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JP6008526B2 - 開閉体装置 - Google Patents
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Description

本発明は、家屋、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の窓や出入口などの開口部に設置される開閉体部材を開閉する開閉体装置に係り、特に開閉体部材の閉鎖によって暗くなった躯体内を適当な明るさにすることのできる開閉体装置に関する。
一般に、家屋、ビル、工場、倉庫などの構築・構造物内部の窓や出入口などの開口部を仕切るために、シート状、スラット状又はパネル状のスクリーンやシャッターカーテンなどからなる開閉体装置が使用されることが多い。これらの開閉体装置は、遮光性が高く、昼間の日射避けや外部からの目隠し用として使用されることがある。
昼間の日射避けや外部からの目隠し用として好適であると同時に、室内冷房効率を損なわず、省エネルギー対策として有効な開閉体装置として、特許文献1に記載のものが知られている。
実用新案登録第3095903号公報
上述のような従来の開閉体装置は、全閉鎖した場合に、例えば災害時の停電等により、開閉体装置付近の光が僅かだったり又は光が存在しなかったりする、いわゆる暗がりになると、非常口表示や侵入禁止表示等が視認不能になってしまうおそれがあった。
一般住居においては、昼間は窓から採光している。しかし、夏場などは日光による室温上昇を防ぐために上述のような開閉体装置を閉鎖して遮光したりすることが多い。その際、室内全体がいわゆる暗がりになるため、電灯照明が必要になる。一般的な室内の電灯照明は商用電源を用いており、省エネルギー対策の観点から好ましくなく、また、一般的な室内の電灯照明は夜間と同じものを使用しており、夏場に毎日窓を遮光すると体内時計の狂いから体調不良を招くおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、開閉体部材の全閉時であっても十分な採光を得ることのできる開閉体装置を提供することにある。
本発明に係る開閉体装置の第1の特徴は、構造物躯体の開口部を閉鎖する開閉体の前記構造物躯体外側に太陽電池手段を設け、前記開閉体の前記構造物躯体内側に前記太陽電池手段の起電力によって発光する発光手段を設けたことにある。
開閉体装置は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構造物躯体における、出入口や窓部、あるいは構造物内部の通路や空間などの開口部などを開閉移動するものである。開閉体が開口部を閉鎖することによって構造物躯体内が遮光され、暗くなることがある。そこで、この発明では、構造物躯体外側となる開閉体の外側面に太陽電池手段を設け、太陽電池手段による起電力によって発光する発光手段を構造物躯体内側となる開閉体の内側面に設け、開閉体が閉鎖して構造物躯体内側が暗くなった場合でも開閉体内側面の発光手段からの発光によって採光可能とした。
本発明に係る開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記開閉体は前記構造物躯体の開口部の側端部に設けられた出入口部を介して移動動作して前記開口部を閉鎖する複数のスラットから構成され、前記太陽電池手段は前記スラット表面に設けられたフィルム状の太陽電池で構成され、前記発光手段は前記フィルム状の太陽電池の受光面とは反対側の面に設けられた複数のLEDで構成され、前記LEDの発光部は前記スラットに設けられた開口部を介して前記構造物躯体内側を照明することにある。この発明では、開閉体がスラットで構成され、構造物躯体外側となるスラット表面にフィルム状太陽光電池手段を設け、このフィルム状太陽電池の裏面に発光手段としてLEDを設け、LEDの発光部をスラットに設けた開口部から構造物躯体内側を照明するように構成したものである。フィルム状太陽電池を用いることで、スラットの平面性を維持することができる。また、LEDを用いて構造物躯体内側を照明することによって、太陽光に比べてLEDの発光は構造物躯体内の温度上昇を抑制することができるので、省エネルギー対策上有利である。
本発明の開閉体装置によれば、開閉体部材の全閉時であっても十分な採光を得ることができるという効果がある。
本発明に係るシャッター装置の概略構成を示す図である。 図1の発光部材がシャッターカーテンに取り付けられた状態を示す側面図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体手段として上下に開閉制御されるシャッター装置を例に説明する。図1は、本発明に係るシャッター装置の概略構成を示す図である。図1(A)はスラットから構成されるシャッターカーテンを示す図である。図1(B)はシャッターカーテンを構成する各スラット表面に取り付けられるフィルム状の太陽電池とその裏面に設けられたLED群とからなる発光素子部材を示す図である。図2は、図1の発光部材がシャッターカーテンに取り付けられた状態を示す側面図である。
開閉体装置に用いられるシャッターカーテンなどの開閉体は、多数のスラットを上下方向(閉鎖方向や移動方向)に多数連結することによって形成されている。図1(A)は、6枚のスラット11〜16がそれぞれの連設された様子を示している。図1(A)に示すように、各スラット11〜16は、上端部に形成された第1カール部と下端部に形成された第2カール部を有し、スラット11の第2カール部にスラット12の第1カール部が挿入係合されることによって、スラット11とスラット12は上下に連設されている。同様にして、スラット12〜16も図示のように連設されている。図1(A)に示すように、各スラット11〜16には、図1(B)に示すLED(発光素子)の嵌め込まれる開口部を有する。
図1(B)は、図1(A)の6枚のスラット11〜16にそれぞれ取り付けられる発光部材の構成を示す。発光部材はフィルム状太陽電池21〜26と、これらのフィルム状太陽電池21〜26からの起電力を取り出してLEDに供給する電極線21a〜26a,21b〜26bと、これらの電極線21a〜26a,21b〜26b間に配置されたLED群とから構成される。フィルム状太陽電池21〜26には、スラット11〜16の開口部に合わせて、それぞれ12個のLEDが取り付けられている。フィルム状太陽電池21〜26は、図の裏面側が太陽光を受光する面である。なお、適宜、フィルム状太陽電池21〜26からLED群までの回路に抵抗や定電流ダイオードを用いた保護回路を設け、この保護回路を介してLED群に電流を供給するようにすることが好ましい。
従って、図2に示すように、フィルム状太陽電池21〜26は室外側のシャッターカーテン表面に設けられるので、シャッターカーテンの全面は太陽光の受光面となり、LED群を発光させる十分な電力を得ることができる。また、日中の暑さ対策のために、窓などのシャッターを閉鎖したときの電灯明を太陽電池による照明とし、かつ、この照明をシャッターカーテンからの照明とすることができる。図2に示すように、室外側は、赤外線を有する太陽光が存在するが、シャッターカーテンを用いて窓などの開口部を閉鎖することによって、太陽光を遮り、室温上昇を押さえながら、室内を温めにくいLED光にて室内を照明することができる。さらに、昼間の光の入り具合を再現でき、LED付きのフィルム状太陽電池をシャッターカーテン表面に添付するだけでよく、電気配線等を省略することできる。また、空調電力を低減でき、太陽光発電として窓部分を有効に活用することができる。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるシャッターカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
上述の実施の形態では、シャッターカーテンのスラットの長手方向に太陽電池の配線を施してあるので、配線が簡単であるというメリットがある。また、太陽電池を保護するための保護シートや透明シートを設けてもよい。フィルム状太陽電池をスラットとスラットの接続であるインターロック部に間隙を設けて配置しているが、フィルム状太陽電池の下側を長くして、下側のフィルム状太陽電池と一部分が重畳するようにしてもよい。また、上述の実施の形態では、フィルム状太陽電池を断面形状が略凹状のスラットの外側平坦部(図2においてシャッターカーテンの左側)に設ける場合について説明したが、略凹状スラットの内側平坦部側(図2においてシャッターカーテンの右側)を室外として、そこにフィルム状太陽電池を設けてもよい。この場合、シャッターカーテンの巻取り時にフィルム状太陽電池が他のシャッターカーテンに接触することを防止することが可能となる。上述の実施の形態では、シャッターカーテンの全スラットにフィルム状太陽電池を設ける場合について説明したが、奇数又は偶数番目のスラットに1のフィルム状太陽電池を設けてもよい。また、複数枚のスラットに対して1のフィルム状太陽電池を設けてもよい。1枚のスラットに設けたフィルム状太陽電池では十分な電力を得ることができない場合には、フィルム状太陽電池を複数枚のスラットに設け、LEDをその中の1のスラットに設け、スラット間のフィルム状太陽電池の電極をフィルム状の配線を介して接続してもよい。スリットを有するスリットシャッターのスリット部にフィルム状太陽電池とLEDを設けてもよい。LEDには白色LEDを使用しているが、外部日光の光量に応じて特定色のLEDのみが発光するようにしてもよい。上述の実施の形態では、スラットにフィルム状太陽電池とLEDを設ける場合について説明したが、ロールスクリーン装置のスクリーンとしてフィルム状太陽電池を使用し、その内側にLEDを設けるようにしてもよい。
11〜16…スラット、
21〜26…フィルム状太陽電池、
21a〜16a,21b〜26b…電極線

Claims (2)

  1. 構造物躯体の開口部を閉鎖する開閉体の前記構造物躯体外側に太陽電池手段を設け、前記開閉体の前記構造物躯体内側に前記太陽電池手段の起電力によって発光する発光手段を備えた開閉体装置において、
    前記開閉体は前記構造物躯体の開口部の側端部に設けられた出入口部を介して移動動作して前記開口部を閉鎖する複数のスラットから構成され、
    前記太陽電池手段は前記スラットの平面性を維持するように前記スラット表面に設けられた太陽電池で構成され、
    前記発光手段は前記太陽電池の受光面とは反対側の面に設けられた複数のLEDで構成され、
    前記LEDの発光部は前記スラットに設けられた開口部を介して前記構造物躯体内側を照明することを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、前記太陽電池手段はフィルム状の太陽電池で構成され、前記スラットの1又は複数枚の表面に設けられることを特徴とする開閉体装置。
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