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JP6016459B2 - ノイズ吸収装置の支持構造 - Google Patents
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Description

本発明は電子機器の電線(ケーブル)に流れる雑音電流(ノイズ)を吸収して当該ノイズによる電子機器の誤動作を防止するためのノイズ吸収装置に関し、特にノイズ吸収装置を基板(シャーシやパネル、その他の部材を含む)に支持させるためのノイズ吸収装置の支持構造に関するものである。
ノイズ吸収装置として、円筒状のフェライトを軸方向に半分に分割したものを各々プラスチック製のケースに嵌め込み、電子機器に接続される電線をその両側からケースごとフェライトで挟むようにしたものが提案されている。さらに、この種のノイズ吸収装置をシャーシやパネル等の基板に固定支持するようにしたノイズ吸収装置も提案されている。例えば、特許文献1のように、基板に固定台をネジや両面テープ等で取り付けておき、ノイズ吸収装置のケースをこの固定台に係合させることによって当該固定台を介してノイズ吸収装置を基板に支持する構成のものがある。また、特許文献2のように、金属帯状をした固定部材をノイズ吸収装置のケース周面に沿って巻き付け、この固定部材の両端を重ねた状態で基板にネジ等により固定することでノイズ吸収装置を基板に支持する構成のものも提案されている。
特開平10−256773号公報 特開2010−153731号公報
特許文献1のノイズ吸収装置は、ノイズ吸収装置を基板に安定に支持する上では有効であるが、ノイズ吸収装置と固定台のそれぞれに両者を係合させるための係合部を設ける必要があり、固定台やノイズ吸収装置を小型に形成する上での障害になる。また、係合部を形成することにより固定台やノイズ吸収装置の構造が複雑になり、これらを製造するための成形用の金型も複雑なものになる。さらに、固定台をネジや両面テープで基板に固定するため、基板に対する取り付け、取り外しの作業が面倒なものになり、リユースの容易性が要求されている近年の電子部品への適用が難しい。特許文献2はノイズ吸収装置の周面巻付けた固定部材を締結することによりノイズ吸収装置を固定するものであるため、構造は簡易であるが固定部材の締結が緩いと固定部材に対してノイズ吸収装置が軸回り方向に回動する等不安定な支持となり、装着しているケーブルが捩じれてしまう等の問題が生じる。また、特許文献2では固定部材をノイズ吸収装置の側方位置において基板にネジ固定する構成であるため、基板にはノイズ吸収装置を配設するためのスペースとネジ固定するためのスペースを確保しなければならず、ノイズ吸収装置を固定するためのスペースが大きなものになってしまう。
本発明の目的は、構造を複雑にすることなくノイズ吸収装置を安定に支持するとともに基板に対する固定スペースを最小限のスペースにし、しかも基板に対する配設を容易に行うことが可能なノイズ吸収装置の支持構造を提供するものである。
本発明のノイズ吸収装置の支持構造は、内部にコアを内装する筒状のケースを備えるノイズ吸収装置と、このノイズ吸収装置を基板に支持させるための支持具とで構成され、ケースは外周面の筒軸方向の一部に係止溝が設けられており、この係止溝は筒径方向に対向する両側面が周方向に対して平坦な溝底面を有する断面形状の溝として形成され、支持具は、開操作可能な上辺部と、上向きコ字状をした左辺部、右辺部及び下辺部とで矩形枠状に形成されてケースを保持する保持部と、下辺部に設けられて基板に設けた穴に着脱可能に嵌合される嵌合部を備え、保持部にケースを内挿したときに、左辺部及び右辺部が係止溝の溝底面に密接した状態で係合し、ケースを筒軸方向及び回転方向に係止した状態で保持する
本発明において、支持具の嵌合部は基板に設けた孔に挿入されたときに当該孔に嵌合する嵌合片と、両側から挟むように操作されたときに嵌合片と孔との嵌合状態を解除する解除片とを備える。
本発明によれば、ノイズ吸収装置は係止溝に係合させる支持具に保持された状態で基板に固定されるので、支持具に対してノイズ吸収装置を筒軸方向に係止することができるとともに、係止溝の非円形をした外周面形状によって筒軸回り方向にも係止することができ、基板に対して安定に支持することができる。特に、ノイズ吸収装置の係止溝の外形寸法を特定することにより、筒軸回り方向の移動を確実に係止することができる。これにより、ノイズ吸収装置を取着したケーブルの長さ方向の移動を防止するとともに当該ケーブルの捩じれを防止することができる。また、ノイズ吸収装置は支持具の嵌合部の直上位置に保持されるので、基板に対する支持スペースを最小限のスペースに抑制し、基板の小型化を図る上で有効になる。さらに、支持具に設けた解除片を利用することで、ノイズ吸収装置を装着した状態でも支持具を基板に対して着脱することが可能になる。
本発明にかかるノイズ吸収装置の部分分解斜視図。 コアの外周面側の外観斜視図。 分割コアを装着した状態の外観斜視図。 ノイズ吸収装置にケーブルを装着する状態の外観斜視図。 図4(b)のA−A線断面図。 ノイズ吸収装置と支持具の斜視図。 支持具を基板に固定する状態の斜視図。 図7(b)における筒軸と直交するB−B線方向の断面図。
次に本発明の実施形態を説明する。図1は本発明にかかるノイズ吸収装置Nの部分分解斜視図であり、閉じたときに略円筒状、ここでは概ね八角筒に近い筒状に構成されるケース1と、このケース1内に内装されるフェライト製のコア2とで構成されている。コア2は円筒型のコアを筒径方向に2分割した半円筒状をした一対の分割コア2A,2Bで構成されている。各分割コア2A,2Bは長さ方向の両端面に段部21が形成されており、この段部21はケース1に内装支持する際に利用する支持用突起として構成されている。この支持用突起21は後述するようにケース1に設けたコア支持突起15に係合し、ケース1内に内装支持されたときにケース1からの脱落を防止する。
前記ケース1は前記各分割コア2A,2Bをそれぞれ収容可能な一対の分割ケース1A,1Bを備えている。図2はケースの外周面側を示す外観斜視図であり、図1と図2を参照すると、各分割ケース1A,1Bは筒軸を含む平面で径方向に二分した半八角筒状に近い形状とされ、それぞれの両端壁にはケーブルを挿通させるための半円状の切欠き1aを有している。これら分割ケース1A,1Bは互いに対向する側縁部に筒軸方向に所要の間隔をおいて設けた2つの可撓性のある連結片11によって互いに連結されるとともに、図1の右側の第1分割ケース1Aの右側縁部には所要間隔おいた筒軸方向の2箇所にそれぞれ係合突起12が設けられ、図1の左側の第2分割ケース1Bの左側縁部には前記各係合突起12に係合する2つの係合枠部13が設けられている。
また、図1および図2に示すように、第1及び第2の各分割ケース1A,1Bはそれぞれの底面に、筒径方向の内方に向けて弾性力を発揮するようにした舌片状のコア押圧片14が切欠き形成されるとともに、長さ方向の両端には両縁部から内方に向けて所要寸法で突出したコア支持突起15が設けられている。そして、図3に示すように、分割ケース1A,1Bにそれぞれ分割コア2A,2Bを内装したときに、各分割コア2A,2Bは両端に設けた支持用突起21がそれぞれコア支持突起15に係合し、これと同時に各分割コア2A,2Bの底面(周面)がコア押圧片14によって中心方向に押圧されることで各分割コア2A,2Bはそれぞれ分割ケース1A,1B内に脱落が防止された状態で内装支持されることになる。
さらに、図1および図3から判るように、前記第1分割ケース1Aには両端の端壁のそれぞれの内面に沿った位置に各一対のケーブル挟持部16が設けられている。これらのケーブル挟持部16は、外側の端部が第1分割ケースに固定され、内側の端部が筒径方向に弾性変形可能な自由端部として構成された概ねU字型の挟持片として形成され、各自由端部16aが筒径方向に対向配置されたものである。また、前記第2分割ケース1Bには両端の位置にケーブル挟持押圧部17が設けられている。これらのケーブル挟持押圧部17は、第2分割ケースの内面に立設されたテーパ状をした突片として構成されており、第2分割ケース1Bを第1分割ケース1Aに閉じたときに前記ケーブル挟持部16の外側面に当接し、各ケーブル挟持部16を内側に向けて弾性変形させる押圧力を発揮させるものである。
このノイズ吸収装置Nでは、図4(a)に外観斜視図を示すように、第1分割ケース1Aに内装した分割コア2Aの内径凹部にケーブルCを挿通させた上で連結片11を曲げ変形しながら第2分割ケース1Bを第1分割ケース1Aに対面させ、係合枠部13と係合突起12を係合することによって分割ケース1A,1Bは図4(b)に外観斜視図を示すように八角筒状のケース1として組み立てられ、当該ケース1の中心孔内にケーブルCを挟持した状態でケーブルCに装着されることになる。このとき、分割コア2A,2Bは、図には表れないが互いに接触して円筒状態となり、ケーブルCの周囲を取り囲み、ケーブルCを通流するノイズを吸収する機能を有することは言うまでもない。
そして、前記したようにノイズ吸収装置NにケーブルCを挿通させたときにはケーブルCは対をなすケーブル挟持部16間に進入位置されて当該ケーブル挟持部16の自由端部16aによって挟持される。さらに、両分割ケース1A,1Bを閉じたときに、ケーブル挟持押圧部17はケーブル挟持部16の外側面に当接してケーブル挟持部16におけるケーブルCの挟持状態を保持させる。これによりケーブルCがノイズ吸収装置N内で移動することが抑止される。前記ケーブル挟持部16及びケーブル挟持押圧部17の詳細な構成およびその作用については、本出願人が先に提案している特願2010−263059に記載されているとおりである。
さらに、図2に示すように、前記ノイズ吸収装置Nのケース1の外周面の筒軸方向の一部には係止溝18が設けられている。この係止溝18はケース1の外周面のうちケース1の筒軸方向のほぼ中央位置、換言すれば前記連結片11、係合突起12、係合枠部13が存在していない筒軸方向の位置に形成されている。また、この係止溝18はケース1の外周面の全周方向のうち、前記したコア押圧片14が形成されていない外周面でかつ筒径方向に対向する周方向の2箇所に形成されている。この係止溝18はケース1の外周面を厚み方向に凹設することによって形成してもよいが、ここでは外周面に軸方向に所要の寸法で対峙する一対の突条18aを形成することにより、これら突条18aで挟まれる領域を係止溝18として構成している。このように係止溝18を形成することで、ケース1の外周面を厚み方向に凹設する場合に比較してケース1の機械的な強度の低下が防止できる。また、図5に図4(b)のA−A断面図を示すように、この係止溝18は筒軸と直交する断面形状が非円形となる形状、ここでは同図に示すように、各分割ケース1A,1Bの底面に設けた前記コア押圧片14と直交する位置の両側面にそれぞれ形成されて周方向に対して平坦な溝底面を有する断面形状の溝として形成される。さらに、この係止溝18における外径寸法Laは、当該係止溝18に周方向に隣接する部分の外径寸法Lbよりも小さくされている。
図6は、以上の構成のノイズ吸収装置Nを基板BPに支持させるための支持具Fである。この支持具Fは図6(a)に示すように、前記ノイズ吸収装置Nのケース1の外形寸法にほぼ等しい縦横寸法の枠状をした保持部3と、この保持部3の下部に設けられて基板の孔に嵌入される嵌合部4とで構成されている。保持部3は上辺部31、下辺部32、右辺部33、左辺部34によって矩形枠状に形成されており、下、左、右の各辺部32,33,34で上向きコ字状に形成されるとともに、上辺部31は基端において右辺部33の上端部に傾倒可能に連結されている。上辺部31の先端に設けた係合爪35を左辺部34の上端に設けた係合凹部36に係合させることで各辺部31〜34で閉鎖枠を構成し、保持部3内にケーブル類を抱持することが可能である。また、これら係合爪35と係合凹部36の係合を解除し、かつ上辺部31を上方に開くことで保持部3内のケーブル類を取り出すことが可能である。
前記嵌合部4は基板BPの孔Hに縮径されながら嵌入され、嵌入された後は弾性復帰して基板に対して固定状態とされる一対の矢尻型の嵌合片41を備えている。これら一対の嵌合片41の両側面にはそれぞれ左右外方向に延長されて基板BPの表面に弾接し、嵌合片41と孔Hとの嵌合状態を保持させるための弾接片42と、同じく左右外方向に延長され、かつ各先端が上方向から内方向に向けて湾曲され、操作者の指等によって内側に向けて手操作されたときに前記嵌合片41をそれぞれ縮径して孔Hとの嵌合状態を解消し、嵌合辺41を孔Hから離脱させるための解除片43が設けられている。したがって、基板BPの孔Hに対して支持具Fを基板BPに対して取り付け、かつ取り外すことは容易である。このリユース構造の支持具は本出願人が保有する特許第3905527号、特許第3938754号の支持具を利用したものである。
前記ノイズ吸収装置Nを基板BPに支持する際には、当該ノイズ吸収装置Nに適合した支持具Fを選定する。すなわち、矩形枠状に形成されている保持部3内にノイズ吸収装置Nが内挿することができ、かつ保持部3を構成している上下、左右の各辺部31〜34の幅寸法が前記ノイズ吸収装置Nのケース1の外周面に設けた係止溝18の溝幅寸法、すなわち筒軸方向の寸法と等しく、あるいは係止溝18の溝幅寸法よりも多少短い寸法に形成されている支持具を選定する。その上で、図6(a)に示したように選定した支持具Fの上辺部31を開いた上で、図6(b)に示すように保持部3内にノイズ吸収装置Nを内挿し、次いで保持部3の上辺部31を閉じて係合爪35を係合凹部36に係合させる。このとき、ノイズ吸収装置Nの係止溝18を保持部3の右辺部33と左辺部34に対して位置決めすることで、当該左右の各辺部33,34は係止溝18を構成している突条18aの間に進入位置された状態でノイズ吸収装置Nを抱持する。
このようにしてノイズ吸収装置Nを支持具Fに抱持させた上で、図7(a)および(b)に示すように、支持具Fの嵌合部4の嵌合片41を基板BPの孔Hに挿入すると、前記したように嵌合片41が孔Hに嵌合して支持具Fが基板に固定され、さらに支持具Fを介してノイズ吸収装置Nが基板BPに支持される。このように支持した状態では、図8に支持した状態の筒軸と直交するB−B線方向の断面図を示すように、ノイズ吸収装置Nのケース1に設けた掛止溝18と左右の各辺部33,34との係合、すなわち掛止溝18を構成している対をなす突状8aと左右の各辺部33,34との筒軸方向の当接によってノイズ吸収装置Nは支持具Fに対する筒軸方向への移動が係止される。また、係止溝18の溝底面が平坦をしていて筒軸と直交する断面形状が非円形の断面形状であり、この溝底面に保持部3の左右の各辺部33,34が密接する状態で係合されており、さらに係止溝18における外径寸法Laは隣接部分の外径寸法Lbよりも小さいので、保持部3内でノイズ吸収装置Nが筒軸回りに回転しようとしても隣接部分が大径であることによって係止される。これにより、ノイズ吸収装置Nは基板BPに対して移動されることなく安定に保持され、ノイズ吸収装置Nが移動されてケーブルCに引張力や捩じれ力が加えられることもない。また、支持した状態ではノイズ吸収装置Nは支持具Fの直上に保持されており、かつ支持具Fはノイズ吸収装置Nよりも小寸法であるので基板BP上においてはノイズ吸収装置Nを配設するスペースを確保するだけでよく、基板BPに対する固定スペースを最小限のスペースにすることができる。
ノイズ吸収装置Nを基板BPから取り外す際には、支持具Fの一対の解除片43を左右から摘んで内側に弾性変形させれば、前記したように解除片43に連結されている嵌合片41が縮径され、基板BPの孔Hとの嵌合が解消されるので支持具Fを基板BPから取り外し、これと同時にノイズ吸収装置Nを基板BPから取り外すことができる。このとき、解除片43はノイズ吸収装置Nの筒軸方向と直交する方向に向けられているので、解除片43を操作する際にノイズ吸収装置NやケーブルCが邪魔になることはなく、容易に操作することができる。あるいは、支持具Fを基板BPに固定した状態のまま、3保持部の係合爪35を係合凹部36との係合から解除することで上辺部31を開放し、ノイズ吸収装置Nのみを保持部3から取り外すことも可能である。
このように、実施形態のノイズ吸収装置Nの支持構造によれば、ケース1の外周面の一部に係止溝18を設け、支持具Fをこの掛止溝18に係合させた状態で基板BPに対する固定を行うことによりノイズ吸収装置NおよびケーブルCの筒軸方向の移動を防止することができ、かつ筒軸回り方向の回動を防止することができる。そのため、ノイズ吸収装置Nの構造を複雑なものにすることなく、ノイズ吸収装置NおよびケーブルCの長さ方向の移動や捩じれを防止し、基板BPに対して安定に保持することが可能になる。また、支持具Fはノイズ吸収装置Nの直下位置において基板BPに固定することが可能であるので、基板BPにおけるノイズ吸収装置Nを支持するためのスペースを最小限のスペースにでき、ノイズ吸収装置Nを配設する各種機器の小型化を図る上でも有利になる。さらに、支持具Fは片手操作で基板BPに対する着脱が可能であり、しかもノイズ吸収装置Nを保持した状態でも保持する前でも着脱が可能であるのでノイズ吸収装置Nの基板BPへの支持を極めて容易に行うことができる。
なお、実施形態では、ノイズ吸収装置Nは係止溝18が水平左右方向に向けられた状態で支持具Fの保持部3内に内挿されて保持されているが、係止溝18が上下方向に向けられた状態で保持部3内に内挿されるようにしてもよい。この場合には保持部3の上辺部31と下辺部32がノイズ吸収装置Nの係止溝18に係合してノイズ吸収装置Nを筒軸方向と筒軸回り方向に係止することが可能である。このようにすることで、支持具Fに対してノイズ吸収装置Nの保持方向、特に筒軸回り方向の位置が特定されることはなく、ノイズ吸収装置Nを支持する際の作業を容易なものにすることも可能である。
実施形態ではノイズ吸収装置Nのケース1に設けた係止溝18は、ケース1の外周面に設けた対をなす突条18aによって係止溝を形成しているが、ケース1の肉厚が十分に厚いときにはケース1の外周面に凹溝を形成し、この凹溝で係止溝を形成してもよい。また、係止溝は筒軸と直交する方向の断面形状が非円形であれば任意の断面形状であってもよく、例えば、係止溝は各分割ケース1A,1Bの底面、すなわちこの実施形態ではコア押圧片14を形成している箇所の外周面に設けてもよい。
本発明は、ケースに設けた係止溝における筒軸方向と直交する方向の断面形状が非円形であって支持具に係合したときにケースの筒軸方向の移動および筒軸回りの回転が防止できる構成であればよく、適用可能なケースは実施形態に記載のケースのように外周面の筒軸方向の断面形状が八角形の構成に限られるものでなはく、円筒形あるいはそれ以外の形状であってもよい。特に、係止溝の径方向の外形寸法を周方向に隣接する部分の径方向の外形寸法よりも小さい形状であれば、本発明を適用することが可能である。また、実施形態では係止溝はケースの外周面の互いに対向する面に対をなして設けているが、ケースの外周面の少なくとも一部に設けられればよく、あるいは外周面の筒軸回りの全周に沿って設けてもよい。
本発明のノイズ吸収装置を基板に支持させるための支持具は実施形態に記載の構成に限られるものではなく、特に保持部の構成はノイズ吸収装置を保持することができる構成であれば任意の構成のものが採用できる。例えば、基端部が嵌合部に連結され、先端部をループ状にしてノイズ吸収装置のケースの外周面に沿って巻き付けた上で当該先端部を基端部に内挿して係止する構成のいわゆる締結バンドと称されるものであってもよい。また、支持具の嵌合部の構成は、係止溝に係合して固定を行うことが可能な支持具であれば、基板に対して固定するための構造は実施形態の構成に限られるものでないことも同じである。
本発明はケースが筒状に形成されてケーブルを挟持する構成のノイズ吸収装置を支持具を利用して基板に対して着脱可能としたノイズ吸収装置の支持構造として適用することが可能である。
N ノイズ吸収装置
F 支持具
BP 基板
H 孔
C ケーブル
1 ケース
1A,1B 分割ケース
2 コア(フェライトコア)
2A,2B 分割コア
3 保持部
4 嵌合部
11 連結片
13 係合突起
14 係合枠部
16 ケーブル挟持部
17 ケーブル挟持押圧部
18 掛止溝
18a 突条
31〜34 辺部
41 嵌合片
42 弾接片
43 解除片

Claims (2)

  1. 内部にコアを内装する筒状のケースを備えるノイズ吸収装置と、このノイズ吸収装置を基板に支持させるための支持具とで構成され、前記ケースは外周面の筒軸方向の一部に係止溝が設けられており、この係止溝は筒径方向に対向する両側面が周方向に対して平坦な溝底面を有する断面形状の溝として形成され、前記支持具は、開操作可能な上辺部と、上向きコ字状をした左辺部、右辺部及び下辺部とで矩形枠状に形成されて前記ケースを保持する保持部と、前記下辺部の下側位置に設けられて前記基板に設けた穴に着脱可能に嵌合される嵌合部を備え、前記保持部に前記ケースを内挿したときに、前記左辺部及び右辺部が前記係止溝の溝底面に密接した状態で係合し、前記ケースを筒軸方向及び回転方向に係止した状態で保持することを特徴とするノイズ吸収装置の支持構造。
  2. 前記支持具の嵌合部は前記基板に設けた孔に挿入されたときに当該孔に嵌合する嵌合片と、両側から挟むように操作されたときに前記嵌合片の前記孔との嵌合状態を解除する解除片とを備えることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置の支持構造。
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