(A)第1の実施形態
以下では、本発明の現金管理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
(A−1−1)現金処理システムの全体構成
図1は、実施形態に係る現金処理システムの全体構成を示す構成図である。図1において、実施形態に係る現金処理システム100は、現金処理装置としての出納機20と、現金管理装置としての現金バス装置10とを有する。
図1の現金処理システム100は、例えば銀行等の金融機関の店舗内に設けられるものである。現金処理システム100は、店舗において複数台の出納機20を備えるようにしても良い。またこの場合、複数台の出納機20がそれぞれ、1台又は複数台の現金バス装置と接続するものであっても良い。
出納機20は、金融機関の店舗内での現金の出金又は入金を管理するものである。例えば、出納機20は、金融機関の店舗において接客用カウンタの後方等のようにお客から離れた位置に設置される。また、出納機20は、それぞれ対応する現金バス装置10に保管される現金在高を管理する。
現金バス装置10は、所定枚数の紙幣を紙帯で施封した小束紙幣(以下単に小束ともいう)や、所定枚数単位の硬貨を棒状に重ねて包んだ棒金を収納するものである。例えば、現金バス装置10は、金融機関の係員に使用されるものであり、店舗の接客カウンタに近い位置に配置される。
現金バス装置10は、それぞれ対応する出納機20−1及び20−2の制御により現金在高が管理される。
例えば、係員が現金バス装置10に現金を収納又は取り出す場合、係員が出納機20において金種毎の収納額又は取り出し額を入力する。これにより、出納機20は、現金バス装置10の収納又は取り出し内容を示す通番発行を行う。係員は、現金バス装置10において、発行された通番に基づいて所定入力を行う。そして、現金管理装置は、入力された通番に基づいて、金種に対応する収納庫を表示する等の誘導処理を行う。これにより、現金バス装置10への現金の収納又は取り出しが可能となる。
(A−1−2)出納機20の構成
図2は、実施形態に係る出納機20の構成を示す構成図である。
図2において、実施形態に係る出納機20は、紙幣入出金機201、施封小束支払機202、紙幣補充回収機203、新券支払機204、棒金支払機205、硬貨入出金機206、現金外ポスト207、制御装置208、認証プリンタ209、ディスプレイ210、キーボード211を有する。
出納機20は、上述した複数の構成要素を備えるものである。出納機20の構成要素の配列は、図2に例示するものに限定されない。出納機20の構成要素の全部又は一部の配置は、必要に応じて変えるようにしても良い。
また、出納機20は、各構成要素の間で紙幣を搬送する搬送路を内部に備える。例えば、施封小束支払機202、紙幣補充回収機203及び紙幣入出金機201は、装置間で紙幣を搬送する搬送路を内部に備える。これにより、例えば紙幣入出金機201に入金された紙幣を、施封小束支払機202や紙幣補充回収機203に搬送することができる。
制御装置208は、出納機20全体の機能を制御するものである。制御装置208は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース、通信部等を有して構成されるものである。制御装置208は、入力手段としてのキーボード211から入力情報を取得し、出納機20の各種機能を制御する。
紙幣入出金機201は、1枚単位で紙幣を入金又は出金するものである。また、紙幣入出金機201は、複数枚の紙幣を縦置き又は横置きに収納する紙幣カセットを有している。紙幣入出金機201は、紙幣カセットに収納された紙幣を1枚ずつ装置内部の搬送路を介して施封小束支払機202に搬送する。これにより、紙幣入出金機201の紙幣カセットに収納された紙幣を小束に施封することができる。
施封小束支払機202は、金種別の紙幣を所定枚数(例えば100枚)毎に施封して小束にした状態で収納したり又は出金したりするものである。施封小束支払機202は、紙幣入出金機201から搬送された紙幣を所定枚数ずつ計数し、所定枚数の紙幣を金種別に施封する。
紙幣補充回収機203は、例えばATM等の現金自動預払機の現金カセットに紙幣を補充したり又は現金カセットから現金を回収したりするものである。例えば、紙幣補充回収機203は、現金自動預払機から脱着した現金カセットを内部にセットすることができる。そして、紙幣補充回収機203は、制御装置208の制御を受けて、セットされた現金カセットに紙幣を補充したり又は回収したりする。
新券支払機204は、各金種の新券を出金するものである。
棒金支払機205は、金種別の硬貨を所定枚数毎に棒状に重ねて、例えば樹脂フィルム等で包んだ棒金を出金するものである。例えば、棒金支払機205は、複数の硬貨を収納する収納部を有している。そして、棒金支払機205は、制御装置208の制御を受けて、収納部に収納される硬貨を計数し、所定枚数の硬貨を重ねて樹脂フィルム等で包んで棒金を出金する。
硬貨入出金機206は、1枚単位で硬貨を入金又は出金するものである。
現金外ポスト207は、例えば小切手や定期預金証書等の有価証券を取り込んで収納するものである。現金外ポスト207は、取り込んだ有価証券の入金処理を行う。
認証プリンタ209は、紙幣入出金機201、施封小束支払機202、紙幣補充回収機203、新券支払機204、棒金支払機205、硬貨入出金機206で行われる入金や出金などの処理内容を所定の帳票等に印字して出力するものである。
ディスプレイ210は、例えば、出納機20における各種処理の選択メニューや、各種処理に必要な操作画面や、キーボード211を通じて入力された入力情報等を表示する表示手段である。
キーボード211は、利用者操作により情報を入力する入力手段である。なお、ここでは、キーボード211は入力手段の一例であり、入力手段はマウスやテンキー等その他入力手段を含む概念である。また、この実施形態では、ディスプレイ210とキーボード211とが物理的に異なる手段として説明するが、入力手段が例えばタッチパネル等のようにディスプレイと一体型ものであっても良い。
(A−1−3)現金バス装置10の構成
図3は、実施形態に係る現金バス装置10の外観構成を示す構成図である。図3において、実施形態の現金バス装置10は、箱型の現金バス装置本体11、現金バス装置本体11の内部に収納可能な複数段(図3では8段)の収納庫12(12(a)〜12(c))、操作表示部15、プリンタ16を有する。
複数段の収納庫12(12(a)〜12(c))はそれぞれ、紙幣の小束や棒金を金種別に収納するものである。各収納庫12は、現金バス装置本体11の内部の左右側壁に設けられたスライドレール13に案内されてスライド開閉するものである。
複数段の収納庫12のうち最も上側にある収納庫12(a)は、予備収納庫である。予備収納庫としての収納庫12(a)は、例えば、結束されていない紙幣、包装されていない硬貨、汚損紙幣や汚損硬貨、金券等を収納するものである。
収納庫12(a)以外の収納庫12(b)及び収納庫12(c)は、小束や棒金を金種別に収納するものである。収納庫12(b)及び収納庫12(c)に収納される金種は、特に限定されるものではない。例えば、収納庫12(b)及び収納庫12(c)に収納される金種が予め設定されているものであっても良い。
例えば、図3の場合、4段の収納庫12(b)は小束を金種別に収納する小束収納庫とし、3段の収納庫12(c)は棒金を金種別に収納する棒金収納庫12(c)とする。
なお、小束収納庫としての収納庫12(b)や棒金収納庫としての収納庫12(c)の数は、特に限定されるものではなく任意に設定可能である。例えば、収納庫12(b)及び収納庫12(c)の全てを小束収納庫又は硬貨収納庫としても良い。また例えば、収納庫12(b)が硬貨収納庫であり、収納庫12(c)が紙幣収納庫であっても良い。
複数段の収納庫12のそれぞれは、現金バス装置本体11の内部に設けてあるロック機構22により個別に解錠又は施錠される。それぞれの収納庫12は、ロック機構22により解錠されるとスライド可能となる。そして、再度、収納庫12が現金バス装置本体11に収めされると、収納庫12はロック機構22により個別に施錠される。なお、ロック機構22は、種々のロック機構を広く適用することができ、例えば電子ロック機構(電子錠機構)等を適用することができる。
図4は、小束収納庫としての収納庫12(b)の構成を示す構成図である。図5は、棒金収納庫としての収納庫12(c)の構成を示す構成図である。
図4において、小束収納庫としての収納庫12(b)は、取っ手部30が中央に設けられた前板部31と、一対の側板部32、後板部33を有する枠体34を有する。
収納庫12(b)の枠体34には、複数の小束トレイ40が収納可能である。例えば、図4の場合、収納庫12(b)の枠体34内に、前後5個、左右2個の小束トレイ40を配列させ、枠体34が10個の小束トレイ40を有する場合を例示する。
各小束トレイ40は、前壁部41及び後壁部42と、左右一対の側壁部43と、底部44とを有する収納部である。また、各小束トレイ40は、前壁部41と後壁部42との間に、平行を維持しながら前後に移動可能な札押さえ板46を有する。これにより、札押さえ板46が小束を付勢しながら小束を縦置きに収納することができる。
また、トレイ本体45の底部44には、札押さえ板46を案内するスライド溝47と、小束のセット検知用のセンサ溝48とがある。なお、各小束トレイ40は、それぞれ予め設定された単一金種の小束のみが収納でできるように決められている。
また、各束収納凹部49には、それぞれの側壁部43の上面に、収納対象の金種を目視可能に明示する金種明示部50が設けられている。各小束トレイ40に収納すべき設定金種を示す収納金種データは、予め設定されて記憶部26に記憶されることになる。
図5において、棒金収納庫としての収納庫12(c)は、単一の金種の硬貨の棒金を収納可能なものである。収納庫12(c)の枠体34には、複数の棒金トレイ55が収納可能である。例えば、図5の場合、前後に6個又は5個、左右4個の棒金トレイ55を配列させ、枠体34が22個の棒金トレイ55を有する場合を例示する。
各棒金トレイ55は、棒金が中心軸線を上下にした立位状態で収納されるものである。各棒金トレイ55は、円筒を一部切り取った形状の湾曲面56を、複数具体的には左側の3カ所と右側の3カ所と前端1カ所と後端1カ所の8カ所に有する鉛直方向に沿う壁部57と、壁部57の下部を閉塞する水平方向に沿う底部58とを有している。壁部57および底部58は、下方に凹む上方開口形状の棒金収納凹部59を構成している。湾曲面56は左側の3カ所が左右方向の位置を合わせており、右側の3カ所も左右方向の位置を合わせている。左右前端の湾曲面56は前後方向の位置を合わせており、中央前端の湾曲面56はこれらよりも前側に配置されている。左右後端の湾曲面56は前後方向の位置を合わせており、中央後端の湾曲面56はこれらよりも後側に配置されている。
底部58には、棒金を載置させる載置台部60がある。また、各棒金トレイ55の棒金収納凹部59は、それぞれ予め設定された単一金種の棒金Bのみが収納されるように決められている。
また、各棒金トレイ55には、それぞれの棒金収納凹部59より外側の上面に、収納対象の金種を目視可能に明示する金種明示部62が設けられている。各棒金トレイ55に収納すべき設定金種を示す収納金種データは、予め設定されて記憶部26に記憶されることになる。
図6は、実施形態に係る現金バス装置10の内部構成を示す構成図である。図6に示すように、現金バス装置10は、制御部25、記憶部26、操作表示部15、プリンタ16、警報手段14、通信部27、ロック機構22、表示部23、小束セット検知センサ66、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69、右端検出ラインセンサ70、棒金セット検出センサ76、棒金検出ラインセンサ77、ロータリエンコーダ88、全閉検出センサ96、全開検出センサ97を有する。
制御部25は、現金バス装置10の機能を司るものである。
記憶部26は、それぞれの収納庫12に収納される小束又は棒金の金種や数量を記憶するものである。
ロック機構22は、それぞれの収納庫12をロックする鍵機構である。例えば、ロック機構22は、電子ロック機構等を適用することができる。
表示部23は、それぞれの収納庫12の付近に設けられたものである。表示部23は、例えば、ロック機構22によりロック解除がされた場合に点灯又は点滅するものである。また、表示部23は、現金バス装置10の在高点検の際に、制御部25の制御を受けて、在高がある収納庫12について点灯又は点滅を行い、在高がない収納庫12については点灯又は点滅をしない。表示部23は、1個の収納庫12に対して、1個であっても良いし又は複数個であっても良い。
操作表示部15は、利用者による操作入力がなされるものであり、又は装置状態や利用者に入力された入力情報を表示するものである。操作表示部15は、利用者に対してガイダンスを表示する表示部17と、利用者認証のためのIDカードを操作するカードリーダ18と、入力手段としての操作キーボード19とを有する。
プリンタ16は、現金バス装置10に収納される在高情報等を、紙などの媒体に印字して出力するものである。
警報手段14は、例えば、警告音や警報音等を出力するものである。
全閉検出センサ96は、ロック解除された収納庫12の全閉状態を検出するものである。
全開検出センサ97は、ロック解除された収納庫12の全開状態を検出するものである。
図7は、実施形態の収納庫に収納される小束紙幣を検知するセンサ群の一例を示す構成図である。
小束セット検知センサ66は、小束収納庫としての収納庫12(b)の各小束トレイ40に小束紙幣が収納されたか否かのセット検知を行うものである。例えば、小束セット検知センサ66は、収納庫12(b)の各小束トレイ40の下部に設けられ、小束トレイ40に収納される小束紙幣を検出するものである。小束セット検知センサ66は、例えば光学反射方式のセンサを用いることができ、反射光を検知することで小束紙幣を検知する。
左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69及び右端検出ラインセンサ70は、図7に示すように、収納庫12(b)の小束収納庫挿入空間形成部65の下部の前端部に設けられる。つまり、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69及び右端検出ラインセンサ70は、開閉される収納庫12(b)の1段上の収納庫12の下部に設けられ、収納庫12(b)の上方から下方に向けて光を放出し、その反射光の有無を検出する。これにより、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69及び右端検出ラインセンサ70は、開閉される収納庫12の各小束トレイ40の上側から小束紙幣を検知する。
左端検出ラインセンサ67は、小束収納庫としての収納庫12(b)の左右2列の小束トレイ40のそれぞれに収納される小束紙幣の左端位置を検出するものである。
左側帯検出ラインセンサ68は、収納庫12(b)の左右2列の小束トレイ40に収納される左側の小束紙幣の紙帯を検出するものである。小束紙幣は、小束の左右いずれの側に紙帯で束ねられている。小束紙幣が小束トレイ40に収納される際、その紙帯が左右のいずれかに置かれることになる。左側帯検出ラインセンサ68は、小束トレイ40に収納される小束紙幣の紙帯が左側にある場合に、その紙帯を検出するものである。
右側帯検出ラインセンサ69は、収納庫12(b)の左右2列の小束トレイ40に収納される右側の小束紙幣の紙帯を検出するものである。
右端検出ラインセンサ70は、小束収納庫としての収納庫12(b)の左右2列の小束トレイ40のそれぞれに収納される小束紙幣の右端位置を検出するものである。
図8は、実施形態の収納庫に収納される棒金を検知するセンサ群の一例を示す構成図である。
棒金セット検出センサ76は、棒金収納庫としての収納庫12(c)の棒金トレイ55に収納される棒金のセットを検出するものである。例えば、棒金セット検出センサ76は、収納庫12(b)の棒金トレイ55の直ぐ下側となる位置に設けられ貫通孔61を介して棒金Bのセット検知を行う。
棒金検出ラインセンサ77は、棒金収納庫としての収納庫12(c)に収納される棒金を検出するものである。例えば、棒金検出ラインセンサ77は、現金バス本体11の各棒金収納庫12(c)が挿入される棒金収納庫挿入空間形成部75の上部の前端部に設けられ、棒金収納庫12(c)の各棒金トレイ55に収納される棒金の上端部を検出するものである。
図9は、第1の実施形態に係る制御部25の主な機能を説明する機能ブロック図である。
図9において、第1の実施形態に係る制御部25は、小束紙幣検出制御部251、棒金検出制御部252、精査制御部253を有する。
小束紙幣検出制御部251は、小束紙幣収納庫としての収納庫12(b)に小束紙幣が収納されているか否かを検出するものである。また、小束紙幣検出制御部251は、各収納庫12(b)に収納される小束紙幣の数量も検出するものである。小束紙幣検出制御部251は、各収納庫12の在高の有無又は小束紙幣の数量を記憶部26に記憶する。
ここで、小束紙幣検出制御部251による小束紙幣の検出方法及び小束紙幣の数量の検出方法を説明する。
小束紙幣検出制御部251は、小束セット検知センサ66からのセンサ信号に基づいて、収納庫12(b)の各小束トレイ40に小束紙幣が収納されているか否かを検出する。また、小束紙幣検出制御部251は、各小束トレイ40において小束紙幣が収納されている範囲も検出する。
また、小束紙幣検出制御部251は、左側帯検出ラインセンサ68及び右側帯検出ラインセンサ69からのセンサ信号に基づいて、反射光量が多い部分と反射光量の少ない部分とに基づいて、1束分の小束紙幣を検出するものである。
さらに、小束紙幣検出制御部251は、左端検出ラインセンサ67及び右端検出ラインセンサ70のセンサ信号に基づいて、反射光量が多い紙幣部分と、紙幣がなく反射光量が少なくなる他の部分とを検出するものである。これは、小束紙幣検出制御部251が反射光量の多い部分と反射光量の少ない部分とを区別することで、小束紙幣検出制御部251が、紙幣部分の端部を検出した各受光素子の位置から小束紙幣Tの長さ方向の両端部の位置を検出する。
また、小束紙幣検出制御部251は、小束セット検知センサ66からの小束紙幣の検出範囲において、左側帯検出ラインセンサ68及び右側帯検出ラインセンサ69による小束紙幣の検出データと、記憶部26に記憶されている小束紙幣用の数量マスタデータ(数量マスタ情報)とを照合して、小束紙幣の数量を検出するものである。
例えば、数量マスタデータは、小束紙幣の紙帯部分の長さと小束紙幣の数量との対応関係を示すものであっても良いし、又は小束トレイ40の全面積に占める小束紙幣の面積と小束紙幣の数量との対応関係を示すものであっても良い。
次に、棒金検出制御部252は、棒金収納庫としての収納庫12(c)に棒金が収納されているか否かを検出するものである。また、棒金検出制御部252は、各収納庫12(c)に収納されている棒金の数量も検出するものである。棒金検出制御部252は、各収納庫12の在高の有無又は棒金の数量を記憶部26に記憶する。
ここで、棒金検出制御部252による棒金の検出方法及び棒金の数量の検出方法を説明する。
棒金検出制御部252は、棒金セット検出センサ76からのセンサ信号に基づいて、収納庫12(c)に棒金が収納されているか否かを検出する。また、棒金検出制御部252は、棒金セット検出センサ76からのセンサ信号に基づいて、反射光量の多い部分と、棒金がなく反射光量が少なくなる他の部分とを区別することで、棒金が収納されている範囲を検出する。
棒金検出制御部252は、棒金検出ラインセンサ77のセンサ信号に基づいて、反射光量が多い部分と、反射光量が少なくなる他の部分とを区別することになり、棒金の他の部分との境界位置である外周部を検出した各受光素子の位置から棒金の外周部の位置を検出する。
また、棒金検出制御部252は、棒金の反射光量から金種を識別する。例えば、棒金検出制御部252は、棒金検出ラインセンサ77から反射光量の多い部分と少ない部分とに基づいて、形状、大きさ、硬貨の孔の有無を判断することができる。これにより、棒金検出制御部252は、棒金の金種を識別することができる。
さらに、棒金検出制御部252は、棒金セット検出センサ76からの棒金の検出範囲において、棒金検出ラインセンサ77の反射光量のデータと、記憶部26の棒金用の数量マスタデータ(数量マスタ情報)とを照合することで、収納庫12(c)内の棒金の数量を検出する。
例えば、数量マスタデータは、閾値よりも反射光量の多い部分(つまり、棒金により反射される部分)の面積と棒金の数量との対応関係を示すものであっても良いし、又は棒金トレイ55の全面積に占める反射光量の多い部分と棒金の数量との対応関係を示すものであっても良い。
精査制御部253は、現金バス装置10に収納される現金の在高を確認する精査処理を制御するものである。精査制御部25は、操作表示部15から精査指示を受けると、現金バス装置10の各収納庫12に在高があるか否かを確認する。そして、収納庫12に在高がある場合、精査制御部253は、その収納庫12に設けられた表示部23を点灯又は点滅させるものである。
このように、精査制御部253が、在高のある収納庫12の表示部23を点灯又は点滅させることにより、利用者は現金が収納されている収納庫12を認識できる。そのため、利用者は、在高のある収納庫12のみを開閉して在高確認を実施することができる。その結果、現金バス装置10の在高確認に係る利用者負担を軽減することができる。
図9に示すように、精査制御部253は、在高確認部254、点灯制御部255、表示制御部256、精査結果表示部257を有する。
在高確認部254は、操作表示部15から精査指示を受けると、記憶部26を参照して、各収納庫12に現金が収納されているか否かを確認するものである。つまり、小束紙幣検出制御部251及び棒金検出制御部252により検出された各収納庫12の在高の検出結果は、記憶部26に記憶される。在高確認部254は、記憶部26に記憶される各収納庫12の在高の検出結果に基づいて、各収納庫12に在高が有るか否かを確認する。
点灯制御部255は、収納庫12に付された表示部23を表示制御するものである。例えば、点灯制御部255は、在高確認部254により現金が収納されている収納庫12が確認されると、在高のある収納庫12の表示部23の点灯又は点滅を制御するものである。また例えば、点灯制御部255は、ロック解除した旨を示す収納庫12を示すために、ロック解除した収納庫12の表示部23の点灯又は点滅を制御する。
ここで、点灯制御部255は、ロック解除時と在高確認時で、表示部23の表示パターンを変えるようにしても良い。
例えば、ロック解除した収納庫12を認識させる場合、点灯制御部255は、所定間隔(例えば1秒間隔等)で表示部23を点滅させるようにし、また例えば、在高確認の場合、点灯制御部255は、ロック解除時よりも早い間隔(例えば、0.5秒間隔等)で点滅させるようにしても良い。このように、点灯制御部255が表示態様を変えて表示部23を点滅させることで、視覚を通じて利用者にどの状態であるかを認識させることができる。
表示制御部256は、在高確認部254の確認結果に基づいて、在高のある収納庫12を示す情報を操作表示部15の表示部17に表示するものである。
例えば、表示制御部256は、在高のある収納庫12がどの収納庫12であるかを文字表示又はグラフィック表示等で表示部17に表示するようにしてもよい。
また、在高確認を行うためには、収納庫12のロックを解除する必要がある。そこで、表示制御部256は、例えば、収納庫12のロック解除を誘導する画面を表示部17に表示するようにしても良い。
このとき、表示制御部256は、全ての収納庫12のロックを解除する画面や、在高のある収納庫12のみのロックを解除する画面や、又は利用者がロック解除する収納庫12を指定できる画面等を表示部17に表示するようにしても良い。そして、操作表示部15を介してロック解除すべき収納庫12が選択されると、制御部25は、選択された収納庫12のロックを解除する。
精査結果表示部257は、操作表示部15の表示部17に、精査結果を表示するものである。
ここで、利用者による在高確認は、収納庫12のロックが解除された後、利用者が収納庫12を開閉して行なう。このとき、収納庫12が開閉されることで、各種センサ群(小束セット検知センサ66、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69、右端検出ラインセンサ70、棒金セット検出センサ76、棒金検出ラインセンサ77)が当該収納庫12に収納されている小束紙幣又は棒金の数量を金種毎に確認する。精査結果表示部257は、上記各種センサ群により確認された現金の金種毎の数量を表示部17に表示する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る現金バス装置10における現金在高の確認動作を、図面を参照しながら説明する。
図10は、第1の実施形態の現金バス装置10における現金在高の確認処理を示すフローチャートである。
まず、利用者が現金バス装置10の在高を精査する際、利用者は操作表示部15を用いて所定の操作を行い、精査が開始する(S101)。
例えば、利用者認証のために、利用者がIDカードをカードリーダ18に挿入し、IDカードリーダ18がIDカードに記録されているIDカード情報を読み取る。制御部25は、読み取られたIDカード情報に基づいて認証を行う。認証が正当である場合、制御部25は、現金バス装置10の利用を許可し、メニュー画面を表示部17に表示する。利用者は、表示部17のメニュー画面から精査開始を要求するボタンを選択することで、制御部25は、精査を開始する等の操作方法を適用できる。
制御部25に精査開始の指示が与えられると、精査制御部253が記憶部26に記憶される各収納庫12に在高があるか否かを確認する(S102)。
ここで、記憶部26には、少なくとも、小束セット検知センサ66、棒金セット検出センサ76が収納庫12に小束紙幣又は棒金が収納されているか否かの検出結果が記憶されている。
つまり、現金バス装置10の精査前に、利用者が小束紙幣又は棒金を現金バス装置10に収納又は取り出しを行う場合、収納庫12は開閉される。収納庫12が一度開状態となると、収納庫12の開状態から閉状態までの間に、各種センサ群(小束セット検知センサ66、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69、右端検出ラインセンサ70、棒金セット検出センサ76、棒金検出ラインセンサ77)は、当該収納庫12の在高の確認及び収納されている小束紙幣又は棒金の数量を金種毎に確認し、各収納庫12の検出結果が記憶部26に記憶される。精査制御部253は、記憶部26に記憶されている各収納庫12の上記検出結果を確認する。
そして、精査制御部253は、記憶部26を参照して、それぞれの収納庫12に在高があるか否かを確認し、在高がある収納庫12を特定する(S103)。精査制御部253が在高のある収納庫12を特定すると、精査制御部253は、在高のある収納庫12に対応する表示部23を点灯又は点滅させる(S104)。これにより、在高のある収納庫12を利用者に認識させることができる。
精査制御部253は、少なくとも在高のある収納庫12のロックを解除させるための画面を表示部17に表示させる(S105)。これにより、利用者は表示部17の表示画面を見て、ロック解除させる収納庫12を選択できる。
操作キーボード19を介して利用者の選択指示が与えられると、精査制御部253は選択された収納庫12のロックを解除する(S106)。ここで、収納庫12のロックが解除された後においても、精査制御部253は、収納庫12の表示部23の点灯又は点滅を維持したままとする。
収納庫12のロックが解除されると、ロック解除した収納庫12は開閉可能となる。利用者は、点滅又は点灯している表示部23を頼りに、在高のある収納庫12を認識することができる。
利用者が収納庫12を開状態にしてから収納庫12を閉じる。収納庫12の開状態から閉状態までに、現金バス装置10の各種センサ群(小束セット検知センサ66、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69、右端検出ラインセンサ70、棒金セット検出センサ76、棒金検出ラインセンサ77)は、当該収納庫12の在高の確認及び収納されている小束紙幣又は棒金の数量を金種毎に確認して精査を行う(S107)。
なお、精査制御部253は、収納庫12が開状態となってから閉状態になると、当該収納庫12の表示部23の点灯又は点滅を止める。これにより、精査が終了した収納庫12を利用者に認識させることができる。
在高のある収納庫12の全ての精査が終了すると、精査制御部253は、在高のある全ての収納庫12の精査結果を取得する。
また、S102において、在高のない収納庫12について、精査制御部253は、在高の精査結果を「0」とする(S108)。
精査制御部253は、在高のある収納庫12については今回の精査結果を反映させ、在高のない収納庫12については精査結果を「0」とするものを操作表示部15の表示部17に表示し(S109)、処理を終了する(S110)。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、在高のある収納庫のみを表示部で点灯又は点滅させることができるため、利用者は全ての収納庫を開閉する負担がなくなる。また、第1の実施形態によれば、開閉すべき収納庫のうち、開閉して精査が終了した収納庫の表示部の点灯又は点滅を止めることにより、精査が終了したものと、精査が終了していないものとを区別して認識させることができる。その結果、重複した収納庫の開閉をなくし、かつ、利用者による操作時間が短縮できる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の現金管理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態は、現金バス装置における在高確認処理の動作が、第1の実施形態と異なる。具体的には、現金バス装置の制御部の精査制御部の処理が、第1の実施形態と異なる。
従って、第2の実施形態では、現金バス装置の制御部の精査制御部の処理の詳細を説明する。
なお、出納機及び現金バス装置の構成は、第1の実施形態と同じものを適用することができる。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態の図1〜図8を用いて説明する。
図11は、第2の実施形態に係る制御部25の主な機能を説明する機能ブロック図である。
図11において、実施形態に係る制御部25は、小束紙幣検出制御部251、棒金検出制御部252、精査制御部553を有する。
小束紙幣検出制御部251は、第1の実施形態と同様に、小束紙幣収納庫としての収納庫12(b)に小束紙幣が収納されているか否かを検出するものである。また、小束紙幣検出制御部251は、各収納庫12(b)に収納される小束紙幣の数量も検出するものである。小束紙幣検出制御部251は、各収納庫12の在高の有無又は小束紙幣の数量を記憶部26に記憶する。
棒金検出制御部252は、第1の実施形態と同様に、棒金収納庫としての収納庫12(c)に棒金が収納されているか否かを検出するものである。また、棒金検出制御部252は、各収納庫12(c)に収納されている棒金の数量も検出するものである。棒金検出制御部252は、各収納庫12の在高の有無又は棒金の数量を記憶部26に記憶する。
精査制御部553は、現金バス装置10に収納される現金の在高を確認する精査処理を制御するものである。精査制御部553は、操作表示部15から精査指示を受けると、今回の精査前に開閉を行った収納庫12があるか否かを確認するものである。
そして、今回の精査前に開閉を行った収納庫について、精査制御部553は、当該収納庫12に対応する表示部23の点灯又は点滅を行うものとする。
また、今回の精査前に開閉を行っていない収納庫について、精査制御部553は、前回の精査結果が正当であるか否かを判断する。そして、前回の精査結果が正しいものである場合、精査制御部553は前回の精査結果を用いることとし、前回の精査結果が正しくない場合、精査制御部553は、当該収納庫12の表示部23を点灯又は点滅させるものである。
このように、今回の精査前に、開閉がなされた収納庫12は現金の在高が変わっている可能性がある。そこで、精査制御部553は、精査前に開閉された収納庫については今回の在高確認対象とするために、当該収納庫12の表示部23を点灯又は点滅させる。
また、前回の精査から今回の精査までに開閉されていない収納庫12は現金の在高が変わっていないこともあり得る。そのため、精査制御部553は、前回の精査が正しく行なわれている収納庫12については前回の精査結果を援用し、そうでいない収納庫12については今回の在高確認対象とするため、当該収納庫12の表示部23を点灯又は点滅させる。
上記のようにすることで、全ての収納庫12の開閉をさせることなく、現金在高が変化し得る収納庫12のみを開閉させることができるので、現金バス装置10の在高確認に係る利用者負担を軽減することができる。
図11に示すように、精査制御部553は、開閉確認部554、精査結果保持部555、前回精査確認部556、点灯制御部557、表示制御部558、精査結果表示部559を有する。
開閉確認部554は、全閉検出センサ96及び全開検出センサ97からのセンサ信号に基づいて、開閉した収納庫12を記憶部26に保持するものである。また、精査開始の指示がある場合、開閉確認部554は、前回の精査から今回の精査までの間で、開閉した収納庫12を確認するものである。
精査結果保持部555は、今回得られた精査結果を収納庫12毎に履歴として記憶部26に保持するものである。例えば、精査結果保持部555は、各収納庫12の在高(つまり、金種毎の小束紙幣、棒金の数量や現金の総額等)を保持すると共に、各収納庫12の在高が正しいものか又は誤ったものかの情報も履歴として保持する。これにより、単に前回の収納庫12の在高だけでなく、精査結果が正しいかどうかも管理することができる。
例えば、収納される小束紙幣や棒金の金種等によっては、正しい数量検出ができない場合もある。また収納庫12に異物が混入した場合には、誤った数量検出がなされることもある。このように、前回の精査が正しく行われなかった場合や、前回の精査から今回の精査までの間に何らかのエラーが発生した場合、精査結果保持部555は、精査結果に誤りがあったものとする。
前回精査確認部556は、前回の精査から今回の精査までの間に、開閉がなされなかった収納庫12の前回の精査結果を確認するものである。前回精査確認部556は、記憶部26を参照して、開閉がなされなかった収納庫12の前回の精査結果を読み出す。そして、前回精査確認部556は、当該収納庫12の前回の精査結果が正当であるか否かを確認し、正しい場合には、当該収納庫12の在高を前回の精査結果とし、正しくない場合、当該収納庫12を今回の在高確認対象とする。
点灯制御部557は、第1の実施形態と同様に、収納庫12に付された表示部23を表示制御するものである。
表示制御部558は、第1の実施形態と同様に、在高確認部254の確認結果に基づいて、在高のある収納庫12を示す情報を操作表示部15の表示部17に表示するものである。
精査結果表示部559は、第1の実施形態と同様に、操作表示部15の表示部17に、精査結果を表示するものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係る現金バス装置10における現金在高の確認動作を、図面を参照しながら説明する。
図12は、第2の実施形態の現金バス装置10における現金在高の確認処理を示すフローチャートである。
まず、利用者が現金バス装置10の在高を精査する際、利用者は操作表示部15を用いて所定の操作を行い、精査が開始する(S201)。
制御部25に精査開始の指示が与えられると、精査制御部553が、記憶部26を参照して、今回の精査前に、開閉した収納庫12があるか否かを確認する(S202)。
ここで、精査制御部553は、全閉検出センサ96及び全開検出センサ97からのセンサ信号に基づいて、開閉した収納庫12を記憶部26に記憶しておく。
そして、今回の精査開始指示が与えられると、前回の精査から今回の精査までの間に、開閉した収納庫12があるか否かを確認する。開閉した収納庫12がある場合、精査制御部553は、開閉した収納庫12を特定する(S204)。
一方、前回の精査から今回の精査までの間に、開閉していない収納庫12については、精査制御部553が、記憶部26を参照して、前回の精査結果を確認する(S203)。つまり、精査制御部553は、前回の精査が正しく行なわれたか否かを確認する。
前回の精査結果が正しくない場合、精査制御部553は、前回の精査結果が正しくない収納庫12を特定する(S204)。
S204において、精査制御部553が在高のある収納庫12を特定すると、精査制御部253は、在高のある収納庫12に対応する表示部23を点灯又は点滅させる(S205)。これにより、在高のある収納庫12を利用者に認識させることができる。
精査制御部553は、少なくとも在高のある収納庫12のロックを解除させるための画面を表示部17に表示させる(S206)。
操作キーボード19を介して利用者の選択指示が与えられると、精査制御部553は選択された収納庫12のロックを解除する(S207)。
利用者が収納庫12を開状態にしてから収納庫12を閉じる。収納庫12の開状態から閉状態までに、現金バス装置10の各種センサ群(小束セット検知センサ66、左端検出ラインセンサ67、左側帯検出ラインセンサ68、右側帯検出ラインセンサ69、右端検出ラインセンサ70、棒金セット検出センサ76、棒金検出ラインセンサ77)は、当該収納庫12の在高の確認及び収納されている小束紙幣又は棒金の数量を金種毎に確認して精査を行う(S208)。そして、精査制御部553は、収納庫12が開状態となってから閉状態になると、当該収納庫12の表示部23の点灯又は点滅を止める。
一方、S203において、前回の精査結果が正しい場合、精査制御部553は、前回の精査結果が正しい収納庫12については、当該収納庫12の前回の精査結果を記憶部26から読み出して、前回の精査結果を今回の精査結果として用いる(S209)。
精査制御部553は、在高のある収納庫12については今回の精査結果を反映させ、在高のない収納庫12については精査結果を「0」とするものを操作表示部15の表示部17に表示し(S210)、処理を終了する(S211)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、精査前に開閉して現金在高が変わる可能性のある収納庫のみを表示部で点灯又は点滅させることができるため、利用者は全ての収納庫を開閉する負担がなくなる。
また、第2の実施形態によれば、精査前に開閉していない収納庫については、正しく精査した前回の精査結果を今回の精査結果とすることで、利用者による操作時間が短縮できる。
(C)他の実施形態
上述した実施形態においても本発明の種々の変形実施形態を説明したが、本発明は、以下のような他の変形実施形態についても適用することができる。
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態において、表示部23は1個である場合を中心に例示した。しかし、複数個の表示部23を備えるようにしてもよい。この場合、例えば、精査制御部は、複数個の表示部23の間で、交互に点滅させるなどのように所定の点滅パターンで各表示部23を点滅させるようにしても良い。
(C−2)上述した第1及び第2の実施形態では、各収納庫の付近に設けられた表示部を点灯又は点滅させることで、在高確認を行わせる収納庫を視覚的に利用者に知らせる場合を例示した。これに加えて、精査制御部は、在高確認を行わせる収納庫を、例えば、音、音声、音響などで警報手段から出力させるようにしても良い。
(C−3)上述した第1及び第2の実施形態では、小束紙幣、棒金の在高を検出する在高検出手段(センサ群)が、小束紙幣の長さや面積、棒金の面積等に基づいて検出するものである場合を例示した。しかし、収納庫に収納されている小束紙幣、棒金の在高を検出することができるのであれば、在高検出手段は、収納庫に収納される小束紙幣、棒金の質量に基づいて在高を検出するものであっても良い。
(C−4)上述した第1及び第2の実施形態の現金バス装置は、複数の収納庫が縦に配列しているものである場合を例示した。しかし、複数の収納庫の配列は特に限定されるものではなく、現金バス装置が、例えば、1段分のスペースに2個の収納庫が横に配列し、さらに縦に複数段配列したものであっても良い。