JP6011866B2 - 廃棄体埋設用の処分坑道および廃棄体の埋設処分方法 - Google Patents
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(2)「坑道内周すき間」に空間が残っていると支保工の劣化が生じた場合や地山のせりだし変形が発生した場合に偏圧が作用して廃棄体の健全性を損なう。
(3)「坑道内周すき間」が地下水の通り道になりやすいため、将来、廃棄体から放射性物質が漏出してきた場合に容易に施設外に移動する経路になりやすい。
図1に示すように、本発明に係る実施例1の廃棄体埋設用の処分坑道100は、放射性廃棄体20を埋設するための横坑型の処分坑道であって、廃棄体20を定置するための台座22を備え、この台座22が坑道延長方向視で坑道底部24の左右に間隔を隔てた位置においてそれぞれ坑道延長方向に延在しており、かつ、棒状要素26を組み合わせてなる骨組構造である。
廃棄体20と坑道内壁28との間の坑道内周すき間C(すき間空間)を充てんするために、この坑道内周すき間Cの天端部30から図示しないベントナイト系材料からなる粒状のペレット(粒状の遮水材料)を落下させた場合に、坑道底部24の左右の台座22までこぼれ落ちたペレットは台座22の骨組構造の内部を通過して左右の台座22に挟まれた坑道底部24の中央に到達する。したがって、この坑道底部24の中央のすき間C1を、台座22の上方に存在する坑道内周すき間C0と同等の充てん密度でペレットを充てんすることができる。
図2に示すように、本発明に係る実施例2の廃棄体埋設用の処分坑道200は、上述した実施例1において、左右の台座に、作業用の足場板32を取り外し可能に設けたものである。足場板32は矩形の平板状であり、台座上の坑道内周すき間Cにおいて坑道延長方向に複数枚並設される。
坑道を埋め戻して閉鎖するまでの監視期間においては左右の台座34に足場板32を装着しておくことで、監視作業員Pが坑道内を歩いて移動しやすくなる。坑道を埋め戻して閉鎖する際には、左右の台座34から足場板32を撤去してから、坑道内周すき間Cの天端部30から図示しないペレットを落下充てんすることによって、ペレットは左右の台座34の骨組構造を通過して底部24中央にこぼれ落ちるため、この底部24中央の坑道内周すき間C1と、左右の台座34の上方に存在する坑道内周すき間C0とをペレットにより同等の充てん密度で充てんすることができる。
図3に示すように、本発明に係る実施例3の廃棄体埋設用の処分坑道300は、上述した実施例1において、左右の台座に、ベントナイト系材料からなる粒状のペレット(粒状の遮水材料)の粒径よりも大きなサイズのものが通過可能な編み目構造またはスリット構造の作業用の足場板36を設けたものである。あるいは、上述した実施例2の足場板32を取り外し可能な構造にする代わりに、ペレットが通過可能な編み目構造またはスリット構造にしたものということができる。
坑道を埋め戻して閉鎖するまでの監視期間においては監視作業員Pが坑道内を歩いて移動しやすくなる。坑道を埋め戻して閉鎖する際には、坑道内周すき間Cの天端部30からペレットを落下充てんすることによって、ペレットは編み目構造またはスリット構造の足場板36を通過し、さらに左右の台座34の骨組構造を通過して底部24中央にこぼれ落ちるため、この底部24中央の坑道内周すき間C1と、左右の台座34の上方に存在する坑道内周すき間C0とをペレットにより同等の充てん密度で充てんすることができる。
図4(1)に示すように、本発明に係る実施例4の廃棄体埋設用の処分坑道400は、上述した実施例1(または実施例2もしくは3)において、左右の台座22の各内側に坑道延長方向に延在するガイド板38を設けたものである。このガイド板38は、底部24中央の坑道内周すき間C1を坑道延長方向に走行して廃棄体20を搬送する搬送装置(不図示)の走行を案内するためのものであり、より具体的には左右の台座22の互いに対向する側の下部に沿って設けてある。なお、このようにする代わりに、ガイド板38を左右の台座22の各外側に設け、台座のやや上方の坑道内周すき間C0を坑道延長方向に走行して廃棄体20を搬送する搬送装置(不図示)の走行を案内するように構成してもよい。
図4(1)に示すように、廃棄体20と坑道内壁28との間の坑道内周すき間Cを充てんするために、この坑道内周すき間Cの天端部30からペレットを落下させると、坑道内周すき間Cを落下するペレットは、骨組構造の台座22を通過した後、一旦は坑道延長方向に延在するガイド板38にせき止められて斜面状に堆積するが、ペレットの落下供給を継続すると、図4(2)に示すように、ペレットはやがてガイド板38を乗り越えて底部24中央の坑道内周すき間C1にこぼれて堆積する。したがって、図4(3)に示すように、この底部24中央の坑道内周すき間C1と、左右の台座22の上方に存在する坑道内周すき間C0とをペレットにより同等の充てん密度で充てんすることができる。
22,34 台座
24 坑道底部
26 棒状要素
28 坑道内壁
30 天端部
32,36 足場板
38 ガイド板
C 坑道内周すき間(すき間空間)
C1 坑道底部中央の坑道内周すき間(すき間空間)
C0 台座の上方に存在する坑道内周すき間(すき間空間)
100 廃棄体埋設用の処分坑道(実施例1)
200 廃棄体埋設用の処分坑道(実施例2)
300 廃棄体埋設用の処分坑道(実施例3)
400 廃棄体埋設用の処分坑道(実施例4)
Claims (5)
- 廃棄体を埋設するための処分坑道であって、
前記廃棄体は、緩衝材一体型の放射性廃棄体、または、坑道内で緩衝材ブロックと共に組み立てられる放射性廃棄体であり、
前記廃棄体を定置するための台座を備え、この台座が坑道延長方向視で坑道底部の左右に間隔を隔てた位置において坑道延長方向に延在しており、かつ、棒状要素を組み合わせてなる骨組構造であることを特徴とする廃棄体埋設用の処分坑道。 - 前記台座に、作業用の足場板を取り外し可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の廃棄体埋設用の処分坑道。
- 前記台座に、前記坑道内壁と前記廃棄体との間のすき間空間に充てんされる粒状の遮水材料が通過可能な編み目構造またはスリット構造の作業用の足場板を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄体埋設用の処分坑道。
- 前記台座に、前記坑道内壁と前記廃棄体との間のすき間空間を坑道延長方向に走行して前記廃棄体を搬送する搬送装置の走行を案内するためのガイド板を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の廃棄体埋設用の処分坑道。
- 請求項1〜4のいずれか一つに記載の廃棄体埋設用の処分坑道内に前記廃棄体を埋設処分する方法であって、
前記坑道内の前記台座上に前記廃棄体を定置した後、前記坑道内壁と前記廃棄体との間のすき間空間に、粒状の遮水材料を充てんすることを特徴とする廃棄体の埋設処分方法。
Priority Applications (1)
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| JP2013032633A JP6011866B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 廃棄体埋設用の処分坑道および廃棄体の埋設処分方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2013032633A JP6011866B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 廃棄体埋設用の処分坑道および廃棄体の埋設処分方法 |
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| JP2013032633A Active JP6011866B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 廃棄体埋設用の処分坑道および廃棄体の埋設処分方法 |
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