共通する。但し、外縁93の外側に表面シート11及び裏面シート12がカットされずに残った非シール部94を有する点で上記実施形態と異なる。また、パウチ容器100は、下縁シール部101の内縁102が円弧形状を呈し、外縁103は外形線と一致して直線状を呈する。つまり、下縁シール部101の上下方向のシール幅が、容器の幅方向に亘って略同一ではなく、下縁シール部101は略半円形状となる。
Claims (6)
- 表面部、裏面部、及び表面部と裏面部との間に折り込まれた一対の側面ガゼット部を構成する一又は複数のシート材と、内容物が充填される容器内部空間と、を備えたパウチ容器において、
表面部及び裏面部を構成するシート材の下縁同士を接合する下縁シール部と、
自立形態で容器の底となる部分に形成された印字部と、
を備え、
下縁シール部は、当該シール部の内縁の横方向中央が横方向両端よりも上方に設けられた凸形状と、当該シール部の外縁が当該シール部の内縁と略平行となるように窪んだ凹形状と、を有することを特徴とするパウチ容器。 - 請求項1に記載のパウチ容器において、
容器下端部は、下縁シール部の外縁に沿って窪んでいることを特徴とするパウチ容器。 - 請求項1又は2に記載のパウチ容器において、
下縁シール部は、パウチ容器の両側端部から略均等な位置に形成されていることを特徴とするパウチ容器。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパウチ容器において、
下縁シール部の内縁の凸形状及び外縁の凹形状は、下縁シール部の横方向全長に亘って湾曲した円弧形状を有することを特徴とするパウチ容器。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパウチ容器において、
下縁シール部の上下方向のシール幅が、パウチ容器の幅方向に亘って略同一であることを特徴とするパウチ容器。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパウチ容器と、
パウチ容器の容器内部空間に充填された内容物と、
を備えたパウチ容器包装体であって、
パウチ容器包装体を載置面上に自立させたときに、印字部が形成された容器の底が窪んだ状態となり、容器の底と載置面との間に隙間が形成されることを特徴とするパウチ容器包装体。
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