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JP6014124B2 - プライベート・エクイティ・ファンドの運用成果データを計算する方法、プログラムおよびコンピュータシステム - Google Patents
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JP6014124B2 - プライベート・エクイティ・ファンドの運用成果データを計算する方法、プログラムおよびコンピュータシステム - Google Patents

プライベート・エクイティ・ファンドの運用成果データを計算する方法、プログラムおよびコンピュータシステム Download PDF

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Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は、概してアセットクラスの運用成果の計算に関する。より詳細には、本発明は、そうでなければIRRの観点で測定されるであろうプライベート・エクイティ(一般には民間資本)の投資運用成果を測定するためのシステムおよび方法に関する。
2.関連技術の説明
運用成果の測定は、投資家にとっても投資マネージャにとっても重要な作業である。どのアセットクラスを検討しようと、投資の収益性を測定して比較する目的で、および、適切なリスク管理およびアセット・アロケーション方法を採用する目的で、運用成果を計算しなければならない。
プライベート・エクイティはますます機関投資家、銀行および個人富裕層にとっての典型的な投資配分先になりつつあるので、その他のアセットクラスのようにそのリスク/報酬特徴をよりよく理解して管理する必要がある。残念ながら、標準的な運用成果評価技術をプライベート・エクイティに適用することは、難易度の高い作業である。
実際、市場価格には時系列がないことにより、標準的なリスク管理およびアセット・アロケーション方法の使用ならびにプライベート・エクイティについての絶対的および相対的なリスクプロファイルの定義が客観的に難しくなる。
他の全てのアセットクラスとは異なって、プライベート・エクイティ投資では、通常、一般に有限責任組合契約(Limited Partnership Agreement:LPA)である契約の募集時に直ちに投資されることはない委託資本が必要であり、もっと正確に言えば、契約の特定の期間にわたって、LPAに規定された限度内で、タイミングおよび量の両方の観点で、自由裁量で、ジェネラル・パートナー(general partner:GPまたは投資マネージャ)が委託資本の投資を「要求する(called)」。したがって、プライベート・エクイティ投資は、契約期間にわたる負および正のキャッシュフローの流れを必要とし、それらを発生させる。
このような状況において、当該技術分野で実際に用いられてきた主な運用成果測定基準は、内部収益率(Internal Rate of Return:IRR)およびその変形体、ならびにいわゆる資本に対するマルチプルである。
ここで、このようなアプローチの一例について図1aおよび図1bを参照して説明する。図1aおよび図1bは、独立型をベースにして検討される仮想上のプライベート・エクイティ・ファンドの典型的な見積キャッシュフローパターンを示す。
この単純化された図において、契約上期間が10年であることが見込まれるファンドに100キャッシュ単位を委託する仮想上の投資家(リミテッド・パートナー:LP)は、この期間にわたって、当該キャッシュが投資マネージャ(GP)によって要求されたり返還されたりすることを認識し、これらはそれぞれ、図1aに示される表の拠出金および分配金の列によって記載されている。実施される投資(NAV投下資本)の純資産価値が、プールされた内部収益率で割引いた将来のネットキャッシュフローの純資産価値として計算されるという(当該技術分野と同様の)想定の下で、結果として生じる投資家のキャッシュポジションおよび総資産ポジションが表の中で算術的に導き出される。
仮想上の投資家は、図1aによって示される典型的なファンドに投資する(すなわち、100の初期総資産を委託する−独立型の仮説)ことによって、10年の期間にわたって、純資産が100キャッシュ単位から230キャッシュ単位に増えることが分かる。独立型をベースにして、仮想上の投資家は、純資産が10年間で8.7%の年平均成長率(compound annual growth rate:CAGR)で増加したと計算する。代わりに(通例)、GPは、内部収益率(IRR)の標準的な測定値が44%であり、投下資本に対するマルチプル(総価格対払込(Total Value versus Paid In):TVPI)が2.3倍であることを報告することによってその投資活動の結果を要約する。
図1bは、図1aにおいて検討されている仮想上のファンドのキャッシュフローパターンをグラフを用いて示す。
投資のIRRと資産のCAGRとの食い違いは、概念上は、プライベート・エクイティ技術のネットキャッシュ利用パターンを分析することによって一致させられる。検討されている仮想上のファンドの場合、図1bは、投資家のコミットメントから引き出されるネットキャッシュの最大レベルが、3年目で到達する40単位(または委託資本の40%)であることを示している。これは、契約期間にわたって平均して、初期のコミットメントの60%以上が常に投資家に残されることを意味している。また、これは、平均して、投資マネージャが初期の委託資本のうちの40%未満を使用したが、委託資本を全体で325%だけ増加させたことも意味している。
この例は、資本効率のよい投資方法としてのプライベート・エクイティの可能性を示しており、資本効率は事実上IRR測定基準によってとらえられる。これは、記載されているものなどのように、プライベート・エクイティ投資が優れた結果をもたらす場合に特に当てはまる。しかし、この単純な場合においてでさえ、IRR測定基準は、これらの結果がいかに優れたものであるかを示すことはできない。
しかし、一般論として、IRRもマルチプルも、意味のある比較可能なプライベート・エクイティの運用成果データを提供する目的では適切な測定基準ではない。実際、このような測定基準は、別の例とともに図2を参照して以下に示されるように、誤解を招くような指摘を生じさせる傾向がある。
図2は、キャッシュフローは同一であるがタイミングが異なっている3つの異なる単純化された投資機会、ポートフォリオA、ポートフォリオBおよびポートフォリオCを示す。これら3つのポートフォリオの運用成果は、IRR(25%)およびTVPI(1.5倍)の両方の観点で同一である。
その代わりに、直感的に、これら3つのイニシアチブは、運用成果指標(同一のIRRおよびTVPI値)が暗に示し得るように、同様に魅力的ではないかもしれない。これら3つの機会についてコミットメントの日付および額が同一であると仮定すると、ポートフォリオAによって表わされるイニシアチブははるかに速い資本回転率をもたらし、1年目に投資されて3年目には完全に引き揚げられる。言い換えると、ポートフォリオAは、機会費用が低いように思われる。
当初委託された額に対する引き出される資本のレベルに関する情報がなければ、さらに誤解を招くような結論が導かれる可能性がある。実際、資本の限定的利用によりIRRは増大するが、投資家の貸借対照表上で引き出されないままになる大量の委託資本は総資産の実際の成長を希薄化する。
計算、投資プロジェクトの優先順位付けおよび他のアセットクラスの平均リターンとの比較に関するIRRならびにマルチプルのいくつかの欠点については、当該技術分野において周知である。
特に、同じ期間にわたってIRRを株式市場指数の平均利益率と比較すべきでないということが知られている。これは、IRRおよびマーケットリターンの時系列平均が事実上異なるという事実のためだけでなく、比較期間の任意の時点でプライベート・エクイティに投資される原価格が株式市場指数のものとは異なるはずであるためでもある。
さらに、投下資本への分散(Distributed over Invested Capital:DIC)または払込資本に対する総価格(TVPI)などのマルチプルは、貨幣の時間的価値を考慮に入れていないため、それらの重要性は、投資プロジェクトの比較および優先順位付けの文脈に限定される。
上記の制約を克服するために、パブリック・マーケット・イクイバレント(Public Market Equivalent:PME)および修正IRR(Modified IRR:MIRR)などの代替的な方法が提案されてきた。しかし、これらの方法は、実質的には、再投資率としてのIRRを、定められたハードルレートまたはベンチマークの利益率と置換え、比較可能性は向上するが主観性の要素が加わることになる。
要約すると、当該技術分野において公知のプライベート・エクイティの運用成果を測定するための従来の方法は、客観的で意味のある、誤解を招くことのない、他のアセットクラスと比較可能な運用成果指標を提供することができない。
特に、このような方法は、プライベート・エクイティが運用中のキャッシュであるかまたは配分されるのを待っているキャピタルコールベースの投資技術の特性に対処するために金融上のデュレーションおよび割引などの概念を考慮に入れることはしていない。デュレーションの概念は、使用する場合、IRRなどの主観的な割引率を採用して計算されるため、その有効性が妨げられる。
これは「評価孤立化」異常を招き、プライベート・エクイティを他の全てのアセットクラスと比較できないようにさせる。その結果、一般的な理解およびリスクとリターンの認識の観点から、プライベート・エクイティは他のアセットクラスの大半に対して不利な状況に置かれることになる。
発明の概要
本発明の目標は、上記の欠点を克服するプライベート・エクイティの運用成果データを計算するための新規なシステムおよび方法を提供することである。
この目標の範囲内で、本発明の目的は、プライベート・エクイティの時間加重計算データを生成できることにより、現行の評価基準が引起す非効率性を排除する、プライベート・エクイティ(または総称的に資本)投資の運用成果データを計算するためのシステムおよび方法を導入することである。
本発明の別の目的は、プライベート・エクイティを他のアセットクラスと比較可能にすることにより、プライベート・エクイティの評価孤立化を排除するのに好適な、プライベート・エクイティの運用成果データを計算するためのシステムおよび方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、資本の効率的な使用というGPの目的とLPによるキャッシュ利用可能性の割当てとの両立を可能にする、プライベート・エクイティの運用成果データを計算するためのシステムおよび方法を提供することである。
本発明の別の目的は、透明性およびベンチマーキングを改善し、流動性を増大させる用途の条件を作り出す、プライベート・エクイティの運用成果データを計算するためのシステムおよび方法を提供することである。
少なくとも1つの局面は、プライベート・エクイティ・ファンドの運用成果データを計算するための、コンピュータによって実行される方法に向けられる。当該コンピュータによって実行される方法は、当該ファンドの期間中の当該プライベート・エクイティ・ファンドのキャッシュフローパターンの第1の取引を表わす入力データを入力装置において取得する動作を含み、当該期間は、複数のサブ期間t,t,....tに分割され、各サブ期間tごとに、そのサブ期間における拠出金の値Contrおよび分配金の値Distrが供給される。また、当該コンピュータによって実行される方法は、当該複数のサブ期間にそれぞれ関連付けられる複数の利率r,r,....rを表わす入力データを取得する動作と、キャッシュフローパターンの当該第1の取引を表わす当該入力データおよび当該複数の利率を表わす当該入力データに基づいて、当該ファンドについての拠出金の平均デュレーションを表わす第1の値および分配金の平均デュレーションを表わす第2の値を計算する動作とを含む。さらに、当該コンピュータによって実行される方法は、当該第1の値および当該第2の値に基づいて、当該第1の取引のネットデュレーションを表わす第3の値を計算する動作と、当該第1の値によって表わされる時間において支払われる満期一括償還投資を表わす第4の値および当該第2の値によって表わされる時間において受取られる満期一括償還返済を表わす第5の値を計算することによって、当該第1の値、当該第2の値および当該第3の値に基づいて、当該第1の取引に等価の第2の満期一括償還取引を計算する動作とを含む。また、当該コンピュータによって実行される方法は、当該第2の取引および当該第3の値に基づいて、デュレーション調整済み資本収益率:DaRCを表わす第6の値を計算する動作を含む。
少なくとも1つの局面は、命令を含む命令のシーケンスを格納した非一時的なコンピュータ読取可能媒体に向けられ、当該命令は、プライベート・エクイティ・ファンドの期間中の当該ファンドのキャッシュフローパターンの第1の取引を表わす入力データをプロセッサに取得させ、当該期間は、複数のサブ期間t,t,....tに分割され、各サブ期間tごとに、そのサブ期間における拠出金の値Contrおよび分配金の値Distrが供給される。また、当該命令は、当該複数のサブ期間にそれぞれ関連付けられる複数の利率r,r,....rを表わす入力データをプロセッサに取得させ、キャッシュフローパターンの当該第1の取引を表わす当該入力データおよび当該複数の利率を表わす当該入力データに基づいて、当該ファンドについての拠出金の平均デュレーションを表わす第1の値および分配金の平均デュレーションを表わす第2の値をプロセッサに計算させる。当該命令は、当該第1の値および当該第2の値に基づいて、当該第1の取引のネットデュレーションを表わす第3の値をプロセッサに計算させ、当該第1の値によって表わされる時間において支払われる満期一括償還投資を表わす第4の値および当該第2の値によって表わされる時間において受取られる満期一括償還返済を表わす第5の値を計算することによって、当該第1の値、当該第2の値および当該第3の値に基づいて、当該第1の取引に等価の第2の満期一括償還取引をプロセッサに計算させるための少なくとも1つの命令を含む。また、当該命令は、当該第2の取引および当該第3の値に基づいて、デュレーション調整済み資本収益率:DaRCを表わす第6の値をプロセッサに計算させる少なくとも1つの命令を含む。
少なくとも1つの局面は、プロセッサとインターフェイス装置とを有するコンピュータシステムに向けられる。当該インターフェイス装置は、プライベート・エクイティ・ファンドの期間中の当該ファンドのキャッシュフローパターンの第1の取引を表わす入力データを取得するように構成され、当該期間は、複数のサブ期間t,t,....tに分割され、各サブ期間tごとに、そのサブ期間における拠出金の値Contrおよび分配金の値Distrが供給される。また、当該インターフェイス装置は、当該複数のサブ期間にそれぞれ関連付けられる複数の利率r,r,....rを表わす入力データを取得するように構成される。当該プロセッサは、キャッシュフローパターンの当該第1の取引を表わす当該入力データおよび当該複数の利率を表わす当該入力データに基づいて、当該ファンドについての拠出金の平均デュレーションを表わす第1の値および分配金の平均デュレーションを表わす第2の値を計算するように構成される。また、当該プロセッサは、当該第1の値および当該第2の値に基づいて、当該第1の取引のネットデュレーションを表わす第3の値を計算するように構成される。さらに、当該プロセッサは、当該第1の値によって表わされる時間において支払われる満期一括償還投資を表わす第4の値および当該第2の値によって表わされる時間において受取られる満期一括償還返済を表わす第5の値を計算することによって、当該第1の値、当該第2の値および当該第3の値に基づいて、当該第1の取引に等価の第2の満期一括償還取引を計算するように構成される。また、当該プロセッサは、当該第2の取引および当該第3の値に基づいて、デュレーション調整済み資本収益率:DaRCを表わす第6の値を計算するように構成される。
これらの局面および実施例のうちの少なくともいくつかは、独立請求項1および他の独立請求項に係る方法およびシステムによって達成される。さらなる詳細については、残りの従属請求項に見ることができる。
これらのおよび他の局面および実施例について以下で詳細に説明する。上記の情報および以下の詳細な説明は、さまざまな局面および実施例の例示的な例を含んでおり、クレームされている局面および実施例の性質および特性を理解するための概要または枠組みを提供する。図面はさまざまな局面および実施例を例示しており、図面によってさまざまな局面および実施例がさらに理解され、図面は本明細書に組入れられ、本明細書の一部を構成している。図面は、明細書の残りの部分とともに、クレームされている局面および実施例を記載および説明する役割を果たす。
添付の図面は、一定の比例に応じて描かれるよう意図されてはいない。図中、さまざまな図に示される同一またはほぼ同一の構成要素は各々、同様の数字によって表わされている。明確にする目的で、全ての構成要素が全ての図面において名前が付けられているわけではない。本発明のさらなる特徴および利点は、非限定的な例として添付の図面に示されている特定的であるが排他的でない実施例の詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
例示的なプライベート・エクイティ・ファンドのデータを示す表である。 図1aに示されたファンドのキャッシュフローパターンを示す図である。 プライベート・エクイティ・ファンドにおける3つの異なる投資機会の単純化されたキャッシュフローパターンを示す図である。 本発明に係るデュレーション調整済み資本収益率(Duration adjusted Return on Capital:DaRC)指標を計算するための方法の考えられる実施例を示すフロー図である。 本発明に係る図3の分配金および拠出金の平均デュレーションを計算するステップ30を実行するための方法の考えられる実施例を示すフロー図である。 本発明に係る図3の等価の満期一括償還取引を発生させるステップ40を実行するための方法の考えられる実施例を示すフロー図である。 図5に示された方法の結果をグラフを用いて示す図である。 本発明に係るDaRC指標を計算するためのスプレッドシートの形態のデータの考えられる編成を示す表である。 本発明に係る図3の方法を実行するための入力データとして用いられる例示的な利回り曲線を表わす図である。 本発明に係る図3の方法を実行するための入力データとして用いられる、図7のスプレッドシート状に編成された図1aおよび図8aの例示的なデータを表わす表である。 本発明に係る希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率(diluted Duration adjusted Return on Capital:dDaRC)指標を計算するための方法の考えられる実施例を示すフロー図である。 図9に示された方法の結果をグラフを用いて示す図である。 モデルと、キャッシュバランスの投資および再投資を伴う総資産と、実際のキャッシュバランスとをグラフを用いて比較する図である。 本発明に係るシステムおよび方法を実行するように構成された分散コンピュータシステムのブロック図である。
詳細な説明
本明細書に記載されているシステムおよび方法は、それらの適用例が、明細書に記載されているかまたは図面に記載されている構造の詳細および構成要素の配置に限定されるものではない。本発明は、他の実施例も可能であり、さまざまな態様で実施または実行されることができる。また、本明細書において用いられている表現および用語は、説明を目的としており、限定的なものであるとみなされるべきではない。「含む」、「備える」、「有する」、「含有する」、「伴う」、「によって特徴付けられる」、「を特徴とする」およびそれらの変形体を本明細書において用いることは、それ以降に列挙される項目、それらの等価物およびさらなる項目、ならびにそれ以降に列挙される項目のみからなる代替的な実施例を包含するよう意図されている。一実施例においては、本明細書に記載されているシステムおよび方法は、記載されている要素、動作または構成要素のうちの1つ、2つ以上の各組合せ、または全てからなっている。
以下に、プライベート・エクイティの時間加重収益率を計算するためのデュレーションベースのシステムおよび方法を開示する。
この目標のために、確定利付証券分析に関して既に公知である金融上のデュレーションの概念が、このアセットクラスの、確定利付証券との以下の類似点に基づいてプライベート・エクイティにまで拡張される。すなわち、プライベート・エクイティイニシアチブが契約満期日を有しており、プライベート・エクイティおよび債券においては、投資家へのキャッシュフローが評価の重要な要素である。
既に記載したように、プライベート・エクイティ投資は、運用中のキャッシュであるかまたは配分されるのを待っているように表わすことができる。関連の利回り曲線が、経済全体および他の利用可能な投資機会の文脈にキャッシュフローパターンを当てはめるための唯一の客観的な共通項である。また、それらは、資本の効率的な使用というGPの目的とLPによるキャッシュ利用可能性の割当てとの両立も可能にする。
手短に言えば、関連の利回り曲線上で典型的なプライベート・エクイティ投資のスプレッドキャッシュフローの流れと金融的に等価の取引(以下で、等価の満期一括償還取引(equivalent bullet transaction:EBT)として定義される)を作り出すために、拠出金のデュレーション、すなわちキャピタルコールまたはドローダウン、ならびに、分配金のデュレーション、すなわち投下資本の償還および最終利息、配当およびキャピタルゲインの支払いが用いられる。言い換えると、これら2つのデュレーションは、金融的に等価の満期一括償還取引の重心(満期)を合成する。
ここで、図3を参照して、本発明に係るデュレーション調整済み資本収益率(DaRC)という名前の新たに導入される指標を計算するための方法の考えられる実施例についてより具体的に説明する。
当該方法はステップ310から始まる。ステップ310において、契約の開始および契約期間ならびに当該期間のデュレーションに沿ったキャッシュフローパターンの観点でのプライベート・エクイティ・ファンドの特徴付け特徴を、外部供給源から入力として受取るか、またはアーカイブ手段から検索する。より具体的には、好ましい実施例においては、期間がサブ期間t,t,....tに分割され、各サブ期間tごとに、そのサブ期間における拠出金の値contrおよび分配金の値distrが供給されるように入力データが供給される。ある実施例においては、各サブ期間は1年であり、一実施例においては、各サブ期間は1日である。
ステップ320において、各サブ期間iごとに、百分率のレートの値を、外部供給源から入力として受取るか、またはアーカイブ手段から検索する。以下でrti−1,tiまたは手短にrと表わされるこの各サブ期間iごとのレートは、キャッシュコミットメントが投資されたと考えられる関連の無リスク利率を表わす。一実施例においては、当該利率として、所与のサブ期間におけるユーリボーレート(または、投資との関連で考えられる異なる基準レート)が選択される。
ステップ10および20で供給されたデータは好ましくは、以下に示されるように、(n+1)4の行列Mとして組み合わせられて、記憶される。
ステップ330において、ステップ310および320で入力されたデータを用いて、各サブ期間における拠出金のデュレーションを計算するための個々のファクターDc,Dc...Dcおよび各サブ期間における分配金のデュレーションを計算するための個々のファクターDd,Dd...Dd、ならびに、図4を参照してより詳細に示される拠出金の平均デュレーションDcAVGおよび分配金の平均デュレーションDdAVGを計算する。
ステップ335において、ステップ330で計算された拠出金の平均デュレーションおよび分配金の平均デュレーションの値を用いて、以下の式に従って取引nDのネットデュレーションを計算する。
ステップ340において、ステップ330および335で計算された値に基づいて、デュレーションが満期である原取引のキャッシュフローの流れと金融的に等価の満期一括償還取引を計算する。この取引を等価の満期一括償還取引(EBT)と名付ける。
特に、2つの量fv_NPV_contrおよびfv_NPV_distrが計算され、これらは、原取引のキャッシュフローの流れと等価のプライベート・エクイティ取引EBTにおいて年/月/日に支払われる満期一括償還投資および受取られる満期一括償還返済であるDcAVGおよびDdAVGをそれぞれ表わす。上記の額を計算するための方法の好ましい実施例については、図5を参照して以下で詳細に開示する。
ステップ350において、ステップ340で定義された金融的に等価の取引(EBT)における時間加重成長率として、デュレーション調整済み資本収益率(DaRC)を定義する。したがって、DaRCは、ネットデュレーション(nD)によって特定される特定の時間枠におけるプライベート・エクイティの固有の予想利益、そのレバレッジおよび資本効率を表わす。
DaRCは、以下の式に従って、ネットデュレーションによって規定される期間にわたる拠出金および分配金の正味現在価値のそれぞれの将来価値間の(ネットデュレーションによって規定される基準期間にわたる)年平均成長率として計算される。
ここで、図4を参照して、分配金の平均デュレーションおよび拠出金の平均デュレーションを計算する上記のステップ330を実行するための考えられる方法について説明する。
当該方法はステップ410から始まる。ステップ410において、行列Mに含まれる、前述のステップ310および320で集められた値に基づいて、各サブ期間tごとに、サブ期間iにおける拠出金のデュレーションDcを再帰的に計算する。
より具体的には、t、contr、distrおよびrateの値に基づいて、各サブ期間iごとに規定され計算され得る以下の公知の指標を考える。
各i>0の場合、Dcは以下の式に従って計算される。
Dc=0およびcum_mult=1であるとすると、Dcの値は、上記の式を代入することによって各サブ期間tごとに帰納的に計算可能である。
ステップ420において、各サブ期間iごとに、ステップ410で行なわれた拠出金の平均デュレーションを計算するためのDcファクターと類似の態様であるが、拠出金の正味現在価値の代わりに分配金の正味現在価値を考慮に入れて、分配金の平均デュレーションを計算するためのDdファクターを計算する。
当業者に明らかであるように、値Dc,Dc,DcおよびDd,Dd,Ddは、図7に示されるように計算された列が略述されるスプレッドシートによっても便利に計算可能である。
ステップ430において、当該技術分野において公知の以下の式に従って、拠出金の平均デュレーションDcAVGを計算する。
例えば図7に略述される例示的なスプレッドシートにおいて列Kの合計を列Jの合計で除算することによって、スプレッドシートの助けにより上記の計算を行なうことはやはり当業者にとって自明である。
最後に、ステップ440において、拠出金のデュレーションについて上記した式と類似の式に従って、分配金の平均デュレーションDdAVGを計算する。
または、スプレッドシートの観点で、図7の例示的なスプレッドシートにおける列Mの合計と列Lの合計との商に従って、分配金の平均デュレーションDdAVGを計算する。
ここで、図5を参照して、原取引の金融的に等価の満期一括償還取引を計算する上記のステップ340を実行するための考えられる方法について説明する。
この方法の目的は、デュレーションが満期である、言い換えると以下の行列M’によって規定される取引であると考えられる、金融的に等価の満期一括償還取引を作り出すことである。
目的は、第2の行列M’’において検討されるサブ期間が、上で計算された拠出金の平均デュレーションおよび分配金の平均デュレーションに対応し、値EBCおよびEBDが、キャッシュ流出の流れに等価の満期一括償還拠出金およびキャッシュ流入の流れに等価の満期一括償還分配金にそれぞれ対応し、2つの取引を金融的に等価なものにするように、以下の第2の行列M’’を計算することである。
金融的に等価であるとは、遡及的に、信用貸し機関が基準無リスク曲線(すなわち、ユーリボー)上で貸し借りできるという想定の下で全てのデータが(運用成果の計算の場合と同様に)正確に分かっている場合には、最終的な資産生成に関してキャッシュフローの流れまたは満期一括償還取引を考慮に入れることは重要ではない、ということを意味している。言い換えると、確定利付の世界の場合にゼロクーポン債等価物に適用される論理と同一の論理がプライベート・エクイティに適用される。
この取引は、等価の満期一括償還取引(EBT)と呼ばれる。
ステップ330で分配金の平均デュレーションおよび拠出金の平均デュレーションを求めたEBTを求めるために、まだ求められていないのは、EBTを構成する額(すなわち、EBCおよびEBD)である。
ステップ510において、全ての拠出金の正味現在価値(NPV contr)の合計、すなわち図7の列Jの合計を計算する。
ステップ520において、ステップ410で計算された全ての拠出金の正味現在価値の合計および検討される利回り曲線を前提として、ステップ330で計算された値DcAVGによって表わされる期間(例えば、年)まで、ステップ510で計算された合計を当該曲線上で前方に移動させることによって、EBC、すなわちキャッシュ流出の流れに等価の満期一括償還拠出金を計算する。
単純化された年間モデルの場合、この結果を達成するために、値DcAVGの端数を切り上げることによって得られる当該年の累積乗数(列D)を拠出金のNPVに乗ずる必要がある(この値はfv_NPV_contrとも名付けられる)。
要約すると、EBCは以下の式に従って計算される。
ステップ530において、全ての分配金の正味現在価値(NPV distr)の合計、すなわち図7のスプレッドシートにおける列Lの合計を計算する。
ステップ540において、ステップ430で計算された全ての拠出金の正味現在価値の合計および検討される利回り曲線を前提として、ステップ330で計算された値DdAVGによって表わされる年まで、ステップ530で計算された合計を当該曲線上で前方に移動させることによって、EBD、すなわちキャッシュ流入の流れに等価の満期一括償還分配金を計算する。
単純化された年間モデルの場合、これを達成するために、値DdAVGの端数を切り上げることによって得られる当該年の累積乗数(列D)を拠出金のNPVに乗ずる必要がある(この値はfv_NPV_distrとも名付けられる)。
要約すると、EBDは以下の式に従って計算される。
計算された額EBCおよびEBDはそれぞれ、原取引のキャッシュフローの流れに等価のプライベート・エクイティEBTにおいて年DcAVGに支払われる満期一括償還投資および年DdAVGに受取られる満期一括償還返済であるだろう。
当業者は、上記の式を、拠出および分配が毎日の場合に容易に適合させるであろう。
原取引およびその金融的に等価のEBT変形例のグラフ図の一例を図6に示す。
図3、図4および図5を参照して略述した方法をよりよく理解するために、ここで図8aおよび図8bを参照して数値例を示す。
図8aは、図1aの表において検討されるサブ期間中の仮想上のユーリボー利回り曲線の図を示す。
図8bは、仮想上のプライベート・エクイティ・ファンドについての例示的なスプレッドシート表を示す。入力列A、GおよびH、すなわちそれぞれサブ期間、拠出金および分配金に関する入力データは、図1aと同一である。列E、すなわち割引係数は、図8aに示される図の値に対応する。一旦割引係数が分かると、入力列B、すなわち利率は、容易に導き出される。計算された列C、D、F、I、J、K、LおよびM、すなわち年乗数、累積乗数、価格、ネットキャッシュフロー、全ての拠出金の正味現在価値、拠出金のデュレーション、全ての分配金の正味現在価値、分配金のデュレーションの値はそれぞれ、図7を参照して既に記載された計算値に対応する。
上記の表を前提として、図3、図4および図5に略述されたステップに従って、DaRCは以下のように計算される。
拠出金の合計デュレーションDcAVGは以下のように計算される。
分配金の合計デュレーションDdAVGは以下のように計算される。
キャッシュ流出の流れに等価の満期一括償還拠出金(EBC)は以下のように計算される。
キャッシュ流入の流れに等価の満期一括償還分配金(EBD)は以下のように計算される。
したがって、図7bの列A、G、Hに対応する、原取引M’に金融的に等価のEBTは、以下のように計算された。
取引M’とM’’との比較の図示は、すでに示された図6で行なわれている。
簡略化することを目的としたデュレーションの丸めを仮定して、取引のネットデュレーションnDは以下のように計算される。
デュレーション調整済み資本収益率DaRCは以下のように計算される。
図8cは、DaRCの背景にある論理を図示しており、ここでは、4年目〜6年目に、すなわちネットデュレーションの丸めから導き出される2年間は、年49.1%の複利で資本が増える。
理解されるように、デュレーションとの関係において、DaRCはIRRと密接に相互に関係している。しかし、IRRとは異なって、DaRCは初期投下資本および計画対象期間(すなわち、デュレーション)の両方の観点で適格である。
この特徴は有用である。なぜなら、それはIRR測定基準に関連付けられる値の唯一の要素をDaRCに対して維持するためである。すなわち、資本効率を表わすという事実のためである。
IRRとの相関関係が非常に高いにもかかわらず、DaRCは客観性をベースに、かつ、直感的に予想されるように、さまざまな投資類型を効果的にランク付けする機能を有している。例えば、上記の図2を参照して説明した3つの異なるプロジェクトは、関連の利回り曲線を前提として、以下のDaRCの値を有する。すなわち、ポートフォリオA=22.84%、ポートフォリオB=22.56%、ポートフォリオC=22.55%である。
しかし、注目すべきは、DaRCは、上記の望ましい特性にもかかわらず、資本の大部分が配分された時のプライベート・エクイティ投資の固有の成長性を時間加重の観点で表わしているに過ぎないという点である。
言い換えると、この指標は、配分されるのを待っている資本の機会費用を考慮に入れない。むしろ、この機会費用は、手数料を支払っているという理由だけでなく、委託されるファンドの信用度を高めるための担保として使用可能であるという理由でも、プライベート・エクイティ投資の重要な要素である。
この制約を克服するために、希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率(dDaRC)と名付けられるDaRC測定基準の変形体が規定され、これは、DaRCによって表わされるプライベート・エクイティの固有の成長性と委託資本を引出し可能にし続ける機会費用とを両立させる。
dDaRCは、最初の大引け(または、ファンドが手数料を課し始める日、すなわちファンドが運用可能であると考えられる日)からEBT(希薄化されたEBT:dEBT)の枠組みの中で分配金のデュレーションによって表わされる期間までの委託資本の増加を表わす。言い換えると、dDaRCは、dEBT取引によって考慮される期間における資本成長率を表わす。
ここで、図9を参照して、dDaRC指標を定義して計算するための考えられる方法について説明する。
ステップ905において、dEBT取引を導き出すために、まず、拠出金のNPV(NPV_contr)を利回り曲線上でtに戻すことによって、EBT取引を「修正」EBT(modified EBT:mEBT)に変換する。M’’行列は以下のように修正される。
ステップ910において、分配金のデュレーションDdAVGによって表わされる期間にわたる年tからの分配金のNPVの将来価値のレベルに対する拠出金のNPVの成長を計算する。この値はmDaRCと定義される。mDaRCは、以下の式に従って計算される。
ステップ920において、最終的に未使用のキャッシュを含むようにmEBTを調整する。その結果、満期一括償還取引は、希薄化された等価満期一括償還取引(diluted equivalent bullet transaction:dEBT)と定義され、M’’’行列は以下のように変換される。
したがって、dEBTにおいて考慮すべきさらなる要素は、未使用のキャッシュの残高(unused cash balance:UCB)の分配金のデュレーションDdAVGによって表わされる期間にわたる成長、すなわち委託資本とNPV_contrとの差である。
希薄化されたEBT取引に対するUCBの満期一括償還拠出金は、fv_UCBと定義され、分配金のデュレーションDdAVGによって規定される計画対象期間中の利回り曲線上での再投資の効果を表わす以下の乗数をUCBに乗じることによって計算される。
最後に、ステップ930において、ステップ910および920でそれぞれ計算された2つの構成要素EBDおよびfv_UCBに基づいて、以下の式に従ってdDaRCを計算する。
上記のステップ910、920および930で説明した式を上記の数値例に適用することによって、mDaRC、fv_UCBおよびdDaRCについて以下の値が得られる。
DdAVG=6であるので、図8bの表の列Dの6年目(1.17)を参照することによって、考慮すべき累積乗数が得られる。
計算値の図示は、図10で行なわれている。
それぞれDc=tにおける拠出金のNPVおよび利回り曲線上でDdAVG計画対象期間まで前方に移動させた分配金のNPVであるmEBT期間の間の、dDaRCの計算における比率は、それが当該技術分野で現在用いられているTVPIマルチプルに似ているために、修正TVPIマルチプル(modified TVPI:mTVPI)と有効に定義可能である、ということを当業者は理解する。
dDaRCを生じさせるdEBT取引における2つの構成要素の複合効果は、プライベート・エクイティ投資の効率および委託資本の配分の有効性の両方を表わす。
また、dDaRCは、委託資本が同一であると想定するだけでなく、IRRによってもTVPIによっても反映されないであろうさまざまなコミットメント、状況も想定して3つのポートフォリオA、BおよびCを客観的にランク付けする、図2を参照して前に示したIRRマルチプルの問題点を克服する。
「コミットメントが同一である」という想定の下では、ポートフォリオA(dDaRC=14.4%)がポートフォリオB(dDaRC=7.3%)およびポートフォリオC(dDaRC=5.3%)よりも優位に立つ。
コミットメントが異なれば、全体像が変化する可能性がある。もしポートフォリオAおよびポートフォリオBに関するものが100単位であり、ポートフォリオCのものが50単位であれば、結果は以下のように変化するであろう。すなわち、ポートフォリオA(dDaRC=9.1%)はより低い運用成果を示し、依然としてポートフォリオB(dDaRC=5.1%)およびポートフォリオC(dDaRC=5.3%)よりも優位に立つであろう。しかし、後者は、高いキャッシュドラッグによって重み付けされるポートフォリオBよりも優れた結果を出すであろう。
DaRC測定基準の最終的な変形体、すなわち完全に希薄化されたDaRC(fully diluted DaRC:fdDaRC)は、全てのキャッシュが、配分されなければ、最後の分配金が投資家によって受取られるまで基準利回り曲線のレートで投資されると想定してプライベート・エクイティ取引によって発生する利益率を表わす。
したがって、fDaRCは、DaRCモデルを投資家の資産のCAGRと調和させる。
fdDaRCは、DdAVGによって規定される期間の間はdDaRCで増え、分配金のデュレーションと取引の完全な清算時、すなわち最後のキャッシュ分配金が受取られた時(t)との間の期間は基準利回り曲線上のキャッシュレートで増える委託資本の投資からのリターンとして計算可能である。
fdDaRC指標を定義して計算するための考えられる方法は、以下の式によって示される。
図8aおよび図8bを参照して上記で検討された仮想上の数値例では、fdDaRCは以下のように計算される。
図11に示される図は、モデルと、基準利回り曲線上で主流になっているレートで投資される、引き出されておらずかつ償還済みのキャッシュの利用可能性によってグロスアップされる取引のIRRを用いて割引された将来のネットキャッシュフローの正味現在価値として計算される投資NAVと、これも基準利回り曲線のレートで投資される実際のキャッシュバランスとを、投資家の観点からグラフを用いて調和させる。
fdDaRCレートは、独立型およびレバレッジがかかっていない状態をベースにして投資家の正味資産に対するプライベート・エクイティ投資の拠出金を年換算利益率の形で表わす。実際、fdDaRCレートは以下の特徴を有する:
・一般的な経済環境を考慮に入れる
・IRRアプローチに内在するオーバーコミットメントおよびレバレッジの想定を排除する。
本発明は所期の目標および目的を完全に達成することが分かった。なぜなら、DaRCベースの運用成果指数が、IRRの問題点を克服し、他の全てのアセットクラスにおける投資の指数または一連の運用成果に有意義に匹敵するためである。
実際、十分に集約されたDaRCデータにより、同等の計画対象期間にわたる公設市場の平均リターンとの有意義な比較が可能になる。これにより、リスクプレミアム、アルファ、およびプライベート・エクイティ・ファンド利息の実際の利益率を推定することができる。
さらに、上記のシステムおよび方法により、プライベート・エクイティについてのロバスト性のある現実的で実用的な時間加重運用成果データを導き出すことができ、主要な指標は、希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率(dDaRC)である。
確定利付の世界のように、ゼロクーポン債等価物(およびデュレーション)は、さまざまな特性を有する証券を比較するのに重要であり、dEBTは、プライベート・エクイティ取引の間でおよび他のタイプの投資に対して客観的に比較可能な、導き出された、レバレッジがかかっていない時間加重運用成果測定基準(dDaRC)を有する状況下にプライベート・エクイティ取引を置く。
IRRベースのアプローチとは異なって、当該方法の出力は現実的で複製可能な利益率であり、これは、負のネットデュレーションという極端な状況でさえ計算可能であり、値が減少する場合でも明白であり、直接的かつシンセティックな複製を可能にする。
開示されているシステムおよび方法のさらなる利点は、開示されているシステムおよび方法が、株式および確定利付証券に適用された場合に、それぞれの年平均成長利益率および満期利回りを計算することによって得られる結果をもたらすという事実である。
また、開示されているシステムおよび方法は、上場および未上場の代替投資商品について一次募集および二次取引を一体化するように共通項を導入するという点で、いくつかの実用的応用例を有する。
特に、dDaRCの観点で表わされる資金調達に関するチームの実績は、発行済みの潜在的な二次取引の予想dDaRCおよび上場代替商品の予想リターンと比較される。
明らかに、本発明の範囲から逸脱することなく、いくつかの変形例が当業者に明らかになり、当業者によって容易になされ得る。
例えば、基準レートとしてのdDaRCに基づいて、当該システムおよび方法は、スワップ、先渡取引、オプション、先物取引などの店頭(over the counter:OTC)デリバティブ契約またはプライベート・エクイティベンチマークを作り出すように拡張されることもできる。ベンチマーク関連の商品およびデリバティブ契約は、比較および裁定取引の可能性をさらに高める。
当該システムおよび方法は、デリバティブにも有利に適用可能である。デリバティブに適用されると、DaRCは、例えば直接的なファンド投資を同一のファンドに対するコールオプションにおける投資と比較するための値付け契約の評価原動力として使用され得る。
同様に、当該システムおよび方法に開示されている希薄化されたEBTは、民間資本先物取引に適用可能である。当初証拠金および維持証拠金がレバレッジ/資本効率効果を再現する状態では、民間資本先物取引における買い持ちは、予め定められた満期を有する契約の購入にある。その存続期間にわたる先物取引の値付けは、原正味資産価値の発展パターンを予想して、特定のファンド利息のdDaRCに関する投資家の期待を反映する。dDaRCは、一般経済のレベルおよび関連の公設株式市場の評価レベルに直感的に相互に関係付けられる動力学を有する。
さらに、開示されているDaRCベースの運用成果指標の時間加重特性は、ベンチマーキングの分野の幅広い範囲の用途に開かれている。なぜなら、それらは有効かつ効果的なベンチマークに必要な以下の特性をもたらすためである。すなわち、検討中の他のポートフォリオの代替案としての投資可能性、妥当性(それに対して測定されているポートフォリオと一貫性があるため)、透明性(ベンチマークへの投資およびそれらがいかに機能するかが理解され、運用成果を説明できるため)、明瞭さ(指数/同等物グループメンバの名前および重みが明らかに規定されるため)である。さらに、ベンチマークは、厳しい構築規則により、事前に指定可能である。
図1〜図11に関して、本明細書に記載されているさまざまな局面および機能は、1つ以上のコンピュータシステムで実行される専門のハードウェアまたはソフトウェア構成要素として実現されてもよい。コンピュータシステムの多くの例が現在使用されている。これらの例としては、とりわけ、ネットワークアプライアンス、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム、ネットワーク化されたクライアント、サーバ、メディアサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバおよびウェブサーバがある。コンピュータシステムの他の例としては、携帯電話およびパーソナルデジタルアシスタントなどのモバイル計算装置、ならびに、負荷分散装置、ルータおよびスイッチなどのネットワーク機器があり得る。さらに、局面は、単一のコンピュータシステムに位置していてもよく、または、1つ以上の通信ネットワークに接続された複数のコンピュータシステム間で分散されてもよい。
例えば、さまざまな局面および機能は、サービスを1つ以上のクライアントコンピュータに提供するように、または、タスク全体を分散システムの一部として実行するように構成された1つ以上のコンピュータシステム間で分散されてもよい。また、局面は、さまざまな機能を実行する1つ以上のサーバシステム間で分散された構成要素を含むクライアント−サーバシステムまたは多層システム上で実行されてもよい。したがって、例は、任意の特定のシステムまたはシステムの群での実行に限定されるものではない。さらに、局面および機能は、ソフトウェア、ハードウェアもしくはファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実現されてもよい。したがって、局面および機能は、さまざまなハードウェアおよびソフトウェア構成を用いる方法、動作、システム、システムエレメントおよび構成要素内で実現されてもよく、例は、任意の特定の分散アーキテクチャ、ネットワークまたは通信プロトコルに限定されるものではない。
図12を参照して、さまざまな局面および機能が実施される分散コンピュータシステム1200のブロック図が示される。示されているように、分散コンピュータシステム1200は、情報をやり取りする1つ以上のコンピュータシステムを含む。より具体的には、分散コンピュータシステム1200は、コンピュータシステム1202,1204および206を含む。示されているように、コンピュータシステム1202,1204および1206は、通信ネットワーク1208によって相互接続され、通信ネットワーク1208を介してデータをやり取りしてもよい。ネットワーク1208は任意の通信ネットワークを含んでいてもよく、それを介してコンピュータシステムはデータをやり取りしてもよい。ネットワーク1208を用いてデータをやり取りするために、コンピュータシステム1202,1204および1206ならびにネットワーク1208は、とりわけファイバーチャンネル、トークンリング、イーサネット(登録商標)、無線イーサネット(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、IP、IPV6、TCP/IP、UDP、DTN、HTTP、FTP、SNMP、SMS、MMS、SS7、JSON、SOAP、CORBA、RESTおよびウェブサービスを含むさまざまな方法、プロトコルおよび規格を使用してもよい。データ転送が確実に安全であるようにするために、コンピュータシステム1202,1204および1206は、例えばTLS、SSLまたはVPNを含むさまざまなセキュリティ対策を用いてネットワーク1208を介してデータを伝送してもよい。分散コンピュータシステム1200はネットワーク化された3つのコンピュータシステムを示しているが、分散コンピュータシステム1200は、そのように限定されるものではなく、任意の媒体および通信プロトコルを用いてネットワーク化された任意の数のコンピュータシステムおよび計算装置を含んでいてもよい。
図12に示されるように、コンピュータシステム1202は、プロセッサ1210と、メモリ1212と、バス1214と、インターフェイス1216と、データ記憶装置1218とを含む。本明細書に開示されている局面、機能およびプロセスの少なくともいくつかを実現するために、プロセッサ1210は、操作済みデータをもたらす一連の命令を実行する。プロセッサ1210は、任意のタイプのプロセッサ、マルチプロセッサ、データ処理エンジン、論理装置、プログラム可能な論理装置またはコントローラであってもよい。いくつかの例示的なプロセッサとしては、インテルジーオン、アイテニアム、コア、セレロンまたはペンティアム(登録商標)プロセッサ、AMDオプテロンプロセッサ、サンウルトラSPARCまたはIBMパワー5+プロセッサおよびIBMメインフレームチップなどの市販のプロセッサがある。プロセッサ1210は、1つ以上のメモリデバイス1212を含む他のシステム構成要素にバス1214によって接続される。
メモリ1212は、コンピュータシステム1202の動作中にプログラムおよびデータを格納する。したがって、メモリ1212は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(dynamic random access memory:DRAM)またはスタティックメモリ(SRAM)などの比較的高性能な揮発性のランダム・アクセス・メモリであってもよい。しかし、メモリ1212は、ディスクドライブまたは他の不揮発性記憶装置などの、データを格納するための任意の装置を含んでいてもよい。さまざまな例は、本明細書に開示されている機能を実行するために、特定化された、場合によってはユニークな構造にメモリ1212を編成してもよい。これらのデータ構造は、特定のデータおよび特定のタイプのデータの値を格納するようにサイズ決めされて編成されてもよい。
コンピュータシステム1202の構成要素は、バス1214などの相互接続素子によって結合される。バス1214は、1つ以上の物理的なバス、例えば同一のマシン内に一体化される構成要素間のバスを含んでいてもよいが、IDE、SCSI、PCIおよびインフィニバンドなどの専門のまたは標準的な計算バス技術を含むシステムエレメント間を結合する任意の通信を含んでいてもよい。バス1214により、コンピュータシステム1202のシステム構成要素間でデータおよび命令などの通信をやり取りすることができる。
コンピュータシステム1202は、入力装置、出力装置および入力/出力装置の組合せなどの1つ以上のインターフェイス装置1216も含む。インターフェイス装置1216は、入力を受けたり、出力を提供したりしてもよい。より特定的には、出力装置は、外部に提示するための情報を提供してもよい。入力装置1216は、外部供給源から情報を受付けてもよい。インターフェイス装置の例としては、キーボード、マウス装置、トラックボール、マイク、タッチスクリーン、印刷装置、ディスプレイスクリーン、スピーカ、ネットワークインターフェイスカードなどがある。インターフェイス装置1216により、コンピュータシステム1202は、ユーザおよび他のシステムなどの外部要素と情報をやり取りして通信することができる。
データ記憶装置1218は、コンピュータ読取可能および書込可能な、不揮発性または非一時的なデータ記憶媒体を含み、その中に、プロセッサ1210によって実行されるプログラムまたは他のオブジェクトを規定する命令が格納される。データ記憶装置1218は、媒体上または媒体中に記録され、プログラムの実行中にプロセッサ1210によって処理される情報も含んでいてもよい。より具体的には、当該情報は、格納スペースを節約するようにまたはデータ交換性能を向上させるように特に構成された1つ以上のデータ構造に格納されてもよい。当該命令は符号化信号として永続的に格納されてもよく、当該命令は本明細書に記載されている機能のうちのいずれかをプロセッサ1210に実行させ得る。当該媒体は、例えば、とりわけ光学ディスク、磁気ディスクまたはフラッシュメモリであってもよい。動作時、プロセッサ1210またはその他のコントローラは、不揮発性の記録媒体からメモリ1212などの別のメモリにデータを読み取らせ、データ記憶装置1218に含まれる記憶媒体よりも速くプロセッサ1210によって情報にアクセスすることができる。当該メモリは、データ記憶装置1218またはメモリ1212に位置していてもよいが、プロセッサ1210は、メモリ内のデータを操作し、次いで処理が完了した後に、データ記憶装置1218に関連付けられる記憶媒体にデータをコピーする。さまざまな構成要素が記憶媒体と他の記憶素子との間のデータの移動を管理し得るので、例は特定のデータ管理構成要素に限定されるものではない。さらに、例は、特定のメモリシステムまたはデータ記憶システムに限定されるものではない。
コンピュータシステム1202は、一例として、さまざまな局面および機能が実施され得る1つのタイプのコンピュータシステムとして示されているが、局面および機能は、図12に示されるコンピュータシステム1202で実現されることに限定されるものではない。さまざまな局面および機能は、図12に示されるものとは異なるアーキテクチャまたは構成要素を有する1つ以上のコンピュータで実施されてもよい。例えば、コンピュータシステム1202は、本明細書に開示されている特定のオペレーションを実行するように作られた特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit:ASIC)などの特別にプログラムされた特殊目的ハードウェアを含んでいてもよい。別の例は、モトローラパワーPCプロセッサでMAC OSシステムXを実行するいくつかの汎用計算装置ならびに独占所有権のあるハードウェアおよびオペレーティングシステムを実行するいくつかの専門の計算装置のグリッドを用いて、同一の機能を実行してもよい。
コンピュータシステム1202は、コンピュータシステム1202に含まれるハードウェアエレメントのうちの少なくとも一部を管理するオペレーティングシステムを含むコンピュータシステムであってもよい。いくつかの例においては、プロセッサ1210などのプロセッサ、データ処理エンジンまたはコントローラがオペレーティングシステムを実行する。実行され得る特定のオペレーティングシステムの例としては、マイクロソフト社から入手可能なウィンドウズ(登録商標)NT、ウィンドウズ2000(ウィンドウズME)、ウィンドウズXP、ウィンドウズビスタまたはウィンドウズ7オペレーティングシステムなどのウィンドウズベースのオペレーティングシステム、アップルコンピュータ社から入手可能なMAC OSシステムXオペレーティングシステム、多くのリナックス(登録商標)ベースのオペレーティングシステム分散システムのうちの1つ、例えばレッドハット社から入手可能なエンタープライズリナックスオペレーティングシステム、サンマイクロシステムズ社から入手可能なソラリスオペレーティングシステム、またはさまざまな供給源から入手可能なユニックス(登録商標)オペレーティングシステムがある。多くの他のオペレーティングシステムが使用されてもよく、例は任意の特定のオペレーティングシステムに限定されるものではない。
プロセッサ1210およびオペレーティングシステムは、ともに、高水準のプログラミング言語でのアプリケーションプログラムが書込まれるコンピュータプラットフォームを規定する。これらの構成要素アプリケーションは、例えばTCP/IPといった通信プロトコルを用いて、例えばインターネットといった通信ネットワークを介して通信する実行可能な中間バイトコードまたは解釈されたコードであってもよい。同様に、.Net、スモールトーク、ジャバ、C++、AdaまたはC♯(Cシャープ)などのオブジェクト指向のプログラミング言語を用いて局面が実現されてもよい。他のオブジェクト指向のプログラミング言語も使用されてもよい。代替的に、関数型プログラミング言語、スクリプト型プログラミング言語または論理型プログラミング言語が使用されてもよい。
また、例えばブラウザプログラムのウィンドウで見た時にグラフィカル・ユーザ・インターフェイスの局面を提供するかまたは他の機能を実行することができる、HTML、XMLまたは他のフォーマットで作成された文書といった、プログラムされない環境でさまざまな局面および機能が実現されてもよい。さらに、さまざまな例は、プログラムされたエレメントもしくはプログラムされないエレメント、またはそれらの任意の組合せとして実現されてもよい。例えば、HTMLを用いてウェブページが実現されてもよいが、当該ウェブページ内から呼び出されるデータオブジェクトはC++で書かれてもよい。したがって、例は特定のプログラミング言語に限定されるものではなく、任意の好適なプログラミング言語が使用可能である。したがって、本明細書に開示されている機能的構成要素は、本明細書に記載されている機能を実行するように構成された多種多様なエレメント、例えば専門のハードウェア、実行可能なコード、データ構造またはオブジェクトを含んでいてもよい。
いくつかの例においては、本明細書に開示されている構成要素は、構成要素によって実行される機能に影響を及ぼすパラメータを読取ってもよい。これらのパラメータは、揮発性メモリ(RAMなど)または不揮発性メモリ(磁気ハードドライブなど)を含む任意の形態の好適なメモリに物理的に格納されてもよい。また、当該パラメータは、適切なデータ構造(ユーザモードアプリケーションによって規定されるデータベースまたはファイルなど)または一般に共有されるデータ構造(オペレーティングシステムによって規定されるアプリケーションレジストリなど)に論理的に格納されてもよい。また、いくつかの例は、スポンサタイプおよびセクタなどのパラメータを外部要素が修正することによって構成要素の挙動を構成することができるようにするシステムもユーザインターフェイスも提供する。
いくつかの例示的な実施例について説明してきたが、上記は例示であって限定的なものではなく、一例として提示されているということは明らかである。特に、本明細書に提示されている例の多くは方法動作またはシステムエレメントの特定の組合せを含んでいるが、それらの動作およびそれらのエレメントは同一の目的を達成するように他の態様で組み合わせられてもよい。一実施例のみに関連して記載されている動作、要素および特徴を他の実施例における類似の役割から除外することは意図されていない。
なお、図1〜図12において、列挙された項目は個々の要素として示されている。しかし、本明細書に記載されているシステムおよび方法の実際の実現例においては、それらはデジタルコンピュータなどの他の電子装置の分離不可能な構成要素であり得る。したがって、上記の動作は、少なくとも一部が、プログラム記憶媒体を含む製造品において実施され得るソフトウェアで実現されてもよい。当該プログラム記憶媒体は、搬送波、コンピュータディスク(磁気または光学(例えばCDまたはDVDまたはそれら両方))、不揮発性メモリ、テープ、システムメモリおよびコンピュータハードドライブのうちの1つ以上において実施される非一時的な他のデータ信号を含む。
本明細書におけるシステムおよび方法の実施例または要素または動作に単数形で言及することはいずれも、複数のこれらの要素を含む実施例も包含し得る。本明細書における任意の実施例または要素または動作に複数形で言及することはいずれも、要素を1つだけ含む実施例も包含し得る。単数形または複数形での言及は、ここで開示されているシステムまたは方法、それらの構成要素、動作もしくは要素を単一または複数の構成に限定することを意図したものではない。任意の情報、動作または要素に基づいて任意の動作または要素に言及することは、当該動作または要素が少なくとも一部が任意の情報、動作または要素に基づく実施例を含み得る。
本明細書に開示されている任意の実施例はその他の実施例と組み合わせられてもよく、「ある実施例」、「いくつかの実施例」、「代替的な実施例」、「さまざまな実施例」、「一実施例」などへの言及は、必ずしも相互に排他的ではなく、実施例に関連して記載される特定の特徴、構造または特性が少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを示すよう意図されている。本明細書において用いられているこのような用語は、必ずしも全てが同一の実施例を指すわけではない。本明細書に開示されている局面および実施例と一貫した任意の態様で、包括的または排他的に、任意の実施例がその他の実施例と組み合わせられてもよい。
「または」への言及は、「または」を用いて記載されるいかなる用語も、記載される用語のうちの1つ、2つ以上および全てのうちのいずれかを示すように包括的なものとして解釈され得る。そのような記載がない限り、介在する実施例、動作または要素は必須ではない。例えば「または」という語を用いて選択的に本明細書に提示されている問題に対する任意の解決策、または任意の要素もしくは動作は、選択的に提示され得るというだけの理由で、曖昧になったり間接的になったりすることはない。任意のこのような代替的な実施例、解決策、要素または動作は、その他の代替的な解決策、要素または動作から独立して、少なくとも1つの実施例として直接的かつ明白に導き出すことができる。
本明細書に記載されているシステムおよび方法は、その特性から逸脱することなく他の特定の形態で実施されてもよい。上記の実施例は、例示的なものであり、記載されているシステムおよび方法を限定するものではない。したがって、特許請求の範囲は、例の形で明細書に記載されている説明または好ましい実施例によって限定されるものではなく、特許請求の範囲は、当業者が等価物として扱うであろう全ての特徴を含む、本発明に存在する新規性の特徴を全て包含する。
本願が優先権を主張する米国特許出願番号第13/108,355号の開示内容は、引用によって本明細書に援用される。
任意の請求項に記載される技術的特徴の後に参照符号が続く場合、それらの参照符号は単に請求項をより理解しやすくする目的で含まれており、したがって、このような参照符号は、一例としてこのような参照符号によって特定される各要素の解釈に対していかなる限定的な効果も及ぼすものではない。

Claims (18)

  1. プライベート・エクイティ・ファンドの運用成果データを計算するための、コンピュータによって実行される方法であって、
    a)前記ファンドの期間中の前記プライベート・エクイティ・ファンドのキャッシュフローパターンの第1の取引を表わす入力データを入力装置において取得するステップ(310)を備え、前記期間は、複数のサブ期間t0,t1,....tnに分割され、各サブ期間tiごとに、そのサブ期間における拠出金の値Contriおよび分配金の値Distriが供給され、前記方法はさらに、
    b)前記複数のサブ期間にそれぞれ関連付けられる複数の利率r0,r1,....rnを表わす入力データを取得するステップ(320)と、
    c)キャッシュフローパターンの前記第1の取引を表わす前記入力データおよび前記複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、前記ファンドについての拠出金の平均デュレーションを表わす第1の値および分配金の平均デュレーションを表わす第2の値を計算するステップ(330)と、
    d)前記第1の値および前記第2の値に基づいて、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす第3の値を計算するステップ(335)と、
    e)前記第1の値によって表わされる時間において支払われる満期一括償還投資を表わす第4の値および前記第2の値によって表わされる時間において受取られる満期一括償還返済を表わす第5の値を計算することによって、前記第1の値、前記第2の値および前記第3の値に基づいて、前記第1の取引に等価の第2の満期一括償還取引を計算するステップ(340)と、
    f)前記第2の取引および前記第3の値に基づいて、デュレーション調整済み資本収益率:DaRCを表わす第6の値を計算するステップ(350)とを備え
    前記第2の満期一括償還取引を計算する前記ステップe)は、
    e1)全ての拠出金の正味現在価値の合計を表わす値を以下の式に従って計算するステップ(510)を備え、
    式中、NPV_contrは、全ての拠出金の正味現在価値の合計であり、
    前記ステップe)はさらに、
    e2)ステップe1)で計算された全ての拠出金の正味現在価値の合計を表わす前記値およびステップb)で取得された複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、キャッシュ流出の流れに対する満期一括償還拠出金等価物を表わす値を以下の式に従って計算して位置付けるステップ(520)を備え、
    式中、EBCは、満期一括償還拠出金等価物であり、jは、Dc AVG の値の端数を切上げることによって得られるサブ期間に対応し、
    前記ステップe)はさらに、
    e3)全ての分配金の正味現在価値の合計を表わす値を以下の式に従って計算するステップ(530)を備え、
    式中、NPV_distrは、全ての分配金の正味現在価値の合計であり、
    前記ステップe)はさらに、
    e4)ステップe3)で計算された全ての分配金の正味現在価値の前記合計およびステップb)で取得された複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、キャッシュ流入の流れの満期一括償還分配金等価物を以下の式に従って計算して位置付けるステップ(540)を備え、
    式中、EBDは、満期一括償還分配金等価物であり、kは、Dd AVG の値の端数を切上げることによって得られるサブ期間に対応する、方法。
  2. 前記ステップc)は、
    c1)前記サブ期間における拠出金の正味現在価値を表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算するステップと、
    c2)前記サブ期間における分配金の正味現在価値を表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算するステップと、
    c3)前記サブ期間における拠出金の平均デュレーションを表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算するステップ(410)と、
    c4)前記サブ期間における分配金のデュレーションを表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算するステップ(420)と、
    c5)ステップa)およびb)で取得された前記値ならびにステップc1)で計算された前記複数の値に基づいて、拠出金の平均デュレーションを表わす前記第1の値を以下の式に従って計算するステップ(430)とを備え、
    式中、DcAVGは、拠出金の平均デュレーションを表わす前記第1の値であり、
    前記ステップc)はさらに、
    c6)ステップa)およびb)で取得された前記値ならびにステップc2)で計算された前記複数の値に基づいて、分配金の平均デュレーションを表わす前記第2の値を以下の式に従って計算するステップ(440)を備え、
    式中、DdAVGは、分配金の平均デュレーションを表わす前記第2の値である、請求項1に記載のコンピュータによって実行される方法。
  3. 前記第1の取引のネットデュレーションを表わす前記第3の値は、以下の式に従って計算され、
    式中、nDは、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす前記第3の値である、請求項1に記載のコンピュータによって実行される方法。
  4. デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記第4の値を計算するステップは、以下の式に従って実行され、
    式中、DaRCは、デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記第4の値である、請求項1に記載のコンピュータによって実行される方法。
  5. ステップb)で取得された複数の利率r0,r1,....rnを表わす前記入力データに基づいて、前記サブ期間t0,t1,....tnにわたる割引係数を表わす値の変化を表わす利回り曲線を計算するステップを備え、各サブ期間tiごとに、曲線上の対応する値が以下の式に従って計算され、
    式中、Disc_factiは、サブ期間tiにわたる割引係数を表わす前記値である、請求項1に記載のコンピュータによって実行される方法。
  6. g)前記利回り曲線上で拠出金の正味現在価値を前記複数のサブ期間のうちの第1のサブ期間t0まで戻すことによって、ステップe)で計算された前記第2の満期一括償還取引を修正等価満期一括償還取引に変換するステップ(905)と、
    h)修正デュレーション調整済み資本収益率を表わす値を以下の式に従って計算するステップ(910)とをさらに備え、
    式中、mDaRCは、修正デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記値であり、
    i)委託資本と全ての拠出金の正味現在価値との差に基づいて、ステップg)で計算された前記修正満期一括償還取引を、希薄化された等価満期一括償還取引に以下に従って変換するステップ(920)をさらに備え、
    式中、committed_capitalの値は、以下の式に従って計算され、
    fv_UCBの値は、以下の式に従って計算され、
    l)希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす値を以下の式に従って計算するステップ(930)をさらに備え、
    式中、dDaRCは、希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす前記値である、請求項に記載のコンピュータによって実行される方法。
  7. 完全に希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす値を以下の式に従って計算するステップをさらに備え、
    式中、fdDaRCは、完全に希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす前記値である、請求項に記載のコンピュータによって実行される方法。
  8. コンピュータに方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
    a)プライベート・エクイティ・ファンドの期間中の前記ファンドのキャッシュフローパターンの第1の取引を表わす入力データをプロセッサに取得するステップ(310)を備え、前記期間は、複数のサブ期間t0,t1,....tnに分割され、各サブ期間tiごとに、そのサブ期間における拠出金の値Contriおよび分配金の値Distriが供給され、前記方法はさらに、
    b)前記複数のサブ期間にそれぞれ関連付けられる複数の利率r0,r1,....rnを表わす入力データをプロセッサに取得するステップ(320)
    c)キャッシュフローパターンの前記第1の取引を表わす前記入力データおよび前記複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、前記ファンドについての拠出金の平均デュレーションを表わす第1の値および分配金の平均デュレーションを表わす第2の値計算するステップ(330)
    d)前記第1の値および前記第2の値に基づいて、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす第3の値計算するステップ(335)
    e)前記第1の値によって表わされる時間において支払われる満期一括償還投資を表わす第4の値および前記第2の値によって表わされる時間において受取られる満期一括償還返済を表わす第5の値を計算することによって、前記第1の値、前記第2の値および前記第3の値に基づいて、前記第1の取引に等価の第2の満期一括償還取引計算するステップ(340)
    f)前記第2の取引および前記第3の値に基づいて、デュレーション調整済み資本収益率:DaRCを表わす第6の値計算するステップ(350)と、を備え、
    前記第2の満期一括償還取引を計算するステップe)は、
    e1)全ての拠出金の正味現在価値の合計を表わす値を以下の式に従って計算するステップ(510)を備え、
    式中、NPV_contrは、全ての拠出金の正味現在価値の合計であり、
    前記ステップe)はさらに、
    e2)ステップe1)で計算された全ての拠出金の正味現在価値の合計を表わす前記値およびステップb)で取得された複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、キャッシュ流出の流れに対する満期一括償還拠出金等価物を表わす値を以下の式に従って計算して位置付けるステップ(520)を備え、
    式中、EBCは、満期一括償還拠出金等価物であり、jは、Dc AVG の値の端数を切上げることによって得られるサブ期間に対応し、
    前記ステップe)はさらに、
    e3)全ての分配金の正味現在価値の合計を表わす値を以下の式に従って計算するステップ(530)を備え、
    式中、NPV_distrは、全ての分配金の正味現在価値の合計であり、
    前記ステップe)はさらに、
    e4)ステップe3)で計算された全ての分配金の正味現在価値の前記合計およびステップb)で取得された複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、キャッシュ流入の流れの満期一括償還分配金等価物を以下の式に従って計算して位置付けるステップ(540)を備え、
    式中、EBDは、満期一括償還分配金等価物であり、kは、Dd AVG の値の端数を切上げることによって得られるサブ期間に対応する、プログラム
  9. 前記ステップc)
    c1)前記サブ期間における拠出金の正味現在価値を表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごと計算するステップと
    c2)前記サブ期間における分配金の正味現在価値を表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごと計算するステップと
    c3)前記サブ期間における拠出金の平均デュレーションを表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごと計算するステップ(410)
    c4)前記サブ期間における分配金のデュレーションを表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごと計算するステップ(420)
    c5)ステップa)およびb)で取得された前記値ならびにステップc1)で計算された前記複数の値に基づいて、拠出金の平均デュレーションを表わす前記第1の値を以下の式に従っ計算するステップ(430)
    式中、DcAVGは、拠出金の平均デュレーションを表わす前記第1の値であり、
    前記ステップc)はさらに、
    c6)ステップa)およびb)で取得された前記値ならびにステップc2)で計算された前記複数の値に基づいて、分配金の平均デュレーションを表わす前記第2の値を以下の式に従っ計算するステップ(440)を備え
    式中、DdAVGは、分配金の平均デュレーションを表わす前記第2の値である、請求項に記載のプログラム
  10. 記第1の取引のネットデュレーションを表わす前記第3の値を以下の式に従っ計算され
    式中、nDは、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす前記第3の値である、請求項に記載のプログラム
  11. デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記第4の値を計算するステップf)、以下の式に従って実行され
    式中、DaRCは、デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記第4の値である、請求項に記載のプログラム
  12. 前記方法は、
    ステップb)で取得された複数の利率r0,r1,....rnを表わす前記入力データに基づいて、前記サブ期間t0,t1,....tnにわたる割引係数を表わす値の変化を表わす利回り曲線計算するステップを備え、各サブ期間tiごとに、曲線上の対応する値が以下の式に従って計算され、
    式中、Disc_factiは、サブ期間tiにわたる割引係数を表わす前記値である、請求項に記載のプログラム
  13. 方法は、
    g)前記利回り曲線上で拠出金の正味現在価値を前記複数のサブ期間のうちの第1のサブ期間t0まで戻すことによって、ステップe)で計算された前記第2の満期一括償還取引を修正等価満期一括償還取引変換するステップ(905)
    h)修正デュレーション調整済み資本収益率を表わす値を以下の式に従っ計算するステップ(910)と、をさらに備え
    式中、mDaRCは、修正デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記値であり、
    前記方法はさらに、
    i)委託資本と全ての拠出金の正味現在価値との差に基づいて、ステップg)で計算された前記修正満期一括償還取引を、希薄化された等価満期一括償還取引に、以下に従って変換するステップ(920)をさらに備え
    式中、committed_capitalの値は、以下の式に従って計算され、
    fv_UCBの値は、以下の式に従って計算され、
    前記方法はさらに、
    l)希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす値を以下の式に従っ計算するステップ(930)を備え
    式中、dDaRCは、希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす前記値である、請求項に記載のプログラム
  14. 方法は、
    完全に希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす値を以下の式に従っ計算するステップをさらに備え
    式中、fdDaRCは、完全に希薄化されたデュレーション調整済み資本収益率を表わす前記値である、請求項1に記載のプログラム
  15. プロセッサ(1210)とインターフェイス装置(1216)とを有するコンピュータシステム(1200)であって、
    a)プライベート・エクイティ・ファンドの期間中の前記ファンドのキャッシュフローパターンの第1の取引を表わす入力データを取得する(310)ように構成されたインターフェイス装置(1216)を備え、前記期間は、複数のサブ期間t0,t1,....tnに分割され、各サブ期間tiごとに、そのサブ期間における拠出金の値Contriおよび分配金の値Distriが供給され、前記コンピュータシステムはさらに、
    b)前記複数のサブ期間にそれぞれ関連付けられる複数の利率r0,r1,....rnを表わす入力データを取得する(320)ように構成されたインターフェイス装置(1216)と、を備え、前記プロセッサは、
    c)キャッシュフローパターンの前記第1の取引を表わす前記入力データおよび前記複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、前記ファンドについての拠出金の平均デュレーションを表わす第1の値および分配金の平均デュレーションを表わす第2の値を計算(330)
    d)前記第1の値および前記第2の値に基づいて、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす第3の値を計算(335)
    e)前記第1の値によって表わされる時間において支払われる満期一括償還投資を表わす第4の値および前記第2の値によって表わされる時間において受取られる満期一括償還返済を表わす第5の値を計算することによって、前記第1の値、前記第2の値および前記第3の値に基づいて、前記第1の取引に等価の第2の満期一括償還取引を計算(340)
    f)前記第2の取引および前記第3の値に基づいて、デュレーション調整済み資本収益率:DaRCを表わす第6の値を計算する(350)ように構成され
    前記e)の前記第2の満期一括償還取引を計算するために、前記プロセッサは、
    e1)全ての拠出金の正味現在価値の合計を表わす値を以下の式に従って計算する(510)ように構成され、
    式中、NPV_contrは、全ての拠出金の正味現在価値の合計であり、
    前記プロセッサはさらに、
    e2)前記e1)で計算された全ての拠出金の正味現在価値の合計を表わす前記値および前記b)で取得された複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、キャッシュ流出の流れに対する満期一括償還拠出金等価物を表わす値を以下の式に従って計算して位置付ける(520)よう構成に構成され、
    式中、EBCは、満期一括償還拠出金等価物であり、jは、Dc AVG の値の端数を切上げることによって得られるサブ期間に対応し、
    前記プロセッサはさらに、
    e3)全ての分配金の正味現在価値の合計を表わす値を以下の式に従って計算する(530)ように構成され、
    式中、NPV_distrは、全ての分配金の正味現在価値の合計であり、
    前記プロセッサはさらに、
    e4)前記e3)で計算された全ての分配金の正味現在価値の前記合計および前記b)で取得された複数の利率を表わす前記入力データに基づいて、キャッシュ流入の流れの満期一括償還分配金等価物を以下の式に従って計算して位置付ける(540)ように構成され、
    式中、EBDは、満期一括償還分配金等価物であり、kは、Dd AVG の値の端数を切上げることによって得られるサブ期間に対応する、コンピュータシステム。
  16. 前記プロセッサは、さらに、
    前記サブ期間における拠出金の正味現在価値を表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算し(1210)
    前記サブ期間における分配金の正味現在価値を表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算(1210)し
    前記サブ期間における拠出金の平均デュレーションを表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算する(410)
    前記サブ期間における分配金のデュレーションを表わす値を、以下の式に従って、前記複数のサブ期間の各サブ期間tiごとに計算(420)、
    前記a)およびb)で取得された前記値ならびに前記c1)で計算された前記複数の値に基づいて、拠出金の平均デュレーションを表わす前記第1の値を以下の式に従って計算する(430)ように構成され
    式中、DcAVGは、拠出金の平均デュレーションを表わす前記第1の値であり、
    前記プロセッサ(1210)は、さらに分配金の平均デュレーションを表わす前記第2の値を以下の式に従って計算する(440)ように構成され、
    式中、DdAVGは、分配金の平均デュレーションを表わす前記第2の値である、請求項1に記載のコンピュータシステム(1200)。
  17. 前記プロセッサ(1210)は、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす前記第3の値を以下の式に従って計算するように構成され、
    式中、nDは、前記第1の取引のネットデュレーションを表わす前記第3の値である、請求項1に記載のコンピュータシステム(1200)。
  18. 前記プロセッサ(1210)は、デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記第4の値を以下の式に従って計算するように構成され、
    式中、DaRCは、デュレーション調整済み資本収益率を表わす前記第4の値である、請求項1に記載のコンピュータシステム(1200)。
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