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JP6009879B2 - 携帯用電子端末装置 - Google Patents
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Description

本発明は、携帯用電子端末装置、特に、入力操作用のスタイラスペンを着脱自在に収容する機構を備えた携帯用電子端末装置に関する。
タブレット型コンピュータ、電子辞書、携帯用電子ゲーム機等の携帯用電子端末装置において、液晶ユニット等の表示装置の表面にはタッチパネル等の入力装置が設けられている。これらタッチパネルは、ユーザの手指を直接パネル表面に接触、或いは接近させることによって入力操作可能であるだけでなく、スタイラスペン等のポインティングデバイス等をも用いて入力操作することが可能である。
そのため、近年の携帯用電子端末装置においては、スタイラスペンを着脱自在に収容する各種の機構を備えたものが開発されている。例えば、下記特許文献1(特開平11−305928号公報)は、タッチペンを収容するための収納溝の開口部を、携帯用電子機器の筐体の一側面から隣接面に掛渡るように形成し、収納溝内部にタッチペンを弾性保持する保持手段を設けたことにより、タッチペンの軸心に対して平行或いは垂直のいずれの方向からでも収納、取出し可能としたタッチペンの収納構造を開示している。
また、下記特許文献2(特開平7−175573号公報)は、スタイラスペンを、ペン本体とペンの外周面の一端から突出してペンの軸部に沿って延在したペンホルダ部とから構成し、スタイラスペンがコンピュータ本体のペン収容部に収納された際にペンホルダ部とスタイラスペンの外周面でペン収容部の薄壁部を峡持する構造を開示している。なお、このペンホルダ部はペンの外周面と一端で接続されているので弾性を有している。
特開平11−305928号公報 特開平7−175573号公報
上記特許文献1に開示されたように、スタイラスペン収容部の内部に弾性のある保持手段を成形するためには、金型を使用する都合上、ハウジング内部の弾性保持手段の周囲等に食切り穴を形成することによって保持手段が弾性を有するようにしなければならなかった。ハウジング内部このような穴が形成されていると、ユーザがハウジングに水をこぼしたりした際に、水分が本体内部に浸入し、装置が故障する恐れがあった。
また、上記特許文献2のように、スタイラスペン側に弾性のあるペンホルダ部等を形成した場合は、ペンホルダ部とペン本体との接続部分に応力が加わった場合に破損しやすいという問題がある。
そこで、本発明の目的は、スタイラスペンを着脱自在に収容する機構を備えた携帯用電子端末装置において、本体側に食切り穴の形成を必要とする弾性手段を設けたり、スタイラスペン側に破損の恐れがある弾性手段を設けたりすることなく、スタイラスペンを本体に係止する構造を提供することである。
本発明は、スタイラスペンを着脱自在に収容するスタイラスペン収容部を備えた携帯用電子端末装置であって、前記スタイラスペン収容部は、スタイラスペン収容空間と、該スタイラスペン収容空間内部に向けて突出する第1の突起と該第1の突起に対してはす向かいの位置から前記スタイラスペン収容空間内部に向けて突出する第2の突起とを有する係止部と、を備え、前記スタイラスペンは、ペン本体と、該ペン本体の中心軸に沿って側面から径方向外側に突出した平板状のタブと、を備え、該タブの第1の面に前記第1の突起に係合する第1の溝を備え、前記タブの第2の面に前記第2の突起に対応する位置に第2の溝を備えることを特徴とする。
本発明の携帯用電子端末装置によれば、携帯用電子端末装置のスタイラスペン収容空間に収容する際に、スタイラスペン収容空間内部に向けて突出する第1の突起とそれに対して斜向かいの位置からスタイラスペン収容空間内部に向けて突出する第2の突起とを有する係止部に、スタイラスペンに設けられたタブ部両面の溝を係止させることができる。これにより、スタイラスペン収容空間内部に、スタイラスペンを係止するための弾性手段を形成する目的で食切り穴等を形成する必要がなくなり、水等の汚損物質が内部に浸入することを防止することが可能となる。また、スタイラスペン側にも破損の恐れのある弾性手段を形成する必要をなくすことがかのうとなり、スタイラスペンの寿命を延ばすことが可能となる。
また、本発明の一態様において、前記タブの厚さは、前記第1の突起と前記第2の突起とが正対した場合の突起間の仮想距離よりも大きく、かつ前記第1の突起と前記第2の突起の実際の最短距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、タブの厚さを、第1の突起と第2の突起とが正対した場合の突起間の仮想距離よりも大きく、かつ第1の突起と第2の突起の最短距離よりも小さくすることによって、第1の突起と第2の突起の間に円滑に挿入できるようにする同時に、両突起と溝との係合状態が簡単に解除されることがないようにできる。
また、本発明の一態様において、前記第1の突起と前記第2の突起は非対称の形状であることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、第1の突起と第2の突起の形状が対称な形状ではないので、第1の溝と第1の突起間の係合力と第2の溝と第2の突起間の係合力に変化をもたせることが可能になり、突起と溝との係合状態を解除しやすくでき、スタイラスペンをスタイラスペン収容空間内部から引き抜きやすくすることができる。
また、本発明の一態様において、前記スタイラスペン収容部は前記係止部の周囲にスロット状の開口部を有しており、前記スタイラスペンが前記スタイラスペン収容部に収容された際に、前記開口部から前記タブの一部が外部に突出することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、スタイラスペンがスタイラスペン収容空間内部に収容された際に、タブの一部分がスロット状の開口から外部に突出する。そのため、ユーザは、この突出した部分を手指で引っ掛けて引っ張ることによって、スタイラスペンをスタイラスペン収容開口から引き外すことができる。
本発明の携帯用電子端末装置によれば、スタイラスペンを着脱自在に収容する機構を提供するとともに、本体側に食切り穴の形成を必要とする弾性手段を設けたり、スタイラスペン側に破損の恐れがある弾性手段を設けたりすることなく、スタイラスペンを本体に係止する構造を提供することが可能となる。
図1Aは、本実施形態のタブレット型コンピュータ10の正面図、図1Bは平面図、図1Cは左側面図である。 図2は、本実施形態のタブレット型コンピュータ10からスタンドを取り外した状態で前方を上にして見た外観斜視図である。 図3は、図2のタブレット型コンピュータ10からスタンドを取り外した状態で後方を上にして見た外観斜視図である。 図4は、図2のスタンドを取り外した状態のタブレット型コンピュータ10を、正面を上にして分解した分解斜視図である。 図5Aは、図4のIVA部分を上下を反転させた拡大図であり、図5Bは、図4のIVB部分の拡大図である。 図6は、図2をVI-VI線で切断した拡大断面図である。 図7Aは、スタイラスペンを、スタイラスペンのタブの第1の面を上にした状態の外観斜視図、図7Bは、スタイラスペンを、スタイラスペンのタブの第2の面を上に下状態の外観斜視図である。 図8は、図7AのスタイラスペンをVIII−VIII線で切断した拡大断面図である。 図9は、タブレット型コンピュータ10にスタイラスペンを収容した状態の外観斜視図である。 図10は、図9のX-X線断面図であり、タブレット型コンピュータ10とスタイラスペンとの係合状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の携帯用電子端末装置としてタブレット型コンピュータを一例として説明するものであって、本発明をこのタブレット型コンピュータに限定するものではなく、電子辞書、携帯用電子ゲーム機等、特許請求の範囲に記載された他の形態の携帯用電子端末装置にも等しく適用されるべきものである。
なお、以下の説明において、前、後ろ、上、下、右側、左側という場合、図1Aに示すタブレット型コンピュータ10の紙面上方を上、紙面下方を下、紙面右手を右側、紙面左手を左側、図1Cにおける紙面右側を前、紙面左側を後ろというものとする。
図1を参照して、本実施形態のタブレット型コンピュータ10の構成について説明する。なお、図1Aは、本実施形態のタブレット型コンピュータ10の正面図、図1Bは平面図、図1Cは左側面図である。タブレット型コンピュータ10は、本体100と、本体100に着脱自在に収容されるスタイラスペン200(図2参照)を備えて構成される。本体100は、それぞれ樹脂で形成された前部ハウジング110、後部ハウジング120から成るハウジングと、スタンド130を備えて構成される。前部ハウジング110は矩形状の前面111を備え、前面111には矩形状の開口112が形成される。前面111の裏側には液晶表示パネルユニット等の表示装置、及びその表面に取付けられたタッチパネル等の入力装置(以下、タッチスクリーン)113が保持されて、開口112の内側の部分が画像表示領域として前方から視認可能、また操作入力領域として前方からユーザの手指やスタイラスペン200によって操作できるようにされる。
後部ハウジング120は前部ハウジング110の形状に対応した矩形状であり、タッチスクリーン113、及びハウジング内部に配置される制御基板を前部ハウジング110、又は後述するセパレータ150(図4参照)との間に収容し保護する。スタンド130は後部ハウジング120の後部下側に係止手段(図示せず)によって取り付けられる。スタ
ンド130は、前部ハウジング110及び後部ハウジング120に対して平行方向に延在するハウジング取付け部131と前部ハウジング110及び後部ハウジング120に対して所定角度で後方へ向けて突出した突出部132より構成される。
このスタンド130は、タブレット型コンピュータ10をテーブル等の支持面上に置いた際に、スタンド130の底面133と突出部132の先端部とで本体100を所定角度、つまりタッチスクリーン113が支持面に対して垂直に近い角度で支えることができる。一方、スタンド130は、突出部132の先端部と後部ハウジング120の上面121を支持面上に載置することによって、液晶表示パネルユニット113を水平に近い状態で支持することが可能となる。
図2、図3を参照してタブレット型コンピュータ10の前部ハウジング110と後部ハウジング120及びスタイラスペン200についてさらに詳細に説明する。なお、図2は、本実施形態のタブレット型コンピュータ10からスタンドを取り外した状態で前方を上にして見た外観斜視図であり、図3は、図2のタブレット型コンピュータ10からスタンドを取り外した状態で後方を上にして見た外観斜視図である。前部ハウジング110の上面114と左側面115の接合部分付近、及び、後部ハウジング120の上面121と左側面122との接合部付近には、スタイラスペン200を挿入するための開口140が設けられる。この開口140は、大部分が前部ハウジング110の上面114と後部ハウジング120の上面122に形成されており、一部が前部ハウジング110の左側面115、及び後部ハウジング120の左側面122に形成される。さらに開口140から左側面115、左側面122にかけてスロット141が形成される。開口140とスロット141は互いに連通している。なお、この開口140、及びスロット141部分については後で詳細に説明する。
この開口140には、矢印Pの向きにスタイラスペン200を挿入することが可能であり、挿入されるとスタイラスペン200のペン本体の部分は前部ハウジング110と後部ハウジング120の内部に形成されるスタイラスペン収容部(後述)に着脱自在に収容される。
次に、図4〜図6を参照して、上記開口140、スロット141、及び前部ハウジング110と後部ハウジング120の内部に形成されるスタイラスペン収容部について説明する。なお、図4は、図2のスタンドを取り外した状態のタブレット型コンピュータ10を、正面を上にして分解した分解斜視図であり、図5Aは、図4のIVA部分を上下を反転させた拡大図であり、図5Bは、図4のIVB部分の拡大図であり、図6は、図2をVI-VI線で切断した拡大断面図である。
前部ハウジング110は、上述した前面111、上面114、左側面115に加えて底面116、右側面117を有し、額縁のフレームのような構造をしている。前部ハウジング110の後面側にはセパレータ150が収容される。セパレータ150はハウジングと同じように樹脂で形成される。セパレータ150は、前部ハウジング110よりもわずかに小さな寸法を有しており、上面151、左側面152、底面153、右側面154、及び背面155を備えて構成される。これら上面151、左側面152、底面153、右側面154、及び背面155は収容空間SSを形成しており、この収容空間SSと前部ハウジング110の前面111の後ろ側との間にタッチスクリーン113が収容保持される。
セパレータ150の左側面152の背面155側にはさらに左方向に張り出した延出部156が形成され、延出部156の左端部には前方へ突出した左壁面157が設けられる。セパレータ150の左側面152、延出部156、左壁面157は樋状の断面形状を有している。セパレータ150が前部ハウジング110の後面に収容された際に、前部ハウ
ジング110の前面111の後面と、セパレータ150の左側面152、延出部156、左壁面157によってスタイラスペン収容部PSが形成される。
このスタイラスペン収容部PSと収容空間SSとは左側面152によって完全に隔てられており、例えばスタイラスペン収容部PSから収容空間SSに対して水分等は浸入できないようにされている。
後部ハウジング120は、上面121、左側面122、底面123、右側面124、背面125を備えて構成される。これら上面121、左側面122、底面123、右側面124、背面125と、セパレータ150との間に形成される空間には、タブレット型コンピュータ10の制御基板(図示せず)が収容される。
スタイラスペン200を挿入するための開口140、及びスロット141は、前部ハウジング110と後部ハウジング120の接合部分にそれぞれ対称に形成された半円形の凹部と半スロットにより構成される。つまり、前部ハウジング110の上面114の左端部付近から左側面115の上端部付近にかけて形成された半円形の第1の凹部140A、第1の凹部140Aの左端部から左側面115にかけて下方に向かって左側面115を長方形状に切り欠いて形成された第1の半スロット141A、及び、後部ハウジング120の上面121の左端部付近から左側面122の上端部付近にかけて形成された半円形の第2の凹部140B、第2の凹部140Bの左端部から左側面122にかけて下方に向かって左側面122を長方形状に切り欠いて形成された第2の半スロット141Bから構成される。
前部ハウジング110と後部ハウジング120とが互いに結合された際に、第1の凹部140Aと第2の凹部140Bは円形の開口140を形成し、第1の半スロット141Aと第2の半スロット141Bは開口140の左側に連通したスロット141を形成する。
さらに、前部ハウジング110に設けられた半スロット141Aの内部側には左側面115とほぼ平行に第1のリブ142Aが形成される。第1のリブ142Aには、後方へ向けて(図5Aでは上方)突出した第1の係止突起143Aが形成される。第1の係止突起143Aの形状は鋭角な三角形状であるが、本実施例はこの形状に限定されず、先端部分が突出した多角形状等であってもよい。
また、第2の半スロット141Bの内部側には左側面122とほぼ平行に第2のリブ142Bが形成される。第2のリブ142Bには、前方へ向けて突出した第2の係止突起143Bが形成される。第2の係止突起143Bの形状は、第1の係止突起143Aよりも鈍角な三角形状、或いは台形、半円形等である。第1のリブ142Aと第2のリブ142Bは、前部ハウジング110と後部ハウジング120とが互いに結合された際に、スロット141の内部で互いに正対した位置となる。
それに対して、図6に示すように、第1のリブ142Aに形成された第1の係止突起143Aと第2のリブ142Bに形成された第2の係止突起143Bは、互いに正対した位置関係になく、第2の係止突起143Bが第1の係止突起143Aよりもスロット141の奥側、つまり下方(図6では左側)に位置することになる。すなわち、第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bは互いにスロット141を挟んではす向かいの位置関係にある。
ここで、図6に示すように、第1の係止突起143Aと第2の係止突起143B間の最短の幅をWr(以下、突起間最短距離Wrという)とし、第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bが正対した位置にあった場合の突起間の仮想距離をWi(突起正対仮想距離Wi)とするとWr>Wiとなる。
次に、図7、図8を参照して本実施形態のスタイラスペン200について説明する。なお、図7Aは、スタイラスペンを、スタイラスペンのタブの第1の面を上にした状態の外観斜視図、図7Bは、スタイラスペンを、スタイラスペンのタブの第2の面を上に下状態の外観斜視図であり、図8は、図7AのスタイラスペンをVIII−VIII線で切断した拡大断面図である。
スタイラスペン200は樹脂で形成される。また、スタイラスペン200は円柱状のペン本体210を有している。ペン本体210の一端には先細りになったポインタ211が形成され、タッチスクリーン113の表面を押圧することによって入力操作を行うことができる。このポインタ211は比較的柔らかい樹脂で形成される。ポインタ211とペン本体210とは同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。ペン本体210のポインタ211に近い部位には、周囲に環状の溝213が複数形成されており、ユーザが手で把持する際の滑り止めとして機能する。ペン本体210のポインタ211とは反対側の端部212には、ペン本体210の中心軸に沿って側面から一方の径方向外側に突出した平板状のタブ220が形成されている。
タブ220のペン本体210の中心軸方向の長さは、本体100に形成されたスロット141の長さに対応しており、スタイラスペン200が本体100の開口140からスタイラスペン収容部PSに挿入された際に、タブ220がスロット141にぴったりと収容される長さとされる。また、タブ220の径方向の幅は、タブ220がスロット141に収容された際にその外端部分がスロット141からハウジングの左側面115、122を超えて外部に突出する大きさとされる。
また、タブ220の第1の面221Aと第2の面221Bとの間の厚さWt(以下、タブ厚さWt)は、突起間最短距離Wr>タブ厚さWt>突起正対仮想距離Wiであり、スロット141内に突出した第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bとの間を通過できるようにされる。
タブ220には、ペン本体210の端部212からタブ220の最も外側の端部にかけて、タブ220の他の部位よりも肉厚にして縁取った外縁部222が設けられる。外縁部222は、タブ220のポインタ側の端部には形成されない。
タブ220の第1の面221Aには第1の溝223Aが形成され、第2の面221Bには第2の溝223Bが形成される。第1の溝223A、第2の溝223Bはそれぞれペン本体210の軸方向に対して垂直方向に形成される。これら第1の溝223Aと第2の溝223Bは、図8に示すように、タブ220の第1の面221Aと第2の面221Bの対応する位置に形成されるのではなく、互いにずれた位置に形成される。具体的には、第1の溝223Aはポインタ211とは反対側の端部212に近い位置に形成されるのに対し、第2の溝223Bはポインタ211に近い位置に形成される。
次に、スタイラスペン200を、図2、図3の矢印Pで示すようにタブレット型コンピュータ10の本体100の開口140に挿入する場合について、図9、図10を参照して説明する。なお、図9は、タブレット型コンピュータ10にスタイラスペンを収容した状態の外観斜視図であり、図10は、図9のX-X線断面図であり、タブレット型コンピュータ10とスタイラスペンとの係合状態を示す図である。
スタイラスペン200のペン本体210を、開口140を介して前部ハウジング110の前面111の裏面、セパレータ150の左側面152、延出部156、左壁面157に
よって囲まれるスタイラスペン収容部PSに挿入し、スタイラスペン200のタブ220をスロット141に挿入すると、図9に示すように、タブレット型コンピュータ10にスタイラスペン200を収容して係合させることが可能となる。
この挿入操作の際に、スタイラスペン200のタブ220の第1の面221Aの前端部分が第1の係止突起143Aに当接する。そのため、タブ220の進行方向が第1の係止突起143Aを乗り越えるような向きに変化する。次いで、タブ220の第2の面221Bの前端部分が第2の係止突起143Bに当接する。それによりタブ220は進行方向を第2の係止突起143Bを乗り越えるような向きに再び変化させ、第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bの間を通過する。すると、タブ220の第1の溝223Aが第1の係止突起143Aに係止されると同時に、第2の溝223Bが第2の係止突起143Bに係止される。このようにして、スタイラスペン200はタブレット型コンピュータ10の本体100に係止される。
スタイラスペン200のタブ220が第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bの間を通過し、第1の溝223Aと第1の係止突起143Aが係止され、同時に第2の溝223Bと第2の係止突起143Bが係止される瞬間に、係止突起と溝との間で生じる接触によってクリック音が発生する。このクリック音によって、ユーザはスタイラスペン200がタブレット型コンピュータ10のスタイラスペン収容部PSに確実に収容されたことを認知することが可能となる。
このとき、スタイラスペン200のタブ220の外縁部222はタブレット型コンピュータ10の本体100のスロット141から外部(左側)に突出しており、ユーザは、この外縁部222を手指で引っ掛けて上方へ引き上げることによって、上記タブ220の溝223A、223Bと本体100のスロット141の係止突起143A、143Bとの係合を解除し、スタイラスペン200をタブレット型コンピュータ10の本体100から引き外すことができる。
以上、説明したように、本実施形態のタブレット型コンピュータ10においては、本体の内部にスタイラスペン200を収容するためのスタイラスペン収容部PSと、スタイラスペンを挿入する開口140を形成し、その開口部付近にスタイラスペン収容部PSに向けて突出した第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bをはす向かいの位置に形成し、スタイラス200には、上記の係止突起に対応した第1の溝223Aと第2の溝223Bを備えるタブ220を設けることによって、タブレット型コンピュータ10の内部に食切り穴等の形成が必要な弾性部材等を設けることなく上記二つの係止突起と溝相互の係止によりスタイラスペン200をスタイラスペン収容部PSに収容・係止することが可能となる。
また、食切り穴等を形成しないので、水分などが開口140からスタイラスペン収容部PSに浸入した場合でも、それらの水分が収容空間SSに浸入してタッチスクリーン130を汚損することを防止することが可能となる。また、前部ハウジング110、後部ハウジング120、セパレータ150の製造の際に食切り穴の形成が不要となるので、樹脂成型の際の金型の構造を一層簡単にすることができ、製造コストを抑えることも可能となる。
なお、上記実施形態においては、スタイラスペン収容部PSを本体100の左側に鉛直方向に形成し、開口140を上面114、121に形成した例について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、スタイラスペン収容部PSを本体の右側に鉛直方向に設けたり、或いは上部又は下部に水平方向に設けたりしてもよい。その場合は、開口140もスタイラスペン収容部PSに対応した位置に形成すればよい。
また、上記実施形態においては、スタイラスペン200のタブ220の第1の面221Aに設けられた第1の溝223Aと第2の面221Bに設けられた第2の溝223Bの位置が第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bの位置に対応して互いにずれた位置にある場合について説明したが、本発明は上記に限られず、上記の溝に加えて、第1の面221Aに上記第2の溝223Bの正反対の位置に溝を形成し、第2の面221Bに上記の第1の溝223Aの正反対の位置に溝を形成するようにしてもよい。こうすることにより、タブ220の第1の面221Aと第2の面221Bで溝の位置が一致しているため、美観を向上させることが可能となる。しかしながら、この場合は、タブ220を第1の係止突起143Aと第2の係止突起143Bとの間に挿入した際に完全に、係止状態となるまでに2回クリック音が発生する。そのため、ユーザが、1回クリック音が発生した段階で完全な係止状態であると誤って判断してしまう可能性がある。そのため、上記実施形態で説明されているように、それぞれの面に一つの溝が形成される方が望ましい。
10 タブレット型コンピュータ
100 本体
110 前部ハウジング
111 前面
112 開口
113 タッチスクリーン
114 上面
115 左側面
116 底面
117 右側面
120 後部ハウジング
121 上面
122 左側面
123 底面
124 右側面
125 背面
130 スタンド
131 ハウジング取付け部
132 突出部
140 開口
140A 第1の凹部140A
140B 第2の凹部140B
141 スロット
141A 第1の半スロット
141B 第2の半スロット
142A 第1のリブ
142B 第2のリブ
143A 第1の係止突起
143B 第2の係止突起
150 セパレータ
151 上面
152 左側面
153 底面
154 右側面
155 背面
156 延出部
157 左壁面
200 スタイラスペン
210 ペン本体
211 ポインタ
212 ポインタとは反対側の端部
213 環状の溝213
220 タブ
221A 第1の面
221B 第2の面
222 外縁部
223A 第1の溝
223B 第2の溝

Claims (4)

  1. スタイラスペンを着脱自在に収容するスタイラスペン収容部を備えた携帯用電子端末装置であって、
    前記スタイラスペン収容部は、スタイラスペン収容空間と、該スタイラスペン収容空間内部に向けて突出する第1の突起と該第1の突起に対して斜向かいの位置から前記スタイラスペン収容空間内部に向けて突出する第2の突起とを有する係止部と、を備え、
    前記スタイラスペンは、ペン本体と、該ペン本体の中心軸に沿って側面から径方向外側に突出した平板状のタブと、を備え、該タブの第1の面に前記第1の突起に係合する第1の溝を備え、前記タブの第2の面に前記第2の突起に対応する位置に第2の溝を備えることを特徴とする携帯用電子端末装置。
  2. 前記タブの厚さが、前記第1の突起と前記第2の突起とが正対した場合の突起間の仮想距離よりも大きく、かつ前記第1の突起と前記第2の突起の最短距離よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の携帯用電子端末装置。
  3. 前記第1の突起と前記第2の突起が非対称の形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用電子端末装置。
  4. 前記スタイラスペン収容部が前記係止部の周囲にスロット状の開口部を有しており、前記スタイラスペンが前記スタイラスペン収容部に収容された際に、前記開口部から前記タブの一部が外部に突出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯用電子端末装置。
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