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JP6025342B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description

本発明は、複数枚の画像をつなぎ合わせて合成画像を生成する撮像技術に関する。
カメラのアングルを変えながら複数枚の画像を撮影し、各画像について左右の重なり部分を画像処理でスムーズにつなぎ合わせてパノラマ画像を得る手法がある。
また、白飛びが少ない画像と黒潰れが少ない画像を、露光条件を変えて複数枚撮影し、これらを合成することで幅広いダイナミックレンジを持つ画像を生成する手法がある。これはハイダイナミックレンジ(HDR)合成と呼ばれている。特許文献1では、上述したHDR合成によって白飛びおよび黒潰れがない画像を生成しつつ、エリアを変更して同様の撮影及び合成を続け、これらHDR画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を生成する技術の開示がある。
特開2004−180308号公報
しかしながら、上記特許文献1では、同一アングルで複数枚の撮影を行うため、複数枚の撮影時は、三脚等によりカメラ本体を固定する必要があると共に、複数枚の撮影とカメラアングルの調整(移動・固定)を繰り返す必要があり、煩雑な手順が必要となる。
また、アングルごとにダイナミックレンジの広い画像を生成し、各画像をつなぐときに、画像の明るさを再調整するので、完成したパノラマ画像において、固定アングルのつなぎ目または固定アングルの明るさに、違和感が残ってしまう可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、簡便な操作で幅広いダイナミックレンジをカバーする撮影を可能とすると共に、つなぎ目で明るさの違和感が生じないパノラマ画像が得られる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、アングルの変更に伴って露光条件を異ならせ、複数の露光条件を順次変更して被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮影された複数枚の画像のうち、前記露光条件が同一の画像を1つのグループとして、当該グループごとに画像をつなぎ合わせて複数枚の第1の合成画像を生成する第1の合成手段と、前記第1の合成手段により生成された前記複数枚の第1の合成画像を合成して、ダイナミックレンジが拡大された1枚の第2の合成画像を生成する第2の合成手段と、を有する。
本発明によれば、簡便な操作で幅広いダイナミックレンジをカバーする撮影を可能とすると共に、つなぎ目で明るさの違和感が生じないパノラマ画像を得ることができる。
本発明に係る実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図。 本実施形態のデジタルカメラのパノラマ撮影の概念を示す図。 本実施形態のデジタルカメラの角速度センサの動作を示す図。 本実施形態のデジタルカメラによるパノラマモード時の撮影動作を示すフローチャート。 本実施形態のデジタルカメラの露光条件を決定する概念図。 本実施形態のデジタルカメラのパノラマ合成およびHDR合成の概念図。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
[実施形態1]以下、本発明に係る実施形態1について説明する。
<装置構成>先ず、図1を参照して、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成及び機能の概略について説明する。
図1において、撮影レンズ101は被写体像を捕捉し、撮像素子103の撮像画面上に結像させる。絞り102は撮影レンズ101から入射される被写体像の光量を所定量に制限する。本実施形態のデジタルカメラは、後述するパノラマ撮影モードにおいて、撮影レンズ101の焦点距離が35mmフィルム換算で28mmに相当する焦点距離にズーム位置が固定される。撮像素子103で結像した被写体像は、CMOSイメージセンサ等を構成する光電変換素子により電気信号に変換され、A/Dコンバータ104でデジタル信号に変換されて画像処理部105へ出力される。画像処理部105は、入力された画像信号にガンマ補正やホワイトバランス補正、ノイズリダクション処理等を施し、画像データバス106に非圧縮画像データとして出力する。
測光センサ111は、撮像画面の範囲における輝度の分布を検出し、EV値データを制御バス116に出力する。角速度センサ112は、ユーザがカメラ本体のアングルを変化させる際に発生する角速度を、カメラ光軸に直交するX(ヨー)、Y(ピッチ)方向ごとに検出し、検出した角速度データを上記X、Yの2つのチャンネルごとに制御バス116に出力する。液晶パネル107は、画像や各種情報を表示する表示部である。
第1SDRAM109は、複数フレーム分の非圧縮画像データを蓄積し、後述するパノラマ合成並びにHDR合成を行うためのワークエリアであるメモリ空間を提供する。コーデック110は、第1SDRAM109にて合成処理が終了した非圧縮画像データを静止画として圧縮符号化し、JPEGまたはRAWデータを生成する。JPEGは階調8ビットの一般的な機器で再生互換性を持つ記録方式で、RAWは階調14ビットの、画像処理部105による画像処理を施さないデータに可逆圧縮方式による符号化を施した、特定の機器に再生互換性を持つ記録方式である。
第2SDRAM113は、コーデック110で生成されるJPEGデータを、記録媒体114に対して書き込みまたは読み出しを行い、記録媒体114の記録速度との調停を行うためのバッファメモリ空間を提供する。また、第2SDRAM113は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。液晶ドライバ108は、第2SDRAM113に格納されている画像表示用のデータを液晶表示信号に変換して液晶パネル107に供給する。このようにして、第2SDRAM113に書き込まれた表示用の画像データは液晶ドライバ108を介して液晶パネル107により表示される。
A/Dコンバータ104にてA/D変換され、第2SDRAM113に蓄積されたデジタル信号は液晶ドライバ108にて液晶表示信号に変換され、液晶パネル107に逐次転送されて表示される。このように液晶パネル107はスルー画像を表示可能な電子ビューファインダとして機能する。記録媒体114は、カメラ本体に対して着脱が可能な、例えばNAND型フラッシュメモリ等で構成されているメモリカードである。JPEGまたはRAWデータは、PCに接続された際にディスクドライブとして認識される、PC互換性を持つFAT(File Allocation Table)ファイルシステムに則って作成されて記録媒体114に記録される。
操作キー115は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチであり、静止画の撮影指示を行うシャッターボタン、パノラマ撮影を行うパノラマモードと通常の静止画撮影を行う通常撮影モードのいずれかを選択するモードスイッチを含む。制御バス116は、各ブロック間の制御信号の通信を行う信号経路であり、CPU118からの制御信号を各ブロックに伝えると共に、各ブロックからのレスポンス信号や各センサからのデータ信号をCPU118に伝える。フラッシュROM119は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであって、CPU118の動作用の定数、プログラム等が格納される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述するフローチャートを実行するためのプログラムのことである。CPU118は、カメラ全体を制御する。後述するフラッシュROM119に記録されたプログラムを実行することで、後述する実施形態の各処理を実現する。117はシステムメモリであり、RAMが用いられる。RAM117には、CPU118の動作用の定数、変数、フラッシュROM119から読み出したプログラム等を展開する。また、CPU118は液晶ドライバ108等を制御することにより表示の制御も行う。
図2は、本実施形態のデジタルカメラで横に長いパノラマ画像を撮影する際の様子を示している。シャッターボタンを押しながら、例えば左から右へ撮影者自身が回転するようにカメラのアングルを連続的に移動させながら撮影すると、重複する領域のある複数枚の画像が得られる。撮像装置はそれら得られた複数枚の画像をつなぎ合わせて1枚のパノラマ画像を生成する。
<撮影動作>次に、図3及び図4を参照して、本実施形態のデジタルカメラによるパノラマモード時の撮影動作について説明する。
図3は、本実施形態のデジタルカメラの状態と、それに応じた角速度センサ112の出力を示しており、カメラのヨー方向の回転速度がX出力、カメラのピッチ方向の回転速度がY出力として検出され、各出力の積分値を取ることで各方向の回転量が算出できる。
図4は、本実施形態のデジタルカメラによるパノラマ撮影モード時の動作を示すフローチャートである。なお、図4の処理は、CPU118が、ROM119に格納された制御プログラムを、RAM117のワークエリアに展開し、実行することで実現される。
図4において、CPU118は、モードスイッチがパノラマモードのままカメラの電源がオンされるか、ユーザの操作によってパノラマモードへ切り替えられると、処理を開始する。
まずS401では、CPU118は、シャッターボタンが半押しされているか判定し、半押しされていれば、S402にて、測光センサ111により被写体の輝度が測定される。測光センサは外光式で、カメラ本体の上面に設置され、パノラマ撮影される画角範囲と同等の輝度測定範囲を有し、測定範囲内の最大輝度および最小輝度が測定可能である。測光センサとしてはこれに限らず、撮像素子103より取り込まれた撮像画像から輝度値を測定するようにしてもよい。
S403では、CPU118は、撮影範囲における被写体の最大輝度および最小輝度を検出し、S404では、最大輝度と最小輝度の輝度差に基づいて、HDR画像を合成するために必要な、標準ダイナミックレンジ画像の必要枚数Nを算出する。ここで、必要枚数Nは最大輝度と最小輝度の輝度差に基づくものに限らず、例えば適正露出に対応する輝度と最大輝度や適正露出に対応する輝度と最小輝度などでもよい。また、必要枚数Nはユーザによって予め設定されていても良い。
S405では、CPU118は、上記必要枚数Nと同数異なって設定される露光条件のずらし量が算出される。図5は、S404及びS405にて、上記必要枚数Nと露光条件のずらし量を決定する概念図である。なお、EVとはExposure Value(露光指数)の略で、感度がISO100のフィルムを18%グレーに感光させる(適正露出が得られる)ことができる光量のことである。絞り値がF1.0、シャッタースピードが1秒の場合をEV=0として、フィルムを絞り値が√2倍かまたはシャッタースピード(露光時間)が半分になるごとにEV値が1ずつ増えていく。同一のEVに対する絞り値とシャッタースピードの組み合わせは1つには決まらず、図5に示すように、例えば7EVの光量に対して適正露出を得るには、F4.0・1/8秒、F2.8・1/16秒、F2.0・1/30秒などの露光条件がある。また、ダイナミックレンジの広さもEV値で表すが、例えば10EVでは、210=1024倍の輝度差がカバーできるダイナミックレンジを示す。上記必要枚数N及び露光条件ずらし量は、以下の式によって算出される。
N=((最大輝度−最小輝度)+輝度オーバーラップ量×(N−1))/撮像素子のダイナミックレンジ・・・(1)

N=(最大輝度−最小輝度−輝度オーバーラップ量)/(撮像素子のダイナミックレンジ−輝度オーバーラップ量)・・・(2)

露光ずらし量=((最大輝度−最小輝度)−撮像素子のダイナミックレンジ)/(N−1)・・・(3)

本実施形態の撮像素子による標準ダイナミックレンジが10EV、輝度オーバーラップ量が6EVであるとして、S403にて、最大輝度が20EV、最小輝度が2EVの場合(式2)、N=3として算出される。すなわち、最大輝度と最小輝度の輝度差を撮像素子のダイナミックレンジで除算した結果に応じて、必要枚数Nが決定される。なお、輝度オーバーラップ量は、撮像素子でカバーできる輝度の範囲をオーバーラップさせる量である。また、S405にて決定される露光条件のずらし量は式3から、4EVとなる。これにより、3つのエリアの露光条件を決めるためのEV値が決定され、標準の露光条件は11EV、アンダー側の露光条件は15EV、オーバー側の露光量は7EVとなる。
次にS406、S407では、CPU118は、絞り値およびシャッタースピードを決定する。本実施形態では、複数の標準ダイナミックレンジ画像を得る際に行う露光条件の変更は、絞り値を変更することによって行われる。シャッタースピードを各露光条件の間で固定することで、撮影者のカメラを振るスピードをほぼ等速とすると、動きぶれの程度が画像間でほぼ統一される。また、1つのシャッタースピードに対して、N通りの絞り値が決定される。また、カメラ側で設定できる絞り値、シャッタースピードの制限の中で、最高のシャッタースピードが得られる条件が設定される。すなわち、オーバー側の露光条件である7EVとなる、絞り値とシャッタースピードの組み合わせの中で、絞り値が開放であるF1.4の場合のシャッタースピード1/60秒が、共通のシャッタースピードとなり、それぞれの露光条件を実現する絞り値として、オーバー側はF1.4、標準はF5.6、アンダー側はF22となる。なお、本実施形態では、測光値などの撮影条件からシャッタースピードを決定しているが、これに限らず、撮影条件に加えて撮影者のカメラを振るスピードを考慮しても良い。撮影者がカメラを振るスピードは角速度センサ112によって測定してもよいし、予め速度を入力し設定しておいても良い。スピードを測定する場合には、パノラマ撮影が開始する前に撮影時のスピードを想定してカメラを振るようにUIで指示し、予め測定しておいた値をパノラマ撮影時に使用する。S408では撮影者のカメラを振るスピードに対応する(動きぶれなどが許容される)シャッタースピードが設定されることになる。
S408では、CPU118は、シャッターボタンが全押しされているか判定し、全押しされていれば、ユーザがシャッターボタンを押し続ける間に行われる一連の連続撮影における撮影枚数を示す変数Pの値が0にリセットされる(S409)。
次にS410、S411a〜S411cでは、CPU118は、S406で算出された絞り値を絞り102に設定する。S410では、CPU118は、変数Pを必要枚数Nで除算した剰余を算出する。本実施形態では、N=3の場合、剰余が0であれば、S411aにて、絞り102が、最も少ない露光量である絞り値のF22に設定される。また、剰余が1であれば、S411bにて、絞り102が、前述のF22に対してずらし量4EV分明るくなる絞り値のF5.6に設定される。さらに、剰余が2であれば、S411cにて、絞り102が、前述のF5.6に対してずらし量4EV分明るくなる絞り値であり、開放値であるF1.4に設定される。
S412では、撮像素子103により被写体の露光が開始され、S407にて算出されたシャッタースピードによる露光が終了し、撮像信号の転送が行われる。転送された撮像信号は、A/Dコンバータ104にてA/D変換され、画像処理部105にてガンマ補正やホワイトバランス補正、ノイズリダクション処理等の画像処理が施された後、第1SDRAM109に一時記憶される。
S413では、変数Pの値がインクリメントされ、S414では、CPU118は、ユーザが撮影アングルを、パノラマ合成のための合成単位である水平に10度振ったか判定し、振られていればS415にて、ユーザがシャッターボタンを離したか判定する。S415でシャッターボタンを離しておらず、引き続きシャッターボタンが押し続けられていると判定すると、S416に進む。S416では、CPU118は、撮影開始後のユーザによる撮影アングルの振り量が、本実施形態のパノラマモードで撮影できる最大の画角である270度を超えているか判定し、超えていなければ、S410に戻る。
なお、S415にてユーザがシャッターボタンを離すか、S416にて撮影開始後のユーザによる撮影アングルの振り量が270度に達していると判定した場合は、撮像動作は終了となる。すなわち、S417にてパノラマ画像生成処理が行われて第1SDRAM109に一時記憶されている撮影画像を用いてパノラマ画像が生成され、S418にてHDR画像合成処理が行われ、最終的に記録媒体114に記録されるパノラマ画像が生成される。
その後、S419では、CPU118は、コーデック110により生成されたパノラマ画像データをJPEGまたはRAW符号化し、S420にて記録媒体114に、符号化されたパノラマ画像が記録され、S421にて一連の動作が終了する。
<パノラマ合成及びHDR合成>次に、S417でのパノラマ合成(第1の合成)とS418でのHDR合成(第2の合成)について説明する。
図6は、パノラマ合成及びHDR合成の概念図であり、601は、第1SDRAM109に一時記憶されている撮影画像群を示し、上述した構成により、水平アングルが10度変化するごとに撮影が行われ、合計27枚の撮影が行われている。一連の撮影中、撮影ごとに絞り102にセットされる絞り値が変更されると共に、N枚の撮影ごとに同一の絞り値が設定されるように制御される。図示の撮影画像群601では、N=3とし、前述のようにF22の絞り値で撮影された画像のグループをグループA、F5.6の絞り値で撮影された画像のグループをグループB、F1.4の絞り値で撮影された画像のグループをグループCとしている。それぞれのグループでは、3枚に1度、該当条件での撮影が行われるので、横方向の画角で30度移動するごとに、同一の絞り値での撮影が行われることになる。
一方、前述のように、撮影レンズ101の焦点距離は35mmフィルム換算で28mm相当の焦点距離となっているので、1枚の撮像画面がカバーする水平の画角は約65度である。よって、各グループにて撮像された画像は、30度ごとに、両端17.55度のオーバーラップを持って撮影される。パノラマ合成では、このオーバーラップ部分を利用して、つなぎ目が目立たないよう、フィルタ処理等でぼかし処理を施しながら、3組のパノラマ合成画像(第1の合成画像)が生成される。
602は、グループAで撮像された画像を合成したパノラマ画像、603は、グループBで撮像された画像を合成したパノラマ画像、604は、グループCで撮像された画像を合成したパノラマ画像である。それぞれのパノラマ画像は、10ビット階調で構成されている。
パノラマ合成後に行われるHDR合成では、まずグループAで撮像された画像を合成したパノラマ画像602について、露光ずらし量である4EV分、明度を上げる。また、グループCで撮像された画像を合成したパノラマ画像604について、露光ずらし量である4EV分、明度を下げる。その後、グループBで撮像された画像を合成したパノラマ画像603に対して、白飛びまたは黒潰れのない部分をつなぎ合わせて、10ビットより広い階調を持つHDR画像(第2の合成画像)を生成する。このHDR画像に対してコントラスト圧縮を行い、JPEG符号化による記録では8ビット階調に丸め処理、RAW符号化による記録では14ビット階調に丸め処理を行った後に、前述の所定の画像処理および符号化を行い、記録媒体114に記録する。
以上のように、本実施形態では、アングルを移動させながら、露光条件ごとに撮像素子により撮像された複数枚の画像のうち、露光条件が同一の画像を1つのグループとして、当該グループごとに画像をつなぎ合わせて複数枚のパノラマ画像を生成する。そして、生成された複数枚のパノラマ画像を合成して、ダイナミックレンジが拡大された1枚のパノラマ画像を生成する。これにより、従来のパノラマ撮影と同様の操作で幅広いダイナミックレンジをカバーする撮影を可能とすると共に、パノラマ画像のつなぎ目で、明るさの段差が生じないパノラマ撮影が可能となる。また、露光条件が異なるグループであっても、シャッタースピードが同一であるため、スイングしながら撮影を行うことによる横方向のぶれ量が、10ビット階調による各パノラマ画像で一致するため、S418でのHDR合成処理が容易になる。
本実施形態のデジタルカメラでは、オーバー側の露光量を得るために、絞り値を開放にして、シャッタースピードを算出しているが、被写体が非常に暗い場合などで、シャッタースピードが非常に遅くなってしまう場合(例えば、1/15以下)には、A/Dコンバータ104の前段において、撮像素子103からの撮像信号の増幅を行う信号増幅手段を設け、すべてのグループにおいて同一の増幅量、撮像素子の感度を増感させる処理を行う構成を追加してもよい。この場合、撮像素子のノイズレベルも上がってしまうので、画像処理部105において、ノイズリダクション処理を通常より強めに行うと、なお有効な構成となる。撮像素子を増感させることによって、より高速なシャッタースピードを設定することができ、撮影画像のぶれを低減することができるという効果がある。
また、本実施形態では、パノラマ画像のHDR処理について説明したが、複数枚をつなぎ合わせて合成する画像合成処理については同様の課題が生じ、本発明が適用できる。たとえば、左右あるいは上下一方向に限らず複数枚をつなぎ合わせることで一枚分の画角よりも広い画角で撮影したかのような画像を生成する合成処理などにも適用できる。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (11)

  1. アングルの変更に伴って露光条件を異ならせ、複数の露光条件を順次変更して被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮影された複数枚の画像のうち、前記露光条件が同一の画像を1つのグループとして、当該グループごとに画像をつなぎ合わせて複数枚の第1の合成画像を生成する第1の合成手段と、
    前記第1の合成手段により生成された前記複数枚の第1の合成画像を合成して、ダイナミックレンジが拡大された1枚の第2の合成画像を生成する第2の合成手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段の絞り値を変更することによって前記複数の露光条件を決定する決定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記決定手段は、前記複数の露光条件を変更する際、前記撮像手段の露光時間を一定にすることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段の露光時間は、前記アングルの変化による被写体像の動きぶれが許容されるように設定されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段は、前記アングルが所定角度変化するごとに、前記複数の露光条件を変更することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像手段の絞り値と露光時間に応じて前記複数の露光条件を決定する決定手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記グループごとに、同一の露光時間とし、前記絞り値を異ならせた露光条件を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像手段により得られる画像信号を増幅する信号増幅手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記グループごとに、同一の露光時間及び同一の増幅量とし、前記絞り値を異ならせた露光条件を設定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 被写体の輝度を測光する測光手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記測光手段により得られる被写体の輝度から、撮影範囲の最大輝度と最小輝度の差を検出し、当該検出した輝度差を、前記撮像手段が有するダイナミックレンジで除算した結果に応じて、前記グループの数を決定することを特徴とする請求項6または7に記載の撮像装置。
  9. アングルの変更に伴って露光条件を異ならせ、複数の露光条件を順次変更して被写体を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段により撮影された複数枚の画像のうち、前記露光条件が同一の画像を1つのグループとして、当該グループごとに画像をつなぎ合わせて複数枚の第1の合成画像を生成する第1の合成工程と、
    前記第1の合成工程により生成された前記複数枚の第1の合成画像を合成して、ダイナミックレンジが拡大された1枚の第2の合成画像を生成する第2の合成工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  10. 前記撮像手段の絞り値を変更することによって前記複数の露光条件を決定する決定工程をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記決定工程では、前記複数の露光条件を変更する際、前記撮像手段の露光時間を一定にすることを特徴とする請求項10に記載の制御方法。
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