Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6006764B2 - ロック機構及び車椅子 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6006764B2 - ロック機構及び車椅子 - Google Patents

ロック機構及び車椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP6006764B2
JP6006764B2 JP2014182517A JP2014182517A JP6006764B2 JP 6006764 B2 JP6006764 B2 JP 6006764B2 JP 2014182517 A JP2014182517 A JP 2014182517A JP 2014182517 A JP2014182517 A JP 2014182517A JP 6006764 B2 JP6006764 B2 JP 6006764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock plate
wheelchair
lock
traction
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014182517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016054850A (ja
Inventor
賢悟 宮川
賢悟 宮川
昌悟 竹田
昌悟 竹田
松永 紀之
紀之 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matunaga Manufactory Co Ltd
Original Assignee
Matunaga Manufactory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matunaga Manufactory Co Ltd filed Critical Matunaga Manufactory Co Ltd
Priority to JP2014182517A priority Critical patent/JP6006764B2/ja
Publication of JP2016054850A publication Critical patent/JP2016054850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6006764B2 publication Critical patent/JP6006764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、車椅子の主車輪の回転をロックするためのロック機構及び該ロック機構を搭載した車椅子に関する。
例えば、介助者がいない場合に、体の不自由な車椅子利用者が車椅子に乗降しようとした時、突然車椅子が動き出して、乗降しようとする車椅子利用者が転倒して負傷する事故が屡々起こる。このような事故を防止するために、車椅子が突然動き出さないように車椅子の主車輪をロックする種々の機構が使用されている。
例えば、特許文献1は、車椅子の自動ロッキング機構を開示する。該ロッキング機構(100)は、車椅子の主車輪(14)の車軸に着設する歯車部(32)と、該歯車部(32)に当接して回転を阻止する噛合部(33)を有する可動部(35)と、クッションの下に敷いて車椅子利用者の体重を感知する感知プレート(20)よりなる。ロック状態では、特許文献1の図10に示されているとおり、歯車部(32)と噛合部(33)が噛み合うことにより、主車輪(14)の回転が規制されている。そして、感知プレート(20)は間に摺動部材(23)を着設した押圧板(21)と支持板(22)よりなる。車椅子利用者が座部(16)に座ったときに車椅子利用者の体重負荷により押圧板(21)が下降して、ワイヤ(25)が接続された摺動部材(23)が摺動する。そして、摺動部材(23)にワイヤ(25)が牽引され、ワイヤ(25)に接続された可動部(35)が傾動して、該歯車部(32)に係合する噛合部(33)が歯車部(32)から離脱する。こうして、噛合部(33)と歯車部(32)との噛合が解除され、車椅子の主車輪(14)が回転可能となる。
特開2010−187982号公報
しかしながら、従来の自動ロッキング機構(以下、ロック機構)は、ロック機構の構造的な点に関し、以下の改善が求められている。すなわち、特許文献1のロック機構では、円板の外周面に形成された歯車部と、歯車と噛合しやすい位置に着設された鉤爪状の噛合部とが噛み合うことにより、主車輪がロックされる。しかし、歯車部の側面と噛合部の先端は共に細幅に構成されているため、車椅子のフレームや部品に少しでも歪みが生じると、これらの噛み合わせが悪化し、ロックが不安定となる虞があった。さらに、噛合部と歯車部の接触面積が小さいため、ロック(ブレーキ)における力が集中し、歯の欠けや摩耗が起こり、ロック機構が劣化し易いことが問題であった。このようなロック機構の不具合により、車椅子が不意に動いて事故につながる虞があった。よって、長期に亘って、より安定的なロック性能を発揮するロック機構及び該ロック機構を搭載した車椅子が求められている。
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、その目的は、より安定的な主車輪のロックを可能とするロック機構及び車椅子を提供することにある。
請求項1に記載のロック機構は、車椅子の主車輪の回転をロックするロック機構であって、
車椅子のフレームに固定される支持部材と、
基端側で支持部材に回動可能に軸支されるとともに、その表面の先端側部分で円弧状に形成された係合部を備えるロックプレートと、
ロックプレートの先端側部分を表面側に付勢する付勢手段と、
ロックプレートの表面側に配置される主車輪のハブであって、その一部が係合部に対向する環状の被係合部を有するハブと、
ロックプレートの先端側部分を裏面側に回動させるように牽引可能に構成された牽引手段と、を備え、
ロック状態では、付勢手段がロックプレートの先端側部分を表面側に付勢して、係合部が被係合部の一部と噛み合うことにより、主車輪の回転がロックされ、
ロック解除状態では、牽引手段がロックプレートの先端側部分を裏面側に回動させ、係合部が被係合部から離脱したことにより、主車輪が回転自在であることを特徴とする。
請求項2に記載のロック機構は、請求項1のロック機構において、付勢手段がロックプレートの裏面と支持部材との間に配置された弾性部材であり、該弾性部材の弾性復帰力によってロックプレート先端の係合部がハブの被係合部に押し付けられることを特徴とする。
請求項3に記載のロック機構は、請求項1又は2のロック機構において、牽引手段は、ロックプレート表面に係合して裏面側に牽引するように配置された牽引ロッドを有する牽引部材と、牽引ロッドを駆動するアクチュエータとを備えてなることを特徴とする。
請求項4に記載のロック機構は、請求項3のロック機構において、アクチュエータは、車椅子に設けられた制御部によって制御されることを特徴とする。
請求項5に記載のロック機構は、請求項3又は4のロック機構において、アクチュエータは、キープソレノイドであることを特徴とする。
請求項6に記載のロック機構は、請求項1又は2のロック機構において、牽引手段は、ロックプレート表面に係合して裏面側に牽引するように配置された牽引ロッドを有する牽引部材と、牽引ロッドに連結され、牽引ロッドを機械式に牽引するワイヤと、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載のロック機構は、請求項1から6のいずれかのロック機構において、係合部の円弧領域の中心角が60度から120度であることを特徴とする。
請求項8に記載の車椅子は、請求項1から7のいずれかのロック機構を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ロックプレートがその一端を支点として表面側及び裏面側に回動(傾動)自在に支持部材に支持され、且つ、付勢手段がロックプレートの先端側部分を表面側に回動させるように付勢している。この付勢力によって、ロックプレート表面の円弧状の係合部と、主車輪のハブ内面に環状に形成された被係合部の一部とがしっかりと面で噛み合う。したがって、本ロック機構は、主車輪の回転を安定的に規制することが可能である。さらに、本ロック機構では、ロックプレートの基端側を支点として先端側部分が回動するので、先端側部分に位置する係合部の円弧面が被係合部の環状面に対して優先的に面接触する。この構成により、付勢手段による付勢力がロックプレートの面全体に分散することを防ぎ、ロックプレートの係合部をハブの被係合部に強く押し付けることが可能である。また、面で当接することにより、噛み合った歯の摩耗や損傷が抑えられる。他方、ロック解除するには、牽引手段が、ロックプレートの先端側部分を裏面側に回動させる。つまり、牽引手段を作動させることにより、係合部と被係合部とを離隔させてロック状態を簡単に解除することができる。したがって、本発明のロック機構は、簡素な構造でロック状態及びロック解除状態を安定的に形成可能である。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、弾性部材の弾性復帰力によって、簡易な構造でロックプレートを付勢することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加え、牽引手段が牽引部材とアクチュエータとを備えてなることにより、アクチュエータを電気的に作動することで、牽引部材を介して簡単にロックプレートを牽引することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、制御部がアクチュエータを制御することによって、主車輪のロックを電気的に制御可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4の発明の効果に加え、アクチュエータがキープソレノイドであることにより、省電力でロック機構を動作させることができる。すなわち、制御部がキープソレノイドを作動してロック状態からロック解除状態へ又はその逆に移行するときに、制御部が一時的に電流又は逆電流をキープソレノイドに供給するだけでキープソレノイドがその状態を維持する。これにより、ロック状態又はロック解除状態を維持するためにアクチュエータに電力を定常的に供給する必要がない。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加え、ワイヤを介して牽引部材を引っ張ることで、ロックプレートを牽引して主車輪をロックすることが可能である。すなわち、本発明では、機械的な構造でロック機構を作動させることが可能である。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6のいずれかの発明の効果に加え、係合部と被係合部との接触面積を十分に確保するとともに、付勢手段による付勢力が集中し、ロックプレートの係合部をハブの被係合部に対して、より一層強く押し付けることが可能である。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれかの発明の効果を車椅子として発揮することができる。すなわち、本発明の車椅子は、ロック機構を搭載することにより、ロック状態及びロック解除状態を安定的に形成可能であり、より高い安全性を有する。
本発明の一実施形態のロック機構を備えた車椅子の概略斜視図。 一実施形態のロック機構の部分分解斜視図。 図2のロック機構(アクチュエータ略)の一方から見た分解斜視図。 図2のロック機構(アクチュエータ略)の他方から見た分解斜視図。 図3及び4のロック機構のロックプレートの(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図、(d)背面図。 図5のロックプレートの(a)A―A断面図、(b)B−B断面図。 図3及び4のロック機構のハブの(a)背面図、(b)側面図。 一実施形態のロック機構の(a)ロック状態、(b)ロック解除状態を示す概略斜視図。 図1の車椅子の座部を示す分解図。 図9のセンサの構造を示す概略図。 図1の車椅子の制御機構の構成を示すブロック図。 本発明の別実施形態の車椅子の概略斜視図。 図12の車椅子のフットレストの部分拡大図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、一実施形態の車椅子10の概略斜視図である。図1に示すとおり、車椅子10は、該車椅子10を走行させるための一対の主車輪11と、車椅子利用者の臀部を受ける座部12と、車椅子利用者の背中を受ける背もたれ部13と、車椅子利用者の脚部を受けるフットレスト14と、座部11の垂直下方に延びて一対の主車輪11を支持する支持フレーム15と、車椅子利用者の座乗(着座)を検知する座部センサ16と、座部センサ16に電気的に接続され、座部センサ16の電気信号を受ける制御部18と、主車輪11の回転を自在にロックするロック機構100と、を備える。
次に、図2乃至図8を参照して、本実施形態の車椅子10のロック機構100を説明する。
図2は、本実施形態の車椅子10の主車輪11の車軸11a、支持フレーム15(車軸支持部15a及び係止金具15b)、及び、ロック機構100の分解斜視図である。
図2に示すとおり、支持フレーム15に設けられた車軸支持部15aの貫通孔15a1に主車輪11の車軸11aが貫通することで、主車輪11が支持フレーム15に支持される。そして、ロック機構100は、車軸11a先端(又は主車輪11)と車軸支持部15aとの間に設置されている。より具体的には、係止金具15bによって車軸支持部15aに対して回動不能にロック機構100の支持プレート(支持部材)110が取り付けられているとともに、車軸支持部15a外面にアクチュエータ160が固定されている。本実施形態では、一対の主車輪11の両方に対して、一対のロック機構100がそれぞれ設置されている。
係止金具15bは、車軸11aを遊挿可能な孔15b1と、車軸支持部15aの両側面に当接可能に延びる一対の突部15b2とを有する。該一対の突部15b2が後述の支持プレート110の嵌合溝115に嵌合し、且つ、車軸支持部15aの両側面に係合してロック機構100の支持プレート110を回転防止に支持することができる。
本実施形態のロック機構100は、図2乃至図4に示すとおり、支持フレーム15に回動不能に取り付けられる支持プレート(支持部材)110と、その基端側で支持プレート110に回動可能に軸支されるロックプレート120と、該ロックプレート120の裏面120bと支持プレート110の表面110aとの間に配置され、ロックプレート120の先端側部分を表面120a側に回動させるように付勢する弾性部材(バネ)140と、ロックプレート120の表面120a側に配置される主車輪11のハブ130と、ロックプレート120の先端側部分を裏面120b側に回動させるように牽引可能に構成された牽引部材150と、該牽引部材150に駆動軸161が連結されたアクチュエータ160と、を備える。すなわち、弾性部材140が付勢手段として機能し、且つ、牽引部材150及びアクチュエータ160が牽引手段として機能する。以下、各構成要素について、より詳細に説明する。
アクチュエータ160は、図2に示すとおり、軸方向前後に駆動される駆動軸161と、該駆動軸161を保持する筐体162と、該アクチュエータ160に電源を供給するためのリード線163とを備える。該アクチュエータ160の筐体162がネジ止め又は溶接等の固着手段(図示せず)によって車軸支持部15aの外面に固定されている。そして、該アクチュエータ160の駆動軸161が、ロック機構100の牽引部材150(連結部153)に連結されている。さらに、該アクチュエータ160のリード線163が制御部18の制御回路18aに接続されている。
本実施形態では、好ましくは、アクチュエータ160はキープソレノイドである。これにより、省電力でロック機構を動作させることができる。すなわち、制御部18がキープソレノイドを作動してロック状態からロック解除状態へ又はその逆に移行するときに、制御部18が一時的に電流をキープソレノイドに供給するだけでキープソレノイドがその状態を維持する。より具体的には、キープソレノイドに電流を供給すると、キープソレノイドの駆動軸が自由な状態(付勢位置)から後退した位置(牽引位置)で固定された状態へと移行する。これにより、ロック状態又はロック解除状態を維持するためにアクチュエータ160に電力を定常的に供給する必要がない。しかしながら、本発明のアクチュエータは、キープソレノイドに限定されず、種々のアクチュエータを採用することができる。例えば、アクチュエータとして、ステッピングモータ、エアシリンダ、電動シリンダ、ボイスコイルアクチュエータ等を採用してもよい。
支持プレート110は、図3,4に示すとおり、表面110a及び裏面110bを有する平板状の支持部材である。該支持プレート110には、その表面110aから上端近傍で突出する回動軸保持部111が設けられている。該回動軸保持部111は、ボルト状の回動軸116をプレート平面に沿って保持し、該回動軸116がロックプレート120の基端(上端)を軸支する。また、該支持プレート110には、その略中央で穿設され、車軸11aを遊挿可能な車軸貫通孔112が設けられている。そして、該支持プレート110には、該車軸貫通孔112の両脇で穿設された牽引ロッド151を貫通配置するための2つの牽引軸貫通孔113が設けられている。片方の牽引軸貫通孔113の裏面110b周縁には、嵌合部113aが形成されている(図4参照)。この嵌合部113aは、解除レバー152の先端に嵌合して解除レバー152を保持可能に構成されている。さらに、該支持プレート110には、弾性部材(バネ)140を保持するように筒状の突出した第1バネ保持部114と、係止金具15bの突部15b2が嵌合可能に穿設された嵌合溝115とが設けられている。
ロックプレート120は、表面120a及び裏面120bを有し、且つ、正面視略扇状のホタテ貝殻のような形状を有する。該ロックプレート120の基端(上端)には、側方に貫通した回動軸貫通部121が設けられている。該回動軸貫通部121を回動軸116が貫通することで、支持プレート110にロックプレート120が軸支される。つまり、支持プレート表面110aとロックプレート裏面120bが対面するように、ロックプレート120が支持プレート110に対して回動軸116で吊り下げられる。すなわち、ロックプレート120の基端側を軸として、ロックプレート裏面120bの先端側部分が支持プレート表面110aから離隔又は接近する方向(換言すると、ロックプレート表面120aがハブ内面130aに接近又は離隔する方向)に傾動又は回動可能である。
該ロックプレート120の表面120aには、図5(b)に示すように、その先端(下端)の縁部に沿って、円弧状に延在する係合部122が形成されている。この係合部122は、ロックプレート表面120aから突出するとともに、車軸11a(又は車軸貫通孔123)を中心とした帯状の円弧領域に沿って並列した複数の係合歯122a(凹凸)からなる(図6(b)参照)。各係合歯122aは、ロックプレート120の外周近傍で車軸11aを中心とした放射状に延びている。つまり、係合歯122aの長幅部分が半径方向に整列し、短幅部分が径方向に整列している。そして、ロックプレート120の基端を軸として、ロックプレート120の先端側部分に設けられた円弧状の係合部122が前後に移動するように構成されている。本実施形態では、この係合部122の円弧領域の中心角度は、約90度である。なお、本実施形態の「先端側部分」とは、正面視においてロックプレートの車軸貫通孔中心よりも下半分の領域を示す。
また、ロックプレート120の略中央には、車軸11aを遊挿可能に車軸貫通孔123が穿設されている。該車軸貫通孔123は、支持プレート110の車軸貫通孔112と連通するように配置されている。また、該車軸貫通孔123は、ハブ130の円筒状の車軸固着部133を内挿可能な径を有する。そして、該車軸貫通孔123の両脇で牽引ロッド151によって裏面120b側に牽引される被牽引部124が設けられている。該被牽引部124は、牽引ロッド151が貫通可能な孔124aと、該孔124aの周縁で牽引ロッド151先端の鍔部151aに係合可能な係合縁部124bとを有する(図6(b)参照)。該係合縁部124bは、牽引ロッド151の鍔部151aを収容可能にロックプレート表面120aから凹んでいる。
さらに、ロックプレート120の裏面120bには、弾性部材(バネ)140を保持するように筒状の突出した第2バネ保持部125が設けられている(図4及び図5(d)参照)。ロックプレート120の第2バネ保持部125は、支持プレート110の第1バネ保持部114と対応する位置に配置されており、弾性部材140の両端を協働して保持する。該弾性部材140は、押圧して短縮(弾性変形)した状態で第1及び第2バネ保持部114,125間に保持される。これにより、弾性部材140は、支持プレート110とロックプレート120とを弾性的に連結し、その弾性復帰力によってロックプレート120を支持プレート110から離隔する方向に付勢するように作用する。
ハブ130は、該支持プレート110及びロックプレート120の前面に配置され、ロックプレート120を外部に露出しないように内包する。該ハブ130は、主車輪11の中心に一体的に形成されており、車軸11aを中心に主車輪11とともに回転する。すなわち、支持プレート110及びロックプレート120が支持フレーム14に回転不能に取り付けられているのに対し、ハブ130は、該支持プレート110及びロックプレート120に対して回転可能である。そして、ハブ130の外面130bには、複数のスポーク孔134が穿設されており、該スポーク孔134からスポークが放射状に延びてホイール(タイヤ)が取着される(図1参照)。なお、説明の便宜上、ロック機構100の説明においてスポークの描写を省略する。
ハブ130は、ロックプレート120を内部に保持するように構成されたカップ状の収容部131を有する。このハブ130は、該収容部131の内部にロックプレート表面120aに対向する内面130aと、該収容部131の外部に露出する外面130bとを有する。該ハブ130の内面130aには、ロックプレート120の係合部122に対向するように円環状の被係合部132が設けられている。また、ハブ130の収容部131内には、車軸11a先端を螺着(固定)するための車軸固着部133がハブ130の中心に設けられている。
被係合部132は、図7(a)に示すとおり、内面130aの外周近傍において、その一部が係合部122の円弧領域に対向するように帯状の円環領域に延在している。この被係合部132は、ハブ内面130aから突出するとともに、車軸11a(又は車軸固着部133)を中心とした円環領域に沿って並列した複数の被係合歯132a(凹凸)からなる。該複数の被係合歯132aの形状及び間隔は、ロックプレート120の複数の係合歯122aの形状及び間隔とほぼ等しく、互いに凹凸嵌合可能に配置されている。すなわち、各被係合歯132aは、ハブ内面130aの外周近傍で車軸11aを中心とした放射状に延びている。つまり、被係合歯132aの長幅部分が半径方向に整列し、短幅部分が径方向に整列している。そして、ハブ130及びロックプレート120が相対回転しても、この被係合部132は、ロック状態で常に係合部122と噛み合い可能である。すなわち、本実施形態のロック機構100では、係合部122の円弧領域と被係合部132の円環領域が共通の中心(車軸11a)を有し、且つ、その各領域の中心から歯までの距離が対応するように構成されている。それ故、主車輪11(ハブ130)の回転に依らず、係合部122の円弧領域が被係合部132の円環領域の一部に対向(対面)し、係合部122及び被係合部132が常に面接触可能に配置される。
牽引部材150は、アクチュエータ160に連結され、ロックプレート120の先端側部分を裏面120b側に回動させるように牽引可能に構成されている。図3及び図4に示すとおり、牽引部材150は、一端に円形の鍔部151aを有する牽引ロッド151と、該牽引ロッド151を手動可能に接続された解除レバー152と、該牽引ロッド151の他端に設けられたアクチュエータ160の駆動軸161を連結するための連結部153と、を備える。
該牽引部材150の牽引ロッド151は、支持プレート110の牽引軸貫通孔113及びロックプレート120の被牽引部124(孔124a)の両方を貫通するように配置される。そして、牽引ロッド151の一端の鍔部151aがロックプレート表面120aから被牽引部124の係合縁部124bに係合するように配置される。他方、支持プレート110の裏面110b側に突出した牽引ロッド151の他端側に、解除レバー152が連結される。解除レバー152基端が支持プレート110の嵌合部113aに嵌合することにより、該解除レバー152が支持プレート110に保持される。そして、該解除レバー152を引くことにより、ロックプレート120を牽引可能である。また、該牽引ロッド151他端には、連結部153が取り付けられている。該連結部153は、アクチュエータ160の駆動軸161を牽引ロッド151他端に連結するように構成されている。すなわち、アクチュエータ160の駆動軸161の後退に連動して、牽引ロッド151が後退して、ロックプレート120を牽引可能である。
すなわち、ロック機構100では、アクチュエータ(キープソレノイド)160の駆動軸161が自由な状態にあるときに、弾性部材140の付勢力によって駆動軸161が付勢位置まで伸びて、ロック状態を形成する。他方、制御部18によって、アクチュエータ160の駆動軸161が牽引位置まで後退(短縮)し、牽引位置を維持するときに、牽引部材150でロックプレート120を牽引してロック解除状態を形成する。
続いて、図8の概略斜視図を参照して、本ロック機構100のロック動作及びロック解除動作について説明する。なお、図8において、説明の便宜上、説明に不要な要素を省略した。
図8(a)は、主車輪11の回転が規制されたロック状態を示すロック機構100の概略斜視図である。このロック状態では、後述するセンサ16,17が車椅子利用者の座乗を検知していない。このような車椅子利用者の座乗が検知されない状態では、制御部18がセンサ信号に基づいて、アクチュエータ160(キープソレノイド)に電流を供給しない。あるいは、車椅子利用者が車椅子10から降りて、検知状態から非検知状態に切り替わったときに、制御部18がアクチュエータ160に逆電流を一時的に供給し、アクチュエータ160の動作を停止させる。このとき、アクチュエータ160が動作せずに駆動軸161が自由な状態にある。そして、弾性部材140の弾性復帰力がロックプレート120に作用することにより、ロックプレート120表面(係合部122)がハブ130内面(被係合部132)に押し付けられる。その結果、該ロック状態では、弾性部材140がロックプレート120の先端側部分を表面120a側に回動させ、係合部122全体がハブ130の被係合部132の一部と噛み合うことにより、主車輪110の回転が規制される。特に、ロックプレート表面120aのうち先端側部分の円弧領域がハブ内面130aの円環領域に優先的に当接することにより、弾性部材140の弾発力を集中的又は局所的に伝達し、係合部122を被係合部132に強く押し付けることが可能である。すなわち、ロック状態では、円弧状の係合部122と円環状の被係合部132が強く面接触し、安定したロック状態が維持されている。
なお、本実施形態では、係合部122の円弧領域の中心角度が約90度である。この係合部122において、その円弧中央がロックプレート120先端に位置し、且つ、その中心角度が60度〜120度程度であることが好ましい。この範囲内であれば、係合部122と被係合部132との接触面積を十分に確保するとともに、弾性部材140による付勢力が集中し、ロックプレート120の係合部122をハブ130の被係合部132により一層強く押し付けることが可能である。
図8(b)は、主車輪11が回転可能なロック解除状態を示すロック機構100の概略斜視図である。このロック解除状態では、後述するセンサ16,17が車椅子利用者の座乗を検知している。ロック状態からロック解除状態に移行するには、センサ16,17が車椅子利用者の座乗を検知したときに制御部18がセンサ情報に基づきアクチュエータ160(キープソレノイド)に電流を一時的に供給してアクチュエータ160を駆動する。すると、アクチュエータ160の駆動軸161が軸方向に後退し、牽引ロッド151をアクチュエータ160が引き寄せる。このとき、牽引ロッド151の鍔部151aがロックプレート表面120aに係合することで、牽引ロッド151の後退とともにロックプレート120がその基端を軸として裏面120b側に回動する。その結果、牽引部材150が弾性部材140を収縮させるとともにロックプレート120の先端側部分を裏面120b側に回動させ、係合部122が被係合部132から離脱したことにより、主車輪11が回転自在となる。なお、アクチュエータ160を操作する代わりに解除レバー152を操作することにより、ロックプレート120を裏面120b側に回動させた状態で維持し、ロック解除することも可能である。
次に、本実施形態のロック機構100を駆動するための車椅子10の(センサ16,17及び制御部18を含む)制御機構について説明する。
本実施形態では、一対の座部センサ16が座部12の座面に配置されている。図9に示すとおり、座部センサ16が配置される座部12には、矩形板状の緩衝材12aと、該緩衝材12aを被覆するカバー材12bとが設けられている。緩衝材12aは、ウレタン等を含む衝撃吸収材料から選択されてもよい。他方、カバー材12bは、合成繊維等を含む繊維材料から選択されてもよい。そして、一対の座部センサ16が緩衝材12aとカバー材12bとの間に配置され、その検知面が上方を向いている。該座部センサ16は、車椅子10の利用者の臀部が座部12の座面に当接したことを検知するように機能する。
本実施形態では、座部センサ16は、薄いシート状の感圧センサであり、その検知面にかかる圧力を測定することが可能である。そして、座部センサ16がシート状であることにより、座部12内部に容易に導入することが可能である。以下、該センサの構造及び動作原理について説明する。
図10は、座部センサ16の構造を示す概略分解図である。ここでは、座部センサ16について説明するが、後述の脚部センサ17も同様の構造を有する。図10に示すとおり、座部センサ16は、面内に電極パターン16a1を有する電極シート16a、該電極パターン16a1を覆うカーボンシート16b、及び、該カーボンシート16bと電極シート16aとの間に配置された枠状のスペーサ16cと、カーボンシート16bの外面を保護する透明な保護シート16dを貼り合わせてなる。電極シート16aは、リード線に接続される2つの端子16a2,16a2を備え、これら端子16a2,16a2は面内で導通していない。そして、検知面に圧力がかからない状態では、スペーサ16cを介して、カーボンシート16bと電極シート16aとが離隔しており、両端子16a2,16a2間が導通されない状態が維持される。そして、検知面に押圧力がかかると、スペーサ16cを介して、カーボンシート16bと電極シート16a(電極パターン16a1)とが部分的に接触し、その接触箇所で電極パターン16a1の一部が電気的に架橋され、電極シート16aの両端子16a2,16a2が導通する。さらに強い押圧力が検知面にかかると、カーボンシート16bと電極パターン16a1との接触(導通)面積が増大し、抵抗値が低くなる。すなわち、該座部センサ16では、押圧力に応じて端子16a2,16a2間の抵抗値が変動し、この抵抗値(電気的情報又は信号)を制御部18で測定することにより、車椅子利用者の座乗の有無を判断することができる。
本実施形態のセンサ16,17に採用した感圧センサは、簡易な機構を有しているため、耐久性及びコストの点で他のセンサよりも有利である。しかしながら、本発明のセンサは、車椅子利用者の座乗を検知可能であれば、感圧センサに限定されす、種々のセンサを選択可能である。例えば、本発明のセンサとして、ピエゾ抵抗式のひずみセンサや、静電容量式の接触センサやリミットスイッチ等を採用してもよい。あるいは、本発明のセンサとして、車椅子利用者の座乗の有無を光学的に検知する赤外線センサを採用してもよい。
制御部18は、図1に示すように、車椅子10の背もたれ部13背後のポケット(図示せず)に配置されている。ただし、該制御部18は、車椅子10のいずれの場所に設置されてもよい。該制御部18は、座部センサ16及びアクチュエータ160に電気的に接続されており、センサ情報に基づいて車椅子利用者の座乗の有無を判断するとともに、アクチュエータ160の動作を制御可能に構成されている。
本実施形態では、1つの制御部18に対し、ロック機構100は、車椅子の一対の主車輪11に対応して対で設置されている。制御部18は、センサ情報に基づいて同時に一対の主車輪11をロックするように、一対のアクチュエータ160を同時に制御することが安全性の観点から好ましい。また、一対のセンサ16,16の両方が車椅子利用者の座乗を検知したときに、制御部18がロック解除を行うようにアクチュエータ160を制御することが安全性の観点から好ましい。しかしながら、本発明は、上記形態に限定されず、片方のセンサ16の情報に基づいて片方のアクチュエータ160のみを制御するように制御部18を設定することも可能である。
本制御部18と、センサ16,17及びアクチュエータ160との関係について図11に示した制御機構のブロック図を参照して、より詳細に説明する。図11に示すとおり、制御部18は、電源部18aと制御回路18bとからなる。本実施形態では、電源部18aは、例えば、充電式乾電池のような小型バッテリであり、車椅子10に容易に搭載可能である。
また、該制御部18は、リード線を介して座部センサ16に電気的に接続されている。制御回路18bが該座部センサ16から信号又は電気的情報(抵抗値変化)を受け取り、車椅子利用者の座乗の有無を判断することができる。つまり、座部センサ16から制御回路18bに出力される抵抗値が(制御部18で予め定められた)閾値以下になると、制御部18が車椅子利用者の座乗を判断する。あるいは、座部センサ16から制御回路18bに出力される抵抗値が閾値を超えると、制御部18が車椅子利用者の不在を判断する。より具体的には、制御部18は、複数の検出された抵抗値に対して演算を行う。すなわち、複数回測定された抵抗値に対して、一定回数以上、閾値以下の抵抗値が検出されたとき、制御部18が車椅子利用者の座乗を判断する。この一定回数を下回るときには、制御部18が車椅子利用者が座乗していないと判断する。これにより、ノイズ等の影響により、車椅子10が誤作動することを防止することができる。
さらに、制御部18は、リード線を介してアクチュエータ160に電気的に接続されている。すなわち、図11に示すとおり、制御部18は、センサ情報に基づく判断に応じて、アクチュエータ160に電流又は電気的信号を出力することにより、アクチュエータ160を駆動し、結果として、ロック機構100を作動させて主車輪11のロックを制御する。
すなわち、本実施形態の車椅子10では、座部センサ16が車椅子利用者の車椅子10への座乗を検知しない場合(つまり、座部センサ16からの抵抗値が閾値より大きい場合)、制御部18によってロック機構100が主車輪11をロックした状態を維持し、座部センサ16が車椅子利用者の車椅子10への座乗を検知した場合(つまり、座部センサ16からの抵抗値が閾値以下の場合)、制御部18によってロック機構100が主車輪11のロックを解除するように動作する。
図1の形態では、車椅子10の座部12のみにセンサ16が配置されているが、本発明はこれに限定されず、車椅子10の様々な位置にセンサを導入することができる。
例えば、本発明の別実施形態の車椅子10は、図12に示すように、座部センサ16に加えて、フットレスト14の載置面14aに脚部センサ17を配置したものである。該脚部センサ17は、テープや接着剤によって載置面14aに貼着され、その検知面が上方を向いている。該脚部センサ17は、車椅子10の利用者の脚部がフットレスト14の載置面14aに当接したことを検知するように機能する。
該脚部センサ17は、座部センサ16と同様に制御部18に接続されており、該脚部センサ17の信号に基づいてアクチュエータ160(ロック機構100の動作)を制御可能である。そして、図12の車椅子10は、センサとして座部センサ16及び脚部センサ17の両方を有しているため、これらセンサを組み合わせて設定することにより、車椅子利用者のニーズに応じた車椅子10の安全な運用を実現することができる。
例えば、車椅子利用者は、使い勝手や障がいの重度に応じて、座部センサ16、脚部センサ17のいずれか一方を選択的に作動させるように制御部18を介して設定することができる。また、脚部センサ17のうちの片足のみを作動するように設定することができる。さらに、座部センサ16、脚部センサ17の両方を作動させるように設定することが可能である。すなわち、両方のセンサ16,17が車椅子利用者の座乗を検知したとき(具体的には、車椅子利用者が座部12の座面に座り、且つ、フットレスト14の載置面14aに脚を乗せたとき)にのみ、ロック機構100が主車輪11のロックを解除するように制御部18を設定してもよい。これにより、車椅子10が車椅子利用者の着座の際に不意に移動することを防止し、より高い安全性を実現することができる。
なお、ここで説明した以外に、背もたれ部13の内面やアームレスト等にもセンサを配置することも可能である。
以下、本実施形態のロック機構100及び車椅子10の作用効果について説明する。
本実施形態のロック機構100によれば、ロックプレート120は、その一端を支点として表面120a側及び裏面120b側に回動(傾動)自在に支持プレート110に支持されている。そして、弾性部材140の弾性復帰力がロックプレート120の先端側部分を表面120a側に回動させるように付勢している。この付勢力によって、ロックプレート表面120aの先端側部分に位置する円弧状の係合部122全体と、主車輪11のハブ130の内面130aに環状に形成された被係合部132の一部とがしっかりと面で噛み合う。したがって、本ロック機構100は、主車輪11の回転を安定的に規制することが可能である。さらに、本ロック機構100では、ロックプレート120の基端側を支点として先端側部分が回動するので、先端側部分の係合部122の円弧面が被係合部132の環状面に対して優先的に面接触する。この構成により、弾性部材140による付勢力がロックプレート120の面全体に分散することを防ぎ、ロックプレート120の係合部122をハブ130の被係合部132に強く押し当てることが可能である。また、同一平面上で複数の係合歯122aと複数の被係合歯132aとが同時に噛み合うため、各歯が摩耗や損傷することを効果的に抑えることができる。他方、ロック解除するには、牽引部材150のアクチュエータ160による牽引力が、ロックプレート120の先端側部分を裏面120b側に回動させる。つまり、牽引部材150でロックプレート120を牽引することにより、係合部122と被係合部132とを離隔させてロック状態を簡単に解除することができる。したがって、本ロック機構100は、簡素な構造でロック状態及びロック解除状態を安定的に形成可能である。これにより、より一層、安全性に配慮した車椅子10を提供することができる。
本実施形態の車椅子は、センサ16,17を利用して制御部18で主車輪11のロック及びロック解除を制御するものである。すなわち、本実施形態の車椅子は、センサ16,17で車椅子利用者の座乗の有無を検知し、電気信号を利用してロック機構100の制御を行い、車椅子10の乗降時に主車輪11をロックして車椅子10の乗降時に転倒する等の事故を防止する。このようなセンサ16,17を利用して電気的な構成を採用したことにより、従来のような機械式の感知プレートを車椅子の座部に組み込むことを必要とせずに、車椅子の座部体積や重量の点で有利である。特に、センサ16,17がシート状の感圧センサであることにより、車椅子利用者の体の一部が該センサ16,17に接触して荷重(圧力)がかかったときに該感圧センサに電気的変化(例えば、抵抗値の低下)が生じる。そして、この電気的変化を制御部18が読み取ることにより、制御部18がアクチュエータ160を作動してロック機構100を制御する。すなわち、センサ16,17を車椅子利用者が座乗時に触れる座部11、背もたれ部12、フットレスト14等に敷くことで簡単に制御機構を車椅子10に導入することができる。また、センサ16,17がシート状の感圧センサであるため、車椅子の座部又はフットレストの厚みや外観をほとんど変更させることなく、制御機構を車椅子10に導入可能である。したがって、本実施形態の車椅子は、車椅子利用者の快適性を犠牲にすることなく、安全性を担保したものである。
(変形例)
本発明のロック機構及び車椅子は、上記実施形態に限定されずに、例えば、以下のように変形可能である。
(1)上記実施形態では、付勢手段が弾性部材(バネ)であるが、該弾性部材を省略してもよい。例えば、アクチュエータにサーボモータを採用し、駆動軸が突出位置(付勢位置)及び後退位置(牽引位置)を維持するように制御してもよい。すなわち、アクチュエータ(サーボモータ)が牽引手段及び付勢手段とを一体的に兼ねてもよい。
(2)上記実施形態では、弾性部材からなる付勢手段が定常的に車椅子をロック状態としているが、本発明の車椅子はこれに限定されない。すなわち、付勢手段に押圧部材(例えば、押圧ロッド、アクチュエータ)を採用し、牽引手段に弾性部材を採用したような、上記実施形態と逆の構成を採用してもよい。より具体的には、牽引手段としての弾性部材がバネの弾性復帰力(収縮力)によってロックプレートを定常的に裏面側に牽引してロック解除状態を形成する。そして、車椅子をブレーキ操作することで、付勢手段としての押圧部材の付勢(押圧)力が、弾性部材を伸長させつつ、ロックプレートを表面側に回動させる。該押圧部材がロックプレートの係合部をハブの被係合部に押し付ける(例えば、アクチュエータの駆動軸がロックプレートを押圧する)ことにより、係合部及び被係合部が噛み合って、ロック機構がロック解除状態からロック状態に移行する。
(3)上記実施形態では、センサ及び制御部によってロック機構を電気的に制御するが、本発明はこれに限定されない。例えば、車椅子からセンサ及び制御部を廃して、アクチュエータの代わりに牽引部材を機械式にワイヤ操作してもよい。つまり、牽引手段は、牽引部材とワイヤとを備えてなる。この場合、牽引部材に連結されたワイヤがハンドブレーキや(例えば、特許文献1のような)ブレーキ制御機構からの入力を伝達することにより、ワイヤがロックプレートを牽引するように動作して、ロック状態からロック解除状態に移行する。
(4)上記説明では、ハンドブレーキとロック機構との関係を省略したが、ハンドブレーキによってロック機構をワイヤ操作できるようにしてもよい。例えば、ハンドブレーキと解除レバーをワイヤ連結することにより、ハンドブレーキによってもロック機構の制御が可能となる。
(5)本発明の各構成部材は、上記実施形態の形状に限定されない。例えば、支持部材は、車椅子のフレームに対してロックプレートを軸支可能であれば、プレート形状でなくてもよい。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 車椅子
11 主車輪
11a 車軸
12 座部
12a 緩衝材
12b カバー
13 背もたれ部
14 フットレスト
14a 載置面
15 支持フレーム
15a 車軸支持部
15b 係止金具
15b1 孔
15b2 突部
16 座部センサ(センサ)
17 脚部センサ(センサ)
18 制御部(制御回路、電源)
100 ロック機構
110 支持部材(支持プレート)
111 回動軸保持部
112 車軸貫通孔
113 牽引軸貫通孔
113a 嵌合部
114 第1バネ保持部
115 嵌合溝
116 回動軸(ボルト)
120 ロックプレート
120a 表面
120b 裏面
121 回動軸貫通部
122 係合部
122a 係合歯
123 車軸貫通孔
124 被牽引部
124a 孔
124b 係合縁部
125 第2バネ保持部
130 ハブ
130a 内面
131 収容部
132 被係合部
132a 被係合歯
133 車軸固着部
134 スポーク用孔
140 弾性部材(付勢手段)
150 牽引部材(牽引手段の一部)
151 牽引ロッド
151a 鍔部
152 解除レバー
153 連結部
160 アクチュエータ又はキープソレノイド(牽引手段の一部)
161 駆動軸
162 筐体
163 リード線

Claims (8)

  1. 車椅子の主車輪の回転をロックするロック機構であって、
    車椅子のフレームに固定される支持部材と、
    基端側で前記支持部材に回動可能に軸支されるとともに、その表面の先端側部分で円弧状に形成された係合部を備えるロックプレートと、
    前記ロックプレートの先端側部分を表面側に付勢する付勢手段と、
    前記ロックプレートの表面側に配置される前記主車輪のハブであって、その一部が前記係合部に対向する環状の被係合部を有するハブと、
    前記ロックプレートの先端側部分を裏面側に回動させるように牽引可能に構成された牽引手段と、を備え、
    ロック状態では、前記付勢手段が前記ロックプレートの先端側部分を表面側に付勢して、前記係合部が前記被係合部の一部と噛み合うことにより、前記主車輪の回転がロックされ、
    ロック解除状態では、前記牽引手段が前記ロックプレートの先端側部分を裏面側に回動させ、前記係合部が前記被係合部から離脱したことにより、前記主車輪が回転自在であることを特徴とするロック機構。
  2. 前記付勢手段が前記ロックプレートの裏面と前記支持部材との間に配置された弾性部材であり、該弾性部材の弾性復帰力によって前記ロックプレート先端の係合部が前記ハブの被係合部に押し付けられることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。
  3. 前記牽引手段は、前記ロックプレート表面に係合して裏面側に牽引するように配置された牽引ロッドを有する牽引部材と、前記牽引ロッドを駆動するアクチュエータとを備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のロック機構。
  4. 前記アクチュエータは、車椅子に設けられた制御部によって制御されることを特徴とする請求項3に記載のロック機構。
  5. 前記アクチュエータは、キープソレノイドであることを特徴とする請求項3又は4に記載のロック機構。
  6. 前記牽引手段は、前記ロックプレート表面に係合して裏面側に牽引するように配置された牽引ロッドを有する牽引部材と、前記牽引ロッドに連結され、前記牽引ロッドを機械式に牽引するワイヤと、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のロック機構。
  7. 前記係合部の円弧領域の中心角が60度から120度であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のロック機構。
  8. 請求項1から7のいずれか一項のロック機構を備えることを特徴とする車椅子。
JP2014182517A 2014-09-08 2014-09-08 ロック機構及び車椅子 Expired - Fee Related JP6006764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014182517A JP6006764B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 ロック機構及び車椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014182517A JP6006764B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 ロック機構及び車椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016054850A JP2016054850A (ja) 2016-04-21
JP6006764B2 true JP6006764B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=55756242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014182517A Expired - Fee Related JP6006764B2 (ja) 2014-09-08 2014-09-08 ロック機構及び車椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6006764B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3138742U (ja) * 2007-10-31 2008-01-17 株式会社ホリックス 車椅子用安全器具
JP2010075634A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP3167094U (ja) * 2011-01-24 2011-04-07 有限会社 メカテックス 自動ブレーキ付き車椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016054850A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105980166B (zh) 脚轮的电动刹车结构
US7339463B2 (en) Infant alert system and methods thereof
JP3750422B2 (ja) 車両用シート
AU2013101184A4 (en) A stroller frame with an automatic brake mechanism actuatable by hand detecting
CN205220929U (zh) 电动平衡车及其踏板组件
JP6055446B2 (ja) ロック機構及び車椅子
US7144025B2 (en) Wheelchair, brake unit therefor, and brake unit for a manually-propelled vehicle
JP2011105278A (ja) 着座検知装置
JP2008183977A (ja) 車両用シート
JP5549197B2 (ja) 着座検知装置
JP6006764B2 (ja) ロック機構及び車椅子
JP3138742U (ja) 車椅子用安全器具
KR101669225B1 (ko) 안전 유모차
JP2012240554A (ja) 車両用シート
WO2023054404A1 (ja) 乗り物用シート
CA2782890C (en) Seat height adjustment actuating device
KR20100125001A (ko) 센서장치를 이용한 의자 미끄럼 방지장치
EP3078540B1 (en) Seat detection apparatus
EP2060960B1 (en) Operation device for vehicle seat and other equipment
JP2010111332A (ja) 電動車
JP5626105B2 (ja) 車両
JP2018098898A (ja) 電動車両の駆動制御装置
JP4860473B2 (ja) ハンドル接続構造
KR102513222B1 (ko) 수동 휠체어의 전동화 장치 및 이를 포함하는 휠체어
JP2008295528A (ja) 車いす

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160602

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160602

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6006764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees